JP2005090420A - 超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置、有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置 - Google Patents

超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置、有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】経済的かつ効率的な超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置ならびに有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置を提供する。
【解決手段】密閉容器1内に水と酸化剤と燃料とを入れる。密閉容器1の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器1の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体をタービン装置に送ってそのタービンを回転させる。密閉容器1の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき水と酸化剤と燃料とを密閉容器1の内部に入れて密閉容器1の内部での燃焼を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置ならびに有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置に関する。
超臨界流体は、二酸化炭素や水に高温、高圧を加えることにより製造される。現在、超臨界流体技術は、食品製造、医薬品製造、廃棄物処理その他の化学処理に応用されている(例えば、非特許文献1,2参照)。
Poliakoff, M. & King, P. Phenomenal fluids, Nature 412, 125 (2001). Noyori, R. (ed.) Supercritical Fluids: Introduction, Chemical Reviews 99, No.2 (1999).
しかしながら、従来の技術では、374℃を超える温度および218atmを超える圧力にして超臨界流体を製造するために、外部から熱を加える高温加熱装置および外部から高圧を加える高圧加圧装置を準備する必要があった。特に、高温加熱装置は、容器の内部の物質を外部から高温に加熱するために、強度、耐食性および熱伝導度のすべてが大きい高価な金属材料を用いる必要があった。このため、従来の技術では、超臨界流体を製造する生産コストがかさむとともに生産効率が悪いという課題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、経済的かつ効率的な超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置ならびに有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の本発明に係る超臨界流体製造方法は、密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させることを特徴とする。
第2の本発明に係る超臨界流体製造方法は、密閉容器内に水と酸化剤と二酸化炭素と燃料とを入れ、燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させることを特徴とする。
本発明に係る超臨界流体製造方法は、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造することができる。本発明に係る超臨界流体製造方法において、燃焼は拡散燃焼であることが好ましい。二酸化炭素は、容器内の温度制御の役割を果たす。水と酸化剤と燃料とを容器内に入れる順序は、容器内に入れる仕事量を小さくするため、密度が小さいものから順に入れることが好ましい。例えば、燃料より酸化剤の方が密度が小さい場合、水、酸化剤、燃料の順に入れることが好ましい。さらに二酸化炭素を入れる場合、二酸化炭素の方が酸化剤より密度が小さいとき、水、二酸化炭素、酸化剤、燃料の順に入れることが好ましい。燃料は、メタンガス・アルコールその他の炭化水素系燃料のほか、一酸化炭素ガスや水素ガスであってもよい。燃料は、気体または液体から成ることが好ましい。酸化剤としては、酸素または酸素濃度を高めた空気が好ましい。
第1の本発明に係る超臨界流体製造装置は、密閉容器と、前記密閉容器の内部への水供給手段と、前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、有することを特徴とする。
第1の本発明に係る超臨界流体製造装置は、前述の第1の本発明に係る超臨界流体製造方法の実施により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造することができる。
第2の本発明に係る超臨界流体製造装置は、密閉容器と、前記密閉容器の内部への水供給手段と、前記密閉容器の内部へ酸化剤を供給する酸化剤供給手段と、前記密閉容器の内部へ二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段と、前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、有することを特徴とする。
第2の本発明に係る超臨界流体製造装置は、前述の第2の本発明に係る超臨界流体製造方法の実施により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造することができる。
第1の本発明に係る動力発生方法は、密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体をタービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記密閉容器の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき水と酸化剤と燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返すことを、特徴とする。
第1の本発明に係る動力発生方法は、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力でタービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。
第1の本発明に係る動力発生方法では、前記タービン装置のタービンの回転により発電させることが好ましい。容器内には、水とともに温度制御のために二酸化炭素を入れることが好ましい。
第2の本発明に係る動力発生方法は、密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生した状態で、その超臨界流体をタービン装置に送ってそのタービンを回転させ、水と酸化剤と燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返すことを、特徴とする。
