JP2005085035A - 自動販売機 - Google Patents

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Kidaiki Fumino
喜代輝 文野
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Abstract

【課題】パテなどのシール材を用いることなく、年月を経ても断熱性能を良好に維持することができる自動販売機を提供すること。
【解決手段】筐体の内壁面に複数の断熱材12,13,19,20を配設した自動販売機において、筐体の内壁面にシール部材14,15,16,17を貼設する一方、断熱材19,20をシール部材14,15,16,17と面接触する態様で配設したので、設置環境または経年変化により断熱材が収縮しても、断熱材19,20がシール部材14,15,16,17と面接触を維持し、自動販売機の断熱性能を良好に維持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動販売機に関し、特に断熱性能を良好に維持する自動販売機に関するものである。
パテなどのシール材を用いることなく、筐体の内側面に断熱材を配設し、断熱性能を良好に維持する自動販売機が提案されている。この自動販売機は、天板と、左右両側壁と、背板と、底板とから構成した筐体の内壁面に、接合面に三角形状の切り欠き部を形成した断熱材を配設する一方、その三角形状の切り欠き部を三角形状の軟質シール部材で塞ぐことにより、断熱性能を良好に維持するものである(特許文献1参照)。
特開2001−357441号公報
しかしながら、上記した自動販売機は、設置当初は三角形状の軟質シール部材によって、断熱材の気密性が保証されるが、断熱材は年月を経ると収縮するので、断熱材相互の隙間は除々に拡がり、年月を経ると断熱性能を良好に維持できない。
本発明は、上記実情に鑑みて、パテなどのシール材を用いることなく、年月を経ても断熱性能を良好に維持することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、筐体の内壁面に複数の断熱材を配設した自動販売機において、前記筐体の内壁面にシール部材を貼設する一方、前記断熱材を前記シール部材と面接触する態様で配設したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記シール部材が隣り合う第1の断熱材の端部と第2の断熱材の端部とを被覆することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機は、筐体の内壁面に複数の断熱材を配設した自動販売機において、隣り合う第1の断熱材と第2の断熱材との少なくとも一方の断熱材から断熱シートを延伸し、前記断熱シートが他方の断熱材を被覆することを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は、筐体の内壁面にシール部材を貼設する一方、断熱材をシール部材と面接触する態様で配設したので、設置環境または経年変化により断熱材が伸縮しても、断熱材とシール部材とは面接触を維持するので、気密性を良好に維持できるという効果を奏する。
また、本発明に係る自動販売機は、シール部材が隣り合う第1の断熱材の端部と第2の断熱材の端とを被覆するので、設置環境または経年変化により断熱材が伸縮しても自動販売機の断熱性能を良好に維持できるという効果を奏する。
また、本発明に係る自動販売機は、隣り合う第1の断熱材と第2の断熱材の少なくとも一方の断熱材から断熱シートを延伸し、断熱シートが他方の断熱材を被覆するので、設置環境または経年変化による断熱材の収縮を、断熱材を被覆した断熱シートが吸収し、自動販売機の断熱性能を良好に維持できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本発明に係る自動販売機の実施例1を説明する。なお、図1は、本発明に係る自動販売機の実施例1の本体キャビネットを示す斜視図、図2は、図1に示した本体キャビネットのA−A−A断面図、図3は、図1に示した本体キャビネットの分解斜視図である。
実施例1の自動販売機1は、本体キャビネット2と、本体キャビネット2の前面開口部を閉塞する外扉3(図2参照)とを備えている。本体キャビネット2は、外箱4を有している。外箱4は、天板5と、左右側板6と、基台7と、背板8とを組み合わせて、略直方体に形成してある。また、外箱4の内部には、底板9が配設してあり、外箱4の内部を上部域と下部域とに画成してある。外箱の上部域は販売する商品を収容する収容室10となり、下部域は収容室10の商品を冷却する冷却ユニット(図示せず)を配設する機械室11となる。
