JP2005090765A - 炉壁の補修方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低騒音・低振動でしかもブラスト材のコストが不要で、ブラスト材と付着した石炭灰片との特別な分離装置・工程が不要で安価且つ迅速に処理できる石炭灰層の剥離を行う炉壁の補修方法を提供する。
【解決手段】 ブラストヘッド1に粒度が0.5〜1.2mmの剥離した石炭灰片Sをブラスト材として空気圧送してブラストヘッド1の噴出口から噴射させて炉壁を打撃して石炭灰層Kを剥離するとともに、剥離した石炭灰片とブラスト材の石炭灰片とをブラストヘッドの吸引口から排出し、それを分級機4で0.5mm以上のものと以下のものに分級し、0.5mm以上の石炭灰片をブラストタンク7に貯え、同タンク内の0.5〜1.2mmの粒度の石炭灰片をエジェクター混合器9を介してブラスト材圧送ホース2へ送ってブラストヘッドの噴出口からブラスト材として噴射させる。
【選択図】図1
【解決手段】 ブラストヘッド1に粒度が0.5〜1.2mmの剥離した石炭灰片Sをブラスト材として空気圧送してブラストヘッド1の噴出口から噴射させて炉壁を打撃して石炭灰層Kを剥離するとともに、剥離した石炭灰片とブラスト材の石炭灰片とをブラストヘッドの吸引口から排出し、それを分級機4で0.5mm以上のものと以下のものに分級し、0.5mm以上の石炭灰片をブラストタンク7に貯え、同タンク内の0.5〜1.2mmの粒度の石炭灰片をエジェクター混合器9を介してブラスト材圧送ホース2へ送ってブラストヘッドの噴出口からブラスト材として噴射させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、石炭を燃料として用いた火力発電所、大型ボイラー、焼却炉において、その炉室壁又は煙道壁(明細書中炉壁と称する)に付着して堆積した石炭灰(クリンカー)の層をブラスト材を噴射して打撃剥離して除去して炉壁を補修する技術に関する。
石炭を燃料として用いた火力発電所、大型ボイラー、焼却炉において、石炭が燃焼する際に炉底部等の炉壁に石炭灰(クリンカー)が層状に堆積する。この石炭灰層は定期的に剥離除去され、炉壁の清掃がなされている。この剥離除去された塊状・細片状・粉粒状の石炭灰は産業廃棄物であって、回収後特別な廃棄処理を必要としている。回収された石炭灰粒子はセメントの添加材や路盤材として一部再利用されている。
従来、この石炭灰層の剥離除去の方法としては、炉内を遠隔操作で走行する自走車のアーム先端に取付けたハツリ器具・ハンマー打撃装置を用いて炉壁を打撃・剥離させて、石炭灰層を剥離除去していた。この方法の例は特開2001−108226号公報で知られている。
特開2001−108226号公報 しかしながら、このハツリ器具,ハンマー打撃装置を用いる方法は、周辺作業場の作業環境を悪化する粉塵や、騒音・振動が高いものであった。
壁面の表面層の別の剥離方法として、砂・鋼球等のブラスト材をブラストヘッドから空気圧で噴射させて表面を剥離する技術が知られるが、この方法を採用すると騒音・振動がかなり低減できるが、剥離した石炭灰粉がブラスト材に付着して石炭灰が表面に付着したブラスト材全体が産業廃棄物となり、大量の産業廃棄物が発生することとなる。ブラスト材と石炭灰とを分離する場合には、特別の分離装置を必要とし、処理コストと時間のかかるものとなる。又ブラスト材の砂、鋼球は消耗材であるのでそのコストが嵩むこととなる。
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ブラスト材のコストが不要で、しかもブラスト材と付着した石炭灰との特別な分離装置・工程が不要で低価で且つ迅速に処理でき、しかも騒音・振動及び粉じんの飛散による周辺に及ぼす環境の悪化を低減できる炉壁の補修方法を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 炉壁表面に付着する石炭灰層を除去する炉壁の補修方法であって、ブラスト材を炉壁に向けて噴射させ、炉壁の石炭灰層を破砕して石炭灰片として石炭灰を剥離し、その剥離して回収された石炭灰片の一部で粒度が大きいものをブラスト材として循環使用して石炭灰を剥離して除去することを特徴とする炉壁の補修方法
