JP2005082843A - 電解液管理方法及び管理装置 - Google Patents

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裕之 神田
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晶二 赤堀
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    • C25D21/22Regeneration of process solutions by ion-exchange

Abstract

【課題】 電解液の組成を効率的かつ精度良く管理することができ、また電解液中の有機成分の部分分解物を除去できるようにする。
【解決手段】 有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンク12に貯留し所定の組成に維持して管理するにあたり、電解処理装置14の電解処理に使用された電解排液を、該電解排液中の無機成分を調整したり、該電解排液中の有機成分の少なくとも一部を除去したりして電解液貯留タンク12に戻す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば半導体基板等の表面に形成された微細な配線溝(トレンチ)や孔(ビアホール)等に銅等の配線材料をめっきで埋込んで配線を形成するのに使用されるめっき液等の電解液の成分を管理する電解液管理方法及び管理装置に関する。本発明はまた、めっきと同様な電解技術である電解エッチング法により配線材料をエッチングするエッチング液の管理にも使用される。
例えば、半導体基板等の表面に形成した微細な配線溝や穴の充填(埋込み)を硫酸銅電解めっきで行って微細配線を形成する場合、硫酸銅めっき液として、基本組成である硫酸銅(CuSO・5HO)と硫酸(HSO)と塩素(Cl)等の無機成分に加え、めっき膜質を改善し、溝や穴の充填性(埋込み性)を向上させるため、サプレッサと呼ばれる有機高分子化合物、アクセラレータと呼ばれるイオウ系化合物、及びレベラと呼ばれる窒素化合物等の有機添加物を添加したものが広く使用されている。
この種のめっき液にあっては、めっきを行うことにより、有機成分と無機成分の一部が消耗されることから、めっき液(めっき排液)を回収して再利用するには、回収して再利用するめっき液の組成を一定に維持してめっき性能を安定化させる必要がある。
図9は、いわゆる循環方式を採用した従来の一般的なめっき液管理システムの概要を示す。図9に示すように、このめっき液管理システムは、めっき液10を所定の組成に維持して貯留するめっき液貯留タンク12を備え、このめっき液貯留タンク12は、めっき装置14とめっき液供給ライン16とめっき排液戻りライン18で結ばれている。これにより、めっき液10は、めっき液貯留タンク12とめっき装置14との間を常時循環するようになっている。
めっき液貯留タンク12には、例えば硫酸銅、硫酸、塩酸、水などの無機成分を所定の比率で調整した混合液からなる基本液20を貯蔵する基本液貯留タンク22から延びる基本液供給ライン24と、有機・無機成分添加装置26から延びる有機・無機成分供給ライン28が接続されている。更に、めっき液貯留タンク12内のめっき液10をサンプリングするサンプルライン30の一端が接続され、このサンプルライン30の他端は、有機・無機成分分析装置32に接続されている。そして、この有機・無機成分分析装置32からの出力信号は、有機・無機成分添加装置26にフィードバックされるようになっている。
これにより、基本液20に所定量の有機成分を調合しためっき液10がめっき液貯留タンク12に貯留され、めっき装置14に供給されてめっきが行われる。そして、めっきを行うと、めっき液中の有機成分及び無機成分の一部が消耗されることから、めっき液貯留タンク12内のめっき液10中の有機成分及び無機成分の一部が徐々に不足するようになる。そこで、めっき液貯留タンク12内のめっき液10をサンプリングし、有機・無機成分分析装置32でめっき液10中の有機成分と無機成分を分析し、この分析結果を基に、有機・無機成分添加装置26を作動させて有機成分と無機成分の不足成分を補給し、これによって、めっき装置14に供給されるめっき液10の組成を一定に維持してめっき性能を安定化させている。
図10は、いわゆるバッチ循環方式を採用しためっき液管理システムの従来の一般的な構成を示す。このシステムの図9に示すシステムと異なる点は、めっき装置14に接続された回収ライン34を通じて、めっきに使用されためっき排液を回収する回収タンク36と、この回収タンク36とめっき液貯留タンク12を繋ぐめっき排液戻りライン38を備え、めっきに使用されためっき排液を回収タンク36に一旦溜めておいて、この回収タンク36内のめっき排液を断続的にめっき液貯留タンク12に戻すようにした点である。