底板9の上面には底面断熱材12が配設してあり、天板5の内壁面には天面断熱材13が配設してある。また、背板8の下方部には、底面断熱材12と当接するシール部材14が貼設してあり、背板8の上方部には、天面断熱材13と当接するシール部材15が貼設してある。側板6の下方部には、底面断熱材12と当接するシール部材16が貼設してあり、側板6の上方部には、天面断熱材13と当接するシール部材17とが貼設してある。これらのシール部材14,15,16,17は、直方体形状を有している。また、これらのシール部材14,15,16,17は軟質発泡体により形成してあり、硬質発泡体に比較して、容易に弾性変形する。なお、シール部材14,15,16,17は、防湿性と低熱伝導性を有することが好ましい。
背板8の内壁面には、背面断熱材19が配設してある。背面断熱材19の下縁部と上縁部とには、シール部材14,15よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部19a、19bが形成してあり、背面断熱材19はシール部材14,15の間にはめ込まれている。このため、背板8と背面断熱材19とは僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材14、15と背面断熱材19とは、切り欠き部19a,19bにおいて、面接触している。
側板6の内壁面には、側面断熱材20が配設してある。側面断熱材20の下縁部と上縁部とには、シール部材16、17よりもやや小さな断面矩形の切り欠き部20a,20bが形成してあり、側面断熱材20はシール部材16,17の間にはめ込まれている。このため、側板6と側面断熱材20とは僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材16,17と側面断熱材20とは、切り欠き部20a,20bにおいて、面接触している。
なお、底面断熱材12と、天面断熱材13と、背面断熱材19と、側面断熱材20とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、その表面は、ポリエチレンシートまたはクラフト紙等の防湿材(図示せず)で被覆してある。
本発明の実施例1に係る自動販売機1は、底面断熱材12と、天面断熱材13と、背面断熱材19と、側面断熱材20とにより、収容室10が囲繞され、シール部材14,15,16,17によりシールされているので、背面断熱材19、または側面断熱材20が経年変化により収縮しても、シール部材14,15と背面断熱材19、シール部材16,17と側面断熱材20とは面接触を維持するので、気密性を良好に維持できる。
次に、本発明に係る自動販売機の実施例2を説明する。図4は、本発明に係る自動販売機の実施例2の本体キャビネットを示す図、図5は、図4に示した本体キャビネットのB−B−B断面図、図6は、図4に示した本体キャビネットの分解斜視図である。なお、外箱の構成については、実施例1の自動販売機と異なるところはないので、同一の符号を付して説明を省略する。
底板9の周縁部には、左右シール部材21と前後シール部材22とが貼設してある。左右シール部材21と前後シール部材22とは、それぞれ、直方体形状を有し、組み合わせることにより枠体形状となる。左右シール部材21と前後シール部材22とは、軟質発泡体により形成してあり、防湿性と低熱伝導性を有することが好ましい。
左右シール部材21と前後シール部材22の上面には、底面断熱材23が配設してある。底面断熱材23の周縁部には、左右シール部材21、前後シール部材22よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部23aが形成してあり、底面断熱材23は、左右シール部材21、前後シール部材22の間にはめ込まれている。このため、底板9と底面断熱材23とは、僅かな間隙を有して離隔するとともに、各シール部材21,22と底面断熱材23とは、切り欠き部23aにおいて、面接触している。
天板5の内壁面の周縁部には、左右シール部材24と前後シール部材25とが貼設してある。左右シール部材24と前後シール部材25とは、それぞれ、直方体形状を有し、組み合わせることにより枠体形状となる。左右シール部材24と前後シール部材25の下面には、天面断熱材26が配設してある。天面断熱材26の周縁部には、左右シール部材24よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部26aが形成してあり、天面断熱材26は左右シール部材24、前後シール部材25の間にはめ込まれている。このため、天板5と天面断熱材26とは僅かな間隙を有して離隔するとともに、各シール部材24,25と天面断熱材26とは、切り欠き部26aにおいて、面接触している。
背板8の下方部には、底面断熱材23と当接するシール部材27が貼設してあり、背板の上方部には、天面断熱材26と当接するシール部材28が貼設してある。また、側板6の下方部には、底面断熱材23と当接するシール部材29が貼設してあり、側板6の上方部には、天面断熱材26と当接するシール部材30が貼設してある。
