JPWO2007020715A1 - 二酸化炭素回収及び燃焼装置 - Google Patents

二酸化炭素回収及び燃焼装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2007020715A1
JPWO2007020715A1 JP2007530904A JP2007530904A JPWO2007020715A1 JP WO2007020715 A1 JPWO2007020715 A1 JP WO2007020715A1 JP 2007530904 A JP2007530904 A JP 2007530904A JP 2007530904 A JP2007530904 A JP 2007530904A JP WO2007020715 A1 JPWO2007020715 A1 JP WO2007020715A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
carbon dioxide
fluid
rotating
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007530904A
Other languages
English (en)
Inventor
阿部 俊廣
俊廣 阿部
Original Assignee
阿部 俊廣
俊廣 阿部
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 阿部 俊廣, 俊廣 阿部 filed Critical 阿部 俊廣
Publication of JPWO2007020715A1 publication Critical patent/JPWO2007020715A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/62Carbon oxides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/002Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by condensation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/50Carbon dioxide
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G7/00Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals
    • F23G7/06Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases
    • F23G7/061Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases with supplementary heating
    • F23G7/065Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases with supplementary heating using gaseous or liquid fuel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23LSUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
    • F23L7/00Supplying non-combustible liquids or gases, other than air, to the fire, e.g. oxygen, steam
    • F23L7/002Supplying water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2257/00Components to be removed
    • B01D2257/50Carbon oxides
    • B01D2257/504Carbon dioxide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/151Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions, e.g. CO2

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

二酸化炭素回収及び燃焼装置は、容器10内に二酸化炭素若しくは二酸化炭素を含む気体を供給するとともに、容器10内に液体窒素を供給し、容器10内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて、二酸化炭素を液化させる二酸化炭素回収装置1と、燃焼物に水が混合された流動物が供給され、流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させるとともに、燃焼後の二酸化炭素を含むガスを排気し、該ガス中の少なくとも二酸化炭素を二酸化炭素回収装置1の容器10内に送給する燃焼装置2とを備えた構成とした。

Description

本発明は、大気等の二酸化炭素(CO,炭酸ガス)を液化して回収する二酸化炭素回収装置と廃棄物等を高温下で完全燃焼できる燃焼装置とを備えた二酸化炭素回収及び燃焼装置に関する。
従来、廃棄物等を高温下で完全燃焼できる燃焼装置としては、本願出願人の研究に係るものがあり、例えば、特許文献1(国際公開第2005/033582号パンフレット)に記載されたものが知られている。
この燃焼装置は、廃棄物等の燃焼物に水が混合された流動物が供給され、該流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させるとともに、燃焼後の二酸化炭素を含むガスを排気するものである。そして、燃焼装置から排気されたガスは、遠心分離器で水素,二酸化炭素等の各種ガスに分離される。
一方、本願出願人の研究に係るもののなかに二酸化炭素を取り出す二酸化炭素回収装置がある(特開2005−82419号公報)。
この二酸化炭素回収装置は、大気を容器内に液体窒素とともに供給し、該容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させて保存するものである。
国際公開第2005/033582号パンフレット 特開2005−82419号公報
しかしながら、上記の燃焼装置にあっては、遠心分離器で、他の気体と分離して二酸化炭素を回収してはいるが、必ずしも二酸化炭素を選択的に回収することが確実でなく、二酸化炭素の回収効率が劣るという問題がある。
一方、上記の二酸化炭素回収装置は、大気中の二酸化炭素のみを回収しているので、その利用が限定されるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、燃焼装置から排気されたガスを二酸化炭素回収装置で液化して選択的に回収し、二酸化炭素の回収効率を向上させた二酸化炭素回収及び燃焼装置の提供を目的とする。
このような目的を達成するための本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、容器内に二酸化炭素若しくは二酸化炭素を含む気体を供給するとともに、該容器内に液体窒素を供給し、該容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させる二酸化炭素回収装置と、燃焼物に水が混合された流動物が供給され、該流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させるとともに、燃焼後の二酸化炭素を含むガスを排気し、該ガス中の少なくとも二酸化炭素を上記二酸化炭素回収装置の容器内に送給する燃焼装置とを備えた構成としてある。
これにより、二酸化炭素回収装置の容器内において、燃焼装置から排気されたガスの二酸化炭素と液体窒素とを熱交換し、二酸化炭素を液化して選択的に回収することができる。そのため、二酸化炭素を効率的に回収することができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記二酸化炭素回収装置が、液化二酸化炭素を底部から取り出し可能な容器と、該容器に対して回転可能に設けられ、気体を吸引して遠心力により外周側に二酸化炭素を分離して圧縮集合させるとともに、分離して圧縮集合した前記二酸化炭素を液体窒素とともに外周に設けた複数の噴出口から前記容器内に噴射させ、前記容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて、二酸化炭素を液化させる中空状の回転体と、該回転体を回転させる回転体駆動手段と、前記回転体に設けられ気体を吸引する気体吸引部と、前記回転体に設けられ不要な気体を排気する気体排気部と、前記回転体内に設けられ該回転体内に液体窒素を散布する液体窒素散布部と、該液体窒素散布部に液体窒素を供給する液体窒素供給部とを備えた構成としてある。
これにより、液化二酸化炭素を回収するとき、常時、回転駆動手段により回転体が回転するとともに、液体窒素供給部から液体窒素が液体窒素散布部に供給され、液体窒素散布部から液体窒素が回転体内に噴出する。そして、この回転体に、大気からの気体が取り入れられるとともに、燃焼装置から二酸化炭素が送給される。これらの気体は、回転体内で遠心圧縮されることにより、二酸化炭素が分離して回転体の外周側に圧縮集合する。また、回転体内の不要な気体は、気体排気部から回転体の外部に排気される。
そして、回転体の外周側に圧縮集合した二酸化炭素は、液体窒素散布部の噴出口から噴出する液体窒素とともに、回転体の外周に設けた複数の噴射口から容器内に噴射される。この噴射により、容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれ、二酸化炭素は液化して容器の底部に流下する。
この場合、二酸化炭素が分離して回転体の外周側に圧縮集合し、この圧縮集合した二酸化炭素のみが液化されることによって、空気中の微量の二酸化炭素及び燃焼装置からの二酸化炭素が、選択的に効率よく液化される。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記回転体が、回転軸方向一端に前記気体吸引部が形成され、回転軸方向他端に前記気体排気部が形成された筒状に形成され、前記回転体駆動手段が、前記回転体の外側に壁部を有し、前記容器及び回転体に対して回転可能に設けられるとともに、回転軸方向他端側に設けられ前記回転体の気体排気部からの気体が流入する気体流入部及び回転軸方向一端側に設けられ内部から外部に気体を排出する気体排出口を有した筒状体と、前記気体排出口に設けられ、該気体排出口から排出された気体を受けて前記筒状体を回転させる動翼と、前記容器及び筒状体を覆う外郭に設けられるとともに、気体排出口から排出された気体を受ける静翼と、前記筒状体の回転力を前記回転体の回転力に連係させる回転力伝達機構と、前記回転体と筒状体との間に加温流体を散布する加温流体散布部と、該加温流体散布部に加温流体を供給する加温流体供給部とを備え、前記回転体の気体吸引部から該回転体の内部を通って気体排気部に至る一方流路において気体を冷却し、前記回転体の気体排気部から該回転体の外側を通って前記筒状体の気体排出口に至る他方流路において気体を加温して、気体の流れを生じさせることにより、前記回転体及び筒状体に回転力を付与する構成としてある。
二酸化炭素回収装置で二酸化炭素を回収する際には、以下のようになる。
液体窒素散布部からの液体窒素により、回転体内では、一方流路の気体が冷却される。この際、一方流路の気体は、液体窒素で冷却されて降下する。一方、気体排気部から流出し気体流入部から筒状体内に流入した気体は、加温流体散布部からの加温流体と熱交換して加温されて上昇する。
そして、他方流路を上昇する気体は、気体排出口からでる際に、動翼に作用し、筒状体を回転させるとともに、静翼に向かって噴射される。この噴射による反発力によっても筒状体が回転する。
