JP2005080815A - 可変レンズボックス - Google Patents

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convex
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Shigeta Hayashi
茂太 林
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Abstract

【課題】商品等の上に重ね置くことができ、見る角度によって箱形レンズを通して見える商品等の表紙やパッケージ等が浮いたり動いたりする箱形のレンズボックスを提供する。
【解決手段】枠体13と、凸レンズを円柱状に引き伸ばしたものを縦に並べて板状に一体形成して構成された凸レンズ平板11と、透明平板12とを含み、凸レンズ平板11と、透明平板12とが枠体13により一定距離d隔てて平行して設置される構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、陳列台に置かれた本やCD等の上に重ね置くと見る角度によって本やCDの絵柄が浮いたり動いたり変化して見えるようにしたレンズボックスに関する。
店内で売られる本やCDその他の商品は、通常、店内を歩く客の目にとまるように陳列台等に整然と並べられている。商品は陳列台スタンドなどに普通に並べ置かれるだけで、商品の宣伝広告は、その商品の周囲に客の注目を集める宣伝用の表示物等を置いたり貼り付けたりしているにすぎなかった。
ところで、公知の印刷技術の一つとして、視点を変えてみると動画のように変化する特殊なプリント板(例えばプラスチックの透明基板)の裏側に絵柄を動画的に側方へずらせて印刷し、表面に所定ピッチでブラインド線(ストライプ)を印刷したものが知られている。
本件の発明者は、商品の上に重ね置いて、商品の表紙やパッケージの絵柄などが見る角度によって浮いたり動いたりすることで、客の注目を集めるレンズボックスができないものかと考えた。
特開平9−197996号公報 実開平3−14692号公報
しかし、従来の動画プリントにおいては、一枚のプリント板(透明板)に表裏別々に特殊なものを加工しなければならず、販売用の商品などに手を加えることなくそのまま利用することはできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、商品等の上に重ね置くことができ、見る角度によってこの箱形レンズを通して見える商品等の表紙やパッケージ等が浮いたり動いたりする箱形のレンズボックスを提供することを目的とする。
本発明に係るレンズボックスは、枠体13と、凸レンズを円柱状に引き伸ばしたものを縦に並べて板状に一体形成して構成された凸レンズ平板11と、透明平板12とを含み、凸レンズ平板11と、透明平板12とが枠体13により一定距離d隔てて平行して設置される構成とすることを特徴とする。
このレンズボックスは、前記可変レンズ2と前記透明平板12との距離dは、少なくとも前記凸レンズの焦点距離以内の距離であることが好ましい。
なお、前記枠体13と前記透明平板12とは一体成型されていても或いは別体であってもよい。
本発明に係るレンズボックスは、本(雑誌その他の書籍)、写真、カタログ、ポスター、飲食店におけるメニュー、CD・DVDケース、ビデオケースなど、文字や絵柄等が印刷された平坦な表面に透明平板の側を密着させるように重ね置くことで、薄物・厚物を問わず、その表面に印刷された文字や絵柄等を、見る位置によって浮いたり動いたりするように見せることができる。これにより、これを設置した商品等は客の注目を集めやすくなり、宣伝効果が増大する。
しかも、このレンズボックスは商品に重ね置くだけであり、商品に特殊な加工を施したりする必要もない。また、商品を変えても繰り返し何回でも使用することができる。
−課題の解決原理について−
図4(a)に示すように、凸レンズはその性質上凸レンズの焦点fの後方に物体kを置いたとき、そのレンズの反対側の焦点f’の後方に倒立実像k’を結ぶ。しかし、物体kを焦点fより内側に置いたときは、図4(b)に示すようにレンズの反対側に実物より大きな正立虚像Kが見える。
この凸レンズを円柱状に引き伸ばすことで、丸いレンズの片方の機能を制限し、さらに平行に少し重ねて一体化させ、この柱状レンズを平行に多数並べると図3(a)乃至(d)に示すような板状の凸レンズ群(凸レンズ平板11)が完成する。図3(a)は凸レンズ平板11の斜視図であり、図3(b)は、凸レンズ平板11の正面図、図3(c)及び図3(d)は図3(b)におけるC−C断面図及びD−D断面図をそれぞれ示している。
これを、図5のように視線に対してレンズ機能を活かせるように縦方向に立て、この凸レンズ平板11の一つ一つの凸レンズの焦点よりも内側に正立虚像が得られるように、写真、絵柄等の物体(展示物10)を配置し、視点(R2、L2)をレンズに対して横方向(R1、L1)へ移動してみると、図5に示すように一つ一つのレンズの中心点がテコの支点のごとく物体とレンズと視点との各距離に比例して前記の正立虚像が動いて見える。その動きは、視線の動く方向とは反対の方向に物体が動いたように見え、その動く速度はレンズと物体との距離が短いので視線の移動距離に対して物体の移動距離は短く、その分早く動いたように感じる。
