JP2005083304A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気通路内に配置された触媒の昇温速度を高めるとともに触媒の温度の低下を抑制することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】
第1の排気管20と第2の排気管21とをフランジ接合部23を介して接合した排気通路内に触媒22が配置された内燃機関1の排気浄化装置において、触媒22は、フランジ接合部23と非接触状態を保ちつつフランジ接合部23を跨いで第1の排気管20側及び第2の排気管21側のそれぞれに伸びるとともに、第1の排気管20及び第2の排気管21のうち少なくともいずれか一方の管の最も外側の管壁24との間に熱移動を抑制する抑制手段25を介在させるようにして排気通路20、21内に取り付けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】
第1の排気管20と第2の排気管21とをフランジ接合部23を介して接合した排気通路内に触媒22が配置された内燃機関1の排気浄化装置において、触媒22は、フランジ接合部23と非接触状態を保ちつつフランジ接合部23を跨いで第1の排気管20側及び第2の排気管21側のそれぞれに伸びるとともに、第1の排気管20及び第2の排気管21のうち少なくともいずれか一方の管の最も外側の管壁24との間に熱移動を抑制する抑制手段25を介在させるようにして排気通路20、21内に取り付けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関し、特に排気通路内に触媒が配置された内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気通路内に触媒が配置された排気浄化装置において、排気通路内に配置される触媒を排気管の管壁に直接溶接して固定するものがある(特許文献1参照)。また、他の固定方法として、触媒の端部に設けられたクランプフランジを内燃機関のシリンダブロックと排気マニホールドの間に挟んで固定するものがある(特許文献2参照)。その他本発明と関連する先行技術文献として特許文献3がある。
一般に、内燃機関の排気通路内に触媒を配置する排気浄化装置においては、触媒の温度をそれが活性する温度以上にしておくことが要求される。触媒の温度が低下すると触媒の機能もこれに伴って低下してしまう。特に、内燃機関の始動直後は排気系の温度が低く触媒内の熱が外部へ放出され易いため、触媒が昇温しにくい状況にある。従って、始動直後のいわゆるエミッションを低減するためには、触媒を速く昇温させるとともに、触媒の温度が容易に低下しないように排気通路内に取り付けることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、触媒の周囲と排気管とを直に溶接するものであるため、触媒内の熱が熱容量の大きい排気管の接合部等から放熱し易い問題がある。また、特許文献2に記載されたものは、触媒端部のクランプフランジを、シリンダブロックと排気マニホールドで挟んで固定しているので、触媒内の熱がフランジクランプを経由して熱容量の高いシリンダブロックや排気マニホールドのフランジ部から放熱し易く、触媒の温度が低下し易い問題がある。
そこで、本発明は排気通路内に配置された触媒の昇温速度を高めるとともに触媒の温度の低下を抑制することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の排気浄化装置は、第1の排気管と第2の排気管とをフランジ接合部を介して接合した排気通路内に触媒が配置された内燃機関の排気浄化装置において、前記触媒は、前記フランジ接合部と非接触状態を保ちつつ前記フランジ接合部を跨いで前記第1の排気管側及び前記第2の排気管側のそれぞれに伸びるとともに、前記第1の排気管及び前記第2の排気管のうち少なくともいずれか一方の管の最も外側の管壁との間に熱移動を抑制する抑制手段を介在させるようにして前記排気通路内に取り付けられていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明の内燃機関の排気浄化装置によれば、触媒が比較的熱容量の大きいフランジ接合部と非接触状態を保ちつつこれを跨いでいるので、排気ガスから受けた熱がフランジ接合部を伝わって外部に放出されにくい。また、触媒が排気管の管壁との間に熱移動を抑制する抑制手段を介在させるようにして排気通路内に取り付けられているため触媒内の熱が排気管の管壁を伝わって外部に放出されにくい。しかも、触媒がフランジ接合部を跨いで排気管のそれぞれに伸びているので、排気ガスの熱がフランジ接合部によって奪われる前に暖かい排気ガスの多くが触媒へ導入されることになり、触媒の昇温速度を高めることができる。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記第1の排気管は、内管及び外管を含んで構成される二重管構造を有しており、前記触媒が前記内管に固定されるとともに、前記内管が前記抑制手段を介して前記外管と組み合わされていてもよい(請求項2)。排気管をこの様に構成していれば、内管と外管との間に空気層が形成され排気ガスの熱が管壁から放出し難くなるので、一重の排気管で構成するよりも高温の排気ガスが触媒へ導入されることになる。しかも触媒が内管に固定され外管の管壁に直接接触しないので、触媒の放熱が抑制される。