JP2005078733A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部温度の変化に因らずに、蓋体のスライド動作の信頼性の向上を図る。
【解決手段】 平面状に形成されたベース面6aを有するベース体3と、ベース体にスライド自在に支持されると共にベース体とは熱膨張率が異なる材料によって形成された蓋体2とを設け、蓋体のベース面側の端部に被送り部4を設け、ベース体に被送り部に係合する送りローラー28、28を支持軸34、34を介して回転自在に支持し、送りローラーに支持軸の軸方向へ移動可能とされた送り部30、30を設け、送り部の外周面に支持軸に対して傾斜され被送り部に係合する傾斜接触面30d、30dを形成し、該傾斜接触面を被送り部に密着させる方向へ付勢する付勢バネ32、32を設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は電子機器に関する。詳しくは、ベース体に所定の方向へスライド自在に支持された蓋体を備えた電子機器において、外部温度の変化に因らずに、蓋体のスライド動作の信頼性の向上を図る技術分野に関する。
音響機器やディスクドライブ装置等の各種の電子機器には、装置本体(ベース体)に対して蓋体がスライド可能とされているものがある(例えば、特許文献1参照)。蓋体は、特許文献1に記載のように、例えば、ディスク状記録媒体が収納されるディスク収納部を開閉するために設けられている。
このようにディスク収納部を開閉するための蓋体が設けられているディスクドライブ装置にあっては、必要なときに蓋体を開放すればよく、ディスク収納部への塵埃等の侵入を低減することができる。
特開2000―123561号公報
ところで、図12に示すように、電子機器aにあっては、蓋体bを装置本体cに対してスライドさせる機構として、蓋体bのスライド方向と直交する方向における両端部にそれぞれ係合する第1の送り手段dと第2の送り手段eを設け、この第1の送り手段dと第2の送り手段eによって蓋体bを送ってスライドさせるように構成することが可能である。例えば、これらの送り手段d、eとして、装置本体cに回転自在に支持された送りローラーを用いることができる。
ところが、電子機器aにおいては、蓋体bの材料と装置本体cの材料とが異なる場合があり、上記のように第1の送り手段dと第2の送り手段eを用いたときに、蓋体bと装置本体cとの熱膨張率の相違により、外部温度の変化によって、蓋体bの両端部間の距離Hが第1の送り手段dと第2の送り手段eとの間の距離に対して変化するおそれがある。
例えば、図12に示す蓋体b1のように、両端部間の距離Hが第1の送り手段dと第2の送り手段eとの間の距離に対して小さくなってしまった場合には、蓋体b1の両端部と第1の送り手段d及び第2の送り手段eとの間に隙間が生じ、ガタツキが発生して蓋体b1のスライド動作が円滑に行われなくなってしまう。
逆に、図12に示す蓋体b2のように、両端部間の距離Hが第1の送り手段dと第2の送り手段eとの間の距離に対して大きくなってしまった場合には、蓋体b2の両端部が第1の送り手段d及び第2の送り手段eに強く押し付けられたり、或いは、蓋体b2が第1の送り手段d及び第2の送り手段eに適正に係合されずに外れてしまい、やはり蓋体b2のスライド動作に支障を来たしてしまう。
そこで、本発明電子機器は、上記した問題点を克服し、外部温度の変化に因らずに、蓋体のスライド動作の信頼性の向上を図ることを課題とする。
本発明電子機器は、上記した課題を解決するために、平面状に形成されたベース面を有するベース体と、該ベース体のベース面に所定の方向へスライド自在に支持されると共にベース体とは熱膨張率が異なる材料によって形成された蓋体とを設け、蓋体のベース面側の端部に被送り部を設け、ベース体に被送り部に係合する送りローラーをベース面に直交する支持軸を介して回転自在に支持し、送りローラーに支持軸の軸方向へ移動可能とされた送り部を設け、送りローラーの送り部の外周面に支持軸に対して傾斜され蓋体の被送り部に係合する傾斜接触面を形成し、該傾斜接触面を蓋体の被送り部に密着させる方向へ付勢する付勢バネを設けたものである。
従って、本発明電子機器にあっては、温度変化による蓋体の位置に応じて送りローラーの被送り部が支持軸の軸方向へ移動される。
