JP2005081568A - 記録装置および記録制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチパス記録のパス数が異なる複数の記録モードで記録を行う場合に、パス数が切り替わっても、電源容量に応じた制御などのための記録ドット数のカウント制御を簡易な構成で行うことを可能とする。
【解決手段】 記録データの格納形態は、マルチパスにかかわる分割単位ごとに、その単位のドットカウント値を同じバッファに付加情報として格納する。このバッファから読み出した記録データをPrintバッファに格納するとともに、Printバッファに格納する記録データの付加情報である分割単位ごとのドットカウント値を、全て加算処理することにより総ドット数を計算する。これにより、記録データのドットカウント制御はマルチパス記録のパス数に依存することなく、記録データを読み出す際に、その記録データの付加情報であるドットカウント値を加算処理するだけで、総ドット数を得ることができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は記録装置および記録制御方法に関し、特に、インク吐出口などの記録素子ごとに形成するドットをカウントしそのカウント結果に基づいて駆動する記録素子の数などを制御する記録装置および記録制御方法に関するものである。
インクジェットプリンタなどの記録装置では、記録素子としてのインク吐出ノズルを複数設けた記録ヘッドを用いて複数のドットを一時に記録することが行われている。一方で、記録装置の小型化やコストの低減などの観点から容量の小さな電源を用いることが多い。この場合に、記録ヘッドの1走査など、ある一定の時間に記録するドット数が極端に多い場合は、電力不足によって記録に必要なエネルギーが記録素子に供給できず、吐出不良など記録素子によるドットの記録不良を招くおそれがある。このため、従来、予め記録すべきドット数を求め、それに応じて一定の時間に記録するドット数を低減する制御が行われている。
ところで、上記のような記録装置では、記録品位の向上などの観点からいわゆるマルチパス記録が行われることが多い。このマルチパス記録は、記録ヘッドの各ノズルに対応した走査ラインについて複数回の走査(以下、パスともいう)で異なるノズルを対応させてドット記録を行うものであり、基本的に、複数のノズル間の吐出特性のバラツキが記録に及ぼす影響を緩和することができるものである。そして、記録によって求める画像の品位や記録媒体のインク浸透性など、種々の要因からマルチパス記録のパス数を複数設定しそれぞれの記録モードとして実行することが行われることがある。
図1は4パスを例にとりマルチパス記録を説明する図である。4パス記録の場合、同図に示すように、記録ヘッドのノズル列をa、b、c、dと4等分し記録ヘッドの走査に伴って、ノズル列a、b、c、dそれぞれのノズルから記録データに従ってインクを吐出し対応するそれぞれの走査ラインについてドットを記録(形成)する。この際、各走査ラインで対応するノズルで記録すべき画素は、そのノズル列に応じて、何画素かおきに存在することから、そのノズルの記録データはそのラインの記録データに対してマスク処理を行うことによって求められる。このように各走査ラインについてドットを記録するとともに、この走査の間に4等分したノズル幅に対応した量の紙送りを行う。例えば、図1において、用紙における走査ライン上のd、c、b、aで示すドットは、スキャン(走査)1でノズル列dのノズル、スキャン2でノズル列cのノズル、スキャン3でノズル列bのノズル、スキャン4でノズル列aのノズルによってそれぞれ記録される。なお、各走査では、記録領域の端部を除いて他のノズル列のノズルからもインクを吐出してドットを記録することはもちろんである。
なお、上述したような電源容量の問題を解決するために、特許文献1には、記録ヘッドの1回の主走査で記録可能な領域(1走査領域)を副走査方向に複数の領域に分割し、各領域毎の印字デューティーを求め、求めた印字デューティに応じて1走査領域を記録するためのパス数を切換えることが記載されている。
特開平8−58080号公報
しかしながら、マルチパス記録のパス数に応じた複数の記録モードを実行する記録装置では、上記のように記録すべきドット数をカウントしこれに基づいて何らかの制御を行う場合にドット数を求める制御が複雑になるという問題がある。
例えば、4パスのマルチパス記録は、図1に示す第nスキャン(走査)と次の第n+1スキャン(走査)から明らかなように、記録ヘッドに配列されるノズル列の幅の4分の1の幅に相当する紙送りごとに、走査領域がノズル列の4分の1の幅に対応して変化する。この場合、各走査の記録データも同様に4分の1のノズル列幅分変化する。このようなマルチパス記録において、予め1走査(領域)分の記録データについて記録するドットの総数を計算するには、前回(第n回)の走査で記録が完成する4分の1のノズル列幅の記録領域のドット数を減じるとともに、新たに走査領域となる4分の1のノズル列幅の記録領域のドット数をカウントしてそれらを加算する処理を行う必要がある。このため、ドットカウントおよびそれに付随する制御が複雑になることがある。特に、マルチパスのパス数が異なる複数の記録モード間で記録モードの切り替えがあると、パス数が異なるとともに、ドットカウントにおいて、前回の走査で完成する記録領域(ドット数を減算する領域)と今回の走査で新たに加わる記録領域(ドット数を加算する領域)のサイズが異なることになり、さらにドットカウントの制御が複雑となる。