第2の本発明に係る動力発生方法は、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力でタービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。
第3の本発明に係る動力発生方法は、水を入れた密閉容器の内部に酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃料を燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体を発生させる第1工程と、前記第1工程後の密閉容器の内部の超臨界流体を高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記第1工程で酸化剤と燃料とを入れる前の他の密閉容器の内部に前記高圧タービン装置から排出される流体を供給する第2工程と、前記第2工程後の前記密閉容器の内部の温度および圧力が水の気液臨界点以下で二酸化炭素の気液臨界点を超える所定の範囲になったとき内部の流体を低圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記低圧タービン装置から排出される水を前記第1工程の前の他の密閉容器内に供給する第3工程とを、3個以上の密閉容器で順に繰り返し、前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置の各タービンを回転させることを、特徴とする。
第3の本発明に係る動力発生方法は、3個以上の密閉容器で順に超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。高圧タービン装置から排出された流体は、密閉容器の内部に供給されて低圧タービン装置のタービンを回転させるために効率的に用いられる。低圧タービン装置から排出された水は、密閉容器の内部に供給されて超臨界流体の製造のために効率的に用いられる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。
第2の本発明に係る動力発生方法では、前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置の各タービンの回転により発電させることが好ましい。密閉容器内には、水とともに温度制御のために二酸化炭素を入れることが好ましい。
第1の本発明に係る動力発生装置は、密閉容器とタービン装置と気液分離装置と送水装置と酸化剤供給手段と燃料供給手段と着火手段と制御手段とを有し、前記タービン装置は前記密閉容器に容器内部からの流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、前記気液分離装置は前記タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、前記送水装置は前記気液分離装置から送られる水を前記密閉容器の内部に供給可能に接続され、前記酸化剤供給手段は前記密閉容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、前記燃料供給手段は前記密閉容器の内部に燃料を供給可能に接続され、前記着火手段は前記密閉容器の内部で着火させる構成を有し、前記制御手段は、前記密閉容器内に前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体を前記タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記密閉容器の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき、前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返す構成を有することを、特徴とする。
第1の本発明に係る動力発生装置は、前述の第1の本発明に係る動力発生方法の実施により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力でタービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。
第1の本発明に係る動力発生装置では、前記タービン装置のタービンの回転により発電する発電機を有することが好ましい。
第2の本発明に係る動力発生装置は、密閉容器と高圧タービン装置と第1気液分離装置と低圧タービン装置と第2気液分離装置と送水装置と酸化剤供給手段と燃料供給手段と着火手段と制御手段とを有し、前記高圧タービン装置は前記密閉容器に容器内部からの流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、前記第1気液分離装置は前記高圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、前記低圧タービン装置は前記第1気液分離装置から排出される流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、前記第2気液分離装置は前記低圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、前記送水装置は前記第2気液分離装置から送られる水を前記密閉容器の内部に供給可能に接続され、前記酸化剤供給手段は前記密閉容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、前記燃料供給手段は前記密閉容器の内部に燃料を供給可能に接続され、前記着火手段は前記密閉容器の内部で着火させる構成を有し、前記制御手段は、前記密閉容器内に前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生した状態で、その超臨界流体を前記高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返す構成を有することを、特徴とする。
第2の本発明に係る動力発生装置は、前述の第2の本発明に係る動力発生方法の実施により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させ、さらに高圧タービン装置で用いられた水の圧力により低圧タービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。なお、密閉容器は、1個であっても複数個であってもよい。