これらのシール部材27,28,29,30は、直方体形状を有している。また、これらのシール部材27,28,29,30は軟質発泡体により形成してあり、シール部材27,28,29,30は防湿性と低熱伝導性を有していることが好ましい。
背板8の内壁面には、背面断熱材31が配設してある。背面断熱材31の下縁部と上縁部とには、シール部材27,28よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部31a,31bが形成してあり、背面断熱材31はシール部材27,28の間にはめ込まれている。このため、背板8と背面断熱材31とは僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材27,28と背面断熱材31とは、切り欠き部31a,31bにおいて、面接触している。
側板6の内壁面には、側面断熱材32が配設してある。側面断熱材32の下縁部と上縁部とには、シール部材29よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部32a,32bが形成してあり、側面断熱材32はシール部材29の間にはめ込まれている。このため、側板6と側面断熱材32とは僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材29,30と側面断熱材32とは、切り欠き部32a,32bにおいて、面接触している。
なお、底面断熱材23と、天面断熱材26と、背面断熱材31と、側面断熱材32とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、その表面は、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材(図示せず)で被覆してある。
本発明の実施例2に係る自動販売機は、底面断熱材23と、天面断熱材26と、背面断熱材31と、側面断熱材32とにより、収容室10が囲繞され、シール部材27,28,29,30によりシールされているので、背面断熱材31、または側面断熱材32が経年変化により収縮しても、シール部材27,28と背面断熱材31、シール部材29,30と側面断熱材32が面接触を維持するので、機密性を良好に維持できる。
また、底面断熱材23は、左右シール部材21と前後シール部材22とにより、底板9と僅かな間隙を有して離隔するので、密着した場合に比較して断熱性能が良好なものとなる。
次に、本発明に係る自動販売機の実施例3を説明する。図7は、本発明に係る自動販売機の実施例3の本体キャビネットを示す斜視図、図8は、図7に示した本体キャビネットのC−C−C断面図、図9は、図7に示した本体キャビネットの分解斜視図である。なお、外箱の構造は、実施例1の自動販売機と異なるところがないので、同一の符号を付して、説明を省略する。
底板9と背板8との角隅部と、天板5と背板8との角隅部とには、断面L字状のシール部材41が貼設してある。また、底板9と側板6との角隅部と、天板5と側板6との角隅部とにも、断面L字状のシール部材42が貼設してある。これらのシール部材41,42は、軟質発泡体により形成してあり、防湿性と低熱伝導性を有することが好ましい。
底板9の上方には、シール部材41,42を介して底面断熱材43が配設してある。底面断熱材43の側縁部仕切り板側と後縁部仕切り板側とには、シール部材41,42よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部43aが形成してあり、底面断熱材43はシール部材41,42の間にはめ込まれている。このため、底板9と底面断熱材43とは、僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材41,42と底面断熱材43とは、切り欠き部43aにおいて、面接触している。
天板5の内壁面には、シール部材41,42を介して天面断熱材44が配設してある。天面断熱材44は底面断熱材43と同一形状を有しており、天面断熱材44の側縁部天板側と後縁部天板側とには、シール部材41,42よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部44aが形成してあり、天面断熱材44はシール部材41,42の間にはめ込まれている。このため、天板5と天面断熱材44とは、僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材41,42と天面断熱材44とは、切り欠き部44aにおいて面接触している。
背板8の内壁面には、シール部材41を介して背面断熱材45が配設してある。背面断熱材45の上縁部背板側と下縁部背板側とには、シール部材41よりもやや薄い断面矩形の切り欠き部45aが形成してあり、背面断熱材45はシール部材41の間にはめ込まれている。このため、背板8と背面断熱材45とは、僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材41と背面断熱材45とは、切り欠き部45aにおいて面接触している。
