JPH10187585A - アドレスワード判定用電子回路構成 - Google Patents

アドレスワード判定用電子回路構成

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JPH10187585A
JPH10187585A JP29800197A JP29800197A JPH10187585A JP H10187585 A JPH10187585 A JP H10187585A JP 29800197 A JP29800197 A JP 29800197A JP 29800197 A JP29800197 A JP 29800197A JP H10187585 A JPH10187585 A JP H10187585A
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Peter Heinrich
ヘインリッヒ ペテル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特にチップ領域を小さくすることにより、受信
されたビット列を評価するための回路構成コストを低減
するようにしたアドレスワード判定用電子回路構成を提
供する。 【解決手段】ビット列のシリアル評価のための電子回路
構成であって、第1入力、第2入力、出力を有するOR
ゲート回路と、セット入力、リセット入力、非反転フリ
ップフロップ出力、クロック入力を有するクロック制御
型Dフリップフロップとから成り、評価されるビット列
はORゲート回路の第1入力に入力され、フリップフロ
ップのデータ入力はORゲート回路の出力に接続されて
おり、クロック入力にはビット列クロックに対応したク
ロック信号が入力され、フリップフロップ出力はORゲ
ート回路の第2入力(OE2)に接続されており、評価
されたビット列の評価結果信号はフリップフロップ出力
から出力され、ビット列の評価の開始前に、フリップフ
ロップ出力に所定の評価結果信号を出力させるリセット
信号が入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビット列(bit
sequence)のシリアル評価のためのアドレス
ワード判定用電子回路構成に関する。ビット列の内容を
評価するための必要性がしばしば発生する。例えばビッ
ト列の全ビットが論理値“1”又は“0”であるか、或
いはこのことがビット列のビットの少なくともコヒ−レ
ント部分に適用しているかを判断しなければならない場
合である。
【0002】
【従来の技術】従来においては例えば、それぞれがビッ
ト列の長さに応じたレジスタ位置番号を持つ複数のシフ
トレジスタを用いて行われ、一方のレジスタは入力され
たビット列を保持し、他方のレジスタは入力ビット列の
一致性を判断するのに使用するビット列を保持してい
る。そして、これら2つのシフトレジスタの内容の一致
性を判断することは、論理ゲート回路を用いて実行され
る。例えば、各1個のXOR(exclusive−O
R)素子を有する両方のシフトレジスタの相互に対応し
たレジスタ位置のレジスタ位置内容の一致又は不一致が
判断されて、シフトレジスタ当たりのレジスタ位置であ
るXOR素子と同じ数の入力を持つAND素子により、
XOR素子全部の出力論理値がAND処理される。2つ
の入力端子に入力された論理値が同じであるかどうかに
よって、出力論理値“0”又は“1”がXOR素子の出
力端子から出力されるという事実から、AND素子の出
力は、入力ビット列と記憶ビット列との間に一致がある
か否かによって論理値“0”又は“1”となる。このよ
うな評価回路は、比較的複雑で洗練された回路設計や相
当数のワード線を必要とし、特にモノリシック集積回路
の場合には、大きなチップ領域が必要となる。
【0003】今日においては、1つ又はそれ以上の送信
位置や複数の受信位置を持つシステムでは、ある送信位
置から全部の受信位置へ伝送される信号は、バスライン
などの共通伝送チャネル経由で送られるのが一般的であ
る。送信位置から特定の受信位置へのメッセージの伝送
を可能にするため、送信位置からの信号には、伝送され
るメッセージに付加されたアドレスワードが含まれてい
る。各受信位置は、それに関連した少なくとも1つの特
定のアドレスワードを有している。受信位置は、関連す
るアドレスワードを選択できる装置から成っている。所
定のメッセージが伝送されようとする受信位置では特定
のデータワードを持ち、受信位置で容認されたメッセー
ジだけを伝送チャネルから入力できるのである。
【0004】バスラインなどの伝送チャネル経由で伝送
されるメッセージのアドレスワードが特定の受信位置を
