JP2005083212A - マイクロポンプ用逆止弁装置およびその製造方法 - Google Patents

マイクロポンプ用逆止弁装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 付勢力を付与できながら、組み立て性が良く、かつ薄型化できるマイクロポンプ用逆止弁装置を提供する。
【解決手段】 流体を通す小径孔3a,5bが形成された上流側部材3,5と、流体を通す大径孔5a,1bが形成された下流側部材5,1との間に、弁機構10A,10Bを形成したバルブ材2,4を挟持させて配設し、バルブ材2,4の弁機構10A,10Bを、下流側部材5,1の大径孔5a,1bの位置および大きさに対応して形成した通過用孔13A,13Bと、この孔13A,13Bの内部において上流側部材3,5の小径孔3a,5bの位置および大きさに対応して対面するように形成され、上流側部材3,5の小径孔3a,5bを閉じるための当接部11A,11Bと、通過用孔13A,13Bを跨るように形成されて当接部11A,11Bを支持する支持部12A,12Bとから構成し、バルブ材2,4の線膨張係数が、上流側部材3,5および下流側部材5,1の線膨張係数よりも大きいものを用いた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療機器、化学分析装置、マイクロリアクター、バイオ化学チップなどで使用する小型の微量流体供給装置としてのマイクロポンプに係わり、液体、気体、気液混合のいずれの場合においても高精度に流量制御を行うマイクロポンプの逆止弁装置に関する技術である。
従来、微量な液体を送液するマイクロポンプには、MEMS(マイクロ−エレクトロ−メカニカル−システム)あるいはナノテクノロジーと呼ばれる超微細加工技術を背景にして、数多くの機構原理が提案されてきた。この種のマイクロポンプは、医療機器や化学分析機器の微量流体供給装置として、薬液の定量注入や反応混合ガス等の流体物を搬送するために用いられる。現在も、高精度な制御が出来る小型で汎用性のあるマイクロポンプの開発が進められている。一般的にマイクロポンプは逆止弁が用いられることが多い。この逆止弁の弁機構には小型、薄型の制約条件のもとで、一定圧力以上にならないとバルブが開かないようにするためのバネ性(予圧)が求められる。以降は、該バネ性を付勢力と称する。
図15は、従来のマイクロポンプを表す断面図の一例である。この図に示すように、マイクロポンプは以下に説明する複数の板材を積層して作る場合が多い。図16は特に逆止弁装置に関係する部材について、斜視図で表したものである。まず、流体が通過するための小径の流入孔1aと大径の流出孔1bとを有する第1の部材としての第1固定板1の上に、小径の流入孔2aと弁機構10Bとを有する第2の部材としての第1バルブ板2を載せる。その上に、小径の流入孔3aと小径の流出孔3bとを有する第3の部材としての中板3を載せる。それから弁機構10Aと小径の流出孔4bとを有する第4の部材としての第2バルブ板4を前記中板3に載せ、さらにこの上に大径の流入孔5aと小径の流出孔5bとを有する第5の部材としての第2固定板5を載せる。そして、圧力室縦壁9を用いて、第2固定板5と圧電素子8を取り付けた振動板7を結合する。なお、第2固定板5と圧力室縦壁9と振動板7とによって囲まれた空間を圧力室6と呼ぶ。
ここで、第1固定板1の流入孔1a、第1バルブ板2の流入孔2a、中板3の流入孔3a、第2バルブ板4の弁機構10Aに設けられた大径の孔13A、第2固定板5の流入孔5aは連続しており、流体を圧力室6側に流入させる流入側の流路を形成する。また、圧力室15は第2固定板5の流出孔5b、第2バルブ板4の流出孔4bと連続しており、この第2バルブ板4の流出孔4bは、中板3の流出孔3b、第1バルブ板2の弁機構10Bに設けられた大径の孔13B、第1固定板1の流出孔1bと連続しており、流体を圧力室6から流出させる流出側の流路を構成する。こうした構成により、第1固定板1の流入孔1aから、第2バルブ板4の弁機構10Aを通り、圧力室6を経て、第1バルブ板2の弁機構10Bを通り、第1固定板1の流出孔1bにおよぶ流路と、前記弁機構10A、10Bによる逆止弁装置とを有したマイクロポンプを作ることができる。なお、第1固定板1と第2固定板5とは同形状であり、中板3に対して取り付ける面を反転させる仕様となっている。第1バルブ板2と第2バルブ板4も、前記固定板1、5と同様に中板3に対する取り付け面が異なるだけで、物自体は同じ構造である。
