JP2005087296A - 焼き調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】魚焼きと串焼きの両方に使えて且つ収納に便利な焼き調理器具を提供する。
【解決手段】焼き調理器具1は、受け皿2と、該受け皿にそれぞれ装着可能な焼き網10および串受台20を有してなる。受け皿2は、矩形の底板3とその周囲に立設した周壁4部と側端に突設した柄部6とを有する。焼き網10は、受け皿2の内周に沿う矩形の網部11と該網部に突設した支持脚15と係止部16,17とを有する。串受台20は、受け皿2の前後周壁の上端とその内方の受け皿の一部を水平に覆う1対の遮板28と、該遮板同士を連結する連結部材と、遮板28,28の対向する側端部に設けられ且つ上端に複数の凹部27を備えた1対の固定串受け片23,24と、該固定串受け片間にいずれか一方の固定串受け片に対し遠近可能に支持され且つ上端に複数の凹部37を備えた可動串受け片34と、遮板が周壁4に接した状態で串受台を支持する脚部材41とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食材を焼く調理器具の技術に係わり、更に詳しくは、受け皿と、それぞれこの受け皿に装着する焼き網と串焼き調理用の串受台とを有し、前記受け皿に対し食材の形態に応じて焼き網と串受台とをそれぞれ組み替えて装着することにより、多種類の食材の焼き調理に供し得る焼き調理器具に関するものである。
従来、受け皿に焼き網を装着しガスコンロなどの上に載置して魚や肉片その他の食材に焼き調理を施すための一般家庭用の焼網器具として多数の形態が知られている。その代表的な基本形態のひとつとして、矩形の平板の周囲に周壁を設けてなる受け皿と、外縁部が前記受け皿の周壁の上端部近傍に内接するように線材や棒材を矩形に曲折した周枠の前後辺間に線材を所定間隔で平行配置してその両端を周枠に溶接してなる網部を備え、且つ網部の手前側中央に後方に突出する柄部を備えてなる焼き網とを有し、この焼き網を前記受け皿の周壁上端部に着脱可能に水平に装着して用いるようにした構成からなり、これをガスコンロなどのゴトクの上に載置して魚などの焼き調理を行う焼網器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭53−144757号公報(第1図〜第5図)
上記のような基本構成からなる焼網器は、前後方向に平行な網目に十分に掛かる大きなサイズの魚や広い肉片などを対象としてこれを焼き調理するには便利であるが、例えば竹串に刺した肉片や小魚や野菜などは焼き網の網目に掛かる長さであってもこの焼網器では焼き調理が困難が伴う。即ち、焼き網が受け皿の加熱に伴って発生する高温の気体や赤外線に晒され、串を網に載せたり串を手でつまんで表裏反転するなどの作業時に火傷の危険があるのみならず、竹串が燃えたり炭化して脆くなって折れたりするといった不具合がある。更に、魚の小さな切片や小魚類、小さなピーマンなどの野菜類、銀杏など粒状の食材などは、単品状態では網目から落下して焦げたり燃えてしまうという不具合がある。そのため、このような小さなものを焼く場合は、串刺しにしたり、或いは焼き網の上に縦方向と横方向の多数の線材を互いに交差して方眼状に形成したクリンプ網など目の細かい網を載せて焼き調理する場合もあるが、単に載せただけの網は不安定で移動時にスリップする危険もある。一方、一般家庭用のガスレンジでは、上側から食材を加熱する形式のガスオーブンが内蔵されたものがあり、串焼き調理にこのガスオーブンを用いる場合が多いが、串に刺した食材をこのガスオーブンで焼く場合、炭火焼きなどのように高温の気体が食材の周囲包むように通過する方式ではなく上側のみの一方向からの輻射熱を利用しするため効率が低く、頻繁にオーブンから取り出して食材をきめ細かく回転して上下と両側の4面を順次加熱する必要があるなど、調理には手間と時間がかかる。
上記の状況に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、大きなサイズの魚や広い肉片はもちろん、小魚や小さな切片の魚肉類や小さな野菜類といった食材の焼き調理にも使えるとともに、串に刺した魚肉片や野菜の切片など串刺し食材の焼き調理にも使え、串刺し食材の場合は、手指や串の端部が高温の気体や赤外線に直接晒されることなく串の載せ変えや回転などの操作が安全に行えるとともに、載置された食材の隙間に高温の気体を通過させて食材の周囲を包んで食材の上面にも効果的に熱が回るようにして、炭火焼きのような火力浸透効果のよい方法で効率的且つ短時間で調理が行えるようにし、且つ、長さの異なる串刺し食材の焼き調理にも便利に使えて、しかも収納時にはコンパクトに折りたたみができる、多用途で便利な焼き調理器具を提供することにある。
