JP2005082419A - 二酸化炭素の液化方法及び二酸化炭素回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液化二酸化炭素Lを溜めることが可能な密封容器1と、容器1に回転可能に設けられ空気を吸引して遠心力により外周側に二酸化炭素を分離して圧縮集合させるとともに該分離して圧縮集合した二酸化炭素を液体窒素とともに外周に設けた複数の噴射口11から容器1内に噴射させ容器1内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させる中空状の回転体10と、回転体10を回転させる駆動部20と、回転体10に空気を冷却しながら導通させる空気導通部30と、回転体10の不要な気体を排気する排気部40と、液体窒素を噴出させる液体窒素噴出体50と、液体窒素を供給する液体窒素供給部60と、容器1内の液化二酸化炭素を取出すポンプ80とを備えた。
【選択図】 図1
Description
また、後者の空気液化分離装置においては、原料空気中の二酸化炭素は吸着器の吸着剤で吸着除去するので、二酸化炭素のみを取り出して液化することはできないことから、実質的に適用できないが、仮に、二酸化炭素を吸着させないで、精留を行なうようにしても、他の気体も共に圧縮冷却しなければならないので、それだけ、回収効率が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、空気などの気体中の微量の二酸化炭素を選択的に効率よく液化して回収できるようにした二酸化炭素の液化方法及び二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
そして、回転体の外周側に圧縮集合させられた二酸化炭素は、液体窒素噴出体の噴出口から噴出させられた液体窒素とともに、回転体の外周に設けた複数の噴射口から容器内に噴射させられる。この噴射により、容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれ、二酸化炭素は液化して容器の底部に流下していく。この場合、回転体の外周側に二酸化炭素が分離して圧縮集合させられ、この圧縮集合させられた二酸化炭素のみが、液化されていくので、空気中の微量の二酸化炭素が選択的に効率よく液化していく。容器内で液化され容器の底部に溜められた液化二酸化炭素は、ポンプにより取り出されていく。
また、必要に応じ、上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いる構成としている。
これにより、回転体の外周に設けた複数の噴射口から容器内に噴射させられた液体窒素は容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれると、気化するが、圧縮機により吸引されて凝縮器に送られ、凝縮器で冷却されて液化させられ、液体窒素噴出体に再び供給される。そのため、窒素は循環されて用いられるので、別途液体窒素を供給しなくてもよく、それだけ、処理効率が向上させられる。
また、上記の場合、上記凝縮器を、上記容器により冷却された冷水を用いて水冷する構成にしたことが有効である。凝縮器においては、容器により冷却した冷水を用いて水冷するので、熱効率がよく、省力化が図られる。
これにより、回転体の回転により、空気は空気導通管を通って回転体内に流出していくが、この過程では、排気通路の排気により空気導通管内の空気が冷却されるとともに、液体窒素供給部の液体窒素送給管により空気導通管内の空気が冷却されるので、熱効率がよく、省力化が図られる。
上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いるようにするとともに、上記凝縮器を、上記塔体の外周に設けられ上部に上記排気通路に連通し排気が流入する排気流入口を有し下側に排気が流出する排気流出口を有した中空状の空冷体と、該空冷体内に設けられ上記圧縮機からの窒素が流される熱交換パイプとを備えて構成し、
更に、上記液体窒素供給部を上記空気導通管内に設けられ液体窒素を上記液体窒素噴出体に送給する液体窒素送給管を備えて構成している。
これにより、凝縮器においては、排気の熱交換により空冷するので、熱効率がよく、省力化が図られる。また、回転体の回転により、空気は空気導通管を通って回転体内に流出していくが、この過程では、排気通路の排気により空気導通管内の空気が冷却されるとともに、液体窒素供給部の液体窒素送給管により空気導通管内の空気が冷却されるので、熱効率がよく、省力化が図られる。
そしてまた、必要に応じ、上記回転体を容器内の上側から突設され上部に開口を有した筒状部材を有して構成し、該筒状部材の内壁に回転により空気を遠心圧縮する別の羽根を設けて構成し、
上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いるようにするとともに、上記凝縮器を、上記回転体の筒状部材の外周に設けられ上記容器により冷却された冷水が循環ポンプにより循環させられる水冷体と、該水冷体に設けられ上記圧縮機からの窒素が流される熱交換パイプとを備えて構成している。
