JP2005093899A - 乾燥装置 - Google Patents

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博敬 野畑
Hiroki Tsuji
寛樹 辻
Kiyoshi Shimada
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Abstract

【課題】効率良く安定した乾燥を安全に行うことができ、しかも水溶性有機溶剤の使用量を抑える。
【解決手段】中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設されたノズルと、上記ノズルに水溶性有機溶剤を供給する第1の供給手段と、上記ボックスの内部に不活性ガスを供給する第2の供給手段と、上記第1の供給手段によって供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと上記第2の供給手段によって上記ボックスの内部に供給された不活性ガスとの混合気体を、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、乾燥装置に関し、さらに詳細には、半導体製造分野での半導体ウエハや液晶製造分野でのガラス基板など扁平な円板形状をした丸形電子部品基板や角形の板状基板などの各種の基板(以下、本明細書においては、上記したような各種の基板を総称して、単に、「基板」と称する。)などのような各種被乾燥物を乾燥する際に用いて好適な乾燥装置に関する。
従来より、被乾燥物たる基板を、イソプロピルアルコール(以下、「IPA」と称する。)などの水溶性有機溶剤の有機溶剤ガスやあるいはそのミストを用いて、被乾燥物たる基板を乾燥する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−223466号公報
こうした水溶性有機溶剤の有機溶剤ガスやあるいはそのミストを用いる乾燥装置においては、IPAなどの水溶性有機溶剤とNガスなどの不活性ガスとの混合気体を生成し、被乾燥物の表面に付着した水滴をIPAなどの水溶性有機溶剤と置換して、酸素に触れないようにして被乾燥物を乾燥するようになされている。
しかしながら、当該混合気体を生成する各種手法が採用された従来の乾燥装置においては、種々の問題点が招来されていた。以下、従来の乾燥装置において採用された混合気体を生成する手法を中心に詳細に説明することとする。
例えば、図1に示すような従来の乾燥装置200は、混合気体を生成する構成として、被乾燥物100が収容される槽202の近傍に配設された一対の2流体噴霧ノズル204,206を有し、当該2流体噴霧ノズル202,206のそれぞれに、水溶性有機溶剤を供給する第1供給配管208と不活性ガスを供給する第2供給配管210とが接続されている。そして、第1供給配管208の供給弁212と第2供給配管210の供給弁214とを同時に開いて、槽202内に水溶性有機溶剤ミストを発生させるものである。
しかしながら、従来の乾燥装置200においては、上記したようにして発生した水溶性有機溶剤ミストが、被乾燥物100たる基板の表面に液滴として付着することとなっていた。
このため、従来の乾燥装置200においては、マランゴーニ効果を利用した乾燥に際して、水溶性有機溶剤ミストが基板の表面に付着して生起された液滴が、当該マランゴーニ効果を阻害する要因になってしまうという問題点があった。
また、従来の乾燥装置200においては、被乾燥物の表面に付着した水滴をIPAと置換し酸素に触れないように行なう乾燥に際して、被乾燥物100の表面に水溶性有機溶剤ミストの液滴が付着することによって、被乾燥物100の表面の水滴がIPAに置換される置換時間を速くすることは可能である。しかし、被乾燥物100の表面に水溶性有機溶剤ミストが液滴として付着してしまうので、当該水溶性有機溶剤ミストによる液滴が被乾燥物の表面から除去されるまでの乾燥時間が長くなってしまうという問題点があった。
さらに、従来の乾燥装置200において2流体噴霧ノズル202,206から噴射されるのは、粒子は細かくても液滴なので、例えば、5〜6mmの基板の隙間に均等に分布させることが難しく、乾燥にムラが生じてしまうという問題点があった。
また、図2に示すような従来の乾燥装置220は、混合気体を生成する構成として、加熱タンク222とヒーター224と加熱タンク222内に不活性ガスを供給する供給配管226とを有し、加熱タンク222内にIPAなどの水溶性有機溶剤を貯留する。そして、ヒーター224によって加熱タンク222内に貯留された水溶性有機溶剤を加熱して蒸気とし、当該加熱された水溶性有機溶剤の液面に、供給配管226によって供給された不活性ガスを通過させて、加熱タンク222内に混合気体を生成させるものである。
上記した従来の乾燥装置220においては、ヒーター224によって加熱タンク222内の水溶性有機溶剤を加熱しているので、飽和量を大きくできるメリットがあるものの、引火性ならびに可燃性を有する水溶性有機溶剤に熱を加えており、安全性に劣るという問題点があった。