第3の本発明に係る動力発生装置は、第1容器と第2容器と第3容器と高圧タービン装置と第1気液分離装置と低圧タービン装置と第2気液分離装置と送水装置と酸化剤供給装置と燃料供給装置と着火手段と制御手段とを有し、前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器とは密閉容器から成り、前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器に各容器の内部からの流体の圧力により回転可能に接続され、前記高圧タービン装置はそのタービンの回転に用いられた流体を前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に供給可能に接続され、前記第1気液分離装置は前記高圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、前記低圧タービン装置は前記第1気液分離装置から排出される流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、前記第2気液分離装置は前記低圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、前記送水装置は前記第2気液分離装置から送られる水を前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に供給可能に接続され、前記酸化剤供給装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、前記燃料供給装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に燃料を供給可能に接続され、前記着火手段は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部で着火させる構成を有し、前記制御手段は、前記送水装置からの水を入れた前記第1容器の内部に前記酸化剤供給装置からの酸化剤と前記燃料供給装置からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記第1容器の内部で燃料を燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記第1容器の内部に超臨界流体を発生させる第1工程と、前記第1工程後の前記第1容器の内部の超臨界流体を前記高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記第1工程で酸化剤と燃料とを入れる前の前記第3容器の内部に前記高圧タービン装置から排出される超臨界流体を供給し、前記第2容器を前記第1工程にセットする第2工程と、前記第2工程後、前記第1容器の内部の温度および圧力が水の気液臨界点以下で二酸化炭素の気液臨界点を超える所定の範囲になったとき内部の超臨界流体を前記低圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記送水装置からの水を前記第1容器内に供給する第3工程とを、前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器で順に繰り返すよう制御する構成を有することを、特徴とする。
第3の本発明に係る動力発生装置は、前述の第3の本発明に係る動力発生方法の実施により、3個以上の容器で順に超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。高圧タービン装置から排出された超臨界流体は、容器の内部に供給されて低圧タービン装置のタービンを回転させるために効率的に用いられる。低圧タービン装置から排出された水は、容器の内部に供給されて超臨界流体の製造のために効率的に用いられる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。
第2または第3の本発明に係る動力発生装置では、前記高圧タービン装置のタービンの回転により発電する第1発電機と、前記低圧タービン装置のタービンの回転により発電する第2発電機とを有することが好ましい。
第1,第2または第3の本発明に係る動力発生装置は、容器の内部への二酸化炭素供給手段を有することが好ましい。この場合、制御装置は、容器内に酸化剤を供給する際に二酸化炭素供給手段により容器内に二酸化炭素を入れる。二酸化炭素は、温度制御の役割を果たす。
第1、第2または第3の本発明に係る動力発生装置では、前記容器は有機性廃棄物の投入口と、前記容器内の処理物の取出口とを有していてもよい。この構成では、容器の投入口に有機性廃棄物を投入して、容器内で製造した超臨界流体により、動力を発生させるとともに、有機性廃棄物を酸化分解処理することができる。容器内の処理物は、取出口から取り出すことができる。なお、投入口と取出口は、共通であってもよい。
本発明に係る有機性廃棄物分解方法は、密閉容器内に有機性廃棄物と水と酸化剤と燃料とを入れて燃焼させ、水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させ、前記密閉容器内で前記有機性廃棄物を酸化分解することを特徴とする。
本発明に係る有機性廃棄物分解方法は、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体により有機性廃棄物を無害な物質に酸化分解することができる。密閉容器内には、水とともに温度制御のために二酸化炭素を入れることが好ましい。
本発明に係る有機性廃棄物分解装置は、有機性廃棄物の投入口を有する密閉容器と、前記密閉容器の内部への水供給手段と、前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、有することを特徴とする。本発明に係る有機性廃棄物分解装置は、密閉容器の内部への二酸化炭素供給手段を有することが好ましい。二酸化炭素は、温度制御の役割を果たす。
本発明に係る有機性廃棄物分解装置は、本発明に係る有機性廃棄物分解方法の実施により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体により有機性廃棄物を無害な物質に酸化分解することができる。
本発明に係る膨張装置は、密閉容器と、前記密閉容器の内部への水供給手段と、前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、有することを特徴とする。膨張装置は、タービン式装置のほか、ピストン式装置であってもよい。
本発明に係る低品位燃料の改質方法は、密閉容器内に低品位燃料と水と酸化剤と燃料とを入れて燃焼させ、水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させ、前記密閉容器内で前記低品位燃料を改質することを特徴とする。
本発明に係る低品位燃料の改質装置は、低品位燃料の投入口を有する密閉容器と、前記密閉容器の内部への水供給手段と、前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、有することを特徴とする。
本発明によれば、経済的かつ効率的な超臨界流体製造方法および装置、動力発生方法および装置ならびに有機性廃棄物分解方法および装置、膨張装置ならびに低品位燃料の改質方法および装置を提供することができる。本発明は、自動車、船などの輸送手段のエンジン、動力機械のエンジン、発電所、廃棄物処理その他の広範な分野に応用可能である。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の超臨界流体製造方法および装置、特に、定容内燃超臨界流体製造方法(Constant-Volume,Internal−Combustion SCFs Method;CVIC SCFs Method)および装置の概念図を示している。