これにより、一方流路及び他方流路の気体の流れによって回転した筒状体の回転力が、回転力伝達機構を介して、回転体に伝達される。そのため、モータ等を用いて回転体を回転させる場合と比較すると、外部からの動力を殆ど用いることなく二酸化炭素を回収することができ、省エネルギ化を図ることができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記回転体を軸支するとともに該回転体の内部に挿通される支軸と、前記支軸に設けられ、前記回転体内の一方流路を通る気体に渦流を発生させる固定翼と、前記回転体の内壁に設けられ、前記固定翼により渦流となった気体を受けて前記回転体を回転させる可動翼とを備えた構成としてある。
これにより、一方流路において、一方流路の気体が固定翼により渦流となるとともに、この渦流となった気体が、可動翼に衝止して回転体をさらに回転させる。そのため、筒状体からの回転力だけでなく、可動翼によっても回転体に回転力を付与できるので、回転体を効率的に回転させることができ、回転体の回転も速くなり、二酸化炭素を良好に遠心圧縮することができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記外郭に、前記気体排出口から排出される気体を用いるために、該気体を外部に導出するダクトを設けた構成としてある。
これにより、排出される気体を、外部に容易に導出することができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記外郭を通り前記ダクトに至る気体に対して、水を噴射して冷却する冷却手段を設けた構成としてある。
これにより、高温の気体が外部に導出されるといった不具合を防止することができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記燃焼装置が、空気の供給が遮断された状態で、燃焼物に水の混合された流動物が供給され、該流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させ、燃焼後のガスを排気する燃焼室体と、前記流動物を前記燃焼室体に供給する流動物供給部と、前記燃焼室体を囲繞するとともに、該燃焼室体を回転駆動可能に支持する外側室体と、前記燃焼室体を回転駆動させる燃焼室体駆動手段とを備え、前記燃焼室体の下部に、該燃焼室体内に連通し流動物を導入する下部開口を設け、前記燃焼室体の上部に、前記燃焼室体に連通し排気を排出する上部開口を設け、前記燃焼室体が外筒と内筒を有し、前記燃焼室体の内筒が、前記燃焼室体の遠心力で外筒側に押しつけられ燃焼室体の内壁を形成する耐熱流体からなり、前記燃焼室体駆動手段が、前記筒状体に連係して該筒状体の回転力からの動力を前記燃焼室体に伝達する動力伝達機構を備えた構成としてある。
これによれば、燃焼室体内において、空気の供給が遮断された状態で、燃焼物に水の混合された流動物が供給され、流動物中の水が酸素と水素に熱分解され、この酸素によって燃焼物がほぼ完全燃焼する。また、燃焼室体の高速回転による遠心力によって耐熱流体が内筒を形成し、この溶解した耐熱流体の円筒内面で赤外線が反射し合い、燃焼室体内は非常に高温になる。そのため、燃焼室体内では、上昇渦が生じ、燃焼室体内は高温高圧となり、流動物中の水が熱分解されることにより発生した酸素によって、燃焼物が確実にほぼ完全燃焼する。
この場合、燃焼室への空気の供給が遮断されているので、窒素の供給がほとんどなくなる。そのため、燃焼物に起因するもの以外の窒素酸化物の生成が抑制される。その結果、排気ガスがクリーンとなり、二酸化炭素回収装置においても純度の高い二酸化炭素を得ることができる。
また、この際、燃焼室体は、筒状体の回転力を動力として回転するので、燃焼室体を回転させるモータ等を別途設けた場合と比較すると、省エネルギ化を図ることができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記加温流体供給部が、前記筒状体内に散布された加温流体を回収して前記加温流体散布部に循環させる加温流体循環管路と、前記加温流体循環管路の経路上において、該加温流体循環管路を流通する加温流体を加温する加温流体加温部とを備え、前記加温流体加温部が、前記燃焼装置から排気されたガスと前記加温流体との間で熱交換する熱交換器を備えた構成としてある。
これにより、燃焼装置にて燃焼物を燃焼した後、排気された際に生じたガスの廃熱を利用して、加温流体が加温されるので、加温流体を加温する加温装置を別途設けた場合と比較すると、エネルギを有効利用することができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記熱交換器が、塔状体と、前記塔状体に回転可能に軸支され、軸方向一端に熱交換用の気体からなる媒体の供給口が形成され、他端に媒体の排出口が形成された回転内筒体と、前記塔状体及び回転内筒体に対して回転可能に設けられ、壁部が前記塔状体と回転内筒体との間に位置するとともに、前記媒体を密封する回転外筒体とを備え、前記回転内筒体の供給口から該回転内筒体の内部を通って排出口に至る一方流路及び前記回転内筒体の排出口から該回転内筒体の外側を通って供給口に至る他方流路を形成し、前記回転内筒体の一端側に、前記供給口に流入する媒体を受けて該回転内筒体に回転力を付与する動翼を設け、前記回転外筒体の一端側の内周に、前記動翼に媒体を導くとともに前記回転外筒体に回転力を付与するガイド翼を設け、前記回転内筒体の壁部であって該回転内筒体の軸方向に沿って、前記加温流体を軸方向他端側から一端側に向けて流通させ、前記一方流路を通る媒体を冷却する多数の冷却管を列設し、前記回転外筒体の壁部であって該回転外筒体の軸方向に沿って、前記ガスを軸方向一端側から他端側に向けて流通させ、前記他方流路を通る媒体を加温する多数の加温管を列設し、前記一方流路及び他方流路を通るように、媒体に温度差を付与して媒体の対流を発生させ、該媒体の対流によって、前記回転内筒体及び回転外筒体を回転させて動力を得る構成としてある。
これにより、ガスと加温流体との熱交換時に、動力が得られる。そのため、例えば、この動力を用いて発電機で発電するようにすれば、省エネルギ化を図ることができる。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置は、前記加温流体として、前記燃焼装置から排気されたガスの一部を用いた構成としてある。
これによれば、加温流体として、燃焼装置から排気された温度の高いガスの一部をそのまま用いるので、他方流路の気体の加温を効率的に行なうことができる。
本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置によれば、燃焼装置から排気されたガスを、二酸化炭素回収装置の容器内で液体窒素と熱交換し、液化して選択的に回収することができ、二酸化炭素を効率的に回収することができる。
本発明の第一実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置の各種流体等の流れを示す系統図である。 本発明の第一実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の燃焼装置を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置の各種流体等の流れを示す系統図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置のガス−加温流体熱交換器を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置のガス−加温流体熱交換器の変形例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置のガス−加温流体熱交換器の変形例を示す図であり、図8中A−A線断面を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置のガス−加温流体熱交換器の変形例を示す図であり、図8中B−B線断面を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置の各種流体等の流れを示す系統図である。 本発明の第三実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置の二酸化炭素回収装置を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の二酸化炭素回収装置のガス−加温流体熱交換器を示す図である。
符号の説明
1 二酸化炭素回収装置
2 燃焼装置
5 外郭
6 屋根
7 塔体
8 気体通路
8a 空気取り入れ口
9 結露フィルタ
10 容器
11 椀状体
12 入り口
13 二酸化炭素吸引ポンプ
14 二酸化炭素吸引パイプ
15 二酸化炭素貯留タンク
16 二酸化炭素取出パイプ
17 二酸化炭素回帰管
17a 二酸化炭素噴射口
18 液体窒素噴射管
20 回転体
21 筒体
21a 水排出孔
22 気体吸引部
23 気体排気部
24 盆状体
25 リング体
26 羽根
27 回転体回転軸
30 噴出口
31 台状体
32 天板
33 側壁
34 軸受け
36 一般部
37 肉厚部
38 突片
40 回転体駆動手段
41 筒状体
42 気体流入部
43 気体排出口
44 案内板体
45 底壁
46 孔
47 シール部材
50 動翼
51 羽根
55 静翼
56 羽根
60 回転力伝達機構
61 第1原動ギア
62 第1従動ギア
63 第1シャフト
64 第2原動ギア
65 第2従動ギア
66 第2シャフト
67 第1変速機
68 ギア
69 第2変速機
70 発電機
80 加温流体散布部
85 加温流体供給部
86 加温流体循環管路
87 加温流体加温部
88 加温流体回収口
88a 受け体
89 加温流体吸引ポンプ
91 一方側支軸
91a 一方側支軸軸受
92 連通管体
93 屋根冷却部
94 水吹出管
95 加温流体貯留槽
100 液体窒素散布部
101 他端側支軸
101a 他端側支軸軸受
110 液体窒素散布部
111 窒素循環管路
112 圧縮機
113 凝縮器
114 窒素冷却装置
115 液体窒素流通管路
115a 液体窒素吹き出し口
116 窒素−二酸化炭素熱交換器
117 窒素周回管路
120 固定翼
125 可動翼
200 燃焼室体
201 下部開口
202 上部開口
203 外筒
204 内筒
205 上部筒体
206 下部筒体
207 ガス排気口
210 外側室体
211 上部側軸受
212 下部側軸受
213 排気空間
230 燃焼室体駆動手段
231 動力伝達機構
232 ギア装置
233 第3シャフト
234 第3原動ギア
235 第3従動ギア
240 ガラス
250 中間仕切壁
251 排出通路
252 冷却流体通路
253 流入口
255 冷却流体供給部
256 冷却流体貯留槽
257 高圧ポンプ
258 冷却流体一時貯留槽
259 流入管
260 冷却流体流出管
261 冷却流体噴射管
261a 冷却流体噴射口
262 ガラス冷却管
263 温水貯留槽
264 逆止弁
265 流量調整バルブ
267 水分分離器
268 管路
270 酸素供給器
271 水素供給器
272 着火装置
280 流動物供給部
281a 第1流動物貯留槽
281b 第2流動物貯留槽
281c 第3流動物貯留槽
282 流動物吸引ポンプ
283 流動物一次貯留槽
284 流動物噴射体
285a,285b,285c 水供給部
286a,286b,286c ミキサ
287 第1螺旋状管
287a 電磁バルブ
288a,288b 水供給管
289 第3変速機
290 第4変速機
291 第5変速機
292 接続管
294 第2螺旋状管
295 第3螺旋状管
300 ガス排気管
301 遠心分離器
302 水素流通管
303 二酸化炭素流通管
304 ガス流通管
305 水流通管
306,306a,306b,306c ガス−加温流体熱交換器
310 潤滑オイル循環管路
314 塔状体
315 供給口
316 排出口
317 回転筒体
318 動翼
318a 第1動翼
319b 第2動翼
320 螺旋状管
321 凸条