側板6の内壁面には、シール部材42を介して側面断熱材46が配設してある。側面断熱材46の下縁部側板側と上縁部側板側には、シール部材42よりもやや厚みの薄い断面矩形の切り欠き部46a,46bが形成してあり、側面断熱材46はシール部材42の間にはめ込まれている。このため、側板6と側面断熱材46とは、僅かな間隙を有して離隔するとともに、シール部材42と側面断熱材46とは、切り欠き部46a,46bにおいて面接触している。
なお、底面断熱材43と、天面断熱材44と、背面断熱材45と、側面断熱材46とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、その表面は、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材(図示せず)で被覆してある。
本発明の実施例3に係る自動販売機は、底面断熱材43と、天面断熱材44と、背面断熱材45と、側面断熱材46とにより、収容室10が囲繞され、シール部材41,42により被覆してシールされているので、背面断熱材45、または側面断熱材46が経年変化により収縮しても、シール部材41と背面断熱材45、シール部材42と側面断熱材46が面接触を維持するので、機密性を良好に維持できる。
また、各断熱材43,44,45,46はシール部材により、外箱と僅かな間隙を有して離隔しているので、各断熱材43,44,45,46が外箱4に密着した場合に比較して断熱性能が良好なものとなる。
なお、実施例1〜3に係る自動販売機において、断熱材とシール部材とは、面接触するものであれば良く、断熱材の接合部とシール部材の接合部とは任意の形状が選択できる。
次に、本発明に係る自動販売機の実施例4を説明する。図10は、本発明に係る自動販売機の実施例4の本体キャビネットを示す正面図、図11は、図10に示した本体キャビネットのD−D断面図である。なお、外箱の構成については、実施例1の自動販売機と異なるところはないので、同一の符号を付して説明を省略する。
実施例4に係る自動販売機も、実施例1に係る自動販売機と同様に、底面断熱材51と、天面断熱材52と、背面断熱材53と、側面断熱材54とにより、収容室10が囲繞されている。底面断熱材51の仕切り板側左右側縁部と、仕切り板側後縁部とには、切り欠き部51a,51bが形成してあり、天面断熱材の天板側左右側縁部と、天板側後縁部とにも、切り欠き部52a,52bが形成してある。
このように形成した底面断熱材51と天面断熱材52とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、この外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材51c,51d,52c,52dで被覆してある。
側面断熱材54は、板状の硬質発泡体により形成してあり、側面断熱材54の外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材54a,54bで被覆してある。外表面の防湿材54aは、側面断熱材54の上縁部と下縁部とから延出し、延出した防湿材54aの内側は断熱材で補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材54aの内側には、それぞれ、直方体形状をしたシール部54cが形成してある。下縁部外表面内側に形成したシール部54cは、底面断熱材51の側縁部に形成した切り欠き部51aよりもやや厚く形成してあり、底面断熱材51の側縁部に形成した切り欠き部51aと組み合わされて、側面断熱材54と底面断熱材51とをシールするとともに、底面断熱材51を底板9から僅かに離隔させる。また、上縁部外表面内側に形成したシール部54cは、天面断熱材52の側縁部に形成した切り欠き部52aよりもやや厚く形成してあり、天面断熱材52の側縁部に形成した切り欠き部52aと組み合わされて、側面断熱材54と天面断熱材52とをシールするとともに、天面断熱材52を天板5から僅かに離隔させる。
背面断熱材53も、側面断熱材54と同様に、板状の硬質発泡体により形成してあり、背面断熱材の外表面と内表面とは、防湿材53a,53bで被覆してある。外表面の防湿材53aは、背面断熱材53の上縁部と下縁部とから延出し、延出した防湿材53aの内側は断熱材で補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材53aの内側には、それぞれ、直方体形状をしたシール部53cが形成してある。下縁部外表面内側に形成したシール部53cは、底面断熱材51の後縁部に形成した切り欠き部51bよりもやや厚く形成してあり、底面断熱材51の後縁部に形成した切り欠き部51bと組み合わされて、背面断熱材53と底面断熱材51とをシールするとともに、底面断熱材51を底板9から僅かに離隔させる。また、上縁部外表面内側に形成したシール部53cは、天面断熱材52の後縁部に形成した切り欠き部52bよりもやや厚く形成してあり、天面断熱材52の後縁部に形成した切り欠き部52bと組み合わされて、背面断熱材53と天面断熱材52とをシールするとともに、天面断熱材52を天板5から僅かに離隔させる。