目標としているかどうかを判断するため、伝送されたメ
ッセージのアドレスワードは、受信位置において、その
受信位置に関する単数又は複数のアドレスワードの一致
に関する比較が行われる。普通この処理は、アドレスワ
ードが多数のアドレスワードビットを持つように多数の
レジスタ位置を有し、ビット列が容認されるアドレスワ
ードのビット列に対応して配列できるフィルタレジスタ
で行われる。個別の受信位置へのメッセージのアドレス
ワードは、その受信位置のフィルタレジスタ内に保持さ
れたフィルタビット列との一致又は不一致が比較判断さ
れる。一致しておれば受信されたアドレスワードが容認
され、そのアドレスワードが付加されたメッセージが受
信位置の処理装置へ入力される。受信されたアドレスワ
ード1つのフィルタのビット列と一致しない場合は、そ
のアドレスワードは容認されず、そのアドレスワードの
メッセージはその受信位置の処理装置に入力されない。
【0005】受信されたアドレスワードがフィルタ内の
ビット列に一致するかどうかを比較判断するため、従来
においては、フィルタとアドレスワードの各ビット位置
用の回路とを有する回路であるXORゲート回路が使わ
れている。例えば、アドレスワードが8ビット位置を有
している場合、フィルタも8個のビット位置を有し、受
信された各アドレスワードをフィルタ内のビット列と比
較するためには、8個のXORゲート回路が必要であ
る。全てのXORゲ−ト回路の出力は、XORゲ−ト回
路が存在するような多くの入力を持ったORゲ−ト回路
に接続されている。受信したアドレスワードとフィルタ
内のワードとが一致しているかどうかによって、XOR
ゲ−ト回路の出力が論理値“0”又は“1”となる。O
Rゲート回路の出力が論理値“0”の場合、受信された
アドレスワードが受信位置で容認されたことを意味し、
OR素子の出力が論理値“1”のときは容認されないこ
とを意味するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、受信位置の複数のフィルタのそれぞれが、アドレス
ワード長と同じフィルタ長を有している。このため、一
方ではコスト上昇が避けられないような容量を持つハー
ド装置が必要となり、他方では、フィルタ比較のための
アドレスを一時的に保持するアドレスレジスタ、フィル
タ、比較処理に用いるXOR素子、その下流側に接続さ
れるORゲート回路などを相互間に接続する多数のワー
ド線が必要となる。また、XOR素子は回路群であるた
め、半導体チップ上に広い載置区域を必要とする。
【0007】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、特にチップ領域を小さくす
ることにより、受信されたビット列を評価するための回
路構成コストを低減するようにしたアドレスワード判定
用電子回路構成を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1に記載の回路構成によって達成できる。本発明に
よる回路構成の更なる変形例が、請求項2及び3に記述
されている。本発明による受信されたビット列を評価す
るための回路構成は、シリアルビット列評価が行われる
フリップフロップとOR素子とを必要とするだけであ
る。ビット列の評価の開始前に、フリップフロップがそ
のリセット入力にてリセットされ、前記ビットパターン
が所定のビット列パターンに一致する場合のそれぞれの
ビット列評価完了時に所定の論理値を出力できるよう、
同時に評価回路構成の出力部の役目もするフリップフロ
ップの出力が設定された特定状態になる。フリップフロ
ップの出力は、前記受信ビット列の判定済みビットと所
定のビット列の対応ビットとが一致する限り前記論理値
を維持する。ビット列内の1個のビットでも所定のビッ
ト列との不一致があれば、別の受信ビット列の評価のた
めフリップフロップを再度リセットするまでに、フリッ
プフロップの出力論理値は変わる。それ故、受信した各
ビット列が所定のビット列と同じかどうかの判断が、全
ビット列の評価終了時におけるフリップフロップ出力の
論理値から判定できる。
【0009】即ち、本発明は、受信位置における容認の
ため、データバスなどを経由して特定の受信位置から入
力されたn個のアドレスワードビットを持つアドレスワ
ードを判定する電子回路構成に関し、本発明の上記目的
は、容認できるアドレスワードに対応するn個のフィル
タビットを持つフィルタビット列を保持するためのn個
のフィルタレジスタ部を持つ少なくとも1つのフィルタ
レジスタ(FR)と、第1入力(OE1)、第2入力
(OE2)及び出力(OA)を有するORゲート回路
(OR)と、前記ORゲート回路(OR)の出力(O