322 回転内筒体
323 回転外筒体
324 ガイド翼
325 冷却管
326 加温管
327 ギヤ機構
328 発電機
R1 一方流路
R2 他方流路
R3 一方流路
R4 他方流路
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置について詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の第一実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示している。
この二酸化炭素回収及び燃焼装置は、二酸化炭素回収装置1と、燃焼装置2とを備えている。
二酸化炭素回収装置1は、容器10内に二酸化炭素若しくは二酸化炭素を含む気体を供給するとともに、容器10内に液体窒素を供給し、容器10内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させる。
また、燃焼装置2は、燃焼物に水が混合された流動物が供給され、流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させるとともに、燃焼後の二酸化炭素を含むガスを排気し、ガス中の少なくとも二酸化炭素を二酸化炭素回収装置1の容器10内に送給する。
詳しくは、図3に示すように、二酸化炭素回収装置1は、外郭5で覆われ、液化二酸化炭素を底部から取り出し可能な容器10と、容器10に対して回転可能に設けられ、気体を吸引して遠心力により外周側に二酸化炭素を分離して圧縮集合させるとともに、分離して圧縮集合した二酸化炭素を液体窒素とともに外周に設けた複数の噴出口30から容器10内に噴射させ、容器10内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて、二酸化炭素を液化させる中空状の回転体20と、回転体20を回転させる回転体駆動手段40と、回転体20に設けられ気体を吸引する気体吸引部22と、回転体20に設けられ不要な気体を排気する気体排気部23と、回転体20内に設けられ回転体20内に液体窒素を散布する液体窒素散布部100と、液体窒素散布部100に液体窒素を供給する液体窒素供給部110とを備えた構成としてある。
外郭5は、二酸化炭素回収装置1の上方を覆うほぼ円錐形状の屋根6と、その側面を覆う円筒形状の塔体7とから構成されている。外郭5は、屋根6の屋根裏に、屋根6の軒先に空気取り入れ口8aを有し、気体吸引部22に連通する気体通路8が設けられている。
容器10は、後述の筒状体41の他端を覆う中空状の椀状体11で構成され、二酸化炭素は椀状体11の内部で液化される。そして、椀状体11の上側内周は、回転体20の噴出口30から噴出した二酸化炭素及び液体窒素が椀状体11の内部に入り込む入り口12として形成されている。
また、椀状体11には、液化した二酸化炭素を回収する二酸化炭素吸引パイプ14が接続されている。二酸化炭素吸引パイプ14は、その経路上に液化した二酸化炭素を吸引する二酸化炭素吸引ポンプ13を備え、吸引した液化二酸化炭素を貯留する二酸化炭素貯留タンク15と接続されている。また、二酸化炭素吸引ポンプ13には、液化二酸化炭素を取り出すための二酸化炭素取出パイプ16が設けられている。
二酸化炭素貯留タンク15からは、椀状体11の内部に二酸化炭素を回帰させる二酸化炭素回帰管17が設けられている。二酸化炭素回帰管17には、筒状体41の下部に設けた羽根41aに、二酸化炭素を噴射する二酸化炭素噴射口17aが設けられている。
尚、本装置の始動時には、予め、二酸化炭素貯留タンク15に、二酸化炭素が二酸化炭素取出パイプ16から逆に充填され、上記の二酸化炭素噴射口17aからの噴射によって、筒状体41が回転する。
椀状体11の内部であってその上部に、回転体20の噴出口30から噴出した二酸化炭素及び液体窒素に、さらに液体窒素を噴射する液体窒素噴射管18が設けられている。液体窒素噴射管18は、後述の窒素循環管路111と接続されている。椀状体11の底部内側に、回転体20及び筒状体41の他端を軸支する他端側支軸101が設けられている。
他端側支軸101は、回転体20の内部に至るとともに、液体窒素散布部100としても機能する。
回転体20は、回転軸方向一端に気体吸引部22が形成され、回転軸方向他端に気体排気部23が形成された筒状に形成されている。
詳しくは、回転体20は、筒体21を備えており、この筒体21の回転軸方向一端側の開口は、気体吸引部22である。また、回転体20は、回転軸方向に直交する平面を有した底壁を備えるとともに、回転体20の軸方向一端側に開口を有した盆状体24と、盆状体24の底壁に平行にかつ盆状体24の外周上方に設けられるリング体25とを備えている。
複数の噴出口30は、盆状体24の外側縁とリング体25の外側縁との間に、回転体20の回転軸を中心に、これらの外側縁に沿って設けられている。
筒体21の外側面とリング体25の内周縁との間に形成された盆状体24の開口は、気体排気部23である。
また、筒体21の気体排気部23の上側には、水排出孔21aが形成されており、この水排出孔21aから、筒体21内で冷やされて液体となった水が、回転体20の回転による遠心力で筒体21の外部に排出される。複数の水排出孔21aが、筒体21の円周に沿って列設されている。
また、盆状体24の内部には、複数の羽根26が回転体20の軸を中心に列設されており、複数の羽根26が、筒体21から気体排気部23に至る気体を遠心圧縮する。
盆状体24の底壁外側には、後述の他端側支軸101に挿通される管状の回転体回転軸27が設けられている。この回転体回転軸27は、椀状体11の底部に設けられた台状体31の天板32を貫通するとともに、この天板32に設けた軸受け34に回転可能に軸支されている。
台状体31は、天板32と円筒状の側壁33とからなる。側壁33は、椀状体11の底部に固定されている。
軸受け34は、軸方向他端側に形成され、台状体31の天板32に貫通する管状部36と、軸方向一端側に形成され、管状部36よりも肉厚に形成された管状の肉厚部37と、管状部36と肉厚部37の間に介在し、肉厚部37の外周から軸方向外側に突設された円盤状の突片38とを備えている。
回転体駆動手段40は、筒状体41,動翼50,静翼55,回転力伝達機構60,加温流体散布部80及び加温流体供給部85を備えている。
筒状体41は、回転体20の外側に壁部を有しており、容器10及び回転体20に対して回転可能に設けられている。また、筒状体41は、回転軸方向他端側に設けられるとともに、回転体20の気体排気部23からの気体が流入する気体流入部42と、回転軸方向一端側に設けられ、内部で膨張した気体を外部に排出する気体排出口43を有している。
動翼50は、気体排出口43に設けられ、気体排出口43から排出された気体を受けて筒状体41を回転させる。静翼55は、容器10及び筒状体41を覆う外郭5に設けられ、気体排出口43から排出された気体を受ける。
回転力伝達機構60は、筒状体41の回転力を回転体20の回転力に連係させる。また、加温流体散布部80は、回転体20と筒状体41との間に加温流体を散布する。さらに、加温流体供給部85は、加温流体散布部80に加温流体を供給する。
そして、回転体駆動手段40は、回転体20の気体吸引部22から回転体20の内部を通って気体排気部23に至る一方流路R1において、気体を冷却し、回転体20の気体排気部23から回転体20の外側を通って筒状体41の気体排出口43に至る他方流路R2において、気体を加温して気体の流れを生じさせている。
筒状体41は、その中心が回転体20と同軸に設けられ、回転軸方向他端部が、椀状体11の開口側の内側に挿通されている。また、筒状体41は、軸方向一端側に設けられ、他方流路R2の気体が衝止するとともに回転軸方向外側にこの気体を案内する案内板体44と、軸方向他端側に設けられ、筒状体41の他端側開口を閉塞する底壁45を備えている。案内板体44の中央に、回転体20が回転可能に挿通される孔46が形成されている。この孔46と回転体20は、シール部材47を介して回転可能にシールされている。
また、案内板体44は、その外周縁部が回転軸方向他端側に湾曲して形成されている。
また、筒状体41の底壁の中央に、回転体回転軸27を軸支する軸受け34が、貫通して設けられている。そして、筒状体41の底壁は、突片38に回転可能に載置され、軸受け34の肉厚部37に回転可能に軸支されている。
動翼50は、案内板体44の内部に、回転軸を中心に複数列設された羽根51で構成されている。静翼55は、塔体7の内周面に回転軸を中心に複数列設された羽根56で構成されている。これにより、回転体20内での気体の強制及び冷却圧縮と、回転体20外での気体の加温膨張とにより、動翼50及び静翼55を介して強力な筒状体41の回転力が得られ、後述の発電機70の発電が可能となる。
回転力伝達機構60は、回転体回転軸27に設けられた第1原動ギア61と、第1原動ギア61に噛合する第1従動ギア62と、第1従動ギア62の軸と同軸に設けられる第1シャフト63と、筒状体41の底壁45の外側面に設けられる第2原動ギア64と、第2原動ギア64に噛合する第2従動ギア65と、第2従動ギア65の軸と同軸に設けられる第2シャフト66と、第1シャフト63を第2シャフト66に連動させるギアボックスからなる第1変速機67とを備えている。
第1原動ギア61及び第1従動ギア62は、台状体31の内部に設けられている。第2原動ギア64及び第2従動ギア65は、台状体31の外部に設けられている。また、第1シャフト63及び第2シャフト66は、台状体31の側壁33及び椀状体11を貫通して設けられるとともに、これらに軸受けを介して回転可能に軸支されている。
また、椀状体11には、潤滑オイルが溜められる。潤滑オイルは、側壁33に設けた孔から台状体31の内部にも流入し、この潤滑オイルにより、第1原動ギア61と第1従動ギア62とを潤滑するとともに、第2原動ギア64と第2従動ギア65とを潤滑する。
さらに、第1変速機67の回転力は、ギアベルト68を介して二酸化炭素吸引ポンプ13が接続され、この二酸化炭素吸引ポンプ13および筒状体41の回転力を二酸化炭素吸引ポンプ13の動力としても利用されている。
また、第1変速機67の出力軸は、第2変速機69に接続されている。この第2変速機69には、発電機70が接続されている。発電機70は、第1変速機67及び第2変速機69を介して筒状体41の回転力を動力として駆動される。
この実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置においては、加温流体として、水が用いられる。
加温流体散布部80は、回転体20の外側に壁部を有した筒状に形成されるとともに、外周に複数の加温流体噴出口30が形成される筒部材81を備えている。この筒部材81と回転体20の筒体21との間の空間には、加温流体供給部85からの加温流体が流される空間が形成される。
加温流体供給部85は、加温流体循環管路86と加温流体加温部87を備えている。加温流体循環管路86は、筒状体41内に散布された加温流体を回収して加温流体散布部80に循環させる。また、加温流体加温部87は、加温流体循環管路86の経路上において加温流体循環管路86を流通する加温流体を加温する。
加温流体循環管路86は、その経路上に加温流体吸引ポンプ89を備えており、この加温流体吸引ポンプ89は、筒状体41に設けられた加温流体回収口88から水を吸引する。また、加温流体回収口の下側88には、加温流体散布部80から散布され、筒状体41の内側を流下した加温流体を受ける受け体88aが設けられている。
加温流体循環管路86は、筒体21の一端側に突設され、外郭5の屋根6に回転可能に設けられる一方側支軸91の内部と、この一方側支軸91の内部及び筒部材81の内側の空間を連通する連通管体92を備えている。
一方側支軸91は、外郭5の屋根6に設けた一方側支軸軸受91aに、回転可能に軸支されている。
複数の連通管体92が、一方側支軸91から放射状に設けられている。また、連通管体92の一方側支軸91の下側面には、他端側支軸101が回転可能に軸支される他端側支軸軸受101aが設けられている。
加温流体吸引ポンプ89は、第1変速機67と接続され、筒状体41の回転力を動力として作動することができる。
