JP2005092389A - 自動配置配線装置および自動配置配線方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能であるとともに再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止した自動配置配線装置および自動配置配線方法を提供する。
【解決手段】 再配置セル判別部8では、セル識別名、セルタイプ名、そのセルのピン名および、そのピンに与えられる信号名が全て一致している場合に加え、セル識別名だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配置すべきセルとして扱わないように構成した。再配線信号判別部9では、信号名22、その信号が与えられるピン名、そのピンを持つセルのセル識別名および、そのセルのセルタイプ名が全て一致している場合に加え、信号名だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配線すべき信号として扱わないように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】 再配置セル判別部8では、セル識別名、セルタイプ名、そのセルのピン名および、そのピンに与えられる信号名が全て一致している場合に加え、セル識別名だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配置すべきセルとして扱わないように構成した。再配線信号判別部9では、信号名22、その信号が与えられるピン名、そのピンを持つセルのセル識別名および、そのセルのセルタイプ名が全て一致している場合に加え、信号名だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配線すべき信号として扱わないように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は自動配置配線装置および自動配置配線方法に関し、特に配置配線後に論理接続の変更が必要になった場合に、効率的に変更を行うことが可能な自動配置配線装置および自動配置配線方法に関する。
半導体装置の製造においては、マスクレイアウトパターンの作成に際して、所定の論理接続情報に基づいて自動配置配線により複数のセル(基本回路)の配置や、セル間の配線パターンの作成(配線)を行っているが、配置配線後に論理接続情報を変更する必要が生じる場合もあり、その場合には、再配置や再配線を行うこととなる。
配置配線の修正は可能ならば避けたい事態であるが、修正を行う場合には効率的に行うことが望ましい。例えば、特許文献1には、特定の領域を階層化することで、バックアノテーション結果からの配置配線修正に必要な工程数を削減する技術が開示されている。
しかし、一般的な自動配置配線装置においては、再配置や再配線が不要な部分においても再配置や再配線を実行する構成を採るものが多く、配置配線に無用な時間を費やし、効率的でないという問題があった。
また、不要な配置配線により信号の遅延時間が変わり、論理接続情報変更前の自動配置配線ではタイミングエラーが発生しない経路(パス)が、論理接続情報変更後の自動配置配線ではタイミングエラーが発生する経路になってしまうという問題もあった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能であるとともに再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止した自動配置配線装置および自動配置配線方法を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1記載の自動配置配線装置は、論理接続情報に基づいて自動的にセルの配置および配線を行う自動配置配線装置であって、前記論理接続情報が変更された場合に与えられる変更後論理接続情報を受け、前記セルを起点としたセル起点論理接続情報を出力するセル起点論理接続情報抽出部と、変更後論理接続情報を受け、前記配線に与えられる信号を起点とした信号起点論理接続情報を出力する信号起点論理接続情報抽出部と、前記セル起点論理接続情報を受け、再配置すべき再配置セルを判別する再配置セル判別部と、前記信号起点論理接続情報を受け、再配線すべき再配線信号を判別する再配線信号判別部とを備え、前記再配置セル判別部は、セル単位で前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を行い、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを前記再配置セルとは判別せず、前記再配線信号判別部は、信号単位で前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を行い、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を前記再配線信号とは判別しないことを特徴とする。
本発明に係る請求項7記載の自動配置配線方法は、論理接続情報に基づいて自動的にセルの配置および配線を行う自動配置配線方法であって、前記論理接続情報が変更された場合に与えられる変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較をセル単位で行い、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを再配置セルとしては扱わず、前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を信号単位で行い、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を再配線信号としては扱わないことを特徴とする。
本発明に係る請求項1記載の自動配置配線装置によれば、再配置セル判別部においては、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを再配置セルとは判別せず、再配線信号判別部においては、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を再配線信号とは判別しないので、論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。また、不要な再配置や再配線を行わないので、論理接続情報が変更されていない部分において、再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止することができる。
本発明に係る請求項7記載の自動配置配線方法によれば、論理接続情報が変更された場合に与えられる変更後論理接続情報と論理接続情報との比較をセル単位で行い、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを再配置セルとしては扱わず、変更後論理接続情報と論理接続情報との比較を信号単位で行い、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を再配線信号としては扱わないので、論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。また、不要な再配置や再配線を行わないので、論理接続情報が変更されていない部分において、再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止することができる。
<A.実施の形態1>
<A−1.装置構成>
図1は本発明に係る実施の形態1における自動配置配線装置100の構成を示すブロック図である。
<A−1.装置構成>
図1は本発明に係る実施の形態1における自動配置配線装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、自動配置配線装置100は、変更後論理接続情報1と、配置配線に関する情報(変更前のオリジナルの論理接続情報を含む)を格納した配置配線情報データベース14の情報とに基づいて自動配置配線を行う装置であり、所定のセルを起点(中心)とした論理接続情報を出力するセル起点論理接続情報抽出部2、所定の信号を起点(中心)とした論理接続情報を出力する信号起点論理接続情報抽出部3、再配置セル判別部8、再配線信号判別部9、配置部12および配線部13を備えている。
以下に、上記各構成の基本動作について説明する。
変更後論理接続情報1および配置配線情報データベース14の情報は、セル起点論理接続情報抽出部2および信号起点論理接続情報抽出部3に与えられ、セル起点論理接続情報抽出部2は、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4およびセル起点変更後論理接続情報テーブル6を出力し、信号起点論理接続情報抽出部3は、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5および信号起点変更後論理接続情報テーブル7を出力する。