図2〜図7は、従来のドットカウント制御の具体例を説明する図である。このうち、図2はホストコンピュータから送られてくる記録データを、HV変換してメモリに書き込むまでの回路構成を示すブロック図であり、図3はその制御処理を示すフローチャートである。なお、HV変換は、ホストコンピュータから送られてくるデータがラスターデータであり、データの配列が記録ヘッドの各ノズルの配列方向と異なることから、各ノズルに対応付けて記録ヘッドへ転送するために、データの配列を変換する処理である。まず、ステップS001ではホストコンピュータ(不図示)から送られてきた記録データは、インターフェース制御回路4の制御の下、USBインターフェース2、IEEE1394インターフェース3等を介して受信される。そして、ステップS002でこの受信したデータをSDRAM8内のRingバッファ(受信バッファ)9に蓄える。転送される記録データは、図4に示すように、記録媒体に記録したときの記録ヘッドの走査方向のデータ配列(ラスターフォーマット)で転送されて格納される。すなわち、0−0、1−0、2−0、・・・15−0、0−1、・・・15−1、0−2、1−2、・・・15−2、・・・・・・0−15、・・・14−15、15−15と、記録の際の主走査方向の記録データを読み出す順序で格納される。なお、図4に示す記録データは、図示の便宜上、記録ヘッドの16個のノズルで構成されるノズル列に対応した走査領域、すなわち、1回の走査分の記録データを示しており、また、図示の便宜上、走査方向のデータ幅は0−15の16単位で示しており、実際は、走査方向の記録幅に応じて走査方向にさらに配列することはもちろんである。
次に、ステップS003ではRingバッファ009に蓄えられた記録データについてコマンド解析を行い、ステップS004でWork処理回路5によってHV変換を行う。そして、その結果得られたデータをステップS005において、Workバッファ(データ処理バッファ)10の領域に格納する。この格納されたデータは、図5に示すように、0−0、0−1、・・・0−15、1−0、1−1、・・・1−15、・・・・・・115−0、1・・・15−15、というように読出しが可能なようになっている。図5では、矢印で示すようにデータが格納されたことを示してる。つまり、記録ヘッドの16個のノズルの配列される方向に沿ってデータが読み出し可能なように縦方向と横方向が変換されて格納される。この変換により、図4に示したラスターフォーマットのデータを90度回転した配列で格納され、これにより、読み出される記録データは記録ヘッドの16個のノズルにそれぞれ対応して読み出すことが可能となる。なお、図5(および後述の図6)では、図示の簡略化のため、“読み出し方向”を変更することによってその配列の変更を示している。このような配列で記録データを格納するWorkバッファ10から次のスキャンで記録するデータを選択し、ステップS006でPrintバッファ(記録データバッファ)13に格納する。
また、HV変換を行う際、具体的には、HV変換のためにRingバッファ9から記録データを読み出す際に、この読み出しとともに、ステップS007でドットカウントを行う。すなわち、記録データのうち、ドットを記録(形成)する旨を示す“1”のデータ数をカウントする。そして、カウントした値を、ステップS008でドットカウントバッファA11に格納する。
従来、このドットカウント値は、Workバッファ10において図6に示すように格納される、1スキャン分の記録データごとに格納されている。すなわち、HV変換の際に読み出される、例えば1スキャン分のデータについてそのドットカウント値が格納されている。なお、図6は、最大8パスのマルチパス記録モードに対応できるよう、パス分割単位を8単位(分割単位1〜8)で表している。
ステップS009では、このようにドットカウントバッファA11に格納されたカウント値に基づいて、次の走査で記録するデータの総ドット数を計算する処理を行い、これを図7に示すようにドットカウントバッファB12に格納する。この総ドット数を計算するとき、例えば、4パスのマルチパス記録モードでは、図6に示す、分割単位−2、−1、1、・・・、5、6の記録データを前回のスキャンで記録したとする。そして、次のスキャンで分割単位1〜8を記録する場合、ドットカウントバッファB12に格納されたドットカウント値から、記録が終了したパス部分(図6の−2、−1で示す領域)のドットカウント値を減算する処理を行い、さらに次のスキャンで新たに記録するパス部分(図6の7、8で示す領域)のドットカウント値を加算して総ドット数を計算する。
