JP2005090174A - チャンバ内土砂流動の測定装置 - Google Patents

チャンバ内土砂流動の測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005090174A
JP2005090174A JP2003328089A JP2003328089A JP2005090174A JP 2005090174 A JP2005090174 A JP 2005090174A JP 2003328089 A JP2003328089 A JP 2003328089A JP 2003328089 A JP2003328089 A JP 2003328089A JP 2005090174 A JP2005090174 A JP 2005090174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
measuring
mixture
flow
rotating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003328089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4156480B2 (ja
Inventor
Makoto Kanai
誠 金井
Keizo Miki
慶造 三木
Makoto Goto
誠 後藤
Masaaki Sakamoto
公明 阪本
Masao Nakayama
正夫 中山
Kazuhiko Matoba
一彦 的場
Junichi Tanaka
淳一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2003328089A priority Critical patent/JP4156480B2/ja
Publication of JP2005090174A publication Critical patent/JP2005090174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4156480B2 publication Critical patent/JP4156480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

【課題】 掘削地盤の性状の急変に対応することを可能にすること。
【解決手段】 掘進機12には、チャンバ20内における混合物の流動方向とその大きさを把握する測定装置10が設置されている。装置10は、隔壁18を貫通して、チャンバ20内に出没可能に設置される回転板28を備え、回転板28の混合物に対する回転抵抗量から、混合物の流動方向とその大きさとを推定する。装置10は、回転板28を支持するロッド30と、モータ32と、回転角度検出器34と、ガイド筒36と、スライダ38およびシリンダ40とを備えている。装置10でチャンバ20内の土砂流動を測定する際には、回転板28をチャンバ20内の所定位置まで突出させる。その位置で、モータ32を駆動させて、回転板28を所定角度だけ回転させ、回転抵抗が最大位置において、回転板28の主面の直交する方向を混合物の流動方向とし、そのときの回転トルクに対応した値を、流動方向の大きさと推定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、チャンバ内土砂流動の測定装置に関し、特に、泥土圧式シールド掘進機のチャンバ内土砂流動の測定装置に関するものである。
シールドトンネルの構築工事に用いられる泥土圧式シールド掘進機による地盤土砂の掘削は、例えば、非特許文献1に開示されているように、カッターヘッドで掘削した土砂を、チャンバ内に取り込んで充満させ、チャンバ内土圧により切羽の安定を図りながら、スクリューコンベアで排土が行われる。
この場合、実施工では、チャンバ内土圧は、シールド推力で切羽の安定に必要な程度に加圧しながら、推進量に見合った排土が行えるようスクリューコンベアの回転数や掘進速度を調整する。
このような方式で排土を行う泥土圧式シールド工法では、掘削土砂の流動性や止水性が、チャンバ内の土圧に大きく影響を及ぼすので、特に、重要な管理項目となる。ところが、このような従来の泥土圧式シールド掘進機には、以下に説明する技術的な課題があった。
「土木工法事典改訂V」 2001年9月産業調査会発行 639−640pp
すなわち、従来の泥土圧式シールド掘進機では、チャンバ内に土圧計などを設置して、チャンバ内の土圧を管理しているものの、チャンバ内での掘削土砂の流動方向などの状態が判らないので、掘削地盤の性状が急変した場合に、奮発や排土不能状態を引き起こし、復旧に多大の時間と労力とが掛かっていた。
また、従来のシールドトンネルの構築工事では、掘削土砂の流動性の評価は、排土された土砂の性状、マシンデータ(カッタートルクや推力の大きさ)に頼るところが大きく、礫地盤や互層地盤などの場合、適切な添加材の選定、および、注入率の設定が困難であった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、チャンバ内の土砂流動方向を把握することで、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することができるチャンバ内流動の測定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容された泥土圧式シールド掘進機のチャンバ内における前記混合物の流動性の測定装置であって、前記測定装置は、前記チャンバを隔成する隔壁を貫通して、前記チャンバ内に出没可能に設置される回転板を備え、前記回転板の前記混合物に対する回転抵抗量から、前記混合物の流動方向とその大きさとを推定するようにした。