また、図3に示すような従来の乾燥装置230は、混合気体を生成する構成として、タンク232とタンク232内に不活性ガスを供給する供給配管234と供給配管234に配設されたインラインガスヒーター236とを有し、タンク232内にIPAなどの水溶性有機溶剤を貯留する。そして、インラインガスヒーター236によって加熱された不活性ガスを、供給配管234によりタンク232内の水溶性有機溶剤の液面に通過させ、当該通過する不活性ガスの熱によって気化した有機溶剤ガスが不活性ガスに吸収されて、タンク232内に混合気体を生成させるものである。
上記した従来の乾燥装置230は、水溶性有機溶剤に熱を加えていないので、従来の乾燥装置220(図2参照)に比べて安全性は向上するものの、温度の高い不活性ガスが水溶性有機溶剤の液面を通過しても、直ちに水溶性有機溶剤が加熱されて気化することにはならず、蒸発量が次第に増えた後に安定するものであって、乾燥にムラが生じてしまうという問題点があった。
また、図4に示すような従来の乾燥装置240は、混合気体は生成せずに、被乾燥物100が収容される槽242に配設されたボイラー加熱式のヒーター244を有し、槽242内にIPAなどの水溶性有機溶剤を貯留する。そして、ボイラー加熱式のヒーター244によってオイルや水蒸気などので槽242内に貯留された水溶性有機溶剤を加熱して気化した有機溶剤ガスを発生させ、当該有機溶剤ガスによって乾燥を行うものである。
上記した従来の乾燥装置240においては、ヒーター224によって加熱タンク242内の水溶性有機溶剤を加熱しているので、飽和量を大きくできるメリットがあるものの、引火性ならびに可燃性を有する水溶性有機溶剤に熱を加えており、安全性に劣るという問題点があった。また、被乾燥物100が収容される槽242内に水溶性有機溶剤が貯留されるので、水溶性有機溶剤の使用量が非常に多くなるという問題点があった。
また、図5に示すような従来の乾燥装置250は、混合気体を生成する構成として、バブリングタンク252とバブリングタンク252内に配設されたバブリング配管254とバブリングタンク252内に不活性ガスを供給する供給配管256とを有し、バブリングタンク252内にIPAなどの水溶性有機溶剤を貯留する。そして、バブリング配管254によるバブリング方式で有機溶剤ガスを生成し、供給配管256によって不活性ガスをバブリングタンク252内に貯留された水溶性有機溶剤内に供給して、当該水溶性有機溶剤内に不活性ガスの気泡を生起させて混合気体を生成させるものである。
上記した従来の乾燥装置250においては、水溶性有機溶剤に熱を加えていないので安全性は向上するものの、不活性ガスに有機溶剤ガスが混合する割合が低いので、直径300mmのウエハやそれ以上に大きい面積の基板を乾燥する際などに十分な量の有機溶剤ガスを供給できない恐れがあるとともに、被乾燥物の表面の付着した水滴をIPAと置換し酸素に触れないように行なう乾燥に対応することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、効率良く安定した乾燥を安全に行うことができ、しかも水溶性有機溶剤の使用量を抑えることができる乾燥装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設されたノズルと、上記ノズルに水溶性有機溶剤を供給する第1の供給手段と、上記ボックスの内部に不活性ガスを供給する第2の供給手段と、上記第1の供給手段によって供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと上記第2の供給手段によって上記ボックスの内部に供給された不活性ガスとの混合気体を、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設され、水溶性有機溶剤が供給される1流体のノズルと、上記ボックスの内部に不活性ガスを供給する供給手段と、上記ノズルに供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと上記供給手段によって上記ボックスの内部に供給された不活性ガスとの混合気体を、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設され、水溶性有機溶剤が供給されるとともに不活性ガスが供給される液加圧式の2流体のノズルと、上記ノズルに供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと上記ノズルに供給され上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射された不活性ガスとの混合気体を、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記ボックスに接続され上記ボックスの内部に貯留された上記水溶性有機溶媒を上記ボックスの外部に排出する配管と、上記配管に接続され上記水溶性有機溶媒を循環させる循環手段とを有し、上記循環手段によって、上記配管を経て上記ボックスの外部に排出された上記水溶性有機溶媒を循環させて上記ノズルに供給するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設され、不活性ガスが供給されサイフォン式の2流体のノズルと、上記ノズルに接続され、上記ボックス内に貯留された水溶性有機溶剤に端部