本発明電子機器は、平面状に形成されたベース面を有するベース体と、該ベース体のベース面に所定の方向へスライド自在に支持されると共にベース体とは熱膨張率が異なる材料によって形成された蓋体とを備えた電子機器であって、蓋体のベース面側の端部に被送り部が設けられ、ベース体に被送り部に係合する送りローラーがベース面に直交する支持軸を介して回転自在に支持され、送りローラーには支持軸の軸方向へ移動可能とされた送り部が設けられ、送りローラーの送り部の外周面に支持軸に対して傾斜され蓋体の被送り部に係合する傾斜接触面が形成され、該傾斜接触面を蓋体の被送り部に密着させる方向へ付勢する付勢バネを設けたことを特徴とする。
従って、送りローラーの送り部が蓋体の膨張又は収縮に応じて支持軸の軸方向へ移動されるため、外部温度の変化によらず、送りローラーが常に蓋体の被送り部に圧着され、蓋体のガタツキ及び蓋体の送りローラーからの脱落が防止され、蓋体のベース体に対するスライド動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、被送り部を蓋体のスライド方向に直交する両端部にそれぞれ第1の被送り部と第2の被送り部として設け、ベース体にローラー体を回転自在に支持し、第1の被送り部に上記送りローラーを係合し、第2の被送り部にローラー体を係合したので、蓋体の円滑なスライド動作を確保することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、上記送りローラーに送り部を回転可能に支持する支持部材を設け、該支持部材によって蓋体を保持するようにしたので、蓋体を安定した状態で送りローラーによって円滑にスライドさせることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。尚、以下に示す最良の形態は、本発明電子機器をディスクドライブ装置に適用したものである。
電子機器(ディスクドライブ装置)1は、ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行う装置であり、蓋体2とベース体3と該ベース体3に配置された所要の各部材及び各機構によって構成されている(図1及び図2参照)。
蓋体2は、例えば、アクリル樹脂等の透明材料によって形成され、下方に開口された一方向に長い略蒲鉾状に形成されている。蓋体2は横断面形状で略円弧状を為す覆い部2aと該覆い部2aの長手方向における両端部に位置する側面部2b、2bとが一体に形成されて成る。
尚、以下の説明にあっては、蓋体2の長手方向を前後方向とし、これに直交する方向をそれぞれ上下方向及び左右方向とする。
蓋体2の覆い部2aの下端部はそれぞれ右側に位置する第1の被送り部4、左側に位置する第2の被送り部5として設けられている(図3参照)。
第1の被送り部4及び第2の被送り部5は、上下に短く延びるように形成され、それぞれ内面が摺接面4a、5aとして形成されている(図4及び図5参照)。第1の被送り部4には、接触面4aに連続する傾斜接触面4bが形成されている(図5参照)。傾斜接触面4bは接触面4aの下端に連続され、下方へ行くに従って外方へ変位するように形成されている。
ベース体3は、蓋体2とは熱膨張率が異なる材料、例えば、アルミニウム等の金属材料によって形成されている。従って、ベース体3の熱膨張率は蓋体2の熱膨張率より小さい。
ベース体3は、図1及び図2に示すように、ベースパネル6と該ベースパネル6の下側に位置するボトムパネル7とから成る。ベースパネル6の上面は平面状に形成されたベース面6aとして形成されている。
ベースパネル6の右側縁には、長手方向に離隔して複数の操作釦8、8、・・・が配置されている。操作釦8、8、・・・としては、例えば、電源のオン・オフを行うための電源釦、蓋体2の開閉動作を行うためのオープン釦及びクローズ釦、ディスク状記録媒体に記録された情報信号の再生を行うためのプレイ釦、再生状態を一時停止するための一時停止釦、再生動作を停止するためのストップ釦、音量の変更を行うためのボリューム釦等が設けられている。
ベースパネル6のベース面6a上には蓋体2が取り付けられ、該蓋体2はベースパネル6に対して着脱可能とされている。
ベースパネル6の長手方向における前端側には記録媒体載置部9が設けられている(図1及び図2参照)。