図11は、めっき液の管理を行うことなく、めっき液をワンパスかつ返流なしで、つまり一回きりの使い切りで使用するようにした従来例を示す。すなわち、この例は、基本液20を貯留する基本液貯留タンク22から基本液供給ライン24を通して所定量の基本液を、有機・無機成分添加装置26から有機・無機成分供給ライン28を通して所定量の有機成分と無機成分を、それぞれめっき液貯留タンク12内に供給して所定の成分を有するめっき液10を調合する。そして、めっき液供給ライン16を通してめっき液10をめっき装置14に供給してめっきを行い、このめっきに使用されためっき排液を、再使用することなく、排液ライン40を通して排液処理するようにしている。
しかしながら、従来のめっき液管理システムにあっては、複雑で高価であるばかりでなく、分析精度が十分とはいえない有機・無機成分分析装置に依存するところが大きく、このため、めっき液の組成を効率的かつ精度良く管理することが困難であるばかりでなく、めっき液中に有機成分の部分分解物が蓄積することがあるといった問題があった。
なお、めっき液の管理を行わない、いわゆるワンパス方式を採用すると、めっき液の管理が不要となる利点を有するものの、めっき液使用量が増加してコストアップに繋がるばかりでなく、排液量が増加してしまう。
上記の例では、半導体基板等の表面に形成した微細な配線溝や穴の充填(埋込み)を行うめっきに使用される硫酸銅めっき液を前提としているが、有機成分と無機成分を有する他のめっき液や、めっき液以外の電解液、例えばエッチング処理に使用されるエッチング液においても、ほぼ同様な事情にあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電解液の組成を効率的かつ精度良く管理することができ、また電解液中の有機成分の部分分解物を除去できるようにした電解液管理方法及び管理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理するにあたり、電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の無機成分を調整して前記電解液貯留タンクに戻すことを特徴とする電解液管理方法である。
例えば、不溶性アノード、あるいはりんを含有しない電気銅アノードを有するめっき装置で銅めっきを行うのに使用する銅めっき液にあっては、銅めっき液中の金属成分(銅めっき液における銅イオン)がめっきを行うに伴って徐々に低下する。これは、不溶性アノードでは銅アノードが溶解電極として銅イオンを補給できないためであり、電気銅アノードの場合は、1価銅イオンが溶解して不均化反応を起こすことから、2価銅イオン供給方法として不適なことによる。従って、めっき排液を再利用するには、無機成分である銅イオンを補給する必要がある。この不足する銅イオン量は、めっき装置における積算電流量から正確に推定できる。このため、不足する銅イオン量を正確に推定し、この量に見合った銅イオンをめっき排液に補給して該めっき排液をめっき液貯留タンクに戻すことで、補給する銅イオンの適正量を制御するための無機成分の分析装置を不要となし、しかもめっき液中の銅イオンを効率的に精度良く管理することができる。
請求項2に記載の発明は、前記無機成分の調整を、陰極室と陽極室をイオン交換体で区画し、陽極液を電解排液とした電解処理で行うことを特徴とする請求項1記載の電解液管理方法である。
めっき液にあっては、無機成分の中でも、特に金属成分の補給が重要である。この金属成分の補給を電解(陽極溶解)を利用した電解処理で行うことにより、例えば微細配線の製造に不適な粉体等のパーティクルがめっき液中に混在してしまうことを防止し、しかも正確な量の金属成分をめっき排液中に補給することができる。例えば、銅めっき液を考える場合には、陽極としては含りん銅を使うことが最も適している。含りん銅とは、電気銅にりんを500ppm程度ドープした電極をいう。これは、含りん銅が溶解する時に、不均化反応を発生する1価銅イオンの生成を防ぐことができるためである。
なお、金属成分の補給方法としては、電解を利用する方法の他に、金属を含む炭酸塩、水酸化物または金属微粒子を溶解させる方法が考えられる。しかし、この方法では、粉体を正確に秤量する手段の信頼性に欠けるばかりでなく、粉体のようなパーティクルを使用することは、例えば微細配線の製造のめっきに使用するめっき液に適さない。
請求項3に記載の発明は、前記イオン交換体は、一価陽イオン選択性を有するイオン交換膜またはイオン交換布の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項2記載の電解液管理方法である。