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記内管は、前記フランジ接合部と非接触に設けられていてもよい(請求項3)。この場合は、排気ガスの熱が内管からフランジ接続部を経由して外部に放出され難くなるので、さらに触媒の放熱が抑制される。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記抑制手段として、前記内管と前記外管との隙間に断熱材が設けられていてもよい(請求項4)。このように構成すれば、内管から外管への熱移動が抑制されるので触媒の放熱が抑えられとともに、内管の振動を抑制することもできる。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記触媒は、その一端側において前記内管に固定されるとともに、その他端側において生じた前記第2の排気管との隙間に断熱材が設けられていてもよい(請求項5)。触媒をこのように排気通路内に取り付ければ、触媒の両端が排気通路内に支持されるので、排気通路内に取り付けられた触媒が安定し、しかも触媒の振動が抑制される。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記抑制手段として、前記管壁と前記触媒との隙間に断熱材が設けられていてもよい(請求項6)。このように構成すれば、断熱材により触媒から管壁に向かう熱移動が抑制される。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記第1の排気管は、排気マニホールドであってもよい(請求項7)。内燃機関の上流に位置する排気マニホールド内を流れる排ガスは、これよりも下流側に流れる排気ガスよりも高温であるため、触媒へ高温の排気ガスを導入することができる。
本発明の内燃機関の排気浄化装置において、前記内燃機関には、過給機が設けられており、前記第2の排気管は前記過給機の上流に位置する排気管であってもよい(請求項8)。過給機を通過した排気ガスは、過給機のタービンに熱を奪われるのでその温度は低下する。従って、第2の排気管を過給機の上流側の排気管にすれば高温の排気ガスを触媒へ導くことができる。
本発明によれば、排気通路内に配置された触媒の昇温速度を高めるとともに触媒の温度の低下を抑制することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の排気浄化装置を内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用した実施の形態を示した図、図2は触媒の配置態様の詳細を示した図である。本発明の排気浄化装置は、図1に示すようにエンジン1の排気系に適用される。エンジン1の排気系は、排気通路を含み、排気通路はシリンダブロック2に接続される第1の排気管としての排気マニホールド20及び第2の排気管としての排気管21とを含んで構成されている。排気マニホールド20はエンジン1の気筒毎に設けられた分岐部20aとこれら分岐部20aが集合する集合部20bとを含む。排気マニホールド20の集合部20bは管状に絞りこまれており、その端部は排気管21の一端とフランジ接合部23を介して接合されている。排気管21の途中にはフランジ接合部23より下流側に過給機6及びNOx触媒28がそれぞれ設けられている。本実施の形態ではNOx触媒を用いたが、これに替えて排気浄化手段として、ディーゼルパティキュレートフィルタにNOx吸着剤を付加し、浮遊粒子状物質(PM)とNOxの同時削減を可能とする触媒を用いてもよい。本実施の形態では、排気マニホールド20から過給機6まで排気通路内に触媒22を設けているので、排気系の下流側に流れる排気ガスよりも高温の排気ガスを触媒22へ導入することができる。しかも、触媒22が過給機6の上流側に設けられているため、過給機6の下流側の排気ガスよりも高温の排気ガスを触媒22へ導入できる。
図1は本発明の排気浄化装置を内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用した実施の形態を示した図、図2は触媒の配置態様の詳細を示した図である。本発明の排気浄化装置は、図1に示すようにエンジン1の排気系に適用される。エンジン1の排気系は、排気通路を含み、排気通路はシリンダブロック2に接続される第1の排気管としての排気マニホールド20及び第2の排気管としての排気管21とを含んで構成されている。排気マニホールド20はエンジン1の気筒毎に設けられた分岐部20aとこれら分岐部20aが集合する集合部20bとを含む。排気マニホールド20の集合部20bは管状に絞りこまれており、その端部は排気管21の一端とフランジ接合部23を介して接合されている。排気管21の途中にはフランジ接合部23より下流側に過給機6及びNOx触媒28がそれぞれ設けられている。本実施の形態ではNOx触媒を用いたが、これに替えて排気浄化手段として、ディーゼルパティキュレートフィルタにNOx吸着剤を付加し、浮遊粒子状物質(PM)とNOxの同時削減を可能とする触媒を用いてもよい。本実施の形態では、排気マニホールド20から過給機6まで排気通路内に触媒22を設けているので、排気系の下流側に流れる排気ガスよりも高温の排気ガスを触媒22へ導入することができる。しかも、触媒22が過給機6の上流側に設けられているため、過給機6の下流側の排気ガスよりも高温の排気ガスを触媒22へ導入できる。
