JP2005080366A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スイッチング電源の電圧検出モード(PFMモード)において、スイッチングの回数を抑制し、スイッチングロスを抑えることで、効率に優れたスイッチング電源装置を実現する。
【解決手段】 電流検出回路5の検出信号(Input)、信号発生回路1から三角波と同時に作られる三角波と同周期の矩形波Vpulse、及び初期値決めのため起動時のみH(ハイ)で正常時は常にL(ロー)である信号VFLを入力し、Output信号を出力するスイッチング制御回路14を設け、PFMモードにおいて、電流検出回路5からの検出信号(LのInput信号)が入ってから一定期間はドライバー回路4をオンさせないようにし、スイッチングの回数を抑制できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 電流検出回路5の検出信号(Input)、信号発生回路1から三角波と同時に作られる三角波と同周期の矩形波Vpulse、及び初期値決めのため起動時のみH(ハイ)で正常時は常にL(ロー)である信号VFLを入力し、Output信号を出力するスイッチング制御回路14を設け、PFMモードにおいて、電流検出回路5からの検出信号(LのInput信号)が入ってから一定期間はドライバー回路4をオンさせないようにし、スイッチングの回数を抑制できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スイッチング電源装置に係り、特に、電圧検出型(PFMモード)のスイッチング電源装置に関するものである。
従来のスイッチング電源装置の構成を図4に示す。図4において、1は三角波信号及び矩形波信号を発生する信号発生回路、2は信号発生回路1の三角波信号とエラーアンプ11の出力信号とを比較して出力デューティを決めるPWMコンパレータ、3はドライバー制御回路、4はドライバー回路、5はコイルに流れる電流を制限する電流検出回路、6はPFMモード時の高電圧用のコンパレータ、7はPFMモード用の高基準電圧源、8はPFMモード時の低電圧用のコンパレータ、9はPFMモード用の低基準電圧源、10は低電圧用のコンパレータ8および高電圧用のコンパレータ6の出力信号に応じて動作するラッチ回路、11は出力電圧Voutのレベルを誤差検出するエラーアンプ、12は出力基準電圧源、13はコイル及びコンデンサで構成された平滑回路である。次に動作について説明する。
まず、ノーマルモード時は、出力電圧Voutと基準電圧12をエラーアンプ11で比較し、その比較出力と信号発生回路1の出力信号(三角波)をPWMコンパレータ2で比較し、デューティ比を出力し、それをドライバー制御回路3に入力し、ドライバー回路4を制御し、出力電圧Voutを制御する。
電圧検出型であるPFMモードでは、低基準電圧源9の電圧で出力電圧Voutの下側のスレッシュを決める。出力電圧Voutと低基準電圧源9の電圧をコンパレータ8で比較し、出力電圧Voutが低基準電圧源9の電圧より低くなれば、ドライバー制御回路3によってドライバー回路4がON(オン)動作し外付けのコイルに電流が流れるようになっている。また、出力電圧Voutと高基準電圧源7の電圧をコンパレータ6で比較し、出力電圧Voutが高基準電圧源7の電圧より高くなれば、ドライバー制御回路3によってドライバー回路4がOFF(オフ)動作し外付けのコイルに流れる電流を遮断する。また電流検出回路5により、コイルに流れる電流がある設定した値に達した時もドライバー制御回路3によりドライバー回路4はオフされ、コイルに流れる電流は遮断される。このモードでは、エラーアンプ11、基準電圧源12、信号発生回路1、PWMコンパレータ2は使用しない。この一連の動作の繰り返しでPFMモード時は出力電圧Voutをコントロールする。
図5はPFMモード時の出力電圧Voutとコイル電流の波形を示したものである。同図中のT1の区間は出力電圧Voutが低基準電圧9の電圧Vlowを下回ったために、ドライバー回路4がオンし、コイルに電流を流そうとしている区間である。T2の区間は出力電圧Voutが高基準電圧源7の電圧Vhiを上回ったために、ドライバー4がオフし、コイルに流れる電流を遮断する区間である。
最後にT3の区間だが、この区間は出力電圧VoutがVhiとVlowの間にあり、電流検出回路5からの信号でドライバーが制御されている区間である。コイルに流れる電流があらかじめ設定されていた電流値に到達すると、電流検出回路5からドライバー制御回路3にドライバー回路4をオフさせる信号が出される。しかし、このオフさせる時間は回路に組み込まれたディレイ(delay)素子及び、この回路システムの全体のdelayのみで決まっていて、時間的には短い。そして、このオフ期間が終われば、出力電圧Voutは高基準電圧源7の高基準電圧Vhiと低基準電圧源9の低基準電圧Vlowとの間にあるため、再びコイルに電流を流そうとし、ドライバー回路4はオンとなる。そのため出力電圧Voutが高基準電圧Vhiを超えるまで、ドライバー回路4はオンオフを繰り返す。このような従来技術に似たものに以下の特許文献1がある。
特開平3−183357号公報