A)に接続されたデータ入力(D)、非反転フリップフ
ロップ出力(Q)及びクロック入力(CLK)を有する
クロック制御型Dフリップフロップ(FF)と、容認判
定すべきアドレスワードのn個のビットが所定のビット
クロック周波数にて連続的に入力される第1入力(XE
1)、フィルタビット列のn個のビットが所定のビット
クロック周波数で連続的に入力される第2入力(XE
2)及び前記ORゲート回路(OR)の第1入力(OE
1)に接続された出力(XA)を有するXORゲート回
路(XOR)とから成り、前記クロック入力(CLK)
にはビットクロック周波数に対応するクロック信号が入
力され、判定すべきアドレスワードの終了時において前
記非反転フリップフロップ出力(Q)の論理値が“0”
のときはそのアドレスワードの容認を示し、前記論理値
が“1”のときは非容認を示すことによって達成され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
【0011】図1に図示する本発明による回路構成の実
施例では、受信したビット列のビット全部が論理値
“0”であるかどうかのようにして、受信したビット列
の判断が行われる。その回路構成は、OR素子ORとク
ロック制御型のDフリップフロップFFとから成る。O
R素子ORは、第1入力OE1と第2入力OE2、出力
OAを有する。フリップフロップFFには、リセット入
力R、データ値がD=0のときフリップフロップFFを
リセットするデータ入力端子D、非反転出力端子Q、ク
ロック入力端子CLKが備わっている。出力端子Qは、
同時に全体回路構成の出力端子Aでもある。フリップフ
ロップFFのデータ入力端子Dは、OR素子ORの出力
端子OAに接続されている。OR素子ORの第2入力端
子OE2は、フリップフロップFFの出力端子Qに接続
されている。フリップフロップFFのリセット入力端子
Rには、受信したビット列の判定が開始される前に出力
端子Qから論理値“0”を出力させるリセット信号が入
力される。また、クロック入力端子CLKには、判定さ
れるビット列のビット列周波数に対応したクロック周波
数を持つクロック信号が入力される。判定されるビット
列は、OR素子ORの第1入力OE1にビット毎に連続
して入力される。その際、判定されるビット列は直接
に、或いはシフトレジスタに一時的に保持された後に、
第1入力OE1に送ることが可能である。後者の場合、
レジスタの出力端子はOE1に接続される。判定される
ビット列がシフトレジスタでシフト操作されると、ビッ
ト毎にその出力端からシフト出力されて、入力OE1へ
ビット毎に入力されることになる。
【0012】図1に示す回路構成の動作は、以下の通り
である。
【0013】ビット列の判定を開始する前に、出力端子
Qが論理値“0”となるようにフリップフロップFFを
リセットすると、OR素子ORの第2入力OE2でも論
理値が“0”となる。それ故、第1入力OE1に入力さ
れる論理値によって、OR素子ORの出力OAで論理値
が“1”となるか“0”となるかが決まるのである。ク
ロック入力端子CLKに入力されるクロック信号の次の
スイッチング端部に同期して、出力OAでの論理値がフ
リップフロップFFの出力端子Qへと伝送される。この
ことは、OR素子ORの入力OE1に入力された判定す
べきビット列のビットが論理値“0”である限り、フリ
ップフロップFFの出力端子Qからは論理値“1”が出
力されることを意味する。論理値“1”のビットが入力
OE1に入力されると、フリップフロップFFからの出
力は論理値“1”に変わり、その結果、OR素子ORの
出力OAでは論理値“1”となる。判定されるビット列
の連続ビットが持つ論理値に関係なく、その後の出力O
A及び出力端子Qでは、別のビット列の判定のためフリ
ップフロップFFが再度リセットされるまで、論理値
“1”に維持される。それ故、出力端子Qにおける論理
値は、判定されるビット列のビット全部が論理値“0”
であるか否かを表示する。前者の場合は、ビット列判定
の終了時での出力端子Qの論理値は“0”となり、後者
の場合は論理値が“1”となる。
【0014】図1の回路構成は、また、各ビットが論理
値“1”であるかどうかのビット列判定にも利用でき
る。その場合、OR素子ORの第1入力OE1の直前に
インバータ(図示しない)を設置して、判定されるビッ
ト列のビットの論理値が“1”である間中、論理値
“0”のビットが入力OE1へ入力されるようにする。
この結果、ビット列判定の終了時での出力端子Qの論理
値“0”は、全部のビットが論理値“1”を持つことを
意味することになる。
【0015】図2の回路構成は、アドレスワードの容認