なお、エンジン1の吸気系は、シリンダブロック2に接続される吸気マニホールド13と吸気管10を含んで構成され、吸気管10の途中には、空気をろ過するエアクリーナ11、過給機6のコンプレッサ6a、吸気量を調整するスロットル弁12が設けられている。エンジン1への燃料の供給は気筒毎に設けられコモンレール5に接続されたインジェクション3により行われる。また、エンジン1には、排気ガスの一部を吸気系に戻すための排気還流管(EGR管)30が設けられ、EGR管30の途中には、EGRクーラ31及びEGR弁32が設けられている。
本発明の排気浄化装置は、上記排気通路内に配置された触媒22を含んで構成されている。触媒22はフランジ接合部23を跨いで排気マニホールド20側及び排気管21側のそれぞれに伸びて配置されている。本実施の形態においては、触媒22はその上流に設けられた燃料添加弁(不図示)から噴射された燃料を改質させる機能を持つ。触媒22は金属製のいわゆるメタル触媒であり、触媒担体22aに例えば白金等が担持されている。燃料添加弁により噴射され触媒22によって改質された燃料は触媒22の下流側に位置するNOx触媒28に還元剤として供給される。触媒22は所定温度以下では上記機能を発揮できないため、触媒22の昇温速度を高めることが必要であり、また触媒22の温度が低下し易いと上記機能も低下してしまうので触媒22の温度低下を抑制することが必要である。そこで、触媒22は図2に示すような態様で排気通路内に配置されている。
図2から明らかなように、触媒22は第1の排気管としての排気マニホールド20と第2の排気管としての排気管21とのフランジ接合部23と非接触状態を保ち、かつフランジ接合部23を跨いで配置されている。フランジ接合部23は排気マニホールド20のフランジ状に形成された端部と排気管21のフランジ状に形成された端部とをボルト40及びナット41により固定して構成されている。この様に構成されているフランジ接合部23は熱容量が大きくこれに接触する物体の熱を奪いやすい。
排気ガスは図の矢印の向きに排気通路内を流れ、触媒22内を通過する。触媒22は上流側の排気マニホールド20及び下流側の排気管21のそれぞれに伸びるように配置され、排気マニホールドの最も外側の管壁24との間に熱移動を抑制する抑制手段としての断熱材25を介在させるようにして排気通路内に取り付けられている。従って、触媒22内の熱が排気マニホールド20を経由してフランジ接合部23に放熱されることが抑制される。また、触媒22が上流側の排気マニホールド20まで伸びて配置されているため、排気マニホールド20と触媒22との隙間に流入し、フランジ接合部23に触れる排気ガスの量が少量に限定されることになり、排気ガスの熱がフランジ接合部23に奪われる前に暖かい排気ガスの大部分が触媒22に導入される。即ち、フランジ接合部23よりも下流に触媒22を配置する場合に比べより高温の排気ガスを触媒22内に導くことができる。本実施形態においては、排気マニホールド20は内管201及び外管202を含む二重間構造として構成され、内管201には触媒22が溶接部26により固定されるとともに、内管201は上記断熱材25を介して外管202と組み合わされている。そして、内管201はフランジ接合部23と非接触に設けられ、フランジ接合部23との間にギャップ27を形成している。従って、触媒22内の熱が内管201を経由してフランジ接合部23へ移動することがさらに抑制されることになる。また、内管201と外管202との間に熱移動を規制するために好適な空気層が形成されるため、排気マニホールド20を一重管とするよりも一層高温の排気ガスを触媒22へ導くことができる。さらに、内管201の下流側の一端が断熱材25を介して外管202に支持されることになるので、内管201から外管202への熱伝達が抑制されるとともに、内管201の振動を抑制することができる。
なお、触媒22を内管201に固定するための溶接部26を触媒22の周囲を取り囲むように形成してもよいが、触媒22の周囲に部分的に形成してもよい。溶接部26を部分的に形成しても、触媒22と排気通路との間に形成された隙間に流入する排気ガスの量は少量に限られるので本発明の効果を奏するためには十分である。もっとも、触媒22の全周を溶接していれば、触媒22と排気通路との隙間への排気ガスの流入を遮断できるためより好ましい。
また、上記断熱材25としては、高温(摂氏800度程度)に耐えることができしかも熱伝導が悪いもの、例えば耐熱繊維やガスケット材料等を用いることが好ましい。本実施の形態においてはセラミック繊維を用いた。断熱材25は、内管201の全周に設けても、内管201の周囲に部分的に設けてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図3を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態の構成に加え、触媒22の下流側の端部と排気管21の管壁24との間に形成される隙間に断熱材25を設けた点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図3を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態の構成に加え、触媒22の下流側の端部と排気管21の管壁24との間に形成される隙間に断熱材25を設けた点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態では、触媒22の下流側の端部において生じた排気管21の管壁24との隙間に断熱材が設けられているので、触媒22内の熱が排気管21に移動することが抑制される。