図1(a)に示すように、密閉容器1内に常態で液体の水と気体の二酸化炭素が充填される。次に、図1(b)に示すように、密閉容器1内に酸化剤として酸素富化空気が充填される。次に、図1(c)に示すように、密閉容器1内に燃料が充填されて空気と混合され、着火手段により着火される。密閉容器1内の温度および圧力は、拡散燃焼により上昇する。図1(d)に示すように、水の気液臨界点(374℃、218atm)を超える温度および圧力で水と二酸化炭素の超臨界流体が発生する。このように、密閉容器1内に水と酸化剤と二酸化炭素と燃料とを入れ、燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させることができる。
この超臨界流体製造方法により、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造することができる。この超臨界流体製造方法によれば、図2に示すように、理論計算値で求めた一例では、容量0.1立方メートルの断熱容器内に充填される液体の水と気体の二酸化炭素の量をそれぞれ0.05立方メートルとした場合、酸化剤として酸素9.62kg、燃料にメタンガス2.41kgを用いて超臨界流体を製造することができる。
超臨界流体製造装置は、密閉容器と、密閉容器の内部への水供給手段と、密閉容器の内部へ酸化剤を供給する酸化剤供給手段と、密閉容器の内部へ二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段と、密閉容器の内部への燃料供給手段と、密閉容器の内部で着火させる着火手段とにより構成することができる。
図3および図4は、本発明の第1の実施の形態の動力発生装置(超臨界流体エンジン;SCFs Eengine)の概念図を示している。
図3に示すように、動力発生装置は、密閉容器11とタービン装置12と発電機13と気液分離装置14と送水装置15と二酸化炭素供給手段(図示せず)と酸化剤供給手段16と燃料供給手段17と着火手段(図示せず)と制御手段(図示せず)とを有している。密閉容器11とタービン装置12と気液分離装置14と送水装置15とは、循環する流路18で接続されている。
タービン装置12は、密閉容器11に容器内部からの超臨界流体の圧力によりタービンを回転可能に接続されている。発電機13は、タービン装置12のタービンの回転により発電する構成を有する。送水装置15は、タービン装置12で用いられた水を密閉容器11の内部に供給可能に接続されている。気液分離装置14は、タービン装置12と送水装置15との間に接続され、過剰な二酸化炭素と水などの不要物を外部に排出するようになっている。酸化剤供給手段16は、密閉容器11の内部に酸化剤として酸素富化空気を供給可能に接続されている。燃料供給手段17は、密閉容器11の内部に燃料、例えばメタンガスを供給可能に接続されている。着火手段は、密閉容器11の内部で着火させる構成を有している。
制御手段は、バルブ19a,19b,19c,19dを有している。制御手段は、バルブ19dを開いて密閉容器11内に送水装置15からの水を入れた後、そのバルブを閉じ、バルブ19a,19bを開いて酸化剤供給手段16からの酸化剤と燃料供給手段17からの燃料とを入れ、着火手段により密閉容器11の内部で拡散燃焼させて水の気液臨界点(374℃、218atm)を超える温度および圧力とすることにより密閉容器11の内部に超臨界流体が発生したとき、バルブ19a,19bを閉じ、バルブ19cを開いてその超臨界流体をタービン装置12に送ってそのタービンを回転させ、密閉容器11の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点(31.1℃、72.9atm)以下の所定の範囲になったとき、バルブ19cを閉じ、バルブ19dを開いて送水装置15からの水を入れて、そのバルブを閉じた後、バルブ19a,19bを開いて酸化剤供給手段16からの酸化剤と燃料供給手段17からの燃料とを密閉容器11の内部に入れて密閉容器11の内部での燃焼を繰り返す構成を有している。これにより、熱エネルギーを機械仕事に間欠的に変換することができる。
動力発生装置による半密閉エンジンサイクルを図4に示す。図4で、1−2は、送水装置15による水の供給段階を示す。2−3は、燃料であるメタンガスと酸化剤としての酸素を容器内へ供給し、内部燃焼により加熱する段階を示す。3−4は、タービンでの等エントロピー膨張段階を示す。4−1は、気液分離装置14での定圧、排熱および燃焼生成物の排出段階を示す。
なお、制御手段は、バルブ19dを開いて密閉容器11内に水を入れてからバルブ19dを閉じ、バルブ19c,19dを閉じた状態でバルブ19a,19bを開き、密閉容器11内に酸化剤と燃料とを入れ、着火手段により密閉容器11の内部で拡散燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器11の内部に超臨界流体が発生した状態で、バルブ19cを開いてその超臨界流体をタービン装置12に送ってそのタービンを回転させ、バルブ19dを開いて水と酸化剤と燃料とを密閉容器11の内部に入れて密閉容器11の内部での燃焼を繰り返すようにしてもよい。
第1の実施の形態の動力発生方法および装置では、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力でタービン装置12のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。このため、第1の実施の形態の動力発生方法および装置は、地球環境保護に適している。
図5乃至図8は、本発明の第2の実施の形態の動力発生装置の概念図を示している。
図5乃至図7に示すように、動力発生装置は、第1容器21と第2容器22と第3容器23と高圧タービン装置24と第1発電機25と低圧タービン装置26と第2発電機27と気液分離装置28と送水装置29と二酸化炭素供給手段(図示せず)と酸化剤供給装置31と燃料供給装置32と着火手段(図示せず)と制御手段(図示せず)とを有している。第1容器21、第2容器22および第3容器23と、高圧タービン装置24とは循環する流路33で接続され、また、第1容器21、第2容器22および第3容器23と低圧タービン装置26と気液分離装置28と送水装置29とは循環する流路34で接続されている。
第1容器21、第2容器22および第3容器23とは、密閉容器から成っている。高圧タービン装置24および低圧タービン装置26は、第1容器21、第2容器22および第3容器23に各容器の内部からの流体の圧力により回転可能に接続されている。高圧タービン装置24は、そのタービンの回転に用いられた流体を第1容器21、第2容器22および第3容器23の内部に供給可能に接続されている。第1発電機25は、高圧タービン装置24のタービンの回転により発電する構成を有する。第2発電機27は、低圧タービン装置26のタービンの回転により発電する構成を有する。
気液分離装置28は、低圧タービン装置26と送水装置29との間に接続され、過剰な二酸化炭素と水などの不要物を外部に排出するようになっている。送水装置29は、低圧タービン装置26で用いられた水を第1容器21、第2容器22および第3容器23の内部に供給可能に接続されている。酸化剤供給装置31は、第1容器21、第2容器22および第3容器23の内部に酸化剤を供給可能に接続されている。燃料供給装置32は、第1容器21、第2容器22および第3容器23の内部に燃料、例えばメタンガスを供給可能に接続されている。着火手段は、第1容器21、第2容器22および第3容器23の内部で着火させる構成を有している。