本発明の実施例4に係る自動販売機によれば、隣り合う側面断熱材54と底面断熱材51、側面断熱材54と天面断熱材52、背面断熱材53と底面断熱材51、背面断熱材53と天面断熱材52とをシールするので、各断熱材51,52,53,54が環境変化又は経年変化により伸縮しても断熱性能を良好に維持できる。
また、底面断熱材51を底板9から僅かに離隔させ空気層を形成し、天面断熱材52を天板5から僅かに離隔させ空気層を形成するので、底面断熱材51を底板9と密着させた場合、天面断熱材52を天板5と密着させた場合よりも、断熱性能を良好なものにできる。
次に、本発明に係る自動販売機の実施例5を説明する。図12は、本発明に係る自動販売機の実施例5の本体キャビネットを示す正面図、図13は、図12に示した本体キャビネットのE−E断面図である。なお、外箱の構造は、実施例1の自動販売機と異なるところがないので、同一の符号を付して、説明を省略する。
実施例5に係る自動販売機も、実施例1に係る自動販売機と同様に、底面断熱材61と、天面断熱材62と、背面断熱材63と、側面断熱材64とにより、収容室10が囲繞されている。底面断熱材61の内表面側左右側縁部と、内表面側後縁部とには切り欠き部61a,61bが形成してあり、天面断熱材62の内表面側左右側縁部と、内表面側後縁部とには、切り欠き部62a,62bが形成してある。
このように形成した底面断熱材61と、天面断熱材62とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、この外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材61c,61d,62c,62dで被覆してある。
側面断熱材64は、板状の硬質発泡体により形成してあり、側面断熱材64の外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材64a,64bで被覆してある。内表面の防湿材64bは側面断熱材の上縁部と下縁部とから延出し、延出した防湿材64bの内側は断熱材により補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材64bの内側には、それぞれ、板状のシール部64cが形成してある。下縁部内表面内側に形成したシール部64cは、底面断熱材61の側縁部に形成した切り欠き部61aとほぼ同一の厚みを有し、底面断熱材61の側縁部に形成した切り欠き部61aと組み合わされて、側面断熱材64と底面断熱材61とをシールする。また、上縁部内表面内側に形成したシール部64cは、天面断熱材62の側縁部に形成した切り欠き部62aとほぼ同一の厚みを有し、天面断熱材62の側縁部に形成した切り欠き部62aと組み合わされて、側面断熱材64と天面断熱材62とをシールする。
背面断熱材63も、側面断熱材64と同様に、板状の硬質発泡体により形成してあり、背面断熱材の外表面と内表面とは、防湿材63a,63bで被覆してある。内表面の防湿材63bは、背面断熱材63の上縁部と下縁部とから延出し、延出した防湿材63bの内側は断熱材により補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材63bの内側には、それぞれ、板状のシール部63cが形成してある。下縁部内表面内側に形成したシール部63cは、底面断熱材61の後縁部に形成した切り欠き部61bとほぼ同一の厚みを有し、底面断熱材61の後縁部に形成した切り欠き部61bと組み合わされて、背面断熱材63と底面断熱材61とをシールする。また、上縁部内表面内側に形成したシール部63cは、天面断熱材62の後縁部に形成した切り欠き部62bとほぼ同一の厚みを有し、天面断熱材62の後縁部に形成した切り欠き部62bと組み合わされて、背面断熱材63と天面断熱材62とをシールする。
本発明の実施例5に係る自動販売機によれば、隣り合う側面断熱材64と底面断熱材61、側面断熱材64と天面断熱材62、背面断熱材63と底面断熱材61、背面断熱材63と天面断熱材62とをシールするので、各断熱材61,62,63,64が環境変化又は経年変化により伸縮しても断熱性能を良好に維持できる。
次に、本発明に係る自動販売機の実施例6を説明する。図14は、本発明に係る自動販売機の実施例6の本体キャビネットを示す正面図、図15は、図14に示した本体キャビネットのF−F断面図である。なお、外箱の構造は、実施例1の自動販売機と異なるところがないので、同一の符号を付して説明を省略する。
