JP2005081510A - ノズル - Google Patents

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吉就 岩村
Kazuhiko Harada
和彦 原田
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Abstract

【課題】 流路内部のエッジが摩耗しないノズルを提供する。
【解決手段】 ボディ10の軸芯に沿って設けた導入流路13の噴射側に縮径部R3を設ける一方、ボディ10の噴射側の平坦状先端面21に軸芯を通る直径方向の溝部19を凹設し、溝部19の底部が縮径部R3の先端と連通する部位を噴射孔20としているノズルにおいて、溝部19と縮径部R3との境界となるエッジ部23の角度θ4を鈍角としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ノズルに関し、特に、プリント基板の製造工程における回路形成後のバリ処理等のようなエレクトロニクス分野の表面処理等に好適に用いられるものである。
従来、プリント基板の製造工程において、微粒の研磨材を含有させた液体をプリント基板に向けてノズルで高速噴射することにより、プリント基板に発生するバリ等を除去している。このような用途に使用されるノズルとして、実用新案登録第2532323号公報において扇形の噴霧パターンを有するノズル1が開示されている。
上記ノズル1は、図9および図10に示すように、先端側にチップ嵌合用開口部2aを設けた筒状のノズル本体1と、円筒体の内部に導入流路4を有すると共に先端にV字状に切り込んだ噴射口5を有するノズルチップ3と、ノズル本体2とノズルチップ3との間に介在するスプリング6とを備えている。ノズルチップ3の導入流路4の先端はドーム状の円弧部3aを設けて漸次縮径していると共に、円弧部3aと噴射口5との境界のエッジ部3bは角度90°未満のシャープエッジとなっている。
しかしながら、ノズル1の導入流路4には微粒の研磨材を混在している液体が高速で流されるため、オリフィスとなるエッジ部3bに非常に大きな圧力が負荷されると共に、鋭角であるエッジ部3bの摩耗が起こり易くなってしまう。エッジ部3bが摩耗すると、噴霧特性が変化して所定の性能が発揮できなくなるため、使用開始から1〜3ヶ月程度で新規のノズルに交換しなければならない問題が発生する。
実用新案登録第2532323号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、研磨材入りの液体を高速噴霧した場合等であっても流路内部のエッジが摩耗しにくいノズルを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、ボディの軸芯に沿って設けた導入流路の噴射側に縮径部を設ける一方、ボディの噴射側の平坦状先端面に軸芯を通る直径方向の溝を凹設し、該溝の底部が上記縮径部の先端と連通する部位を噴射孔としているノズルにおいて、
上記溝と縮径部との境界となるエッジ部の角度を鈍角としていることを特徴とするノズルを提供している。
上記ノズルは、導入流路に供給される液体には研磨材を含有される一方、上記ボディを高分子ポリエチレンを含む耐摩耗性材で形成し、かつ、上記溝と縮径部との境界となるエッジ部および上記導入流路に形成される他のエッジ部の角度を鈍角とし、エッジ部が液体に含有される研磨材で摩耗されにくい構成としている。
上記構成とすると、導入流路を高速で流れる液体が上記テーパ部を経て圧力を高めながら上記エッジ部を通過する際に、エッジ部がオリフィスの役目を果たして強い負荷が掛かるが、エッジ部を鈍角としているので、エッジ部にかかる圧力を下流へとスムーズに逃がすことができエッジ部の摩耗を防止することができる。特に、上記ノズルを用いて被研磨対象物の表面処理を行う場合には、微粒の研磨材を混入した液体を使用するが、エッジ部を鈍角としているため、研磨材の衝突によるエッジ部先端の摩耗を好適に防止することができる。
なお、上記エッジ部の断面角度は、90°以上160°以下の鈍角であればよいが、100°以上150°以下としているとより好ましい。また、上記ノズルは耐摩耗性材料からなることが好ましい。
上記噴射孔に連続する部分の縮径部は直交方向で傾斜角度を変え、上記溝の幅方向側の傾斜角度を大とすると共に傾斜面を直線状とする一方、溝の長さ方向側では傾斜角度を小あるいは軸線と平行としている。
溝幅方向の傾斜角度を大とすると共に溝の長さ方向の幅を薄くすることにより、薄い扇状態の噴霧パターンとでき、噴霧の打力を高めて、噴霧対象物であるプリント基板等のバリ除去性能を向上させることができる。また、傾斜面を直線状としているため、噴霧の直進性を維持することができ、耐摩耗性を高めることができる。
上記溝部は断面U字状あるいは断面V字状にノズル先端面を縦断して凹設していると共に、上記噴射孔は楕円形状あるいは長円形状とし、該噴射孔の長軸と上記溝部の延在方向とが直交している。
上記構成とすると、噴射孔を楕円形状あるいは長円形状として該噴射孔の長軸が溝部の延在方向と直交するようにしているので、扇形の噴霧パターンを良好に得ることができる。したがって、上記ノズルを用いて被研磨対象物の表面処理を行う場合には、高い噴射圧力により被研磨対象物への噴霧打力が増大され、研磨能力を向上させることが可能となる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ノズル内を流れる液体が上記テーパ部を経て上記エッジ部を通過する際に、エッジ部を鈍角としているので、エッジ部にかかる圧力を下流へと滑らかに逃がすことができエッジ部先端の摩耗を防ぐことができる。