記録媒体載置部9は平面で見て円形状を為す浅い凹状に形成されている。
ベースパネル6のベース面6a上には、平行な2つのガイド部材10、10が設けられている(図1参照)。ガイド部材10、10は、ベースパネル6の後端側に設けられ、ベースパネル6の長手方向に長く形成されている。
ガイド部材10、10間の空間は、その記録媒体載置部9側の略半部がユニット収容部10aとして形成されている。ユニット収容部10aにはベースユニット11が収容可能とされている。ガイド部材10、10間には、ユニット収容部10aを挟んで記録媒体載置部9の反対側にベースユニット11の動作制御を行うためのコントロール基板12が配置されている。
ベースユニット11にはディスク状記録媒体をチャッキングする図示しないチャッキング機構とディスク状記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行うための光ピックアップとが設けられ、チャッキング機構は下側に位置するディスクテーブルとその上側に位置するチャッキングプーリーとを備えている。
ベースユニット11及びコントロール基板12はその下方に位置された配置ベース13上に配置されている。配置ベース13は前後方向に長く形成され、ガイド部材10、10に前後方向に摺動自在に支持されている。
ベースパネル6には、右側に位置するガイド部材10の右方にユニット駆動部14が配置されている。ユニット駆動部14は駆動用モーター15と該駆動用モーター15の駆動力が伝達されて回転される図示しない減速ギヤ群とを有し、該減速ギヤ群によって配置ベース13が移動される。従って、駆動用モーター15が回転されると、その駆動力が減速ギヤ群を介して配置ベース13に伝達され、駆動用モーター15の回転方向に応じた方向へ配置ベース13とベースユニット11とコントロール基板12とが一体となって前後方向へ移動される。
ベースパネル6には、ユニット駆動部14の後側に表示駆動部16が配置されている。
ベースパネル6には、左側に位置するガイド部材10の左方に蓋体駆動部17が配置されている。蓋体駆動部17は移動用モーター18と該移動用モーター18の駆動力が伝達されて回転される減速ギヤ群19、19とを有し、該減速ギヤ群19、19は移動用モーター18を挟んで前後に設けられている。
移動用モーター18と減速ギヤ群19、19にはそれぞれ図示しないプーリーが設けられ、移動用モーター18のプーリーと減速ギヤ群19、19のプーリーとがそれぞれベルト20、20によって連結されている。従って、移動用モーター18が回転されると、その駆動力がベルト20、20を介して減速ギヤ群19、19に伝達され、該減速ギヤ群19、19が移動用モーター18の回転方向に応じた同じ方向へ同期して回転される。
ベースパネル6上にはローラー体21、21が回転自在に支持されている(図1参照)。ローラー体21、21はベースパネル6の左端寄りの位置に前後に離隔して設けられている。
ローラー体21は保持部材22と被保持部材23とリング部材24とを備えている(図3及び図4参照)。
保持部材22は、図4に示すように、軸方向(上下方向)に短い略円環状に形成された基部22aと該基部22aの外周縁から上方へ突出された外側周縁部22bと基部22aの内周縁から上方へ突出された内側筒部22cとから成り、該内側筒部22cが外側周縁部22bより上方へ突出されている。基部22aの外周面にはギヤ部22dが形成されている。ギヤ部22dは減速ギヤ群19の最終段のギヤ19aと噛合されている。
被保持部材23は基部22aの上側に配置されており、中央部に上方に開口された配置凹部23aを有している。被保持部材23の上端寄りの位置の外周面は、蓋体2の左側に位置する第2の被送り部5に接する接触面23bとして形成されている。
リング部材24は被保持部材23の配置凹部23aに配置された状態で、内側筒部22cの外側に位置されている。
ローラー体21の中心部には上下に貫通された被支持孔21aが形成され、該被支持孔21aの下端部にローラー体21の回転を円滑に行うためのベアリング25が配置されている。
被支持孔21aにはベアリング25を貫通した状態で支持軸26が挿通され、該支持軸26の上端寄りの位置に係合された止め輪27によって支持軸26からのローラー体21の脱落が防止されている。