加温流体加温部87は、複数箇所に設けられ、そのうちの1つは、例えば、太陽光や地熱等を利用して加温流体と熱交換させる熱交換機87aで構成されている。その他の加温流体加温部87については、後述する。
また、加温流体循環管路86は、その経路上に、二重構造の屋根6の内部を通過する屋根冷却部93が設けられている。この屋根冷却部93は、太陽光を吸収して内部の加温流体を加温する加温流体加温部87としても機能する。また、屋根冷却部93は、屋根6の表面側の空気を冷却して、屋根6の頂部から軒下に向かう下降気流を発生させる。加温流体加温部87によって、省エネ化が図られる。
また、加温流体循環管路86は、水吹出口94aを有した水吹出管94と接続されている。加温流体循環管路86を流れる水は、水吹出口94aから気体通路8に設けられた結露フィルタ9に吹きかけられる。水吹出管94は、加温流体循環管路86における熱交換機87aの上流側及び熱交換機87aの下流側に分岐して接続されている。そして、水吹出管94において、他方流路R2で熱交換して冷えた水と、熱交換機87aで熱交換されて湯となった水とが混合され、適度な温度の湯となる。そして、この湯は、水吹出口94aから結露フィルタ9に吹きかけられる。
液体窒素散布部100は、他端側支軸101で構成されている。他端側支軸101は、管状に形成され、外周面に、内部から外部に連通し内部の液体窒素が外部に噴出する液体窒素散布口が形成されている。
また、液体窒素供給部110は、椀状体11の内部の気化した窒素を回収して液体窒素散布部100に循環させる窒素循環管路111と、窒素循環管路111の経路上に設けられ椀状体11の内部の気化した窒素を回収して圧縮する圧縮機112と、圧縮機112で圧縮した窒素を冷却して液化する凝縮器113とを備えている。
圧縮機112は、気体窒素吸引ポンプで構成されている。気体窒素吸引ポンプは、第1変速機67と接続され、筒状体41の回転力を動力として作動する。凝縮器113は、熱交換機87aよりも上流側の加温流体循環管路86の経路上に設けられた加温流体貯留槽95に溜められた水と熱交換し、加温流体加温部87としても機能する。
また、窒素循環管路111の経路上には、窒素循環管路111を流れる窒素を冷却する窒素冷却装置114が設けられている。窒素冷却装置114としては、例えば、図示してないが、ヒートシンク及び冷却ファン等の空冷器や、水を用いて冷却される水冷器等が用いられる。この窒素冷却装置114による冷却によって、圧縮機112に対する負荷が軽減され、発電出力が向上する。
また、窒素循環管路111は、窒素循環管路111内の液体窒素を気体通路8に供給する液体窒素流通管路115と接続されている。液体窒素流通管路115は、気体通路8内において、液体窒素を噴出する液体窒素吹き出し口115aが形成されている。
また、窒素循環管路111には、二酸化炭素回帰管17の経路上の二酸化炭素と熱交換する窒素−二酸化炭素熱交換器116を通って、窒素が再び窒素循環管路111に戻るための窒素周回管路117が設けられている。
窒素−二酸化炭素熱交換器116において、液化二酸化炭素が液体窒素と熱交換し温められて気体となる一方、液体窒素はさらに冷却されて、窒素循環管路111に戻される。
また、他端側支軸101には、回転体20内の一方流路R1を通る気体に渦流を発生させる固定翼120が設けられ、回転体20の内壁には、固定翼120により渦流となった気体を受けて回転体20を回転させる可動翼125が設けられている。
また、図1及び図4に示すように、燃焼装置2は、空気の供給が遮断された状態で、燃焼物に水の混合された流動物が供給され、流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させて、燃焼後のガスを排気する燃焼室体200と、流動物を燃焼室体200に供給する流動物供給部280と、燃焼室体200を囲繞するとともに燃焼室体200を回転駆動可能に支持する外側室体210と、燃焼室体200を回転駆動させる燃焼室体駆動手段230とを備えている。
燃焼室体200は、その下部に燃焼室体200内に連通し流動物を導入する下部開口201が設けられ、その上部に燃焼室体200に連通し排気を排出する上部開口202が設けられている。また、燃焼室体200は、外筒203と内筒204を有しており、燃焼室体200の内筒204が、燃焼室体200の遠心力で外筒203側に押し付けられ燃焼室体200の内壁を形成する耐熱流体からなっている。
詳しくは、外筒203は、例えばタングステン(融点3407℃)で形成されており、内筒204は、セラミックス、例えばサクランダム(融点2432℃)で形成されている。ここで、内筒204を形成するセラミックスは、燃焼物の燃焼により溶解して、遠心力で外筒203側に押し付けられて燃焼室体200の内筒204を形成する。セラミックスが溶解することにより、燃焼による高温は遮断され外筒203に伝えられにくくなり、燃焼室体200の耐熱性が向上する。尚、このセラミックスは、燃焼装置2の運転前に上部筒体205から粒子として投入され燃焼装置2の運転中に溶解して内筒204を形成する。燃焼室体200内の温度は、燃焼時には、例えば、1000℃〜7000℃になる。これにより、水が酸素と水素に熱分解される。また、中心では、光の交差点ができれるので約70000℃になりうる。そのため、劣化ウラン等の核廃棄物も処理しうる。
燃焼室体200はカプセル状に形成され、燃焼室体200の下部に燃焼室体200内に連通し流動物を導入する下部開口201が設けられ、燃焼室体200の上部に燃焼室体200に連通し排気を排出する上部開口202が設けられている。上部開口202には上部筒体205が連設されている。また、下部開口201には下部筒体206が連設されている。そして、上部筒体205の基端部に、上部開口202に連通するガス排気口207が形成されている。
また、外側室体210は、カプセル状に形成されている。この外側室体210には、上部筒体205を軸支する上部側軸受211と、下部筒体206を軸支する下部側軸受212が設けられている。また、外側室体210の上部には、ガス排気口207からの排気を後述のガス排気管300に導く排気空間213が形成されている。
燃焼室体駆動手段230は、外側室体210の下側に設けられている。また、燃焼室体駆動手段230は、筒状体41に連係して筒状体41の回転力からの動力を燃焼室体200に伝達する動力伝達機構231を備えている。動力伝達機構231は、下部筒体206を回転駆動することにより燃焼室体200を回転させるギア装置232を備えている。
このギア装置232は、第2変速機69と接続され、第1変速機67及び第2変速機69を介して筒状体41の回転力を伝達可能な第3シャフト233と、第3シャフト233に設けられた第3原動ギア234と、第3原動ギア234に噛合するとともに下部筒体206に設けられた第3従動ギア235とを備えている。第3シャフト233は、軸受け236を介して外側室体210に回転可能に軸支されている。
また、外側室体210の天井には、上部筒体205の開口に対峙した透明なガラス240が設けられており、このガラス240を介して、燃焼室体200内部で発生する光が取り出される。例えば、ガラス240から取り出された光は、主にレーザ光線として利用する。また、図示してないが、天井には、ガラス240から取り出された光の温度を検知する検知センサが設けられている。この検知センサは、温度センサまたは光電管センサが用いられる。
さらに、外側室体210と燃焼室体200の間に設けた中間仕切壁250の下部には、燃焼室体200の下部開口201から排出された灰分を外側室体210の外側に排出するロート状の排出通路部251が設けられている。そして、外側室体210と中間仕切壁250との間の空間は、排出通路部251を冷却する冷却流体(実施の形態では冷却水)が通る冷却流体通路252としてある。外側室体210の下部には、冷却流体が流入する流入口253が設けられている。流入口253は、冷却流体通路252に冷却流体を供給する冷却流体供給部255と接続されている。
冷却流体供給部255は、水道水等からの水が溜められる冷却流体貯留槽256と、冷却流体貯留槽256の冷却流体を吸引する高圧ポンプ257と、高圧ポンプ257からの冷却流体を一時的に貯留する冷却流体一時貯留槽258と、冷却流体一時貯留槽258及び流入口253を接続する流入管259とを備えている。
また、外側室体210の下部には、冷却流体が流出する冷却流体流出管260が設けられている。冷却流体流出管260は、外側室体210の内部側に設けた冷却流体噴射口261aからガラス240に水を噴射する冷却流体噴射管261と、冷却流体噴射管261に分岐して設けられ、ガラス240の内部を通過するガラス冷却管262とを備えている。冷却流体流出管260は、ガラス冷却管262の下流側において、ガラス240内で燃焼室体200からの光により温められた水が溜められる温水貯留槽263と接続されている。
温水貯留槽263には、冷却流体貯留槽256と接続される温水流出管263aが設けられている。
図中、264は、冷却流体が逆流するのを防ぐ逆止弁,265は、冷却流体通路252に流入する冷却流体の流量を調整する流量調整弁である。
また、中間仕切壁250には、冷却流体通路252を流れる冷却流体が噴出する複数の噴出孔250aが設けられている。噴出孔250aから噴出した冷却流体は、燃焼室体200に向けて吹きかけられ、燃焼室体200の外筒203を冷却するとともに外筒203の外側を流下する。この硫化する冷却流体は、排出通路部251から灰分とともに外側室体210の外部に排出される、一方、燃焼室体200の熱により蒸発して気体となった水は、ガス排気口207から排出される。
そして、灰分に混ざった冷却流体は、水分分離器267で遠心分離されて取り出される。この水分分離器267は、外側室体210の外側に設けられ、排出通路部251から排出された灰分から水分を、例えば遠心分離により分離する。また、水分分離器267は、管路268を介して高圧ポンプ257に接続されており、この水分分離器267で分離された水が管路268を介して高圧ポンプ257で吸引される。
また、本燃焼装置2には、燃焼室体200内に酸素を供給する酸素供給器270が設けられている。酸素供給器270は、燃焼室体200の下部開口201から酸素を噴射する酸素噴射管を備えている。また、燃焼室体200内に水素を供給する水素供給器271が設けられている。水素供給器271は、燃焼室体200の下部開口201から水素を噴射する水素噴射管を備えている。酸素供給器270及び水素供給器271は、例えば、本装置の始動時あるいは火力安定のために適時に作動する。
また、実施の形態では、燃焼室体200に供給された燃焼物に着火させる着火装置272が備えられている。着火装置272は、燃焼室体200の下部開口201の近傍に設けられた点火プラグで構成されている。
流動物供給部280は、種類毎に分けられた複数の流動物貯留槽281a,281b,281cと、各流動物貯留槽281a,281b,281cの下部から流動物を吸引する流動物吸引ポンプ282と、この流動物吸引ポンプ282で吸引された流動物を一時的に貯留する流動物一時貯留槽283と、流動物一時貯留槽283に貯留された流動物を燃焼室体200内に噴射する流動物噴射体284とを備えている。
流動物貯留槽は、本実施形態においては、燃焼物としてプラスチックや古タイヤあるいは家畜の糞尿等が入れられる第1流動物貯留槽281aと、燃焼物としてPCB等からなる廃油が入れられる第2流動物貯留槽281bと、燃焼物として劣化ウラン(ウラン238)が入れられる第3流動物貯留槽281cの3つを有している。
これらの流動物貯留槽281a,281b,281cは、上部に燃焼物が投入される開口を有し、この開口から投入された流動物を貯留する。そして、流動物貯留槽281a,281b,281c内に水を供給する水供給部285a,285b,285cにより水が供給され、燃焼物と水が、流動物貯留槽281a,281b,281c内を攪拌するミキサ286a,286b,286cにより混ぜられて、燃焼物と水とからなる流動物になる。
第1流動物貯留槽281a内には、その下部から上部に亘って第1螺旋状管287が配設されている。第1螺旋状管287は、加温流体貯留槽95と並列に、加温流体循環管路86に設けられ、他方流路R2で冷やされた加温流体と熱交換させて流動物を冷却させる、さらに、加温流体を加温する加温流体加温部87としても機能する。この第1螺旋状管287の上流側の加温流体貯留槽95から分岐する分岐点には、第1螺旋状管287を流れる加温流体の流量を調整する電磁バルブ287aが設けられている。