これにより、筒状部材の内壁に回転により空気を遠心圧縮する別の羽根を設けたので、空気の吸引が確実に行われ、圧縮性能が向上させられる。また、凝縮器においては、容器により冷却した冷水を用いて水冷するので、熱効率がよく、省力化が図られる。
また、本発明の二酸化炭素回収装置によれば、回転体の外周側に二酸化炭素が分離して圧縮集合させられ、この圧縮集合させられた二酸化炭素のみが、液化されていくので、空気中の微量の二酸化炭素を選択的に効率よく液化することができ、空気中の微量の二酸化炭素を確実に回収することができる。また、空気導通部,排気部,液体窒素噴出体に液体窒素を供給する液体窒素供給部の構成を、各気体及び液体の熱交換効率が良くなるような構造にした場合には、できるだけ低エネルギーで本装置を稼動することができ、省力化を図ることができる。
容器1は、2つの円錐状のカップ状部材2,3の開口縁同士を接合して形成される「そろばん玉」のような形状の上下対称の中空状に形成されており、接合部分に対応する断面U字状部位4が最大径に形成されている。また、容器1は、断熱材5で被覆されている。この容器1は外側に設けた複数の脚体6に支持されて接地されている。
また、容器1の上部には、筒状の塔体7が立設されている。塔体7の上方には屋根8が形成されている。
一方、回転体10の下部にも回転軸19が設けられており、ベアリング21を介して容器1下部に設けた支持体22に回転可能に支持されている。
この支持体22には、回転体10を回転させる電動モータからなる駆動部20が液密状態で内装されている。
一方、開口15へ向かうカップ状部材12の内壁には、後述の排気部40に係り、回転体10内の不要な気体を開口15に導いて排気するための複数のフィン25が設けられている。
また、液体窒素供給部60において、熱交換パイプ67には、液体窒素噴出体50に至る液体窒素送給管68が接続されている。この液体窒素送給管68は、空気導通管31内及び空気通路35内に設けられ、空気導通管31内及び空気通路35内を冷却可能にしている。
常時は、電動モータからなる駆動部20により回転体10が回転しているとともに、液体窒素供給部60の圧縮機61が駆動して、窒素を圧縮して凝縮器62に送り、凝縮器62では窒素を冷却して液化しており、凝縮器62で液化した液体窒素が液体窒素送給管68を通って液体窒素噴出体50に供給されている。
また、液体窒素噴出体50の噴出口52からは、液体窒素が回転体10の外周部に向けて噴出させられている。
そして、回転体10の外周側に圧縮集合させられた二酸化炭素は、液体窒素噴出体50の噴出口52から噴出させられた液体窒素とともに、回転体10の外周に設けた複数の噴射口11から容器1内に噴射させられる。この噴射により、容器1内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれ、二酸化炭素は液化して容器1の底部に流下していく。この場合、回転体10の外周側に二酸化炭素が分離して圧縮集合させられ、この圧縮集合させられた二酸化炭素のみが、液化されていくので、空気中の微量の二酸化炭素が選択的に効率よく液化していく。容器1内で液化され容器1の底部に溜められた液化二酸化炭素Lは、ポンプ80により取り出されてボンベ83に収納されていく。
容器1は、円筒状のカップ状部材2と円錐状のカップ状部材3とをその開口縁同士を接合して形成される「こま」のような形状の中空状に形成されている。また、容器1の外側面部は、水が貯留される貯留槽70に形成されており、容器1によって貯留槽70の水が冷却されるようにしている。この容器1は外側に設けた複数の脚体6に支持されて接地されている。
また、容器1の円筒状のカップ状部材2,3の上部には、筒状の塔体71が立設されている。塔体71の上部には天井部72が設けられ、天井部72の上方には屋根8が形成されている。屋根8と天井部72の空間は、後述の空気通路35として構成される。
この支持体22には、回転体10を回転させる電動モータからなる駆動部20が液密状態で内装されている。
また、筒状部材76の内壁には、回転により空気を遠心圧縮する別の複数の羽根91が設けられている。
尚、回転体10は、後述の排気部40の排気管42にもベアリング48を介して軸支されている。
排気部40は、回転体10の下部から筒状部材76を通って空気通路35内に配設された排気管42を備えて構成され、空気を冷却可能にしている。排気管42の排気流入口43は回転体10の中空状部材75内に開口し、排気流出口44は塔体71の外側中央部に開口して設けられている。排気管42の排気流入口43の外側には、上記回転体10の羽根24と相俟って空気を遠心圧縮する複数の羽根92が設けられている。回転体10は、排気部40の排気管42にもベアリング48を介して軸支されている。
液体窒素噴出体50は、排気管42の羽根92の上部に設けられたリング状の管体で、その外側に液体窒素を噴出する噴出口52を等角度関係で複数設けて構成されている。