このように、1価の陽イオンのみを選択的に交換する一価陽イオン選択性を有するイオン交換体を陰極と陽極の間に配置することで、陽極から補給される2価銅イオン等の金属イオンが陰極室へ移動することを防止して、陰極に金属が析出しないようにすることができる。このイオン交換体は、いわゆる緻密な高分子膜からなり、スルホン基などで修飾されているとともに、膜表面は4級アンモニウムなどで修飾されたイオン交換膜が有効であるが、これに限定されないことは勿論である。
本発明を銅めっき液の銅イオンの補給に適用する場合、移動可能なカチオンの大部分は水素イオンになり、移動した水素イオンは、陰極表面で水素ガスに変換される。
請求項4に記載の発明は、前記電解排液の電解処理に使用される陽極が溶解性電極であり、この陽極の電流密度が10〜100mA/cmであることを特徴とする請求項2または3記載の電解液管理方法である。
陽極を溶解させる場合、陽極の電流密度を高めに設定した方が、例えば1価銅イオンの生成を防ぐ効果が大きいため好ましい。一方、陽極の電流密度を100mA/cm以上とした場合、酸素発生を伴うと陽極の溶解効率が低下することからエネルギー的に不利になる。このため、陽極の電流密度は、10〜100mA/cmであることが好ましい。
請求項5に記載の発明は、前記電解処理中の電解排液の金属イオン濃度を検出して、該電解処理における電流量を調整することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電解液管理方法である。
このように、電解処理における電流量を調整することにより、電解処理によって電解排液に補給される金属イオンの量を制御することができる。
請求項6に記載の発明は、前記電解排液の電解処理に使用される陰極液が無機酸であり、この陰極液の電気伝導度を検出して調整することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の電解液管理方法である。
陰極液としては、希硫酸を使うのが最も安価であり、実用的である。そして、この陰極液(希硫酸)の電気伝導度を検出して調整することで、電解反応を安定させることができる。
請求項7に記載の発明は、前記電解排液の電解処理に使用される陰極液が純水であり、陰極と前記イオン交換体との間に他のイオン交換体を介在させたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電解液管理方法である。
陰極とイオン交換体との間に、例えばイオン交換繊維からなるイオン交換を挟み込むことにより、電気伝導度の低い純水を使っても、低電圧での電解処理が可能になる。これにより、陰極液に鉱酸などの薬液を使わなくてよい。この場合、他の無機成分については、例えば硫酸や塩酸などは濃い溶液を準備しておいて、不足量を定量補給すればよい。
請求項8に記載の発明は、有機成分及び無機成分からなる電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理するにあたり、電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の有機成分の少なくとも一部を除去して前記電解液貯留タンクに戻すことを特徴とする電解液管理方法である。
有機成分の一部を除去する場合、主な除去対象は、有機成分の部分分解物である。このように、部分分解物を除去することにより、部分分解物の蓄積によるめっきプロセスへの懸念をなくすことができる。この場合、通常、部分分解物は、低分子化されているので、低分子化合物の除去能力が高い吸着材を使うことが有効であり、処理液に残留する有機成分をめっき液の有効添加剤成分として使うことができる。
一方、全ての有機成分を除去する場合には、残留有機成分がなくなるので、処理液はいわゆる基本液になる。このため、有機成分を再添加する場合の有機成分の添加量は、予め決められた量となり、有機成分分析装置でめっき液中の有機成分を分析することなく、重量管理あるいは容積管理で所定量の有機成分をめっき液に添加することで、非常に正確な量の有機成分の添加が可能になる。
請求項9に記載の発明は、前記有機成分は、有機高分子化合物、硫黄化合物または窒素化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項8記載の電解液管理方法である。
除去対象となる有機物は、例えば微細配線の製造のめっきに使用する硫酸銅めっき液にあっては、サプレッサと呼ばれる有機高分子化合物、アクセラレータと呼ばれるイオウ系化合物、レベラと呼ばれる窒素化合物及びこれらの分解物である。
請求項10に記載の発明は、前記有機成分の除去を、有機物吸着材を使用して行うことを特徴とする請求項8または9項記載の電解液管理方法である。