前述の課題解決のために、本発明の焼き調理器具は、ガスコンロなどの加熱装置の上に載置する加熱用の受け皿と、この受け皿に装着する焼き網と、この受け皿に装着する串焼き調理用の串受台とを有し、前記受け皿に対し食材の形態に応じて前記焼き網と前記串受台とをそれぞれ組み替えて装着することにより多種類の食材の焼き調理に供し得る形態に構成した。具体的には、受け皿については、ほぼ矩形で平板状の底板の周囲に上方に向け周壁を立設し且つ前記周壁外面から外方に突出する柄部を有してなり、焼き網については、周縁部が前記受け皿の周壁に沿うほぼ矩形の網部と、該網部を前記受け皿の底板から上方に離隔してほぼ水平に支持する支持脚とを有してなり、串受台については、前記受け皿の前後または左右の周壁に沿って該周壁上端とその内方の受け皿の一部を覆う水平帯板状の1対の遮板と、該遮板同士を連結する連結部材と、前記1対の遮板の互いに対向する側端部のそれぞれに互いに平行に設けられ且つ上端に複数の凹部を備えた1対の固定串受け片と、該1対の固定串受け片間にいずれか一方の固定串受け片に向けて遠近可能に可動支持され、且つ上端に複数の凹部を備えた可動串受け片と、前記遮板が前記受け皿の周壁に接するようにして該遮板を支持する脚部材とを備えてなり、前記受け皿に、前記焼き網および串受台のいずれをもその一方を装着して使用できるように構成する。
焼き調理器を上記の構成により実現しようとするところは以下のとおりである。受け皿の底板で火炎を遮って焼き網や串受台に載せた食材が焼け焦げない様な構造にする。そして受け皿に装着する焼き網は、網部をクリンプ編みのような網目の細かい網に形成して小さな食材でも下方に落下せずに焼き調理が行えるようにする。一方、受け皿に装着して串焼き調理に用いる串受台は、受け皿から上昇する高温の気流が受け皿の周壁から側方に拡散されないように案内して、串刺し食材の隙間を通過させて串刺し食材を包むように上面側にも回り込むようにする。該作用により、食材芯部への火力浸透効果を向上させて、炭火焼きと同様の効果が得られるようにする。そして上記の遮板により、受け皿から上昇する高温の気体と赤外線が串受け片に載置した串刺し食材の串の端部に直接及ばないようにして串の載せ換えや回転、反転操作が安全に行えるようにする。また上記の可動串受け片を受け皿の中心方向に移動させ、相手側の固定串受け片までの間隔調整を行い、短い串にも対応できるようにする。従って可動串受け片は、相手側の固定串受け片までの距離を調整するため可動支持する。
なお、前記の基本構成からなる焼き調理器具において、串受台については、固定串受け片が、受け皿の一部を覆う水平帯板状の1対の遮板の互いに対向する側端部から、上端が水平で且つ該上端に複数の凹部が形成された帯板状の垂直壁がそれぞれ立設されてなる、長手方向と直交する断面がL字状の部材で構成され、前記串受台の可動串受け片が、水平の帯板状の遮板の長手方向に沿う側端部から、上端が水平で且つ該上端に複数の凹部が形成された帯板状の垂直壁がそれぞれ立設されてなる、長手方向と直交する断面がL字状の部材で構成され、該可動串受け片と前記固定串受け片の一方の遮板同士が互いに上下に対面する状態で、前記可動串受け片が前記1対の固定串受け片間に可動支持され、且つ可動串受け片の上端が固定串受け片の上端とほぼ同じ高さになるように構成すると都合がよい。この固定と可動のそれぞれの串受け片を遮板の内側端部から立設する垂直壁によって形成すると、この垂直壁が串受け片の外側方への高温気体の拡散を遮り、高温気体の流れを上昇方向に整えて熱効率を向上させ、且つ串の載せ換えや回転、反転操作などの作業をより安全に行うための有効な手段となる。そして固定串受け片と可動串受け片の双方に設けた遮板が互いに協働して高温の気体の上昇通路を狭めることにより、食材の隙間を通過して上昇する高温の気体の密度が増加して、短時間で調理を可能にする。
また、前記の串受台において、固定串受け片が設けられた遮板同士を連結する連結部材が、該連結部材の両端が前記受け皿の周壁の対向する内面にほぼ接する関係に設けられ、前記1対の遮板を水平に支持する脚部材が、前記1対の遮板の互いに対向する側端間の距離よりも狭い横幅を有する脚部と、この脚部の両横端の上方にそれぞれ外方に向けて水平に突設した支軸部とを有してなるとともに、該脚部材の支軸部が、前記連結部材の近傍にて固定串受け片に対しそれぞれ回動可能に支持され、前記連結部材に対し該脚部材の脚部の互いに対向する内側面がそれぞれ接した状態では、更に内方への脚部の回動が規制され、その規制された状態において、受け皿への装着時に、前記両脚部が受け皿の周壁の対向する内面にそれぞれ接する関係に設定され、且つ、脚部を串受台の側方から上方へと外回りに回動させると、脚部の先端部が前記両連結部材の内方に位置するまで回動可能な関係に設定すると都合がよい。これにより、串受台を受け皿に水平支持させる脚部材を、受け皿の周壁に接しさせて串受台の水平動を規制する手段としても利用するとともに、収納時には該脚部材を折りたたみコンパクトに収納できるようにする。