制御手段は、バルブ35a〜35rを有する。図5乃至図7に示すように、制御手段は、第1工程で、送水装置29からの水を入れた第1容器21の内部にバルブ35a,b,c,pを閉じた状態でバルブ35jを開いて酸化剤供給装置31からの酸化剤を入れた後、バルブ35jを閉じ、次にバルブ35kを開いて燃料供給装置32からの燃料を入れ、着火手段により第1容器の内部で燃料を燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより第1容器21の内部に超臨界流体を発生させ、その後、バルブ35kを閉じる。次に、第2工程で、バルブ35c,g,hを開き、第1工程後の第1容器21の内部の超臨界流体を高圧タービン装置24に送ってそのタービンを回転させ、第3容器23の内部で水と気体とに分離し、分離した気体をバルブ35hを通して低圧タービン装置26に入れてその内部で膨張させ、その後、気液分離装置28でさらに水と気体とに分離させて気体を排出または回収する。第1工程で酸化剤と燃料とを入れる前の第3容器23の内部に高圧タービン装置24から排出される流体を供給し、バルブ35l,mを開いて第2容器22を第1工程にセットする。第3工程で、バルブ35b,pを開いて第2工程後、第1容器21の内部の温度および圧力が水の気液臨界点以下で二酸化炭素の気液臨界点を超える所定の範囲になったとき内部の流体を低圧タービン装置26に送ってそのタービンを回転させ、送水装置29からの水を第1容器21内に供給する。制御装置は、第1容器21、第2容器22および第3容器23で第1工程乃至第3工程を順に繰り返すよう制御する構成を有している。
図5に示す状態では、バルブ35c,g,h,l,m,rを開いて他のバルブを閉じ、図6に示す状態では、バルブ35a,b,f,n,o,pを開いて他のバルブを閉じ、図7に示す状態では、バルブ35d,e,i,j,k,qを開いて他のバルブを閉じている。
各容器21,22,23の処理工程を図8に示す。各容器21,22,23内では、(1)膨張、(2)取込みと排気、(3)燃焼の各工程を順に繰り返している。
第2の実施の形態の動力発生方法および装置では、3個の容器21,22,23で順に超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置24のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。高圧タービン装置24から排出された超臨界流体は、容器21,22,23の内部に供給されて低圧タービン装置26のタービンを回転させるために効率的に用いられる。低圧タービン装置26から排出された水は、容器21,22,23の内部に供給されて超臨界流体の製造のために効率的に用いられる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。このため、第2の実施の形態の動力発生方法および装置は、地球環境保護に適している。なお、第2の実施の形態の動力発生方法および装置は、半密閉サイクルで作動するものである。
図9は、本発明の第3の実施の形態の動力発生装置の概念図を示している。
図9に示すように、動力発生装置は、密閉容器41と高圧タービン装置42と第1発電機43と低圧タービン装置44と第2発電機45と第1気液分離装置46と第2気液分離装置47と送水装置48と熱交換器49と酸化剤供給手段(図示せず)と燃料供給手段(図示せず)と着火手段(図示せず)と制御手段(図示せず)とを有している。密閉容器41と高圧タービン装置42と第1気液分離装置46と低圧タービン装置44と第2気液分離装置47と送水装置48と熱交換器49とは、循環する流路52で接続されている。
密閉容器41は、有機性廃棄物の投入口と、容器内の処理物の取出口とを有していてもよい。高圧タービン装置42は、密閉容器41に容器内部からの流体の圧力によりタービンを回転可能に接続されている。低圧タービン装置44は、高圧タービン装置42にそのタービンの回転に用いられた流体の圧力によりタービンを回転可能に接続されている。第1発電機43は、高圧タービン装置42のタービンの回転により発電する構成を有する。第2発電機45は、低圧タービン装置44のタービンの回転により発電する構成を有する。第1気液分離装置46は、高圧タービン装置42と低圧タービン装置44との間に接続され、過剰な超臨界二酸化炭素を外部に排出するようになっている。第2気液分離装置47は、低圧タービン装置44と送水装置48との間に接続され、過剰な二酸化炭素、窒素ガスと水とを外部に排出するようになっている。
送水装置48は、第2気液分離装置47から送られた水を密閉容器41の内部に供給可能に接続されている。熱交換器49は、送水装置48と密閉容器41との間に接続されている。酸化剤供給手段は、密閉容器41の内部に酸化剤を供給可能に接続されている。燃料供給手段は、密閉容器41の内部に燃料を供給可能に接続されている。着火手段は、密閉容器41の内部で着火させる構成を有している。
制御手段は、バルブ53a〜53fを有している。制御手段は、バルブ53aを開いて送水装置48からの水を入れてからバルブ53aを閉じ、バルブ53cを開いて密閉容器41内に酸化剤供給手段からの酸化剤を入れてからバルブ53cを閉じ,バルブ53dを開いて他のバルブ53b,e,fを閉じた状態で密閉容器41内に燃料供給手段からの燃料を入れ、着火手段により密閉容器41の内部で拡散燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器41の内部に超臨界流体が発生した状態とする。次に、バルブ53a,b,c,d,fを開いた状態で、その超臨界流体を高圧タービン装置42に送ってそのタービンを回転させ、第1気液分離装置46で水と気体とを分離させて気体をバルブ53fから排出し、第1気液分離装置46で分離された水を低圧タービン装置44に送ってそのタービンを回転させ、さらに第2気液分離装置47からの水の一部を送水装置48で熱交換器49に送り、熱交換器49でその水を第2気液分離装置47の熱により加熱してバルブ53aを通して密閉容器41に連続的に供給する。バルブ53a,b,c,d,fを開いた状態で、送水装置48からの水を入れた密閉容器41の内部に酸化剤供給手段からの酸化剤と燃料供給手段からの燃料とを同時に入れて密閉容器41の内部での連続的な燃焼を続ける構成を有する。
第3の実施の形態の動力発生方法および装置では、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置42のタービンを回転させて動力を連続的に発生させるとともに、高圧タービン装置42から排出された亜臨界水の圧力で低圧タービン装置44のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。さらに、この動力発生方法および装置では、密閉容器41の投入口に有機性廃棄物を投入すれば、超臨界流体により有機性廃棄物を無害な物質に酸化分解することができる。このため、第3の実施の形態の動力発生方法および装置は、地球環境保護に適している。なお、第3の実施の形態の動力発生方法および装置は、半密閉サイクルで作動するものであって連続化が可能であり、超臨界流体(SCFs)になる前に定容で酸化剤(CO2+O2)を用い、SCFsになってから定圧で酸化剤(N2+O2)を用いるシステムである。