この有機物吸着剤としては、活性炭が挙げられるが、ゼオライトなどの無機吸着材や有機系の吸着材を使用してもよい。
請求項11に記載の発明は、前記有機成分の除去を、有機成分を酸化分解させて行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の電解液管理方法である。
例えば電解排液に酸化剤を加えて有機成分を酸化分解させるか、或いは電解法により電解酸化分解させて、有機成分の大部分を二酸化炭素と水に分解させ、残留する有機成分のみを吸着除去することで、有機成分の全量を吸着処理するときに、有機成分を含んだ廃吸着材が産業廃棄物として大量に出てくるのを防止することができる。
請求項12に記載の発明は、前記有機成分を除去した電解排液中に含まれる粒子を除去することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の電解液管理方法である。
これにより、例えば有機物吸着材から発生したパーティクルを除去して、パーティクルがめっき液中に混入することを防止することができる。
請求項13に記載の発明は、前記電解処理装置は、陽極材料として不溶性電極または非りん含有電極を使用しためっき装置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の電解液管理方法である。
請求項14に記載の発明は、有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理する電解液管理装置において、電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の無機成分を調整して前記電解液貯留タンクに戻す無機成分調整装置を有することを特徴とする電解液管理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記無機成分調整装置は、電解を利用して電解排液中に金属イオンを供給するように構成されていることを特徴とする請求項14記載の電解液管理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記無機成分調整装置内に導入された電解排液中の無機成分を分析して、この分析結果を前記無機成分調整装置にフィードバックする無機成分分析装置を更に有することを特徴とする請求項14または15記載の電解液管理装置である。
請求項17に記載の発明は、有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理する電解液管理装置において、電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の有機成分の少なくとも一部を除去して前記電解液貯留タンクに戻す有機成分除去装置を有することを特徴とする電解液管理装置である。
請求項18に記載の発明は、前記有機成分除去装置は、有機成分を酸化分解する有機成分酸化分解部と、有機成分を吸着除去する有機成分吸着除去部とを有することを特徴とする請求項17記載の電解液管理装置である。
請求項19に記載の発明は、前記有機成分除去装置の下流側に、粒子成分を除去するフィルタを更に有することを特徴とする請求項17または18記載の電解液管理装置である。
請求項20に記載の発明は、前記電解処理装置は、陽極材料として不溶性電極または非りん含有電極を使用しためっき装置であることを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載の電解液管理装置である。
本発明によれば、めっき液等の電解液の組成を効率的に精度よく管理することができ、これによって、生産効率を向上させてコストダウンを図った電解処理が可能となる。しかも、めっき排液等の電解排液を再生して利用することで、電解液の使用量を減少させるとともに、排液の量を減少させて環境負荷を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下の各例では、電解液として、硫酸銅、硫酸、塩酸、水などの無機成分を所定の比率で調整した混合液からなる基本液に、サプレッサと呼ばれる有機高分子化合物、アクセラレータと呼ばれるイオウ系化合物、及びレベラと呼ばれる窒素化合物等の有機添加物を添加した硫酸銅めっき液を使用している。また、電解処理装置として、不溶性アノード、あるいはりんを含有しない電気銅アノードを有するめっき装置を使用している。なお、図9乃至図11に示す従来例と同一または相当部材には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す。図1に示すように、このめっき液管理システムには、めっき装置14でめっきに使用されためっき排液の無機成分を調整する無機成分調整装置50が備えられ、めっき装置14と無機成分調整装置50はめっき排液供給ライン52で結ばれ、無機成分調整装置50とめっき液貯留タンク12は、めっき排液戻りライン54で結ばれている。
