JP2005085118A - 駐車場管理システム及び料金精算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駐車中の車両に対する修理依頼の受け付けを可能とし、しかも、修理代金と駐車料金を一括して精算可能とした駐車場管理システム及び料金精算装置を提供する。
【解決手段】 利用者は、ラック装置1に自転車を収納し、料金精算装置2でラック番号、修理依頼内容等を登録して鍵保管庫に鍵を保管すると、料金精算装置2から修理依頼情報を修理業者側に送信する(S1〜S4)。修理業者が修理が完了したことを登録すると、修理内容に応じた修理代金を確定して登録する(S5〜S7)。自転車を取りに来た利用者が料金精算装置2にラック番号を入力すると、駐車料金に修理代金を加算した請求金額が表示され、精算完了によりラック装置1及び鍵保管庫16から自転車及び鍵の取り出しが可能となり、駐輪場から退場する(S8、S9)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駐車場管理システム及び料金精算装置に関し、特に、駐車中に車両に対する修理依頼の受け付けを可能とした駐車場管理システム及び料金精算装置に関する。
従来の有料駐車場は、自動車や自転車等の車両の入退場を管理して駐車料金を徴収することを目的としており、現状では車両の駐車を管理するだけの機能しかなく、駐車車両は、利用者が車両を取りに来るまでは放置状態である。
一方、例えば通勤・通学途中で、乗っている自転車がパンクしたりチェーン切れ等が生じて修理が必要になったような場合、修理業者に修理を依頼することになるが、どこに修理業者があるか分からなかったり、修理店が開いていなかったりして、修理できなことが多い。また、仮に修理業者に修理を依頼できたとしても、自転車等の場合は修理時間が短時間であることが多く、修理が終わるまでその場で待つことが多く、無駄に時間を浪費することになる。
そこで、駐車場側が仲介して修理業者に修理を依頼して駐車中に修理するようにすれば、修理業者に自転車を持っていく手間が省け、無駄に時間を浪費することもなく、修理業者を探す必要もなく、利用者にとっては極めて好都合である。一方、駐車場経営者にとっても、利用者の利便性が上がることにより利用率の向上が図れると共に、修理業者からの仲介料が得られる等、経営効率の向上が期待できる。また、修理業者にとっても、営業時間外に修理依頼を受けられるので修理件数の増加が見込めると共に、空き時間に修理が可能であるため修理時間の自由度が向上する等、経営効率の向上が期待できる。
かかる事情に鑑み、駐車場の駐車車両に対するサービスの予約を可能としたサービス予約システムが従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このサービス予約システムは、駐車場に設置したサービス予約装置を利用するもので、駐車場に駐車した車両の所有者(ユーザ)は、サービス予約装置で、サービスの依頼内容入力操作、サービス代金の精算操作、車両の鍵の保管操作、駐車場所の入力操作等、所定の各操作を行う。サービス予約装置は、ユーザの操作により得られた情報をサービス会社に送信する。サービス会社は、受信した情報に基づいて駐車場に出向き、サービス予約装置を操作して保管されている車両の鍵を取り出してサービス対象の車両を駐車場から自社まで搬送し、依頼されたサービスを実行した後、駐車場に車両を搬送し、サービス予約装置で、鍵及びサービス完了を示すレシートの保管操作等を行う。車両を取りに来たユーザは、サービス予約装置を操作して鍵とレシートを受け取り、駐車場出口で駐車料金を精算して退場する。
特開2001−307150号公報
しかしながら、上述した従来のサービス予約システムでは、サービスの依頼時にサービス会社に対するサービス代金を精算し、駐車場退場時に駐車料金を精算するシステムであり、サービス代金と駐車料金の精算が別々であった。このため、ユーザは、サービス代金と駐車料金のそれぞれの支払いを別々にしなければならず、料金支払いが面倒であった。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、駐車車両に対する修理依頼の受け付けを可能とし、しかも、修理代金と駐車料金を一括して精算可能とした駐車場管理システム及び料金精算装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1の発明は、駐車車両に対する修理依頼の受け付けを可能とした駐車場管理システムであって、前記駐車車両に対する修理依頼情報を登録し、前記修理依頼情報を入手した修理業者による修理対象車両の修理が完了したことが登録されると修理内容に応じた修理代金を確定し、前記修理対象車両を所有する利用者の駐車場退場時に駐車料金に前記修理代金を加算して請求金額を算出し精算処理することを特徴とする。