を侵漬し、上記ノズルに上記不活性ガスが供給されて上記ノズル内を上記不活性ガスが通過するときに発生する負圧によって上記水溶性有機溶剤を吸い上げて上記ノズルに供給する配管と、上記配管によって上記ノズルに供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと上記ノズルに供給され上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射された不活性ガスとの混合気体を、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記ボックスの内部に配設され余剰なミストを除去する除去手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記ボックスの外部であって上記排出手段の途中に配設され余剰なミストを除去する除去手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、中空の内部空間を有するボックスと、上記ボックスの内部に配設されたノズルと、上記ノズルに水溶性有機溶剤を供給する供給手段と、上記ノズルに供給される上記水溶性有機溶剤を加熱する加熱手段と、上記加熱手段によって加熱され上記供給手段によって供給された上記水溶性有機溶剤が上記ノズルから上記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスを、上記ボックスの外部に排出する排出手段と、上記排出手段によって排出された上記有機溶剤ガスを、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段とを有するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、効率良く安定した乾燥を安全に行うことができ、しかも水溶性有機溶剤の使用量を抑えることができるようになるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面に基づいて、本発明による乾燥装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
図6には、本発明による乾燥装置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図が示されている。
なお、この実施の形態においては、被乾燥物100としては基板を用い、特に、図6に示すような半導体製造分野での半導体ウエハや液晶製造分野でのガラス基板など扁平な円板形状をした丸形電子部品基板を用いることとする。
図6に示された乾燥装置10は、被乾燥物100たる基板が内部に収容される乾燥槽12と、乾燥槽12の外部に配設された混合気体発生ユニット14とを有して構成されている。
乾燥槽12は、全体が略直方体形状に形成され上部に開口部20aを有する内槽20と、内槽20の略矩形形状の開口部20aを被覆するようにして配設された外槽22とを有している。
内槽20は、内部20bに被乾燥物100を収容するものであり、底部20cの側壁部20L近傍には、純水を供給するための純水供給ノズル24が配設され、底部20cの側壁部20R近傍には、純水を供給するための純水供給ノズル26が配設されている。
こうして内槽20の底部20cにおいて左右対称に配設された純水供給ノズル24,26には、純水供給弁60を有した純水供給配管62が接続されており、当該純水供給配管62によって純水供給ノズル24,26に純水が供給され、内槽20の内部20bに純水が噴射されることになる。一方、内槽20には図示しない液面センサーが配設されており、液面センサーの検知信号により、純水供給ノズル24,26から噴射され内部20bに貯留する純水が所定の量となるように純水供給弁60が制御される。
また、内槽20の底部20cには、内部20bに貯留した純水を外部に排水するための排液配管64が接続されている。この排液配管64には、排水弁66ならびに排液ポンプ68が備えられているとともに、排水ポンプ68の空運転防止のための排液バイパス配管70ならびに排液バイパス弁72が備えられている。
内槽20の開口部20aの外周には、オーバーフロー槽28が配設されている。このオーバーフロー槽28には、排液配管64に至るオーバーフロー槽用排液管74が接続されている。
一方、外槽22は、開閉可能な天蓋22aを備えた略矩形形状の上面部22bと、上面部22bの外周縁部から下方に延設された外周面部22cとを有している。そして、上面部22bが内槽20の開口部20aと所定の間隔を有するとともに、外周面部22cが内槽20の側壁部20L,20Rと所定の間隔を有するようにして、外槽22は開口部20aを被覆するようにして配設されている。従って、外槽22と内槽20との間には空間12aが形成され、外槽22によって内槽20の内部20bが密閉されることはない。
そして、内槽20の開口部20a近傍において、内槽20の側壁部20L側に位置する外槽22の外周面部22cLには、混合気体供給ノズル30と不活性ガス供給ノズル34とが配設され、内槽20の側壁部20R側に位置する外槽22の外周面部22cRには、混合気体供給ノズル32と不活性ガス供給ノズル36とが配設されている。
