JP2005082618A - 水性ボールペン用染料インキ組成物 - Google Patents

水性ボールペン用染料インキ組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 インキ収納管の外観上の色の視認性に優れ、且つ細字用水性ボールペンにおける筆記性、長期保存でのペン先目詰まりがなく、経時安定性に優れた染料インキ組成物を提供すること。
【解決手段】 少なくとも色剤としての染料、水、水溶性有機溶剤を含む染料インキ組成物に、増粘剤と併用して平均粒子径が0.05〜2μmであるシリカ又はアルミナの白色微粒子を配合してなる水性ボールペン用染料インキ組成物、特にE型回転粘度計による1rpmにおける粘度が200〜5000mPa・s(25℃)であり、ボール径が0.38mm以下の細字ボールペンに使用される水性ボールペン用染料インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は水性ボールペン用染料インキ組成物に関し、特に該インキ組成物が後端に液栓といわれる粘性の高い液剤をインク追従体として配設したインキ収納管に充填され、インク誘導芯、あるいはペン芯を用いずにボールペンチップに直接供給される直結タイプの水性ボールペン用として好適なインキ組成物に関するものであり、更に詳しくはインク収納管の外観からの充填インク染料の色の判別を容易にし、且つ、筆記性に優れ、長期保存した場合でもペン先の目詰まりがなく、経時安定性に優れた水性ボールペン用染料インキ組成物に関するものである。
従来、水性ボールペン用染料インキとしては、色剤として染料、溶剤として水溶性有機溶剤や水を含むものが一般的であるが、その水性ボールペン用染料インキを使用する水性ボールペンは、インキ収納管の外観からの充填インク染料の色が、例えば本来は青、赤、緑のようなインクであってもその外観色は暗黒色に近く本来のインク染料色の判別が難しいという欠点があった。かかる染料インクにおけるインキ収納管外観の視認性の為に、白色樹脂粒子を含有させることにより、直液式水性ボールペンのインキ収納管の外観上の視認色と白紙への描線の視認色をほぼ近似させたり(例えば特許文献1参照)、また酸化チタンを配合し、前記欠点を改良する試み等が過去に提案されている。しかし上記の白色樹脂粒子の場合は、固形分換算濃度で5重量%以上に添加量を多くしないと視認性が得られないし、これらの沈降による目詰まりが生じたりドライアップが生じるという問題があった。
また最近において、ボール径が0.38mmφ以下の細字、さらに0.28mmφ以下の極細字用ボールペンも市場から求められているが、かかるボール径の小さなボールペン先では、さらに固形分の沈降による目詰まりやドライアップが顕著に生じ易いという問題があった。なお、直結式の水性ボールペンのインキに、微粉末の二酸化ケイ素とアルミナを併用して増稠剤として添加することが提案されている(例えば特許文献2参照)が、ここでは特に顔料の分散性を良好とするために、増稠剤としての微粉末の一次粒子径が7〜約40nmと非常に微細のものを添加して使用するものであって、かかる微細の増稠剤ではインキ収納管の外観上の視認性に十分な効果が得られない。
特開平11−12526号公報 特開平7−76665号公報
本発明の目的は、前記の問題点に鑑み、インキ収納管に充填された染料インキの外観上の色の視認性に優れ、且つ、特にボール径が0.38mmφ以下の細字用水性ボールペンにおける筆記性、長期保存でのペン先目詰まりがなく、ドライアップ生じることもなく経時安定性に優れた染料インキ組成物を提供することである。
本発明者等は、染料インクに増粘剤と併用して特定の平均粒子径からなるシリカ又はアルミナの微粒子を配合することにより、インク収納管の外観からの充填インク染料の色の判別の視認性を向上させ前記の課題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)少なくとも色剤としての染料、水、水溶性有機溶剤を含む染料インキ組成物に、増粘剤と平均粒子径が0.05〜2μmであるシリカ又はアルミナの白色の微粒子を配合してなる水性ボールペン用染料インキ組成物。
(2)E型回転粘度計による1rpmにおける粘度が200〜5000mPa・s(25℃)である請求項1記載の水性ボールペン用染料インキ組成物。
(3)ボール径が0.38mm以下の細字ボールペンに使用される請求項1又は2に記載の水性ボールペン用染料インキ組成物である。