マイクロポンプにおいて、弁機構10A、10Bは流入側流路と流出側流路との2箇所に配置される。ここでは流入側流路の弁機構が10Aで、流出側流路の弁機構が10Bである。各弁機構10A、10Bは、流体の流れ方向に対して弁機構10A、10Bの下流側となる部材(第2固定板5と第1固定板1)の大径の孔(流入孔5aと流出孔1b)の位置および大きさに対応して形成した大径の通過用の孔13A、13Bと、この通過用の孔13A、13Bの内部において、流体の流れ方向に対して弁機構10A、10Bの上流側となる部材である中板3の小径の孔(流入孔3aと流出孔3b)の位置および大きさに対応して対面するように形成され、中板3の小径の孔(流入孔3aと流出孔3b)を閉じるための当接部11A、11Bと、前記通過用の孔13A、13Bを跨るように形成されて当接部11A、11Bを両側から支持する支持部12A、12Bとから構成される。なお以降においては、特に明記しない限り、当接部11や支持部12という語句は当接部11Aや支持部12Aと当接部11Bや支持部12Bとのどちらにも該当することとする。同様に、弁機構10も弁機構10Aと弁機構10Bとの両方に該当することとする。また、語句の定義としては、バルブ板2、4に弁単品が1個有る場合を弁機構と称し、弁機構10を含むバルブ板2、4と、このバルブ板2、4を両側から挟持する第1固定板1と中板3、または中板3と第2固定板5を合わせてシステム化された弁機構を逆止弁装置と称する。
さて、弁機構10の付勢力に関しては、図16(a)に示す弁機構10Aのごとくスペーサー15を用いる方法が一般的だが、他にも幾つかの発明の技術が開示されている。例えば、図16(b)に拡大して示したように、当接部11Bに突起部16を後工程で樹脂成形する発明(例えば、特許文献1)や、当接部11Bを有する第1バルブ板2を製作するときに突起部16を同時加工する発明(例えば、特許文献2)がある。さらに、図は省略するが、当接部11が平面でなく半球状の凸部で形成された発明(例えば、特許文献3)もある。
なお逆止弁装置を構成する部材の材質としては、支持部12や当接部11を有するバルブ板2、4は金属Siを用いることが多く、中板3および固定板1、5はガラスを用いることが多い。
次に、マイクロポンプの送液原理および逆止弁装置の付勢力に関して、図17、図18を用いて説明する。図18(a)はマイクロポンプが停止している状態を示す。図18(b)に示すように、圧電素子8が上方に変形すると、圧力室6の内部が瞬間的に負圧となり弁機構10Aの前後に圧力差が発生するので、弁機構10Aの当接部11Aが上方に動くことで隙間が生じ、流体が圧力室6に流れ込む。流体が圧力室6に流入すると負圧が緩和され、徐々に弁機構10A前後の圧力差がなくなり、当接部11Aを開けておく荷重は消滅する。このとき弁機構10Aには図17に示す付勢力(バネ性)が備えられているので、前記の圧力差が小さくなると付勢力で弁機構10Aの当接部11Aは中板3に当接して流路を閉じることができる。
図18(c)は、圧電素子8が下方に変形して、圧力室6内部の流体を押し出す現象を表すもので、圧電素子8が圧力室6内の流体を押すため圧力が高まり、第1バルブ板2の弁機構10Bの前後で圧力差が発生して弁機構10Bが開く様子を示している。この場合も、ある程度の流体が圧力室6から吐出すると、弁機構10Bの前後での圧力差が消滅して弁機構10Bが持つ付勢力にて当接部11Bが中板3に当接して、流路を閉じることができる。すなわち、マイクロポンプの送液原理としては、図18(a)に示す状態から、図18(b)に示す状態、図18(c)に示す状態を経て、再び図18(a)に戻る動きを数10Hz〜数100Hzの周期で繰り返すことで実現している。