前記の串受台において、固定串受け片および可動串受け片それぞれの上端部が互いにほぼ同じレベルに位置する関係に設定され且つ固定串受け片を設けた側の遮板から前記固定と可動の各串受け片のそれぞれの上端部までの高さが、受け皿の底板上面から周壁上端までの高さ以下になるように設定して、串受台を上下反転させた際に固定串受け片および可動串受け片が受け皿の周壁内に収納可能にすると好都合である。これにより、収納時に串受台の表裏を反転させて受け皿の内部に収納して脚部材を回動して折りたたみ、その上に焼き網を重ねてコンパクトに収納可能な構成とする。
以上にしてなる請求項1に係る発明の焼き調理用器具は、受け皿の底板がガスコンロの火炎を遮るので、焼き網や串受台に載せた食材に直接火炎が触れず食材が焼け焦げずにきれいに焼ける。そして受け皿に装着する焼き網は、網部をクリンプ編みのような網目の細かい網に形成すると、小さな食材でも下方に落下せずに焼き調理が行える。一方、受け皿に装着して串焼きの調理に用いる串受台は、受け皿から上昇する高温の気体が受け皿の周壁で側方に拡散されないように案内して、串刺し食材の隙間を通過させて串刺し食材の上面側にも回り込むようにするため、食材芯部への火力浸透効果が向上する。つまり、一般家庭用のガスレンジに内臓のオーブンのように上側の一方向から加熱する方式とは異なり熱源と面していない側面や反対側の面にも強い火力が及ぶため、食材の回転や反転の頻度を少なくしても食材が短時間に調理が行え、炭火焼きと同様の食感を備える調理効果が得られる。そして串受け片の外側に設けた遮板が、受け皿から上昇する高温の気体と赤外線を遮って、串受け片に載置した串焼き食材の串の端部に直接及ばないようにするので、串の回転や反転操作などが手指でも安全に行えて便利である。また固定串受け片の内側に可動串受け片を設けているので、この可動串受け片を水平移動して串受け片間の距離を調整できるため、長い串でも短い串でもいずれにも便利に対応し得る。この可動串受け片には下端部に固定串受け片の遮板を設けているので、内方移動した際に固定串受け片と可動串受け片の双方の遮板が互いに協働して串受け片外側への高温の気体の上昇を遮るとともに高温の気体の上昇通路を狭め、食材の隙間を通過して上昇する高温の気体の密度が増加し、より効果的に短時間で調理が可能になる。などといった作用効果が得られる。
請求項2によれば、固定串受け片と可動串受け片を板材などを用いて垂直壁状に形成することにより、この垂直壁が固定および可動の各串受け片の外方への高温の気体の拡散を遮るとともに、高温の気体を上昇方向に整えて熱効率を向上させる。
また、可動串受け片には、下端部に固定串受け片と同様の水平の遮板を固定串受け片の遮板と上下に対面するように設けているので、可動串受け片を内方移動した際に、固定串受け片と可動串受け片の双方の遮板が互いに協働して、串受け片外側への高温の気体の上昇を遮るとともに高温の気体の上昇通路を狭める。つまり、食材の隙間を通過して上昇する高温の気体の密度が増加し、より効果的に短時間で調理が可能になるとともに、串の載せ変えや回転、反転操作などの作業がより一層安全に行えるなどといった作用効果が得られる。
請求項3によれば、下記のような作用効果が得られる。串受台を受け皿に水平支持させる脚部材が、その使用状態においては先端部が受け皿の対向する周壁に接して串受台の水平動を規制する手段となる。そして収納時には、串受台を受け皿から取り出し、串受台の端部の外側を通る外回りに脚部材を回動させ、互いの脚部材の脚部同士が固定串受け片の設けた遮板同士を連結する連結部材の内側に向かい合う様に折りたたみ可能である。このように折りたたんだ状態では、固定と可動の各串受け片が下向けになるように串受台を反転すると、各串受け片が受け皿内に収納されてコンパクトに収納できる。更に、請求項4によれば、固定串受け片の遮熱板から固定および可動の各串受け片上端部までの高さを、受け皿の底板上面から周壁上端までの高さ以下になるように設定したので、串受台を収納する際に、反転した串受台の固定串受け片を設けた側の遮板の上面が受け皿の周壁上端に接し、且つ各串受け片は全体が受け皿内に埋没する状態となり、この反転し手受け皿に重ねた串受台の上から、焼き網を重ねて受け皿に係止させることが可能となり、より一層コンパクトに収納できるといった作用効果がある。
本発明を実施するための最良の形態について添付図面に基づき説明するが、本発明は、以下に記載する説明と添付図面の実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載の要件を備えたものすべてを含む。図1に本発明に掛かる焼き調理器具の実施例の全体構成を斜視図で示す。図2は受け皿に焼き網を装着する説明図、図3は受け皿に串受台を装着した状態の外観をそれぞれ示している。図4は串受台の外観の斜視図で、(a)は上面側(b)は下面側をそれぞれ示している。図5は収納時の組み合わせ順を説明する図、また、図6は収納状態に組み合わせた状態を示す図である。