図10は、本発明の実施の形態の有機性廃棄物分解装置の概念図を示している。
図10に示すように、有機性廃棄物分解装置は、第1密閉容器61と第2密閉容器62と高圧タービン装置63と第1発電機64と低圧タービン装置65と第2発電機66と第1気液分離装置67と第2気液分離装置68と送水装置69と熱交換器71と酸化剤供給手段72と燃料供給手段73と着火手段(図示せず)と制御手段(図示せず)とを有している。密閉容器61,62と高圧タービン装置63と第1気液分離装置67と低圧タービン装置65と第2気液分離装置68と送水装置69と熱交換器71とは、循環する流路74で接続されている。
密閉容器61,62は、石炭やバイオマスまたは有機性廃棄物の投入口と、容器内の処理物の取出口とを有する。高圧タービン装置63は、第1密閉容器61と第2密閉容器62に容器内部からの流体の圧力によりタービンを回転可能に接続されている。低圧タービン装置65は、高圧タービン装置63にそのタービンの回転に用いられた流体の圧力によりタービンを回転可能に接続されている。第1発電機64は、高圧タービン装置63のタービンの回転により発電する構成を有する。第2発電機66は、低圧タービン装置65のタービンの回転により発電する構成を有する。第1気液分離装置67は、高圧タービン装置63と低圧タービン装置65との間に接続され、過剰な超臨界二酸化炭素、超臨界水素を外部に排出するようになっている。第2気液分離装置68は、低圧タービン装置65と送水装置69との間に接続され、過剰な二酸化炭素と水などの不要物を外部に排出するようになっている。
送水装置69は、低圧タービン装置65で用いられた水を密閉容器61,62の内部に供給可能に接続されている。熱交換器71は、送水装置69と密閉容器61,62との間に接続されている。酸化剤供給手段72は、密閉容器61,62の内部に酸化剤を供給可能に接続されている。燃料供給手段73は、密閉容器61,62の内部に燃料を供給可能に接続されている。着火手段は、密閉容器61,62の内部で着火させる構成を有している。
制御手段は、バルブ75a〜75mを有している。制御手段は、密閉容器61,62内に送水装置69からの水と酸化剤供給手段72からの酸化剤と燃料供給手段73からの燃料とを入れ、着火手段により密閉容器61,62の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器61,62の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体を高圧タービン装置63に送ってそのタービンを回転させ、密閉容器61,62の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき、送水装置69からの水と酸化剤供給手段72からの酸化剤と燃料供給手段73からの燃料とを密閉容器61,62の内部に入れて密閉容器61,62の内部での燃焼を繰り返す構成を有する。
なお、制御手段は、バルブ75aを開いて密閉容器61内に石炭、バイオマスまたは水を供給した後バルブ75aを閉じ、バルブ75cを開いて密閉容器61内に酸化剤供給手段72からの酸化剤を入れ、次に、バルブ75dを開いて燃料供給手段73からの燃料を入れ、着火手段により密閉容器61の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器61の内部に超臨界流体が発生した状態で、バルブ75e,kを開いてその超臨界流体を高圧タービン装置63に送ってそのタービンを回転させ、第1気液分離装置67で超臨界二酸化炭素と超臨界水素とを外部に排出または回収する。第1気液分離装置67で分離された水を低圧タービン装置65に送り、そのタービンを回転させた後の水から第2気液分離装置68で微量の二酸化炭素と水素とを回収して、過剰な水を排出し、残りの水を送水装置69により熱交換器71を通した後、密閉容器62に送る。バルブ75eを閉じた後、密閉容器61内に残った無害な固形物を取り出し、利用または廃棄する。バルブ75bを開き、バルブ75g,h,f,m,kを閉じて、石炭、バイオマスまたは水を密閉容器62に入れた後、バルブ75bを閉じる。バルブ75hを開いて密閉容器62内に酸化剤供給手段72からの酸化剤を入れ、次に、バルブ75gを開いて燃料供給手段73からの燃料を入れ、着火手段により密閉容器62の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより密閉容器62の内部に超臨界流体が発生した状態で、バルブ75f,jを開いてその超臨界流体を高圧タービン装置63に送ってそのタービンを回転させ、第1気液分離装置67で超臨界二酸化炭素と超臨界水素とを外部に排出または回収する。第1気液分離装置67で分離された水を低圧タービン装置65に送り、そのタービンを回転させた後の水から第2気液分離装置68で微量の二酸化炭素と水素とを回収して、過剰な水を排出し、残りの水を送水装置69により熱交換器71を通した後、密閉容器61に送る。バルブ75mを閉じた後、密閉容器62内に残った無害な固形物を取り出し、利用または廃棄する。制御手段は、以上の操作を繰り返す構成を有している。
有機性廃棄物分解方法および装置では、密閉容器61,62の投入口に有機性廃棄物を投入し、超臨界流体により有機性廃棄物を無害な物質に酸化分解することができる。なお、有機性廃棄物の代わりに石炭、バイオマスなどの燃料を密閉容器61,62に投入してもよい。有機性廃棄物分解方法および装置では、さらに、超臨界流体を経済的かつ効率的に製造し、超臨界流体の圧力で高圧タービン装置63のタービンを回転させて動力を連続的に発生させるとともに、高圧タービン装置63から排出された流体の圧力で低圧タービン装置65のタービンを回転させて動力を連続的に発生させる。超臨界流体を利用することにより、窒素酸化物や一酸化炭素、硫黄酸化物などの有害排ガスを排出せずに動力を発生させることができる。また、生成した二酸化炭素を、大気中に排出させずに回収して有効利用を図ることができる。このため、本実施の形態の有機性廃棄物分解方法および装置は、地球環境保護に適している。
有機性廃棄物分解方法および装置は、低品位燃料の改質方法および装置としても利用することができる。有機性廃棄物分解方法および装置が完全酸化により廃棄物を処理するのに対し、低品位燃料の改質方法および装置では、部分酸化により石炭などの低品位燃料から水素を生産し、残った固形物は別途、利用または処理する。
本発明の実施の形態の超臨界流体製造方法および装置の概念図である。 本発明の実施の形態の超臨界流体製造方法および装置により、水と二酸化炭素と酸素と燃料のメタンガスを用いて超臨界流体を製造する工程を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の動力発生装置の概念図である。 図3に示す動力発生装置のエンジンサイクルを示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の動力発生装置の第1工程を示す概念図である。 図5に示す動力発生装置の第2工程を示す概念図である。 図5に示す動力発生装置の第3工程を示す概念図である。 図5に示す動力発生装置の第1容器、第2容器および第3容器の処理工程を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態の動力発生装置を示す概念図である。 本発明の実施の形態の有機性廃棄物分解装置を示す概念図である。