ローラー体21、21は移動用モーター18の駆動力が減速ギヤ群19、19を介してギヤ部22d、22dに伝達されることにより、移動用モーター18の回転方向に応じた方向へ回転される。移動用モーター18が回転されたときには、ベルト20、20によって減速ギヤ群19、19が同期して回転されるため、ローラー体21、21も同期して回転される。
ベースパネル6上には送りローラー28、28が回転自在に支持されている(図1参照)。送りローラー28、28はベースパネル6の右端寄りの位置に前後に離隔して設けられている。
送りローラー28は支持部材29と被支持部材30とリング部材31とを備えている(図3及び図5参照)。
支持部材29は、図5に示すように、軸方向(上下方向)に短い略円環状に形成された基部29aと該基部29aの外周縁から上方へ突出された外側周縁部29bと基部29aの内周縁から上方へ突出された内側筒部29cとから成り、該内側筒部29cが外側周縁部29bより上方へ突出されている。基部29aと内側筒部29cとの間の空間はバネ配置空間29dとして形成されている。
被支持部材30はベース体3に対してスライドされる蓋体2を送る送り部として設けられ、内側筒部29cに、その外側において上下方向へ摺動自在に支持されている。被支持部材30には中央部に上方に開口された配置凹部30aが形成されている。被支持部材30には内方へ突出された規制突部30bが設けられている。被支持部材30の外周面には、上下に短く延びる接触面30cと該接触面30cの下縁に連続し下方へ行くに従って外方へ変位する傾斜接触面30dとが形成されている。
リング部材31は被支持部材30の配置凹部30aに配置された状態で、内側筒部29cの外側に位置されている。
支持部材29のバネ配置空間29dには付勢バネ32が配置されている。付勢バネ32は、例えば、圧縮コイルバネであり、支持部材29の基部29aの上面と被支持部材30の下面との間で縮設されている。従って、被支持部材30は付勢バネ32によって上方へ付勢されている。被支持部材30は規制突部30bがリング部材31の下面に接することにより上方への移動が規制される。
送りローラー28の中心部には上下に貫通された被支持孔28aが形成され、該被支持孔28aの下端部に送りローラー28の回転を円滑に行うためのベアリング33が配置されている。
被支持孔28aにはベアリング33を貫通した状態で支持軸34が挿通され、該支持軸34の上端寄りの位置に係合された止め輪35によって支持軸34からの送りローラー28の脱落が防止されている。
蓋体2がベースパネル6に取り付けられた状態において、ローラー体21、21の接触面23b、23bがそれぞれ蓋体2の第2の被送り部5の接触面5aに圧着され、送りローラー28、28の接触面30c、30c又は傾斜接触面30d、30dが蓋体2の第1の被送り部4の接触面4a又は傾斜接触面4bに圧着される。従って、移動用モーター18の駆動力が減速ギヤ群19、19を介してローラー体21、21に伝達されると、該ローラー体21、21の回転によって蓋体2が移動用モーター18の回転方向に応じた方向へ移動され、同時に送りローラー28、28が蓋体2の移動に伴って回転される。
蓋体2の内部にはインナーカバー36が配置される(図1及び図2参照)。インナーカバー36は樹脂等の不透明な材料によって形成され、下方に開口された前後方向に長い略蒲鉾状に形成されている。インナーカバー36は横断面形状で円弧状を為す閉塞部36aと該閉塞部36aの長手方向における両端部に位置する側壁部36b、36bとが一体に形成されて成る。閉塞部36aの後端寄りの位置には透孔36cが形成され、閉塞部36aの下端部には前後に離隔してそれぞれ左右に2つずつの配置用切欠36d、36d、・・・が形成されている。前側の側壁部36bには下方に開口された切欠が形成され、該切欠が挿脱口36eとして形成されている。
インナーカバー36はガイド部材10、10、ベースユニット11、コントロール基板12、配置ベース13、ユニット駆動部14、表示駆動部16及び蓋体駆動部17を閉塞するようにベースパネル6に取り付けられる。
