JP2005086967A - 軸流ファンモーター - Google Patents

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Katsuya Yamamoto
勝也 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の軸流ファンモーターは、回転羽根の真下部にのみ風を送る構造になっており、駆動機構部品や駆動電気部品が設けられている軸流ファンモーターの中心部には送風できなかった。このため軸流ファンモーターと発熱部品とを対向して設けた場合、発熱部品の中心部の冷却効果が悪いという課題があった。
【解決手段】送風角度変更手段である折り曲げ部4を軸流ファンモーター1に設けたものであり、軸流ファンモーター1と対向する発熱部品の中心部に直接送風できるため冷却効率が大きい。これにより、軸流ファンモーターと発熱部品との距離を短くすることができるためパーソナルコンピューターを薄型化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は軸流ファンモーターに係り、特にDCブラシレス軸流ファンモーターの構造に関する。
軸流ファンモーターはパーソナルコンピューターに代表されるOA機器のCPU、MPUや電源等のような発熱部品の冷却を主用途として使用されるものであり、例えば特許文献1に記載された構造のものが知られている。
図5は特許文献1に記載された従来のDCブラシレス軸流ファンモーターの構造を説明する断面図である。この種の軸流ファンモーター51は、回転機構部品からなるハウジング55と固定部品からなるケース61とが、回転子軸52を介して一体化されている。
ハウジング55の内側にはマグネット58が、外側には回転羽根56が固定されており、ハウジング55はベアリング59に挿入される回転子軸52を中心として回転可能に構成されている。一方、ケース61はベアリング59を固定する一対のベアリング受け部62と、巻線57を巻回済みの固定子53と、各種の電気部品54を搭載する駆動回路基板60とで構成されている。なお、コイルバネ67が回転羽根56とベアリング59の内輪との間に介装され、ベアリング59に予圧を与えるような構成になっている。
特開2002−112499号公報(図1)
上記構成の軸流ファンモーターは、各種の駆動機構部品(ベアリング59、固定子53、マグネット58等)および各種の駆動電気部品(電気部品54、駆動回路基板60等)がファンの中心部に設けられているので、薄型でしかも風量の大きなものを作ることができる。この理由によって、薄型で風量を必要とするパーソナルコンピューター等のCPU、MPUの冷却には、軸流ファンモーターが使用される。この場合、薄型化のため発熱部品と軸流ファンモーターとを対向して配置するのが普通である。
図6は従来の軸流ファンモーターの送風方向を説明する概念図であり、(a)は回転羽根56の正面図、(b)、(c)は回転羽根56とメイン基板64上のMPU63との配置関係を示す側面図である。図中の矢印Aは回転羽根56の回転方向を、矢印Eは軸流ファンモーター51の風の流れの方向と風量を示す。図6(b)に示すように、従来の軸流ファンモーター51にあっては、回転羽根56の回転によって、回転軸と平行な方向に風を送る構造になっている。つまり従来の軸流ファンでは、薄型化のために駆動機構部品と駆動電気部品とをファンの中心部に設けているので、一番高温になる発熱部品の中心部であるMPU63に送風される風量が最小になるという不都合を生じる。
発熱部品と軸流ファンとの対向距離を十分にとれる場合には、距離を大きくとることによって中心部にも風を送ることが可能であるが、現在のパーソナルコンピューターは小型化、薄型化が要求されているので、発熱部品と軸流ファンとの対向距離を大きくすることは望ましくない。この課題を解決するため発熱部品の表面に、図6(c)に示すように、発熱部品よりも底面積が大きく、しかも放熱フィン65を有するヒートシンク66を設け放熱効率を改善している。このようにすれば、MPU63が発生する熱はヒートシンク66を伝導して放熱フィン65全体に伝わるので、冷却効率を改善することができる。
しかしヒートシンク66が冷却部全体の背の高さを高くするので、依然として発熱部品と軸流ファンモーターとの対向距離を短くすることが薄型化のためには必要である。
本発明はこれらの課題に鑑みて創案されたものであり、発熱量が増大するパーソナルコンピューター等のOA機器の発熱部品の冷却において軸流ファンモーターと対向する発熱部品、ヒートシンク等との距離を離さなくても効率よく冷却できる軸流ファンモーターを提供することを目的としている。
本発明は、駆動機構部品と駆動電気部品とが設けられているファンの中心部付近の冷却効果が弱いところに風を送り込み冷却効率を向上させるための送風角度変更手段を軸流ファンモーターに設けたものであり、これによって軸流ファンモーターと対向して配置される発熱部品との距離を短くすることができる。
以上述べたように本発明の軸流ファンモーターは、回転子軸を支持し、かつ固定子および各種の駆動部品を収納しているハウジングと、回転羽根とが一体化されている軸流ファンモーターに、送風角度を回転子軸の延長線上に交差するように変更する送風角度変更手段を設けたものであり、軸流ファンモーターと発熱部品との間隔を狭くでき、直接発熱部品を空冷することができるので、薄型、高性能のパーソナルコンピューターの空冷用として最適である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図5において、従来と同じ構成要素については同じ符号を用い説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における軸流ファンモーターの全体構造を簡略化して示す断面図である。軸流ファンモーター1はハウジング2とケース61とが一体化されている。ケース61は従来構造の図5と同一の構造であるので、ハウジング2の構成についてのみ説明する。ハウジング2は内側にマグネット58と、外側に回転羽根3とを有する。回転羽根3は先端に折り曲げ部4を有する。従来の回転羽根56は回転子軸52と平行方向に送風するように設計されているが、実施の形態1の回転羽根3は従来の回転羽根56の先端部を変形することにより、回転中心方向に向かって送風するようにしている。
