JP2005085908A - 集積回路の冷却装置及び筐体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却の構造が非常に簡単で、より高い冷却能力を有し、且つ、冷却によりプリント基板上に塵芥が集積することを排除して長期間の使用に対する信頼性を著しく向上させる。
【解決手段】筐体10の内部スペースに配置されたプリント基板12に実装した集積回路11を内蔵する筐体装置である。この装置は、放熱用の冷却路Sの一部を形成する表面と当該一方の面に対向するもう裏面とを有するとともに、筐体10の相互に対向する側部に夫々形成した開口同士を、冷却路Sを介して結合するように配置された熱伝導性材料で成る放熱体14を備える。さらに、筐体装置は、放熱体14に取り付けられ、且つ、放熱体14の裏面に集積回路11を当接させた状態でプリント基板12を懸架する懸架手段13と、筐体10又は放熱体14に、前記両方の開口のうちの一方を塞ぐように設けた冷却用のファンとを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】筐体10の内部スペースに配置されたプリント基板12に実装した集積回路11を内蔵する筐体装置である。この装置は、放熱用の冷却路Sの一部を形成する表面と当該一方の面に対向するもう裏面とを有するとともに、筐体10の相互に対向する側部に夫々形成した開口同士を、冷却路Sを介して結合するように配置された熱伝導性材料で成る放熱体14を備える。さらに、筐体装置は、放熱体14に取り付けられ、且つ、放熱体14の裏面に集積回路11を当接させた状態でプリント基板12を懸架する懸架手段13と、筐体10又は放熱体14に、前記両方の開口のうちの一方を塞ぐように設けた冷却用のファンとを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、集積回路の冷却構造及び筐体装置に関し、とくに、中央演算処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などの装置として用いられる演算用集積回路を実装したプリンタ基板について、この基板上の集積回路からの発熱を外部に放熱する冷却装置と、この冷却装置やプリント基板を収容する筐体装置とに関する。
従来、工作機械などの産業用機械の制御に必要な演算用の集積回路は、多くの場合、プリント基板に実装され、このプリント基板を筐体装置の内部に収容した状態で、それらの産業用機械に組み込まれる。この筐体装置において、集積回路に安定した動作をさせるためにも、その集積回路からの発熱を積極的に放散させる冷却機構が必要になる。
従来では、そのようなプリント基板は、筐体内では筐体から機械的に離れた状態で装着されており、かかる状態で、集積回路の発熱を冷却させるための冷却機構が設けられている。この冷却機構には、一例として、発熱体である集積回路に金属製の放熱フィンを直接装着し、ファンにより冷却用空気を筐体の外部から内部に取り入れて循環させる仕組が知られている。また、他の例としては、ヒートパイプを用いる方式の冷却機構や、水冷による冷却機構、さらにはペルチェ素子などの電気的な冷却機構を備えることも知られている。
しかしながら、上述した演算用集積回路を実装したプリント基板を収容した筐体装置における従来の冷却機構にあっては、筐体の小形化・薄型化が難しいこと、冷却機構が複雑化することに因る信頼性の低下が避けられないこと、外部空気を単純に筐体内部に導入することにより、プリント基板上に塵芥が集積し易く、長期間の使用の間に電気的及び機械的な障害を発生させ易いことなどの不都合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷却の仕組みが非常に簡単でありながら、より高い冷却能力を有し、且つ、冷却によりプリント基板上に塵芥が集積することを排除して、長期間の使用に対する信頼性を著しく向上させることができる集積回路の冷却装置及び筐体装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る筐体装置によれば、筐体を備え、当該筐体の内部スペースに配置されたプリント基板に実装した集積回路を内蔵する筐体装置が提供される。