こうして外槽22の外周面部22cにおいて左右対称に配設された混合気体供給ノズル30と混合気体供給ノズル32とは、互いに対向するようにして配設されており、いずれにも混合気体供給弁75を有した導入配管76が接続されて、混合気体発生ユニット14と連結されている。従って、導入配管76によって混合気体供給ノズル30,32へ混合気体が供給され、その混合気体が内槽20の開口部20a近傍に噴射されることになる。
また、外槽22の外周面部22cにおいて左右対称に配設された不活性ガス供給ノズル34と不活性ガス供給ノズル36とは、同じく互いに対向して配設された混合気体供給ノズル30,32より上面部22b近傍側に位置した状態で、互いに対向するようにして配設されている。この不活性ガス供給ノズル34,36には、不活性ガス加熱ヒーター78、不活性ガス供給弁80を有した不活性ガス供給配管82が接続されており、当該不活性ガス供給配管82によって不活性ガス供給ノズル34,36へNガスなどの不活性ガスが供給され、その不活性ガスが内槽20の開口部20a近傍に噴射されることになる。
そして、図7には、混合気体発生ユニット14を示す概略構成説明図が示されている。
この混合気体発生ユニット14は、中空の内部空間たる内部40aを有する密閉ボックス40と、密閉ボックス40の側壁部40cに配設され内部40aに位置するサイフォン式2流体噴霧ノズル42と、サイフォン式2流体噴霧ノズル42に連結され内部40aに位置するサイフォン配管44と、上部40b近傍に配設され内部40aに位置するミストトラップ46とを有して構成されている。
この密閉ボックス40は密閉されており、内部40aには所定量のイソプロピルアルコール(以下、「IPA」と称する。)などの水溶性有機溶剤が貯留されている。こうして内部40aに貯留された水溶性有機溶剤に端部44aが浸漬するようにして、サイフォン配管44は配設されている。
さらに、サイフォン式2流体噴霧ノズル42には不活性ガス供給弁92を有した不活性ガス供給配管90が接続されており、当該不活性ガス供給配管90によってNガスなどの不活性ガスが供給され、その不活性ガスが密閉ボックス40の内部40aに噴射されることになる。
また、このサイフォン式2流体噴霧ノズル42は、気体がノズル内を通過するときに発生する負圧によって液体を吸い込む構造を有しており、不活性ガスが供給されると、サイフォン配管44によって内部40aに貯留された水溶性有機溶剤を吸い込んで噴射し、水溶性有機溶剤ミストが密閉ボックス40の内部40aに噴射されることになる。
また、密閉ボックス40の側壁部40cには、混合気体を密閉ボックス40の外部に排出するための混合気体排出配管94が、内部40aに開放するようにして接続され、底部40dにはドレイン配管96が内部40aに開放するようにして接続されている。
なお、混合気体排出配管94は、混合気体供給弁75を有した導入配管76に連結されている。また、ドレイン管96が内部40aに開放しているのは底部40dであって、内部40aに貯留している水溶性有機溶剤の液中に位置しており、このように水溶性有機溶剤の液中において開放可能であれば、ドレイン管96を密閉ボックス40の側壁部40cの下方側に接続するようにしてもよい。
そして、ミストトラップ46は、例えば、適当な厚さを有するスポンジが、混合気体排出配管94が密閉ボックス40の内部40aにおいて開放する開口部94aを被覆するようにして、開口部94aと所定の距離を離して取り付けられて構成されるものである。こうしたスポンジのようなポーラス状の部材によって、開口部94aに向かう気流中のミストが除去されるので、ミストトラップ46を配設することで、密閉ボックス40の内部40aの余剰なミストを除去することができるものである。
なお、ミストトラップ46としては、上記した構成に限られるものではないことは勿論であり、例えば、図11に示すように、開口部94aを被覆するようにして、複数の板状部材を互い違いに設置するようにしてミストトラップを構成してもよい。このようにすると、開口部94aに向かう気流中のミストが複数の板状部材の表面に当たり、密閉ボックス40の内部40aの余剰なミストを除去することができる。
以上の構成において、本発明による乾燥装置10を用いて被乾燥物100を乾燥するには、まず、純水供給配管62の純水供給弁60を開き、純水供給ノズル24,26から内槽20の内部20bに純水を噴射し、純水を図示しない液面センサーの位置まで供給して所定量を内槽20の内部20bを貯留した後、純水供給弁60を閉じる。
次ぎに、外槽22の天蓋22aを開き、純水が満たされた内槽20の内部20bに、被乾燥物100が積載されているキャリア102を、図示しない搬送ロボットにより投入する。その後、搬送ロボットを内槽20および外槽22から離脱させ、内部20bにはキャリア102に積載された被乾燥物100を収容させて、外槽22の天蓋22aを閉じる。
そして、再び純水供給配管62の純水供給弁60を開き、純水供給ノズル24,26から内槽20の内部20bへの純水の噴射を継続し、被乾燥物100のアップフローリンスを行なう。この際、内槽20の開口部20aから溢れ出した純水は、オーバーフロー槽28内に流入し、オーバーフロー槽28に接続されたオーバーフロー槽用排液管74を経て排液される。
