JP2005084130A - レーザ走査光学装置 - Google Patents

レーザ走査光学装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005084130A
JP2005084130A JP2003313058A JP2003313058A JP2005084130A JP 2005084130 A JP2005084130 A JP 2005084130A JP 2003313058 A JP2003313058 A JP 2003313058A JP 2003313058 A JP2003313058 A JP 2003313058A JP 2005084130 A JP2005084130 A JP 2005084130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
holder
scanning optical
laser scanning
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003313058A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Nagashima
照夫 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2003313058A priority Critical patent/JP2005084130A/ja
Publication of JP2005084130A publication Critical patent/JP2005084130A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

【課題】 溶接に起因する光学素子の位置(姿勢)変化を極力抑えてビームを高精度に結像させることのできるレーザ走査光学装置を得る。
【解決手段】 レーザダイオード10を保持するホルダ1と、該ホルダ1を保持部6に固定するベースプレート5とを備えたレーザ走査光学装置。ホルダ1及びベースプレート5は、それぞれレーザ溶接が可能な板金部材からなり、合わせ面1a,6aを対向させてレーザ溶接される(溶接箇所A)。合わせ面6aには三つの微小突起6c,6d,6eが設けられており、合わせ面1a,6aの間に存在する微小なギャップによってレーザ溶接時にホルダ1及び/又はベースプレート5が熱変形することが極力防止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザ走査光学装置、特に、感光体上に画像を形成するために変調されたレーザビームを放射するレーザ走査光学装置に関する。
一般に、電子写真方式による複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、感光体上に静電潜像を形成するために、変調されたレーザビームを放射するレーザ走査光学装置が組み込まれている。
この種のレーザ走査光学装置において、レーザダイオード、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズなどの光学素子は、板金部材からなるホルダを介してベースプレート上に溶接固定されており、このベースプレートを光学装置のハウジングの所定位置に取り付けるようにしていた。
レーザダイオードの固定に関する従来技術としては、、図5及び図6に示すように(図5は溶接前、図6は溶接後を示す)、レーザーダイオード10を保持する板金部材からなるホルダ31の合わせ面31aを光軸Pに垂直なベースプレート35の保持部36の合わせ面36aに対向させ、レーザーダイオード10の左右2箇所にレーザビームを照射してレーザ溶接していた。溶接箇所を図6(B)に符号Bで示す。
一方、コリメータレンズに関しては、特許文献1に記載のビーム走査装置が知られており、コリメータレンズを保持する鏡胴の外周面とそれを保持するV字溝を有する基台の平面とをレーザ溶接にて固定している。
しかしながら、図5及び図6に示した光源ユニットでは、ホルダ31及びベースプレート35の互いの合わせ面31a,36aを単に対向させて溶接しているため、溶接箇所B,Bを中心としてホルダ31及び/又は保持部36が熱変形するという不具合を有していた。
このような熱変形は、溶接前にあっては図5(B)に示すように、光軸Pとベースプレート35の基台部37との平行度を正確に調整してあったとしても、溶接後には図6(B)に示すように、光軸Pと基台部37との平行度に狂いを発生させていた。従って、溶接後の光源ユニットをレーザ走査光学装置のハウジングに組み込むと、レーザダイオード10の芯出し方向及びフォーカス方向共に誤差を生じ、ビーム結像位置の精度が悪いという問題点を有していた。
特開2001−111155号公報