具体的には、請求項2のように、前記修理依頼情報を登録するための修理依頼情報登録手段と、該修理依頼情報登録手段で登録された前記修理依頼情報を入手した修理業者による修理対象車両の修理が完了したことを登録するための修理完了登録手段と、前記利用者の駐車場退場時に、前記修理完了登録手段による修理完了登録に伴って確定された修理内容に応じた修理代金を駐車料金に加算して請求金額を算出し精算処理する精算処理手段と、を備えて構成する。
更に、請求項3の発明は、前記修理依頼情報登録手段は、修理依頼の登録操作を行う操作部と、修理依頼登録操作に基づいて確定された修理依頼情報を記憶し登録する記憶部とを備えて構成され、前記修理完了登録手段は、修理完了の登録操作を行う操作部と、該操作部で修理完了の登録操作が行われると修理内容に応じた修理代金を確定して記憶する記憶部とを備えて構成され、前記精算処理手段は、利用者の精算操作により前記各記憶部の記憶情報に基づいて請求金額を算出して精算処理する構成である。
請求項4のように、前記修理依頼情報登録手段に修理依頼情報の登録が完了すると、登録された修理依頼情報を、送信手段で修理業者の所有する端末装置に送信する構成とすれば、修理依頼情報を修理業者に容易に通知できるようになる。
請求項5の発明のように、車両を所有する利用者が前記修理依頼情報登録手段で修理依頼情報を登録し、修理依頼情報の登録完了により登録修理依頼情報を前記送信手段により修理業者の所有する端末装置に自動送信し、修理対象車両の修理完了を修理業者が前記修理完了登録手段で登録することにより修理内容に応じた修理代金を確定し、前記利用者の駐車場退場時の精算操作に基づいて前記精算処理手段で駐車料金に前記修理代金を加算して請求金額を算出し精算処理する構成とするとよい。
請求項6のように、各駐車スペースに設けられ収納した駐車車両をロックする車両ロック装置と、料金精算装置と、修理対象車両の鍵を保管し扉をロックする扉ロック装置を有する鍵保管庫と備え、前記料金精算装置は、前記修理依頼情報登録手段、修理完了登録手段及び精算処理手段の機能を備えると共に、前記車両ロック装置及び扉ロック装置の鎖錠・解錠の制御機能を備える構成とするとよい。
請求項7のように、前記料金精算装置に登録された修理依頼情報を修理業者の所有する端末装置に送信する送信手段を設け、前記料金精算装置が、前記修理依頼情報の登録が完了したときに前記送信手段を駆動制御して前記端末装置に自動送信する構成とするとよい。
前記料金精算装置は、具体的には請求項8のように、前記車両ロック装置を特定する駐車位置番号と修理依頼内容が入力されると修理対象の車両の鍵を保管する鍵保管庫を指定し、該鍵保管庫に鍵が収納されたことを検知して前記扉ロック装置を鎖錠制御し、修理業者であることを示す識別情報に続いて駐車位置番号の入力があると修理作業と認識して前記駐車位置番号に対応する車両ロック装置及び鍵保管庫の扉ロック装置を解錠制御し、その後、再度前記識別情報及び駐車位置番号の入力があると修理完了と認識して登録された修理内容に応じた修理代金を確定すると共に車両ロック装置及び扉ロック装置を鎖錠制御し、その後、利用者の精算操作に基づいて駐車料金に修理代金を加算して請求金額を算出し、請求金額の精算完了で車両ロック装置及び扉ロック装置を解錠制御する構成とするとよい。
請求項9の発明は、駐車場の入退場口に、駐車券、定期券及びプリペイドカード等の利用券が挿入されるとゲートを開にして駐車場への入場を許可し、精算済みの利用券が挿入されるとゲートを開にして駐車場からの退場を許可するゲート装置を備える構成であって、前記修理依頼情報を登録したときに前記利用券に修理依頼のあったことを示す情報を記録し、前記駐車料金に修理代金を加算した請求金額を精算処理したときに前記修理依頼のあったことを示す情報を利用券から消去すると共に精算済みを示す情報を前記利用券に記録する構成とした。
請求項10のように、駐輪場に適用するとよい。
請求項11の発明は、駐車車両に対する修理依頼の受け付けを可能とした駐車場管理システムに適用する料金精算装置であって、修理依頼の登録操作及び修理完了の登録操作を行う操作部と、該操作部の登録操作により得られる情報を記憶する記憶部と、駐車スペースに設けた車両ロック装置の鎖錠・解錠を制御するロック装置制御部と、車両の鍵を保管する鍵保管庫の扉をロックする扉ロック装置の鎖錠・解錠を制御する鍵保管庫制御部と、前記記憶部の記憶情報に基づいて請求金額を算出して料金精算処理する精算処理部とを備え、前記ロック装置制御部は、駐車スペースに車両が収納されると車両ロック装置を鎖錠制御し、修理作業であることを示す識別情報の入力操作により修理作業であることを認識したとき及び精算処理部で精算が完了したときに車両ロック装置を解錠制御する構成であり、前記鍵保管庫制御部は、扉が閉じると扉ロック装置を鎖錠制御し、修理依頼操作がされたとき、前記修理作業であることを認識したとき及び精算処理部で精算が完了したときに扉ロック装置を解錠制御する構成であり、前記精算処理部は、利用者の精算操作により前記記憶部の記憶情報に基づいて修理代金が登録されているときは駐車料金に修理代金を加算して請求金額を算出し、修理代金が登録されていないときは駐車料金を請求金額とし、請求金額を精算処理する構成とした。
