JP2005093986A - アモルファスシリコン及びポリシリコン等の薄膜の成膜方法及び成膜装置 - Google Patents

アモルファスシリコン及びポリシリコン等の薄膜の成膜方法及び成膜装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 アモルファスシリコン薄膜の膜質、特にSi−H結合比を改善し、良質なアモルファスシリコン膜等の薄膜を形成する。
【解決手段】 主ガスとして、SiH/H系のガスを用いている。大気圧近傍での圧力で反応を起させるプラズマCVD装置を用い、N雰囲気70kPaに調整し、成膜対象の基板の温度を150℃に保持し、Vpp=10kV、励起周波数30kHzの一般的な条件でプラズマCVD法によるa−Siの成膜を行う。a−Siの収率とSiH/H比との関係をみると、Hガスの流量を1.6sccm/mmから6.39sccm/mmまで変化させた場合に、a−Siの収率は、H=6.39sccm/mmと水素流量が大きい場合を除いて概ね1%以上の良好な値を示す。収率の値は水素流量とSiH/H比とにより変化する。1.60〜6.39までのいずれのHガスの流量においても、SiH/H比が0.04程度までは、SiH/H比が大きくなるに従って収率が小さくなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アモルファスシリコンやポリシリコン等のシリコン薄膜を含む薄膜の成膜技術に関し、特に、大口径のウェハ上に大気圧近傍の圧力でシリコン薄膜を堆積する常圧プラズマCVDによる成膜方法と、成膜装置に関する。
アモルファスシリコン(以下、「a−Si」)は、低コスト太陽電池の主材料として有望視されている。常圧プラズマCVD法は、大口径のウェハ上にa−Si層を堆積するための技術として注目されている。平行平板型の装置を用いてアモルファスシリコン層を堆積する技術としては、希ガスをキャリアガスとする方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ライン状のプラズマ発生部と、反応ガスを導入する導入部とからなるライン状のプラズマCVD装置と該プラズマCVDにより成膜された薄膜をライン状の光によりアニールするアニール部と、アニールされた薄膜表面をプラズマで処理するライン状のプラズマ処理装置が直列に配置された薄膜形成装置により、アモルファスシリコン表面の不純物を無くすことができ、再現性良く良好な素子が得られる薄膜形成装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−267273号公報 特開2002−100578号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている技術のように希ガスを用いると、堆積したアモルファスシリコン層の膜質があまり良くならないという問題があった。
また、前記特許文献2に記載の薄膜形成装置は、プラズマ発生部と、アニール部と、プラズマ処理部を直列に配置した構成であり、構成が複雑で装置が大型化するという問題点があった。そして、工程が多数あり、煩雑な操作を必要としていた。
本発明は、例えばアモルファスシリコン薄膜の膜質、特にSi−H結合比を改善し、良質なアモルファスシリコン薄膜を成膜するための技術を提供することである。また、装置構成が簡単で小型化でき、操作が容易なシリコン薄膜等の薄膜の成膜方法と装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスをプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を有するプラズマ成膜装置を用いた成膜方法であって、原料ガスとHガスとの合計の分圧が80%以上となる反応ガスを、該反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、前記プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ前記反応ガスをプラズマ励起させて前記基板設置部に載せた基板上に薄膜を形成させるステップとを含むことを特徴とする成膜方法が提供される。
原料ガスとしては、Si,C,Ge等の4族原子含有ガスが好ましく、SiH,Si
,GeH,CH等のガスが好ましい。また、3族原子含有ガスと4族原子含有ガス、2族原子含有ガスと6族原子含有ガスの中から選ばれる少なくとも1つを含む原料ガスを用いることができる。具体的には、Si,C,Ge等の原子や化合物を含むガスが好ましく、SiH,Si,GeH,CH等のガスを使用する。キャリアガスとして一般的な希ガスの代わりにHガスを用い、SiHガスとの合計としての分圧が80%以上となるようにすることにより、a−Si層の収率を高く維持したままSi−H比を上げることができ、良質な膜を効率良く成長することができる。