この筐体装置は、前記集積回路の冷却のための放熱冷却路の少なくても一部を形成する一方の面と当該一方の面に対向するもう一方の面とを少なくても有するとともに、前記筐体の相互に対向する両方の側部に夫々形成した開口を、前記放熱冷却路を介して結合するように配置した熱伝導性材料で成る放熱体と、この放熱体に取り付けられ、且つ、前記もう一方の面に前記集積回路を当接させた状態で前記プリント基板を懸架する懸架手段と、前記筐体又は放熱体に、前記両方の開口のうちの少なくとも一方を塞ぐように設けた冷却用のファンとを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る冷却装置によれば、一方の面に、プリント基板に実装した集積回路を当接させるとともに、当該一方の面に対向するもう一方の面の側に空気を強制的に通過させる放熱冷却路を設けた放熱体を設けたことを特徴とする集積回路の冷却装置が提供される。
本発明に係る集積回路の冷却装置及び筐体装置によれば、冷却のための放熱冷却路の少なくても一部を形成する一方の面と当該一方の面に対向するもう一方の面とを少なくても有するとともに、筐体の一方の側部に形成した開口と当該一方の側部に対向するもう一方の側部に形成した開口とを前記放熱冷却路を介して結合するように配置された熱伝導性材料で成る放熱体と、この放熱体に取り付けられ、且つ、前記もう一方の面に前記集積回路を当接させた状態で前記プリント基板を懸架する懸架手段と、前記筐体又は放熱体に、前記両方の開口のうちの少なくとも一方を塞ぐように設けた冷却用のファンとを備えたことから、放熱体と筐体とによる両方の放熱効果を得ながらファンの強制空冷の能力を十分に発揮させることができるので、冷却の仕組みが非常に簡単でありながら、より高い冷却能力を有し、且つ、冷却によりプリント基板上に塵芥が集積することを排除して、長期間の使用に対する信頼性を著しく向上させることができるという優れた冷却能力を発揮することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜3に基づいて説明する。
図1に、本実施形態に係る筐体装置の概観を示し、図2に、その筐体装置の内部の構造を概略的に示す。
この筐体装置は、平たい箱状の筐体10と、この筐体10の内部に配置された演算用の集積回路11を実装したプリント基板12と、この基板12を懸架状態で指示する懸架手段13と、この集積回路11からの発熱を放散させて当該集積回路11を冷却する放熱体14、冷却用ファン15A,15Bとを備える。なお、図1において、筐体10の幅方向をX軸、高さ方向をY軸、奥行き方向をZ軸として表し、同図に描出されている筐体の状態を通常の使用状態とする。
このうち、筐体10は、熱伝導性に優れた金属性の材料で成り、通常の使用状態おいて上面になる天井面10Aと当該天井面10Aから立ち下がる両壁面部(左右の壁面部とする)10B、10Cとを含み、その全体とし薄い箱状に一体に形成される。この筐体10の左右(X軸方向)の両壁面部10B、10Cを除く前後(Z軸方向)の2つの壁部分は、前カバー10D及び後カバー10Eにより夫々、着脱自在に塞がれる。
放熱体14は、熱伝導性に優れた金属製の材料で所定厚さに形成される。この放熱体14は、その底面部14Aと、底面部14Aの両側端部(左右端部)の夫々から垂直に立ち上がる左右側面部14B,14Cと、この左右側面部14B,14Cの上端部の夫々から直角に折れ曲がるリム部14D、14Eとの各部を有し、それらが図示のように一定に形成されている。これにより、底面部14Aと左右側面部14B,14Cとにより、3方が囲まれた空間が画成される。
なお、この底面部14Aの表面(図1における上側の面)を本発明に係る「一方の面」とし、その裏面(図1における下側の面)を本発明に係る「もう一方の面」とする。
この放熱体14には、さらに、底面部14Aから、その空間側において複数の短冊状を成す放熱用フィン14N1〜14N7(例えば7枚)が同空間Sの前後方向に沿い且つ相互に所定間隔を空けて立設されている。本実施形態にあっては、底面部14Aと複数のフィン14N1〜14N7とは同一材料で一体成形されている。また、この複数のフィン14N1〜14N7の高さは左右側面部14B,14Cと同一になっている。
このように形成された放熱体14は、図2に示す如く、そのリム部14D、14Eを筐体10の天井面10Aの裏側に固設させた状態で、筐体10に取り付けられる。この結果、前述した空間は、筐体10の天井面10Aにより4面が囲まれるとともに、フィン14N1〜14N7により分割された8本の流路が形成される。このとき、フィン14N1〜14N7の上端部は、天井面10Aの裏面に当接する。この複数の流路(すなわち空間)は、後述するように、強制的に循環させる冷却用空気の流路Sとなる。