この一連の現象は、日常生活で写真等を見る際に経験しないことなので、あたかも写真の方が動いたように感じる。さらに、一つ一つのレンズは小さい(例えば0.3ミリメートル)ので、拡大率はさほど大きなものではなく、このことが物体が視点に実際より少し近づいたように見え、それは見る者にあたかも展示物10が少し浮いたような錯覚を与える。
さらに、視点を固定し、レンズと物体とを一体化して同時に与え、左右の端を横方向(左右)に揺らすことによっても、前記と同様の結果が得られる。
さらに、肉眼(視点)は約65ミリメートルの間隔で左右に2つあり、板状凸レンズ群の各凸レンズのわん曲表面の左右の局面を2つの視線がそれぞれの方向からのみ見ていることになる。そのため、同じ物体の少しずれた部分を左右の目が同時に見ることで擬似的立体感が生まれる。
本発明に係る可変レンズボックスは上記した原理を利用して本やCDその他の商品の表面の文字や絵柄を、動きや擬似的立体感のあるように見せ、商品の宣伝広告等に利用しようとするものである。
(実施形態)
本発明の一実施例を図1(a)乃至図1(d)及び図2を用いて説明する。
図1(a)は、本発明に係る可変レンズボックスの一例を示す斜視図を示している。図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図を示している。また、図1(c)は、図1(a)におけるB−B断面図を示している。また、図2は、置台21に商品30と可変レンズボックス20aとを重ね置いた様子を示す側面図である。
図1(a)に示すように、この可変レンズボックス20aは略直方体形状であって、凸レンズ平板11が枠体13の窓部Xに嵌め込まれてなる。さらに、図1(b)及び図1(c)に示すように、凸レンズ平板11と距離d隔てた位置に、凸レンズ平板11と平行に透明平板12aが設けられている。この透明平板12aは例えばペット樹脂のような、環境リスクの少ない透明素材を使用してなり、枠体13と一体成型されている。
さて、このレンズボックス20aの使い方は、まず、展示物となる本やCDその他の商品30を例えば置台21の上に立てかけ、さらに、その商品30の上に可変レンズボックス20aを重ね置く。このとき、商品30の表面の文字や絵柄等と、レンズボックス20aの透明平板とが接する向きにレンズボックスを置かなければならない。このように置くと、商品の表面の文字や絵柄等は、凸レンズ平板11及び透明平板12aを通して見え、その結果、上記解決原理により、商品30の表面の文字や絵柄等が浮いたり動いたりして見える。
なお、上記凸レンズ平板11は、隣り合う凸レンズのピッチにより焦点距離が変化するが、一例を示すと約25.4mm(1インチ)の中に、75本程度の凸レンズが並んでいる場合、距離dは20mm前後が適正値となる。
(その他の実施形態)
また、図1(d)に示す可変レンズボックス20bのように、透明平板12と枠体13とが別体であっても何ら問題はない。重要なことは、凸レンズ平板11と透明平板12(12a)とが枠体13により一定距離d隔てて平行して設置されるという構成であり、枠体13と凸レンズ平板11又は透明平板12との結合部分がどのような構成をしているかについては問題とならない。なお、可変レンズボックス20bの形状は矩形状の他、四角形や六角形等の多角形、円形、楕円形等であってもよい。
本発明に係る可変レンズボックスは、本やCD等の商品に重ね置くだけでその表面に印刷された展示物が、浮いたり動いたりして見え、宣伝効果が期待できる。
また、レンズボックスと置台の大きさ及びレンズボックスの奥行きdを適宜変更することで、各種サイズの印刷物等に適用することができる。
本発明に係る可変レンズボックスの一例を示し、(a)は斜視図、(b)及び(c)は(a)におけるAーA線及びB−B線の各断面図で、(d)は分解斜視図である。 本発明の使用状態を示す側面図である。 凸レンズ平板の一例を示す斜視図である。 (a)(b)は凸レンズの説明図である。 本発明の動作原理の説明図である。
符号の説明
10 展示物
11 凸レンズ平板
12 透明平板
13 枠体
d 距離

Claims (2)

  1. 凸レンズを円柱状に引き伸ばしたものを縦に並べて板状に一体形成して構成された凸レンズ平板11と透明平板12と枠体13とを含み、前記凸レンズ平板11と、透明平板12とが枠体13により一定距離d隔てて平行して設置される構成とすることを特徴とする可変レンズボックス。
  2. 前記凸レンズ平板11と前記透明平板12との距離dは、少なくとも前記凸レンズ平板を構成する凸レンズの焦点距離以内の距離であることを特徴とする請求項1記載の可変レンズボックス。
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