請求項12のように、駐車場の利用に必要な利用券に対して情報の読み込み・書き込みが可能なカードリーダライタを備えるとよい。
以上説明したように本発明の駐車場管理システムによれば、駐車場退場時に修理代金と駐車料金を一括して精算処理するので、金銭の支払いが1度で済み利用者の利便性を向上できる。また、利用者にとっては、修理業者に車両を持っていく手間が省け、修理業者を探す必要もなく、時間を無駄に浪費しなくて済む利点があり、駐車場経営者にとっては、利便性の向上により利用率の向上が図れると共に、修理業者からの仲介料が得られる等、経営効率の向上が期待できる利点がある。修理業者にとっては、修理依頼件数の増加が見込めると共に、修理時間の自由度が向上し経営効率の向上が期待できる利点がある。
また、修理依頼が登録されると修理依頼情報を修理業者に対して送信手段により自動送信すれば、修理業者に修理依頼を容易に通知することができる。
また、車両ロック装置や鍵保管庫等を設けて車両や車両の鍵を管理し、料金精算装置で車両ロック装置や鍵保管庫等を制御する構成とすることで、無人管理の駐車場にも適用できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の駐車場管理システムの第1実施形態を示す構成図であり、無人管理の駐輪場に適用した例である。
図1において、本実施形態の駐車場管理システムは、駐車した自転車の修理依頼の受け付けを可能とするシステムであり、自転車を収納する駐輪(駐車)スペースとしてのラック装置1と、修理依頼の受け付け機能と料金(修理代金と駐車料金を含めた料金)精算機能を備える料金精算装置2と、修理業者の所有する端末装置3とを備えて構成される。
前記ラック装置1は、駐輪場の自転車駐輪位置毎に設けられ、自転車をロックする車両ロック装置1A及び自転車の収納を検知する車両センサ1Bを備える。車両ロック装置1Aと車両センサ1Bは、料金精算装置2の後述するロック装置制御部17に接続され、ロック装置制御部17により車両ロック装置1Aの鎖錠・解錠が制御される。
料金精算装置2は、修理依頼の登録、修理業者への修理依頼情報の送信、修理完了の登録、利用代金(駐車料金、或いは、駐車料金と修理代金を加算した料金)の精算等の各処理を行うものであり、時計ユニット11と、メモリ12と、操作部である操作表示部13と、金銭処理部14と、鍵保管庫制御部15と、鍵保管庫16と、ロック装置制御部17と、送信手段である通信部18と、制御部19とを備えて構成される。
前記計時ユニット11は、現在時刻を計時するものであり、車両センサ1Bの検知信号を受信してからの経過時間や駐車時間等を知るためのものである。
前記メモリ12は、後述の修理依頼情報や修理完了の登録により確定される修理代金、修理業者に予め付与した暗証番号(又はICカードデータ)、精算記録等を記憶するものである。
前記操作表示部13は、車両ロック装置1Aを特定する駐車(駐輪)位置番号としてのラック番号、修理依頼内容、連絡先、修理業者の暗証番号等の入力操作や請求金額及び修理依頼のためのガイダンス等の表示を行うためのものであり、例えばタッチパネルで構成するとよい。
前記金銭処理部14は、投入された紙幣や硬貨或いは釣銭の排出を処理するものである。
前記鍵保管庫制御部15は、制御部19の指令に基づいて各鍵保管庫16の扉ロック装置16Aの鎖錠・解錠を制御するものである。
前記鍵保管庫16は、修理依頼した利用者の鍵を保管するためのもので、料金精算装置2に適当な数(例えばラック装置1の数に対して1割程度の数)設けられる。各鍵保管庫16は、扉をロックする扉ロック装置16A及び鍵の収納を検知するためのセンサとして扉の開閉を検知する扉センサ16Bをそれぞれ備え、鍵保管庫制御部15に接続されている。尚、料金精算装置2とは別体で鍵保管庫16を設けてもよい。鍵の収納を検知するためのセンサとして重量センサ、光センサ、金属センサ等を利用してもよい。
前記ロック装置制御部17は、制御部19の指令に基づいて各ラック装置1の車両ロック装置1Aの鎖錠・解錠を制御するものである。
前記通信部18は、メモリ12に登録された修理依頼情報を修理業者の端末装置3に送信するためのものである。尚、料金精算装置2とは別に通信部18を設けてもよい。
前記制御部19は、メモリ12、操作表示部13、金銭処理部14、鍵保管庫制御部15、ロック装置制御部17及び通信部18を統括制御するもので、修理依頼情報や修理完了の登録処理、利用者の利用代金(駐車料金、或いは、駐車料金と修理代金を加算した料金)の精算処理等を制御する。
ここで、前記操作表示部13は、修理依頼情報登録手段及び修理完了登録手段の操作部に相当し、メモリ12は、修理依頼情報登録手段及び修理完了登録手段の記憶部に相当し、前記操作表示部13とメモリ12と制御部19で修理依頼情報登録手段及び修理完了登録手段が構成される。また、金銭処理部14及び制御部19で精算処理部及び精算処理手段が構成さる。
次に、本実施形態の駐車場管理システムにおいて修理依頼を伴う場合の駐輪場の入場から退場までの処理手順を図2のフローチャートに従って説明する。