さらに、図2に示すように、演算用の集積回路11を実装したプリント基板12は、懸架手段13により放熱体14の底面部14Aに懸架されている。この懸架手段13は、コイルばね13Aを個別に介挿させた複数本のネジ13B,…,13Bにより基板反り返り防止金具13Cを垂下した状態で支持し、この基板反り返り防止金具13Cと放熱体14との間にプリント基板12が位置する。この位置状態において、基板上のソケット15(実際には複数個のソケット)に嵌め込まれた集積回路11(実際には複数個の集積回路)の上面は、放熱体14の底面部14Aの裏側に確実に且つ適度な圧着力で当接させられるようになっている。
プリント基板12の四隅の部分は、筐体10の天井面10Aにそれぞれ一端を取り付けた複数のスペーサ16,…,16で高さ方向の位置決めがなされている。このため、この状態でネジ13B,…,13Bの締め付け具合を調整することで、集積回路11(パッケージ部分)の放熱体14の底面部14Aに対する圧着力を所定の値に設定できる。なお、集積回路11(パッケージ部分)と底面部14Aとの間には、ジェルなどの隙間を埋める充填剤を入れてもよい。
スペーサ16,…,16それぞれの下端部は、上述のようにプリント基板12を保持するとともに、さらに別にスペーサ16A,…,16Aに連結され、この別にスペーサ16A,…,16Aが底板17を保持するようになっている。この底板17は、筐体10の底面全体をカバーするもので、筐体10の天井面10Aからスペーサ16,…,16及び16A,…,16Aにより支持される。
さらに、2個の冷却用ファン15A,15Bは、前述した流路Sの一方の側を覆うように放熱体14の側端部に併置状態で固設される。つまり、この冷却用ファン15A,15Bのフレーム部分は、その2つで冷却用空気が流れる流路Sの一方を塞ぐように、そのサイズが設定されている。このため、冷却用ファン15A,15Bが回転すると、その回転に伴って取り入れられる外気は、その殆どが冷却用の流路Sの端部(つまり、空気取入口)を通って、その内部に流れ込むことになる。この流れ込んだ空気は、流路Sを通ってその反対側の端部(すなわち、空気出口)から放出される。
前カバー10Dは、筐体10の前側端部における冷却ファン15A,15Bに相当する開口OP1(図3参照)以外の面を覆うように形成される。また、後カバー10Eは、筐体10の後側端部の全体を覆うとともに、流路Sの出口に対向する開口OP2(図3参照)を形成するようになっている。
なお、冷却用ファンは上述したように必ずしも2個に限定されるものでは無く、1個でもよい。また、この冷却用ファンは、もう一方の端部(空気出口)側のみに設けてもよいし、流路Sの両端部、すなわち空気取入口及び空気出口の両方に装備するようにしてもよい。また、冷却ファン15A,15Bは、前カバー10Dに取り付けるようにしてもよい。
次いで、本実施形態に係る筐体装置の作用効果を説明する。
冷却ファン15A,15Bが回転すると、図3に示すように、このファン15A,15Bを介して外気が空気取入口を介して冷却用流路Sに強制的に取り込まれる。この外気は、フィン14N1〜14N7で分割された流路(すなわち流路S)を通って、空気出口から排出される。この外気の取入及び排出に伴って、集積回路11で発生した熱は放熱体14を介して流入する外気と熱交換する。このため、空気が流路Sから排出されることで、集積回路11は強制空冷される。
この強制空冷の際、ファン15A,15Bにより取り込まれた外気はストレートに冷却用流路Sを流れるので、簡単な構造でありながら、空気の循環がスムーズで効率良い冷却が行なわれる。とくに、集積回路11で発生した熱は放熱体14のみならず、放熱体14の左右側面部14B,14C及びフィン14N1〜14N7を介して筐体10の特にその天井面10Aに伝わる。このため、フィン14N1〜14N7により外気との接触面積が増えるのみならず、筐体10も積極的に冷却に参加できることから、従来のように筐体が冷却に使用されない構造のもものに比べて、格段に冷却効率が向上する。