従って、弁機構10は必要なときだけ中板3から離れて流路を作り、流体の出入りを導く。また通常は一定の付勢力にて中板3に当接して流路を閉じる機能が求められる。以上のように、付勢力に付与に関する従来技術は、弁機構10と中板3との間にスペーサー15を挿入する発明の技術手法、あるいは突起部16を一体成形する発明の技術手法が一般的である。
特開平4−63973号公報(第2頁、第3頁第1図(d)) 特開平2−308988号公報(第2頁、第4頁第3図) 特開2001−12356号公報(第2頁、第6頁第2図)
しかし、前記従来の構成において、スペーサー15を取り付ける場合は、スペーサー15の軸心と弁機構10の当接部11および中板3の流入孔3aと流出孔3bとの軸心を一致させた状態で、各板を積層して固定しなければならず、この作業には高度な組み立て技術が必要である。また、医療機器、化学分析装置に用いるマイクロポンプの大きさは、概略で1cm×1cmの平面形状で厚みは1.0〜1.5mmであるため、スペーサー15に割り当てられる体積は直径で100〜200μm、厚みも数10μmしかなく、組み立て工程におけるハンドリング、スペーサー15の製作も容易でない。またスペーサー15は薄いとは言え、数10μmの厚みをもつので、スペーサー15を収容するための空間が必要となることと、スペーサー15を接着剤で中板3(もしくはバルブ板2、4)に固定するときの接着層厚さなど、マイクロポンプの薄型化への障害因子が多い。
図14に示すような弁機構10Bの当接部11Bに突起部16を形成する場合も、スペーサー15の場合と同様に、突起部16が薄いため、ハンドリングなどの組み立て性が悪い課題がある。さらに、薄いといえどもマイクロポンプからみれば突起部16の厚みは無視できないため、マイクロポンプの薄型化への障害因子が多い。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、付勢力を付与できながら、組み立て性が良く、かつ薄型化設計に対応できるマイクロポンプ用逆止弁装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の請求項1に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置は、圧力変化により流体を上流側から下流側に流す流路として、流体を通す小径孔が形成された上流側部材と、流体を通す大径孔が形成された下流側部材との間に、弁機構を形成したバルブ材を挟持させて配設し、前記バルブ材の弁機構を、前記下流側部材の大径孔の位置および大きさに対応して形成した通過用孔と、この孔の内部において前記上流側部材の小径孔の位置および大きさに対応して対面するように形成され、前記上流側部材の小径孔を閉じるための当接部と、前記通過用孔を跨るように形成されて前記当接部を支持する支持部とから構成し、前記バルブ材として、その線膨張係数が、上流側部材の線膨張係数および下流側部材の線膨張係数よりも大きいものを用いたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置において、弁機構の支持部における下流側の面に凹部を設けたことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置において、弁機構の支持部における上流側の面に凸部を設けたことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置において、バルブ材の線膨張係数が、上流側部材および下流側部材の少なくとも一方の部材の線膨張係数よりも1.4倍以上大きいことを特徴としている。