原料ガス/Hガス比が、0.002以上0.12以下であることが好ましく、プラズマ化空間のHガスの流量が、0.01以上8.5(sccm/mm)以下であると好ましい。前記SiHガス及びHガス以外のガスとしては、ドーピング対象元素の水素化物により構成されるドーパントガスのみを含むのが好ましい。これにより、例えばa−Siにドーピングする場合においても、成長速度を維持しつつ膜質を良好にすることができる。不純物の混入も防止できる。
本発明に係る成膜装置は、反応容器と、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスをプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、前記ガス供給部から供給された反応ガスを原料ガスとHガスとの合計の分圧が80%以上になるように調整し、反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、前記反応ガスを排気し前記反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構とを有することを特徴とする。前記基板設置部とともに前記基板を移動させる移動機構を設けても良い。また、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に印加する電圧は前記電源部からのパルス電圧であるのが好ましい。
また、本発明に係るポリシリコンの成膜方法の他の態様は、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を有するプラズマ成膜装置を用いた成膜方法であって、原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下である反応ガスを、第2の電極部の幅に対する反応ガスの供給量比(sccm/cm)が1/3以下となる条件でプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ反応ガスを、第1の電極部と第2の電極部とのギャップ寸法に対する印加電圧を5kV/mm以上に調整してプラズマ励起させ、基板設置部に載せた基板上にポリシリコン薄膜を形成させるステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るポリシリコンの成膜装置の他の態様は、反応容器と、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下になるように調整した反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部との間、前記第1の電極部と第2の電極部とのギャップ寸法に対する印加電圧を5kV/mm以上に調整して印加する電源部と、ガス供給部から、第2の電極部の幅に対する反応ガスの供給量比(sccm/cm)を1/3以下として反応ガスを供給し、供給された反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、反応ガスを排気し反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構とを有することを特徴としている。
前記のごとく構成された本発明のポリシリコンの成膜方法、及び成膜装置は、例えば原料ガスとしてシリコン含有原料ガスと希釈ガスとのガス比が0.002以上0.12以下で、第2の電極部の幅に対するSiHガスの供給量比を1/3以下とし、第1の電極部
と第2の電極部とのギャップ寸法に対する電圧を5kV/mm以上として印加してプラズマ励起させることにより、簡単な装置構成で、しかも容易な操作でポリシリコン薄膜を形成できる。すなわち、例えばSiHガスとHガスのみを用いた常圧プラズマ装置で、250℃以下の低温状態でポリシリコン薄膜を成膜できる。