このように構成したチャンバ内土砂流動の測定装置によれば、チャンバを隔成する隔壁を貫通して、チャンバ内に出没可能に設置される回転板を有し、チャンバ内で回転板を回転駆動させた際の、混合物に対する回転抵抗から混合物の流動方向と大きさを推定するので、チャンバ内における混合物の流動方向が把握され、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することが可能になる。
前記回転板は、平板状の主面が前記混合物の流動方向と対向するように配置され、前記回転抵抗の最大位置において、前記主面の直交する方向を前記混合物の流動方向とすることができる。
前記回転板は、回転自在に支持されたロッドに支持され、前記ロッドの一端に結合されて、前記プレートを回転駆動させるモータと、前記モータの回転角度検出器とを備え、前記モータで前記プレートを回転駆動した際の回転トルクの大きさから、前記回転抵抗を求めることができる。
また、本発明は、掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容された泥土圧式シールド掘進機のチャンバ内における前記混合物の流動性の測定装置であって、前記測定装置は、前記チャンバを隔成する隔壁部を貫通して、前記チャンバ内に出没可能に設置される計測ロッドを備え、前記混合物が流動する際の前記計測ロッドの変形量から、前記混合物の流動方向とその大きさとを推定するようにした。
このように構成したチャンバ内土砂流動の測定装置によれば、チャンバを隔成する隔壁を貫通して、チャンバ内に出没可能に設置される計測ロッドを備え、混合物が流動する際の計測ロッドの変形量から、混合物の流動方向とその大きさとを推定するので、チャンバ内における混合物の流動方向が把握され、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することが可能になる。
前記計測ロッドは、基端側に設けられた複数の歪ゲージを備え、前記歪ゲージの検出信号から、前記変形量を求めることができる。
前記チャンバ内土砂流動の測定装置は、前記チャンバに対して、同一円周上に、周方向に沿って所定の間隔を隔てて複数配置することができる。
前記測定装置は、前記回転板が前記チャンバ内から退避した際に、隔壁開口部を閉塞するシャッタ装置を設けることができる。
本発明にかかるチャンバ内土砂流動の計測装置によれば、チャンバ内の土砂流動の方向および大きさを把握することで、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図4は、本発明にかかるチャンバ内土砂流動の測定装置の実施例1を示している。図1は、本発明の測定装置10を設置した泥土式シールド掘進機12を示している。
同図に示したシールド掘進機12は、円筒状のスキンプレート14を備え、スキンプレート14の前端には、カッタ16が配置されている。カッタ16は、図2のその正面詳細図を示すように、中心から外方に向けて放射状の延設されたスポーク状のカッタフェイス16aと、カッタフェイス16aの前面に設けられた多数のカッタビット16bと、カッタフェイス16aの背面中心に固設された中心軸16cとを備えている。
スキンプレート14の前端側には、外周縁をスキンプレート14の内面に固設した円板状の隔壁18が設けられ、カッタ16は、この隔壁18を中心軸16cが貫通するようにして、回転自在に支持されており、このようにカッタ16を配置することにより、カッタフェイス16aの背面と隔壁18とで概略円盤状に隔成されたチャンバ20が設けられている。
カッタフェイス16aの背面側には、チャンバ20内に突出する複数の攪拌翼16dが設けられ、また、カッタフェイス16aの背面には、隔壁18に当接する複数の支持ステー16eが突設されている。
中心軸16cの側面には、チャンバ20に設置されたアジテータ16fが設けられており、このアジテータ16fは、隔壁18の外側に設置された駆動モータ16gにより、カッタフェイス16aと独立した形態で中心軸16cとともに、回転駆動される。
支持ステー16eは、一端側が隔壁18を貫通して、その外部に突出し、この突出した部分にリングギア16hが設けられ、このリングギア16hには、カッタ駆動モータ16iが連結されており、このモータ16iを駆動すると、リングギア16hを介して、カッタフェイス16aが回転駆動されて、地盤の掘削がカッタビット16bにより行われる。
カッタビット16bで掘削された掘削土砂は、カッタフェイス16aの開口部を介して、チャンバ20内に取り込まれる。この際に、掘削土砂には、粘土,ベントナイト,高吸水性樹脂,増粘材などの加泥材が添加され、掘削土砂と加泥材は、チャンバ20内で攪拌翼16dやアジテータ16fにより攪拌混合されることで、流動性を有する混合物とされて、チャンバ20内に充満されて、切羽に対抗させる。
そして、このような混合物は、切羽の安定を確保しながら、隔壁18を貫通するようにして設けられている排土機構(スクリューコンベア)22を介して、外部に排出される。なお、図1に符号24で示した部材は、シールド掘進機12の後部側に組立てられるセグメント26に反力を取って、掘進機12を前方に推進させるシールドジャッキである。
以上のような泥土式シールド掘進機12としての基本的構成は、この種の従来機と同様であるが、本実施例の掘進機12は、以下に説明する点に顕著な特徴がある。