図において、本発明に係る焼き調理器具1は、多種類の食材を焼き調理することが可能なるように、受け皿2と、該受け皿に装着して魚などの食材を焼き調理するするための焼き網10と、受け皿2に装着して串に刺した食材を焼き調理するための串受台20とを有してなる。そして、焼き調理器具1を収納する際には、図5に示す順序で串受台20を上下反転させて受け皿2内に収納してその上から焼き網を装着すると、図6に示すようにコンパクトに収納可能な状態となるように構成されている。
受け皿2は、左右方向が前後方向よりもやや長いほぼ矩形で且つ各コーナー部にが円弧状に形成された平板状の底板3と、底板3の周囲に沿って上方に向け立設された周壁4と、底板3の手前側(即ち後方)に面した周壁4の左右方向中央部から平面視における底板3の中心(即ち底板の重心)を通る直線に沿って(添付図の例では矩形の底板3の後方辺と直交方向に)周壁4から外方に突出するように取り付けられた柄部6とを有してなる。柄部6は、周壁4にかしめ金具やリベット或いは溶接など適宜の手段で固定された取付金具6aと、該取り付け金具の後端部に嵌合固着された柄6bとで構成され、柄6bは、樹脂材など熱伝達率の低い材料で成形するのが都合がよい。周壁4の上端部4aは、補強の目的のほか、後述の串受台20の遮板28を水平接触させて支持する目的と、後述の焼き網10を係止する目的とを兼ねる。そのため上端部4aには、垂直板材の周壁の上端縁を水平外方に折り曲げ更にその端縁を下方に折り曲げて、上端が水平で外周に沿って僅かに外方に突出する縁部4bを設ける。また、柄部6の取付金具6aには、周壁4の近傍の上面に上面が開口する受け孔7を設ける。該受け孔7は、後述の焼き網10の係止部17を受け止めるために利用されるほか、底板3および周壁4から伝達される熱を放熱して柄6bに高熱が伝達されることを防ぐ作用をする。受け皿2の柄6bを除く金属部分は、高温のガスや赤外線に直接触れ且つ食材から滴下する油や液体が付着して焼き付くのでホーロー加工またはクロムメッキなどの高温下における耐食性に優れた表面処理を施すのが好ましい。また受け皿2の底板3の形状に関しては、添付図に示した例のように左右辺が長い矩形のほか、前後に長い矩形、または正方形であってもよい。受け皿を前後に長い矩形にする場合、後述の串受台20の固定串受け片23,24と可動串受け片34とは受け皿の左右に対向する配置構成にすると都合がよい。また、柄部6は矩形の一辺の中央に取り付けるほか、コーナー部に対角コーナーを結ぶ直線上に沿う方向に取り付けてもよい。要するに、柄部が底板3の重心を通る垂線に交差する直線に沿うように設けることで重量バランスを保って持ち運びができるようにすればよい。
底板3には、周壁4の内面近傍に沿ってほぼ全周に及ぶ細長い下方に沈む凹状の浅溝8を形成すると都合がよい。この浅溝8は、加熱された食材から滴下する油や液体を集めて溜めて蒸発させる役割を果たす。或いまた、前記浅溝8の内側などの底板3の平面部には、図示のように、前後または左右方向(添付図の例では前後方向)に所定間隔の平行線に沿って表裏に連通する狭いスリット5を断続的且つ規則的に形成すると都合がよい。このスリット5を設けることにより、受け皿2をガスコンロに載置した際に、底板3がガスの炎を遮るとともに、スリット5を高温の気体が通過する際に熱を効果的に吸収して底板3を加熱するとともに、高温の気体をスリット5から受け皿内に取り入れ、食材を効果的に加熱することができる。スリット5は適宜の形態でよいが、図2に示す実施例では、底板3に前後方向に所定間隔の平行線に沿って断続的な切り込みを入れ、左右に隣接する切り込み列間の底板を浮き沈み方向に交互に変形させて側方が僅かに開口するスリットを形成している。
更に、受け皿2には、図示のように底板3の浅溝8に沿う矩形平板状の中敷9を底板3の上面に重なるように載置してもよい。中敷9は通称ラス網とも称され、薄い金属板に多数の透孔を規則的に配置した通称パンチドメタルまたは目の細かい平坦な焼き網などを芯材としてその表裏全面にセラミックスコーティングを施して焼成され、全面に多数の透孔9aを有するセラミックス製の網板を呈する外観を有する。この中敷9は、加熱作用と透孔9aを高温のガスが透過する作用とによりセラミックスが加熱され赤外線や遠赤外線を効果的に発するとともに火炎の透過を押さえ、高温の気体が直接食材に作用しないよう火力を和らげる役割をする。