ステップ1(図中、S1で示し、以下同様とする)で、利用者は自転車を空いているラック装置1に収納する。ラック装置1に自転車を収納すると、車両センサ1Bから料金精算装置2のロック装置制御部17を介して制御部19に検知信号が送信される。制御部19は、時計ユニット11の計時情報に基づいて一定時間経過後にロック装置制御部17に鎖錠指令を出力し、ロック装置制御部17が車両ロック装置1Aを鎖錠駆動して自転車をロックする。尚、利用者が料金精算装置2の操作表示部13でラック番号の入力と暗証番号の登録を行うことにより車両ロック装置1Aがロックする構成でもよい。
ステップ2で、修理を依頼する利用者は料金精算装置2の操作表示部13の選択画面上で修理依頼を選択し、操作表示部13に表示されるガイダンスに従って、自転車を収納したラック装置1のラック番号、修理依頼内容(パンク、チェーン切れ等)、連絡先(例えば利用者の携帯や自宅の電話番号等)を順次入力する。修理依頼内容の入力では、例えば予め依頼可能な修理内容(パンク、チェーン切れ等)の項目を操作表示部13の画面に料金と共に表示し、利用者が所望の修理項目を選択できるようにすればよい。
ステップ3で、操作表示部13の案内メッセージに従って料金精算装置2の指定した鍵保管庫16に利用者の所有する自転車の鍵を収納する。利用者が鍵保管庫16の扉を閉じると扉センサ16Bからの検知信号を受けて、制御部19が鍵保管庫制御部15に鎖錠指令を出力し鍵保管庫制御部15により扉ロック装置16Aが鎖錠される。これにより、ステップ2で入力されたラック番号、修理依頼内容、連絡先の情報、及び鍵を収納した鍵保管庫16の番号が、修理依頼情報として料金精算装置2のメモリ12に登録され、利用者による修理依頼登録が完了する。
ステップ4で、料金精算装置2から通信部18により登録された修理依頼情報を修理業者側の端末装置3に送信する。
ステップ5で、修理依頼情報を受信した修理業者が駐輪場に出向き依頼のあった自転車の修理を行う。この場合、例えば駐輪場経営者が契約した修理業者に対して予め付与した暗証番号(又はICカード等)を用いて修理業者は料金精算装置2に修理であることを知らせ、ラック番号を入力する。料金精算装置2が修理業者であることを認識すると、修理依頼情報に登録されたラック装置1の車両ロック装置1A及び鍵保管庫16の扉ロック装置16Aが解錠され、修理業者は鍵保管庫16から鍵を取り出し、ラック装置1から自転車を取り出して修理を行う。修理業者が自転車を取り出したラック装置1については他人が使用しないよう車両ロック装置1Aをロック状態にすることが望ましい。尚、修理依頼情報を受信した修理業者が、駐輪場に出向く前に、依頼した利用者に修理依頼情報の内容を確認するようにするとよい。
ステップ6で、修理を完了した修理業者が、再度、暗証番号(又はICカード等)を用いて料金精算装置2に修理完了の登録を行う。この場合、修理業者は、暗証番号(又はICカード等)により料金精算装置2に修理業者であることを知らせ、ラック番号を入力する。料金精算装置2が修理業者であることを認識すると、指定されたラック装置1の車両ロック装置1Aが解錠される。修理業者が自転車をラック装置1に収納したことを車両センサ1Bにより検知し、車両ロック装置1Aを直ちに鎖錠する。更に、修理業者が元の鍵保管庫16に鍵を収納し扉を閉めると、扉ロック装置16Aを鎖錠する。尚、この際に、修理業者が依頼した利用者に対して修理完了を通知するようにするとよい。
ステップ7で、ステップ6の修理完了登録により修理内容に応じた修理代金を確定し、修理依頼情報と対応付けてメモリ12に登録する。
ステップ8で、自転車を取りに来た利用者は料金精算装置2の操作表示部12でラック番号を入力して料金精算する。ラック番号を入力すると、料金精算装置2の操作表示部12に駐車料金に修理代金を加算した請求金額が表示され、利用者が金銭を投入して精算が完了すると、ラック装置1の車両ロック装置1Aと鍵保管庫16の扉ロック装置16Aをそれぞれ解錠する。
ステップ9で、利用者はラック装置1から自転車を取り出して駐輪場を退場する。
かかる駐車場管理システムによれば、駐輪場退場時に修理代金と駐車料金を加算して精算処理するので、従来のように修理代金と駐車料金の支払いを別々にする必要がなく、駐輪場退場時に料金精算をすればよく利用者の利便性が向上する。また、放置状態にある駐車中に修理できるので、無駄に時間を浪費することもなく、修理業者に自転車を持っていく手間や修理業者を探す手間がなく、利用者にとっては極めて好都合である。一方、駐輪場経営者にとっても、利用率の向上が図れ、修理業者からの仲介料が得られる等、経営効率の向上が期待できる。修理業者にとっても、営業時間外に修理依頼を受けられるので客の増加が見込め、空き時間を利用して修理が可能であるため修理時間の自由度が向上する等、経営効率の向上が期待できる。
次に、本実施形態の駐車管理システムに適用する料金精算装置2の処理動作について説明する。
図3は、料金精算装置2の修理依頼受付処理の動作を説明するフローチャートである。