の判定にも利用できる。この回路構成は、その内容が本
発明の出願開示内容の引用例として扱われている本出願
人による同時出願のドイツ特許出願番号196 45
054.3「アドレスワードを選択する装置及び方法」
にも詳細に記述されているセグメント単位アドレスワー
ド判定処理においても利用可能である。この処理では、
個別のビット列を同じセグメントビット長のアドレスワ
ードセグメントに分割し、その容認の判定をするアドレ
スワードのアドレスワードセグメントを、両者の一致又
は不一致を判定するため、各アドレスワードセグメント
に関連したセグメントフィルタの記憶内容と比較する。
そして、各アドレスワードセグメントの判定の終了時
に、所定数(例えば8)の平行論理値(paralle
l logic value)を持つ論理値パターンが
出力される。
【0016】前記ドイツ特許出願番号196 45 0
54.3の図1a及び図1bに図示の実施例において
は、各アドレスワードセグメントの判定の終了時に出力
された論理値パターンが、更にAND素子によるAND
処理にかけられる。前記AND素子には、特定の論理値
パターンの平行論理値の数に対応した入力端子が設けら
れている。前記ドイツ特許出願番号196 45 05
4.3のように、セグメント判断の結果を評価するため
の回路構成が、本願の図2に示されている。この回路構
成は図2に示すように、セグメント単位の判定終了後
に、8個の論理値を持つ論理値パターンがそれぞれ入力
される8個の入力A1E1、A1E2、A1E3、…
…、A1E8を備えたAND素子AND1から成る。前
記ドイツ特許出願番号196 45 054.3に詳細
に記述されているように、容認の判定をするアドレスワ
ードのアドレスワードセグメントが容認アドレスワード
のセグメントと同一である場合は、AND素子AND1
の出力A1Aの論理値は“0”となり、それ以外の場合
には出力A1Aの論理値は“1”となる。
【0017】アドレスワードの容認判定においては、1
つのアドレスワードに対する複数のアドレスワードセグ
メントが存在するように、多数の論理値がAND素子A
ND1の出力A1Aから出力される。出力A1Aからセ
グメント単位で出力されるそのような論理値は、OR素
子ORとフリップフロップFFが直列接続されている図
1の回路と同一構成の評価回路へ順番に送られる。
【0018】前記AND素子AND1の出力A1Aから
論理値“0”が連続して出力される限り、フリップフロ
ップFFの出力端子Qの論理値は“0”を維持する。ア
ドレスワードセグメントの判定終了時に、AND素子A
ND1の出力A1Aの論理値が“1”になると同時に、
フリップフロップFFの出力端子Qの論理値は“1”に
切り替えられ、フリップフロップFFが新しくリセット
されるまで維持される。それ故、各アドレスワードの最
後のアドレスワードセグメントの判定終了における出力
端子Qでの論理値は、判定されたアドレスワードの容認
或いは否認を表示する。前者の場合、出力端子Qの論理
値は“0”であり、後者の場合は論理値“1”である。
【0019】図3には、アドレスワードの容認の判断の
ための本発明の回路構成の一実施例が示されており、O
R素子ORとフリップフロップFFとが直列接続されて
いる点では図2の実施例と回路構成が同一である。しか
し、AND素子AND1の代わりに、第1入力XE1及
び第2入力XE2を有し、OR素子ORの第1入力OE
1に接続された出力XAを有するXOR素子XORが設
けられていることが異なっている。入力XE1には、そ
の容認を判定するアドレスワードのビットが連続して入
力される。そのアドレスワードは、容認可能なアドレス
ワードのビットパターンが保持されているフィルタレジ
スタFRの保持内容と比較される。フィルタレジスタF
Rとして、入力XE2に接続されたレジスタ出力FRS
Aを持つ出力レジスタ部FRSが備わっている。フィル
タレジスタFRは、フィルタビット列の全ビットがレジ
スタ出力FRSAへ連続してシフト出力され、その論理
値がXOR素子XORの第2入力XE2に連続的に伝送
できるようなサイクル動作によって、レジスタ内容がシ
フトレジスタへシフト出力できるサイクル式シフトレジ
スタで構成可能である。そのフィルタレジスタFRへの
シフト出力は、判定すべきアドレスワードのビットをX
OR素子XORの第1入力XE1へ連続的に伝送するの
と同じビット列クロックで実行される。その際、アドレ
スワードのビット列は直接に、又はアドレスワードレジ
スタに一時的に保持した後に、入力XE1へ入力しても
よい。
【0020】前記XOR素子XORの両入力の論理値が
同一かどうかによって、XOR素子XORの出力の論理