つぎに、焼き網10について説明する。焼き網10は、線材または棒材により前記受け皿2の周壁4の内周に沿うほぼ矩形枠状に形成した周枠(周縁部)12に、波形に加工した多数の縦横の網線13,14を互いが表裏に順次交差するように方眼状に編んでその端縁を周枠12に溶接した構造からなるクリンプ網などの網部11を形成し、且つ、該網部11を受け皿2内の底板3の上方に離隔して水平に支持するため、網部11の周枠12の対向する両端には、受け皿2の周壁の深さにほぼ等しい高さの1対の支持脚15,15を下方に向け突設してなる。支持脚15,15は、形状および形態は特定せず、例えば図示のように線材または棒材を偏平U字状に曲折して形成しても、或いは金属板で垂直板状に形成してもよい。支持脚15、15は、網部11を受け皿2に対し上方から水平に装着する際に、受け皿2の周壁4の左右内面に接して網部の左右動を規制する役割も兼ねている。また周枠12の前後端部には、下方に向けてほぼ垂直に突出する前方係止部16および後方係止部17を設けている。この前方と後方の各係止部16,17は、網部11を受け皿2に装着する際に、受け皿2の周壁4の外側の縁部4bにそれぞれ引っ掛かけて網部11の前後動を規制する係止部材であり、手前側の後方係止部17は受け皿の柄部6に形成した受け孔7に嵌り込む様に設けられている。
焼き網10の網部11は、上記の方眼のクリンプ網に限らず、例えば、周枠12内に線材を六角目に編んで形成した焼き網、周枠12に直線状線材を平行にまたは交差するように等間隔で溶接して形成した焼き網など適宜の形態でよい。また、前方および後方の各係止部16,17は、図示の実施例では、線材または棒材を曲折して下方に向く鉤状部材を形成し、この鉤状部材を周枠12に溶接した構造であるが、この形態に限らず、下方に向くほぼ垂直の板状部材のほか、受け皿2の周壁4の上端部4aに係止されまたは上端部4aを把持する構造であればよい。従って例えば対向する板バネ部材で周壁4の上端部を把持する形態など適宜の形態でよい。また、図示はしないが、前記支持脚15を網部11の前後に、前記係止部16,17を網部の左右にそれぞれ設ける形態にしてもよい。なお、焼き網10は高温の熱気に晒され且つ食材に直接触れるので、高温下における耐食性に優れた表面処理を施すのが好ましく、例えば一般的によく用いられるクロムメッキ、フッ素樹脂加工、またはホーロー加工を施すのが好ましい。
つぎに、串焼き調理用の串受台20について説明する。串受台20は、外周が受け皿2の周壁4の上端部4aの内周に沿うほぼ矩形の枠部材21と、それぞれ枠部材21の前後片21b,21bに平行に固設され、上端26,26がそれぞれほぼ同じ高さの前後1対の平行な固定串受け片23,24と、固定串受け片23,24の間にこれと平行に設けられ、前側固定串受け片23に対し遠近動可能に取り付けられ、上端36が固定串受け片23の上端26とほぼ同じ高さの可動串受け片34と、枠体21の左右辺(連結部材ともいう)21a,21aの近傍に互いに串受台20の左右端の外側回りに脚部43を回動可能に取り付けられた1対の脚部材41,41とを有してなる。
枠部材21は、棒材または線材を曲折して、外周が受け皿2の周壁4の上端部4aの内周に接し且つ上端には水平の平坦部を有するほぼ矩形枠状に形成し、その枠状部の内側は空間となすとともに、互いに対向する左右辺21a,21aおよび前後辺21b,21bのうち前後辺21b,21bには、中間に左右辺21a、21aの上面よりも下方に垂下する係止部21cを有する構造からなる。この係止部21cは受け皿2の周壁4の前後の内面に接して串受台20の前後動を規制するために設ける。そして図示の例では、枠部材21には、図4(b)に示す如く前後片21b21bの一方の近傍内側に左右片21a,21a間に亘る案内部材21dを設ける。この案内部材21は、後述の可動串受け片34の下端に設けた水平の遮板38を支持して可動串受け片34の前後動を案内する部材である。枠部材21の左右片21a,21aは、後述の固定串受け片23,24を受け皿2の前後の対向辺に沿うように対向させてその端部同士を連結するための1対の平行な連結部材21a,21aとしての機能を有する。
固定串受け片23,24は、帯板状の水平の遮板28の長手方向に沿う片側端から、帯板状の垂直壁25を立設して、長手方向の端部側から見て略L字状に形成した部材である。そして、該略L字状部材の垂直壁25のほぼ水平に形成した上端26には、その上端に沿って円弧状の切欠からなる複数の凹部27,・・・をほぼ等間隔で設けている。一方、可動串受け片34は、前記固定串受け片と同様、帯板状の水平の遮板38の長手方向に沿う片側端から、帯板状の垂直壁35を立設して、長手方向の端部側から見て略L字状に形成した部材である。そして該略L字状部材の垂直壁35のほぼ水平の上端36には、その上端に沿って円弧状の切欠からなる複数の凹部37,・・・をほぼ等間隔で設けている。