本発明に係るポリシリコンの成膜方法のさらに他の態様は、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を反応容器内に設置したプラズマ成膜装置を用いてポリシリコン薄膜を成膜する方法であって、シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下である反応ガスを、該反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ反応容器に希釈用のHガスと別系統のHガスを所定の流量で供給し、反応ガスをプラズマ励起させて基板設置部に載せた基板上にポリシリコン薄膜を形成させるステップとを含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係るポリシリコンの成膜装置は、反応容器と、第1の電極部を兼ねる基板設置部と、原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下になるように調整した反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、ガス供給部から供給された反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、反応容器内に前記希釈用のHガスと別系統のHガスをプロセスガスとして所定の流量で供給するプロセスガス供給部と、反応ガス及びプロセスガスを排気し反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構とを有することを特徴としている。
前記のごとく構成された本発明のポリシリコンの成膜方法、及び成膜装置は、シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下の反応ガスをプラズマ励起させ、プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ、別系統で反応容器にHガスを所定の流量で流すことで、ポリシリコン薄膜を容易に成膜することができ、形成されたポリシリコン薄膜は結晶性が良く、均質性にも優れている。
本発明による成膜方法や成膜装置によれば、例えばアモルファスシリコン薄膜を形成するとき、アモルファスシリコン層の収率を高く維持したままSi−H比を上げることができ、良質な膜を効率良く形成することができる。また、簡単な装置構成で容易に、低温ポリシリコン等のシリコン薄膜を形成することができる。さらに、常圧CVD装置で、結晶が良く、均質なポリシリコン薄膜を成膜できる。
本実施の形態によるプラズマCVD装置について、図1及び図2を参照しつつ説明を行う。図1はプラズマCVD装置の断面図であり、図2はプラズマCVD装置の斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施の形態によるプラズマCVD装置は、例えば、基板3に直接プラズマを照射するダイレクトプラズマ装置であり、例えばセラミックス製のウェハトレイ1であって基板3を置くための凹部を有するウェハトレイ(基板設置部)1と、反応ガスを供給するガス供給部15と、ガス供給部15から供給された反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部8と、ガス導入部8から供給されたガスをプラズマ励起させる励起用の電極部5a・5bと、電極部5a・5bにパルス電圧7aを印加する電源部11と、図示しない装置全体を覆うフード(反応容器)と、を有している。ウェハトレイ1が電極部5a・5bと対向する他方の電極部を兼ねている。こ
こでトレイ1の下にアース電極を設け、この電極の上にトレイを置いても良い。さらに、供給される反応ガスを排気することにより、常に新しい反応ガスを供給するための吸気系(排気系)機構17a・17bが設けられるとともに、トレイ1とともに基板3を移動させるための移動機構21を有している。
電極部5a・5bは、図1の紙面と直交する長手の板状の形状を有する。また、電極部5a・5bの下面、すなわちウェハトレイ1や基板3と対向する対向面は四角形の放電面であり、この放電面とウェハトレイ1や基板3との間にプラズマ化空間6が形成される。
ガス供給部15から供給される反応ガスとキャリアガス、例えばSiH/H系のガスが、それぞれのガス供給用ボンベ(図示せず)からガス配管を通ってガス混合器において混合され、電極部5a・5b間に供給される。大型のガラス基板3や大口径のSi基板3を用いる場合には、反応ガスによるプラズマを発生させる領域は、基板3表面の全領域に対して小さくなる場合が多いため、移動機構21により基板3を移動させながら成長させていくことにより、基板3面の所望の領域例えば基板面全体にa−Si層を堆積させて成膜することができる。反応は大気圧下で行うのが好ましい。圧力は、1.333×10〜10.664×10Paの間、特に、9.331×10〜10.397×10Paの間の圧力調整が容易であり好ましい大気圧条件と言える。