値が“0”又は“1”になるという事実のため、判定さ
れるアドレスワードの対応ビット位置がフィルタレジス
タFRの内容と一致する限り、XOR素子XORの出力
XAからは論理値“0”が連続的に出力される。アドレ
スワードのビットがフィルタレジスタFRの対応ビット
と一致しないことが明白になった場合には、出力XAの
論理値は“1”となる。
【0021】図1及び図2の実施例においては、アドレ
スワードのビットと対応するフィルタ内のビットとが連
続的に一致する限り、フリップフロップFFの出力端子
Qの論理値は“0”となる。図3の実施例では、各アド
レスワードの最終ビットの判定終了時に、フリップフロ
ップFFの出力端子Qにおける論理値が“0”のときに
容認可能なアドレスワードと判定され、論理値が“1”
のときは非容認アドレスワードであると判定されるので
ある。
【0022】図4の実施例は図3の実施例の変形例であ
り、フィルタレジスタFRに加えて、フィルタレジスタ
FRに対応した多数のレジスタ部、つまりアドレスワー
ドビット数に等しい数のレジスタ部を持つマスクレジス
タMRが設けられている。この実施例では、XOR素子
XORの出力XAとOR素子ORの入力OE1との間に
第2AND素子AND2が設けられており、AND素子
AND2の第1入力A2E1はXOR素子XORの出力
XAに、第2入力A2E2はマスクレジスタMRの出力
レジスタ部MRSのレジスタ出力MRSAに、出力A2
AはOR素子ORの第1入力OE1にそれぞれ接続され
ている。図4の実施例のその他の部分は、図3の実施例
と同一である。両実施例共に、フリップフロップFFは
そのクロック入力端子CLKにクロック入力され、判定
すべきアドレスワードのビット列周波数に対応する周波
数を持つクロック信号でクロック制御されており、それ
により、フィルタレジスタFRやマスクレジスタMRの
記憶内容がシフト処理される。
【0023】前記マスクレジスタMRは、その記憶内容
がサイクル動作によって出力レジスタ部MRSへシフト
出力され、ビット単位でAND素子AND2の第2入力
A2E2へ送られるようなサイクル動作のシフトレジス
タで構わない。
【0024】マスクレジスタMRの形態マスクは、判定
すべき各アドレスワードが容認できるよう、アドレスワ
ードビット列の所定のビット位置がフィルタレジスタF
Rの対応レジスタ部の記憶内容と同一かどうかを特定す
る作用をする。各アドレスワードを容認するための対応
フィルタレジスタ部の記憶内容に一致している必要のあ
るアドレスワードビット位置に関係するレジスタ部に、
論理値1が保持される。そして、アドレスワードを容認
するための対応フィルタレジスタ部の記憶内容に一致す
る必要のないアドレスワードビット位置に属するマスク
レジスタ部に、論理値“0”が保持される。マスクレジ
スタ部の論理値“0”は、所定の時点でのXOR素子X
ORの出力XAの論理値に関係なく、AND素子AND
2の出力A2Aが論理値“0”となることを意味する。
また、マスクレジスタ部の論理値“1”は、AND素子
AND2の出力A2Aでの論理値が、所定の時点でXO
R素子XORの出力XAにおける論理値に依存すること
を意味する。前者の場合、所望のアドレスワードビット
に関して、対応フィルタレジスタ部のビットとの一致が
あろうとなかろうと無視できるが、マスクレジスタ部が
論理値“1”のときは、そのような一致が判断すべきア
ドレスワード容認に関与するのである。
【0025】図4のマスクは、受信位置が、フィルター
レジスタFR内のアドレスワードよりも多くのアドレス
ワードを容認する際に利用できる。
【0026】本発明の回路構成は、ビット列がその先頭
から連続して同じ論理値を所定数含んでいるかどうかを
判定するのにも利用できる。この場合、所定数とは、ビ
ット列のビットの総数又は総数の一部である。また、本
発明の回路構成は、アドレスワードの容認判定にも非常
に適している。必要なのは、主として2個のOR素子と
フリップフロップの回路部品に加えて、容認できるアド
レスワードが記憶されているフィルタレジスタ及び2つ
の入力端子を有し、その片方に容認判定すべきアドレス
ワードがビット単位で入力され、他方には前記フィルタ
レジスタに記憶されているフィルタ内容がビット単位で
入力され、両入力共に同じクロックで行われるようなX
OR素子だけである。そのような容認判定のためのフィ
ルタレジスタに付随して、マスクビット列が記憶されて
いるマスクレジスタを備えることもでき、そのマスクビ
ット列の内容により、判断すべきアドレスワードの容認
を行うため、アドレスワード内のどのビットがフィルタ
レジスタ内の対応ビットに一致する必要があるか、アド
レスワードビットのどのビットが対応するフィルタビッ