以上のようにして、記録ヘッドの1走査分に相当する量のHV変換されたデータおよびドットカウント値が蓄えられると、パス数および電源容量に応じたデータマスク処理が行われ、ステップS012で記録データが記録ヘッドへ転送されて記録が行われる。
以上説明したドットカウント制御では、マルチパス記録のパス数が、例えば記録モードに応じて変化する場合(1パス、2パス、4パス、8パス等)、そのパス数毎に減算処理するドットカウント領域および加算処理するドットカウント領域を変更しなければならない。このため、ドットカウントに係わる制御が複雑になるという問題がある。
また、記録データとドットカウント値が別領域に格納されているため、格納されたドットカウント値が、どの記録データのドットカウント値か判断することが難しく、このため、ドットカウント処理回路のデバッグに時間がかかってしまうという問題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、マルチパス記録のパス数が異なる複数の記録モードで記録を行う場合に、パス数が切り替わっても、電源容量に応じた制御などのための記録ドット数のカウント制御を簡易な構成で行うことができる記録装置を提供することにある。
そのために本発明では、記録媒体にドットを形成して記録を行う記録装置において、所定の大きさの記録領域を分割した複数の単位領域ごとに当該単位領域に形成するドットの数をカウントするカウント手段と、該カウント手段がカウントした単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに保持するデータ保持手段と、前記所定の大きさの記録領域の記録に際して、前記データ保持手段が保持する単位領域ごとの記録データを読み出すとともに当該記録データに対応して保持されるドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるデータ処理手段と、該データ処理手段が求めたドット数の総和に基づき、読み出した記録データに基づく記録動作を制御する制御手段と、を具えたことを特徴とする。
好ましくは、前記記録装置は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを複数回走査するとともに走査領域を相対的に移動して異なる記録素子により記録素子に対応した走査ラインのドットを形成するマルチパス記録を行い、該マルチパスの走査回数が異なる複数の記録モードを実行する記録装置であって、前記データ処理手段は、マルチパスの走査領域が移動するごとにドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めることを特徴とする。
また、記録媒体にドットを形成して記録を行う記録装置の記録制御方法において、所定の大きさの記録領域を分割した複数の単位領域ごとに当該単位領域に形成するドットの数をカウントするカウントステップと、該カウントステップがカウントした単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに保持するデータ保持ステップと、前記所定の大きさの記録領域の記録に際して、前記データ保持ステップで保持する単位領域ごとの記録データを読み出すとともに当該記録データに対応して保持されるドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるデータ処理ステップと、該データ処理ステップで求めたドット数の総和に基づき、読み出した記録データに基づく記録動作を制御する制御ステップと、を有したことを特徴とする。
好ましくは、前記記録装置は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを複数回走査するとともに走査領域を相対的に移動して異なる記録素子により記録素子に対応した走査ラインのドットを形成するマルチパス記録を行い、該マルチパスの走査回数が異なる複数の記録モードを実行する記録装置であって、前記データ処理ステップは、マルチパスの走査領域が移動するごとにドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めることを特徴とする。
以上の構成によれば、所定の大きさの記録領域を分割した単位領域ごとに当該単位領域に形成するドットの数をカウントし、この単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに読み出して読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるので、所定の大きさの領域を変更して順次記録するような場合に、ドット数の総和を求める計算が、変化した領域分の減算や加算など領域に対応した新たな計算を必要とせず、単位領域ごとのドット数を加算することで行うことができる。