逆に言えば、実のように放熱体14と筐体10とを一体化することで放熱効果が上がる(つまり、熱分散され自然空冷の量が増加する)ので、冷却用流路Sへの風量を減らすことが可能になる。つまり、ファン15A,15Bをより小形化することができる。
また、本実施形態にあっては、下記のような更なる作用効果も得られる。
第1に、放熱体14の底面部14Aの形状とプリント基板12上に実装されている集積回路11の配置を整合させて、プリント基板12と放熱体14を機械的に圧着させることで、本来の放熱装置として機能を阻害することなく、放熱体14を筐体構造物の一部として力学的に作用させることができる。
第2に、放熱体14により形成される冷却用流路S平行フィン形状とし、さらに筐体10の天井面10Aで成るカバー部を被せることで、チューブ状の流路を確保できるとともに、筐体10内部(流路S以外の部分)には、空気が通過・還流しないようにすることができる。この結果、流路Sにおける空気の十分な流速を確保しながら、冷却に伴って外部から塵埃等が筐体10内の進入することを防止することができる。この結果、プリント基板12上に堆積する塵芥の量を大幅に減らすことができ、プリント基板12の電気的・機械的な不具合の発生を減らすことができる。したがって、より信頼性の高い筐体装置を提供することができる。
第3に、冷却ファン(本実施形態の場合はファン15A,15B)は、発熱体である集積回路11の近傍に取り付けるのではなく、放熱体14により少なくとも一部が画成される流路Sの両端部のどちらかに取り付けてあれば良く、発熱量の大きい高性能演算集積回路を使用した場合でも、筐体10の厚みを薄くすることができ、より一層の小形化が可能になる。
第4に、金属性放熱体14とプリント基板12の当接に係る利点がある。演算用集積回路11が実装されたプリント基板12は放熱体14に懸架手段13を使用して圧着させている。加えて、放熱体14は、プリント基板12の固定用シャシとして力学的に作用する。このため、従来の外部筐体と放熱フィンとを分離した構造に起因する、ケース(筐体)の大型化及び冷却機構の複雑化を解消でき、さらに、これまで難しいとされてきた発熱量の大きい演算用集積回路を実装したプリント基板の小型化/薄型化が可能となる。懸架手段はプリント基板12を機械的に常時圧着させるスプリング機構(コイルばね13A)を有し、長期にわたる圧着力を確保でき、さらにプリント基板12へは必要以上の圧着力がかからないように調整することができる。
このように上述した利点を更にまとめると、
1)冷却機構の単純化に伴って、筐体を薄型化/小型化できる、
2)外部からの導入空気が筐体内の電子部品の部分を通過・還流しないことから、筐体内の塵埃集積が激減し、信頼性と長期的な安定性が向上する、
3)埃等の発生環境下でも高性能な演算用集積回路を実装したプリント基板の使用が可能になる、
4)熱量の大きい集積回路であっても、金属製放熱体の蓄熱/放熱量をシュミレートし、基本構造を変更することなく実装検討が可能になる、
5)従来は、組込みが難しかった産業用配電盤や制御盤内に、冷却用ファンの取り付け方向を変更するだけで、基本構造に大きな変更をせずに組込みが可能となる、
6)冷却用ファンの取り付けは、方向にかかわらず筐体外となり電子部品に比べ短寿命の機械部品であるファンのメンテナス性が向上する、
などの効果を得ることができる。
1)冷却機構の単純化に伴って、筐体を薄型化/小型化できる、
2)外部からの導入空気が筐体内の電子部品の部分を通過・還流しないことから、筐体内の塵埃集積が激減し、信頼性と長期的な安定性が向上する、
3)埃等の発生環境下でも高性能な演算用集積回路を実装したプリント基板の使用が可能になる、
4)熱量の大きい集積回路であっても、金属製放熱体の蓄熱/放熱量をシュミレートし、基本構造を変更することなく実装検討が可能になる、
5)従来は、組込みが難しかった産業用配電盤や制御盤内に、冷却用ファンの取り付け方向を変更するだけで、基本構造に大きな変更をせずに組込みが可能となる、
6)冷却用ファンの取り付けは、方向にかかわらず筐体外となり電子部品に比べ短寿命の機械部品であるファンのメンテナス性が向上する、
などの効果を得ることができる。
なお、本発明を実施できる筐体装置は、上述した実施形態のものに限定されることなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲で更に適宜な形態に変更できる。