以下、上記のプラズマCVD装置を用い、種々の条件下においてアモルファスシリコン薄膜を形成させるための、より具体的な実験例について説明を行う。
本発明に係るアモルファスシリコン形成技術においては、主要な原料ガスとして希ガスを用いずに、SiH/H系のガスを用いている。上述のプラズマCVD装置を用い、N雰囲気1.013×10Paに調整し、成膜対象の基板3の温度を150℃に保持し、Vpp=10kV、励起周波数30kHzの一般的な条件でプラズマCVD法によるa−Si薄膜の成膜を行った。電極部5a・5bの下面と、基板3との間隔が2.0mmに設定されており、電界強度は5kV/mmとなる。
ガスは、反応ガスを流す前のパージ用ガスとして用いられる。プラズマ化空間6では、Nガスがほとんど存在しない状態となっていると考えられる。
図3は、上記条件下におけるa−Siの収率とSiH/H比との関係を示すグラフである。ここでは、Hガスの流量を1.6sccm/mmから6.39sccm/mmまで3通りに変化させて実験を行った。なお、ガス流量は、図1に示すように、プラズマ化空間(放電空間)6に対して、矢印で示されるガスの流れがある場合に、プラズマ化空間6へのガスの流量(sccm)を、ガスの流れと直交する面Sの面積(mm)で除算した値で表すことができる。尚、プラズマ化空間6の一部でも、上記ガス流量であれば、条件を満たすものとする。但し、プラズマ化空間6全体が上記条件を満たすのがより好ましい。
図3に示すように、a−Siの収率は、H=6.39sccm/mmと水素流量が大きい場合を除いて概ね1%以上の良好な値を示す。具体的な収率の値は水素流量とSiH/H比とにより変化する。1.60〜6.39までのいずれのHガスの流量においても、SiH/H比が0.04程度までは、SiH/H比が大きくなるに従って収率が小さくなる傾向が見られた。これは、SiHガスの相対的な量が減少することによる影響と考えられる。
図4は、図3の実験結果について別の見方をした図であり、a−Siの収率とHガス
の流量との関係を示す図である。図4に示すように、Hガスの流量が大きくなるに従ってa−Siの収率が小さくなる傾向になる。これは、Hガスの流量が大きくなりすぎると、直接反応に寄与するSiHガスがプラズマにより励起されて反応しa−Siが基板に堆積するより前に基板から反応ガスが移動してしまうためと考えられる。
図5は、H流量を変化させた場合のSi−H結合比とSiH/H比との関係を示す図である。図5に示すように、H流量が1.60sccm/cmの場合には、SiH/H比が大きくなるとSi−H結合比が小さくなり、かつ、55%以下であるが、H流量が3.19〜6.39sccm/cmの場合には、SiH/H比が大きくなるとSi−H結合比が一旦大きくなった後にほぼ一定値をとり、かつ、値としては55%以上であり概ね70%である。SiH/H比が大きいほど良好な膜が形成されていると考えられることから、H流量を小さくしすぎると反応ガスの更新が起こりにくいため(ガスが滞留するため)、膜質が劣化するものと考えられる。
図6は、8インチウェハに換算した場合のa−Si膜の堆積速度(nm/分)のSiH/H比依存性を示す図である。図6に示すように、アモルファスシリコン膜の堆積速度は、SiH/H比が0.03程度までは増加し、その後0.07程度まではほぼ一定の値を示すことがわかる。この傾向は、H流量にあまり依存しない。SiH/H比をある程度以上に保つことにより、H流量を変化させてもa−Si膜の堆積速度はほぼ同じであり、かつ、実用的な値である10nm/min以上の値が得られる。
図5の結果より、H流量が少ない場合には、SiH/H比を大きくするとSi−H比は低下するが、SiH/H比を同じにしてH流量を大きくすると、Si−H結合比も大きくすることができることがわかる。従って、図6の結果と合わせて考えてみると、H流量を大きし、かつ、SiH/H比を大きくすることによってSi−H結合比を低下させることなく、成膜速度を高めることができることがわかる。
図7は、Si−H結合比と基板温度との関係を示す図である。図7に示すように、基板温度150℃程度までは温度上昇とともにSi−H比は大きくなるが、それ以上温度を高くしても、Si−H比はそれほど大きくならないことがわかる。Si−H比は、ガス流量をある程度高めることにより大きくなることがわかる。
図8はアモルファスシリコン膜の成膜速度の基板温度依存性を示す図である。図8に示すように、基板温度を高くすると堆積速度は大きくなるが、基板温度200℃以上では、ほぼ頭打ちになることがわかる。この傾向はガス流量にあまり依存しない。従って、ガス流量を大きくすると、基板温度を上げることによって、成膜速度を変えることなくSi−H結合比を上げることができる。尚、主たるガスであるSiHとHとの合計の割合は80%以上が好ましく、90%以上がさらに好ましい。主たるガス以外には、ArやHeガスなどの希ガスを混合させても良いし、PHなどのドーピングガスを混ぜても良い。