純水供給ノズル24からの純水の噴射を所定時間継続させた後、純水供給弁60を閉じて、被乾燥物100のアップフローリンスを終了する。こうしてアップフローリンスを終了したときには、内槽20の内部20bに貯留された純水の液面は開口部20aと面一で位置し、被乾燥物100が収容されている内部20bが純水で満たされている(図6に示す状態参照)。
こうして、被乾燥物100が収容されている内部20bが純水で満たされた状態で、導入配管76の混合気体供給弁75を開き、混合気体供給ノズル30と混合気体供給ノズル32とから混合気体を、乾燥槽12の空間12a、即ち、内槽20に満たされた純水の液面上の空間に噴射する。
より詳細には、混合気体発生ユニット14(図7参照)において、不活性ガス供給配管90によってサイフォン式2流体噴霧ノズル42にNガスなどの不活性ガスを供給し、当該不活性ガスがサイフォン式2流体噴霧ノズル42内を通過するときに発生する負圧によって、内部40aに貯留されたIPAなどの水溶性有機溶剤をサイフォン配管44の端部44aからサイフォン式2流体噴霧ノズル42が吸い込む。すると、サイフォン式2流体噴霧ノズル42は、水溶性有機溶剤ミストを密閉ボックス40の内部40aに噴射する。
ここで、水溶性有機溶剤の多くは揮発性であり、ミスト化し表面積を大きくすすとともに熱容量を小さくすることで容易に気化されるので、当該水溶性有機溶剤がミストとなった水溶性有機溶剤ミストも非常に気化し易く、サイフォン式2流体噴霧ノズル42によって水溶性有機溶剤ミストが噴射された密閉ボックス40の内部40aは、短時間で飽和状態となり、水溶性有機溶剤ミストとともに有機溶剤ガスによって満たされることになる。
こうして、水溶性有機溶剤ミストと有機溶剤ガスとによって満たされた密閉ボックス40の内部40aに、不活性ガス供給配管90によってサイフォン式2流体噴霧ノズル42に供給されたNガスなどの不活性ガスを、サイフォン式2流体噴霧ノズル42から密閉ボックス40の内部40aに噴射する。
すると、密閉ボックス40の内部40aに充満する有機溶剤ガス内を、サイフォン式2流体噴霧ノズル42から噴射された不活性ガスが通過するようになり、噴射された不活性ガスと内部40aに満たされていた有機溶剤ガスとが混合して、当該不活性ガスが短時間で飽和量の有機溶剤を含み、混合気体が生成される。
なお、サイフォン式2流体噴霧ノズル42によって密閉ボックス40の内部40aに噴射された水溶性有機溶剤ミストの一部は、再度、密閉ボックス40の内部40aの底部40dに貯留している水溶性有機溶剤となって使用される。
こうして生成された混合気体は、密閉ボックス40の内部40aに配設されたミストトラップ46によって余剰なミストが除去されて、混合気体排出配管94から密閉ボックス40の外部に排出される。そして、混合気体排出配管94と連結している導入配管76の混合気体供給弁75を開くと、導入配管76によって混合気体供給ノズル30と混合気体供給ノズル32とに混合気体が供給される。
ここで、被乾燥物100が収容されている内部20bが純水で満たされた状態で、導入配管76の混合気体供給弁75が開かれ、混合気体供給ノズル30と混合気体供給ノズル32とから混合気体が噴射されると同時に、排水弁66を開き排液ポンプ68を駆動して、内部20bに貯留されている純水を排液配管64を経て外部に排水する。
この際、排液ポンプ68の吸引量に経時変化をもたせて調整し、内槽20の内部20bに貯留されている純水を排水する速度は、内部20bにおいてキャリア102に積載された被乾燥物100の略中央位置100a、即ち、被乾燥物100たる基板の直径の位置を排水される純水の液面が通過する引き下げ速度と、被乾燥物100の上端位置100bを排水される純水の液面が通過する引き下げ速度と、被乾燥物100の下端位置100cを排水される純水の液面が通過する引き下げ速度とがいずれも一致するようにし、例えば、1〜5mm/sec程度の引き下げ速度で液面が下がるように排水する。
そして、被乾燥物100の全体と、被乾燥物100を積載しているキャリア102の被乾燥物100を保持する保持部分とが、完全に純水から露出するまでに純水の排水が進行したならば、排水ポンプ68の空運転防止のために、排水ポンプ68を停止して排液バイパス弁72を開き、内槽20の内部20bに残留している純水を排液バイパス配管70を経て外部に排水する。
こうして混合気体発生ユニット14において生成された混合気体を、混合気体供給ノズル30,32から内槽20に満たされた純水の液面上の空間に噴射するとともに、当該内槽20に満たされた純水の排水を行うと、次第に純水中から露出した被乾燥物100の表面に付着している水滴が、混合気体のIPAなどの水溶性有機溶剤と置換される。
さらに、内槽20の内部20bに貯留されていた純水が全て完全に排水されたのと同時に、導入配管76の混合気体供給弁75を閉じて、混合気体供給ノズル30,32からの混合気体の噴射を停止するとともに、不活性ガス供給配管82の不活性ガス供給弁80を開いて、不活性ガス供給ノズル34と不活性ガス供給ノズル36とからNガスなどの不活性ガスを乾燥槽12の空間12aに噴射する。