また、好ましい形態では、マルチパスの走査領域が移動するごとにドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるので、マルチパスの走査回数が異なる記録モード間で記録モードの切り替えがあっても、走査領域の移動で変化した領域分の減算や加算など領域に対応した新たな計算を必要とせず、単位領域ごとのドット数を加算することで行うことができる。
この結果、マルチパス記録のパス数が異なる複数の記録モードで記録を行う場合に、パス数が切り替わっても、電源容量に応じた制御などのための記録ドット数のカウント制御を簡易な構成で行うことが可能となる。
また、単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに、同じ保持手段である例えばバッファに保持するので、デバッグを容易に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に発明する。
図8は、本発明の一実施形態に係わる記録装置における特に記録ドットカウント制御を示すフローチャートであり、図9は、上記記録装置の制御回路構成を示すブロック図である。以下では、図2および図3に示す従来の構成と異なる部分について主に説明する。
ステップS101〜S103の処理は図3に示したステップS001〜S003の処理と同様であり、これらの処理によって、リングバッファ109において図4に示すように記録データが格納されるとともに、その解析がなされる。次に、ステップS104で、Work処理回路105によってHV変換を行う。また、このHV変換の際、ステップS105で、Work処理回路105内のドットカウント処理回路106は記録データのドットカウントを行う。この結果得られた記録データおよびドットカウント値は、ステップS106でWorkバッファ110に格納される。
図10は、この格納された記録データおよびドットカウント値を示す図である。
同図に示すように、記録データの格納形態は図6に示したものと同様である。しかし、本実施形態では、マルチパスにかかわる分割単位ごとに、その単位のドットカウント値を同じWorkバッファ110に付加情報として格納する(S106)。この分割単位は、例えば、その装置で設定されているマルチパス記録の最大パス数(図示の例では、8パス)に応じて、その最大パス数のときの紙送り量に対応した記録データの量またはそれより小さい単位とすることができる。
次に、ステップS107で、Workバッファ110から読み出した記録データをPrintバッファ処理回路107によってPrintバッファ111に格納するとともに、ステップS108で、Printバッファに格納する記録データの付加情報である分割単位ごとのドットカウント値を、全て加算処理することにより総ドット数を計算する。
このように、記録データのドットカウント制御は従来のようにマルチパス記録のパス数に依存することなく、Printバッファに格納する記録データを読み出す際に、その記録データの付加情報であるドットカウント値を加算処理するだけで、総ドット数を得ることが可能となる。
以上のようにして、記録ヘッドの1走査分に相当する量のHV変換された記録データおよびドットカウント値が蓄えられると、ステップS109で、データマスク処理が行われ、ステップS110で記録データが記録ヘッドへ転送される。このマスク処理は、その記録モードで設定されているマルチパス記録のパス数と、上記計算した総ドット数に応じて行われる。詳しくは、総ドット数が本記録装置の電源容量で定まる所定値より小さいときは、上記設定されているパス数に応じたマスクを用いてマスク処理を行う。また、総ドット数が所定値より大きいときは、その走査で電力が不足するおそれがあるため、さらにパス数を増して1回の走査で記録するドット数を低減すべくそれに応じたマスク処理とする。このさらにパス数を増す場合、例えば、4パス記録を2倍の8パス記録とするとともに、1パス目と2パス目、・・・、7パス目と8パス目の紙送りを実行しないよう制御する。
以上説明した実施形態によれば、また、従来のドットカウント値はWorkバッファと別領域に格納されていたため、格納されたドットカウント値が、どの印字データのドットカウント値か判断することが困難であるため、デバッグに時間を要するのに対し、本実施形態では、図10に示すように一定量の記録データに対するドットカウント値が同じ記憶領域に格納されているため、デバッグを容易に行うことが可能となる。
図11は、図9に示した制御構成によってその記録動作が制御される、記録装置としてのインクジェット記録装置の要部の構成例を説明するための模式的斜視図である。
図11においては、複数(4個)のヘッドカートリッジ1A,1B,1C,1Dがキャリッジ202に交換可能に搭載されている。各ヘッドカートリッジ1Aないし1Dのそれぞれは、プリントヘッド部(記録ヘッド部)およびインクタンク部を有し、また、ヘッド部を駆動するための信号などを授受するためのコネクターが設けられている。以下の説明では、ヘッドカートリッジ1Aないし1Dの全体または任意の一つを示す場合、単にプリントヘッド1またはヘッドカートリッジ1で示すことにする。