また、第1流動物貯留槽281aに水を供給する水供給部285aは、結露フィルタ9から流下した水を集水して第1流動物貯留槽281aに供給する水供給管288aと、温水貯留槽263及び後述の水流通管305から分岐した水が供給される水供給管288bとからなる。水供給管288a,288bには、内部を流れる水の流量を調整するバルブが設けられている。
第1流動物貯留槽281aに設けられたミキサ286aは、第3シャフト233上に設けられた第3変速機289と連結され、筒状体41の回転力を動力として作動する。そして、このミキサ286aは、第1流動物貯留槽281aに設けた温度検知センサが検知した温度に基づいて、第3変速機289からの動力が可変する状態で作動する。
第2流動物貯留槽281b内には、その下部から上部に亘って第2螺旋状管294が配設されている。第2螺旋状管294は、後述のガス排気管300の経路上に設けられ、ガス排気管300を流れるガスと熱交換して流動物が加温されるとともに、ガスを冷却する。
また、第2流動物貯留槽281bに水を供給する水供給部285bは、温水貯留槽263及び後述の水流通管305から分岐した水が供給される水供給管288cからなっている。この水供給管288cには、内部を流れる水の流量を調整するバルブが設けられている。
第2流動物貯留槽281bに設けられたミキサ286bは、第3シャフト233上に設けられた第4変速機290と連結され、筒状体41の回転力を動力として作動する。そして、このミキサ286bは、第2流動物貯留槽281bに設けた温度検知センサが検知した温度に基づいて、第4変速機290からの動力が可変する状態で作動する。
さらに、第3流動物貯留槽281c内においては、冷却流体流出管260の冷却流体噴出管よりも上流側の経路上に設けられ、第3流動物貯留槽281cの下部から上部に亘って配設される第3螺旋状管295が設けられている。第3螺旋状管295は、第3流動物貯留槽281c内の流動物と冷却流体とが熱交換して流動物が冷却される。
第3流動物貯留槽281cに水を供給する水供給部285cは、冷却流体流出管260の第3螺旋状管295の下流側に設けられ、冷却流体を第3流動物貯留槽281cに水として供給する水供給管296からなっている。この水供給管296には、内部を流れる水の流量を調整するバルブが設けられている。
第3流動物貯留槽281cに設けられたミキサ286cは、第2変速機69と連結され、筒状体41の回転力を動力として作動する。そして、このミキサ286cは、第3流動物貯留槽281cに設けた温度検知センサが検知した温度に基づいて、第2変速機69からの動力が可変する状態で作動する。
流動物吸引ポンプ282は、3つに分岐した接続管292と接続されており、接続管292は、各流動物貯留槽281a,281b,281cと接続されている。この接続管292の分岐した管には、合流した後の管内の流動物に含まれる各燃焼物の比が調整可能なように、流量を調整するバルブ292a,292b,292cが設けられている。各バルブ292a,292b,292cは、ガラス240から放出される光の温度を検知する温度検知センサに基づいて、その開度が制御され、これにより、燃焼室体200が耐久可能な範囲内に、燃焼室体200内の温度が制御される。各流動物貯留槽281a,281b,281cに入れられた燃焼物のエネルギの順位は、第1流動物貯留槽281aに入れられた燃焼物<第2流動物貯留槽281bに入れられた燃焼物<第3流動物貯留槽281cに入れられた燃焼物となっている。
流動物噴射体284は、下部筒体206に挿入されるとともに、先端に流動物噴射口284aが形成された管状に形成されている。流動物噴射体284の外周には、ドリル284bが形成されている。このドリル284bによって、燃焼室体200内で燃焼されることにより生じ下部筒体206に至った灰分が、排出通路側にかき出される。
また、この燃焼装置2には、外側室体210の上部に設けた排気空間213と接続され、ガス排気口207から排気されるガスが通るガス排気管300が設けられている。ガス排気管300は、その経路上に遠心分離器301が設けられている。
遠心分離器301は、水素,二酸化炭素,オゾン等のその他のガス及び水蒸気等に分離する。遠心分離器301は、ガス流通管304及び水流通管305と接続されている。水素が流れる水素流通管302,二酸化炭素流通管303,その他のガスが、ガス流通管304を流れ、水蒸気が液化した水が、水流通管305を流れる。
水素流通管302を流れた水素は、二酸化炭素回収装置1の屋根裏の気体通路8を通った後、水素コンプレッサ352によって圧縮される。水素コンプレッサ352は、管路により高圧ポンプ257と接続され、この水素コンプレッサ352で発生した水が、管路を介して高圧ポンプ257で吸引される。
気体通路8において、水素流通管302は、回転軸を中心軸とする環状に形成されている。そして、水素流通管302の環状の部分に、液体窒素流通管路115からの液体窒素が吹きかけられて、内部の水素が冷却される。
また、二酸化炭素流通管303は、気体通路8内に二酸化炭素を供給している。詳しくは、二酸化炭素流通管303は、気体通路8内において、回転軸を中心軸とする環状に形成されている。そして、この環状部分の内周側に二酸化炭素を送出する二酸化炭素送出口が設けられている。
水流通管305は、温水貯留槽263と接続されている。
水流通管305からの水は、温水貯留槽263,第1流動物貯留槽281a及び第2流動物貯留槽281bに流入する。即ち、第1流動物貯留槽281a及び第2流動物貯留槽281b側に水が足りない場合、水供給管288b,288cのバルブの開度が大きくなり、温水貯留槽263からも水が水供給管側に流れ込む。また、第1流動物貯留槽281a及び第2流動物貯留槽281b側に水が十分ある場合、水供給管288b,288cのバルブの開度が小さくなり、水流通管305の水は、温水貯留槽263側にも流れ込む。
また、ガス排気管300は、その経路上に、加温流体加温部87として、加温流体循環管路86の加温流体と熱交換を行なわせるガス−加温流体熱交換器306が設けられている。このガス−加温流体熱交換器306は、熱交換機87aの上流側の加温流体循環管路86及び下流側の加温流体循環管路86と接続される加温流体貯留タンク307内に設けられ、ガス排気管300から分岐する複数の細管308を備えている。
また、このガス排気管300は、外側室体210側からガス−加温流体熱交換器306に至るガス排気管300の径路上に、動力タービン308が設けられている。この動力タービン308は、ガス排気管300中を流れるガスにより発電する。
また、本発明の二酸化炭素回収及び燃焼装置には、椀状体11,第3シャフト233を軸支する軸受236,ギア装置232,下部側軸受212,上部側軸受211及び一方側支軸軸受91aに潤滑オイルを循環して供給する潤滑オイル循環管路310が設けられている。この潤滑オイル循環管路310は、椀状体11及び第3シャフト233を軸支する軸受236の間の経路上において、椀状体11の内部のオイルを吸引して軸受236側に送出する潤滑オイル吸引ポンプ311が設けられている。潤滑オイル吸引ポンプ311は、第3変速機289と接続され、筒状体41の回転力を動力として作動する。
また、上部側軸受211と一方側支軸91との間の経路上に、各所での回転によって生じた熱により加温された潤滑オイルを冷却する潤滑オイル冷却器312が設けられている。この潤滑オイル冷却器312は、冷却流体貯留槽256の内部の上部から下部に亘って配設された螺旋管からなっている。
尚、全ての配管は熱エネルギーの空中放出を避けるため、図示してないが、保温部材により被覆されている。また、全ての動力伝達装置及び変速機は、効率の良い回転数に設計されている。
従って、この実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置により二酸化炭素を回収しつつ廃棄物を燃焼させる場合には、以下のようになる。
二酸化炭素回収装置1は、二酸化炭素回帰管17を用いて、予め、二酸化炭素貯留タンク15に溜めた二酸化炭素を窒素−二酸化炭素熱交換器116で気化させ、さらに、この気化した二酸化炭素を二酸化炭素噴射口17aから噴射する。この際、二酸化炭素噴射口17aから噴射された二酸化炭素は、筒状体41に設けた羽根41aに当たり、これにより、筒状体41が回転する。
次に、二酸化炭素回収装置1は、液体窒素散布部100からの液体窒素により、一方流路R1の気体が冷却され、加温流体散布部80により、他方流路R2の気体が加温される。この際、一方流路R1の気体は、液体窒素で冷やされて降下し、気体排気部23から排出される際に、羽根26によって渦流が発生した状態で排気される。
また、気体排気部23から流出され気体流入部42から筒状体41内に流入した気体は、加温流体散布部80からの加温流体と熱交換し、加温されて上昇する。そして、他方流路R2を上昇する気体が案内板体44に衝止して気体排出口43から出る際、この気体は、動翼50の羽根26に衝止し、筒状体41を回転させるとともに、静翼55に噴射される。この噴射による反発力によっても筒状体41が回転する。
この際、回転した筒状体41内において、他方流路R2の気体と熱交換して冷却された加温流体は、遠心力で加温流体は筒状体41の内壁に押し付けられて溜まり、加温流体回収口88から加温流体循環管路86に回収される。
また、この際、一方流路R1においては、一方流路R1の気体が固定翼120により渦流となり、この渦流となった気体が可動翼125に衝止して回転体20をさらに回転させる。すなわち、筒状体41からの回転力だけでなく、可動翼125によっても回転体20に回転力が付与されるので、回転体20が効率よく回転し、回転体20の回転速度が速くなり、二酸化炭素の遠心圧縮の状態が良好になる。
そして、筒状体41の回転が安定すると、二酸化炭素噴射口17aからの二酸化炭素の噴射が停止する。
筒状体41が回転すると、回転力伝達機構60により筒状体41に連係された回転体20も回転する。回転体20が回転すると、回転体20の盆状体24に設けた複数の羽根26により回転体20に吸引力が作用し、気体通路8に臨む気体吸引部22から気体通路8の空気及び二酸化炭素流通管303からの二酸化炭素が取り入れられる。
回転体20内に吸引された気体は、一方流路R1において、液体窒素が散布されて冷やされ二酸化炭素が霧状になる。そして、さらに一方流路R1を進んで回転体20の他端側の盆状体24内にいたると、この霧状になった二酸化炭素を含む気体は遠心圧縮され、これにより、外周側に二酸化炭素と液体窒素とが分離して圧縮集合し、二酸化炭素及び液体窒素が噴出口30から噴射されるとともに、回転体20内の不要な気体は気体排気部23に導かれて排気される。そして、噴出口30から噴射されて容器10内に至った二酸化炭素及び液体窒素は、さらに、液体窒素噴射管18から噴射される液体窒素により、容器10内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換が行なわれる。
この熱交換により、二酸化炭素の液化が進み、液化した二酸化炭素は、容器10を流下して容器10の底部から液化二酸化炭素吸引ポンプ13で吸引され、液体窒素は、気化して窒素吸引ポンプで吸引される。これにより、回転体20の外周側に二酸化炭素が分離して圧縮集合し、この圧縮集合した二酸化炭素のみが、液化されるので、空気中の微量の二酸化炭素が選択的に効率よく液化される。容器10内で液化され容器10の液化二酸化炭素は、二酸化炭素吸引ポンプ13により吸引されて取り出され、二酸化炭素貯留タンク15に収納される。
また、この際、筒状体41の回転力により、回転体20が回転し、しかも、一方流路R1及び他方流路R2の気体の流れによっても、回転体20が回転するので、モータ等を用いて回転体20を回転させる場合と比較して、外部からの動力を殆ど用いることなく二酸化炭素を回収することができる。そのため、省エネルギ化を図ることができる。