そこで、本発明の目的は、溶接に起因する光学素子の位置(姿勢)変化を極力抑えてビームを高精度に結像させることのできるレーザ走査光学装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明は、光学素子を保持する板金部材からなるホルダと、該ホルダを固定するための板金部材からなるベースプレートとを備え、前記ホルダと前記ベースプレートの互いの合わせ面を対向させてレーザ溶接したレーザ走査光学装置において、前記ホルダと前記ベースプレートの互いの合わせ面のいずれか一方に、少なくとも3以上の微小突起が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るレーザ走査光学装置にあっては、レーザ溶接される合わせ面に微小なギャップが存在することにより、レーザ溶接時に生じる熱応力による変形力が微小なギャップに吸収され、ホルダ及び/又はベースプレートの熱変形が効果的に解消される。従って、ホルダに保持される光学素子の位置(姿勢)変化が極力抑えられることになり、ビームを高精度に結像させることができる。
本発明に係るレーザ走査光学装置において、ホルダに保持される光学素子は、例えば、レーザダイオード、コリメータレンズ又はシリンドリカルレンズ、あるいは、コリメータレンズとシリンドリカルレンズの複合レンズである。
構造的な安定性の点で、ホルダとベースプレートとの合わせ面でのレーザ溶接箇所は前記微小突起のほぼ中間位置に設定されていることが好ましく、また、微小突起を結んで形成される領域内に、ホルダの平面上での重心が位置していることが好ましい。
さらに、本発明に係るレーザ走査光学装置において、レーザ溶接はYAGレーザ溶接あるいは炭酸ガスレーザ溶接などを用いることができる。YAGレーザ溶接は低パワーでレーザを集光させて効率よく溶接を行うことができる点で好ましい。
ホルダやベースプレートとしては、0.5〜3mmの厚みのステンレスを好適に用いることができる。微小突起によって形成される合わせ面のギャップは、0.05〜0.2mmが適切である。この場合、YAGレーザの照射エネルギーは50〜200Jが適当である。
以下、本発明に係るレーザ走査光学装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(実施例1、図1及び図2参照)
図1及び図2は、実施例1であるレーザ走査光学装置の要部、即ち、光源としてのレーザダイオード10を備えたホルダ1をベースプレート5にレーザ溶接にて固定した光源ユニットについて示す。図1は溶接前の状態、図2は溶接後の状態を示す。
なお、レーザ走査光学装置としては、レーザダイオード10以外に、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、偏向器、結像機能やfθ機能を有する走査レンズや操作ミラーなどを備えているが、それらの光学素子の構成や作用は周知であって、その説明は省略する。
ホルダ1は、レーザ溶接が可能な板金部材(例えば、厚さ0.5〜3mm程度のステンレス材)からなり、レーザダイオード10を小孔2に、光軸Pがホルダ1の垂直面(合わせ面)と直交するように保持している。
ベースプレート5は、レーザ溶接が可能な板金部材(例えば、厚さ0.5〜3mm程度のステンレス材)からなり、光軸Pに対して垂直な保持部6と光軸Pに対して平行な基台部7とで構成されている。また、保持部6には前記レーザダイオード10が位置する小孔6bが形成されている。
ホルダ1とベースプレート5の保持部6とはそれぞれの合わせ面1a,6aを対向させてレーザ溶接されている。詳しくは、保持部6の合わせ面6aには三つの微小突起6c,6d,6eが周方向に3等分された位置に形成され、ホルダ1と保持部6は合わせ面1a,6aに微小突起6c,6d,6eによる微小なギャップを有する状態でレーザダイオード10の左右2箇所にYAGレーザを用いてレーザビームを照射することによりレーザ溶接される。溶接箇所を図2(A)に符号Aで示す。
この実施例1においては、合わせ面1a,6aに微小なギャップが存在することにより、レーザ溶接時に生じる熱応力による変形力が微小なギャップに吸収され、ホルダ1及び保持部6の熱変形が解消される。それゆえ、光軸Pに対して平行度を精度よく調整されている基台部7の平行度が溶接後にあっても極力精度よく保たれる。この光源ユニットはベースプレート5の基台部7によって光学装置の図示しないハウジングの所定位置に取り付けられる。その際、ホルダ1を介してベースプレート5に保持されているレーザダイオード10の芯出し方向及びフォーカス方向に狂いが生じることが極力抑えられ、レーザダイオード10から放射されるビームを高精度に結像させることができる。
本実施例1においては、ホルダ1と保持部6との合わせ面1a,6aでのレーザ溶接箇所Aは微小突起6c,6d及び6c,6eのほぼ中間位置に設定されている。これにて溶接構造が安定する。また、ホルダ1の平面上での重心は、微小突起6c,6d,6eを結んで形成される領域内に位置している。このことも、溶接構造の安定性に寄与する。
ところで、レーザ溶接にはYAGレーザ溶接あるいは炭酸ガスレーザ溶接などを用いることができる。YAGレーザ溶接は低パワーでレーザを集光させて効率よく溶接を行うことができる点で好ましい。ホルダ1やベースプレート5としては、0.5〜3mmの厚みのステンレスを用いた場合、合わせ面1a,6aのギャップは、0.05〜0.2mmが適切であり、YAGレーザの照射エネルギーは50〜200Jが適当である。