また、本発明の請求項5記載のマイクロポンプ用逆止弁装置の製造方法は、請求項1〜4の何れか1項に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置を製造する方法であって、上流側部材とバルブ材と下流側部材とが室温よりも高い温度の環境、例えば超音波による溶接、熱カシメ、拡散接合、熱硬化型接着剤による接着などの工法を用いて、固定されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項6に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置は、圧力変化により流体を上流側から下流側に流す流路として、流体を通す小径孔が形成された上流側部材と、流体を通す大径孔が形成された下流側部材との間に、弁機構を形成したバルブ材を挟持させて配設し、前記バルブ材の弁機構を、前記下流側部材の大径孔の位置および大きさに対応して形成した通過用孔と、この通過用孔の内部において前記上流側部材の小径孔の位置および大きさに対応して対面するように形成され、前記上流側部材の小径孔を閉じるための当接部と、前記通過用孔を跨るように形成されて前記当接部を支持する支持部とから構成し、前記バルブ材自体が、その当接部が下流側に突出する姿勢で支持部により支持されていることを特徴としている。
本発明のマイクロポンプ用逆止弁装置およびその製造方法によれば、スペーサーもしくは別部材による突起物を用いずに弁機構に付勢力を付与できるため、マイクロポンプの薄型化設計および組み立て作業の改善を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るマイクロポンプ用逆止弁装置を図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の第1の実施の形態に係るマイクロポンプ用逆止弁装置を用いたマイクロポンプを、図1〜図12を用いて説明する。
図1(b)、図2に示すように、マイクロポンプは、流体(気体または液体またはこれらの混合体)が通過するための小径の流入孔1aと大径の流出孔1bとを有する第1の部材としての第1固定板1と、この第1固定板1の流入孔1aと連結するように配置された小径の流入孔2aと弁機構10Bとを有する第2の部材としての第1バルブ板2と、この第1バルブ板2の流入孔2aと連結するように配置された小径の流入孔3aと弁機構10Bに対面するように配置された小径の流出孔3bとを有する第3の部材としての中板3と、この中板3の流出孔3bと連結するように配置された小径の流出孔4bと弁機構10Aとを有する第4の部材としての第2バルブ板4と、この第2バルブ板4の流出孔4bと連結するように配置された小径の流出孔5bと弁機構10Aに対面するよう配置された大径の流入孔5aとを有する第5の部材としての第2固定板5と、この第2固定板5の流入孔5aを通った流体が流入する圧力室6と、振動して圧力室6に圧力を与える振動板7と、前記振動板7を振動させる圧電素子8とを備えている。
図1(a)、(b)に示すように、各弁機構10(10A、10B)は、流体の流れ方向に対して弁機構10A、10Bの下流側となる部材(第2固定板5と第1固定板1)の大径の孔(流入孔5aと流出孔1b)の位置および大きさに対応して形成した大径の通過用の孔13A、13Bと、この通過用の孔13A、13Bの内部(中央部)において、流体の流れ方向に対して弁機構10A、10Bの上流側となる部材である中板3の小径の孔(流入孔3aと流出孔3b)の位置および大きさに対応して対面するように形成され、中板3の小径の孔(流入孔3aと流出孔3b)を閉じるための当接部11A、11Bと、前記通過用の孔13A、13Bを跨るように形成されて当接部11A、11Bを両側から支持する支持部12A、12Bとから構成されている。
そして特に、本発明においては、第1バルブ板2および第2バルブ板4として、その線膨張係数が、第1固定板1、中板3、第2固定板5のそれぞれの線膨張係数より大きい材料が選択されている。
ここで、第1バルブ板2および第2バルブ板4は、最終的には第1固定板1、中板3、第2固定板5に固定させた状態で用いられる。その固定方法は超音波による溶接、拡散接合、熱カシメ、熱溶着、熱硬化型接着剤などが用いられ、いずれも概略400〜800℃前後の高温環境下で固定されたあとで、室温環境(概略10℃〜30℃)に戻される。