また、二酸化炭素回収装置1の気体通路8において、液体窒素吹出し口115aからの液体窒素により気体通路8を通る気体が冷やされ、水吹出口94aからの水により結露フィルタ9が湿らされ、この結露フィルタ9に冷やされた気体が通過していくので、気体中の水蒸気が液化して結露フィルタ9に付着する。そのため、気体吸引部22からは、水蒸気が比較的少ない乾いた気体が吸引され、これにより、回転体20で遠心分離される二酸化炭素中に水分が含まれにくくなる。
また、液体窒素供給部110は、圧縮機112が駆動して気化した窒素を凝縮器113に送り、凝縮器113で窒素を冷却して液化し、凝縮器113で液体となった窒素を窒素冷却装置114で冷却し、液体窒素散布部100に供給する。液体窒素散布部100は、冷却された液体窒素を液体窒素散布部100である他方側支軸の液体窒素散布口から散布する。
一方、燃焼装置2は、流動物貯留槽内に流動物が投入される。この流動物は、水供給部からの水により適正な水分量に調整され、ミキサにより攪拌される。そのため、流動物は、均質化され、燃焼室体200で円滑に燃焼する。ミキサは、筒状体41の回転力により作動するので、ミキサを作動させるモータを別途設けた場合と比較すると、省エネルギ化を図ることができる。
また、燃焼室体200は、燃焼室体駆動手段230の動力伝達機構231により、回転体20の回転力を動力として作動する。燃焼室体200は、回転した状態で、酸素供給器270及び水素供給器271から酸素及び水素が燃焼室体200内に供給され、着火装置272の点火プラグが作動し、酸素による水素の燃焼によって、高温に温度上昇する。そして、セラミック粒子を上部筒体205から投入すると、セラミックスは、水素の燃焼により溶解し、遠心力で外筒203側に押し付けられて内筒204を形成する。
この状態で、流動物供給部280の流動物吸引ポンプを作動させると、第1流動物貯留槽281a,第2流動物貯留槽281b及び第3流動物貯留槽281cに貯留された流動物が、吸引され流動物一時貯留槽283に溜められ、流動物一時貯留槽283から流動物噴射体284を介して燃焼室体200内に噴射される。これにより、流動物中の水が酸素と水素に熱分解させられ、この酸素及び酸素供給器270から供給される酸素により、燃焼物が燃焼する。そして、燃焼が定常状態になると、酸素供給器270及び水素供給器271が停止する。尚、燃焼の安定化のために、適時に着火装置272,酸素供給器270及び水素供給器271を作動させる。
燃焼室体200内では、定常状態において上昇渦が発生し、燃焼室体200内は高温高圧下となり、流動物中の水が熱分解した酸素となり、この酸素によって、燃焼物は、ほぼ完全燃焼する。即ち、このとき、燃焼室体200内では、燃焼室体200の高速回転による遠心力によって、溶解セラミックスが円筒状となり、この溶解したセラミックスの円筒内面で赤外線が反射し合い、ガス排気口207に赤外線がさらに出にくくなるために、非常に高温になり、ほぼ完全燃焼が行われる。燃焼室体200内では、水素,二酸化炭素,水蒸気,余分な酸素などその他のガスが生成され、ガス排気管300から排気される。そして、この排気により、動力タービン308が駆動し発電等の用に供される。
この際、燃焼室体200は、筒状体41の回転力を動力として回転するので、燃焼室体200を回転させるモータ等を別途設けた場合と比較して、省エネルギ化を図ることができる。
また、流動物が、劣化ウラン(ウラン238)を含んでおり、燃焼室体200内でこの劣化ウランが燃焼するので、燃焼室体200内がより一層高温になる。また、燃焼室体200内は、高温になるので、PCB等の有害な廃油もよく分解される。
また、ガス排気口207からガス排気管300に至ったガスは、ガス排気管300の経路上のガス−加温流体熱交換器306を通る。ここで、ガス排気管300中のガスは、加温流体貯留タンク内の加温流体と熱交換され、さらに下流の第2螺旋状管294を通って、第2流動物貯留槽281b内の廃油と熱交換され、遠心分離器301に至る。
この際、ガス−加温流体熱交換器306においては、加温流体は、燃焼装置2にて燃焼物を燃焼した際に生じたガスの廃熱を利用して加温させられるので、加温流体を加温する加温装置を別途設けた場合と比較すると、エネルギを有効利用することができる。
また、下流のガス排気管300においては、第2流動物貯留槽281bの内部の流動物である廃油が加温されて、流動物噴射体284から噴射されるので、熱効率が良く、それだけ確実に燃焼させることができる。
また、燃焼室体200内の燃焼によって外筒203が高温になっても、冷却流体が燃焼室体200の外筒203に噴射されて、外筒203を冷却するので、外筒203が溶解する事態を防止できる。
一方、ガス−加温流体熱交換器306及び第2螺旋状管294により、ガスは冷却されて、ガス遠心分離器301により、水素や二酸化炭素その他のガス及び水に分離して回収される。この場合、燃焼室体200への空気の供給が遮断されているので、窒素の供給がほとんどなくなり、そのため、燃焼物に起因するもの以外の窒素酸化物の生成が抑制される。その結果、排気ガスがクリーンになり、またその回収も容易に行われる。
また、燃焼室体200からのガスのうち、遠心分離器301で分離された二酸化炭素は、二酸化炭素回収装置1の気体通路8に供給される。
気体通路8に入った燃焼装置2からの二酸化炭素は、上記の大気中の二酸化炭素とともに、二酸化炭素回収装置1の容器10で液化されて二酸化炭素として回収される。すなわち、より一層、二酸化炭素が選択的に回収されるので、回収効率が向上する。また、従来の燃焼装置と比較すると、液化した状態で二酸化炭素を取り出すことができるので、二酸化炭素の取り扱いを多様化できる。
また、燃焼室体200内で発生した灰分は、燃焼室体200の下に落下し、排出通路部251から排出される。この過程で、排出通路部251は、冷却流体通路252を流れる冷却流体によって冷却される。
排出通路部251から排出された灰分は、水分分離器267に至り、灰分から水分が分離され、汚泥となって排出される。この場合、汚泥の量は、処理する流動物に比較して極めて少ないものになり、その後の処理が容易なものとなる。
また、発電機70は、筒状体41の回転力のうち、回転体20,燃焼室体200,各種ポンプ及びミキサ等を作動させる動力が差し引かれた残りを動力として、発電が行なわれる。また、筒状体41の回転力を使い切ることができ、省エネルギ化を図ることができる。
次に、図5及び図6には、第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示している。
この二酸化炭素回収及び燃焼装置は、上記第一実施形態のものとは、ガス−加温流体熱交換器306の構造が異なっている。
図7に示すように、ガス−加温流体熱熱交換器306aは、熱交換用の気体(例えば、二酸化炭素)からなる媒体を密封する塔状体314と、塔状体314に回転可能に軸支され、軸方向一端に媒体の供給口315が形成され、他端に媒体の排出口316が形成された回転筒体317を備えている。これにより、熱交換器306aには、回転筒体317の供給口315から回転筒体317の内部を通って排出口316に至る一方流路R3及び回転筒体317の排出口316から回転筒体317の外側を通って供給口315に至る他方流路R4が形成される。
さらに、回転筒体317は、回転筒体317に供給口315に流入する媒体を受けて回転筒体317に回転力を付与する第1動翼318a及び排出口316から排出する媒体を受けて回転筒体317に回転力を付与する第2動翼318bを備えている。また、回転筒体317内には、加温流体を軸方向他端側から一端側に向けて流通させ、一方流路R3を通る媒体を冷却する螺旋状管320が設けられている。さらに、塔状体314の壁部には、ガスを軸方向一端側から他端側に向けて流通させ、他方流路R4を通る媒体を加温する、螺旋状管320と逆向きの螺旋状の凸条管321が設けられている。
このガス−加温流体熱交換器306aに、ガス排気管300からのガス及び加温流体循環管路86の加温流体が送給されると、一方流路R3の媒体は、螺旋状管320の加温流体と熱交換して冷却されるとともに、他方流路R4の媒体は、凸条管321と熱交換して加温され、一方流路R3及び他方流路R4を通る媒体の対流が生じる。そして、媒体の対流により回転筒体317が回転し、ギヤ機構327を介して、回転筒体317の回転力を動力として得る。この動力によって、発電機328が駆動される。
これにより、ガスと加温流体との熱交換時に動力を得て発電でき、それだけ、省エネルギ化を図ることができる。
その他の構成,作用,効果は上記第一実施形態のものと同様である。
また、図8乃至図10には、第二実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置の熱交換器の応用例を示している。尚、ガス−加温流体熱交換器306aと同様のものには同一の符号を付している。
このガス−加温流体熱交換器306bは、塔状体314と、塔状体314に回転可能に軸支され、軸方向一端に熱交換用の気体からなる媒体(例えば、二酸化炭素)の供給口315が形成され、他端に媒体の排出口316が形成された回転内筒体322と、塔状体314及び回転内筒体322に対して回転可能に設けられ、壁部が塔状体314と回転内筒体322との間に位置するとともに、媒体を密封する回転外筒体323とを備えている。
これにより、ガス−加温流体熱交換器306bには、回転内筒体322の供給口315から回転内筒体322の内部を通って排出口316に至る一方流路R3及び回転内筒体322の排出口316から回転内筒体322の外側を通って供給口315に至る他方流路R4が形成される。
回転内筒体322の一端側には、供給口315に流入する媒体を受けて回転内筒体322に回転力を付与する動翼318が設けられ、回転外筒体323の一端側の内周には、動翼318に媒体を導くとともに、回転外筒体323に回転力を付与するガイド翼324が設けられている。尚、このガイド翼324の曲率及び吹出し方向は、温度差,回転数,内圧に合わせて、設計上自在に設定して効率を向上させている。
回転内筒体322の壁部には、回転内筒体322の軸方向に沿って加温流体を軸方向他端側から一端側に向けて流通させ、一方流路R3を通る媒体を冷却する多数の冷却管325が列設されている。また、回転外筒体323の壁部には、回転外筒体323の軸方向に沿って、ガスを軸方向一端側から他端側に向けて流通させ、他方流路R4を通る媒体を加温する多数の加温管326が列設されている。
このガス−加温流体熱交換器306bに、ガス排気管300からのガス及び加温流体循環管路86の加温流体が送給されると、一方流路R3の媒体は、冷却管325の加温流体と熱交換して冷却されるとともに、他方流路R4の媒体が加温管326のガスと熱交換して加温され、一方流路R3及び他方流路R4を通る媒体の対流が生じる。そして、媒体の対流により回転内筒体322及び回転外筒体323が回転し、ギヤ機構327を介して、回転内筒体322及び回転外筒体323の回転力を動力として得る。
このガス−加温流体熱交換器306bによれば、上記のガス−加温流体熱交換器306aと比較すると、回転筒体317に相当する回転内筒体322だけでなく回転外筒体323からも動力を得ているので、動力の取得効率を向上させることができる。
その他の構成,作用,効果は上記第一実施形態のものと同様である。
次にまた、図11乃至図13には、第三実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示している。
この二酸化炭素回収及び燃焼装置は、上記のものと異なり、加温流体として、燃焼装置2から排気されたガスの一部を用いている。
詳しくは、二酸化炭素回収装置1は、一方側支軸91に、一方側支軸91の軸方向一端側を覆うケース340を介して、ガス排気管300が接続されている。また、一方側支軸91の軸方向一端側には、ケース340内に渦流を発生させる羽根330が設けられている。さらに、筒体21の外側面と筒部材81内側面との間の空間は、回転軸と同軸に設けられた筒状の仕切331により、軸方向外側及び内側の2つの空間332,333に隔てられている。そして、一方側支軸91は、軸方向他端側において、上下に2つの管体334,335が接続されている。このうち、上側の管体334は、仕切331で隔てられた軸方向内側の空間332に連通している。また、下側の管体335は、仕切331で隔てられた軸方向外側の空間333に連通している。