YAGレーザを用いる場合、その波長は概ね1.06μmである。従って、ホルダ1やベースプレート5には、1.06μmの波長の光に対して反射率が低くて吸収が多い材料を用いることが必要となり、好ましい材料は前述したステンレスである。このステンレスには、亜鉛を含む表面処理が施されていないことが好ましい。亜鉛が含まれていると、レーザ照射時にガスが噴出し、多量のスパッタが発生するからである。
(実施例2、図3及び図4参照)
図3及び図4は、実施例2であるレーザ走査光学装置の要部、即ち、複合レンズ15を備えたホルダ21をベースプレート5にレーザ溶接にて固定した光源ユニットについて示す。この複合レンズ15はコリメータレンズとシリンドリカルレンズを複合したものである。
なお、ベースプレート5は前記実施例1に示したものと同じであり、保持部6にはレーザダイオード10を備えたホルダ1’がレーザ溶接にて固定されている。但し、本実施例2において、ホルダ1’と保持部6との溶接構造は必ずしも実施例1による必要はない。
ホルダ21は、レーザ溶接が可能な板金部材(例えば、厚さ0.5〜3mm程度のステンレス材)からなり、保持部22と基台部23とで構成されている。複合レンズ15は光軸Pとの位置を合わせて保持部22に固定されている。
ホルダ21の基台部23とベースプレート5の基台部7とはそれぞれの合わせ面23a,7aを対向させてレーザ溶接されている。詳しくは、基台部23の合わせ面23aには四つの微小突起23b,23c,23d,23eが形成されている。合わせ面23a,7aに微小突起23b〜23eによる微小なギャップを有する状態で、微小突起23b,23cの中間位置及び微小突起23d,23eの中間位置にYAGレーザを用いてレーザビームを照射することによりレーザ溶接される。溶接箇所を図3に符号Aで示す。
この実施例2においても、合わせ面23a,7aに微小なギャップが存在することにより、レーザ溶接時に生じる熱応力による変形力が微小なギャップに吸収され、ホルダ21の基台部23及びベースプレート5の基台部7の熱変形が解消される。それゆえ、光軸Pに対して平行度を精度よく調整されている基台部7,23の平行度が溶接後にあっても極力精度よく保たれる。その結果、複合レンズ15の位置(姿勢)に狂いがなくなり、レーザダイオード10から放射されるビームを高精度に結像させることができる。
本実施例2においても、合わせ面7a,23aでのレーザ溶接箇所Aは微小突起23b,23c及び23d,23eのほぼ中間位置に設定して溶接構造の安定化を図っている。また、ホルダ21の平面上での重心を微小突起23b〜23eを結んで形成される領域内に位置させることでも溶接構造の安定性が図られている。
(他の実施例)
なお、本発明に係るレーザ走査光学装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、ホルダやベースプレートの詳細な構造や形状は任意である。また、コリメータレンズやシリンドリカルレンズなど他の光学素子を保持するホルダとベースプレートとの溶接構造にも本発明を適用してもよい。
実施例1の要部(溶接前)を示し、(A)は背面図、(B)はX−X断面図である。 実施例1の要部(溶接後)を示し、(A)は背面図、(B)はY−Y断面図である。 実施例2の要部を示す平面図である。 実施例2の要部を示す一部を切り欠いた側面図である。 従来例であるレーザ走査光学装置の要部(溶接前)を示し、(A)は背面図、(B)は垂直断面図である。 従来例であるレーザ走査光学装置の要部(溶接後)を示し、(A)は背面図、(B)は垂直断面図である。
符号の説明
1…ホルダ
1a…合わせ面
5…ベースプレート
6…保持部
6a…合わせ面
6c,6d,6e…微小突起
7…基台部
7a…合わせ面
10…レーザダイオード
15…複合レンズ
21…ホルダ
23…基台部
23a…合わせ面
23b〜23e…微小突起
A…溶接箇所

Claims (6)

  1. 光学素子を保持する板金部材からなるホルダと、該ホルダを固定するための板金部材からなるベースプレートとを備え、前記ホルダと前記ベースプレートの互いの合わせ面を対向させてレーザ溶接したレーザ走査光学装置において、
    前記ホルダと前記ベースプレートの互いの合わせ面のいずれか一方に、少なくとも3以上の微小突起が設けられていること、
    を特徴とするレーザ走査光学装置。
  2. 前記ホルダに保持されている光学素子は、レーザダイオード、コリメータレンズ又はシリンドリカルレンズの少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査光学装置。
  3. 前記合わせ面でのレーザ溶接箇所は前記微小突起のほぼ中間位置に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ走査光学装置。