かかる本発明の水性インキ組成物によれば、添加されたアルミナ及びシリカの微粒子が白色の微粒子であり、インク収納管に充填された場合には白色の微粒子を背景としてインク染料の色が明確に浮き出て外観からの視認性、色判別を容易にするものと考えられる。またボール径0.38mm以下の細字ボールペン、特に0.18〜0.28mmの極細字ボールペン用に使用した場合にはアルミナ及びシリカの微粒子はボールペンチップの耐摩耗性にも効果を発揮し、特定のインク粘度に保持されることで沈降による目詰まりやドライアップが生じることもなく筆記感、インク流出性、経時安定性を損なうことがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。本発明で少なくとも水、色剤、水溶性溶剤を含むインキ組成物に含有される白色の微粒子であるシリカまたはアルミナは、平均粒子径が0.05〜2μmであることが必要である。シリカまたはアルミナの平均粒子径が0.05μm未満であると視認性に十分な効果が得られない可能性があり、また2μmを越えると筆記感が悪くなり、流出性が低下し、また沈降による目詰まりが生じ筆記不能となり問題である。好ましくは、微粒子の平均粒子径が0.05〜1μmが良い。またこれらシリカまたはアルミナの微粒子の添加量は、インク全量に対して0.1〜5重量%の範囲がよい。0.1重量%以下では視認性の効果がなく、5重量%以上ではカスレなどの筆記不良が生じる場合があり筆記性の点で好ましくない。
アルミナ及びシリカの微粒子は、白色の微粒子であり、視認性や筆記感の向上のために形状は球状であることが好ましい。好ましく用いられるアルミナとしては、住友化学工業製高純度アルミナAKR−3000(粒径0.5μm)、マイクロン製HARIMICA X1−125(粒径1.2μm)、アドマテックス製アドマファインAO−802(粒径0.7μm)、大明化学製タイミクロンTM−10(粒径0.1μm)が挙げられる。シリカとしては、アドマテックス製アドマファインSO−C1(粒径0.2μm)、同SO−C2(粒径0.5μm)が挙げられる。
微粒子の経時安定性向上においては、分散剤を添加することで凝集沈降を抑えることができ、分散剤としてはノニオン、アニオン界面活性剤や水溶性樹脂が用いられる。好ましくは水溶性樹脂であり、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、アクリル酸共重合体、マレイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、水溶性アクリル樹脂、水溶性スチレン−アクリル樹脂などの合成水溶性高分子や、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、マレイン酸樹脂、ウレタン樹脂などの水分散性エマルジョン等が挙げられる。
水溶性溶剤は、インキとしての種々の品質、例えば、低温時でのインキ凍結防止や、ペン先でのインキ乾燥防止などの目的で使用するものである。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン等のグリコール類や、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、単独或いは混合して使用することができる。その使用量は、インキ組成中5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
色剤としては、従来水性インキ組成物に慣用されている水溶性染料の中から任意のものを使用することができる。また無機顔料および有機顔料、擬似顔料も悪影響を及ぼさない程度に配合することができる。水溶性染料は、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料のいずれも用いることができる。直接染料の一例を以下に記載する。C.I.ダイレクトブラック17、同19、同22、同32、同38、同51、同71、C.I.ダイレクトエロー4、同26、同44、同50、C.I.ダイレクトレッド1、同4、同23、同31、同37、同39、同75、同80、同81、同83、同225、同226、同227、C.I.ダイレグトブルー1、同15、同71、同86、同106、同119などが挙げられる。
酸性染料の一例を以下に記載する。C.I.アシッドブラック1、同2、同24、同26、同31、同52、同107、同109、同110、同119、同154、C.I.アシッドエロー7、同17、同19、同23、同25、同29、同38、同42、同49、同61、同72、同78、同110、同141、同127、同135、同142、C.I.アシッドレッド8、同9、同14、同18、同26、同27、同35、同37、同51、同52、同57、同82、同87、同92、同94、同115、同129、同131、同186、同249、同254、同265、同276、C.I.アシッドバイオレット18、同17、C.I.アシッドブルー1、同7、同9、同22、同23、同25、同40、同41、同43、同62、同78、同83、同90、同93、同103、同112、同113、同158、C.I.アシッドグリーン3、同9、同16、同25、同27などが挙げられる。