ステップ11で、車両センサ1Bの信号に基づいて車両検知か否かを判定し、判定がYESの場合は、ステップ12で、時計ユニット11の計時に基づいて所定時間経過したか否かを判定し、判定がYESになればステップ13で、車両を検知したラック装置1の車両ロック装置1Aを鎖錠し、ステップ14で、時計ユニット11の現在時刻を入場時刻として記録する。
ステップ15では、修理依頼有りか否かを判定する。ここでは、操作表示部13でラック番号、修理依頼内容、連絡先の入力操作が行われたか否かにより判定し、前記各情報が入力された場合に修理依頼有りと判定し、ステップ16に進む。
ステップ16で、現在空いている鍵保管庫16のうちからいずれかを選択して操作表示部13に選択した鍵保管庫16の番号を表示することにより鍵保管庫を指定し、ステップ17で、指定した鍵保管庫16の扉ロック装置16Aを解錠する。
ステップ18で、扉センサ16Bからの信号に基づいて扉が閉じたか否かにより鍵が収納されたか否かを判定し、判定がYESになれば、ステップ19で、その鍵保管庫16の扉ロック装置16Aを鎖錠する。これにより、利用者による修理依頼登録が完了する。
ステップ20では、利用者の修理依頼情報(ラック番号、修理依頼内容、連絡先、鍵保管庫番号)をメモリ12に記録することにより修理依頼情報を登録する。また、修理依頼情報と共に駐車料金算出のための入場時刻情報を記録する。
ステップ21では、登録した修理依頼情報を通信装置18を制御して修理業者の端末装置3に送信する。
修理依頼情報を受信した修理業者は、例えば空き時間を利用して駐輪場に出向き自転車の修理を行う。
図4は、料金精算装置2の修理業者受付処理の動作を説明するフローチャートである。
ステップ31で、修理業者に予め付与した暗証番号の入力(又はICカードの挿入)が有ったか否かに基づいて修理業者か否かを判定する。修理業者と認識したらステップ32で、ラック番号が入力されたか否かを判定する。入力されたラック番号が修理依頼情報に登録されたものであれば判定がYESとなり、ステップ33で、指定されたラック番号の車両ロック装置1A及び対応付けて登録されている鍵保管庫16の扉ロック装置16Aを解錠する。
ステップ34では、指定されたラック装置1の車両センサ1Bの信号に基づいて車両が取り出されたか否かを判定し、取り出されたことを確認すると判定がYESとなり、ステップ35で、そのラック装置1の車両ロック装置1Aを鎖錠する。これにより、他人がそのラック装置1を使用することを禁止する。尚、鍵保管庫に関しては料金精算装置2側が使用の可否を管理するので、扉ロック装置16Aを鎖錠しなくとも他人に使用されることはない。
ステップ36では、修理業者による修理完了登録操作があった否かを判定する。これは、修理業者の暗証番号と修理した車両のラック番号が入力されたか否かにより判定する。入力があれば、修理完了と判断し修理完了の登録有りと判定し、ステップ37で、入力されたラック番号に相当する車両ロック装置1Aを解錠する。
ステップ38で、車両センサ1Bからの信号に基づいて車両がラック装置1に収納されたか否かを判定し、判定がYESになれば、ステップ39で、そのラック装置1の車両ロック装置1Aを鎖錠する。
ステップ40では、扉センサ16Bからの信号に基づいて鍵保管庫16の扉が閉じたか否かを判定し鍵保管庫16に鍵が返却されたか否かを確認する。返却されたと判定すると、ステップ41で、鍵保管庫16の扉ロック装置16Aを鎖錠する。
ステップ42で、依頼された修理内容に基づいて修理代金を確定し、メモリ12に、修理依頼情報(ラック番号、修理依頼内容、連絡先、鍵保管庫番号)と対応付けて登録する。
図5は、利用者が自転車を取り出す際の料金精算装置2の料金精算処理の動作を説明するフローチャートである。
ステップ51で、ラック番号が入力されたか否かを判定し、判定がYESのときはステップ52で、時計ユニット11の現在時刻とメモリ12に記録した入場時刻に基づいて駐車時間を算出し、算出した駐車時間に基づいて駐車料金を算出する。
ステップ53では、修理代金が登録されているか否かを判定し、判定がYESであればステップ54に進み、判定がNOであれば後述のステップ61に進み、通常の駐車料金精算処理となる。
ステップ54では、ステップ52で算出した駐車料金に登録された修理代金を加算して請求金額を算出し、ステップ55で、請求金額を操作表示部13に表示する。
ステップ56で、料金精算が完了したか否かを判定し、請求金額以上の金銭が投入されたことにより、料金精算完了と判定し、ステップ57に進む。
ステップ57で、車両ロック装置1A及び扉ロック装置16Aを解除する。
ステップ58では、扉センサ16Bからの信号により扉が閉じたか否かに基づいて鍵が取り出されたか否かを判定し、判定がYESになればステップ59で、扉ロック装置16Bを鎖錠する。
ステップ60では、車両センサ1Bからの信号に基づいて車両が取り出されたか否かを判定し、判定がYESになれば動作を終了する。
一方、ステップ53でNO、即ち、修理依頼がなかった場合には、ステップ61に進んでステップ52で算出した駐車料金を操作表示部13に表示し、ステップ62で、駐車料金の精算が完了したか否かを判定し、精算が完了したならばステップ63で、車両ロック装置1Aを解錠し、車両取り出し可能な状態とする。そして、前述のステップ60に進み、車両が取り出されたと判定すれば動作を終了する。