特に、液体が研磨材を含有する場合、該研磨材をエッジに衝突させないようにしているため、耐摩耗性が向上する。その結果、長期にわたり所要の噴霧パターンでの研磨材を含有した液体の噴射が可能となり、ノズル交換頻度を低減させることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は第1実施形態のノズルを示し、ノズルのボディ10は高分子ポリエチレンで一体成形し、液体供給管(図示せず)に接続した状態でプリント基板等の研磨対象物に向けて配置し、微粒の研磨材を含んだ液体を高速噴霧することとしている。
なお、ノズルのボディ10の軸線方向をZ方向とし、Z方向に直交する面におけるノズル上下方向をY方向とし、ノズル左右方向をX方向としている。
ボディ10は略円筒状で、中心軸線に沿って流路Rを設け、液体供給管と接続する背面12側に開口した流入孔11に断面大径の導入流路13を連続させ、背面側の外周面に液体供給管(図示せず)との嵌合用のネジ部22を刻設している。
上記導入流路13の噴射側に、第1縮径部R1、直線部R2、第2縮径部R3を順次設けて、第2縮径部R3の先端に噴射孔20を設けている。また、ノズル噴射側の平坦状の先端面21には上下方向(Y方向)に断面U字状の溝部19を軸芯を通過して凹設しており、溝部19の底部が第2縮径部R3の先端と連通する開口を噴射孔20としている。
管状の導入流路13の先端側に連続した第1縮径部R1のY方向の上下面は平面状の大傾斜部14としてθ1の角度で縮径している一方、大傾斜部14とZ位置が同一であるX方向の左右面は導入流路13と同じ径でそのまま連続させている。
なお、θ1は20°以上150°以下としているが、20°未満であると縮径率が低いためオリフィス効果が弱まると共に、150°を超えると大傾斜部14が受ける抵抗が大きく損失が増加するからである。
大傾斜部14の先端側にはZ方向と平行な直線部R2を設けており、該直線部R2の上下面は平面部15としている一方、平面部15とZ位置が同一である左右面にはZ方向と平行な曲面部16を設けている。
平面部15の先端側には第2縮径部R3を設けており、該第2縮径部R3の上下面は平面状の小傾斜部17としてθ2の角度で縮径している一方、小傾斜部17とZ位置が同一である左右面には角度θ3で傾斜面を直線状に縮径させていると共に周方向に円弧状としているテーパ部18を設けている。
なお、θ2は0°以上10°以下としているが、10°を超えると噴射液の厚みが増加し打力が弱まるからである。
また、θ3は30°以上120°以下としているが、30°未満であると所定の霧の広がりが得られず、また、120°を超えると霧が広がりすぎて打力が低下するからである。
また、第2縮径部R3のテーパ部18と溝部19との境界であるエッジ部23のなす角度をθ4とし、θ4は90°以上160°以下でエッジ部23を鈍角として、オリフィスとなるエッジ部23にかかる圧力を下流へとスムーズに逃がすことを可能としてエッジ部23の摩耗が起こり難くしている。なお、角度θ4は100°以上150°以下がより好ましい。
また、噴射孔20は、図1に示すように、平面状の小傾斜部17に連続する平坦部20aと、テーパ部18に連続する曲面部20bとを有する長円形状となっている。なお、本実施形態では溝部19の断面U字状としているが、断面V字状としてもよい。
次に、上記ノズルの作用について説明する。先ず、ノズルのネジ部22を液体供給管(図示せず)に螺着することにより流入口11から研磨材入りの液体を導入流路13に流量2〜10L/minで供給する。導入流路13を流通する液体は、第1縮径部R1の大傾斜部14で流速を高めながら平面部15および曲面部16で囲繞される直線部R2に流入し、第2縮径部の曲面状のテーパ部18でX方向に大きく縮径して流速を高めると共に、小傾斜部17でも緩やかに縮径されて、噴射孔20より噴射される。そして、噴射された液体はX方向の噴霧厚さが薄い扇形パターンで噴射され、高い噴霧圧を発生する。
また、図5は変形例であり、ノズル本体31にノズルチップ30を内嵌しているノズルを示し、該ノズルチップ30内の流路形状に上述した第1実施形態と同様の構造を適用している。なお、ノズルチップ30の流路形状は第1実施形態と同一符号を付して説明を省略する。
図6〜図8は第2実施形態を示す。
本実施形態は、小傾斜部17’をテーパ部18’と滑らかに連続される曲面としていると共に、小傾斜部17’と大傾斜部14との間に介在する流路を全周にわたり円筒状の曲面部16’としており、また、噴射孔20’は、図6に示すように楕円形状としている。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第1実施形態のノズルの正面図である。 (A)は図1のA−A線断面図、(B)は要部断面斜視図である。 (A)は図1のB−B線断面図、(B)は要部断面斜視図である。 第1実施形態のノズルの背面図である。 変形例を示す断面図である。 第2実施形態のノズルの正面図である。 図5のC−C線断面図である。 図5のD−D線断面図である。 従来例の断面図である。 従来例の要部断面図である。
符号の説明
10 ノズル
11 流入口
12 背面
13 導入流路
14 大傾斜部
15 平面部
16 曲面部
17 小傾斜部
18 テーパ部
19 溝部
20 噴射孔
20a 平坦部
20b 円弧部
21 先端面
22 ネジ部
R1 第1縮径部
R2 直線部
R3 第2縮径部