上記構成によれば、製造工程において、二つのバルブ板2、4が、高温環境で第1固定板1、第2固定板5、中板3に固定された後で室温に戻される時には、圧縮応力を受ける。その理由は、バルブ板2、4は線膨張係数の差だけ多く収縮しようとするため、圧縮応力が生じるからである。
ここで、図3(a)〜(c)は、弁機構10を有すると見立てたバルブ板Vを、バルブ板Vより小さな線膨張係数で互いに同じ形状の固定板S1、S2に高温環境で固定して、室温に戻すときの挙動を模擬したものである。温度が下がる場合、バルブ板Vは固定板S1、S2より線膨張係数が大きいので、線膨張係数の差だけ多く収縮しようとして圧縮応力が発生し、座屈現象を誘発する。バルブ板Vの上下に固定された固定板S1、S2が同一形状の場合、座屈の方向は図3(b)に示す上向きと、図3(c)に示す下向きとのどちらになるかは同じ確率である。
図4は、固定板S3、S4の中央に異なる大きさの孔U1、U2が開いており、固定板S3の孔U1が固定板S4の孔U2より大きい場合で、高温環境下でバルブ板Vが固定板S3、S4に固定されて室温に戻されたときの変形状態を示したものである。この場合は、上側の固定板S3の方は大きな孔U1があり、下側の固定板S4よりも機械剛性が小さいので、固定板S3が中央側に倒れこみ、この作用にてバルブ板Vは下向きに座屈する。図4に示す構造は、図2や図5(a)に示すように、弁機構10周辺と似た形状の構造であるので、この弁機構10においても同様な作用が生じる。すなわち、図2や図5(a)に示すマイクロポンプ用逆止弁装置においても、第1バルブ板2と第2バルブ板4の線膨張係数が、第1固定板1、第2固定板5、中板3の線膨張係数よりも大きいので、弁機構10の支持部12および当接部11は中板3側に向かって座屈しようとし、図2に示すように、弁機構10の当接部11は中板3の流入孔3aと流出孔3bとの周壁面箇所を押さえつけようとする作用を持つことになる。この作用が、弁機構10に付勢力を与えることと等価である。
これにより、極めて簡単な構成でありながら、弁機構10に付勢力を与えることができて、マイクロポンプが停止している状態において、弁機構10の当接部11により中板3の流入孔3aと流出孔3bとを所定の圧力で良好に閉鎖することができ、しかも、従来のようにスペーサー15を用いなくて済むとともに、弁機構10の当接部11に突起部16がないので、マイクロポンプを良好に薄型化することができる。
次に、図6〜図9は上記マイクロポンプ用逆止弁装置の変形例を示すもので、このマイクロポンプ用逆止弁装置においては、上記実施の形態のマイクロポンプ用逆止弁装置の構成に加えて、図6(a)に拡大して示すように、各弁機構10(10A、10B)の支持部12(12A、12B)における、弁機構閉鎖時に当接部11(11A、11B)が当接する面とは反対側となる面、すなわち、流体の流れ方向に関して下流側となる面に、凹部21を設けている。
この構成によれば、二つのバルブ板2、4が、高温環境で第1固定板1、第2固定板5、中板3に固定された後で室温に戻されて、バルブ板2、4に座屈現象を誘発した際に、図9にも概念的に示すように(図9においては、凹部21を設けたバルブ板Vの上下から同一形状の固定板S1、S2で固定した場合を示す)、支持部12の凹部21に起因して、圧縮応力のバランスが崩れ、凹部21が有る面の反対側に座屈し、支持部12に凹部21がない場合に比べて、当接部11により中板3を押さえつける方向に座屈する作用が増す。
これにより、図8に示すように、第1固定板1、第2固定板5、中板3よりも線膨張係数が大きいバルブ板2、4を、第1固定板1、第2固定板5、中板3に高温状態で固定した後に室温に戻した状態で、当接部11が中板3側に向かって座屈しようとし、弁機構10の当接部11は中板3の流入孔3aと流出孔3bとの周壁面箇所を押さえつけようとする作用を良好に持つことになる。また、バルブ板2、4の支持部12に凹部21を付けて付勢力を付与するので、バルブ板2、4が厚くなることはなく、マイクロポンプの薄型化設計に効果がある。