かかる料金精算装置2を用いれば、無人で修理依頼を受け付けることが可能となり、無人管理の駐輪場において、修理サービスの提供が可能な駐車場管理システムを導入することができる。
次に、本発明に係る駐車場管理システムの第2実施形態を説明する。
第2実施形態は、利用券(駐車券、定期券、プリペイドカード等)を利用して入退場を管理するゲート装置を備える駐輪場に適用した場合の例である。
図6は、本発明に係る駐車場管理システムの第2実施形態の要部構成図であり、図7は、本実施形態に適用する料金精算装置の構成図である。尚、第1実施形態と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図6において、本実施形態の駐車場管理システムは、第1実施形態のラック装置1、料金精算装置2、端末装置3に加えて、駐輪場の入退場口にゲート装置4を設け、駐車券、定期券、プリペイドカード等の利用券を用いて駐輪場の入退場を管理する構成である。尚、本実施形態では、ラック装置1は修理依頼する場合に使用し、通常の駐車はラック装置1のない駐車スペースに自転車を駐車するものとする。
ゲート装置4は、入場時には利用券(定期券、或いは、図示しない利用券発行機で発行する駐車券やプリペイドカード等)の挿入によりゲートを開にして入場を許可すると共に利用券に入場時刻を記録し、退場時には精算処理済みの利用券の挿入によりゲートを開にして退場を許可する構成である。
図7に示す本実施形態の料金精算装置2は、図1の構成にカードリーダライタ20を付加した構成である。
前記カードリーダライタ20は、料金精算時に挿入される利用券から入場時刻を読込み、修理依頼時に利用者が挿入した利用券に修理依頼があったことを示す情報を書き込む。また、精算完了時には挿入された利用券に精算済みを示す情報を書き込むと共に修理依頼を示す情報があればこれを消去する。
次に、第2実施形態の駐車場管理システムの動作を説明する。
図8(A)、(B)は、ゲート装置の動作を説明するフローチャートであり、(A)は入場時に動作を示し、(B)は退場時に動作を示す。
入場時は、図8(A)に示すように、ステップ71で、利用券が挿入されたか否かを判定し、利用券の挿入があれば、ステップ72で、利用券に入場時刻を記録し、ステップ73で、ゲートを開駆動して入場を許可した後、ゲートを閉駆動する。
退場時は、図8(B)に示すように、ステップ81で、利用券が挿入されたか否かを判定し、利用券の挿入があれば、ステップ82で、精算済み情報の有無により精算済み利用券か否かを判定し、精算済み利用券であれば、ステップ83で、ゲートを開駆動して退場を許可した後、ゲートを閉駆動する。
本実施形態の駐車場管理システムにおいて修理依頼する場合の駐輪場の入場から退場までの処理手順は、図2に示すフローチャートのステップ1の前とステップ9の後に、それぞれゲート装置4に対する利用券の挿入動作が加わるだけであるので、ここでは説明を省略する。
次に、第2実施形態の料金精算装置2の処理動作について説明する。
図9は、料金精算装置2の修理依頼受付処理の動作を説明するフローチャートである。
ステップ91〜93までは、図3に示す第1実施形態のステップ11〜13と同様である。
ステップ94では、利用券が挿入されるのを待機し、利用券の挿入を検知すると、ステップ95に進み、利用者の修理依頼操作を待機する。修理依頼操作がなされ、ラック番号、修理依頼内容、連絡先の各情報が入力されると修理依頼有りと判定し、ステップ96に進む。
ステップ96〜ステップ100までは、図3に示す第1実施形態のステップ16〜20と同様である。
ステップ101では、カードリーダライタ20により利用券に修理依頼ありの情報を書き込む。この場合、例えば修理依頼順序に基づいて修理依頼順序を示す番号等を記録する。そして、料金精算装置2のメモリ12には、記録した修理依頼番号と修理依頼情報の内容を対応付けて登録する。これにより、後述する料金精算時には利用券から修理依頼番号を読込むことで利用者の修理依頼情報を確認できる。
ステップ102では、登録した修理依頼情報を通信装置18を制御して修理業者の端末装置3に送信する。
修理依頼情報を受信した修理業者は、空き時間等を利用して駐輪場に出向き自転車の修理を行う。
本実施形態の料金精算装置2の修理業者受付処理動作は、図4に示す第1実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図10は、第2実施形態における料金精算装置2の料金精算処理の動作を説明するフローチャートである。
ステップ111では、利用券が挿入されたか否かを判定し、判定がYESのときはステップ112で、時計ユニット11の現在時刻と利用券に記録された入場時刻に基づいて駐車時間を算出し、算出した駐車時間に基づいて駐車料金を算出する。尚、利用券が定期券の場合は、有効か否かを判定し有効であればステップ113に進む。