複数のヘッドカートリッジ201は、それぞれ異なる色のインクを用いてプリントを行うものであり、それらのインクタンク部には、例えばブラック,シアン,マゼンタ,イエローなどの異なるインクがそれぞれ収納されている。各ヘッドカートリッジ201はキャリッジ202に位置決めして交換可能に搭載されており、キャリッジ202には、上記のコネクターを介して各ヘッドカートリッジ201に、以上の説明で得られた記録データに基づく駆動信号等を伝達するためのコネクタホルダ(電気接続部)が設けられている。
キャリッジ202は、矢印Yの主走査方向に延在して装置本体に設置されたガイドシャフト203に沿って、主走査方向に往復移動可能にガイドされている。そして、キャリッジ202は、主走査モータ204により、モータ・プーリ205、従動プーリ206およびタイミングベルト207等の駆動機構を介して駆動されると共に、その位置および移動が制御される。プリント用紙やプラスチック薄板等のプリント媒体(記録媒体)208は、2組の搬送ローラ209,210および211,212の回転により、ヘッドカートリッジ201のノズル面(ノズルの形成面)と対向する位置(プリント部)を通って、矢印Yの副走査方向に搬送(紙送り)される。記録媒体208は、プリント部において平坦なプリント面を形成するように、その裏面がプラテン(不図示)により支持される。キャリッジ202に搭載された各ヘッドカートリッジ201のノズル面は、キャリッジ202から下方へ突出して、2組の搬送ローラ対209,210および211,212の間にて記録媒体208の表面と平行になるように保持される。また、キャリッジ202には反射型光学センサ230が取り付けられている。
ヘッドカートリッジ201は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェットヘッドカートリッジであって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体(ヒータ)を備えている。すなわち、ヘッドカートリッジ201のプリントヘッド部は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーによってインクを沸騰させ、その発泡エネルギーを利用して、吐出口から記録媒体208に向かってインクを吐出する。
214は回復処理部であり、ヘッドカートリッジ1のプリントヘッド部におけるインクの吐出状態を良好に維持するための回復処理を行う。この回復処理部214には、プリントヘッド部の吐出口部分をキャッピングするキャップ215と、このキャップ215内にパイプ227によって接続された吸引ポンプ216と、ホルダー217に保持されたワイパーブレード218と、が備えられている。
なお、以上説明した実施形態では、電源容量を考慮してドットカウントし、それに応じてマルチパスのパス数を変更して記録ドット数を制限するものとしたが、電源容量に応じた制限の仕方は上例に限られず、公知のものを用いることができる。また、記録するドットの間引きでなく、例えば、キャリッジ速度を低減するなど、電源容量の制約を受ける、記録動作の制限対象はいずれであってもよい。さらに、本発明に係るドットカウントは、電源容量を考慮したものばかりでなく、例えば、ドットカウントによって滲み具合を知りこれに応じてドットを間引く形態のように、ドットカウントに基づいて行われる公知の制御には本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、マルチパス記録に関するマスク処理をする前の1走査分の記録データについて記録ドットの総数を計算したが、ドット総数を計算する記録データの単位は上例に限られないことはもちろんである。例えば、半走査分の記録データについてドット総数を計算してもよい。このように計算する単位を小さくすることにより、例えば電源容量が不足するか否かをより高い精度で知ることができる。また、ドット総数を計算する記録データの単位として、マルチパス記録にかかわるマスク処理を行った後の記録データとしてもよい。これによれば、次の走査で実際に記録されるドットの総数を求めることができ、より精度の高いドット数に基づく制限処理を行うことが可能となる。
マルチパス記録を説明するための模式図である。 従来の記録装置における制御回路の構成を示すブロック図である。 従来の記録ドットカウント制御を示すフローチャートである。 ラスターフォーマットの記録データを格納するRingバッファの構成を示す図である。 図4に示す記録データをHV変換したデータを格納するWorkバッファの構成を示す図である。 従来のドットカウントバッファの構成を示す図である。 従来の総ドット数に係るドットカウントバッファの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、特に記録ドットカウント制御を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る記録装置における制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るドットカウントバッファの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。