  4. 前記微小突起を結んで形成される領域内に、前記ホルダの平面上での重心が位置していることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のレーザ走査光学装置。
  5. 前記レーザ溶接はYAGレーザ溶接であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のレーザ走査光学装置。
  6. 前記微小突起によって形成される前記合わせ面のギャップは、0.05〜0.2mmであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載のレーザ走査光学装置。
JP2003313058A 2003-09-04 2003-09-04 レーザ走査光学装置 Withdrawn JP2005084130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313058A JP2005084130A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 レーザ走査光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313058A JP2005084130A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 レーザ走査光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005084130A true JP2005084130A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34414131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313058A Withdrawn JP2005084130A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 レーザ走査光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005084130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018206A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 船井電機株式会社 プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018206A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 船井電機株式会社 プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8248444B2 (en) Light scanner including lens assembling datums
JP5707092B2 (ja) レーザ加工装置
JP2004163607A (ja) 光源装置
JPS61124919A (ja) 結像光学装置
JP2005084130A (ja) レーザ走査光学装置
US7923659B2 (en) Laser machining method and laser machining apparatus
JP4693438B2 (ja) 走査光学装置および画像形成装置
JPH1164755A (ja) レーザー光源及び該光源のピント調整装置及び走査光学系
JP2962923B2 (ja) 光源装置
JP3351046B2 (ja) レーザ製版装置
JP2008009285A (ja) 光走査装置、及び光走査装置の組立方法
JP2004158586A (ja) 光源装置
JPS6097314A (ja) 露出装置
JP2005326691A (ja) レーザ走査光学装置の製造方法
JP2004158784A (ja) 光源装置
JP3756358B2 (ja) 画像記録装置
JP2004258173A (ja) 光学走査装置
JPH04216514A (ja) レーザー光発生装置
JP2004301940A (ja) レーザ走査光学装置
JP2007118049A (ja) レーザ加工装置
JP2011248230A (ja) 光源装置および光走査装置
JP2007183326A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2009014787A (ja) レーザビーム走査装置、その調整装置及び調整方法
JP2007290024A (ja) レーザ加工装置
JP2008211039A (ja) 位置調整用保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060323

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090609