符号の説明
1,11 密閉容器
12 タービン装置
13 発電機
14 気液分離装置
15 送水装置
16 酸化剤供給手段
17 燃料供給手段
18 流路
19a,19b,19c,19d バルブ

Claims (20)

  1. 密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させることを特徴とする超臨界流体製造方法。
  2. 密閉容器内に水と酸化剤と二酸化炭素と燃料とを入れ、燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させることを特徴とする超臨界流体製造方法。
  3. 密閉容器と、
    前記密閉容器の内部への水供給手段と、
    前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、
    前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、
    前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、
    有することを特徴とする超臨界流体製造装置。
  4. 密閉容器と、
    前記密閉容器の内部への水供給手段と、
    前記密閉容器の内部へ酸化剤を供給する酸化剤供給手段と、
    前記密閉容器の内部へ二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段と、
    前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、
    前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、
    有することを特徴とする超臨界流体製造装置。
  5. 密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体をタービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記密閉容器の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき水と酸化剤と燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返すことを、特徴とする動力発生方法。
  6. 密閉容器内に水と酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生した状態で、その超臨界流体をタービン装置に送ってそのタービンを回転させ、水と酸化剤と燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返すことを、特徴とする動力発生方法。
  7. 前記タービン装置のタービンの回転により発電させることを、特徴とする請求項5または6記載の動力発生方法。
  8. 水を入れた密閉容器の内部に酸化剤と燃料とを入れ、前記密閉容器の内部で燃料を燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体を発生させる第1工程と、
    前記第1工程後の密閉容器の内部の超臨界流体を高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記第1工程で酸化剤と燃料とを入れる前の他の密閉容器の内部に前記高圧タービン装置から排出される流体を供給する第2工程と、
    前記第2工程後の前記密閉容器の内部の温度および圧力が水の気液臨界点以下で二酸化炭素の気液臨界点を超える所定の範囲になったとき内部の流体を低圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記低圧タービン装置から排出される水を前記第1工程の前の他の密閉容器内に供給する第3工程とを、
    3個以上の密閉容器で順に繰り返し、前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置の各タービンを回転させることを、特徴とする動力発生方法。
  9. 前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置の各タービンの回転により発電させることを、特徴とする請求項8記載の動力発生方法。
  10. 密閉容器とタービン装置と気液分離装置と送水装置と酸化剤供給手段と燃料供給手段と着火手段と制御手段とを有し、
    前記タービン装置は前記密閉容器に容器内部からの流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、
    前記気液分離装置は前記タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、
    前記送水装置は前記気液分離装置から送られる水を前記密閉容器の内部に供給可能に接続され、
    前記酸化剤供給手段は前記密閉容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、
    前記燃料供給手段は前記密閉容器の内部に燃料を供給可能に接続され、
    前記着火手段は前記密閉容器の内部で着火させる構成を有し、
    前記制御手段は、前記密閉容器内に前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生したとき、その超臨界流体を前記タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記密閉容器の内部の温度および圧力が二酸化炭素の気液臨界点以下の所定の範囲になったとき、前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返す構成を有することを、
    特徴とする動力発生装置。
  11. 前記タービン装置のタービンの回転により発電する発電機を有することを、特徴とする請求項10記載の動力発生装置。
  12. 密閉容器と高圧タービン装置と第1気液分離装置と低圧タービン装置と第2気液分離装置と送水装置と酸化剤供給手段と燃料供給手段と着火手段と制御手段とを有し、
    前記高圧タービン装置は前記密閉容器に容器内部からの超臨界流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、
    前記第1気液分離装置は前記高圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、
    前記低圧タービン装置は前記第1気液分離装置から排出される水の圧力によりタービンを回転可能に接続され、
    前記第2気液分離装置は前記低圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、
    前記送水装置は前記第2気液分離装置から送られる水を前記密閉容器の内部に供給可能に接続され、