インナーカバー36がベースパネル6に取り付けられた状態においては、透孔36cに対応して表示駆動部16が位置され、外部から表示駆動部16の表示面が視認可能とされる。インナーカバー36がベースパネル6に取り付けられた状態においては、配置用切欠36d、36d、・・・がそれぞれローラー体21、21及び送りローラー28、28に対応して位置され、ローラー体21、21及び送りローラー28、28の一部がインナーカバー36から外方へ突出される。ベースユニット11はインナーカバー36の挿脱口36eを通って前方へ移動可能とされる。
ベースパネル6には回転体37、37、37が回転自在に支持されている(図1及び図2参照)。回転体37、37、37はディスク状記録媒体をセンターリングする機能を有すると共にディスク状記録媒体を持ち上げる機能を有する。
回転体37は略円柱状に形成され、上面37aの一端部に上方へ突出されたディスクセンターリング部38が設けられている。
次に、電子機器1の動作について説明する(図6乃至図10参照)。
電子機器1にあっては、操作釦8、8、・・・のうちの電源釦が操作されて通電状態とされることにより動作が開始可能とされる。先ず、動作が開始される前の各部の初期状態について説明する。
初期状態においては、図6に示すように、ベースユニット11はインナーカバー36内においてガイド部材10、10間のユニット収容部10aに収容されている。蓋体2は記録媒体載置部9及びインナーカバー36を閉塞する閉塞位置にある。
回転体37、37、37はディスクセンターリング部38、38、38が最も外側に位置されている。従って、ディスクセンターリング部38、38、38は記録媒体載置部9の直ぐ外側に位置されている。
電源釦が操作され通電された状態において、オープン釦が操作されると、蓋体駆動部17によって蓋体2が移動され、該蓋体2が記録媒体載置部9を開放する開放位置まで移動される(図7参照)。
蓋体2が開放位置に移動された状態において、ディスク状記録媒体100を記録媒体載置部9の任意の位置に載置しクローズ釦を操作すると、蓋体2が蓋体駆動部17によって閉塞位置まで移動され、記録媒体載置部9が閉塞される(図8参照)。
次に、プレイ釦を操作すると、回転体37、37、37が回転しながら上昇され、ディスクセンターリング部38、38、38がディスク状記録媒体100の外周縁を内方側に押圧し、ディスク状記録媒体100が上昇しながらセンターリングされる(図9参照)。
続いて、ユニット駆動部14によってベースユニット11、コントロール基板12及び配置ベース13が一体となって、回転体37、37、37によって持ち上げられたディスク状記録媒体100に近付く方向へ移動され、ベースユニット11に設けられたチャッキングプーリーとディスクテーブルとの間にディスク状記録媒体100が相対的に挿入される(図10参照)。
チャッキングプーリーとディスクテーブルとの間にディスク状記録媒体100が相対的に挿入されると、回転体37、37、37が先程とは逆方向へ回転しながら下降される。回転体37、37、37が下降されると、ディスク状記録媒体100が回転体37、37、37に伴って下降され、中心孔100aにディスクテーブルのセンターリング突部が挿入されると共にチャッキングプーリーがディスクテーブルに近付く方向へ移動されて、ディスク状記録媒体100がチャッキングプーリーとディスクテーブルに挟持されてチャッキングされる。
ディスク状記録媒体100のチャッキングが完了されると、ディスク状記録媒体100が回転され、光ピックアップの駆動によってディスク状記録媒体100に対する、例えば、情報信号の再生が行われる。
ディスク状記録媒体100に対する情報信号の再生が終了すると、ディスク状記録媒体100に対するチャッキングプーリーとディスクテーブルとによるチャッキングが解除され、続いて、回転体37、37、37が上昇されてディスク状記録媒体100がディスクテーブルとチャッキングプーリーとの間において持ち上げられる。
回転体37、37、37によってディスク状記録媒体100が持ち上げられると、ユニット駆動部14によってベースユニット11、コントロール基板12及び配置ベース13が一体となって後方へ移動され、ベースユニット11がユニット収容部10aに収容される。
続いて、回転体37、37、37が下降されてディスク状記録媒体100が記録媒体載置部9上に載置される。オープン釦を操作して蓋体2を開放位置に移動させることにより、ユーザーはディスク状記録媒体100を把持して電子機器1から取り出すことができる。