Claims (5)

  1. ボディの軸芯に沿って設けた導入流路の噴射側に縮径部を設ける一方、ボディの噴射側の平坦状先端面に軸芯を通る直径方向の溝を凹設し、該溝の底部が上記縮径部の先端と連通する部位を噴射孔としているノズルにおいて、
    上記溝と縮径部との境界となるエッジ部の角度を鈍角としていることを特徴とするノズル。
  2. 上記導入流路に供給される液体には研磨材を含有される一方、上記ボディを高分子ポリエチレンを含む耐摩耗性材で形成し、かつ、上記溝と縮径部との境界となるエッジ部および上記導入流路に形成される他のエッジ部の角度を鈍角とし、エッジ部が液体に含有される研磨材で摩耗されにくい構成としている請求項1に記載のノズル。
  3. 上記エッジ部の角度は100°以上150°以下としている請求項1または請求項2に記載のノズル。
  4. 上記噴射孔に連続する部分の縮径部は直交方向で傾斜角度を変え、上記溝の幅方向側の傾斜角度を大とすると共に傾斜面を直線状とする一方、溝の長さ方向側では傾斜角度を小あるいは軸線と平行としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のノズル。
  5. 上記溝部は断面U字状あるいは断面V字状にノズル先端面を縦断して凹設していると共に、上記噴射孔は楕円形状あるいは長円形状とし、該噴射孔の長軸と上記溝部の延在方向とが直交している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のノズル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245597A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Iwatani Electronics Corp ブラスト用噴射ノズル
JP2014069249A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Nissei Sogyo Kk ブラスト用ノズル及びブラスト装置

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