また、支持部12の下流側となる面に凹部21を形成する代わりに、図10に示すように、支持部12の上流側となる面、つまり、中板3と接触する面に、凸部(突起部)22を形成しても同じ作用を生じ、さらには、図11に示すように、支持部12の下流側となる面に凹部21を形成し、かつ、支持部12の上流側となる面に凸部(突起部)22を形成してもよい。
この場合の製造方法としては、バルブ板2、4をプレス加工機他で塑性変形させて、バルブ板2、4を局所的に絞り、凹部21と凸部22とを同時形成することで、凹部21のみを製造する場合と同様の工程数で済ますことができる。このように、バルブ板2、4の弁機構10の両面に凹部21と凸部22とを形成することで、弁機構10が中板3を押さえつける方向に座屈せしめる効果は一層強まる。したがって、弁機構10の当接部11による中板3の流入孔3aと流出孔3bとの閉鎖性能がさらに向上する。
なお、この構成の場合は、バルブ板2、4から凸部22が突出するので、マイクロポンプの薄型化への効果は薄らぐ。しかし、従来技術の凸型を有する弁機構が二種類の部材から構成されることと比較すると、組み立て加工のバラツキが少なく加工精度が高いので高性能な逆止弁を提供でき、かつトータル的なコストダウンの効果もある。
ところでマイクロポンプを構成する材料の線膨張係数は、図12に示すように、温度依存性を持つが、高温環境での線膨張係数を記載した文献は少ない。例えば、(表1)に示すように室温近傍に限定した線膨張係数を示す文献が殆どである。
Figure 2005083212

従って、実際の設計においては、設計者が室温領域での線膨張係数をベースに高温環境での線膨張係数を仮想し、そして概略の設計構想を練ることになる。ここで注意しなければならないのは、図12に示すように、室温環境においてバルブ板2、4の線膨張係数が固定板1、5と中板3より大きくても、高温領域では線膨張係数の差が小さくなるケースも考えられる。こういった場合は所望する熱応力が得られないことになる。
そこで、室温領域において、バルブ板2、4の線膨張係数は固定板1、5と中板3との線膨張係数の1.4倍以上とする。表2は、線膨張係数の比と逆止弁への好適度の関係を示したものである。ここで(線膨張係数の比)=(バルブ板の線膨張係数)÷(中板および固定板の線膨張係数)である。線膨張係数の比に比例して付勢力は増加するが、材料選択の自由度が無くなるので、線膨張係数の比が1.4乃至1.8の範囲が弁機構10には特に好適である。
Figure 2005083212

本発明の実施の形態1に関するバルブ板2、4と固定板1、5、中板3との具体な材料としては(1)アルミニウムと銅、(2)アルミニウムと鉄・鋼などの組み合わせがあり、熱溶着、あるいは熱硬化型接着剤を利用した接合方法にて、逆止弁を組み立てる。これらの組み合わせにおいて、室温の線膨張係数の比は、アルミニウムと銅との場合で1.48倍、アルミニウムと鉄鋼系との場合で2.0倍である。
以上のように、本実施の形態1においてはバルブ板2、4の線膨張係数が中板3および固定板1、5より大きくなるようにバルブ板2、4の材質を選定することで、高温環境(例えば400℃〜800℃)でバルブ板2、4を中板3と固定板1、5に溶接固定させて室温(10℃〜30℃)に戻したときに発生する熱応力による圧縮応力が弁機構10に作用し、この圧縮応力にて弁機構10を中板3の方向に座屈させることで、マイクロポンプの薄型化設計を阻害することなく、バルブ板2、4に支持された当接部11を中板3に押し付けて付勢力を得る効果がある。
また、弁機構10の支持部12に凹部21を設けることは、マイクロポンプの薄型化設計を阻害しないので、熱応力による圧縮応力にて逆止弁が中板3の方向に座屈するときの方向性を与えることができ、好ましい。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るマイクロポンプ用逆止弁装置について、図13、図14を用いて説明する。図13(a)、(b)に示すように、このマイクロポンプ用逆止弁装置においては、バルブ材2、4自体、つまり、バルブ材2、4を単品で製造した際に、その弁機構10(10A、10B)の当接部11(11A、11B)がバルブ材2、4から下流側に突出する姿勢で支持部12(12A、12B)により支持されている。