ディスク状記録媒体100が電子機器1から取り出されると、図示しない検出センサーによってディスク状記録媒体100が存在しない旨が検出され、蓋体2が閉塞位置まで移動されて初期状態に戻る。
次に、蓋体2とベース体3の熱膨張率の相違に基づく送りローラー28、28の動作について説明する(図5及び図11参照)。
上記したように、蓋体2とベース体3は熱膨張率が異なる材料によって形成されており、外部温度の変化によって蓋体2の第1の被送り部4及び第2の被送り部5の送りローラー28、28及びローラー体21、21に対する位置が変化する。
例えば、外部温度が高い場合には、材料(アクリル樹脂)の膨張により第1の被送り部4と第2の被送り部5との間の距離が大きくなり、外部温度が低い場合には、材料(アクリル樹脂)の収縮により第1の被送り部4と第2の被送り部5との間の距離が小さくなる。
電子機器1にあっては、送りローラー28、28の被支持部材30、30が支持部材29、29に対して上下方向へ移動可能とされているため、外部温度が高い場合には、図5に示すように、第1の被送り部4と第2の被送り部5との間の距離に応じて付勢バネ32、32によって付勢された被支持部材30、30が上昇され、例えば、第1の被送り部4の傾斜接触面4bに被支持部材30、30の傾斜接触面30d、30dが圧着される。
このとき、第2の被送り部5は、接触面5aがローラー体21、21の被保持部材23、23の接触面23b、23bに圧着されている(図4参照)。
一方、外部温度が低い場合には、図11に示すように、第1の被送り部4と第2の被送り部5との間の距離に応じて付勢バネ32、32によって付勢された被支持部材30、30が付勢バネ32、32の付勢力に抗して蓋体2の自重により下降され、例えば、第1の被送り部4の接触面4aと傾斜接触面4bにそれぞれ被支持部材30、30の接触面30c、30cと傾斜接触面30d、30dが圧着される。
このとき、第2の被送り部5は、外部温度が高い場合と同様に、接触面5aがローラー体21、21の被保持部材23、23の接触面23b、23bに圧着されている(図4参照)。
尚、蓋体2は、外部温度の変化によらず、第1の被送り部4が送りローラー28、28の支持部材29、29上に載置された状態とされている(図5及び図111参照)。
従って、蓋体2が安定した状態で送りローラー28、28によって円滑にスライドされる。
以上に記載した通り、電子機器1にあっては、送りローラー28、28の被支持部材30、30が第1の被送り部4と第2の被送り部5との間の距離に応じて支持部材29、29に対して上下方向へ移動可能なため、外部温度の変化によらず、送りローラー28、28とローラー体21、21とが常に蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5とに圧着される。
従って、蓋体2のガタツキ及び蓋体2のローラー体21、21及び送りローラー28、28からの脱落が防止され、蓋体2のベース体3に対するスライド動作の信頼性の向上を図ることができる。
また、蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5に、それぞれベース体3に回転可能に支持された送りローラー28、28とローラー体21、21が圧着されるため、蓋体2の円滑なスライド動作を確保することができる。
尚、上記には、送りローラー28、28の一部を上下方向へ移動可能として、送りローラー28、28とローラー体21、21とを常に蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5とに圧着させるようにしたが、逆に、ローラー体21、21の一部を上下方向へ移動可能として、送りローラー28、28とローラー体21、21とを常に蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5とに圧着させるようにしてもよい。
また、送りローラー28、28とローラー体21、21の各一部を上下方向へ移動可能として、送りローラー28、28とローラー体21、21とを常に蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5とに圧着させるようにしてもよい。