そして、再配置セル判別部8は、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4およびセル起点変更後論理接続情報テーブル6を読み込み、再配置すべきセルを判別し、再配置セル情報テーブル10を出力する。
また、再配線信号判別部9は、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5および信号起点変更後論理接続情報テーブル7を読み込み、再配置すべき信号を判別し、再配線信号情報テーブル11を出力する。
なお、再配置セル判別部8と再配線信号判別部9との間では、後に説明するように、それぞれでの判別処理の結果の情報を互いに与えあう構成となっている。
配置部12は、配置配線情報データベース14の情報と再配置セル情報テーブル10を読み込み、再配置セル情報テーブル10に格納されているセル識別名を有するセルのみを再配置するとともに、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する。
また、配線部13は、配置配線情報データベース14の情報と再配線信号情報テーブル11を読み込み、再配線信号情報テーブル11に格納されている信号名を有する信号のみを再配線し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する。
<A−2.装置動作>
自動配置配線装置100の動作の説明に先だって、変更前のオリジナルの論理接続情報の一例を図2に、また、変更後の論理接続情報の一例を図3に示す。
自動配置配線装置100の動作の説明に先だって、変更前のオリジナルの論理接続情報の一例を図2に、また、変更後の論理接続情報の一例を図3に示す。
図2および図3においては、セルとしてバッファ171、173、175、176、177、179および1710と、アンドゲート172、Dフリップフロップ174および178を備える構成を例示している。
ここで、セル171〜1710には、それぞれセル識別名(インスタンス名)18、セルタイプ名19が付与されており、また、各セルの端子には端子名(ピン名と呼称)20が付与されている。また、各セルの端子において授受される信号21には個々に信号名22が付与されている。
すなわち、図2においては、バッファ171、173、175、176、177、179および1710のセル識別名は、それぞれg1、g3、g5、g6、g7、g9およびg10であり、セルタイプ名は何れもbuff、入力端子のピン名は何れもA、出力端子のピン名は何れもYである。
また、アンドゲート172のセル識別名はg2であり、セルタイプ名はand、2つの入力端子のピン名はAおよびB、出力端子のピン名はYである。
また、Dフリップフロップ174および178のセル識別名は、それぞれg4およびg8であり、セルタイプ名はdffr、データ入力端子、タイミング入力端子、リセット入力端子、出力端子および反転出力端子のピン名は、それぞれD、T、R、QおよびQCである。
そして、バッファ171の入力端子Aに与えられる信号の信号名はsig0であり、バッファ171の出力端子YとDフリップフロップ174のデータ入力端子Dとの間で授受される信号の信号名はsig3である。アンドゲート172の入力端子AおよびDフリップフロップ178のタイミング入力端子Tに与えられる信号の信号名はsig1、アンドゲート172の入力端子Bに与えられる信号の信号名はsig2であり、アンドゲート172の出力端子YとDフリップフロップ174のタイミング入力端子Tとの間で授受される信号の信号名はsig4である。
Dフリップフロップ174の出力端子Qとバッファ175の入力端子Aとの間で授受される信号の信号名はsig5であり、バッファ175の出力端子Yから出力される信号の信号名はsig7である。また、Dフリップフロップ174の反転出力端子QCとバッファ176の入力端子Aとの間で授受される信号の信号名はsig6であり、バッファ176の出力端子Yから出力される信号の信号名はsig8である。
また、バッファ173の入力端子Aに与えられる信号の信号名はsig9であり、バッファ173の出力端子YとDフリップフロップ174およびDフリップフロップ178のリセット入力端子Rとの間で授受される信号の信号名はsig11である。
また、バッファ177の入力端子Aに与えられる信号の信号名はsig10であり、バッファ177の出力端子YとDフリップフロップ178のデータ入力端子Dとの間で授受される信号の信号名はsig12である。
そして、Dフリップフロップ178の出力端子Qとバッファ179の入力端子Aとの間で授受される信号の信号名はsig13であり、バッファ179の出力端子Yから出力される信号の信号名はsig15である。また、Dフリップフロップ178の反転出力端子QCとバッファ1710の入力端子Aとの間で授受される信号の信号名はsig14であり、バッファ1710の出力端子Yから出力される信号の信号名はsig16である。
なお、図3に示す変更後の論理接続情報においては、基本的には図2に示すオリジナルの論理接続情報と同じであるが、アンドゲート172のセル識別名がg200である点と、バッファ173の出力端子YとDフリップフロップ174およびDフリップフロップ178のリセット入力端子Rとの間で授受される信号の信号名がwire11になっている点で図2とは異なっている。
次に、図4および図5に示すフローチャートを用いて、自動配置配線装置100の再配置および再配線動作について説明する。なお、図4および図5は一連のフローを分割して示したものであり、記号(1)、(2)において両図が接続される。
再配置および再配線動作がスタートすると、まず、図4に示すステップST101において、セル起点論理接続情報抽出部2は、配置配線情報データベース14に格納されているオリジナル論理接続情報を読み込み、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4を出力する。さらに、変更後論理接続情報1を読み込み、セル起点変更後論理接続情報テーブル6を出力する。
ここで、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4およびセル起点変更後論理接続情報テーブル6は、図6に示すセル起点論理接続情報フォーマットに基づいて作成される。すなわち、図6に示すセル起点論理接続情報フォーマットとは、セルを起点(中心)として接続情報を配列するフォーマットであり、特定のセルの情報(セル識別名18およびセルタイプ名19)に対して、そのセルに含まれる各端子(ピン)のそれぞれについて、それらに与えられる信号の信号名22を、ピン名20ごとに対応付けて配列している。
なお、上述したセル起点論理接続情報のデータは重要なデータであり、これらを余すことなくセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4およびセル起点変更後論理接続情報テーブル6に含ませることで、再配置セル判別部8での正確な判別処理が可能となる。
上述したセル起点論理接続情報フォーマットに基づいて、図2に示すオリジナルの論理接続情報を作表したものが図7に示すセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4であり、図3に示す変更後の論理接続情報を作表したものが図8に示すセル起点変更後論理接続情報テーブル6である。
図7において、例えば、最上欄に着目した場合、セル識別名g1、セルタイプ名buffとあるのは、図2におけるバッファ171のピンAに対しては信号名sig0の信号が与えられ、ピンYに対しては信号名sig3の信号が与えられることを示している。
図8においても図7と基本的には同様であるが、セル識別名g200、セル識別名g3のセルのピン名Y、セル識別名g4のセルのピン名Rおよびセル識別名g8のセルのピン名Rに与えられる信号名wire11は、図7とは異なっている。
ここで、セル識別名g200は図3におけるアンドゲート172のセル識別名であり、信号名wire11はバッファ173の出力端子YとDフリップフロップ174およびDフリップフロップ178のリセット入力端子Rとの間で授受される信号の信号名である。
なお、以上説明ではセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4およびセル起点変更後論理接続情報テーブル6の作成には、図6に示すセル起点論理接続情報フォーマットを用いる例を示したが、これに限定されるものではなく他のフォーマットを用いてもよい。
ここで、図4を用いた説明に戻る。
次に、ステップST102において、信号起点論理接続情報抽出部3は、配置配線情報データベース14に格納されているオリジナル論理接続情報を読み込み、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5を出力する。さらに、変更後論理接続情報1を読み込み、信号起点変更後論理接続情報テーブル7を出力する。