また、回転体20の回転軸方向他端側には、仕切331で隔てられた軸方向内側の空間から噴出口30の上部近傍に、空間332内の気体を送出する気体送出管路336が設けられている。さらに、仕切331で隔てられた軸方向外側の空間に流入した気体は、筒部材81の表面に設けられた加温流体散布口から筒状体41に向けて散布される。
さらに、一方側支軸91の軸上には、水素を吸引可能な水素吸引口を複数有した水素吸引管350が設けられている。水素吸引管350は、吸引した水素を貯留する水素貯留タンク351と接続されるとともに、その経路上に水素コンプレッサ352が設けられ、水素コンプレッサ352の作動により水素吸引口から水素が吸引される。また、水素吸引管350は、その一部が屋根裏の気体通路8と通過している。水素吸引管350は、気体通路8において、回転軸を中心に環状に形成されており、この環状部分に、液体窒素流通管路115からの液体窒素が吹きかけられて、内部の水素が冷却される。
また、水素吸引管350は、環状部分よりも水素貯留タンク351側に、流動物一次貯留槽283と接続する水素供給管353が設けられている。この水素供給管353は、流動物一次貯留槽283に水素を供給する。
また、加温流体循環管路86の代わりに、加温流体送給管路86aが設けられている。加温流体送給管路86aは、加温流体貯留槽95よりも下流側が加温流体循環管路86と異なり、温水貯留槽263と接続されている。
その他の構成は上記の実施形態のものと同様である。
この二酸化炭素回収及び燃焼装置を作動させる場合には、上記と同様にして行う。
そして、燃焼装置2から排気されたガスは、ガス排気管300を通って二酸化炭素回収装置1側に至り、ケース340内で渦流になって一方側支軸91内に流入する。
渦流となったガスは、遠心力により比重の軽いものは、一方側支軸91の軸方向内側に、比重の重いものは軸方向外側に分離する。そして、比重の軽い水素は、一方側支軸91の軸に分布するようになり、水素吸引管350から吸引される。
また、比重の重い二酸化炭素を多く含む気体は、回転軸方向外側に分布するようになり、主に一方側支軸91の軸方向他端側に設けた上側の管体に流入し、回転体20の回転による遠心力により空間内で二酸化炭素のみが圧縮集合し、二酸化炭素のみが気体送出管路から容器10内に向けて噴射し、二酸化炭素以外の気体は、気体流入部42から他方流路R2を通って気体排気口に至る。容器10内に散布された燃焼装置2からの二酸化炭素は、上記と同様に、噴出口30から噴射された二酸化炭素とともに容器10内で液化されて回収される。
また、水蒸気等の比較的比重の軽いその他のガスは、回転軸方向内側に分布するようになり、下側の管体に流入し、加温流体として、加温流体散布口から他方流路R2の気体に散布される。そして、他方流体の気体と熱交換されて水蒸気は液化し、加温流体回収口88から回収され、温水貯留槽263に貯留される。
加温流体として、燃焼装置2から排気された温度の高いガスの一部をそのまま用いるので、他方流路R2の気体は、効率よく加温される。
次に、図14には、第四実施形態に係る二酸化炭素回収及び燃焼装置を示している。
図15にも示すように、この二酸化炭素回収及び燃焼装置は、上記第三実施形態のものと異なり、二酸化炭素回収装置1の外郭5に、気体排出口43から排出される気体を用いるために、外部に導出するダクト150を設けている。ダクト150は、外郭5の下部に設けられている。このようにすると、排出される気体を、外部に容易に導出することができる。
また、上記外郭5を通り上記ダクト150に至る気体に対して、水を噴射して冷却する冷却手段155を設けている。このようにすると、高温の気体が外部に導出されるといった不具合を防止することができる。
冷却手段155は、加温流体吸引ポンプ89よりも下流側であって加温流体貯留槽95よりも上流側の加温流体循環管路86に、電磁バルブ156を介して接続され、外郭の内壁に設けられる加温流体噴射口157を備えている。この加温流体噴射口157は、電磁バルブ156からの加温流体を筒状体41側に噴射する。
加温流体噴射口157から噴射された加温流体は、加温流体循環管路86の加温流体回収口88で回収される。加温流体回収口88は、筒状体41の内部を流下して加温流体回収口88から筒状体41の外部に流出した加温流体及び加温流体噴射口157から噴射され筒状体41の外側を流下してくる加温流体を回収可能なように、その開口88bが内側側及び上側に亘って形成されている。この加温流体噴射口157は、電磁バルブ156の開閉により、適時に筒状体41側に加温流体を噴射することができる。
また、ダクト150から導出された気体は、例えば、部屋の暖房または冷房等に用いられる。
次にまた、加温流体循環管路86の熱交換器87aよりも上流側には、加温流体循環管路86を流れる加温流体を水抜きするための水抜き管160が設けられている。水抜き管160は、温水貯留槽263,冷却流体貯留槽256及び加温流体取出し口161とに接続され、加温流体循環管路86を流れる加温流体が余分にあるときは、この水抜き管160から内部の流れる水が抜き取られる。そして、水抜き管160から、加温流体である水が、温水貯留槽263、冷却流体貯留槽256に供給されたり、水抜き管160を介して、加温流体取出し口161から外部に取り出されたりする。
また、図16に示すように、上記の二酸化炭素回収及び燃焼装置とは、ガス−加温流体熱交換器306cの構造が異なっている。
すなわち、ガス−加温流体熱交換器306cは、このガス−加温流体熱交換器306c内に二酸化炭素貯留タンク15からの二酸化炭素が補充される二酸化炭素補充管380が接続されている。
また、加温流体循環管路86に接続されるガス−加温流体熱交換器306cの下流側の管路360には、管路360を流れる加温流体の一部がガス−加温流体熱交換器306cの上流側の管路361に回帰するように分岐した分岐管362が設けられている。この分岐管362には、例えば、部屋の空気と分岐管362を流れる加温流体との熱交換を行なう暖房器具363が介装され、部屋の湿度調整を行なえるようになっている。図中、364は、分岐管のポンプである。
さらに、回転外筒体323内部の上端近傍には、上端側隔壁370が設けられている。この上端側隔壁370と回転外筒体の上端内壁との間には、燃焼装置2側のガス排気管300と接続され、ガス排気管300のガスが流入する一次室371が形成される。一次室371には、上端側隔壁370に加温管326の上端が貫通して加温管326が接続される。
また、回転外筒体323内部の下端近傍には、下端側隔壁372が設けられている。この下端側隔壁372と回転外筒体の下端内壁との間には、加温管326からのガスが流入する二次室373が形成される。二次室373には、下端側隔壁372に加温管326の下端側が貫通して接続される。また、二次室373は、塔状体314内の空間に連通している。そして、この加温管326を流れるガスは、塔状体314の下部に接続された遠心分離器301側のガス排気管300から塔状体314の外部に排出される。
また、加温管326の上端と回転外筒体323の上端側の内壁の間、及び、加温管326の下端と回転外筒体323の下端側の内壁の間には、加温管326の周縁に弾接し、加温管326の傍聴収縮を吸収するゴム製のパッキン324が設けてある。
また、一次室371内には、一次室371に流入するガスを受けて回転外筒体323に回転力を付与する一次室フィン375が設けられている。また、二次室373内には、二次室373に流入するガスを受けて回転外筒体323に回転力を付与する二次室フィン376が設けられている。
さらに、ガス−加温流体熱交換器306cのギヤ機構327は、潤滑オイルが溜められるギヤボックス377に収納されている。このギヤボックス377には、潤滑オイル循環管路310に接続される管路310aが接続され、潤滑オイル循環管路310の内部の潤滑オイルが循環する。
その他の構成は上記のものと同様である。
この二酸化炭素回収及び燃焼装置を作動させる場合には、上記と同様にして行う。
この際、二酸化炭素回収装置1の作動中に空気取り入れ口8aからの外気に含まれる水分等が、回転体20内で窒素と熱交換して液体となり、加温流体である水に混じるので、加温流体である水が増加する。
この増加した加温流体である水は、水抜き管160を介し、温水貯留槽263,冷却流体貯留槽256に供給されたり、水取出し口161から排出されるので、加温流体である水が循環する経路上に過多になるといった不具合は回避される。すなわち、加温流体循環管路86を流れる加温流体をほぼ定量にすることができ、加温流体加温部87によって、加温流体を効率よく加温したり、加温流体によって、他方流路R2の気体を効率よく加温することができる。
また、ダクト150からは、加温流体と熱交換し、暖かくなった気体が導出される。これにより、ダクト150からの気体を、部屋の暖房等に用いるようにでき、省エネルギ化を図ることができる。
また、電磁バルブ156により、筒状体41内で液体窒素と熱交換して冷却され加温流体循環管路86内に流入した加温流体が、加温流体噴射口157に至り、この加温流体噴射口157から噴射される。そして、この噴射された加温流体と、外郭5を通りダクト150に至る気体との間で熱交換が行なわれ、この外郭5を通りダクト150に至る気体が冷却される。これにより、ダクト150から導出された気体を、部屋の冷房等に用いることができ、省エネルギ化を図ることができる。
また、分岐管362に加温流体が流されると、ガス−加温流体熱交換器306cでガスと熱交換して加温された加温流体の一部は、暖房器具363により部屋の空気と熱交換を行なうことができ、部屋などを暖房することができ、省エネルギ化を図ることができる。
また、媒体である二酸化炭素が外筒回転体20から漏れ出ても、二酸化炭素補充管380から二酸化炭素貯留タンク15の二酸化炭素を補充することができ、外筒回転体20内の二酸化炭素をほぼ一定量にすることができるので、ガス−加温流体熱交換器306cによって、ガスと加温流体とを効率的に熱交換させることができる。
その他の作用,効果は上記のものと同様である。
尚、発電機70に、動力タービン308を連動させてもよく、適宜設計変更しても差し支えない。
また、窒素循環管路111に、圧縮機112である窒素吸引ポンプよりも下流側に、窒素循環管路111から分岐して再び窒素循環管路111に戻る迂回管路を設け、この迂回管路を、標高のある程度高い山の山頂を通過させるとともに、迂回管路に山頂付近の気体と熱交換する熱交換器を設けてもよい。この場合、窒素吸引ポンプで吸引されて圧縮された窒素と山頂付近の比較的温度の低い空気との間で熱交換することができるので、窒素の液化が促進される。
さらに、窒素循環管路111に、圧縮機112である窒素吸引ポンプよりも下流側において、窒素循環管路111から分岐して再び窒素循環管路111に戻る別の迂回管路を設け、この別の迂回管路を深層水を汲み上げて溜められた海水貯留槽を通過させてもよい。この場合、窒素吸引ポンプで吸引されて圧縮された窒素と比較的温度の低い深層水との間で熱交換することができるので、窒素の液化が促進される。

Claims (10)

  1. 容器内に二酸化炭素若しくは二酸化炭素を含む気体を供給するとともに、該容器内に液体窒素を供給し、該容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて二酸化炭素を液化させる二酸化炭素回収装置と、
    燃焼物に水が混合された流動物が供給され、該流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させるとともに、燃焼後の二酸化炭素を含むガスを排気し、該ガス中の少なくとも二酸化炭素を上記二酸化炭素回収装置の容器内に送給する燃焼装置と
    を備えたことを特徴とする二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  2. 前記二酸化炭素回収装置が、
    液化二酸化炭素を底部から取り出し可能な容器と、
    該容器に対して回転可能に設けられ、気体を吸引して遠心力により外周側に二酸化炭素を分離して圧縮集合させるとともに、分離して圧縮集合した前記二酸化炭素を液体窒素とともに外周に設けた複数の噴出口から前記容器内に噴射させ、前記容器内で二酸化炭素と液体窒素との熱交換を行なわせて、二酸化炭素を液化させる中空状の回転体と、