この際、不活性ガス供給ノズル34ならびに不活性ガス供給ノズル36から噴射される不活性ガスは、不活性ガス供給配管82に配設された不活性ガス加熱ヒーター78によって加熱され、およそ130℃前後に温度が調整されており、数分間噴射される。
これにより、純水中から露出した被乾燥物100の表面に付着している水滴と置換されたIPAなどの水溶性有機溶剤が短時間で蒸発して、被乾燥物100が乾燥される。
そして、内槽20の内部20bに収容されている被乾燥物100と、当該被乾燥物100が載置されているキャリア102とが完全に乾燥された後、外槽22の天蓋22aを開き、図示しない搬送ロボットによって、被乾燥物100が積載されているキャリア102を搬出して、天蓋22aを閉じる。
上記したようにして、本発明による乾燥装置10においては、密閉ボックス40の内部40aにサイフォン式2流体噴霧ノズル42を有する混合気体発生ユニット14を乾燥槽12の外部に配設するようにしたため、密閉ボックス40の内部40aにおいて混合気体を生成し、混合気体発生ユニット14で生成された混合気体を乾燥槽12に導入することができる。
従って、本発明による乾燥装置10においては、水溶性有機溶剤ミストはサイフォン式2流体噴霧ノズル42によって密閉ボックス40の内部40aに噴射されるので、被乾燥物100が収容された乾燥槽12において水溶性有機溶剤ミストが噴射されることがなく、水溶性有機溶剤ミストが被乾燥物100に直接接触して付着することを回避でき、短時間で被乾燥物を乾燥することができる。
また、本発明による乾燥装置10においては、サイフォン式2流体噴霧ノズル42から水溶性有機溶剤ミストが噴射されて混合気体が生成されるので、引火性ならびに可燃性を有する水溶性有機溶剤に熱を加えておらず、高い安全性を確保することができる。
また、本発明による乾燥装置10においては、サイフォン式2流体噴霧ノズル42によって水溶性有機溶剤ミストが噴射された密閉ボックス40の内部40aは、短時間で飽和状態となり、水溶性有機溶剤ミストとともに有機溶剤ガスによって満たされ、不活性ガスが短時間で飽和量の有機溶剤を含んで混合気体が生成されるので、極短時間でIPAなどの有機溶剤で飽和した混合気体が生成でき、乾燥処理プロセスの初期から安定し十分な濃度の混合気体を乾燥槽12に供給でできるので、乾燥ムラがなく、効率の良い安定した乾燥を実現することができる。
そして、本発明によれば、水溶性有機溶剤に熱を加えることなく効率良く気化することができ、完全に気体の状態の混合気体が、被乾燥物が収容されている乾燥槽に導入されるため、ウエハなどの被乾燥物の表面に不要な液滴を付着させることがなく、乾燥槽内に均一に混合気体を分布させることができ、高品質で高性能の製品を製造することを可能にする。
また、本発明による乾燥装置10においては、密閉ボックス40に貯留された水溶性有機溶剤を用いており、被乾燥物が収容される槽内に水溶性有機溶剤を貯留することがないので、水溶性有機溶剤の使用量を抑えることができる。
さらに、本発明による乾燥装置10においては、不活性ガス加熱ヒーター78によって加熱された不活性ガスを、不活性ガス供給ノズル34,36から噴射するので、純水中から露出した被乾燥物100の表面に付着している水滴と置換されたIPAなどの水溶性有機溶剤の蒸発を促進して、被乾燥物をより一層迅速に乾燥することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に説明するように適宜に変形してもよい。
(1)上記した実施の形態においては、被乾燥物100が収容されている内部20bが純水で満たされた状態で、混合気体供給ノズル30,32から混合気体が噴射されると同時に、内槽20の内部20bに貯留されている純水を排液配管64を経て外部に排水するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、混合気体供給ノズル30,32からの混合気体の噴射が開始されて所定時間(例えば1分間)が経過した後に、内槽20の内部20bに貯留されている純水の排水を開始するようにしてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、外槽22の外周面部22cにおいて左右対称に配設された一対の混合気体供給ノズル30,32を有するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、混合気体を乾燥槽12に導入する混合気体供給ノズルを複数対配設するようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、混合気体発生ユニット14の密閉ボックス40の内部40aにはサイフォン式2流体噴霧ノズル42を配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、各種ノズルを配設するようにしてもよい。
例えば、図8には、1流体噴霧ノズル142を密閉ボックス40の内部40aに配設した混合気体発生ユニット14’を示す説明図が示されている。この混合気体発生ユニット14’においては、1流体噴霧ノズル142に水溶性有機溶剤を供給する水溶性有機溶剤供給配管144が接続されており、不活性ガス供給配管190と混合気体排出配管94とドレイン配管96とが内部40aに開放されている。さらに、ドレイン配管96の後段には循環ポンプ143が配設されたポンプ循環配管145が連結されており、当該ポンプ循環配管145は水溶性有機溶剤供給配管144と連結するようになされている。