ステップ113では、利用券に修理依頼の情報(修理依頼番号)が記録されているか否かを判定し、判定がYESであればステップ114に進む。判定がNOであれば後述のステップ122に進み、通常の駐車料金精算処理となる。
ステップ114では、利用券の修理依頼情報(修理依頼番号)から利用者の修理依頼情報を検索し、ステップ112で算出した駐車料金に登録されている修理代金を加算して請求金額を算出し、ステップ115で、請求金額を操作表示部13に表示する。尚、利用券が定期券の場合は、駐車料金を0円とし、0円に修理代金を加算するように処理する。
ステップ116で、料金精算が完了したか否かを判定し、請求金額以上の金銭が投入されたことにより、料金精算完了と判定し、ステップ117に進む。
ステップ117では、利用券の修理依頼情報を消去すると共に、利用券に精算済み情報を記録する。
ステップ118〜121までは、図5に示す第1実施形態のステップ57〜60と同様である。
一方、ステップ113でNO、即ち、修理依頼情報がなかった場合には、ステップ122に進んで、図5に示す第1実施形態のステップ61と同様に駐車料金を表示し、ステップ123で、駐車料金の精算が完了したか否かを判定する。精算が完了すると、ステップ124に進む。
ステップ124では、利用券に精算済み情報を記録する。
ステップ125では、図5の第1実施形態のステップ63と同様に車両ロック装置1Aを解錠し、車両取り出し可能な状態とする。そして、前述のステップ121に進み、車両が取り出されたと判定すれば動作を終了する。
自転車を取り出した利用者は、ゲート装置4に精算済み利用券を挿入してゲート装置4を開として駐輪場を退場する。
尚、本発明の駐車場管理システムは、修理業者が修理対象の車両を確実に修理できるよう修理対象の車両を特定する必要がある。このため、上述した駐輪場の適用例ではラック装置を設け、ラック装置と修理対象の車両とを対応付けて修理対象車両を特定するようにしているが、他の方法により修理対象の車両が特定できるのであれば、必ずしもラック装置は必要ない。
また、上記各実施形態では、駐輪場に適用した例を説明したが、本発明の駐車場管理システムは、自動車の駐車場にも適用できることは言うまでもない。自動車の駐車場の場合、駐輪場のラック装置に対応する駐車スペース毎に車両ロック装置を設け、駐車スペース毎に割振った駐車位置番号を、ラック番号に代えて車両ロック装置を特定する情報として入力する構成とすればよい。尚、修理対象の車両の特定には車両ナンバー等を利用すればよい。
本発明に係る駐車場管理システムの第1実施形態の構成図 修理依頼を伴う駐輪場の入場から退場までの処理手順を説明するフローチャート 料金精算装置の修理依頼受付処理動作を説明するフローチャート 料金精算装置の修理業者受付処理動作を説明するフローチャート 料金精算装置の料金精算処理動作を説明するフローチャート 本発明に係る駐車場管理システムの第2実施形態を示す要部構成図 第2実施形態に適用する料金精算装置の構成図 (A)ゲート装置の入場時の処理動作を説明するフローチャート、(B)ゲート装置の退場時の処理動作を説明するフローチャート 料金精算装置の修理依頼受付処理動作を説明するフローチャート 料金精算装置の料金精算処理動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 ラック装置
1A 車両ロック装置
1B 車両センサ
2 料金精算装置
3 端末装置
4 ゲート装置
12 メモリ
13 操作表示部
14 金銭処理部
15 鍵保管庫制御部
16 鍵保管庫
16A 扉ロック装置
16B 扉センサ
17 ロック装置制御部
18 制御部
19 通信部
20 カードリーダライタ

Claims (12)

  1. 駐車車両に対する修理依頼の受け付けを可能とした駐車場管理システムであって、
    前記駐車車両に対する修理依頼情報を登録し、前記修理依頼情報を入手した修理業者による修理対象車両の修理が完了したことが登録されると修理内容に応じた修理代金を確定し、前記修理対象車両を所有する利用者の駐車場退場時に駐車料金に前記修理代金を加算して請求金額を算出し精算処理することを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 前記修理依頼情報を登録するための修理依頼情報登録手段と、
    該修理依頼情報登録手段で登録された前記修理依頼情報を入手した修理業者による修理対象車両の修理が完了したことを登録するための修理完了登録手段と、
    前記利用者の駐車場退場時に、前記修理完了登録手段による修理完了登録に伴って確定された修理内容に応じた修理代金を駐車料金に加算して請求金額を算出し精算処理する精算処理手段と、