これにより、めっき液貯留タンク12内に貯留されためっき液10は、めっき液供給ライン16を通してめっき装置14に供給され、このめっき装置14で使用されためっき排液は、めっき排液供給ライン52を通して無機成分調整装置50に供給される。そして、この無機成分調整装置50で無機成分を調整された無機成分調整めっき液(めっき排液)は、めっき排液戻りライン54を通してめっき液貯留タンク12に戻って循環するようになっている。
更に、サンプルライン56を通して無機成分調整装置50内に供給されためっき排液をサンプリングして、めっき排液中の無機成分を分析する無機成分分析装置58が備えられ、この無機成分分析装置58の分析結果は、無機成分調整装置50にフィードバックされるようになっている。
ここで、この例の無機成分調整装置50は、めっき排液中の、無機成分として2価銅イオンを補給して調整するように構成されている。これは、不溶性アノード、あるいはりんを含有しない電気銅アノードを有するめっき装置14でめっきを行うと、不溶性アノードでは銅アノードが溶解電極として銅イオンを補給できず、また、電気銅アノードの場合は、1価銅イオンが溶解して不均化反応を起こすことから、2価銅イオン供給方法として不適なため、めっき液中の金属成分(銅めっきにおける2価銅イオン)が徐々に低下し、めっき排液を再利用するには、無機成分である2価銅イオンを補給する必要があるからである。
その他のめっき液中の無機成分及び有機成分は、前述の従来例と同様に、めっき液貯留タンク12内のめっき液10をサンプリングし、有機・無機成分分析装置32でめっき液中の有機成分と無機成分を分析し、この分析結果を基に、有機・無機成分添加装置26を作動させて有機成分と無機成分の不足成分を補給するようになっている。
ここで、不足する2価銅イオン量は、めっき装置14における積算電流量から正確に推定できる。このため、この例では、不足する銅イオン量をめっき装置14における積算電流量から正確に推定し、この量に見合った2価銅イオンを、無機成分調整装置50でめっき排液に補給して該めっき排液をめっき液貯留タンク12に戻すことで、補給する2価銅イオンの適正量を検出する2価銅イオン分析装置を不要となし、しかもめっき液中の2価銅イオンを効率的に精度良く管理することができる。
無機成分調整装置50は、前述のように、めっき排液に2価銅イオンを補給して調整するためのもので、この例では、陽極液をめっき排液として、電解(陽極溶解)を利用した電解処理でこの補給を行うようになっている。このように、電解を利用した電解処理で2価銅イオンの補給を行うことで、例えば微細配線の製造に不適な粉体等のパーティクルがめっき液中に混在してしまうことを防止し、しかも正確な量の2価銅イオンをめっき排液中に補給することができる。
つまり、図2に示すように、無機成分調整装置50には、電解槽60が備えられ、この電解槽60の両端部には、直流電源62の陽極に接続される陽極板64と、陰極に接続される陰極板66がそれぞれ配置されている。更に、電解槽60の内部は、イオン交換膜からなるイオン交換体68によって、陽極板64側の陽極室70と陰極板66側の陰極室72に区画されている。
そして、この陽極室70内にめっき排液供給ライン52を通してめっき排液が供給され、この陽極室70の内部を通過する際に無機成分としての2価銅イオンが補給されて、めっき排液戻りライン54から排出される。一方、陰極室72にあっては、陰極液貯留タンク74内に貯留された、例えば陰極液として最も安価で実用的な希硫酸からなる陰極液75が循環するようになっている。そして、この陰極液(希硫酸)75の電気伝導度を検出して調整することで、電解反応を安定させることができるようになっている。
ここで、陽極板64は、電気銅にりんを500ppm程度ドープした含りん銅で構成されている。このように、陽極板64に含りん銅を用いることで、含りん銅が溶解する時に、不均化反応を発生する1価銅イオンの生成を防ぐことができる。
また、イオン交換体68として、一価陽イオン選択性を有するイオン交換膜が使用されている。つまり、このイオン交換体68は、いわゆる緻密な高分子膜からなり、スルホン基などで修飾されているとともに、膜表面は4級アンモニウムなどで修飾されたイオン交換膜で構成されている。これに限定されないことは勿論である。