ここで、信号セル起点オリジナル論理接続情報テーブル5および信号起点変更後論理接続情報テーブル7は、図9に示す信号起点論理接続情報フォーマットに基づいて作成される。すなわち、図9に示す信号起点論理接続情報フォーマットとは、信号を起点(中心)として接続情報を配列するフォーマットであり、特定の信号の情報(信号名22)に対して、その信号が与えられる端子(ピン)のピン名20、そのピンを持つセルの情報(セル識別名18およびセルタイプ名19)を対応付けて配列している。
なお、上述した信号起点論理接続情報のデータは重要なデータであり、これらを余すことなく、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5および信号起点変更後論理接続情報テーブル7に含ませることで、再配線信号判別部9での正確な判別処理が可能となる。
上述した信号起点論理接続情報フォーマットに基づいて、図2に示すオリジナルの論理接続情報を作表したものが図10に示す信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5であり、図3に示す変更後の論理接続情報を作表したものが図11に示す信号起点変更後論理接続情報テーブル7である。
図10において、例えば、最上欄に着目した場合、信号名sig0、ピン名A、セル識別名g1およびセルタイプ名buffとあるのは、図2において信号名sig0の信号が、セル識別名g1のバッファ171のピンAに与えられることを示している。
図11においても図8と基本的には同様であるが、信号名sig1、sig2およびsig4がセル識別名g200のセルのピン名A、ピン名Bおよびピン名Yのピンにそれぞれ与えられることが図10とは異なっている。また、図10における信号名sig11が信号名wire11に変わっている。
なお、以上説明では信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5および信号起点変更後論理接続情報テーブル7の作成には、図9に示す信号起点論理接続情報フォーマットを用いる例を示したが、これに限定されるものではなく他のフォーマットを用いてもよい。
ここで、再び図4を用いた説明に戻る。
次に、ステップST103に示すように、再配置セル判別部8において、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4とセル起点変更後論理接続情報テーブル6とを読み込み、セル起点変更後論理接続情報テーブル6から任意に選択したセルのセル識別名18、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータを取り出し、そのうちのセルタイプ名19、ピン名20および信号名22のデータと同じデータを持つセルがセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在するか否かを調べる。
ただし、信号名22については、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4とセル起点変更後論理接続情報テーブル6とで一致していないものも存在するが、後に説明するように、再配線信号判別部9において再配線すべき信号と判別されない信号名22については、再配置セル判別部8では一致しているものとして扱う。
この処理により、再配線すべき信号が与えられないセルについてまで再配置されることを防止できる。
例えば、比較対象である選択セルを、セル識別名g3、g4およびg8のセルとした場合、図8のセル起点変更後論理接続情報テーブル6において、セル識別名g3、g4およびg8のセルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータが、図7のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在するか否かを調べる。この場合、図8のセル起点変更後論理接続情報テーブル6では信号名wire11を含むのに対し、図7では信号名wire11を含んでいないが、信号名wire11は再配線信号判別部9では再配線すべき信号と判別されないため、再配置セル判別部8では同一信号と判別する。
従って、図8のセル起点変更後論理接続情報テーブル6のセル識別名g3、g4およびg8のセルについては、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータが、図7のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4と一致することになり、同じデータを持つセルがセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在することになる。
また、図8のセル起点変更後論理接続情報テーブル6におけるセル識別名g200のセルを比較対象である選択セルとした場合、セル識別名g200は図7のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4には存在しないが、セル識別名g200のセルについては、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータが、図7のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4のセル識別名g2のセルと一致するので、同じデータを持つセルがセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在することになる。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6における選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在すると確認された場合、セル識別名の一致、不一致に関わらず、当該選択セルは再配置すべきセルとは判別しない(ステップST104)。
一方、再配置セル判別部8において、セル起点変更後論理接続情報テーブル6における選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在しないと確認された場合、当該選択セルを再配置すべきセルと判別し、セル識別名を再配置セル情報テーブル10に格納する(ステップST105)。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6に格納されている全てのセルに対してステップST103〜ST105の処理を実施したか否かを確認し、全てのセルに対して上記処理が実施されていない場合は、未処理のセルに対してステップST103〜ST105の処理を実施する(ステップST106)。一方、全てのセルに対して上記処理が実施されている場合には、図5に示すステップST107に進む。
図5におけるステップST107に示すように、再配線信号判別部9において、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5と信号起点変更後論理接続情報テーブル7とを読み込み、信号起点変更後論理接続情報テーブル7から任意に選択したセルの信号名22、その信号が与えられるピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18、そのセルのセルタイプ名19のデータを取り出し、そのうちのピン名20、セル識別名18、セルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在するか否かを調べる。
ただし、セル識別名18については、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5と信号起点変更後論理接続情報テーブル7とで一致していない場合でも、再配置セル判別部8で再配置すべきセルと判別されないものは一致しているものとして扱う。
この処理により、再配置すべきセルでないセルに接続される信号についてまで再配線されることを防止できる。
例えば、比較対象である選択信号を、信号名sig1、sig2およびsig4の信号とした場合、図11の信号起点変更後論理接続情報テーブル7において、信号名sig1、sig2およびsig4のピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18、そのセルのセルタイプ名19のデータが、図10の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在するか否かを調べる。この場合、図11の信号起点変更後論理接続情報テーブル7ではセル識別名g200を含むのに対し、図10ではセル識別名g200を含んでいないが、セル識別名g200は再配置セル判別部8では再配置すべきセル信号と判別されないため、再配線信号判別部9では同一信号と判別する。