つまり、実施の形態1の構成と異なる点は、部材間の線膨張係数の差による熱応力を用いないことと、弁機構10において局所的な凹部21あるいは凸部22を施さないことであり、予め弁機構10全体を中板3に向かって凸部形状に突出させて、弁機構10を強制変形させることで付勢力を持たせるところである。図14に概略的な製造工程を示すが、第1固定板1の上に第1バルブ板2を載せ、その上に中板3を載せる。このとき、第1バルブ板2の弁機構10Bの当接部11Bは、中板3側に向かって突出する方向で固定される。続いて中板3の上に第2バルブ板4を載せるが、この場合も第2バルブ板2の弁機構10Aの当接部11Aは、中板3に向かって突出するように積層され固定される。それから第2固定板5と圧力室縦壁9、振動版7、圧電素子8を順次積層し、固定する。
この構成によれば、従来技術のように付勢力を得るためバルブ板に別の部材を形成(あるいは固定)する必要がなく、逆止弁の組み立て作業が容易という効果がある。
なお、マイクロポンプの薄型化という点では、実施の形態2は弁機構10全体が突出するため実施の形態1と比較すると劣る。しかし従来技術の別部材を形成して突起物を作る場合と比較すると、バルブ板2、4を部分的に追加工するだけなので、従来技術よりは突起部分は小さくでき、マイクロポンプの薄型化に関しては実施の形態1と従来技術の中間的な位置づけの効果がある。
本発明にかかるマイクロポンプ用逆止弁装置は、弁機構に必要とされる付勢力の機能をマイクロポンプの薄型化設計を阻害することなく簡便に提供できる効果を有し、医療機器、化学分析装置、マイクロリアクター、バイオ化学チップなどで使用する小型の微量流体供給装置に係わり、液体、気体、気液混合のいずれの場合においても高精度に流量制御を行う機器等として有用である。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1におけるマイクロポンプ用逆止弁装置を示すもので、(a)は特にその弁機構を拡大して示す斜視図、(b)はマイクロポンプ用逆止弁装置の分解斜視図 同マイクロポンプ用逆止弁装置を用いたマイクロポンプにおいて、弁機構が持つ付勢力の方向も表す断面図 (a)〜(c)はそれぞれ付勢力の発生機構を概念的に説明する断面図であり、(a)はバルブ板に圧縮応力が働くことを示した図、(b)は圧縮応力によりバルブ板が上方向に座屈したことを示す図、(c)は圧縮応力によりバルブ板が下方向に座屈したことを示す図 付勢力の発生機構を概念的に説明する断面図であり、上下の固定板の中央に異なる大きさの孔が開いており、高温環境で固定されて室温に戻されたとき、バルブ板が下向きに座屈することを示す図 (a)〜(c)はそれぞれ同マイクロポンプ用逆止弁装置においてマイクロポンプの送液原理を説明する断面図であり、(a)はマイクロポンプが静止状態の時、弁機構の当接部が中板に当接している図、(b)は圧電素子が上方に変形し、流体を圧力室に吸い込む状態を表す図、(c)は圧電素子が下方に変形し、圧力室から流体を吐出させる状態を表す図 (a)、(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1におけるマイクロポンプ用逆止弁装置の変形例を示すもので、(a)は特にその弁機構を拡大して示す斜視図、(b)は、マイクロポンプ用逆止弁装置の分解斜視図 図6に示すマイクロポンプ用逆止弁装置の組み付け状態を示す断面図 図6に示すマイクロポンプ用逆止弁装置において、弁機構が持つ付勢力の方向などを表す断面図 付勢力の発生機構を概念的に説明する断面図であり、バルブ板に凹部を設けて、凹部が無い面に向かって座屈することを示す図 本発明の実施の形態1におけるマイクロポンプ用逆止弁装置の他の変形例を示すもので、その弁機構を拡大して示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるマイクロポンプ用逆止弁装置のその他の変形例を示すもので、その弁機構を拡大して示す斜視図 