    該回転体を回転させる回転体駆動手段と、
    前記回転体に設けられ気体を吸引する気体吸引部と、
    前記回転体に設けられ不要な気体を排気する気体排気部と、
    前記回転体内に設けられ該回転体内に液体窒素を散布する液体窒素散布部と、
    該液体窒素散布部に液体窒素を供給する液体窒素供給部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  3. 前記回転体が、回転軸方向一端に前記気体吸引部が形成され、回転軸方向他端に前記気体排気部が形成された筒状に形成され、
    前記回転体駆動手段が、前記回転体の外側に壁部を有し、前記容器及び回転体に対して回転可能に設けられるとともに、回転軸方向他端側に設けられ前記回転体の気体排気部からの気体が流入する気体流入部及び回転軸方向一端側に設けられ内部から外部に気体を排出する気体排出口を有した筒状体と、前記気体排出口に設けられ、該気体排出口から排出された気体を受けて前記筒状体を回転させる動翼と、前記容器及び筒状体を覆う外郭に設けられるとともに、気体排出口から排出された気体を受ける静翼と、前記筒状体の回転力を前記回転体の回転力に連係させる回転力伝達機構と、前記回転体と筒状体との間に加温流体を散布する加温流体散布部と、該加温流体散布部に加温流体を供給する加温流体供給部とを備え、
    前記回転体の気体吸引部から該回転体の内部を通って気体排気部に至る一方流路において気体を冷却し、前記回転体の気体排気部から該回転体の外側を通って前記筒状体の気体排出口に至る他方流路において気体を加温して、気体の流れを生じさせることにより、前記回転体及び筒状体に回転力を付与する
    ことを特徴とする請求項2記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  4. 前記回転体を軸支するとともに該回転体の内部に挿通される支軸と、前記支軸に設けられ、前記回転体内の一方流路を通る気体に渦流を発生させる固定翼と、前記回転体の内壁に設けられ、前記固定翼により渦流となった気体を受けて前記回転体を回転させる可動翼とを備えたことを特徴とする請求項3記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  5. 前記外郭に、前記気体排出口から排出される気体を用いるために、該気体を外部に導出するダクトを設けたことを特徴とする請求項3または4記載の二酸化炭素及び燃焼装置。
  6. 前記外郭を通り前記ダクトに至る気体に対して、水を噴射して冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の二酸化炭素及び燃焼装置。
  7. 前記燃焼装置が、
    空気の供給が遮断された状態で、燃焼物に水の混合された流動物が供給され、該流動物中の水を熱分解して燃焼物を燃焼させ、燃焼後のガスを排気する燃焼室体と、
    前記流動物を前記燃焼室体に供給する流動物供給部と、
    前記燃焼室体を囲繞するとともに、該燃焼室体を回転駆動可能に支持する外側室体と、
    前記燃焼室体を回転駆動させる燃焼室体駆動手段と
    を備え、
    前記燃焼室体の下部に、該燃焼室体内に連通し流動物を導入する下部開口を設け、前記燃焼室体の上部に、前記燃焼室体に連通し排気を排出する上部開口を設け、前記燃焼室体が外筒と内筒を有し、前記燃焼室体の内筒が、前記燃焼室体の遠心力で外筒側に押しつけられ燃焼室体の内壁を形成する耐熱流体からなり、
    前記燃焼室体駆動手段が、前記筒状体に連係して該筒状体の回転力からの動力を前記燃焼室体に伝達する動力伝達機構を備えたことを特徴とする請求項3,4,5または6記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  8. 前記加温流体供給部が、
    前記筒状体内に散布された加温流体を回収して前記加温流体散布部に循環させる加温流体循環管路と、
    前記加温流体循環管路の経路上において、該加温流体循環管路を流通する加温流体を加温する加温流体加温部と
    を備え、
    前記加温流体加温部が、前記燃焼装置から排気されたガスと前記加温流体との間で熱交換する熱交換器を備えたことを特徴とする請求項7記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  9. 前記熱交換器が、
    塔状体と、
    前記塔状体に回転可能に軸支され、軸方向一端に熱交換用の気体からなる媒体の供給口が形成され、他端に媒体の排出口が形成された回転内筒体と、
    前記塔状体及び回転内筒体に対して回転可能に設けられ、壁部が前記塔状体と回転内筒体との間に位置するとともに、前記媒体を密封する回転外筒体と
    を備え、
    前記回転内筒体の供給口から該回転内筒体の内部を通って排出口に至る一方流路及び前記回転内筒体の排出口から該回転内筒体の外側を通って供給口に至る他方流路を形成し、
    前記回転内筒体の一端側に、前記供給口に流入する媒体を受けて該回転内筒体に回転力を付与する動翼を設け、前記回転外筒体の一端側の内周に、前記動翼に媒体を導くとともに前記回転外筒体に回転力を付与するガイド翼を設け、
    前記回転内筒体の壁部であって該回転内筒体の軸方向に沿って、前記加温流体を軸方向他端側から一端側に向けて流通させ、前記一方流路を通る媒体を冷却する多数の冷却管を列設し、
    前記回転外筒体の壁部であって該回転外筒体の軸方向に沿って、前記ガスを軸方向一端側から他端側に向けて流通させ、前記他方流路を通る媒体を加温する多数の加温管を列設し、
    前記一方流路及び他方流路を通るように、媒体に温度差を付与して媒体の対流を発生させ、該媒体の対流によって、前記回転内筒体及び回転外筒体を回転させて動力を得ることを特徴とする請求項8記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
  10. 前記加温流体として、前記燃焼装置から排気されたガスの一部を用いたことを特徴とする請求項3,4,5,6,7,8または9記載の二酸化炭素回収及び燃焼装置。
JP2007530904A 2005-08-12 2005-11-11 二酸化炭素回収及び燃焼装置 Pending JPWO2007020715A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005235054 2005-08-12
JP2005235054 2005-08-12
PCT/JP2005/020712 WO2007020715A1 (ja) 2005-08-12 2005-11-11 二酸化炭素回収及び燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2007020715A1 true JPWO2007020715A1 (ja) 2009-02-19

Family

ID=37757386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007530904A Pending JPWO2007020715A1 (ja) 2005-08-12 2005-11-11 二酸化炭素回収及び燃焼装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPWO2007020715A1 (ja)
CN (1) CN101238065A (ja)
WO (1) WO2007020715A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2251596B1 (en) * 2008-03-06 2016-08-03 IHI Corporation Method and facility for feeding carbon dioxide to oxyfuel combustion boiler
JP5479949B2 (ja) * 2009-04-08 2014-04-23 株式会社東芝 測定装置、測定方法、及び二酸化炭素回収システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082419A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toshihiro Abe 二酸化炭素の液化方法及び二酸化炭素回収装置
WO2005033582A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Toshihiro Abe 燃焼装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082419A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toshihiro Abe 二酸化炭素の液化方法及び二酸化炭素回収装置
WO2005033582A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Toshihiro Abe 燃焼装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007020715A1 (ja) 2007-02-22
CN101238065A (zh) 2008-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105189940B (zh) 用于保护具有排气再循环的气体涡轮发动机中的组件的系统和方法
RU2292959C1 (ru) Способ создания газокапельной струи и устройство для его осуществления
CN108817064A (zh) 一种空心蛟龙叶片式的土壤修复设备及其方法
CN107548433A (zh) 用于具有排气再循环的燃气涡轮发动机中高体积氧化剂流的系统和方法
ES2964852T3 (es) Un sistema de captura de dióxido de carbono y un método de uso de dicho sistema
JP2007144266A (ja) 浄水装置
CN218064968U (zh) 一种燃烧喷嘴及内外混燃机
CN109057969A (zh) 一种微型燃气轮机
JPWO2007020715A1 (ja) 二酸化炭素回収及び燃焼装置
JP4152894B2 (ja) 回転式内燃機関
EP2321509A1 (en) Combined cycle energy generation system
BR112020026709A2 (pt) Método e dispositivo para converter energia térmica
JP4832118B2 (ja) 燃焼装置
RU2278286C2 (ru) Газотурбинная установка
CN107035533B (zh) 基于plc的多功能燃气轮机燃料控制装置
JPWO2005033582A1 (ja) 燃焼装置
US4031697A (en) Combination steam-gas generator engine
CN112250072B (zh) 一种制备液态食品级的二氧化碳生产系统
RU2238415C2 (ru) Парогазотурбинная установка
RU2094621C1 (ru) Комбинированный двигатель пустынцева
CN2586908Y (zh) 转轴供油燃烧器
KR200234367Y1 (ko) 회전형 로터에 의해 축열성능을 극대화한 보일러
JPWO2006070497A1 (ja) 対流温度差原動装置
JP2024527794A (ja) ガス中に高い圧力および温度を発生させるための装置
JP6042963B1 (ja) 温度差エネルギー変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110304