従って、図11の信号起点変更後論理接続情報テーブル7において、信号名sig1、sig2およびsig4については、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータが、図10の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5と一致することになり、同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在することになる。
また、図11の信号起点変更後論理接続情報テーブル7における信号名wire11の信号を比較対象である選択信号とした場合、信号名wire11は図10の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5には存在しないが、信号名wire11の信号については、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータが、図10の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5の信号名sig11の信号と一致するので、同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在することになる。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7における選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在すると確認された場合、信号名の一致、不一致に関わらず、当該選択信号は再配線すべき信号とは判別しない(ステップST108)。
一方、再配線信号判別部9において、信号起点変更後論理接続情報テーブル7における選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に存在しないと確認された場合、その信号を再配線すべき信号と判別し、信号名を再配線信号情報テーブル11に格納する(ステップST109)。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7に格納されている全ての信号に対してステップST107〜ST109の処理を実施したか否かを確認し、全ての信号に対して上記処理が実施されていない場合は、未処理の信号に対してステップST107〜ST109の処理を実施する(ステップST110)。一方、全ての信号に対して上記処理が実施されている場合には、ステップST111に進む。
配線信号判別部9での再配線信号判別処理(ステップST107〜ST110)の結果、信号名wire11の信号は信号名sig11の信号と同一であると判別されるが、この情報は先に説明したように再配置セル判別部8に与えられ、再配置セル判別処理における判別条件として使用されるべき情報である。従って、配線信号判別部9では、再配置セル判別部8において当該情報を考慮して再配置セル判別処理が行われたか否かについて確認を行う(ステップST111)。
確認の結果、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われている場合には、ステップST113に進む。一方、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われていない場合には、ステップST112に進み、再配線信号判別処理の結果の情報を再配置セル判別部8に与え、ステップST103〜ST106の再配置セル判別処理を再度実行する。
配置部12では、配置配線情報データベース14の情報と再配置セル情報テーブル10を読み込み、再配置セル情報テーブル10に格納されているセル識別名のセルのみを再配置し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST113)。
また配線部13では、配置配線情報データベース14の情報と再配線信号情報テーブル11を読み込み、再配線信号情報テーブル11に格納されている信号名の信号のみを再配線し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST114)。
<A−3.効果>
以上説明したように、本発明に係る実施の形態1の自動配置配線装置100によれば、論理接続情報の変更前後におけるセルを起点としたデータ群、すなわちセル識別名18、セルタイプ名19、そのセルのピン名20および、そのピンに与えられる信号名22が全て一致している場合に加え、セル識別名18だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配置すべきセルとして扱わないように構成した。
以上説明したように、本発明に係る実施の形態1の自動配置配線装置100によれば、論理接続情報の変更前後におけるセルを起点としたデータ群、すなわちセル識別名18、セルタイプ名19、そのセルのピン名20および、そのピンに与えられる信号名22が全て一致している場合に加え、セル識別名18だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配置すべきセルとして扱わないように構成した。
また、論理接続情報の変更前後における信号を起点としたデータ群、すなわち、信号名22、その信号が与えられるピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18および、そのセルのセルタイプ名19が全て一致している場合に加え、信号名22だけが異なり、それ以外のデータが一致している場合は、再配線すべき信号として扱わないように構成したので、オリジナルの論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。
また、不要な再配置や再配線を行わないので、論理接続情報が変更されていない部分において、再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止することができる。
<B.実施の形態2>
<B−1.装置構成>
図12は本発明に係る実施の形態2における自動配置配線装置200の構成を示すブロック図である。なお、図1に示した自動配置配線装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<B−1.装置構成>
図12は本発明に係る実施の形態2における自動配置配線装置200の構成を示すブロック図である。なお、図1に示した自動配置配線装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、自動配置配線装置200は図1に示した自動配置配線装置100と同様に変更後論理接続情報1と配置配線に関する情報(変更前のオリジナルの論理接続情報を含む)を格納した配置配線情報データベース14の情報に基づいて自動配置配線を行う装置であるが、自動配置配線装置100とは異なり、セル起点論理接続情報抽出部2は、変更後論理接続情報1のみを読み込み、セル起点変更後論理接続情報テーブル6だけを出力する。また、信号起点論理接続情報抽出部3は、変更後論理接続情報1のみを読み込み、信号起点変更後論理接続情報テーブル7だけを出力する。
そして、再配置セル判別部8は、セル起点変更後論理接続情報テーブル6を読み込んだ後、配置配線情報データベース14を読み込みながら複数のデータを比較することにより再配置セル情報テーブル10を出力する。また、再配線信号判別部9は、信号起点変更後論理接続情報テーブル7を読み込んだ後、配置配線情報データベース14を読み込みながら複数のデータを比較することにより再配線信号情報テーブル11を出力する。
<B−2.装置動作>
次に、図13および図14に示すフローチャートを用いて、自動配置配線装置200の再配置および再配線動作について説明する。なお、図13および図14は一連のフローを分割して示したものであり、記号(3)、(4)において両図が接続される。また、以下の説明において、変更前のオリジナルの論理接続情報の一例としては、図2に示すものを使用し、変更後の論理接続情報の一例としては図3に示すものを使用する。そして、セル起点変更後論理接続情報テーブル6および信号起点変更後論理接続情報テーブル7は、それぞれ図8および図11に示すものを使用する。
次に、図13および図14に示すフローチャートを用いて、自動配置配線装置200の再配置および再配線動作について説明する。なお、図13および図14は一連のフローを分割して示したものであり、記号(3)、(4)において両図が接続される。また、以下の説明において、変更前のオリジナルの論理接続情報の一例としては、図2に示すものを使用し、変更後の論理接続情報の一例としては図3に示すものを使用する。そして、セル起点変更後論理接続情報テーブル6および信号起点変更後論理接続情報テーブル7は、それぞれ図8および図11に示すものを使用する。
再配置および再配線動作がスタートすると、まず、図4に示すステップST201において、セル起点論理接続情報抽出部2は、変更後論理接続情報1を読み込み、図8に示すセル起点変更後論理接続情報テーブル6を出力する。
また、信号起点論理接続情報抽出部3は、変更後論理接続情報1を読み込み、図11に示す信号起点変更後論理接続情報テーブル7を出力する(ステップST202)。