以上の結果から、本発明によるa−Siの堆積方法では、以下のような結論が得られる。
1)SiH/H比に関しては、収率とSi−H比と堆積速度とを加味することにより、0.01以上でありかつ0.04以下が好ましい。
2)H流量に関しては、SiH/H比とSi−H結合比との関係より、H流量が2.0sccm/mm以上であり、6.0sccm/mm以下であるのが好ましい。
3)基板温度はSi−H比と堆積速度とを加味して150℃近傍が好ましい。
4)主たるガスであるSiHとHとの合計の割合は80%以上が好ましく、90%以上がさらに好ましい。
尚、SiHガス及びHガス以外のガスとしては、ドーピング対象元素の水素化物により構成されるドーパントガス例えばPHガス又はAsHガスのみを含むのが好ましい。これにより、a−Siにドーピングする場合においても、成長速度を維持しつつ膜質を良好にすることができる。不純物の混入も防止できる。
本発明の他の実施形態として、ポリシリコン薄膜等の薄膜を成膜する例について、図9及び図10を参照して説明する。図9はプラズマCVD装置の他の実施形態の要部構成図、図10は図9の装置の電極部を上下反転して示す概略斜視図である。この実施形態では、グロー放電させる電極に印加する電圧と、SiHガス等のシリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとからなる反応ガスの供給量、及び反応ガスを希釈したときのガス比を変化させることにより、基板上にポリシリコン薄膜を形成する方法と装置を説明する。
図9,10において、基板30にポリシリコン薄膜を成膜するダイレクト型のプラズマCVD装置は、基板30を載置する第1の電極部を兼ねるウェハトレイ31と、第2の電極部32a・32bとを備えており、両者のギャップ寸法はΔHに設定され、2つの電極部の長手方向の長さ(電極幅)はLに設定されている。電極部32a・32bの間隔がガス導入部33を構成している。ガス導入部33には、ガス供給部34から反応ガスが供給される。反応ガスは図示していないガス分散器等でガス導入部33に均一に供給され、基板30に吹き付けられて2方向に分かれて排気される。なお、電極の幅Lは、処理される基板30の直径より大きいこと勿論である。
第1の電極部を構成するウェハトレイ31と、第2の電極部32a・32bとの間には電源部35から、例えばパルス状の電圧が供給される。このパルス状の電圧により、電極間にグロー放電が発生し、この放電空間に反応ガスを通過させることで反応ガスをプラズマ励起させている。反応ガスは処理後に排気機構36により排気されるように構成されている。ウェハトレイ31は移動機構37により移動され、基板30の全面を均一に処理することができるように構成されている。なお、移動機構はウェハトレイの代わりに電極部32a・32bを設置したヘッド側を移動する構成でもよい。
この実施形態では、成膜するときの反応ガスを、SiHガス(シリコン含有原料ガス)と、希釈用のHガスとのガス比が0.01以上0.04以下の範囲を除くように設定されている。また、電極幅Lに対する反応ガスの供給量Mの比M/Lを、1/3(sccm/cm)以下としている。すなわち、反応ガスの流れる方向と直角の方向の電極部の幅Lに対する反応ガス供給量を規定することで、成膜条件を決めている。さらに、グロー放電させる電圧として、ギャップ寸法ΔHに対する電界強度Eが、5kV/mm以上に設定される。なお、電圧の上限は、アーク放電が起こらない電圧(例えば20kV/mm)である。このような条件でプラズマ化空間に反応ガスを導入して基板上にポリシリコン薄膜を堆積させて成膜する。
ガス供給部34から、SiHガスを1sccmで供給するとともに、Hガスを499sccmで供給する。これにより反応ガスのガス比は約0.002強となり、前記のガス比が0.01以上0.04以下の条件外となっている。電極幅Lを3cmとすると、同じ幅の電極を2つ使用し反応ガスは2方向に分けて流れるため電極幅は6cmとなり、反応ガスの供給量比M/Lは1/6となる。すなわち、反応ガス供給量比は1/3以下に設定されている。
このときの、プラズマ化空間のHガスの流量は、電極ギャップ寸法ΔHを1mmとしており、499/60=約8.32(sccm/mm)である。前記のギャップ寸法Δ
Hが1mm、電圧Vppを7kVに設定することで電界強度は7kV/mmとなり、電界強度は5kV/mm以上となっている。この条件により図示していない反応容器内を250℃に保つと、基板30上にポリシリコン薄膜を成膜できた。このようにして形成されたポリシリコン薄膜は、高速成膜が可能で、薄膜の均質性が良好であった。