2) ブラスト材を噴射させる噴出口とブラスト材で破砕して剥離された石炭灰片と噴射されたブラスト材とを負圧で吸引して排出する吸引口とを炉壁表面の一部を覆う形状のブラストヘッドに設け、ブラストヘッドを炉壁に押し付け、ブラストヘッドの噴出口からブラスト材を空気圧で噴射させて炉壁の石炭灰層を打撃して表面の石炭灰層を破砕剥離し、剥離された石炭灰片とブラスト材と空気とをブラストヘッドの吸引口から吸引して排出し、排出された石炭灰片とブラスト材とを分級機で所定以上の大きい粒度のものとそれより小さい微細片とに分級し、小さい微細片の石炭灰片は回収し、分級された大きい粒度の石炭灰片の一部又は全部をブラスト材としてブラストヘッドの噴出口に空気圧送してブラストヘッド内で炉壁に向けて噴射させ、剥離された石炭灰片の一部を循環使用する前記1)記載の炉壁の補修方法
3) ブラスト材として使用する石炭灰片の粒度が0.5mm以上で1.2mm以下のものである前記1)又は2)記載の炉壁の補修方法
にある。
1) 炉壁表面に付着する石炭灰層を除去する炉壁の補修方法であって、ブラスト材を炉壁に向けて噴射させ、炉壁の石炭灰層を破砕して石炭灰片として石炭灰を剥離し、その剥離して回収された石炭灰片の一部で粒度が大きいものをブラスト材として循環使用して石炭灰を剥離して除去することを特徴とする炉壁の補修方法
2) ブラスト材を噴射させる噴出口とブラスト材で破砕して剥離された石炭灰片と噴射されたブラスト材とを負圧で吸引して排出する吸引口とを炉壁表面の一部を覆う形状のブラストヘッドに設け、ブラストヘッドを炉壁に押し付け、ブラストヘッドの噴出口からブラスト材を空気圧で噴射させて炉壁の石炭灰層を打撃して表面の石炭灰層を破砕剥離し、剥離された石炭灰片とブラスト材と空気とをブラストヘッドの吸引口から吸引して排出し、排出された石炭灰片とブラスト材とを分級機で所定以上の大きい粒度のものとそれより小さい微細片とに分級し、小さい微細片の石炭灰片は回収し、分級された大きい粒度の石炭灰片の一部又は全部をブラスト材としてブラストヘッドの噴出口に空気圧送してブラストヘッド内で炉壁に向けて噴射させ、剥離された石炭灰片の一部を循環使用する前記1)記載の炉壁の補修方法
3) ブラスト材として使用する石炭灰片の粒度が0.5mm以上で1.2mm以下のものである前記1)又は2)記載の炉壁の補修方法
にある。
本発明によれば、ブラスト工法を採用することで作業環境の向上や低騒音・低振動に対応でき、かつ炉壁を傷つけることなく処理でき、しかもブラスト材として石炭灰層の回収された破砕片の大きい粒度のものを使用することによって、ブラスト材のコストが不要となり、又ブラスト材とこれに付着した石炭灰との分離工程・分離装置を不要にして、設備費も安価に且つ迅速に処理できるものとした。又石炭灰を所定以下の粒度にすることも併せて行えるようになり、産業廃棄処理、再利用を容易にできるものとした。
本発明におけるブラスト材として使用する回収された石炭灰の粒度としては0.5mm以上で1.2mm以下のものが打撃力・空気輸送の点で適した粒度である。粒度が小さすぎるとブラスト材としての打撃力が失われ、又粒度が大き過ぎると空気輸送しにくいものとなる。
本発明のブラストヘッドの排出口には、ブラスト材(石炭灰片)と剥離された石炭灰片とを負圧で吸引して排出する吸引ポンプに接続された排出ホースを取付けるのがよい。又ブラストヘッドは炉壁表面の一部領域を覆って密閉するように炉壁に圧着させ、ブラストヘッドにブラスト材(石炭灰片)の噴射と、剥離された石炭片を回収するに充分な広さの密閉された空間を形成させるものが粉塵の飛散・騒音・振動の低減が行えるので好ましい。粒度が大き過ぎるブラスト材は別途破砕・粉砕機で小さくして粒径1.2mm程以下にしてブラスト材として使用し易くすることが好ましい。