凝縮器62は、容器1により冷却された貯留槽70の冷水を用いて水冷する構成になっている。詳しくは、凝縮器62は、回転体10の筒状部材76の外周に設けられ容器1により冷却された冷水が循環ポンプ80により循環させられる水冷体100と、水冷体100に設けられ上記圧縮機61からの窒素が流される熱交換パイプ67とを備えて構成されている。
冷却室101には、排気管42からの排気及び外気をシャワー102の散水に晒されるように導入する導入口103と、シャワー102の散水に晒された排気及び外気を冷却室101の外側に導出する導出口104とが設けられている。導出口104には、排気及び外気を吸引するブロワ105が設けられている。
常時は、電動モータからなる駆動部20により回転体10が回転しているとともに、液体窒素供給部60の圧縮機61が駆動して、窒素を圧縮して凝縮器62に送り、凝縮器62では窒素を冷却して液化させており、凝縮器62で液化した液体窒素が液体窒素噴出体50に供給されている。液体窒素噴出体50の噴出口52からは、液体窒素が回転体10の外周部に向けて噴出させられている。また、容器1には、液体窒素噴射管106から液体窒素が噴射されている。
そして、回転体10の外周側に圧縮集合させられた二酸化炭素は、液体窒素噴出体50の噴出口52から噴出させられた液体窒素とともに、回転体10の外周に設けた複数の噴射口11から容器1内に噴射させられる。この噴射により、また、液体窒素噴射管106から噴射される液体窒素により、容器1内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれ、二酸化炭素は液化して容器1の底部に流下していく。この場合、液体窒素は、回転体10の外周に設けた複数の噴射口11から噴射させられることに加えて、液体窒素噴射管106からも噴射されるので、容器1内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換がより一層確実に行なわれる。また、回転体10の外周側に二酸化炭素が分離して圧縮集合させられ、この圧縮集合させられた二酸化炭素のみが、液化されていくので、空気中の微量の二酸化炭素が選択的に効率よく液化していく。容器1内で液化され容器1の底部に溜められた液化二酸化炭素Lは、ポンプ80により取り出されてボンベ83に収納されていく。
L 液化二酸化炭素
1 容器
6 脚体
7 塔体
8 屋根
10 回転体
11 噴射口
15 開口
20 駆動部
24 羽根
25 フィン
30 空気導通部
31 空気導通管
34 空気取入口
35 空気通路
40 排気部
41 排気通路
42 排気管
48 ベアリング
50 液体窒素噴出体
52 噴出口
60 液体窒素供給部
61 圧縮機
62 凝縮器
66 空冷体
67 熱交換パイプ
68 液体窒素送給管
70 貯留槽
71 塔体
72 天井部
73 開口
75 中空状部材
76 筒状部材
77 開口
80 ポンプ
83 ボンベ
91 羽根
92 羽根
100 水冷体
101 冷却室
102 シャワー
105 ブロワ
106 液体窒素噴射管
Claims (15)
- 容器内に二酸化炭素若しくは二酸化炭素を含む気体を供給するとともに、該容器内に液体窒素を供給し、該容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させることを特徴とする二酸化炭素の液化方法。
- 液化二酸化炭素を底部に溜めることが可能な密封容器と、該容器に回転可能に設けられ空気を吸引して遠心力により外周側に二酸化炭素を分離して圧縮集合させるとともに該分離して圧縮集合した二酸化炭素を液体窒素とともに外周に設けた複数の噴射口から上記容器内に噴射させ該容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させる中空状の回転体と、該回転体を回転させる駆動部と、上記回転体に連通し吸引される空気を冷却しながら導通させる空気導通部と、上記回転体の不要な気体を排気する排気部と、上記回転体内に設けられ上記液体窒素を上記回転体の噴射口から噴射可能に該回転体内に噴出させる液体窒素噴出体と、該液体窒素噴出体に液体窒素を供給する液体窒素供給部と、上記容器内で液化され上記容器の底部に溜められた液化二酸化炭素を取出すポンプとを備えたことを特徴とする二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体の内壁に回転により空気を遠心圧縮する羽根を設けて構成したことを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いることを特徴とする請求項2または3記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記凝縮器を、上記排気部からの排気を用いて空冷する構成にしたことを特徴とする請求項3または4記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記凝縮器を、