このように、1価の陽イオンのみを選択的に交換する一価陽イオン選択性を有するイオン交換体68を陽極板64と陰極板66の間に配置することで、陽極板64から補給される2価銅イオン(Cu2+)が陰極室72へ移動することを防止して、陰極板66に銅が析出しないようにすることができる。陽極室70内の水素イオン(H)は、イオン交換体68を通過して陰極室72側に移動し、これによって通電する。そして、陰極室72側に移動した水素イオンは、陰極板66の表面で水素ガスに変換されて排出される。一方、陰極室72内の2価の硫酸イオン(SO 2−)は、イオン交換体68で遮断されて陽極室70内に移動せず、従って、陽極室70内のめっき排液中の硫酸イオン濃度が変化してしまうことはない。
また、この例にあっては、陽極室70内にめっき排液を、陰極室72内に希硫酸からなる陽極液をそれぞれ導入しつつ、陽極板64と陰極板66との間に直流電源62を介して電圧を印加することで、陽極室70内に導入しためっき排液に2価銅イオンを補給する。この時、陽極板64を溶解させるのであるが、この場合、陽極板64の電流密度を高めに設定した方が、例えば1価銅イオンの生成を防ぐ効果が大きいため好ましく、また、陽極板64の電流密度を100mA/cm以上とすると、酸素発生を伴うと陽極板の溶解効率が低下することからエネルギー的に不利になる。このため、陽極板64の電流密度は、10〜100mA/cmであることが好ましい。
更にこの例では、前記無機成分分析装置58として、陽極室70内のめっき排液の2価銅イオン濃度を検出する銅イオン濃度検出器が使用されている。そして、この無機成分分析装置(銅イオン濃度検出器)58で陽極室70内のめっき排液の2価銅イオン濃度を検出し、この検出結果を基に、陽極板64と陰極板66との間を流れる電流量を調整することで、電解処理によってめっき排液に補給される2価銅イオンの量を制御するようになっている。
図3は、無機成分調整装置50の他の例を示す。この例の図2に示す例と異なる点は、陰極室72内を流れる陰極液として純水を使用し、更に陰極板66とイオン交換体68との間に、例えばイオン交換繊維からなる他のイオン交換体76を挟み込んだ点である。その他の構成は、図2に示す例とほぼ同様である。
この例によれば、電気伝導度の低い純水を使っても、低電圧での電解処理が可能になり、これにより、陰極液に鉱酸などの薬液を使わなくてよい。この場合、他の無機成分については、例えば硫酸や塩酸などは濃い溶液を準備しておいて、不足量を定量補給すればよい。
図4は、本発明の第2の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す。この例は、図1に示す例における、無機成分調整装置50とめっき液貯留タンク12とを結ぶめっき排液戻りライン54内に、有機成分の少なくとも一部を除去する有機成分除去装置80を介装し、これによって、無機成分調整装置50で無機成分(2価銅イオン)が調整された無機成分調整めっき液(めっき排液)を有機成分除去装置80に導入し、この有機成分除去装置80でめっき排液中の有機成分の少なくとも一部を除去して、めっき液貯留タンク12に戻すようにしている。
この例では、有機成分除去装置80で除去対象となる有機物は、サプレッサと呼ばれる有機高分子化合物、アクセラレータと呼ばれるイオウ系化合物、レベラと呼ばれる窒素化合物及びこれらの分解物である。
この有機成分除去装置80で有機成分の一部を除去する場合、主な除去対象は、有機成分の部分分解物である。このように、部分分解物を除去することにより、部分分解物の蓄積によるめっきプロセスへの懸念をなくすことができる。この場合、通常、部分分解物は、低分子化されているので、下記の有機物吸着材82として、低分子化合物の除去能力が高いものを使うことが有効であり、処理液に残留する有機成分をめっき液の有効添加剤成分として使うことができる。
一方、有機成分除去装置80で全ての有機成分を除去する場合には、残留有機成分がなくなるので、処理液はいわゆる基本液になる。このため、有機成分を再添加する場合の有機成分の添加量は、予め決められた量となり、有機成分分析装置でめっき液中の有機成分を分析することなく、重量管理あるいは容積管理で所定量の有機成分をめっき液に添加することで、非常に正確な量の有機成分の添加が可能になる。
図5は、有機成分除去装置80の概要を示す。この有機成分除去装置80は、例えば活性炭等の有機物吸着材82を容器84の内部に充填した有機成分吸着除去部86を有している。これによって、無機成分調整装置50で無機成分である2価銅イオンを補給した無機成分調整めっき液(めっき排液)中に含まれる有機成分の少なくとも一部を、有機物吸着材82で吸着してめっき排液から除去し、この有機成分を除去した有機成分除去めっき液(めっき排液)をめっき液貯留タンク12に戻すようになっている。
有機物吸着材82としては、活性炭の他に、ゼオライトなどの無機吸着材や有機系の吸着材が挙げられる。