そして、混合気体発生ユニット14’においては、密閉ボックス40の内部40aの貯留された水溶性有機溶剤は、循環ポンプ143が駆動されると、ドレイン配管96を経て密閉ボックス40の外部に取り出され、循環ポンプ143を通過してポンプ循環配管145を経て水溶性有機溶剤供給配管144に至り、1流体噴霧ノズル142から噴射されて水溶性有機溶剤ミストとして密閉ボックス40の内部40aに再び戻るようになされている。こうして流体噴霧ノズル142から噴射された水溶性有機溶剤ミストによる有機溶媒ガスと、不活性ガス供給配管190によって内部40aに供給された不活性ガスとによって混合気体が生成され、被乾燥物の乾燥が行われる。
上記したように水溶性有機溶媒の循環系を有する混合気体発生ユニット14’を配設すると、乾燥装置における水溶性有機溶剤の使用量を一層低減させることができる。
図9には、液加圧式2流体噴霧ノズル242を密閉ボックス40の内部40aに配設した混合気体発生ユニット14’’を示す説明図が示されている。この混合気体発生ユニット14’’においては、液加圧式2流体噴霧ノズル242に水溶性有機溶剤を供給する水溶性有機溶剤供給配管144が接続されているとともに不活性ガス供給配管190も接続され、混合気体排出配管94とドレイン配管96とが内部40aに開放されている。また、循環ポンプ143が配設されたポンプ循環配管145も有している。
さらに、混合気体発生ユニット14’’は、密閉ボックス40の内部40aに配設されたミストトラップ46に代わって、混合気体排出配管94に配設されたミストトラップ146を有している。このように、ミストトラップは、少なくとも密閉ボックス40の内部40aまたは混合気体排出配管94の途中のいずれかに配設すればよい。
こうした液加圧式2流体噴霧ノズル242によっても、当該液加圧式2流体噴霧ノズル242に水溶性有機溶剤供給配管144によって供給される水溶性有機溶剤と不活性ガス供給配管190によって供給される不活性ガスとを噴射して混合気体が生成される。そして、生成された混合気体は、混合気体排出配管94から密閉ボックス40の外部に排出され、ミストトラップ146によって余剰なミストが除去された後に乾燥槽12に導入されて、被乾燥物の乾燥が行われる。
(4)上記した実施の形態において、さらに、混合気体発生ユニットにインラインヒーターを配設するようにして、水溶性有機溶剤を加熱してガス化またはミスト化して密閉ボックス内に供給するようにしてもよい(図10参照)。このようにすると、高価な不活性ガスを使用せずにすむ。
(5)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
従来の乾燥装置の一例を示す概略構成説明図である。 従来の乾燥装置の一例を示す概略構成説明図である。 従来の乾燥装置の一例を示す概略構成説明図である。 従来の乾燥装置の一例を示す概略構成説明図である。 従来の乾燥装置の一例を示す概略構成説明図である。 本発明による乾燥装置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図である。 図1に示す乾燥装置の混合気体発生ユニットの一例を示す概略構成説明図である。 図1に示す乾燥装置の混合気体発生ユニットの他の例を示す概略構成説明図である。 図1に示す乾燥装置の混合気体発生ユニットの他の例を示す概略構成説明図である。 図1に示す乾燥装置の混合気体発生ユニットの他の例を示す概略構成説明図である。 図1に示す乾燥装置の混合気体発生ユニットの他の例を示す概略構成説明図である。
符号の説明
10 乾燥装置
12 乾燥槽
14 混合気体発生ユニット
20 内槽
20a 開口部
20b 内部
20c 底部
20L,20R 側壁部
22 外槽
22a 天蓋
22b 上面部
22c,22cL,22cR 外周面部
24,26 純水供給ノズル
28 オーバーフロー槽
30,32 混合気体供給ノズル
34,36 不活性ガス供給ノズル
40 密閉ボックス
40a 内部
40b 上部
40c 側壁部
40d 底部
42 サイフォン式2流体噴霧ノズル
44 サイフォン配管
44a 端部
46 ミストトラップ
60 純水供給弁
62 純水供給配管
64 排液配管
66 排水弁
68 排液ポンプ
70 排液バイパス配管
72 排液バイパス弁
74 オーバーフロー槽用排液管
75 混合気体供給弁
76 導入配管
78 不活性ガス加熱ヒーター
80 不活性ガス供給弁
82 不活性ガス供給配管
90 不活性ガス供給配管
92 不活性ガス供給弁
94 混合気体排出配管
94a 開口部
100 被乾燥物
102 キャリア

Claims (8)

  1. 中空の内部空間を有するボックスと、
    前記ボックスの内部に配設されたノズルと、
    前記ノズルに水溶性有機溶剤を供給する第1の供給手段と、
    前記ボックスの内部に不活性ガスを供給する第2の供給手段と、