次に、ステップST203に示すように、再配置セル判別部8において、セル起点変更後論理接続情報テーブル6を読み込んだ後、配置配線情報データベース14の情報を読み込み、セル起点変更後論理接続情報テーブル6から任意に選択したのセルのセル識別名18、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名、20およびそのピンに与えられる信号名22のデータを取り出し、そのうちのセルタイプ名19、ピン名20および信号名22のデータと同じデータを持つセルが配置配線情報データベース14に存在するか否かを調べる。
なお、配置配線情報データベース14には、図7のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に含まれる情報が全て含まれているので、配置配線情報データベース14とセル起点変更後論理接続情報テーブル6の比較は、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4とセル起点変更後論理接続情報テーブル6との比較と実質的に同じである。
ただし、信号名22については、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4とセル起点変更後論理接続情報テーブル6とで一致していないものも存在するが、後に説明するように、再配線信号判別部9において再配線すべき信号と判別されない信号名22については、再配置セル判別部8では一致しているものとして扱う。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6における選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、配置配線情報データベース14に存在すると確認された場合、セル識別名の一致、不一致に関わらず、当該選択セルは再配置すべきセルとは判別しない(ステップST204)。
一方、再配置セル判別部8において、セル起点変更後論理接続情報テーブル6における選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、配置配線情報データベース14に存在しないと確認された場合、当該選択セルを再配置すべきセルと判別し、セル識別名を再配置セル情報テーブル10に格納する(ステップST205)。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6に格納されている全てのセルに対してステップ203〜ST205の処理を実施したか否かを確認し、全てのセルに対して上記処理が実施されていない場合は、未処理のセルに対してステップST203〜ST205の処理を実施する(ステップST206)。一方、全てのセルに対して上記処理が実施されている場合には、図14に示すステップST207に進む。
図14におけるステップST207に示すように、再配線信号判別部9において、信号起点変更後論理接続情報テーブル7を読み込んだ後、配置配線情報データベース14を読み込み、信号起点変更後論理接続情報テーブル7から任意に選択したセルの信号名22、その信号が与えられるピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18、そのセルのセルタイプ名19のデータを取り出し、そのうちのピン名20、セル識別名18、セルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が配置配線情報データベース14に存在するか否かを調べる。
なお、配置配線情報データベース14には、図10の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5に含まれる情報が全て含まれているので、配置配線情報データベース14と信号起点変更後論理接続情報テーブル7の比較は、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5と信号起点変更後論理接続情報テーブル7との比較と実質的に同じである。
ただし、セル識別名18については、信号起点変更後論理接続情報テーブル7と配置配線情報データベース14とで一致していない場合でも、再配線信号判別部9で再配線すべき信号と判別されないものは一致しているものとして扱う。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7における選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、配置配線情報データベース14に存在すると確認された場合、信号名の一致、不一致に関わらず、当該選択信号は再配線すべき信号とは判別しない(ステップST208)。
一方、再配線信号判別部9において、信号起点変更後論理接続情報テーブル7における選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、配置配線情報データベース14に存在しないと確認された場合、その信号を再配線すべき信号と判別し、信号名を再配線信号情報テーブル11に格納する(ステップST209)。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7に格納されている全ての信号に対してステップ207〜ST209の処理を実施したか否かを確認し、全ての信号に対して上記処理が実施されていない場合は、未処理の信号に対してステップST207〜ST209の処理を実施する(ステップST210)。一方、全ての信号に対して上記処理が実施されている場合には、ステップST211に進む。
配線信号判別部9での再配線信号判別処理(ステップST207〜ST210)の結果、信号名wire11の信号は信号名sig11の信号と同一であると判別されるが、この情報は先に説明したように再配置セル判別部8に与えられ、再配置セル判別処理における判別条件として使用されるべき情報である。従って、配線信号判別部9では、再配置セル判別部8において当該情報を考慮して再配置セル判別処理が行われたか否かについて確認を行う(ステップST211)。
確認の結果、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われている場合には、ステップST213に進む。一方、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われていない場合には、ステップST212に進み、再配線信号判別処理の結果の情報を再配置セル判別部8に与え、ステップST203〜ST206の再配置セル判別処理を再度実行する。
配置部12では、配置配線情報データベース14の情報と再配置セル情報テーブル10を読み込み、再配置セル情報テーブル10に格納されているセル識別名のセルのみを再配置し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST213)。
また配線部13では、配置配線情報データベース14の情報と再配線信号情報テーブル11を読み込み、再配線信号情報テーブル11に格納されている信号名の信号のみを再配線し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST214)。
<B−3.効果>
以上説明したように、本発明に係る実施の形態2の自動配置配線装置200によれば、実施の形態1の自動配置配線装置100と同様に、オリジナルの論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。
以上説明したように、本発明に係る実施の形態2の自動配置配線装置200によれば、実施の形態1の自動配置配線装置100と同様に、オリジナルの論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。
また、不要な再配置や再配線を行わないので、論理接続情報が変更されていない部分において、再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止することができる。
また、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4および信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5を作成せず、これらに含まれる情報は配置配線情報データベース14から取得するようにしたので、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4および信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5を作成する場合に比べてメモリ使用量を減らすことができる。
<C.実施の形態3>
<C−1.装置構成>
図15は本発明に係る実施の形態3における自動配置配線装置300の構成を示すブロック図である。なお、図1に示した自動配置配線装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<C−1.装置構成>