更に、この例では、有機成分吸着除去部86の下流側に、有機成分を除去しためっき排液中に含まれる粒子を除去するフィルタ88を配置している。これにより、例えば活性炭等の有機物吸着材82から発生したパーティクルをフィルタ88で除去して、パーティクルがめっき液中に混入することを防止することができる。
図6は、有機成分除去装置80の他の例の概要を示す。この例は、前述の図5に示す例における有機成分吸着除去部86の上流側に、酸化剤90を溜める酸化剤槽92を有する有機成分酸化分解部94を配置して、有機成分除去装置80を構成している。つまり、この例は、無機成分調整装置50で無機成分(2価銅イオン)を調整しためっき排液を、先ず酸化剤槽92内に導入し、この酸化剤槽92内の酸化剤中を通過させて、めっき排液中の有機成分を酸化分化させ、これによって、有機成分の大部分を二酸化炭素と水に分解させ、しかる後、有機成分吸着除去部86で残留する有機成分のみを吸着除去するようにしている。
このように、有機成分の大部分を二酸化炭素と水に分解させた後、残留する有機成分のみを吸着除去することで、有機成分の全量を吸着処理するときに、有機成分を含んだ廃吸着材が産業廃棄物として大量に出てくるのを防止することができる。
図7は、有機成分除去装置80の更に他の例を示す。この例は、電解法により有機成分を電解酸化分解する電解装置96で有機成分酸化分解部94を構成したものである。その他の構成は、図6に示すものとほぼ同様である。このように、有機成分を電解法により電解酸化分解して、有機物の大部分を二酸化炭素と水に分解し、残留する有機成分のみを吸着除去するようにしてもよい。
図8は、本発明の第3の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す。この例の図4に示す例と異なる点は、有機成分除去装置80を、無機成分調整装置50とめっき液貯留タンク12とを結ぶめっき排液戻りライン54内に設置する代わりに、めっき装置14と無機成分調整装置50とを結ぶめっき排液供給ライン52内に設置して、めっき排液中の無機成分の少なくとも一部を有機成分除去装置80で除去し、しかる後、めっき排液中の無機成分(2価銅イオン)を無機成分調整装置50で調整して、めっき液貯留タンク12に戻すようにした点にある。
このように、無機成分調整装置50と有機成分除去装置80の配置順序は、任意に設定できる。
なお、上記の例では、例えば半導体基板等の表面に形成した微細な配線溝や穴の充填(埋込み)を行うめっきに使用される硫酸銅めっき液に本発明を適用した例を示しているが、有機成分と無機成分を有する他のめっき液や、めっき液以外の電解液、例えばエッチング処理に使用されるエッチング液においても適用できることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す図である。 図1に示すめっき液管理システムに備えられている無機成分調整装置の概要を示す図である。 無機成分調整装置の他の例の概要を示す図である。 本発明の第2の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す図である。 図4に示すめっき液管理システムに備えられている有機成分除去装置の概要を示す図である。 有機成分除去装置の他の例の概要を示す図である。 有機成分除去装置の更に他の例の概要を示す図である。 本発明の第3の実施の形態のめっき液(電解液)管理装置を備えためっき液管理システムの概要を示す図である。 循環方式を採用した従来の一般的なめっき液管理システムの概要を示す図である。 バッチ循環方式を採用しためっき液管理システムの従来の一般的な構成を示す図である。 めっき液をワンパスで使用するようにした従来例を示す図である。
符号の説明
10 めっき液(電解液)
12 めっき液貯留タンク
14 めっき装置(電解処理装置)
20 基本液
22 基本液貯留タンク
26 有機・無機成分添加装置
32 有機・無機成分分析装置
50 無機成分調整装置
52 めっき液排液供給ライン
54 めっき排液戻りライン
58 無機成分分析装置
60 電解槽
64 陽極板
66 陰極板
68 イオン交換体
70 陽極室
72 陰極室
74 陰極液貯留タンク
76 イオン交換体
80 有機成分除去装置
82 有機物吸着材
86 有機成分吸着除去部
88 フィルタ
90 酸化剤
92 酸化剤槽
94 有機成分酸化分解部
96 電解装置

Claims (20)

  1. 有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理するにあたり、
    電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の無機成分を調整して前記電解液貯留タンクに戻すことを特徴とする電解液管理方法。
  2. 前記無機成分の調整を、陰極室と陽極室をイオン交換体で区画し、陽極液を電解排液とした電解処理で行うことを特徴とする請求項1記載の電解液管理方法。