材料の線膨張係数の温度変化と逆止弁装置を組み立てる時の温度領域とを表す図 (a)、(b)はそれぞれ本発明の実施の形態2におけるマイクロポンプ用逆止弁装置を示すもので、(a)は特にその弁機構を拡大して示す斜視図、(b)はその弁機構を拡大して示す断面図 図13に示すマイクロポンプ用逆止弁装置の組み付け状態を示す断面図 従来のマイクロポンプ用逆止弁装置を用いたマイクロポンプの断面図 (a)、(b)はそれぞれ従来のマイクロポンプ用逆止弁装置を示すもので、(a)はマイクロポンプ用逆止弁装置の分解斜視図、(b)はその弁機構を拡大して示す斜視図 マイクロポンプ用逆止弁装置において、弁機構の変形量と付勢力の関係を表す図 (a)〜(c)はそれぞれ従来のマイクロポンプ用逆止弁装置においてマイクロポンプの送液原理を説明する断面図であり、(a)はマイクロポンプが静止状態の時、弁機構の当接部が中板に当接している図、(b)は圧電素子が上方に変形し、流体を圧力室に吸い込む状態を表す図、(c)は圧電素子が下方に変形し、圧力室から流体を吐出させる状態を表す図
符号の説明
1 第1固定板(第1の部材)
1a、2a 流入孔
1b 流入孔(大径孔)
2 第1バルブ板(第2の部材)
3 中板(第3の部材)
3a 流入孔(小径孔)
3b 流出孔(小径孔)
4b、5b 流出孔
5a 流入孔(大径孔)
4 第2バルブ板(第4の部材)
5 第2固定板(第5の部材)
6 圧力室
7 振動板
8 圧電素子
10、10A、10B 弁機構
11、11A、11B 当接部
12、12A、12B 支持部
13、13A、13B 孔
21 凹部
22 凸部

Claims (6)

  1. 圧力変化により流体を上流側から下流側に流す流路として、流体を通す小径孔が形成された上流側部材と、流体を通す大径孔が形成された下流側部材との間に、弁機構を形成したバルブ材を挟持させて配設し、
    前記バルブ材の弁機構を、前記下流側部材の大径孔の位置および大きさに対応して形成した通過用孔と、この孔の内部において前記上流側部材の小径孔の位置および大きさに対応して対面するように形成され、前記上流側部材の小径孔を閉じるための当接部と、前記通過用孔を跨るように形成されて前記当接部を支持する支持部とから構成し、
    前記バルブ材として、その線膨張係数が、上流側部材の線膨張係数および下流側部材の線膨張係数よりも大きいものを用いたことを特徴とするマイクロポンプ用逆止弁装置。
  2. 弁機構の支持部における下流側の面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置。
  3. 弁機構の支持部における上流側の面に凸部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置。
  4. バルブ材の線膨張係数が、上流側部材および下流側部材の少なくとも一方の部材の線膨張係数よりも1.4倍以上大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のマイクロポンプ用逆止弁装置を製造する方法であって、上流側部材とバルブ材と下流側部材とが室温よりも高い温度の環境で固定されていることを特徴とするマイクロポンプ用逆止弁装置の製造方法。
  6. 圧力変化により流体を上流側から下流側に流す流路として、流体を通す小径孔が形成された上流側部材と、流体を通す大径孔が形成された下流側部材との間に、弁機構を形成したバルブ材を挟持させて配設し、
    前記バルブ材の弁機構を、前記下流側部材の大径孔の位置および大きさに対応して形成した通過用孔と、この通過用孔の内部において前記上流側部材の小径孔の位置および大きさに対応して対面するように形成され、前記上流側部材の小径孔を閉じるための当接部と、前記通過用孔を跨るように形成されて前記当接部を支持する支持部とから構成し、
    前記バルブ材自体が、その当接部が下流側に突出する姿勢で支持部により支持されていることを特徴とするマイクロポンプ用逆止弁装置。
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