食用染料は、その大部分が直接染料又は酸性染料に含まれるが、含まれないものの一例としては、C.I.フードエロー3が挙げられる。塩基性染料の一例を以下に記載する。C.I.ベーシックエロー1、同2、同21、C.I.ベーシックオレンジ2、同14、同32、C.I.ベーシックレッド1、同2、同9、同14、C.I.ベーシックブラウン12、ベーシックブラック2、同8などが挙げられる。
これらの着色剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせてもよく、全組成物中の含有量は、通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜15重量%の範囲である。30重量%を超えて長期保存した場合、染料が析出したりして、ペン先に詰まり、筆記不良をおこす。0.5重量%未満では、着色が弱くなったり、筆跡の色相がわからなくなってしまうので好ましくない。
増粘剤は、微粒子の沈降抑制のためインキ組成物の粘度を上げる目的であり、添加できる増粘剤は公知のものが使用できる。例えば、合成高分子、天然ゴム、セルロースおよび多糖類からなる群から選ばれた少くとも一種である。より具体的には、例えばアラビアガム、トラガカントガム、グアーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、キサンタンガム、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、架橋型アクリル酸重合体、スチレンアクリル酸共重合体の塩などが挙げられる。その含有量はインキ組成物全量に対して固形分で0.1〜0.6重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜0.4重量%である。
本発明のインク組成物の粘度(E型回転粘度計による1rpmにおける25℃での粘度)が200〜5000mPa・sであることが望ましい。ここで粘度が200mPa・s未満だと、シリカ又はアルミナの微粒子が沈降による目詰まりが生じる可能性が高くなる。一方粘度が5000mPa・s以上だと、ペン先からのインク流出が悪くなる。好ましくは、上記の粘度は500〜2000mPa・sにすると良い。
更に通常の水性染料インク組成物では、ボール径0.5mm未満のボールペンでは、ドライアップによる筆記不良が特に顕著であるが、上記した、本発明の(1)又は(2)に記載のインク組成物では、ボール径0.38mm以下の細字用ボールペンでもノンドライ性、経時安定性が良好である。
本発明の水性染料インク組成物には、必要に応じて、潤滑剤、防錆剤、PH調整剤、防腐・防菌剤などを添加しても良い。潤滑剤としては顔料の表面処理剤にも用いられる多価アルコールの脂肪酸エステル、糖の高級脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン高級脂肪酸エステル、アルキル燐酸エステルなどのノニオン系や、高級脂肪酸アミドのアルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩などのアニオン系、ポリアルキレングリコールの誘導体やフッ素系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンなどがあげられる。防錆割としてはベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、ジシクロへキシルアンモニウムナイトライト、サポニン類など、PH調整剤としてはアンモニア、尿素、トリエターノールアミン、アミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウムなど、防腐剤もしくは防菌剤としてはフェノール、ナトリウムオマジン、安息香酸ナトリウム、ベンズイミダゾール系化合物などがあげられる。
本発明の水性インキ組成物を製造するには、従来から知られている方法が採用可能であり、例えば、上記各成分を所定量配合し、ホモミキサー、ディスパー等の攪拌機により攪拌混合することによって得られる。更に必要に応じてろ過や遠心分離によってインキ組成物中の粗大粒子を除去してもよい。
実施例1〜6、比較例1〜6