  3. 前記イオン交換体は、一価陽イオン選択性を有するイオン交換膜またはイオン交換布の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項2記載の電解液管理方法。
  4. 前記電解排液の電解処理に使用される陽極が溶解性電極であり、この陽極の電流密度が10〜100mA/cmであることを特徴とする請求項2または3記載の電解液管理方法。
  5. 前記電解処理中の電解排液の金属イオン濃度を検出して、該電解処理における電流量を調整することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電解液管理方法。
  6. 前記電解排液の電解処理に使用される陰極液が無機酸であり、この陰極液の電気伝導度を検出して調整することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の電解液管理方法。
  7. 前記電解排液の電解処理に使用される陰極液が純水であり、陰極と前記イオン交換体との間に他のイオン交換体を介在させたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電解液管理方法。
  8. 有機成分及び無機成分からなる電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理するにあたり、
    電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の有機成分の少なくとも一部を除去して前記電解液貯留タンクに戻すことを特徴とする電解液管理方法。
  9. 前記有機成分は、有機高分子化合物、硫黄化合物または窒素化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項8記載の電解液管理方法。
  10. 前記有機成分の除去を、有機物吸着材を使用して行うことを特徴とする請求項8または9項記載の電解液管理方法。
  11. 前記有機成分の除去を、有機成分を酸化分解させて行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の電解液管理方法。
  12. 前記有機成分を除去した電解排液中に含まれる粒子を更に除去することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の電解液管理方法。
  13. 前記電解処理装置は、陽極材料として不溶性電極または非りん含有電極を使用しためっき装置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の電解液管理方法。
  14. 有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理する電解液管理装置において、
    電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の無機成分を調整して前記電解液貯留タンクに戻す無機成分調整装置を有することを特徴とする電解液管理装置。
  15. 前記無機成分調整装置は、電解を利用して電解排液中に金属イオンを供給するように構成されていることを特徴とする請求項14記載の電解液管理装置。
  16. 前記無機成分調整装置内に導入された電解排液中の無機成分を分析して、この分析結果を前記無機成分調整装置にフィードバックする無機成分分析装置を更に有することを特徴とする請求項14または15記載の電解液管理装置。
  17. 有機成分及び無機成分を有する電解液を電解液貯留タンクに貯留し所定の組成に維持して管理する電解液管理装置において、
    電解処理装置の電解処理に使用された電解排液を該電解排液中の有機成分の少なくとも一部を除去して前記電解液貯留タンクに戻す有機成分除去装置を有することを特徴とする電解液管理装置。
  18. 前記有機成分除去装置は、有機成分を酸化分解する有機成分酸化分解部と、有機成分を吸着除去する有機成分吸着除去部とを有することを特徴とする請求項17記載の電解液管理装置。
  19. 前記有機成分除去装置の下流側に、粒子成分を除去するフィルタを更に有することを特徴とする請求項17または18記載の電解液管理装置。
  20. 前記電解処理装置は、陽極材料として不溶性電極または非りん含有電極を使用しためっき装置であることを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載の電解液管理装置。
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