すなわち、本実施例のシールド掘進機12は、掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容された泥土圧式シールド掘進機12のチャンバ20内における混合物の流動方向と流動速度とを把握する測定装置10が設置されている。
図3から図5に測定装置10の詳細を示している。同図に示した測定装置10は、掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容されたチャンバ20内における混合物の流動性を測定するものであって、チャンバ20を隔成する隔壁部18を貫通して、チャンバ20内に出没可能に設置される回転板28を備えている。
本実施例の測定装置10は、回転板28の混合物に対する回転抵抗量から、混合物の流動方向とその大きさとを推定することを基本構成としている。また、本実施例の場合、図2に示すように、同一構成の4個の測定装置10が、チャンバ20に対して、同一円周上にあって、周方向に所定の間隔を隔てて配置されている。
これらの測定装置10の配置位置は、回転板28をチャンバ20内に突出させた際に、攪拌翼16dやアジテータ16fとの相互干渉を避ける位置に設けられている。
本実施例の場合、回転板28は、長方形状のステンレス板なで構成された平板であって、平板状の主面が、チャンバ20内で流動する混合物の流動方向と対向するように配置される。(回転板28の主面は、トンネル軸と平行な軸線回りを回転する。)
本実施例の計測装置10は、回転板28を支持するロッド30と、モータ32と、回転角度検出器34と、ガイド筒36と、スライダ38およびスライド移動用のシリンダ40とを備えている。
ロッド30は、一端側に回転板28が固設され、スライダ38に回転自在に支持され、他端側にモータ32の回転軸が連結されている。回転角度検出器34は、モータ32の回転軸にギア結合され、モータ32の回転量を検出する。
ガイド筒36は、両端が開口した筒体であって、一端側が隔壁18を貫通して、チャンバ20内に開口しており、内部にスライダー38が、軸方向に沿って移動自在に設置されている。このスライダ38には、ガイド筒36の上方に設置されたシリンダ40に結合され、シンリダ40の伸縮に伴って、ガイド筒36の内面に沿って、その軸方向に移動するようになっている。
本実施例の場合、測定装置10には、回転板28がチャンバ20から退避した際に、隔壁20を貫通して開口しているガイド筒36を閉塞するシャッタ装置42が設けられている。
このシャッタ装置42は、測定装置10の下方に設置され、ガイド筒36を閉塞する上下移動自在なシャッタ板42aと、シャッタ板42aの駆動シリンダ42bとを有している。
以上のように構成された測定装置10では、チャンバ20内の土砂流動の測定を行わない場合には、図4に実線位置に示すように、回転板28がガイド筒36の後部側に位置していて、ガイド筒36は、シャッタ装置42により閉塞されている。
チャンバ20内の土砂流動を測定する際には、シャッタ装置42のガイド筒36の閉塞状態を開放して、シリンダ40を駆動させて、回転板28をチャンバ20内の所定位置まで突出させる。
そして、その位置で、モータ32を駆動させて、回転板28を所定角度だけ回転させる。この場合、チャンバ20内では、掘削土砂と加泥材との混合物が、カッタ16の回転や、アジテータ16fの攪拌に伴って、流動しているので、チャンバ20内に突出させると、混合物が回転板28に衝突して、これが回転板28の回転抵抗になる。
このような回転抵抗は、混合物の流動方向に伴って、その大きさが異なるので、回転板28を、図5に示すように、回転角度検出器34の検出値で確認しながら、所定角度(角θ)ずつ回転させ、そのときの回転トルクの大きさを測定すると、回転抵抗に対応したトルク値が得られる。
この場合の回転トルクは、モータ32に供給する電力に比例するので、モータ32の電力を測定すればこれが判る。以上のような計測を、回転板28が1回転するまで継続すると、回転抵抗に対応した、回転トルクの大きさが、角度θ毎に複数得られる。
このようにして複数の測定値が得られると、回転抵抗が最大位置において、回転板28の主面の直交する方向を混合物の流動方向とし、そのときの回転トルクに対応した値を、流動方向の大きさと推定する。
このような混合物の流動方向とその大きさの推定値は、測定装置10を設置した複数の点に対して取得され、これらの値に基づいて、チャンバ20内における混合物の流動方向を把握する。チャンバ20内の流動が把握されると、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することが可能になる。
図6は、本発明にかかるチャンバ内土砂流動の測定装置の実施例2を示しており、上記実施例1と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示した測定装置10aは、実施例1と同様に泥土式シールド掘進機に適用されるものであって、測定装置10aは、チャンバ20を隔成する隔壁18を貫通して、チャンバ20内に出没可能に設置される計測ロッド50を備え、混合物が流動する際の計測ロッド50の変形量から、混合物の流動方向とその大きさとを推定する。
計測ロッド50は、ガイド筒36a内に設置されたスライダ38aに支持され、先端が閉塞された中空管であって、その基端側の内面に設けられた複数の歪ゲージ52を備えている。歪ゲージ52は、周方向に等角度間隔で複数配置され、放射方向にも複数配置されている。
スライダ38aは、シリンダ40a伸縮動作に伴って、ガイド筒36aに沿ってスライド移動する。ガイド筒36aは、計測ロッド50がチャンバ20から退避した際に、シャッタ装置42により閉塞される。本実施例の場合、計測ロッド50に設置された歪ゲージ52の検出信号から、計測ロッド50に発生する変形量を求める。