可動串受け片34の遮板38の上面から垂直壁35の上端36までの高さは、固定串受け片23,24の遮板28の下面から垂直壁25の上端26までの高さとほぼ等しくなるように形成され、固定と可動の串受け片23,24,34の互いの垂直壁の凹部27,27,37は、それぞれが同じ位相になるように設けられている。従って、可動串受け片34が、その遮板38を固定串受け片23の遮板28の下面に対面させて固定串受け片23に向けて前後動する様に取り付けられた際に、両串受け片23,34の互いの垂直壁25,35の上端26,36がほぼ同じ高さになる。そして、固定串受け片23,24の凹部27,27に平行に渡した串刺し食材の串が両固定串受け片間の中間の可動串受け片34の垂直壁35の凹部37の位置に一致するようにしている。これにより、串刺し食材の串が、両方の串受け片のそれぞれの凹部27,37に載置されて串の回転操作が円滑に行える。なお、可動串受け片34の遮板38は、前述の枠部材21の前方側の案内部材21dと前側固定串受け片23の遮板28の下面との隙間に挿入されて前後にスライド可能に支持される。そのため、可動串受け片34の遮板38の全長は、固定串受け片23,24の全長よりも短く形成されている。
枠部材21の左右辺即ち連結部材21a,21aの直上近傍部の固定串受け片23,24のそれぞれの垂直壁25,25には、後述の脚部材41の支軸部42を支持するための係止孔29,29・・・をそれぞれ貫通形成する。そして可動串受け片34の垂直壁35にも、可動串受け片34と固定串受け片23のそれぞれの遮板38,28が重なり合った状態における固定串受け片23の係止孔29,29と重なる位置に、係止孔39,39を貫通形成する。つぎに、串受台20の左右両側に設ける1対の脚部材41,41は、棒材または線材を浅い横長U字状に曲折し、更にその横長U字状の両端をそれぞれ外向け水平に曲折して形成する。即ち、それぞれ、横長U字状部の側端部を脚部43、横長U字状の水平底部を先端部42、前記側端部つまり脚部43の上端から水平外方に突出する突出部を支軸部44,44となす。この支軸部44,44は、一方を長く他方を短く形成する。そして、脚部43の高さを受け皿2の周壁4の深さと等しいかやや高くなるように形成する。該各脚部材41,41は、それぞれ長い方の支軸部44,44を固定串受け片23側に向けて、それぞれの両端部を対向固定串受け片23,24の垂直壁25、25の係止孔29,29・・・に対しそれぞれ回動可能に装着する。なお、脚部材41の装着前に、可動串受け片34の係止孔39を前記長い方の支軸部44に通しておく。
これによって、脚部材41,41の支軸部44が、可動串受け片34を固定串受け片23と平行に且つ可動と固定の串受け片の上端26,36同士が同じになるようにして支持するとともに、可動串受け片34を脚部43の側端即ち側端部43と固定串受け片23の垂直壁25との間を前後動可能に支持する。そして、各支軸部44の下方に位置する連結部21a,21aが、脚部材41,41の対向する内面にそれぞれ当接した状態では脚部材41の更に内方への回動が規制される。その規制された状態で串受台20を受け皿2に上方から押し下げるように装着すると、脚部43,43の先端部42,42が受け皿2の左右の周壁4の内面に接して串受台20の左右動を規制する。そして、遮板28,28の下面が受け皿2の上端部4aに接した状態では、枠部材21の左右の連結部材21a,21aの前後端部が受け皿2の前後の周壁4の内面に接し、串受台20の前後動も規制される。つまり枠部材21と脚部材41とは、互いに協働して串受台20の前後左右の移動を規制する水平動規制手段40としての機能をも兼ねている。
つぎに前記焼き調理器具の構成部材の変形例について説明する。固定串受け片23,24と可動串受け片34については、上記説明および添付図に示す形態とは異なり、遮板28,28の対向する互いの端縁部に沿って、両端部および必要に応じて更に中間部に複数の支柱を立設し、その支柱間に棒状部材を水平に渡して溶接等で固定するとともに、該水平の棒状部材の上端面に円弧状の切欠からなる複数の凹部をほぼ等間隔に形成して構成してもよい。または、上記水平部材を細かい波形に曲折した波形棒状部材として、該波形棒状部材の波形部を上方に向けて、前記支柱の頂部に溶接等で固定して構成してもよい。或いは、遮板28,28の対向する互いの端縁部に立設した帯板状の垂直壁の上端に、前記のような波形棒状部材を前記のように波形部を上方に向けて溶接等で固定して構成してもよい。各串受け片23,24,25の上端の凹部については、円弧状に限らず、V字状、U字状、または波形などの適宜の形状の切欠からなる凹部としてもよい。また、枠部材21に関しては、上記説明および添付図に示すように線材または棒材を用いて矩形枠状に形成するほか、遮板28が適度な厚さを有してそれ自体で使用に耐える十分な剛性を備えている場合、固定串受け片23,24またはこれに連なる遮板28,28、或いは前記の支柱の下方部分などで、互いに対向する部材同士を連結部材(図示21a,21a)で連結して内方が空間となる枠状構造(つまり前後片21b,21bを設けない構造)にしてももよい。