    前記第1の供給手段によって供給された前記水溶性有機溶剤が前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと前記第2の供給手段によって前記ボックスの内部に供給された不活性ガスとの混合気体を、前記ボックスの外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出された前記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段と
    を有する乾燥装置。
  2. 中空の内部空間を有するボックスと、
    前記ボックスの内部に配設され、水溶性有機溶剤が供給される1流体のノズルと、
    前記ボックスの内部に不活性ガスを供給する供給手段と、
    前記ノズルに供給された前記水溶性有機溶剤が前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと前記供給手段によって前記ボックスの内部に供給された不活性ガスとの混合気体を、前記ボックスの外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出された前記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段と
    を有する乾燥装置。
  3. 中空の内部空間を有するボックスと、
    前記ボックスの内部に配設され、水溶性有機溶剤が供給されるとともに不活性ガスが供給される液加圧式の2流体のノズルと、
    前記ノズルに供給された前記水溶性有機溶剤が前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと前記ノズルに供給され前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射された不活性ガスとの混合気体を、前記ボックスの外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出された前記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段と
    を有する乾燥装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の乾燥装置において、さらに、
    前記ボックスに接続され前記ボックスの内部に貯留された前記水溶性有機溶媒を前記ボックスの外部に排出する配管と、前記配管に接続され前記水溶性有機溶媒を循環させる循環手段とを有し、
    前記循環手段によって、前記配管を経て前記ボックスの外部に排出された前記水溶性有機溶媒を循環させて前記ノズルに供給する
    ものである乾燥装置。
  5. 中空の内部空間を有するボックスと、
    前記ボックスの内部に配設され、不活性ガスが供給されサイフォン式の2流体のノズルと、
    前記ノズルに接続され、前記ボックス内に貯留された水溶性有機溶剤に端部を侵漬し、前記ノズルに前記不活性ガスが供給されて前記ノズル内を前記不活性ガスが通過するときに発生する負圧によって前記水溶性有機溶剤を吸い上げて前記ノズルに供給する配管と、
    前記配管によって前記ノズルに供給された前記水溶性有機溶剤が前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスと前記ノズルに供給され前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射された不活性ガスとの混合気体を、前記ボックスの外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出された前記混合気体を、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段と
    を有する乾燥装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の乾燥装置において、さらに、
    前記ボックスの内部に配設され余剰なミストを除去する除去手段と
    を有する乾燥装置。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の乾燥装置において、さらに、
    前記ボックスの外部であって前記排出手段の途中に配設され余剰なミストを除去する除去手段と
    を有する乾燥装置。
  8. 中空の内部空間を有するボックスと、
    前記ボックスの内部に配設されたノズルと、
    前記ノズルに水溶性有機溶剤を供給する供給手段と、
    前記ノズルに供給される前記水溶性有機溶剤を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段によって加熱され前記供給手段によって供給された前記水溶性有機溶剤が前記ノズルから前記ボックスの内部に噴射されて生成された有機溶剤ガスを、前記ボックスの外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出された前記有機溶剤ガスを、被乾燥物が収容された乾燥槽に導入する導入手段と
    を有する乾燥装置。
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