計測ロッド50に発生する変形量は、チャンバ20内を流動する掘削土砂との加泥材の混合物の衝突により発生し、変形量の大きさは、流動方向に対応するので、変計量が最も大きい方向を、混合物の流動方向とし、その個所の変計量を流動方向の大きさと推定する。
このように構成したチャンバ内土砂流動の測定装置によれば、チャンバ20を隔成する隔壁18を貫通して、チャンバ20内に出没可能に設置される計測ロッド50を備え、混合物が流動する際の計測ロッド50の変形量から、混合物の流動方向とその大きさとを推定するので、チャンバ20内における混合物の流動方向が把握され、掘削地盤の性状の急変に対応することが可能で、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することが可能になる。
図7および図8は、本発明にかかるチャンバ内土砂流動の測定装置の実施例3を示している。これらの図に示した実施例では、例えば、非特許文献2,3(非特許文献2、「シールドチャンバ内の泥土・泥水の流動解析」1994年8月「トンネルと地下」35−39pp、非特許文献3、「シールドチャンバ内における掘削土砂流動解析」大林組技術研究所報、No.48 1994年)に開示されているシールドチャンバ内の流動解析に基づく解析結果を、実際のシールド掘進機に適用する際の例を示している。
シールド掘進機のチャンバ内における掘削土砂と加泥材の混合物の流動解析は、上記非特許文献2,3に開示されているように、シールド掘進機のチャンバの機械モデルと、混合物の粘土式(μ=C1+C2/γ)が与えられると、チャンバ内における流速の大きさ,方向,分布などの詳細な解析結果が得られることが知られている。
ここに、μ:土砂と加泥材(気泡)との混合流体に対する粘度
γ:ひずみ速度
,C:土砂およびαに依存する(物質)定数
α:土砂と加泥材(気泡)との混合流体中の加泥材の体積占有率(0≦α≦1)
上粘度式中の定数、C,Cについては、土砂の種類ごとに、加泥材の包含率(体積占有率)αの関数として、流体計測実験と対応する流動解析により決定する。
ところが、このような解析は、あくまでもシミュレーションであって、実際のシールド掘進機でどのようになっているのかは、確認されていない。そこで、本実施例では、図1に示したシールド掘進機のチャンバ20に関する機械モデルを図7に示すように設定し、混合物の粘土式を、現場掘削土,砂地盤,粘土地盤など各種地質に応じて設定し、流動解析を予め行い、図8にその一例を示すような複数の流動解析結果を求めておく。
そして、実施例1ないしは実施例2に示した測定装置10,10aにより、上述した手段により、混合物の流動方向とその大きさを推定し、これと流動解析の結果とを照合して、測定装置10,10aの設置個所(図8に丸印A〜Dで示した個所)において、最も相関のよいものを選択して、その流動解析結果を、測定装置10,10aでの測定時点における流動状態とする。
このようにして流動解析結果を利用すると、チャンバ20内の全域における流動分布などが可視化されるので、実施工現場において、掘削地盤の性状の急変に対応することが容易に行え、かつ、適切な添加材の選択と注入率とを設定することも簡単に行える。
本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置は、泥土式シールド掘進機に適用すると、施工の安全性や経済性を確保する上で有効に活用することができる。
本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置が適用されるシールド掘進機の断面図である。 図1の正面図である。 本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置の実施例1を示す側面図である。 図3に示した土砂流動の測定装置の出没移動の説明図である。 図3に示した測定装置の回転板の回転状態の説明図である。 本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置の実施例2を示す側面図である。 本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置の実施例3に用いる解析の機械モデルの説明図である。 本発明にかかるチヤンバ内土砂流動の測定装置の実施例3に用いる流動解析結果の説明図である。
符号の説明
10 測定装置
12 シールド掘進機
20 チャンバ
28 回転板
30 ロッド
32 モータ
34 回転角度検出器

Claims (7)

  1. 掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容された泥土圧式シールド掘進機のチャンバ内における前記混合物の流動性の測定装置であって、
    前記測定装置は、前記チャンバを隔成する隔壁を貫通して、前記チャンバ内に出没可能に設置される回転板を備え、
    前記回転板の前記混合物に対する回転抵抗量から、前記混合物の流動方向とその大きさとを推定することを特徴とするチャンバ内土砂流動の測定装置。
  2. 前記回転板は、平板状の主面が前記混合物の流動方向と対向するように配置され、
    前記回転抵抗の最大位置において、前記主面の直交する方向を前記混合物の流動方向とすることを特徴とする請求項1記載のチャンバ内土砂流動の測定装置。
  3. 前記回転板は、回転自在に支持されたロッドに支持され、
    前記ロッドの一端に結合されて、前記プレートを回転駆動させるモータと、
    前記モータの回転角度検出器とを備え、
    前記モータで前記プレートを回転駆動した際の回転トルクの大きさから、前記回転抵抗を求めることを特徴とする請求項1または2記載のチャンバ内土砂流動の測定装置。