また、触媒22が排気通路内に上流側の端部と下流側の端部で支持されることになるので触媒22が安定して支持される。しかも、触媒22の振動が抑制されるので、触媒22の排気管21への接触による騒音を防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図4を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のように触媒22を内管201に溶接部26を介して固定する代わりに、触媒22と排気管21の管壁24との間の隙間に断熱材25を設けて触媒22を排気通路に取り付けた点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について図4を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のように触媒22を内管201に溶接部26を介して固定する代わりに、触媒22と排気管21の管壁24との間の隙間に断熱材25を設けて触媒22を排気通路に取り付けた点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態において、触媒22は外周に断熱材25を巻きつけられ、排気管21に圧入されている。この場合は、触媒22が排気ガスの流れによって容易に外れない程度に排気管21内に触媒22がはめ込まれていればよい。本実施の形態では、触媒22と排気管21の管壁24との隙間に断熱材25を設けて触媒22が取り付けられているので、触媒22が排気管21の管壁24に直接触れることはなく、触媒22から管壁24に向かう熱移動が抑制され、触媒22内の熱が排気管21を経由してフランジ接合部23へ移動することが抑制される。また、触媒22はフランジ接合部23を跨いで上流側の排気マニホールド20及び下流側の排気管21のそれぞれに伸びて配置されているので、排気ガスの熱がフランジ接合部23により奪われることが抑制される。しかも、触媒22の周囲に設けられた断熱材25は触媒22の全周を取り囲んでいるので、排気マニホールド20を流れてきた排気ガスは断熱材25によって堰き止められ、その大部分が触媒22に導入されることになる。また、本実施の形態においては、触媒22を溶接により固定するものでないため、触媒22の排気通路内への取り付けが容易になる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図5を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のように触媒22を内管201に溶接部26を介して固定する代わりに、触媒22を排気マニホールド20の外管202に断熱材25を介して取り付けている点と、内管201を触媒22の側部まで延長せずに、触媒22の上流側の端部以前で終了させている点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施の形態について図5を参照しながら説明する。本実施の形態においても、本発明の排気浄化装置は第1の実施の形態と同様に内燃機関としてのディーゼルエンジン1に適用される。第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のように触媒22を内管201に溶接部26を介して固定する代わりに、触媒22を排気マニホールド20の外管202に断熱材25を介して取り付けている点と、内管201を触媒22の側部まで延長せずに、触媒22の上流側の端部以前で終了させている点である。その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態においては、触媒22はその外周に断熱材25を巻きつけられ、排気マニホールド20の外管202に圧入されている。この場合は、上記第3の実施の形態と同様に、排気ガスの流れで触媒が容易に外れない程度に外管202にはめ込まれていればよい。本実施の形態では、上記第3の実施の形態と同様の作用効果を奏する。即ち、触媒22と外管202の管壁24との隙間に断熱材25を設けて触媒22が取り付けられているので、触媒22が外管202の管壁24に直接触れることはなく、触媒22内の熱が外管202を経由してフランジ接合部23へ移動することが抑制される。また、触媒22はフランジ接合部23を跨いで上流側の排気マニホールド20及び下流側の排気管21のそれぞれに伸びて配置されているので、排気ガスの熱がフランジ接合部23により奪われることが抑制される。しかも、触媒22の周囲に設けられた断熱材25は触媒22の全周を取り囲んでいるので、排気マニホールド20を流れてきた排気ガスは断熱材25によって堰き止められ、その大部分が触媒22に導入されることになる。また、本実施の形態においては、触媒22を溶接により固定するものでないため、触媒22の排気通路内への取り付けが容易になる。
なお、本実施の形態の変形例として、排気マニホールド201の強度を高めて(肉厚を大きくして)内管202を触媒22の側部まで延長して内管202に触媒22を圧入してもよい。
以上第1〜第4の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されず、その他種々の実施の形態が考えられる。例えば、上記実施の態様では排気マニホールド20を二重管構造としたものを例示しているが、これを単管構造に変更してもよい。また、排気管21を二重管構造としてもよい。更にまた、上記実施の形態においては、触媒22が過給機6の上流側に配置される実施態様について説明したが、触媒22が過給機6の下流側の排気通路に配置される排気浄化装置においても本発明は適用できるし、過給機6を有しないガソリンエンジンにも本発明は適用できる。また、本発明が適用される排気浄化装置内の触媒として、NOx触媒に還元剤として供給される燃料を改質させる機能を有する触媒を例に挙げて説明したが、他の機能を有する触媒、例えば酸化触媒等であってもよい。