図2は実施の形態1における軸流ファンモーターの送風方向を説明する概念図であり、(a)は回転羽根3の正面図、(b)は軸流ファンモーター1とメイン基板64上のMPU63とを対向させたときの送風方向を示す側面図、(c)は軸流ファンモーター1とメイン基板64上のMPU63にヒートシンク66を取り付けて対向させたときの送風方向を示す側面図である。
回転羽根3が、図2の矢印A方向に回転すると、折り曲げ部4は矢印B方向に送風する。したがって、図2(b)、(c)に示すようにMPU63、ヒートシンク66の中央部へ送風される風量が増加する。これによって、空冷効率を改善することができる。
折り曲げ部4の形状を図3に示す。図3において、回転羽根56は従来の回転羽根の正面図であり、点線Cに沿って折り曲げると、折り曲げ部4が形成された回転羽根3となる。
本実施の形態では、回転羽根56の先端に折り曲げ部4を設けたが、回転羽根56の根元に折り曲げ部5を設けることも可能である。折り曲げ部5は、例えば図3に示す従来の回転羽根56の根元にDの切込みを作り、点線Eに沿って下側に折り曲げることによって作成することができる。あるいは、回転羽根56全体にひねりを加えて、回転軸方向への風量を増加することもできる。
(実施の形態2)
図4は実施の形態2における軸流ファンモーター1によって、メイン基板64上のMPU63を空冷しているときの断面図である。軸流ファンモーター1はケース6とハウジング55とが回転子軸52によって一体化されている。ハウジング55は、従来構造の図5と同一の構造であるので、ケース6の構成についてのみ説明する。ケース6は、軸流ファンモーター51と同様に、ベアリング59を固定する一対のベアリング受け部62と、巻線57を巻回済みの固定子53と、各種の電気部品54を搭載する駆動回路基板60とルーバー7とで構成されている。ルーバー7は円錐状の風案内板であり、端部8はケース6の外枠と固定されている。回転羽根56から送風された空気流はルーバー7によって回転子軸52方向に曲げられ、MPU63を直接冷却することができる。
MPU、CPUの寸法、形状に応じてルーバー7に貫通孔9を設けることによって、さらに空冷効果を改善することができる。本実施の形態のルーバー7は円錐状であるが、短冊状の平行ルーバーを利用することも可能である。なお、本実施の形態では従来構造のハウジング55を使用したが、実施の形態1のハウジング2と組み合わせて使用することができることは言うまでもない。
以上のように構成された本発明の軸流ファンモーターは、パーソナルコンピューターのMPUの真上に設置して、MPUのセンター部分に風を当てることができるので冷却効率がよく、発熱部品と軸流ファンモーターとの間隔を小さくできるのでパーソナルコンピューターの薄型化を可能にする。
本発明の軸流ファンモーターによれば、効率よく冷却対象に対して送風することが可能であり、パーソナルコンピューター、携帯情報端末、携帯パソコン、携帯電話を始めとする情報機器や、その他の電気機器、例えば調理用電気機器、空調用電気機器、清掃用電気機器、複写機やファクシミリやプリンタや電話機やその他の通信機器やこれらを含む複合機を始めとする事務用電気機器、照明用電気機器、その他発熱する電気機器やその部材に対して、送風や冷却を行うために極めて有用である。
本発明の実施の形態1における軸流ファンモーターの全体構造を簡略化して示す断面図 本発明の実施の形態1における軸流ファンモーターの送風方向を説明する概念図 本発明の実施の形態1における軸流ファンモーターの回転羽根を説明する正面図 本発明の実施の形態2における軸流ファンモーターよって、メイン基板上のMPUを空冷しているときの断面図 従来の軸流ファンモーターの構造を説明する断面図 従来の軸流ファンモーターの送風方向を説明する概念図
符号の説明
1 軸流ファンモーター
2 ハウジング
3 回転羽根
4,5 折り曲げ部
6 ケース
7 ルーバー
53 固定子
52 回転子軸
58 マグネット
60 駆動回路基板
63 MPU

Claims (5)

  1. 回転羽根とマグネットとを有し、回転子軸と固定子と駆動回路基板とを収納するハウジングと、
    前記回転子軸と前記固定子と前記駆動回路基板とを有するケースとを一体化した軸流ファンモーターであって、
    前記軸流ファンモーターに送風角度を前記回転子軸の延長線上に交差するように変更する送風角度変更手段を設けたことを特徴とする軸流ファンモーター。
  2. 送風角度変更手段が回転羽根の一部を曲げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸流ファンモーター。
  3. 送風角度変更手段がケースに一体的に設けられたルーバーであることを特徴とする請求項1に記載の軸流ファンモーター。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載の軸流ファンモーターと、平板状の発熱部品とを対向して設けたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項3に記載の軸流ファンモーターと、平板状の発熱部品とを対向して設けたことを特徴とする放熱装置。
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