なお、この実施形態で、Hガスの供給量を499sccmのままSiHガスを5sccmで供給すると、電極の幅Lに対する反応ガスの供給量Mの比M/Lは、5/6(sccm/cm)となり、前記の1/3より大きくなるため、ポリシリコンでなくアモルファスシリコンの薄膜が成膜された。このときのSiH/Hガス比は、5/499=約0.01であった。
また、前記の実施形態で、電極ギャップを2mmとし、電圧Vppを7kVに設定すると、電界強度Eは3.5kV/mmとなり、前記の5kV/mm以下となるため、ポリシリコンでなくアモルファスシリコンの薄膜が成膜された。このときの、プラズマ化空間のHガスの流量は、電極ギャップを2mmとしたためガスが通過する空間の高さが倍となり、499/(60×2)=約4.16(sccm/mm)である。
さらに、前記の実施形態で、SiHガスを1sccmで供給するとともに、Hガスを9sccmで供給すると、原料ガスのガス比、すなわちSiH/Hガス比が1/9=約0.11強となると共に、プラズマ化空間のHガスの流量は、9/60=0.15(sccm/mm)となり、アモルファスシリコンの薄膜が成膜された。このように、SiH/Hガス比が0.01以上0.04以下の範囲から外れるとともに、プラズマ化空間のHガスの流量が2.0以上6.0以下の範囲から外れるとアモルファスシリコンの薄膜が成膜された。
本発明のさらに他の実施形態として、アモルファスシリコン薄膜またはポリシリコン薄膜を成膜する例について、図11を参照して説明する。図11はプラズマCVD装置のさらに他の実施形態の要部構成図である。なお、この実施形態は、前記した図9,10に示す実施形態と基本構成は略同じであり、さらに希釈用のHガスと別系統のHガスを、反応容器内にプロセスガスとして流し、反応容器内を水素雰囲気とすることを特徴とし、実質的に同じ構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
従来のこの種の成膜装置において、プラズマ化空間に供給する反応ガスは、基本的には均一に供給されているが、電極部は反応ガスの供給方向に沿って所定の奥行き(電極幅)を有しており、反応ガスが流通する上流側と下流側とで形成されるシリコン薄膜の膜厚分布が一定とならない虞がある。すなわち、上流側は反応ガスの濃度が大きいため膜厚が大きくなる傾向があり、反対に下流側は膜厚が小さくなる傾向がある。
このような不具合を除去するために反応ガスの流速を速くすることが考えられるが、流速を速くするためにシラン投入量(SiHガス)を増やすと、成膜されたシリコン薄膜はアモルファスとなる。また水素投入量(Hガス)を増やすと結晶性が良くなり膜が薄くなる傾向があり、単純にシラン投入量や水素投入量を増やすことができない。この実施形態では、このような膜厚が不均一となる不具合を除去できるものであり、均質なシリコン薄膜を高速で成膜できる装置と、方法を提供する。
この実施形態では、前記と同等の構成のプラズマCVD装置を反応容器40内に設置し、希釈用のHガスとは別系統のHガスをプロセスガス供給部45から吸入口41を通して一定の流量で供給し、排気口42から排気機構46により排出し、プラズマ化空間及び反応容器40内を略大気圧に保持している。すなわち、ガス供給部34からシリコン含有原料ガスをHガスで希釈した反応ガスを供給し、この反応ガスを希釈したときのガス
比を変化させるとともに、反応容器40内に供給するプロセスガスとしてのHガスの流量を変化させることにより、基板30上にアモルファスシリコン薄膜またはポリシリコン薄膜を高速で形成する。本実施形態では、反応ガスとしてSiHガスをHガスで希釈して使用し、SiHガスを5ccm、Hガスを95sccmで供給し、希釈によるガス比を0.05程度以下に設定している。
図11のプラズマCVD装置において、ガス供給部34から、反応ガスとしてSiHガスを1sccmで供給するとともに、Hガスを99sccmで供給する。これにより反応ガスのガス比は約0.01となり、前記の0.05以下の条件を満たしている。そして、反応容器40内にプロセスガスとしてHガスを400sccmで供給している。すなわち、前記した図9,10の実施形態と同じ量である499sccmのHガスを全体として使用する。このように反応容器40内を水素雰囲気とし、250℃の条件で成膜すると、基板30上にはポリシリコン薄膜が成膜された。このポリシリコン薄膜は、ラマンスペクトルで求めた結晶化率が68%であり、堆積速度は160Å/minであった。そして、膜厚の変化が小さいポリシリコン薄膜が高速で成膜できた。