その幾つかの例を図4,5に示す。図4に示す筐体装置によれば、筐体10と放熱体14とを一体に形成している。これにより、筐体10と放熱体14と組み付けが簡単になる。また、図5に示す筐体装置は、図1〜3に示した前述の実施形態において、筐体10の天井面10Aの放熱体14に対向する部分を局所的に着脱自在なカバー10Aaで覆うようになっている。これにより、前述した実施形態のものと同等の冷却能力を維持しながら、カバー10Aaを外して懸架手段13を組み立てることができるなど、製造が簡単になって製造コストを低減させることができる。
また、この筐体装置は、図1に示した姿勢を逆さまにした状態、90°だけ回転した状態、または斜めに傾けた状態を通常の使用状態としてもよい。更に、冷却用流路、すなわち放熱体14の冷却風が通る空間は、湾曲又は蛇行していてもよい。
本発明は以上のように構成され機能することから、工場内の工作機械、産業用配電盤、制御盤など、演算用集積回路を実装したプリント基板を組み込んで当該集積回路により制御や処理を実行する装置について、塵芥などの比較的多い厳しい環境下においても好適に適用可能な集積回路の冷却装置及び筐体装置を提供することができる。
10 筐体
10A 筐体の天井面
11 集積回路
12 プリント基板
13 懸架手段
14 放熱体
14A 放熱体の底面部(一方の面及びもう一方の面を有する)
14B,14C 放熱体の側面部
14N1〜14N7 放熱体のフィン
15A,15B 冷却用ファン
S 両端に開口を形成する冷却用流路
10A 筐体の天井面
11 集積回路
12 プリント基板
13 懸架手段
14 放熱体
14A 放熱体の底面部(一方の面及びもう一方の面を有する)
14B,14C 放熱体の側面部
14N1〜14N7 放熱体のフィン
15A,15B 冷却用ファン
S 両端に開口を形成する冷却用流路
Claims (8)
- 筐体を備え、当該筐体の内部スペースに配置されたプリント基板に実装した集積回路を内蔵する筐体装置において、
前記集積回路の冷却のための放熱冷却路の少なくても一部を形成する一方の面と当該一方の面に対向するもう一方の面とを少なくても有するとともに、前記筐体の相互に対向する両方の側部に夫々形成した開口を、前記放熱冷却路を介して結合するように配置した熱伝導性材料で成る放熱体と、
この放熱体に取り付けられ、且つ、前記もう一方の面に前記集積回路を当接させた状態で前記プリント基板を懸架する懸架手段と、
前記筐体又は放熱体に、前記両方の開口のうちの少なくとも一方を塞ぐように設けた冷却用のファンとを備えたことを特徴とする筐体装置。 - 請求項1に記載の筐体装置において、
前記筐体と放熱体は互いに別部材であって、当該筐体が前記放熱冷却路の一つの壁面部を形成し且つ前記放熱体が前記放熱冷却路の残りの壁面部を形成するように前記筐体と前記放熱体とを当接・配置させたことを特徴とする筐体装置。 - 請求項1に記載の筐体装置において、
前記放熱体は、前記放熱冷却路の流路長手方向に沿って垂設された少なくとも1枚のフィンを有し、このフィンの筐体側端部は当該筐体の放熱冷却路を形成する面に当接する高さを有することを特徴とする筐体装置。 - 請求項1に記載の筐体装置において、
前記筐体と放熱体は互いに同一部材で一体又は略一体に形成したことを特徴とする筐体装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体装置において、
前記放熱体が当接又は固着する前記筐体の壁面部は、当該筐体装置の通常の使用状態における天井壁であることを特徴とする筐体装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の筐体装置において、
前記放熱冷却路は、前記筐体の一方の側部に形成した開口と当該一方の側部に対向するもう一方の側部に形成した開口とが直線上で相互に対向し且つ当該放熱冷却路に導入された冷却風の送風方向に直交する断面が略矩形状であることを特徴とする筐体装置。 - 一方の面に、プリント基板に実装した集積回路を当接させるとともに、当該一方の面に対向するもう一方の面の側に空気を強制的に通過させる放熱冷却路を設けた放熱体を設けたことを特徴とする集積回路の冷却装置。
- 請求項7に記載の冷却装置において、
前記放熱体は、熱伝導性の筐体に結合されていることを特徴とする集積回路の冷却装置。
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