トに一致する必要がないかが決定される。
【0027】
【発明の効果】従来の容認判定回路と比較して、本発明
による回路構成から成る容認判定回路は回路構成がより
簡単で、必要なチップ領域は少なくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信されたビット列が所定のビット列に適合す
るかどうかを判定する本発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図2】ANDゲート回路に接続されたアドレスワード
の容認を判定するための本発明の回路構成の第1実施例
を示す回路図である。
【図3】フィルタレジスタに接続されたアドレスワード
の容認を判定するための本発明の回路構成の第2実施例
を示す回路図である。
【図4】フィルタレジスタ及びマスクレジスタに接続さ
れたアドレスワードの容認を判定するための本発明の回
路構成の第3実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
OR OR素子 FF Dフリップフロップ D デ−タ入力端子 CLK クロック入力端子 FR フィルタレジスタ MR マスクレジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信位置における容認のため、データバス
    などを経由して特定の受信位置から入力されたn個のア
    ドレスワードビットを持つアドレスワードを判定する電
    子回路構成であり、容認できるアドレスワードに対応す
    るn個のフィルタビットを持つフィルタビット列を保持
    するためのn個のフィルタレジスタ部を持つ少なくとも
    1つのフィルタレジスタ(FR)と、第1入力(OE
    1)、第2入力(OE2)及び出力(OA)を有するO
    Rゲート回路(OR)と、前記ORゲート回路(OR)
    の出力(OA)に接続されたデータ入力(D)、非反転
    フリップフロップ出力(Q)及びクロック入力(CL
    K)を有するクロック制御型Dフリップフロップ(F
    F)と、容認判定すべきアドレスワードのn個のビット
    が所定のビットクロック周波数にて連続的に入力される
    第1入力(XE1)、フィルタビット列のn個のビット
    が所定のビットクロック周波数で連続的に入力される第
    2入力(XE2)及び前記ORゲート回路(OR)の第
    1入力(OE1)に接続された出力(XA)を有するX
    ORゲート回路(XOR)と、から成り、前記クロック
    入力(CLK)にはビットクロック周波数に対応するク
    ロック信号が入力され、判定すべきアドレスワードの終
    了時において前記非反転フリップフロップ出力(Q)の
    論理値が“0”のときはそのアドレスワードの容認を示
    し、前記論理値が“1”のときは非容認を示すことを特
    徴とするアドレスワード判定用電子回路構成。
  2. 【請求項2】所定のマスクレジスタ位置に対応するアド
    レスデータビットの容認判定がそれぞれの関連フィルタ
    ビットとの一致を必要とするかどうかによって、論理値
    “1”又は“0”を保持できるn個のマスクビットを持
    つマスクビット列を各マスクレジスタ部に保持するため
    n個のマスクレジスタ部を有するマスクレジスタ(M
    R)と、前記XORゲート回路(XOR)の出力(X
    A)に接続された第1入力(A2E1)と、前記マスク
    レジスタ(MR)の出力に接続された第2入力(A2E
    2)と、前記ORゲート回路(OR)の第1入力(OE
    1)に接続された出力(A2A)とを有する第2AND
    ゲート回路(AND2)と、を更に具備した請求項1に
    記載のアドレスワード判定用電子回路構成。
  3. 【請求項3】前記フィルタレジスタ(FR)及び/又は
    前記マスクレジスタ(MR)が、前記XORゲート回路
    (XOR)の対応入力(XE1、XE2)に接続された
    レジスタ出力(FRSA、MRSA)を有する出力レジ
    スタ部(FRS、MRS)を持つサイクル動作シフトレ
    ジスタであり、そのレジスタ内容は、容認判定処理中に
    ビット列クロックに応じたシフトクロックによるサイク
    ル動作にて、出力レジスタ部(FRS、MRS)へシフ
    ト出力されるようになっている請求項1又は2に記載の
    アドレスワード判定用電子回路構成。
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