図15は本発明に係る実施の形態3における自動配置配線装置300の構成を示すブロック図である。なお、図1に示した自動配置配線装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図13に示すように、自動配置配線装置300は、変更後論理接続情報1と配置配線に関する情報(変更前のオリジナルの論理接続情報を含む)を格納した配置配線情報データベース14の情報に基づいて自動配置配線を行う自動配置配線装置100の構成に加えて、変更後論理接続情報1と配置配線情報データベース14の情報に基づいて、再配置すべきセル、再配線すべき信号を判別し、不一致セル、不一致信号情報16を出力する不一致セル、不一致信号判別部15をさらに備えている。なお、不一致セル、不一致信号情報16は、セル起点論理接続情報抽出部2および信号起点論理接続情報抽出部3に与えられる構成となっている。
ここで、不一致セル、不一致信号判別部15の基本的動作についてさらに説明する。なお、以下の説明において、変更前のオリジナルの論理接続情報の一例としては、図2に示すものを使用し、変更後の論理接続情報の一例としては図3に示すものを使用する。
不一致セル、不一致信号判別部15は、配置配線情報データベース14に格納されているオリジナル論理接続情報と変更後論理接続情報1とを読み込み、両者を比較して、セル識別名が異なるセルのデータを不一致セル、信号名が異なる信号のデータを不一致信号として判別し、不一致セル、不一致信号情報16(比較結果情報)として出力する。
図16に不一致セル、不一致信号情報16の一例を示す。この情報は、図2に示す変更前のオリジナルの論理接続情報および図3に示す変更後の論理接続情報に基づいて得られた情報である。
例えば、図2に示すオリジナル論理接続情報と図3に示す変更後論理接続情報とを比較した場合、図2のセル識別名g2のセルと、図3のセル識別名g200のセルとが不一致であり、また、図2の信号名sig11の信号と、図3の信号名wire11の信号とが不一致である。
なお図2および図3では、信号名sig1、sig2およびsig4の信号は信号名は一致するが、不一致のセルg200およびg2に与えられる信号であるので不一致信号として扱う。
この比較結果情報を作表したものが図16に示す不一致セル、不一致信号情報16である。図16において、不一致セルおよび不一致信号は、それぞれキーワード23および26によって記述されている。不一致セルを示すキーワード23としては図16ではアルファベットの「C」が使用され、不一致信号を示すキーワード26としては図16ではアルファベットの「S」が使用されている。
そして、オリジナル論理接続情報中および変更後論理接続情報中の不一致セルの情報としては、それぞれ対応関係を保って配列されたセル識別名によって表され、同様にオリジナル論理接続情報中および変更後論理接続情報中の不一致信号の情報としては、それぞれ対応関係を保って配列された信号名によって表されている。
<C−2.装置動作>
次に、図17および図18に示すフローチャートを用いて、自動配置配線装置300の再配置および再配線動作について説明する。なお、図17および図18は一連のフローを分割して示したものであり、記号(5)、(6)において両図が接続される。
次に、図17および図18に示すフローチャートを用いて、自動配置配線装置300の再配置および再配線動作について説明する。なお、図17および図18は一連のフローを分割して示したものであり、記号(5)、(6)において両図が接続される。
再配置および再配線動作がスタートすると、まず、図17に示すステップST301において、セル起点論理接続情報抽出部2は、配置配線情報データベース14に格納されているオリジナル論理接続情報と、不一致セル、不一致信号情報16とを読み込み、不一致セル、不一致信号情報16に含まれるセル識別名に対してのみ、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aを出力する。さらに、変更後論理接続情報1を読み込み、不一致セル、不一致信号情報16に含まれるセル識別名に対してのみ、セル起点変更後論理接続情報テーブル6Aを出力する。
ここで、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aおよびセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aは、図6に示すセル起点論理接続情報フォーマットに基づいて作成される。
このような、セル起点論理接続情報フォーマットに基づいて、図2に示すオリジナルの論理接続情報を作表したものが図19に示すセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aであり、図3に示す変更後の論理接続情報を作表したものが図20に示すセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aである。
図19においては、セル識別名g2のセルに関してのデータのみが示されているが、これは図16に示す不一致セル、不一致信号情報16に含まれるセル識別名のうちオリジナル論理接続情報に関連するのはセル識別名g2のセルのみとなっているからである。
図20においても図19と基本的には同様であるが、こちらはセル識別名g200に関してのデータのみが示されている。これは図16に示す不一致セル、不一致信号情報16に含まれるセル識別名のうち変更後論理接続情報1に関連するのはセル識別名g200のセルのみとなっているからである。
なお、以上説明ではセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aおよびセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aの作成には、図6に示すセル起点論理接続情報フォーマットを用いる例を示したが、これに限定されるものではなく他のフォーマットを用いてもよい。
ここで、図17を用いた説明に戻る。
次に、ステップST302において、信号起点論理接続情報抽出部3は、配置配線情報データベース14に格納されているオリジナル論理接続情報と、不一致セル、不一致信号情報16とを読み込み、不一致セル、不一致信号情報16に含まれる信号名に対してのみ、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aを出力する。さらに、変更後論理接続情報1を読み込み、不一致セル、不一致信号情報16に含まれている信号名に対してのみ、信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aを出力する。
ここで、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aおよび信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aは、図9に示すセル信号接続情報フォーマットに基づいて作成される。
このような、信号起点論理接続情報フォーマットに基づいて、図2に示すオリジナルの論理接続情報を作表したものが図21に示す信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aであり、図3に示す変更後の論理接続情報を作表したものが図22に示す信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aである。
図21においては、信号名sig1、sig2、sig4およびsig11の信号に関してのデータのみが示されているが、これは図16に示す不一致セル、不一致信号情報16に含まれる信号名のうちオリジナル論理接続情報に関連するのは信号名sig1、sig2、sig4およびsig11の信号のみとなっているからである。
図22においても図21と基本的には同様であるが、こちらはsig1、sig2、sig4およびwire11に関してのデータのみが示されている。これは図16に示す不一致セル、不一致信号情報16に含まれる信号名のうち変更後論理接続情報1に関連するのはsig1、sig2、sig4およびwire11の信号のみとなっているからである。
なお、以上の説明では信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aおよび信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aの作成には、図9に示す信号起点論理接続情報フォーマットを用いる例を示したが、これに限定されるものではなく他のフォーマットを用いてもよい。
ここで、再び図17を用いた説明に戻る。