ブラストヘッドから排出された石炭灰片は、0.5mm篩い目の分級機にかけ、以下のものは回収して排出し、それ以上の粒度で大き過ぎないものをブラスト材として使用することが好ましい。また、ブラストヘッド交換によって、手動による指定部位の作業も可能にすることが好ましい。
ブラストヘッドは補修する炉壁に沿って上下・左右移動させることとなるので、移動できるように吊下げ又はロボットアームの先端に取付けることが好ましい。また、ヘッド交換によって、手動による指定部位の作業も可能とすることができることが好ましい。
ブラストヘッドから排出された石炭灰片は、0.5mm篩い目の分級機にかけ、以下のものは回収して排出し、それ以上の粒度で大き過ぎないものをブラスト材として使用することが好ましい。また、ブラストヘッド交換によって、手動による指定部位の作業も可能にすることが好ましい。
ブラストヘッドは補修する炉壁に沿って上下・左右移動させることとなるので、移動できるように吊下げ又はロボットアームの先端に取付けることが好ましい。また、ヘッド交換によって、手動による指定部位の作業も可能とすることができることが好ましい。
本実施例1は、石炭を燃料とする火力発電所のボイラー炉壁に付着した石炭灰層をコーンマスク形状で炉壁の一壁面を密閉して覆うブラストヘッドを使用し、ブラストヘッドの吸引口からバキューム(負圧)によって吸引排出される石炭灰片を分級機(セパレータ)で分級して一時ブラストタンクに貯えた後0.5〜1.2mmの粒度の石炭灰片を高圧空気で空気圧送してブラストヘッドの噴出口から炉壁に向けて噴射させてブラストを行ない、分級機によって分級された0.5mmより小さい粉粒状石炭灰片は回収される例である。
図1は、実施例1の説明図である。
図2は、実施例1のブラストヘッドを示す縦断面図である。
図3は、実施例1の剥離作業行程を示す説明図である。
図2は、実施例1のブラストヘッドを示す縦断面図である。
図3は、実施例1の剥離作業行程を示す説明図である。
図中、1は噴出口1aと吸引口1bとを備えたコーンマスク状ブラストヘッド、1cは同ブラストヘッド1を吊下げるウインチのワイヤ、1dはブラストヘッド1を炉壁Wに沿って移動し易くする車輪、2はブラスト材圧送ホースで、ブラストヘッドの噴出口1aに接続されている。3は吸引排出ホースで、ブラストヘッド1の吸引口に接続されている。4は吸引排出ホースで回収されたブラスト材の石炭灰片、炉壁から剥離された石炭灰片を篩4aで0.5mm以上の粒度のものとそれより小さい粒度のものとをセパレートする分級機、5は同分級機で0.5mmより小さいものをバキュームユニット6の負圧吸引力によって吸引してフィルター5aで石炭灰と空気とを分別して粉粒状石炭灰をダストとして回収するフィルターユニット、6はバキュームユニットで、フィルターユニット5,分級機4,吸引排出ホース3を介してブラストヘッド1内に負圧を発生させてブラストヘッド1を炉壁Wに負圧吸着させ、又剥離された細片・粒・粉状の石炭灰とブラスト材として使用された石炭灰片とブラスト圧送用空気とを排出する負圧を真空ポンプ6aで発生させる。7は分級機4で分級された5mm以上の粒度の石炭灰片を移動して貯えるブラストタンク、8はブラスト材の空気輸送用の100Ps程の高圧空気を発生させるコンプレッサーで、ブラスト圧送ホース2と接続されている。9は同ブラスト圧送ホース2の途中に設けてブラストタンク7内のブラスト材とする石炭灰片をブラスト圧送ホース2の輸送空気流の途中にエジェクターを設け、同エジェクターで負圧を発生させてこれに石炭灰片を落下させて送り込むエジェクター混合器、10は上記装置に電源を給電する発電機,11は分級機4,フィルターユニット5,バキュームユニット6,ブラストタンク7,発電機10,ブラストヘッド1,ブラスト圧送ホース2,吸引排出ホース3等を搭載して作業現場に移動できるようにしたブラスト作業車である。
この実施例1では、補修する炉壁の位置に作業車11を移動させ、補修するボイラー室の炉壁面にブラストヘッド1をウインチのワイヤ1cによって補修する炉壁面位置に吊下する。ワイヤ1cのウインチ(図示せず)は遠隔操作で上下動自在になっている。