以上の様な従来のスイッチング電源装置においては、電流検出回路5からの信号でドライバー回路4をオフさせる時間が短く、オンオフを繰り返す回数が多くなり、スイッチングロスが大きくなるという課題があった。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、簡単なロジック回路の追加で、PFMモードにおいて、スイッチング回数を抑制し、スイチングロスを抑え、より高効率なスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスイッチング電源装置は、三角波信号と矩形波信号を発生する信号発生回路と、基準電圧と出力端子の電圧との誤差電圧を検出し、その検出出力と信号発生回路の三角波信号とを比較してPWM制御するノーマルモードのスイッチング電源部と、第1の電圧検出により信号発生回路の矩形波信号によるスイッチング制御を行って昇圧し、第2の電圧検出によりスイッチング制御を停止して降圧するPFMモードのスイッチング電源部とを備えている。
本発明によれば、PFMモードにおいて、スイッチングの回数を抑制し、スイッチングロスを抑えることで、効率に優れたスイッチング電源装置を実現できる。
次に本発明を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施形態のスイッチング電源装置の構成を示すものである。
図1において、1は三角波信号及び矩形波信号を発生する信号発生回路、2は信号発生回路1の三角波信号とエラーアンプ11の出力信号とを比較して出力デューティを決めるPWMコンパレータ、3はドライバー制御回路、4はドライバー回路、5はコイルに流れる電流を制限する電流検出回路、6はPFMモード時の高電圧用のコンパレータ、7はPFMモード用の高基準電圧源、8はPFMモード時の低電圧用のコンパレータ、9はPFMモード用の低基準電圧源、10は低電圧用のコンパレータ8および高電圧用のコンパレータ6の出力信号に応じて動作するラッチ回路、11は出力電圧Voutのレベルを誤差検出するエラーアンプ、12は基準電圧源、13はコイル及びコンデンサで構成されスイッチング電源の出力を平滑させる平滑回路、14は電流検出回路5からの検出信号を処理するスイッチング制御回路である。スイッチング制御回路14は、電流検出回路5の検出信号(Input)と、信号発生回路1から三角波と同時に作られる三角波と同周期の矩形波Vpulse、及び初期値決めのための信号VFL(起動時のみH(ハイ)で正常時は常にL(ロー)である信号)を入力し、Output信号を出力する。
以上のように構成されたスイッチング電源装置について、以下その動作を説明する。
まず、ノーマルモード時は出力電圧Voutと基準電圧源12の基準電圧をエラーアンプ11で比較し、その出力と信号発生回路1で作られた三角波をコンパレーター2で比較し、その比較出力に応じたデューティ比のパルスを出力する。そのパルスをドライバー制御回路3に入力し、ドライバー部4を制御して、出力電圧Voutを制御する。
電圧検出型であるPFMモードでは、低基準電圧源9で出力電圧Voutの下側のスレッシュを決める。出力電圧Voutと低基準電圧源9の電圧とをコンパレータ8で比較し、出力電圧Voutが低基準電圧源9の電圧より低くなれば、ドライバー制御回路3によってドライバー回路4がON動作し、コイルに電流が流れるようになっている。また、出力電圧Voutと高基準電圧源7の電圧をコンパレータ6で比較し、出力電圧Voutが高基準電圧源7の電圧より高くなれば、ドライバー制御回路3によってドライバー回路4がOFF動作し外付けのコイルに流れる電流を遮断する。また電流検出回路5により、コイルに流れる電流がある設定した値(リミット値)に達した時も電流検出回路5からの出力信号Inputがスイッチング制御回路14で処理され、ドライバー制御回路3に入力されて、そこからドライバー回路4はオフされ、コイルに流れる電流は遮断される。このモードでは、エラーアンプ11、基準電圧源12、信号発生回路1の三角波、PWMコンパレータ2は使用しない。この一連の動作の繰り返しでPFMモード時は出力電圧Voutをコントロールする。
図2を参照してスイッチング制御回路14について詳しく説明する。図2はスイッチング制御回路14の動作特性図である。
図2において、(1)では、ドライバー回路4がONし、コイルに電流が流れる。
(2)では、コイル電流がリミット値まで達し、電流検出回路5からのInput信号がLになる。また、フリップフロップ回路F1,F2もセットされる。
(3)では、電流検出回路5からの信号でドライバー回路4はOFFする。そのためコイル電流は減少し、電流はリミット値を下回り、電流検出回路5からのInput信号はHになる。
(4)では、Vpulse信号がHになったとき、フリップフロップ回路F1のQ出力はHになり、フリップフロップ回路F2のD入力をH状態にする。
(5)では、Vpulse信号がLになったとき、フリップフロップ回路F2のQ出力はHになり、Output信号はHになり、ドライバー回路4をONにする。
図2において、(1)では、ドライバー回路4がONし、コイルに電流が流れる。
(2)では、コイル電流がリミット値まで達し、電流検出回路5からのInput信号がLになる。また、フリップフロップ回路F1,F2もセットされる。
(3)では、電流検出回路5からの信号でドライバー回路4はOFFする。そのためコイル電流は減少し、電流はリミット値を下回り、電流検出回路5からのInput信号はHになる。
(4)では、Vpulse信号がHになったとき、フリップフロップ回路F1のQ出力はHになり、フリップフロップ回路F2のD入力をH状態にする。