比較例として、SiHガスを1sccmで供給するとともに、Hガスを499sccmで供給する。これにより反応ガスのガス比は約0.002となり、前記の0.05以下の条件となっている。しかし、この比較例では、反応容器40内にプロセスガスを供給しないが、全体のHガスの供給量は前記の実施例3と同じになっている。この条件の場合、基板30上には、ラマンスペクトルで求めた結晶化率が84%であり、堆積速度は65Å/minのポリシリコン薄膜が成膜された。このシリコン薄膜は膜厚の変化が大きく均質でなく、堆積速度は低速であった。
この実施形態では、反応容器40内に別系統のプロセスガスとしてHガスを導入して水素雰囲気とすることにより、排気速度を速くして流速を上げた状態でプラズマ化空間に供給するSiHガスの割合を高くして、結晶化率を抑えたシリコン薄膜の高速堆積が実現できる。すなわち、SiHガス投入量を増やさずにH投入量を増やすことにより、結晶性が良く薄いシリコン膜を高速で形成でき、太陽電池等の用途に最適なシリコン薄膜の成膜が可能となる。なお、この例では、条件を変えることによりポリシリコンやアモルファスシリコンの薄膜を成膜することができる。
本発明によるa−Siは、太陽電池以外にイメージセンサ、光センサ、薄膜トランジスタ、複写機の感光材料などに用いることもできる。SiH/H以外にも、Si/Hなどの反応ガスを主たるガスとして用いることができる。
プラズマCVD装置の断面図である。 プラズマCVD装置の斜視図である。 a−Siの収率とSiH/H比との関係を示すグラフである。 a−Siの収率とHガスの流量との関係を示す図である。 流量を変化させた場合のSi−H結合比とSiH/H比との関係を示す図である。 8インチウェハに換算した場合のa−Si膜の堆積速度(nm/分)のSiH/H比依存性を示す図である。 Si−H結合比と基板温度との関係を示す図である。 アモルファスシリコン膜の成膜速度の基板温度依存性を示す図である。 本発明に係るシリコン薄膜の成膜方法を実施するプラズマCVD装置の他の実施形態の要部構成図。 図9の装置の電極部を示す概略斜視図。 プラズマCVD装置のさらに他の実施形態の要部構成図。
符号の説明
1…ウェハトレイ、3…基板、5a・5b…電極部、6…プラズマ化空間、8…ガス導入部、11…電源部、15…ガス供給部、17a・17b…吸気系(排気系)機構、21…移動機構、30…基板、31…ウェハトレイ、32a・32b…電極部、33…ガス導入部、34…ガス供給部、35…電源部、36…排気機構、37…移動機構、40…反応容器、45…プロセスガス供給部、46…排気機構、L…電極部の幅、ΔH…ギャップ寸法。

Claims (9)

  1. 第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスをプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を有するプラズマ成膜装置を用いた成膜方法であって、
    原料ガスとHガスとの合計の分圧が80%以上となる反応ガスを、該反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、
    前記プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ前記反応ガスをプラズマ励起させて前記基板設置部に載せた基板上に薄膜を形成させるステップと
    を含むことを特徴とする成膜方法。
  2. 原料ガス/Hガス比が、0.002以上0.12以下であることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  3. 前記プラズマ化空間のHガスの流量が、0.01以上8.5以下(sccm/mm)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の成膜方法。
  4. 前記原料ガス及びHガス以外のガスとしては、ドーピング対象元素の水素化物により構成されるドーパントガスのみを含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の成膜方法。
  5. 反応容器と、
    第1の電極部を兼ねる基板設置部と、
    反応ガスを供給するガス供給部と、
    該ガス供給部により供給された反応ガスをプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、
    前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、