次に、バキュームユニット6を作動させ、バキュームユニット6のポンプ6aによって負圧を発生させる。この負圧はフィルターユニット5と分級機(セパレーター)4,吸引排出ホース3を介してブラストヘッド1内を負圧状態にし、その負圧でブラストヘッド1を炉壁Wの壁面に付着させる。次に、コンプレッサ8を作動し、ブラスト材圧送ホース2に圧送空気を送り込む。ブラストタンク7内の0.5mm〜1.2mmの粒径の石炭灰片Sをエジェクター混合器9によって空気によって圧送してブラストヘッド1の噴出口1aから高速で石炭灰片Sを炉壁Wの表面の石炭灰層Kに向けて噴射させる。この石炭灰片Sを石炭灰層Kに衝突させることで石炭灰層Kを打撃して石炭灰層Kを破砕剥離させるものである。又ブラスト材として使用した石炭灰片Sも破砕され粒径が小さくなる。ブラストタンク7の吐出口から1.2mm以上の石炭灰片Sがエジェクター混合器9へ移動しないようにメッシュ(フィルター)が吐出口付近に設けられている。
次に、バキュームユニット6を作動させ、バキュームユニット6のポンプ6aによって負圧を発生させる。この負圧はフィルターユニット5と分級機(セパレーター)4,吸引排出ホース3を介してブラストヘッド1内を負圧状態にし、その負圧でブラストヘッド1を炉壁Wの壁面に付着させる。次に、コンプレッサ8を作動し、ブラスト材圧送ホース2に圧送空気を送り込む。ブラストタンク7内の0.5mm〜1.2mmの粒径の石炭灰片Sをエジェクター混合器9によって空気によって圧送してブラストヘッド1の噴出口1aから高速で石炭灰片Sを炉壁Wの表面の石炭灰層Kに向けて噴射させる。この石炭灰片Sを石炭灰層Kに衝突させることで石炭灰層Kを打撃して石炭灰層Kを破砕剥離させるものである。又ブラスト材として使用した石炭灰片Sも破砕され粒径が小さくなる。ブラストタンク7の吐出口から1.2mm以上の石炭灰片Sがエジェクター混合器9へ移動しないようにメッシュ(フィルター)が吐出口付近に設けられている。
石炭灰層Kの破砕された石炭灰片Sとブラスト材として使用された石炭灰片Sはその吸引口1bから負圧によって吸引されるようにブラストヘッド1外へ排出され、吸引排出ホース3を介して分級機4へ送られる。
分級機4によって石炭灰片Sはその内部の篩4aによって粒径が0.5mm以上のものとそれより小さいものとに分級される。0.5mm以上の石炭灰片Sは送出装置12によってブラストタンク7へ送られ貯えられる。同ブラストタンク7内の石炭灰片Sは1.2mm以上の粒径のものがエジェクター混合器へ移動しないようにフィルタを設けている。
一方分級機4の0.5mmより小さい粒径の石炭灰片Sは負圧によってフィルターユニット5で送られ、ここで空気と石炭灰片Sとが分別されて空気のみバキュームユニット6へ送られ、その中のポンプによって大気へ放出される。又フィルターユニット5内の0.5mmより小さい石炭灰片Sは貯えられ、ダストとし定期的,不定期的に排出されて産業廃棄物処理されるか又はセメント添加材料、道路の路盤材等として使用される。
このように、本願発明は、ブラスト材として破砕した石炭灰片Sの0.5mm以上の粒径の大きいものを使用したことによって、砂・鋼球等の特別なブラスト材を必要とせず安価となるとともに、ブラスト材とこれに付着した石炭灰との分離工程・装置は全く必要がない。又石炭灰片は循環使用するので不足を生じることはなく、しかもブラスト材として使用することで漸次粒度が低下して粉状に近い状態で回収でき、後の産業廃棄物処理、添加材として処理し易いものとした。尚、本実施例でブラスト開始時には、砂・鋼球等の従来のブラスト材を使用しても構わないものである。
本発明は、石炭を燃料とした大型の火力発電所のボイラーの炉壁又は煙道壁に付着する石炭灰層(クリンカー)を除去することを主にするが、中小型の石炭ボイラー、焼却炉、煙道でもブラストヘッドが簡易に壁面に一時的に密着できるものであれば、中小規模の装置の炉壁・煙道壁にも利用可能となる。
1 ブラストヘッド
1a 噴出口
1b 吸引口
1c ワイヤ
1d 車輪
2 ブラスト材圧送ホース
3 吸引排出ホース
4 分級機
4a 篩
5 フィルターユニット
5a フィルター
6 バキュームユニット
7 ブラストタンク
8 コンプレッサ