(5)では、Vpulse信号がLになったとき、フリップフロップ回路F2のQ出力はHになり、Output信号はHになり、ドライバー回路4をONにする。
このようにスイッチング制御回路14を追加すると、電流検出信号(LのInput信号)が入ってから一定期間はドライバー回路4をオンさせないようにできる。このドライバー回路4をオンさせない期間は三角波と同周期の矩形波の周期で決まる。すなわち、その期間はT/2<t<3T/2とランダムである。これは電流検出信号が入ったタイミングで決まる。
図3は出力電圧Voutとコイル電流の関係図である。T3の電流検出信号によって制御されている区間では、従来のものに比べスイッチングの回数が減少される。
以上のように本実施形態によれば、ロジック素子で作った簡単な構成のスイッチング制御回路14を設けることによって、スイッチング電源の電圧検出モード(PFMモード)において、スイッチングの回数を抑制し、スイッチングロスを抑えることで、効率に優れたスイッチング電源装置を実現できる。
本発明にかかるスイッチング電源装置は、スイッチングの回数を抑制して、スイッチングロスを抑えることができ、電圧検出型のスイッチング電源装置等として有用である。
1 信号発生回路
2 PWMコンパレータ
3 ドライバー制御回路
4 ドライバー回路
5 電流検出回路
6 高電圧用コンパレータ
7 高基準電圧源
8 低電圧用コンパレータ
9 低基準電圧源
10 ラッチ回路
11 エラーアンプ
12 基準電圧源
13 平滑回路
14 スイッチング制御回路
2 PWMコンパレータ
3 ドライバー制御回路
4 ドライバー回路
5 電流検出回路
6 高電圧用コンパレータ
7 高基準電圧源
8 低電圧用コンパレータ
9 低基準電圧源
10 ラッチ回路
11 エラーアンプ
12 基準電圧源
13 平滑回路
14 スイッチング制御回路
Claims (1)
- 三角波信号と矩形波信号を発生する信号発生回路と、
基準電圧と出力端子の電圧との誤差電圧を検出し、その検出出力と前記信号発生回路の三角波信号とを比較してPWM制御するノーマルモードのスイッチング電源部と、
第1の電圧検出により前記信号発生回路の矩形波信号によるスイッチング制御を行って昇圧し、第2の電圧検出により前記スイッチング制御を停止して降圧するPFMモードのスイッチング電源部とを備えたスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003306094A JP2005080366A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003306094A JP2005080366A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | スイッチング電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005080366A true JP2005080366A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34409264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003306094A Pending JP2005080366A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005080366A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010011617A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ricoh Co Ltd | スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを備えた半導体装置 |
CN102386893A (zh) * | 2011-08-02 | 2012-03-21 | 杭州矽力杰半导体技术有限公司 | 一种可调节的方波信号发生电路以及应用其的开关型调节器 |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003306094A patent/JP2005080366A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010011617A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ricoh Co Ltd | スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを備えた半導体装置 |
CN102386893A (zh) * | 2011-08-02 | 2012-03-21 | 杭州矽力杰半导体技术有限公司 | 一种可调节的方波信号发生电路以及应用其的开关型调节器 |
CN102386893B (zh) * | 2011-08-02 | 2014-03-12 | 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 | 一种可调节的方波信号发生电路以及应用其的开关型调节器 |
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