1 エンジン(内燃機関)
20 排気マニホールド(第1の排気管、排気通路)
21 排気管(第2の排気管、排気通路)
22 触媒
23 フランジ接合部
24 管壁
25 断熱材(抑制手段)
201 内管
202 外管
20 排気マニホールド(第1の排気管、排気通路)
21 排気管(第2の排気管、排気通路)
22 触媒
23 フランジ接合部
24 管壁
25 断熱材(抑制手段)
201 内管
202 外管
Claims (8)
- 第1の排気管と第2の排気管とをフランジ接合部を介して接合した排気通路内に触媒が配置された内燃機関の排気浄化装置において、前記触媒は、前記フランジ接合部と非接触状態を保ちつつ前記フランジ接合部を跨いで前記第1の排気管側及び前記第2の排気管側のそれぞれに伸びるとともに、前記第1の排気管及び前記第2の排気管のうち少なくともいずれか一方の管の最も外側の管壁との間に熱移動を抑制する抑制手段を介在させるようにして前記排気通路内に取り付けられていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
- 前記第1の排気管は、内管及び外管を含んで構成される二重管構造を有しており、前記触媒が前記内管に固定されるとともに、前記内管が前記抑制手段を介して前記外管と組み合わされていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記内管は、前記フランジ接合部と非接触に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記抑制手段として、前記内管と前記外管との隙間に断熱材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記触媒は、その一端側において前記内管に固定されるとともに、その他端側において生じた前記第2の排気管との隙間に断熱材が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記抑制手段として、前記管壁と前記触媒との隙間に断熱材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記第1の排気管は、排気マニホールドであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記内燃機関には、過給機が設けられており、前記第2の排気管は前記過給機の上流に位置する排気管であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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JP2003318229A Pending JP2005083304A (ja) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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JP (1) | JP2005083304A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071208A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Yanmar Co Ltd | 排気ガス浄化装置 |
JP2010127170A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Tokyo Radiator Mfg Co Ltd | Egrクーラ |
JP2010285994A (ja) * | 2010-07-20 | 2010-12-24 | Yanmar Co Ltd | 排気ガス浄化装置 |
JP2011012618A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Kubota Corp | ディーゼルエンジンの排気処理装置 |
JP2013542375A (ja) * | 2010-11-11 | 2013-11-21 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 燃料改質装置 |
-
2003
- 2003-09-10 JP JP2003318229A patent/JP2005083304A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20130139995A (ko) * | 2010-11-11 | 2013-12-23 | 존슨 맛쎄이 퍼블릭 리미티드 컴파니 | 연료 개질기 |
KR101866886B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2018-06-14 | 존슨 맛쎄이 퍼블릭 리미티드 컴파니 | 연료 개질기 |
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