  4. 掘削土砂と加泥材との攪拌混合物が収容された泥土圧式シールド掘進機のチャンバ内における前記混合物の流動性の測定装置であって、
    前記測定装置は、前記チャンバを隔成する隔壁を貫通して、前記チャンバ内に出没可能に設置される計測ロッドを備え、
    前記混合物が流動する際の前記計測ロッドの変形量から、前記混合物の流動方向とその大きさとを推定することを特徴とするチャンバ内土砂流動の測定装置。
  5. 前記計測ロッドは、基端側に設けられた複数の歪ゲージを備え、
    前記歪ゲージの検出信号から、前記変形量を求めることを特徴とする請求項4記載のチャンバ内土砂流動の測定装置。
  6. 請求項1または4記載のチャンバ内土砂流動の測定装置は、前記チャンバに対して、同一円周上に、周方向に沿って所定の間隔を隔てて複数配置することを特徴とするチャンバ内土砂流動の測定装置。
  7. 前記測定装置は、前記回転板が前記チャンバ内から退避した際に、隔壁開口部を閉塞するシャッタ装置を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のチャンバ内土砂流動の測定装置。
JP2003328089A 2003-09-19 2003-09-19 チャンバ内土砂流動の測定装置 Expired - Lifetime JP4156480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328089A JP4156480B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 チャンバ内土砂流動の測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328089A JP4156480B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 チャンバ内土砂流動の測定装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008090236A Division JP4769264B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 チャンバ内土砂流動の測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005090174A true JP2005090174A (ja) 2005-04-07
JP4156480B2 JP4156480B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=34457777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003328089A Expired - Lifetime JP4156480B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 チャンバ内土砂流動の測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4156480B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191878A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Ohbayashi Corp 土圧式シールド工法の推進管理方法
JP2007278729A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Ohbayashi Corp 土圧式シールド工法における掘削土砂の性状評価方法及び添加剤の選定方法
JP2008026115A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Kajima Corp 土砂の流動性試験装置および土砂の流動性試験方法
JP2008202321A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kajima Corp シールド機及びチャンバ内閉塞管理方法
JP2014009545A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Shimizu Corp 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2016169561A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2016172955A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2017020188A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機
JP2017218781A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機
JP2018071182A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 清水建設株式会社 土圧式シールド工法の施工管理方法、施工管理装置および土圧式シールド掘削機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191878A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Ohbayashi Corp 土圧式シールド工法の推進管理方法