その場合は、前述の係止部21dに代わる手段として連結部材21a,21aの両端を下方に曲折して係止部を形成する。或いは、脚部材41の支軸部44,44を固定串受け片23,24の係止孔29,29・・・に枢止させることで、この脚部材と支軸部を前述の連結部材21a,21aに兼用させる構造にしてもよい。その場合、前述の実施例における脚部材41の回動を規制する連結部材21aの機能を補完するため、脚部回動規制用の突起または短軸などを固定串受け片から突設させる。また、脚部材41については、線材または棒材で浅い横長U字状に曲折して脚部を形成する事に代え、外周がこの横長U字状部とほぼ同じ横長の略矩形の板材からなる脚部と、その脚部の両側端から水平外方に突出する支軸部とを有してなる形態にしてもよい。なお、串受台20は、高温の熱気に晒され且つ食材から油や液体が飛散して付着し焼き付くので、受け皿2と同様に、高温下における耐食性に優れた表面処理を施すのが好ましく、例えば一般的によく用いられるクロムメッキ、フッ素樹脂加工、耐熱塗料、またはホーロー加工を施すのが好ましい。
つぎに、上記構成からなる焼き調理器具1の使用方法を簡単に説明する。まず、比較的サイズの大きな魚や広い肉片やピーマンなどの野菜類といった食材を焼く際は、受け皿2の周壁4の内側に焼き網10を装着して支持脚15の先端が底板3に接し且つ前方と後方の係止部16,17を受け皿2の上端部4aの縁部4bに引っ掛けて焼き網10が水平移動しないように水平に支持する。そしてガスコンロなどの加熱装置に載置して底板3部を加熱するとともに焼き網10の上に食材を載せ、この食材の焼き調理を行う。
一方、鶏肉や内臓の切片と野菜の切片などを串刺しにしたものや、切り開いたウナギの切り身に複数の串を刺したものなど串刺し食材を焼く際は、串受台20の脚部材41,41の内側面が枠部材21の左右片21a,21aの外側面にそれぞれ当接して内方回動が規制される状態にして、これを受け皿2の周壁4の内側に沿って押し込み、遮板28,28の下面が受け皿2の上端部4aに接し且つ枠部材21と脚部材41とが受け皿の周壁4の内面に接して水平移動が規制されるように支持する。そしてこれをガスコンロなどの加熱装置に載置して底板3部を加熱するとともに、固定串受け片23,24の上端26,26の凹部27,27・・・に上記の串刺し食材の串の先端と基端を載置する。串が短い場合は可動串受け片34を固定串受け片24側に移動して串受け片間の幅を狭く調整して、固定串受け片24と可動串受け片34の凹部27,37に串の先端と基端を載置する。そして食材の焼け具合を見ながら串の端部をつまんで適宜回転させながら焼き上げる。下方から上昇する高温のガスは、串刺し食品の隙間を通過する際に、食材の周囲を包むような気流となって全体を加熱するので火力の浸透効果がよく食材を表裏反転させる頻度が少なく且つ短時間で焼き調理することができる。なお、焼き網10を用いる場合も、串受台20を用いる場合も、いずれの場合も受け皿2の底板3の上面に中敷9を載置した状態で使用することができる。中敷9は、赤外線や遠赤外線を効果的に発し、且つ、火炎の透過を押さえて高温の気体が直接食材に作用しないように火力を和らげる作用をするので、食材の表面を焦がさず内部まで火力をよく通してソフトな食感を備える調理方法に用いると都合がよい。
つぎに、焼き調理器具1の収納時の要領を説明する。収納時の各構成部材の重ね合わせる順序を図5に示し、重ね合わせた収納時の姿を図6に示している。串受台20の収納時には、串受台20を受け皿2から取り出し、脚部材41の脚部43を串受台20の左右方向の外側に向く外回りに回動し、脚部材41,41の脚部43,43が連結部材21a,21aの内側に入って先端部42,42が互いに向かい合う様に折りたたむ。受け皿2に中敷9を底板3に重なるように収納する。そして串受台20は、上記のように脚部材41,41を折りたたんだ状態で、固定と可動の各串受け片23,24が下向けになるように反転してこれを受け皿2の周壁4内に埋没させ、遮板28,28の表側が受け皿の周壁4の上端部4aに重なるようにする。そしてその上から焼き網10を重ね合わせ、支持脚15,15を受け皿2の左右の周壁4の内面にそれぞれ接しさせて下方に押し込み、前方と後方の各係止部16,17を受け皿2の上端4aの縁部4bに係止する。これにより、串受台20の遮板28,28が焼き網10の前方と後方に係止部16,17で水平移動が規制され、焼き調理器具1の各構成部材が重ね合わさった状態で高さが低くコンパクトに収納できるようになる。なお、上記説明から自明のように、串受台20の上から焼き網10を重ねて係止するため、焼き網10の支持脚15の幅は、固定串受け片23,24の間の距離よりも狭くするとともに、串受台20の前後端の幅は、受け皿2の上端部4aの前後端間の距離にほぼ等しいかそれ以下になるようにしている。