    前記ガス供給部から供給された反応ガスを原料ガスとHガスとの合計の分圧が80%以上になるように調整し、反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、
    前記反応ガスを排気し前記反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構と
    を有することを特徴とする成膜装置。
  6. 第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を有するプラズマ成膜装置を用いたポリシリコンの成膜方法であって、
    シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下である反応ガスを、前記第2の電極部の幅に対する前記反応ガスの供給量比(sccm/cm)が1/3以下となる条件でプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、
    前記プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ前記反応ガスを、前記第1の電極部と第2の電極部とのギャップ寸法に対する印加電圧を5kV/mm以上に調整してプラズマ励起させ、前記基板設置部に載せた基板上にポリシリコン薄膜を形成させるステップとを含むことを特徴とするポリシリコンの成膜方法。
  7. 第1の電極部を兼ねる基板設置部と、反応ガスを供給するガス供給部と、該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、を反
    応容器内に設置したプラズマ成膜装置を用いてポリシリコン薄膜を成膜する方法であって、
    シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下である反応ガスを、該反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するステップと、
    前記プラズマ化空間の圧力を略大気圧に保持しつつ前記反応容器に前記希釈用のHガスと別系統のHガスを所定の流量で供給し、前記反応ガスをプラズマ励起させて前記基板設置部に載せた基板上にポリシリコン薄膜を形成させるステップと
    を含むことを特徴とするポリシリコンの成膜方法。
  8. 反応容器と、
    第1の電極部を兼ねる基板設置部と、
    シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下になるように調整した反応ガスを供給するガス供給部と、
    該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、
    前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に、前記第1の電極部と第2の電極部とのギャップ寸法に対する印加電圧を5kV/mm以上に調整して印加する電源部と、
    前記ガス供給部から、前記第2の電極部の幅に対する前記反応ガスの供給量比(sccm/cm)を1/3以下として該反応ガスを供給し、供給された反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、
    前記反応ガスを排気し前記反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構と
    を有することを特徴とするポリシリコンの成膜装置。
  9. 反応容器と、
    第1の電極部を兼ねる基板設置部と、
    シリコン含有原料ガスと希釈用のHガスとのガス比が0.002以上0.12以下になるように調整した反応ガスを供給するガス供給部と、
    該ガス供給部により供給された反応ガスを前記基板設置部とともにプラズマ励起させる励起用の第2の電極部と、
    前記第1の電極部と前記第2の電極部との間に電圧を印加する電源部と、
    前記ガス供給部から供給された反応ガスをプラズマ励起させるプラズマ化空間に導入するガス導入部と、
    前記反応容器内に前記希釈用のHガスと別系統のHガスをプロセスガスとして所定の流量で供給するプロセスガス供給部と、
    前記反応ガス及び前記プロセスガスを排気し前記反応容器内の圧力を略大気圧に保持する排気機構と
    を有することを特徴とするポリシリコンの成膜装置。
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