9 エジェクター混合器
10 発電機
11 ブラスト作業車
12 送出装置
W 炉壁
K 石炭灰層
S 石炭灰片
1a 噴出口
1b 吸引口
1c ワイヤ
1d 車輪
2 ブラスト材圧送ホース
3 吸引排出ホース
4 分級機
4a 篩
5 フィルターユニット
5a フィルター
6 バキュームユニット
7 ブラストタンク
8 コンプレッサ
9 エジェクター混合器
10 発電機
11 ブラスト作業車
12 送出装置
W 炉壁
K 石炭灰層
S 石炭灰片
Claims (3)
- 炉壁表面に付着する石炭灰層を除去する炉壁の補修方法であって、ブラスト材を炉壁に向けて噴射させ、炉壁の石炭灰層を破砕して石炭灰片として石炭灰を剥離し、その剥離して回収された石炭灰片の一部で粒度が大きいものをブラスト材として循環使用して石炭灰を剥離して除去することを特徴とする炉壁の補修方法。
- ブラスト材を噴射させる噴出口とブラスト材で破砕して剥離された石炭灰片と噴射されたブラスト材とを負圧で吸引して排出する吸引口とを炉壁表面の一部を覆う形状のブラストヘッドに設け、ブラストヘッドを炉壁に押し付け、ブラストヘッドの噴出口からブラスト材を空気圧で噴射させて炉壁の石炭灰層を打撃して表面の石炭灰層を破砕剥離し、剥離された石炭灰片とブラスト材と空気とをブラストヘッドの吸引口から吸引して排出し、排出された石炭灰片とブラスト材とを分級機で所定以上の大きい粒度のものとそれより小さい微細片とに分級し、小さい微細片の石炭灰片は回収し、分級された大きい粒度の石炭灰片の一部又は全部をブラスト材としてブラストヘッドの噴出口に空気圧送してブラストヘッド内で炉壁に向けて噴射させ、剥離された石炭灰片の一部を循環使用する請求項1記載の炉壁の補修方法。
- ブラスト材として使用する石炭灰片の粒度が0.5mm以上で1.2mm以下のものである請求項1又は2記載の炉壁の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003320736A JP2005090765A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 炉壁の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003320736A JP2005090765A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 炉壁の補修方法 |
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JP2005090765A true JP2005090765A (ja) | 2005-04-07 |
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ID=34452604
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005090765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167885A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Univ Meijo | プレス工具の表面処理方法および該方法で表面処理されたプレス工具 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003320736A patent/JP2005090765A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007167885A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Univ Meijo | プレス工具の表面処理方法および該方法で表面処理されたプレス工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070619 |