本発明に係る焼き調理器具の実施例の全体構成を示す斜視図である。 図1の焼き調理器具において受け皿に焼き網を装着する説明図である。 図1の焼き調理器具において受け皿に串受台を装着した状態の図である。 串受台の外観の斜視図で、(a)は上面側(b)は下面側をそれぞれ示す。 図1の焼き調理器具の収納時の組み合わせ順を説明する図である。 図1の焼き調理器具を収納状態に組み合わせた状態で示す図である。
符号の説明
1 焼き調理器具
2 受け皿
3 底板
4 周壁
4a 上端部
4b 縁部
5 スリット
6 柄部
6a 取付金具
6b 柄
7 受け孔
8 浅溝
9 中敷
9a 透孔
10 焼き網
11 網部(クリンプ網)
12 周枠(周縁部)
13、14 網線
15 支持脚
16 前方係止部
17 後方係止部
20 串受台
21 枠部材
21a 左右片(連結部材)
21b 前後片
21c 係止部
21d 案内部材
22 内方空間
23,24 固定串受け片
25 垂直壁
26 上端
27 凹部(切欠)
28 遮板
29 係止孔
34 可動串受け片
35 垂直壁
36 上端
37 凹部(切欠)
38 遮板
39 係止孔
40 水平動規制手段
41 脚部材
42 先端部
43 脚部(側端部)
44 支軸部

Claims (4)

  1. 受け皿と、該受け皿に装着する焼き網と、前記受け皿に装着する串受台とを有してなり、前記受け皿は、ほぼ矩形で平板状の底板の周囲に上方に向け周壁を立設し且つ前記周壁外面から外方に突出する柄部を有してなり、前記焼き網は、周縁部が前記受け皿の周壁に沿うほぼ矩形の網部と、該網部を前記受け皿の底板から上方に離隔してほぼ水平に支持する支持脚とを有してなり、前記串受台は、前記受け皿の前後または左右の周壁に沿って該周壁上端とその内方の受け皿の一部を覆う水平帯板状の1対の遮板と、該遮板同士を連結する連結部材と、前記1対の遮板の互いに対向する側端部のそれぞれに互いに平行に設けられ且つ上端に複数の凹部を備えた1対の固定串受け片と、該1対の固定串受け片間にいずれか一方の固定串受け片に向けて遠近可能に可動支持され、且つ上端に複数の凹部を備えた可動串受け片と、前記遮板が前記受け皿の周壁に接するようにして該遮板を支持する脚部材とを備えてなり、前記受け皿を前記焼き網と串受台とに共用できる構成としてなる焼き調理器具。
  2. 前記串受台の固定串受け片が、受け皿の一部を覆う水平帯板状の1対の遮板の互いに対向する側端部から、上端が水平で且つ該上端に複数の凹部が形成された帯板状の垂直壁がそれぞれ立設されてなる、長手方向と直交する断面がL字状の部材で構成され、前記串受台の可動串受け片が、水平の帯板状の遮板の長手方向に沿う側端部から、上端が水平で且つ該上端に複数の凹部が形成された帯板状の垂直壁がそれぞれ立設されてなる、長手方向と直交する断面がL字状の部材で構成され、該可動串受け片と前記固定串受け片の一方の遮板同士が上下に対面する状態で、前記可動串受け片が前記1対の固定串受け片間に可動支持され、且つ可動串受け片の上端が固定串受け片の上端とほぼ同じ高さになるように構成された、請求項1に記載の焼き調理器具。
  3. 前記固定串受け片が設けられた遮板同士を連結する連結部材が、該連結部材の両端が前記受け皿の周壁の対向する内面にほぼ接する関係に設けられ、前記1対の遮板を水平に支持する脚部材が、前記1対の遮板の互いに対向する側端間の距離よりも狭い横幅を有する脚部と、この脚部の両横端の上方にそれぞれ外方に向けて水平に突設した支軸部とを有してなるとともに、該脚部材の支軸部が、前記連結部材の近傍にて固定串受け片に対しそれぞれ回動可能に支持され、前記連結部材に対し該脚部材の脚部の互いに対向する内側面がそれぞれ接した状態では、更に内方への脚部の回動が規制され、その規制された状態において、受け皿への装着時に、前記両脚部が受け皿の周壁の対向する内面にそれぞれ接する関係に設定され、且つ、脚部を串受台の側方から上方へと外回りに回動させると、脚部の先端部が前記両連結部材の内方に位置するまで回動可能な関係に設定されてなる、請求項1または請求項2に記載の焼き調理器具。
  4. 前記固定串受け片および可動串受け片それぞれの上端部が互いにほぼ同じレベルに位置する関係に設定され且つ固定串受け片を設けた側の遮板から前記各串受け片のそれぞれの上端部までの高さが、受け皿の底板上面から周壁上端までの高さ以下になるように設定して、串受台を上下反転させた際に固定串受け片および可動串受け片が受け皿の周壁内に収納可能にしてなる、請求項1〜3のいずれかに記載の焼き調理器具。
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