さらには、送りローラー28、28の支持部材29、29をベース体3に一体に形成し、被支持部材30、30の回転により蓋体2がスライドされるようにしてもよく、また、ローラー体21、21の保持部材22、22をベース体3に一体に形成し、被保持部材23、23の回転により蓋体2がスライドされるようにしてもよい。
加えて、上記には、蓋体駆動部17の移動用モーター18の駆動力が伝達されてローラー体21、21が回転される構成とし、該ローラー体21、21を駆動側のローラーとした例を示したが、逆に、送りローラー28、28をモーターの駆動力が伝達されて回転される駆動側のローラーとする構成とすることもできる。
尚、送りローラー28、28の被支持部材30、30及びローラー体21、21の被保持部材23、23は蓋体2の第1の被送り部4と第2の被送り部5に圧着されるため、被支持部材30、30及び被保持部材23、23を密着性が良好で摩擦係数の大きな材料、例えば、ゴム材料等によって形成してもよい。
上記した最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明の実施に際しての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図11と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は蓋体及びインナーカバーを分離した状態で示す電子機器の斜視図である。 蓋体を分離した状態で示す電子機器の斜視図である。 要部を示す概略断面図である。 ローラー体が蓋体の第2の被送り部に圧着されている状態を示す拡大断面図である。 外部温度が高い場合に、送りローラーが蓋体の第1の被送り部に圧着されている状態を示す拡大断面図である。 図7乃至図10と共に電子機器の動作を示すものであり、本図は初期状態を示す電子機器の斜視図である。 蓋体が開放位置に移動された状態を示す斜視図である。 記録媒体載置部にディスク状記録媒体が載置された状態で蓋体が閉塞位置に移動された状態を示す斜視図である。 ディスク状記録媒体のセンターリングが完了した状態を蓋体を取り外して示す斜視図である。 ディスク状記録媒体のセンターリングが完了しベースユニットがユニット収容部から引き出された状態を蓋体を取り外して示す斜視図である。 外部温度が低い場合に、送りローラーが蓋体の第1の被送り部に圧着されている状態を示す拡大断面図である。 従来の問題点を説明するための概念図である。
符号の説明
1…電子機器、2…蓋体、3…ベース体、4…第1の被送り部、5…第2の被送り部、6a…ベース面、21…ローラー体、28…送りローラー、30…被支持部材(送り部)、30d…傾斜接触面、32…付勢バネ、34…支持軸

Claims (3)

  1. 平面状に形成されたベース面を有するベース体と、該ベース体のベース面に所定の方向へスライド自在に支持されると共にベース体とは熱膨張率が異なる材料によって形成された蓋体とを備えた電子機器であって、
    蓋体のベース面側の端部に被送り部が設けられ、
    ベース体に被送り部に係合する送りローラーがベース面に直交する支持軸を介して回転自在に支持され、
    送りローラーには支持軸の軸方向へ移動可能とされた送り部が設けられ、
    送りローラーの送り部の外周面に支持軸に対して傾斜され蓋体の被送り部に係合する傾斜接触面が形成され、
    該傾斜接触面を蓋体の被送り部に密着させる方向へ付勢する付勢バネを設けた
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 被送り部は蓋体のスライド方向に直交する両端部にそれぞれ第1の被送り部と第2の被送り部として設けられ、
    ベース体にローラー体が回転自在に支持され、
    第1の被送り部に上記送りローラーが係合され、
    第2の被送り部にローラー体が係合された
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記送りローラーに送り部を回転可能に支持する支持部材を設け、該支持部材によって蓋体を保持するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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