上記容器により冷却された冷水を用いて水冷する構成にしたことを特徴とする請求項3または4記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体を容器内に回転可能に収納し、該回転体の上部に開口を設け、上記容器の上部に上記回転体の開口にシールされて連通される筒状の塔体を立設し、上記空気導通部を上記塔体内に設けられ上端に空気が流入する空気流入口を有し下端に上記容器内に開口し空気が流出する空気流出口を有した空気導通管を備えて構成し、上記排気部を上記塔体に設けられ上記空気導通管の外側に形成された排気通路を備えて構成し、上記液体窒素供給部を上記空気導通管内に設けられ液体窒素を上記液体窒素噴出体に送給する液体窒素送給管を備えて構成したことを特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体を容器内に回転可能に収納し、該回転体の上部に開口を設け、上記容器の上部に上記回転体の開口にシールされて連通される筒状の塔体を立設し、上記空気導通部を上記塔体内に設けられ上端に空気が流入する空気流入口を有し下端に上記容器内に開口し空気が流出する空気流出口を有した空気導通管を備えて構成し、上記排気部を上記塔体に設けられ上記空気導通管の外側に形成された排気通路を備えて構成し、
上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いるようにするとともに、上記凝縮器を、上記塔体の外周に設けられ上部に上記排気通路に連通し排気が流入する排気流入口を有し下側に排気が流出する排気流出口を有した中空状の空冷体と、該空冷体内に設けられ上記圧縮機からの窒素が流される熱交換パイプとを備えて構成し、
更に、上記液体窒素供給部を上記空気導通管内に設けられ液体窒素を上記液体窒素噴出体に送給する液体窒素送給管を備えて構成したことを特徴とする請求項2または3記載の二酸化炭素回収装置。 - 上記塔体の上方に屋根を形成し、上記空気導通部を上記屋根の屋根裏に設けられ該屋根の軒先に空気取入口を有し上記空気導通管の空気流入口に連通する空気通路を備えて構成し、上記液体窒素供給部の液体窒素送給管を上記空気通路内にも配設したことを特徴とする請求項7または8記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体を容器内の上側から突設され上部に開口を有した筒状部材を有して構成し、該筒状部材の内壁に回転により空気を遠心圧縮する別の羽根を設けて構成したことを特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体を容器内の上側から突設され上部に開口を有した筒状部材を有して構成し、該筒状部材の内壁に回転により空気を遠心圧縮する別の羽根を設けて構成し、
上記液体窒素供給部を、上記容器で気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器とを備えて構成し、該凝縮器で液化した液体窒素を上記液体窒素噴出体に再び供給して窒素を循環させて用いるようにするとともに、上記凝縮器を、上記回転体の筒状部材の外周に設けられ上記容器により冷却された冷水が循環ポンプにより循環させられる水冷体と、該水冷体に設けられ上記圧縮機からの窒素が流される熱交換パイプとを備えて構成したことを特徴とする請求項2または3記載の二酸化炭素回収装置。 - 上記回転体の筒状部材の外周を、上記凝縮器を含んで覆って上記筒状部材の冷却室を形成し、該凝縮器の水冷体に該水冷体の水を上記筒状部材に向けて散水するシャワーを設けたことを特徴とする請求項11記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記冷却室に、上記排気管からの排気及び外気を上記シャワーの散水に晒されるように導入する導入口と、上記シャワーの散水に晒された排気及び外気を該冷却室の外側に導出する導出口とを設け、該導出口に排気及び外気を吸引するブロワを設けたことを特徴とする請求項12記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記凝縮器の熱交換パイプから分岐され上記容器内であって上記回転体から噴射される二酸化炭素に向けて液体窒素を噴射する液体窒素噴射管を設けたことを特徴とする請求項12または13記載の二酸化炭素回収装置。
- 上記回転体の筒状部材の上方に屋根を形成し、上記空気導通部を上記屋根の屋根裏に設けられ該屋根の軒先に空気取入口を有し上記筒状部材の開口に連通する空気通路を設けて構成し、上記排気部を上記回転体の下部から筒状部材を通って上記空気通路内に配設された排気管を備えて構成し、上記液体窒素供給部を上記排気管内に設けられ液体窒素を上記液体窒素噴出体に送給する液体窒素送給管を備えて構成したことを特徴とする請求項10,11,12,13または14記載の二酸化炭素回収装置。
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