実施例6に係る自動販売機も、実施例1に係る自動販売機と同様に、底面断熱材71と、天面断熱材72と、背面断熱材73と、側面断熱材74とにより、収容室10が囲繞されている。底面断熱材71の仕切り板側左右側縁部と、仕切り板側後縁部とには、切り欠き部71a,71bが形成してあり、天面断熱材72の天板側左右側縁部と、天板側後縁部とには、切り欠き部72a,72bが形成してある。
このように形成した底面断熱材71と、天面断熱材72とは、発泡ウレタン樹脂等の硬質発泡体により形成してあり、この外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材71c,71d,72c,72dで被覆してある。
底面断熱材71の内表面の防湿材71dは、底面断熱材71の左右側縁部と、後縁部とから延出し、延出した防湿材71dの内側には、それぞれ板状のシール部71e、71fが形成してある。また、天面断熱材72の内表面の防湿材72dは、天面断熱材72の左右側縁部と、後縁部とから延出し、延出した防湿材72dの内側は断熱材で補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材72dの内側には、それぞれ板状のシール部72e、72fが形成してある。
側面断熱材74の内壁面側上縁部と内壁面側下縁部とには、シール部72e,71eとほぼ同一の厚みを有する切り欠き部74a,74bが形成してある。
このように形成した側面断熱材74は、硬質発泡体により形成してあり、側面断熱材74の外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材74c、74dで被覆してある。外表面の防湿材74cは、側面断熱材74の上縁部と下縁部から延出し、延出した防湿材74cの内側は断熱材により補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材74cの内側には、それぞれ直方体形状をしたシール部74fが形成してある。下縁部外表面内側に形成したシール部74fは、底面断熱材71の仕切り板側縁部に形成した切り欠き部71aよりもやや厚く形成してあり、上縁部外表面内側に形成したシール部74fは、天面断熱材72の天板側縁部に形成した切り欠き部72aよりもやや厚く形成してある。
そして、側面断熱材74の下縁部から延出した防湿材の内側に形成したシール部74fは、底面断熱材71の仕切り板側縁部に形成した切り欠き部71aと組み合わされ、底面断熱材71の左右側縁部から延出した防湿材の内側に形成したシール部71eは、側面断熱材74の切り欠き部74bと組み合わされる。このため、側面断熱材74と底面断熱材71とは防湿材71d,74cによりシールされ、底面断熱材71は底板9から僅かに離隔する。
また、側面断熱材74の上縁部から延出した防湿材の内側に形成したシール部74fは、天面断熱材72の天板側左右側縁部に形成した切り欠き部72aと組み合わされ、天面断熱材72の左右側縁部から延出した防湿材72dの内側に形成したシール部72eは、側面断熱材74の切り欠き部74aと組み合わされる。このため、側面断熱材74と天面断熱材72とは防湿材72d,74cによりシールされ、天面断熱材72は天板5から僅かに離隔する。
背面断熱材73の内壁面側上縁部と、内壁面側下縁部とには、シール部72f、71fとほぼ同一の厚みを有する切り欠き部73a,73bが形成してある。
このように形成した背面断熱材73は、硬質発泡体により形成してあり、背面断熱材の外表面と内表面とは、ポリエチレンシート又はクラフト紙等の防湿材73c,73dで被覆してある。外表面の防湿材73dは、背面断熱材73の上縁部と下縁部から延出し、延出した防湿材73dの内側は断熱材により補強され、断熱シートとして機能する。また、延出した防湿材73dの内側には、それぞれ直方体形状をしたシール部73eが形成してある。下縁部外表面内側に形成したシール部73eは、底面断熱材71の仕切り板後縁部に形成した切り欠き部71bよりもやや厚く形成してあり、上縁部外表面内側に形成したシール部73eは、天面断熱材72の天板後縁部に形成した切り欠き部72bよりもやや厚く形成してある。
そして、背面断熱材73の下縁部から延出した防湿材73cの内側に形成したシール部73eは、底面断熱材71の仕切り板側後縁部に形成した切り欠き部71bと組み合わされ、底面断熱材71の後縁部から延出した防湿材の内側に形成したシール部71fは、背面断熱材73の切り欠き部73bと組み合わされる。このため、背面断熱材73と底面断熱材71とは防湿材71d,73cによりシールされ、底面断熱材71は底板9から僅かに離隔する。
また、背面断熱材73の上縁部から延出した防湿材73cの内側に形成したシール部73eは、天面断熱材72の天板側後縁部に形成した切り欠き部72bと組み合わされ、天面断熱材72の後縁部から延出した防湿材72dの内側に形成したシール部72fは、背面断熱材73の切り欠き部73aと組み合わされる。このため、背面断熱材73と天面断熱材72とは防湿材72d,73cによりシールされ、天面断熱材72は天板5から僅かに離隔する。