下記配合成分1〜12を組合わせて、表1と表2に示す配合量(重量%)にて攪拌機を用いて均一溶液とした実施例と比較例に相当する各水性インキ組成物を調整した。表1に実施例インキの組成物を示し、表2に比較例インキの組成物を示す。なお、実施例インキの内、実施例4はボール径が比較的大きい例、実施例5は粘度が比較的高い例、実施例6は粘度が比較的低い例を示す。また比較例1は粒子の無添加、比較例2は増粘剤無添加、比較例3は粒子径が大きすぎる例、比較例4は粒子の材質が異なる例、比較例5は粒子の材質が異なり、かつボール径が比較的大きい例を示すものである。
Figure 2005082618
Figure 2005082618
但し表1と表2における配合成分の詳細は下記の通りである。
1−a.色剤 青色1号
1−b. 同 赤103号
1−c. 同 黄色5号
2−a.剪断減粘性付与剤 キサンタンガム
2−b. 同 架橋型ポリアクリル酸
3−a.水溶性有機溶剤 グリセリン
3−b. 同 プロピレングリコール
4 潤滑剤 リン酸エステルアルキルエーテル(東邦化学製:フォスファノールRS−610)
5 防錆剤 ベンソトリアゾール
6 防腐剤 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン
7 PH調整剤 トリエタノールアミン
8−a.アルミナ 大明化学製タイミクロンTM−10(平均粒径0.1μm)
8−b. 同 アドマテックス製アドマファインA0−802(平均粒径0.7μm)
8−c. 同 マイクロン製AX1−125(平均粒径1.25μm)
8−d. 同 マイクロン製AX3−32(平均粒径3.5μm)
9 シリカ アドマテックス製アドマファインSO−Cl(平均粒径0.2μm)
10 白色樹脂粒子 ロームアンドハース社製ローベイクOP−84J(平均粒径0.55μm、固形分42.5%)
11 水溶性樹脂(スチレンアクリル酸塩) ジョンソンポリマー製:ジョンクリル61J(固形分30%)
12 精製水
三菱鉛筆製のUM−151に使用される各ボール径のボールペンチップを搭載したチューブ(内径3.4mmのPP製チューブ及びボールペンチップへのPP製継手部材)に、得られた各水性インク組成物及びインク追従体を充填し、遠心処理(加速度500G、遠心時間5分)にて脱泡した後にボールペンに組立後、下記に示す各種の筆記試験(A)〜(E)を行った。なお筆記試験は全て5本のボールペンについて評価試験を行った。
(A)視認性:PPチューブにインクを詰め外観により下記基準にて判断する。
(◎:良好、○:概ね良好、△:やや判別困難、×:判別困難)
(B)筆記感試験:筆記感を直径2cmの丸書き螺旋筆記による官能評価を下記基準にて判断する。
(◎:滑らか、○:ごろごろした感じがある、△:引っかかり感あり、×:悪い)
(C)ノンドライ性:キャップオフの状態で室温2週間放置後、丸書き螺旋筆記により下記基準にて確認する。
(◎:最初から問題なく筆記可能、○:初め僅かにカスレがあるが丸書き螺旋2周以内復帰、△:丸書き螺旋3−10周程度カスレが生じ復帰、×:丸書き螺旋10周以上カスレが生じる)
(D)耐遠心性:遠心分離機(加速度2000G、遠心時間10min)で遠心後、丸書き螺旋により筆記性を下記基準にて確認する。
(◎:最初から問題なく筆記可能、○:初め僅かにカスレがあるが丸書き螺旋2周以内復帰、△:丸書き螺旋3−10周程度カスレが生じ復帰、×:丸書き螺旋10周以上カスレが生じる)
(E)経時筆記性:50℃、2週下向き放置後丸書き螺旋により下記基準にて確認する。
(◎最初から問題なく筆記可能、○:丸書き螺旋2周以内ややカスレが生じるが復帰、△:丸書き螺旋10周程度カスレその後復帰、×:丸書き螺旋20周以上カスレが生じる)
これらの評価結果を表3にまとめて示す。
Figure 2005082618
表3の評価結果から、本発明の条件を満足する水性インキ組成物は、特に特にボール径0.38mm以下の細字ボールペンにおけるPPチューブにインクを詰めた外観の視認性に優れていると同時に、筆記感、ノンドライ性、耐遠心性、経時筆記性等にも良好な結果が得られている。一方、本発明の条件を満足しない比較例の場合には、上記物性のいずれかに望ましくない結果となっている。

Claims (3)

  1. 少なくとも色剤としての染料、水、水溶性有機溶剤を含む染料インキ組成物に、増粘剤と併用して平均粒子径が0.05〜2μmであるシリカ又はアルミナの白色微粒子を配合してなる水性ボールペン用染料インキ組成物。
  2. E型回転粘度計による1rpmにおける粘度が200〜5000mPa・s(25℃)である請求項1記載の水性ボールペン用染料インキ組成物。
  3. ボール径が0.38mm以下の細字ボールペンに使用される請求項1又は2に記載の水性ボールペン用染料インキ組成物。
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