次に、ステップST303に示すように、再配置セル判別部8において、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aとセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aとを読み込み、セル起点変更後論理接続情報テーブル6Aから任意に選択したセルのセル識別名18、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータを取り出し、そのうちのセルタイプ名19、ピン名20および信号名22のデータと同じデータを持つセルがセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aに存在するか否かを調べる。
ただし、信号名22については、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aとセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aとで一致していないものも存在するが、後に説明するように、再配線信号判別部9において再配線すべき信号と判別されない信号名22については、再配置セル判別部8では一致しているものとして扱う。
ここで、図20のセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aにおけるセル識別名g200のセルを比較対象である選択セルとした場合、セル識別名g200は図19のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aには存在しないが、セル識別名g200のセルについては、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータが、図19のセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aのセル識別名g2のセルと一致するので、同じデータを持つセルがセル起点オリジナル論理接続情報テーブル4に存在することになる。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6Aにおける選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aに存在すると確認された場合、セル識別名の一致、不一致に関わらず、当該選択セルは再配置すべきセルとは判別しない(ステップST304)。
一方、再配置セル判別部8において、セル起点変更後論理接続情報テーブル6Aにおける選択セルの、セルタイプ名19、そのセルが備えるピン名20およびそのピンに与えられる信号名22のデータと同じデータを持つセルが、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aに存在しないと確認された場合、当該選択セルを再配置すべきセルと判別し、セル識別名を再配置セル情報テーブル10に格納する(ステップST305)。
そして、再配置セル判別部8においては、セル起点変更後論理接続情報テーブル6Aに格納されている全てのセルに対してステップST203〜ST305の処理を実施したか否かを確認し、全てのセルに対して上記処理が実施されていない場合は、未処理のセルに対してステップST303〜ST305の処理を実施する(ステップST306)。一方、全てのセルに対して上記処理が実施されている場合には、図18に示すステップST307に進む。
図18におけるステップST307に示すように、再配線信号判別部9において、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aと信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aとを読み込み、信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aから任意に選択したセルの信号名22、その信号が与えられるピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18、そのセルのセルタイプ名19のデータを取り出し、そのうちのピン名20、セル識別名18、セルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在するか否かを調べる。
ただし、セル識別名18については、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aと信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aとで一致していない場合でも、再配置セル判別部8で再配置すべきセルと判別されないものは一致しているものとして扱う。
例えば、比較対象である選択信号を、信号名sig1、sig2およびsig4の信号とした場合、図22の信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aにおいて、信号名sig1、sig2およびsig4のピン名20、そのピンを持つセルのセル識別名18、そのセルのセルタイプ名19のデータが、図21の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在するか否かを調べる。この場合、図22の信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aではセル識別名g200を含むのに対し、図21ではセル識別名g200を含んでいないが、セル識別名g200は再配置セル判別部8では再配置すべきセル信号と判別されないため、再配線信号判別部9では同一信号と判別する。
従って、図22の信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aにおいて、信号名sig1、sig2およびsig4については、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータが、図21の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aと一致することになり、同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在することになる。
また、図22の信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aにおける信号名wire11の信号を比較対象である選択信号とした場合、信号名wire11は図21の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aには存在しないが、信号名wire11の信号については、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータが、図21の信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aの信号名sig11の信号と一致するので、同じデータを持つ信号が信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在することになる。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aにおける選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在すると確認された場合、信号名の一致、不一致に関わらず、当該選択信号は再配線すべき信号とは判別しない(ステップST308)。
一方、再配線信号判別部9において、信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aにおける選択信号の、ピン名20、セル識別名18およびセルタイプ名19のデータと同じデータを持つ信号が、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aに存在しないと確認された場合、その信号を再配線すべき信号と判別し、信号名を再配線信号情報テーブル11に格納する(ステップST309)。
そして、再配線信号判別部9においては、信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aに格納されている全ての信号に対してステップST307〜ST309の処理を実施したか否かを確認し、全ての信号に対して上記処理が実施されていない場合は、未処理の信号に対してステップST307〜ST309の処理を実施する(ステップST310)。一方、全ての信号に対して上記処理が実施されている場合には、ステップST311に進む。
配線信号判別部9での再配線信号判別処理(ステップST307〜ST310)の結果、信号名wire11の信号は信号名sig11の信号と同一であると判別されるが、この情報は先に説明したように再配置セル判別部8に与えられ、再配置セル判別処理における判別条件として使用されるべき情報である。従って、配線信号判別部9では、再配置セル判別部8において当該情報を考慮して再配置セル判別処理が行われたか否かについて確認を行う(ステップST311)。