符号の説明
101 CPU回路
102 USB I/F回路
103 IEEE1394回路
104 I/F制御回路
105 Work処理回路
106 DotCount回路
107 PrintBuffer回路
108 SDRAM
109 Ringバッファ
110 Workバッファ
111 Printバッファ

Claims (10)

  1. 記録媒体にドットを形成して記録を行う記録装置において、
    所定の大きさの記録領域を分割した複数の単位領域ごとに当該単位領域に形成するドットの数をカウントするカウント手段と、
    該カウント手段がカウントした単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに保持するデータ保持手段と、
    前記所定の大きさの記録領域の記録に際して、前記データ保持手段が保持する単位領域ごとの記録データを読み出すとともに当該記録データに対応して保持されるドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるデータ処理手段と、
    該データ処理手段が求めたドット数の総和に基づき、読み出した記録データに基づく記録動作を制御する制御手段と、
    を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録装置は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを複数回走査するとともに走査領域を相対的に移動して異なる記録素子により記録素子に対応した走査ラインのドットを形成するマルチパス記録を行い、該マルチパスの走査回数が異なる複数の記録モードを実行する記録装置であって、前記データ処理手段は、マルチパスの走査領域が移動するごとにドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記所定の大きさの記録領域は、記録ヘッドの1回の走査によって記録される領域であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記単位領域は、前記複数の記録モードにおけるマルチパスの最大走査回数に対応して分割される領域であることを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 前記記録素子は、インクを吐出するノズルを含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 記録媒体にドットを形成して記録を行う記録装置の記録制御方法において、
    所定の大きさの記録領域を分割した複数の単位領域ごとに当該単位領域に形成するドットの数をカウントするカウントステップと、
    該カウントステップがカウントした単位領域ごとのドット数を当該単位領域の記録データとともに保持するデータ保持ステップと、
    前記所定の大きさの記録領域の記録に際して、前記データ保持ステップで保持する単位領域ごとの記録データを読み出すとともに当該記録データに対応して保持されるドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めるデータ処理ステップと、
    該データ処理ステップで求めたドット数の総和に基づき、読み出した記録データに基づく記録動作を制御する制御ステップと、
    を有したことを特徴とする記録制御方法。
  7. 前記記録装置は、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを複数回走査するとともに走査領域を相対的に移動して異なる記録素子により記録素子に対応した走査ラインのドットを形成するマルチパス記録を行い、該マルチパスの走査回数が異なる複数の記録モードを実行する記録装置であって、前記データ処理ステップは、マルチパスの走査領域が移動するごとにドット数を読み出し、読み出した記録データに対応するドット数を加算してその総和を求めることを特徴とする請求項6に記載の記録制御方法。
  8. 前記所定の大きさの記録領域は、記録ヘッドの1回の走査によって記録される領域であることを特徴とする請求項7に記載の記録制御方法。
  9. 前記単位領域は、前記複数の記録モードにおけるマルチパスの最大走査回数に対応して分割される領域であることを特徴とする請求項7または8に記載の記録制御方法。
  10. 前記記録素子は、インクを吐出するノズルを含むことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の記録制御方法。
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