    前記酸化剤供給手段は前記密閉容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、
    前記燃料供給手段は前記密閉容器の内部に燃料を供給可能に接続され、
    前記着火手段は前記密閉容器の内部で着火させる構成を有し、
    前記制御手段は、前記密閉容器内に前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記密閉容器の内部で燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記密閉容器の内部に超臨界流体が発生した状態で、その超臨界流体を前記高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記送水装置からの水と前記酸化剤供給手段からの酸化剤と前記燃料供給手段からの燃料とを前記密閉容器の内部に入れて前記密閉容器の内部での燃焼を繰り返す構成を有することを、
    特徴とする動力発生装置。
  13. 第1容器と第2容器と第3容器と高圧タービン装置と第1気液分離装置と低圧タービン装置と第2気液分離装置と送水装置と酸化剤供給装置と燃料供給装置と着火手段と制御手段とを有し、
    前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器とは密閉容器から成り、
    前記高圧タービン装置および前記低圧タービン装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器に各容器の内部からの流体の圧力により回転可能に接続され、前記高圧タービン装置はそのタービンの回転に用いられた流体を前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に供給可能に接続され、
    前記第1気液分離装置は前記高圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、
    前記低圧タービン装置は前記第1気液分離装置から排出される流体の圧力によりタービンを回転可能に接続され、
    前記第2気液分離装置は前記低圧タービン装置から排出される気体と水とを分離する構成を有し、
    前記送水装置は前記第2気液分離装置から送られる水を前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に供給可能に接続され、
    前記酸化剤供給装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に酸化剤を供給可能に接続され、
    前記燃料供給装置は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部に燃料を供給可能に接続され、
    前記着火手段は前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器の内部で着火させる構成を有し、
    前記制御手段は、前記送水装置からの水を入れた前記第1容器の内部に前記酸化剤供給装置からの酸化剤と前記燃料供給装置からの燃料とを入れ、前記着火手段により前記第1容器の内部で燃料を燃焼させて水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより前記第1容器の内部に超臨界流体を発生させる第1工程と、前記第1工程後の前記第1容器の内部の超臨界流体を前記高圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記第1工程で酸化剤と燃料とを入れる前の前記第3容器の内部に前記高圧タービン装置から排出される超臨界流体を供給し、前記第2容器を前記第1工程にセットする第2工程と、前記第2工程後、前記第1容器の内部の温度および圧力が水の気液臨界点以下で二酸化炭素の気液臨界点を超える所定の範囲になったとき内部の超臨界流体を前記低圧タービン装置に送ってそのタービンを回転させ、前記送水装置からの水を前記第1容器内に供給する第3工程とを、前記第1容器、前記第2容器および前記第3容器で順に繰り返すよう制御する構成を有することを、
    特徴とする動力発生装置。
  14. 前記高圧タービン装置のタービンの回転により発電する第1発電機と、前記低圧タービン装置のタービンの回転により発電する第2発電機とを有することを、特徴とする請求項12または13記載の動力発生装置。
  15. 前記容器は有機性廃棄物の投入口と、前記容器内の処理物の取出口とを有することを特徴とする請求項10,11,12,13または14記載の動力発生装置。
  16. 密閉容器内に有機性廃棄物と水と酸化剤と燃料とを入れて燃焼させ、水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させ、前記密閉容器内で前記有機性廃棄物を酸化分解することを特徴とする有機性廃棄物分解方法。
  17. 有機性廃棄物の投入口を有する密閉容器と、
    前記密閉容器の内部への水供給手段と、
    前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、
    前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、
    前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、
    有することを特徴とする有機性廃棄物分解装置。
  18. 密閉容器と、
    前記密閉容器の内部への水供給手段と、
    前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、
    前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、
    前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、
    有することを特徴とする膨張装置。
  19. 密閉容器内に低品位燃料と水と酸化剤と燃料とを入れて燃焼させ、水の気液臨界点を超える温度および圧力とすることにより超臨界流体を発生させ、前記密閉容器内で前記低品位燃料を改質することを特徴とする低品位燃料の改質方法。
  20. 低品位燃料の投入口を有する密閉容器と、
    前記密閉容器の内部への水供給手段と、
    前記密閉容器の内部への酸化剤供給手段と、
    前記密閉容器の内部への燃料供給手段と、
    前記密閉容器の内部で着火させる着火手段とを、
    有することを特徴とする低品位燃料の改質装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6999992B1 (ja) * 2021-08-23 2022-01-19 サステイナブルエネルギー開発株式会社 亜臨界水処理装置
JP6999991B1 (ja) * 2021-08-23 2022-01-19 サステイナブルエネルギー開発株式会社 亜臨界水処理装置および亜臨界水処理ユニット

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