    を備えて構成した請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記修理依頼情報登録手段は、修理依頼の登録操作を行う操作部と、修理依頼登録操作に基づいて確定された修理依頼情報を記憶し登録する記憶部とを備えて構成され、前記修理完了登録手段は、修理完了の登録操作を行う操作部と、該操作部で修理完了の登録操作が行われると修理内容に応じた修理代金を確定して記憶する記憶部とを備えて構成され、前記精算処理手段は、利用者の精算操作により前記各記憶部の記憶情報に基づいて請求金額を算出して精算処理する構成である請求項2に記載の駐車場管理システム。
  4. 前記修理依頼情報登録手段に修理依頼情報の登録が完了すると、登録された修理依頼情報を、送信手段で修理業者の所有する端末装置に送信する構成とした請求項2又は3に記載の駐車場管理システム。
  5. 車両を所有する利用者が前記修理依頼情報登録手段で修理依頼情報を登録し、修理依頼情報の登録完了により登録修理依頼情報を前記送信手段により修理業者の所有する端末装置に自動送信し、修理対象車両の修理完了を修理業者が前記修理完了登録手段で登録することにより修理内容に応じた修理代金を確定し、前記利用者の駐車場退場時の精算操作に基づいて前記精算処理手段で駐車料金に前記修理代金を加算して請求金額を算出し精算処理する構成である請求項4に記載の駐車場管理システム。
  6. 各駐車スペースに設けられ収納した駐車車両をロックする車両ロック装置と、料金精算装置と、修理対象車両の鍵を保管し扉をロックする扉ロック装置を有する鍵保管庫と備え、前記料金精算装置は、前記修理依頼情報登録手段、修理完了登録手段及び精算処理手段の機能を備えると共に、前記車両ロック装置及び扉ロック装置の鎖錠・解錠の制御機能を備える請求項2〜5のいずれか1つに記載の駐車場管理システム。
  7. 前記料金精算装置に登録された修理依頼情報を修理業者の所有する端末装置に送信する送信手段を設け、前記料金精算装置が、前記修理依頼情報の登録が完了したときに前記送信手段を駆動制御して前記端末装置に自動送信する構成である請求項6に記載の駐車場管理システム。
  8. 前記料金精算装置は、前記車両ロック装置を特定する駐車位置番号と修理依頼内容が入力されると修理対象の車両の鍵を保管する鍵保管庫を指定し、該鍵保管庫に鍵が収納されたことを検知して前記扉ロック装置を鎖錠制御し、修理業者であることを示す識別情報に続いて駐車位置番号の入力があると修理作業と認識して前記駐車位置番号に対応する車両ロック装置及び鍵保管庫の扉ロック装置を解錠制御し、その後、再度前記識別情報及び駐車位置番号の入力があると修理完了と認識して登録された修理内容に応じた修理代金を確定すると共に車両ロック装置及び扉ロック装置を鎖錠制御し、その後、利用者の精算操作に基づいて駐車料金に修理代金を加算して請求金額を算出し、請求金額の精算完了で車両ロック装置及び扉ロック装置を解錠制御する構成である請求項6に記載の駐車場管理システム。
  9. 駐車場の入退場口に、駐車券、定期券及びプリペイドカード等の利用券が挿入されるとゲートを開にして駐車場への入場を許可し、精算済みの利用券が挿入されるとゲートを開にして駐車場からの退場を許可するゲート装置を備える構成であって、
    前記修理依頼情報を登録したときに前記利用券に修理依頼のあったことを示す情報を記録し、前記駐車料金に修理代金を加算した請求金額を精算処理したときに前記修理依頼のあったことを示す情報を利用券から消去すると共に精算済みを示す情報を前記利用券に記録する構成とした請求項1〜8のいずれか1つに記載の駐車場管理システム。
  10. 駐輪場に適用する請求項1〜9のいずれか1つに記載の駐車場管理システム。
  11. 駐車車両に対する修理依頼の受け付けを可能とした駐車場管理システムに適用する料金精算装置であって、
    修理依頼の登録操作及び修理完了の登録操作を行う操作部と、該操作部の登録操作により得られる情報を記憶する記憶部と、駐車スペースに設けた車両ロック装置の鎖錠・解錠を制御するロック装置制御部と、車両の鍵を保管する鍵保管庫の扉をロックする扉ロック装置の鎖錠・解錠を制御する鍵保管庫制御部と、前記記憶部の記憶情報に基づいて請求金額を算出して料金精算処理する精算処理部とを備え、
    前記ロック装置制御部は、駐車スペースに車両が収納されると車両ロック装置を鎖錠制御し、修理作業であることを示す識別情報の入力操作により修理作業であることを認識したとき及び精算処理部で精算が完了したときに車両ロック装置を解錠制御する構成であり、
    前記鍵保管庫制御部は、扉が閉じると扉ロック装置を鎖錠制御し、修理依頼操作がされたとき、前記修理作業であることを認識したとき及び精算処理部で精算が完了したときに扉ロック装置を解錠制御する構成であり、
    前記精算処理部は、利用者の精算操作により前記記憶部の記憶情報に基づいて修理代金が登録されているときは駐車料金に修理代金を加算して請求金額を算出し、修理代金が登録されていないときは駐車料金を請求金額とし、請求金額を精算処理する構成であることを特徴する料金精算装置。
  12. 駐車場の利用に必要な利用券に対して情報の読み込み・書き込みが可能なカードリーダライタを備える請求項11に記載の料金精算装置。
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