JP2007278729A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Ohbayashi Corp 土圧式シールド工法における掘削土砂の性状評価方法及び添加剤の選定方法
JP4725396B2 (ja) * 2006-04-03 2011-07-13 株式会社大林組 土圧式シールド工法における掘削土砂の性状評価方法及び添加剤の選定方法
JP2008026115A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Kajima Corp 土砂の流動性試験装置および土砂の流動性試験方法
JP2008202321A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kajima Corp シールド機及びチャンバ内閉塞管理方法
JP2014009545A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Shimizu Corp 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2016169561A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2016172955A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法および土圧式シールド掘削機
JP2017020188A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機
JP2017218781A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 清水建設株式会社 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機
JP2018071182A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 清水建設株式会社 土圧式シールド工法の施工管理方法、施工管理装置および土圧式シールド掘削機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4156480B2 (ja) 2008-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4769264B2 (ja) チャンバ内土砂流動の測定装置
JP4156480B2 (ja) チャンバ内土砂流動の測定装置
US5133418A (en) Directional drilling system with eccentric mounted motor and biaxial sensor and method
JP6416496B2 (ja) 土圧シールド工法に用いるチャンバー内掘削土の性状測定評価方法、シールド掘進機及び土砂の塑性流動性試験装置
JP4495114B2 (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削工法
JP2010538187A (ja) 2つのボトムホールアセンブリを有する掘削システム
GB2556463A (en) Mud-pulse telemetry system including a pulser for transmitting information along a drill string
JP2021067059A (ja) シールド掘進機
JPH1061384A (ja) トンネル掘削機械のカッタの損耗診断方法
JP2016089623A (ja) 地盤改良システム及び地盤改良工法
JP4770471B2 (ja) シールド機の設計方法
JP3460981B2 (ja) シールド掘進機およびシールド掘進機の掘削可能距離推定方法
JP6035649B2 (ja) 地盤調査装置、連続壁の構築装置及び連続壁の構築工法
JP2016075139A (ja) 回転貫入杭及び回転貫入杭を使用する根固めされた基礎の施工方法
JP2010013894A (ja) チャンバ内土砂流動計測装置及びシールド掘進機
JP2006083573A (ja) オールケーシング工法及びその装置
JP2010013895A (ja) チャンバ内土砂性状計測装置及びシールド掘進機
JP4516494B2 (ja) 推進工法における障害物除去方法および掘進装置
JPH07541Y2 (ja) 掘削装置用拡底バケット開度検出装置
JP2955755B2 (ja) 高圧噴流水による切断または削孔装置
JPH11101091A (ja) トンネル掘削機及び掘削方法
US3308893A (en) Downhole horizontal slotting tool
KR102002525B1 (ko) 수직구 외주면 굴착시스템
JP3681813B2 (ja) 地質の判別方法
JPS5923822Y2 (ja) 岩盤用溝孔掘削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070614

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4156480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term