本発明の実施例6に係る自動販売機によれば、隣り合う側面断熱材74と底面断熱材71、側面断熱材74と天面断熱材72、背面断熱材73と底面断熱材71、背面断熱材73と天面断熱材72とをシールするので、各断熱材71,72,73,74が環境変化又は経年変化により伸縮しても断熱性能を良好に維持できる。
また、底面断熱材71を底板9から僅かに離隔させ空気層を形成し、天面断熱材72を天板5から僅かに離隔させ空気層を形成するので、底面断熱材71を底板9と密着させた場合、天面断熱材72を天板5と密着させた場合よりも、断熱性能を良好なものにできる。
なお、実施例4〜6に係る自動販売機において、断熱材から延出した断熱シートとして機能する防湿材は、屈曲可能であって、断熱シートとして機能するものであればよく、シール部を必要とするものではなく、シール部を有するものは、隣り合う断熱材の切り欠き部の形状に合わせて、板状、断面矩形状のほか、任意の形状が選択できる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、断熱性能に優れ、特に、缶飲料商品を販売する自動販売機に適している。
本発明に係る自動販売機の実施例1の本体キャビネットを示す斜視図である。 図1に示した本体キャビネットのA−A−A断面図である。 図1に示した本体キャビネットの分解斜視図である。 本発明に係る自動販売機の実施例2の本体キャビネットを示す斜視図である。 図4に示した本体キャビネットのB−B−B断面図である。 図4に示した本体キャビネットの分解斜視図である。 本発明に係る自動販売機の実施例3の本体キャビネットを示す斜視図である。 図7に示した本体キャビネットのC−C−C断面図である。 図7に示した本体キャビネットの分解斜視図である。 本発明に係る自動販売機の実施例4の本体キャビネットを示す正面図である。 図10に示した本体キャビネットのD−D断面図である。 本発明に係る自動販売機の実施例5の本体キャビネットを示す正面図である。 図12に示した本体キャビネットのE−E断面図である。 本発明に係る自動販売機の実施例6の本体キャビネットを示す正面図である。 図14に示した本体キャビネットのF−F断面図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 本体キャビネット
4 外箱
5 天板
6 側板
7 基台
8 背板
9 底板
10 収容室
11 機械室
12 底面断熱材
13 天面断熱材
14,15,16,17 シール部材
19 背面断熱材
20 側面断熱材
21 左右シール部材
22 前後シール部材
23 底面断熱材
24 左右シール部材
25 前後シール部材
26 天面断熱材
27,28,29,30 シール部材
31 背面断熱材
32 側面断熱材
41,42 シール部材
43 底面断熱材
44 天面断熱材
45 背面断熱材
46 側面断熱材
51 底面断熱材
51c,51d,52c,52d 防湿材
52 天面断熱材
53 背面断熱材
53a,53b 防湿材
54 側面断熱材
54a,54b 防湿材
61 底面断熱材
62 天面断熱材
63 背面断熱材
63a,63b 防湿材
64 側面断熱材
64a,64b 防湿材
71 底面断熱材
71c,71d 防湿材
72 天面断熱材
72c,72d 防湿材
73 背面断熱材
73c,73d 防湿材
74 側面断熱材
74c 防湿材

Claims (3)

  1. 筐体の内壁面に複数の断熱材を配設した自動販売機において、
    前記筐体の内壁面にシール部材を貼設する一方、前記断熱材を前記シール部材と面接触する態様で配設したことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記シール部材が隣り合う第1の断熱材の端部と第2の断熱材の端部とを被覆することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 筐体の内壁面に複数の断熱材を配設した自動販売機において、
    隣り合う第1の断熱材と第2の断熱材との少なくとも一方の断熱材から断熱シートを延伸し、
    前記断熱シートが他方の断熱材を被覆することを特徴とする自動販売機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247535A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toshiba Corp 冷蔵庫の断熱箱体
JP2015078782A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 株式会社マルイチ 中仕切りパネル
JP2015158358A (ja) * 2015-04-30 2015-09-03 株式会社東芝 冷蔵庫の断熱箱体

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