確認の結果、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われている場合には、ステップST313に進む。一方、上記情報を考慮して再配置セル判別処理が行われていない場合には、ステップST312に進み、再配線信号判別処理の結果の情報を再配置セル判別部8に与え、ステップST303〜ST306の再配置セル判別処理を再度実行する。
配置部12では、配置配線情報データベース14の情報と再配置セル情報テーブル10を読み込み、再配置セル情報テーブル10に格納されているセル識別名のセルのみを再配置し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST313)。
また配線部13では、配置配線情報データベース14の情報と再配線信号情報テーブル11を読み込み、再配線信号情報テーブル11に格納されている信号名の信号のみを再配線し、配置配線情報データベース14の配置配線情報を更新する(ステップST314)。
<C−3.効果>
以上説明したように、本発明に係る実施の形態3の自動配置配線装置300によれば、実施の形態1の自動配置配線装置100と同様に、オリジナルの論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。
以上説明したように、本発明に係る実施の形態3の自動配置配線装置300によれば、実施の形態1の自動配置配線装置100と同様に、オリジナルの論理接続情報に基づいて配置配線した後に、論理接続情報が変更され、その変更によりセルの再配置およびセル間の再配線が必要になった場合でも、必要最小限の再配置および再配線が可能となり、不要な再配置や再配線を低減して、効率的な配置配線が可能となる。
また、不要な再配置や再配線を行わないので、論理接続情報が変更されていない部分において、再配置や再配線に伴うタイミングエラーの発生を防止することができる。
また、自動配置配線装置300においては、不一致セル、不一致信号判別部15を備え、オリジナル論理接続情報と変更後論理接続情報との比較結果情報(不一致セル、不一致信号情報16)中のセル識別名についての情報をのみを含んだ、セル起点オリジナル論理接続情報テーブル4Aおよびセル起点変更後論理接続情報テーブル6Aを使用し、また、比較結果情報(不一致セル、不一致信号情報16)中の信号名についての情報をのみを含んだ、信号起点オリジナル論理接続情報テーブル5Aおよび信号起点変更後論理接続情報テーブル7Aを使用するようにしているため、再配置すべきセル、再配線すべき信号を判別する処理時間を減らすことができる。
Claims (7)
- 論理接続情報に基づいて自動的にセルの配置および配線を行う自動配置配線装置であって、
前記論理接続情報が変更された場合に与えられる変更後論理接続情報を受け、前記セルを起点としたセル起点論理接続情報を出力するセル起点論理接続情報抽出部と、
変更後論理接続情報を受け、前記配線に与えられる信号を起点とした信号起点論理接続情報を出力する信号起点論理接続情報抽出部と、
前記セル起点論理接続情報を受け、再配置すべき再配置セルを判別する再配置セル判別部と、
前記信号起点論理接続情報を受け、再配線すべき再配線信号を判別する再配線信号判別部と、を備え、
前記再配置セル判別部は、
セル単位で前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を行い、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを前記再配置セルとは判別せず、
前記再配線信号判別部は、
信号単位で前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を行い、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を前記再配線信号とは判別しないことを特徴とする、自動配置配線装置。 - 前記セル起点論理接続情報は特定のセルごとにまとめられ、
前記特定のセルの前記セル識別名、前記特定のセルのセルタイプ名、前記特定のセルが備える全てのピンのピン名および前記全てのピンにそれぞれ与えられる信号の信号名の情報を含み、
前記信号起点論理接続情報は特定の信号ごとにまとめられ、
前記特定の信号の前記信号名、前記特定の信号が与えられる全てのピンのピン名、前記全てのピンについて、それらを持つ全てのセルのセル識別名およびセルタイプ名の情報を含む、請求項1記載の自動配置配線装置。 - 前記セル起点論理接続情報抽出部は、前記論理接続情報を併せて受け、前記論理接続情報に基づいたセル起点オリジナル論理接続情報と、前記変更後論理接続情報に基づいたセル起点変更後論理接続情報とを前記セル起点論理接続情報として出力し、
前記再配置セル判別部は、
前記変更後論理接続情報として前記セル起点変更後論理接続情報を受け、
前記論理接続情報として前記セル起点オリジナル論理接続情報を受け、
前記信号起点論理接続情報抽出部は、前記論理接続情報を併せて受け、前記論理接続情報に基づいた信号起点オリジナル論理接続情報と、前記変更後論理接続情報に基づいた信号起点変更後論理接続情報とを前記信号起点論理接続情報として出力し、
前記再配線信号判別部は、
前記変更後論理接続情報として前記信号起点変更後論理接続情報を受け、
前記論理接続情報として前記信号起点オリジナル論理接続情報を受ける、請求項1記載の自動配置配線装置。 - 前記セル起点論理接続情報抽出部は、前記変更後論理接続情報に基づいたセル起点変更後論理接続情報を前記セル起点論理接続情報として出力し、
前記再配置セル判別部は、
前記変更後論理接続情報として前記セル起点変更後論理接続情報を受け、
前記論理接続情報を、配置配線に関する全情報を含む配置配線情報から直接に取得し、 前記信号起点論理接続情報抽出部は、前記変更後論理接続情報に基づいた信号起点変更後論理接続情報を前記信号起点論理接続情報として出力し、
前記再配線信号判別部は、
前記変更後論理接続情報として前記信号起点変更後論理接続情報を受け、
前記論理接続情報を、前記配置配線情報から直接に取得する、請求項1記載の自動配置配線装置。 - 配置配線に関する全情報を含む配置配線情報と前記変更後論理接続情報とを比較して、両者の情報の一致および不一致を判別し、情報が一致しない不一致セルおよび不一致信号に関する不一致情報を出力する不一致セル、不一致信号判別部をさらに備え、
前記セル起点論理接続情報抽出部は、前記論理接続情報および前記不一致情報を併せて受け、前記論理接続情報に基づいたセル起点オリジナル論理接続情報と、前記変更後論理接続情報に基づいたセル起点変更後論理接続情報とを前記セル起点論理接続情報として出力し、
前記セル起点オリジナル論理接続情報および前記セル起点変更後論理接続情報は、前記不一致情報に含まれる前記不一致セルのみについての情報であって、
前記再配置セル判別部は、前記変更後論理接続情報として前記セル起点変更後論理接続情報を受け、前記論理接続情報として前記セル起点オリジナル論理接続情報を受け、
前記信号起点論理接続情報抽出部は、前記論理接続情報および前記不一致情報を併せて受け、前記論理接続情報に基づいた信号起点オリジナル論理接続情報と、前記変更後論理接続情報に基づいた信号起点変更後論理接続情報とを前記信号起点論理接続情報として出力し、
前記信号起点オリジナル論理接続情報および前記信号起点変更後論理接続情報は、前記不一致情報に含まれる前記不一致信号のみについての情報であって、
前記再配線信号判別部は、前記変更後論理接続情報として前記信号起点変更後論理接続情報を受け、前記論理接続情報として前記信号起点オリジナル論理接続情報を受ける、請求項1記載の自動配置配線装置。 - 前記再配置セル判別部は、
前記再配線信号判別部での判別処理結果の情報を受け、前記再配線信号判別部で前記再配線信号としては扱われない信号については、前記信号名が前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報とで不一致であっても一致するものとして処理し、
前記再配線信号判別部は、
前記再配置セル判別部での判別処理結果の情報を受け、前記再配置セル判別部で前記再配置セルとしては扱われないセルについては、前記セル識別名が前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報とで不一致であっても一致するものとして処理する、請求項2記載の自動配置配線装置。 - 論理接続情報に基づいて自動的にセルの配置および配線を行う自動配置配線方法であって、
前記論理接続情報が変更された場合に与えられる変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較をセル単位で行い、セル識別名のみが相違している場合には比較対象セルを再配置セルとしては扱わず、
前記変更後論理接続情報と前記論理接続情報との比較を信号単位で行い、信号名のみが相違している場合には比較対象信号を再配線信号としては扱わないことを特徴とする、自動配置配線方法。
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