JP2005078682A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単一のモータで、ヘッドの移動、ディスクのクランプ、搬送ローラへの動力伝達を確実に切換えることができるディスク装置を提供する。
【解決手段】 モータMの動力でピニオン歯車41が駆動されてラック部材36が内周方向(Si)へ移動すると、ラック部材36に設けられた伝達凸部36cによって伝達部材68が反時計方向へ回動させられて、切換え部材65が時計方向へ回動させられる。この切換え部材65に設けられた遊星歯車63が中間歯車61と噛み合い、搬送ローラ28を駆動することが可能になる。また切換え部材65の回動力によりラック部材36が内周方向(Si)へ引かれて、ラック歯37とピニオン歯車41とが離れる。
【選択図】図6

Description

本発明は、CD、DVDなどの光ディスク、または光磁気ディスク、あるいは磁気ディスクをクランプして回転駆動するディスク装置に係り、特に共通のモータの動力により、ヘッドの移動制御と、ディスクのクランプとクランプ解除とが行われるディスク装置に関する。
車載用のディスク装置などでは、挿入待機モードにおいて筐体内にディスクが挿入されると、このディスクがローラなどで搬送されて、ディスクの中心が回転駆動部(ターンテーブル)にクランプされ、駆動モードが設定される。この駆動モードでは、前記回転駆動部でディスクが回転駆動され、さらにヘッドがディスクの記録面に沿って移動させられて、ディスクに記録されたデータが前記ヘッドで読み取られ、または前記ヘッドによって前記ディスクにデータが記録される。
この種のディスク装置は、前記挿入待機モードで回転駆動部でのディスクのクランプを解除し、前記駆動モードで前記回転駆動部にディスクをクランプさせるために、モータの動力で切換えスライダーを移動させることが必要である。また挿入待機モードにおいて、モータで搬送ローラを動作させてディスクを筐体内へ搬入する動作と、クランプが解除されたディスクを筐体の外部に搬出させることが必要である。また、前記駆動モードにおいて、モータの動力でスレッド機構を駆動して、ヘッドをディスクの記録面に沿って移動させることが必要である。
このように、ディスク装置では、各機構をそれぞれモータで駆動することが必要であるが、そのために複数のモータを搭載すると、製品単価が高くなるとともに装置の重量も大きくなる。そこで、以下の特許文献1に記載のように、前記各機構の駆動を単一のモータで行うものが存在している。
以下の特許文献1に記載のものは、モータにより駆動される駆動ギヤと、この駆動ギヤに噛み合う切換制御用アイドラギヤとローラ駆動用アイドラギヤとが設けられ、両アイドラギヤがアイドラプレートに支持されて、アイドラプレートの回動動作で、前記両アイドラギヤが前記駆動ギヤに噛み合った状態で遊星移動できるようになっている。
駆動モードでは、前記アイドラプレートがアイドラロックプレートでロックされて、切換制御用アイドラギヤがピックアップ送りギヤに噛み合い且つローラ駆動用アイドラギヤが搬送ローラ駆動用ギヤから外れて、モータの動力によりピックアップがディスクに沿って移動させられる。
ピックアップが内周側に移動すると、このピックアップで前記アイドラロックプレートが押されて、このアイドラロックプレートによるアイドラプレートのロックが解除される。このとき両アイドラギヤが駆動ギヤの周りを遊星移動して、切換制御用アイドラギヤがピックアップ送りギヤから離れ、この切換制御用アイドラギヤが切換制御ギヤと噛み合ってシフトプレートが駆動される。このシフトプレートの移動力によりディスクのクランプが解除される。また、ローラ駆動用アイドラギヤが搬送ローラ駆動ギヤに噛み合って、搬送ローラが駆動され、クランプを解除されたディスクが搬出される。
この従来例では、シフトプレートにロック孔が形成されており、前記ロックプレートと前記ロック孔とで前記アイドラプレートの回動位置が規制され、またはその規制を解除する制御が行われる。
特開平11−195262号公報
特許文献1に記載のものでは、以下に記載の課題がある。
(1)駆動モードでは、アイドラプレートがアイドラロックプレートでロックされて、切換制御用アイドラギヤとピックアップ送りギヤとの噛み合いが維持されている。この駆動モードから挿入待機モードに切換えるときには、ピックアップを内周側へ移動させ、その移動力で前記アイドラロックプレートをディスクの内周方向へ押圧することで、前記アイドラロックプレートによるアイドラプレートのロックを解除している。
しかし、前記アイドラロックプレートはスプリングによって外周方向すなわちロック方向へ付勢されているため、前記挿入待機モードでは、ピックアップによってアイドラロックプレートを前記スプリングの付勢力に対抗して押し続けていることになる。したがって、外部振動などによりピックアップとこれに送り力を与えるリードスクリューとの係合が弛むと、前記スプリングの力でアイドラロックプレートと共にピックアップが外周方向へ押し出されて、アイドラプレートの位置制御が実際のモードと相違する現象が発生するおそれがある。
(2)前記アイドラプレートに、切換制御用アイドラギヤとローラ駆動用アイドラギヤの双方が支持され、アイドラプレートとそれぞれのアイドラギヤとの間に負荷を与えて、駆動ギヤの回転方向に伴って両アイドラギヤを遊星移動させている。よって駆動ギヤを回転させるための負荷が大きく、常にモータに負荷が作用し続けて、消費電力が多くなる。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、挿入待機モードでの動力伝達の切換え状態を安定して維持でき、また負荷の軽減も可能なディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、ディスク(D)を回転駆動する回転駆動部(22)と、ディスク(D)の記録面に対向するヘッド(31)と、前記ヘッド(31)と共に移動するラック部材(36)と、前記ラック部材(36)のラック歯(37)に噛み合うピニオン歯車(41)と、前記ピニオン歯車(41)を駆動するモータ(M)と、前記モータ(M)の回転力をディスク搬送手段(28)に伝達する動力伝達経路と、前記動力伝達経路を形成する伝達位置と前記動力伝達経路を遮断する遮断位置との間を移動する切換え部材(65)とが設けられており、
前記ディスク(D)のクランプが解除されている状態で、前記ラック部材(36)がディスク(D)の内周方向(Si)へ移動するときの移動力によって、前記切換え部材(65)が前記遮断位置から伝達位置へ移動させられ、前記モータ(M)の動力が前記ディスク搬送手段(28)に伝達されることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記モータ(M)の動力が前記動力伝達経路に伝達されているときに、ディスク(D)が所定位置に搬入されたことが検知されると、前記動力伝達経路に与えられた動力により、ディスク(D)が前記回転駆動部(22)にクランプされるものである。
本発明は、前記ヘッド(31)と前記ラック部材(36)との間に、前記ラック部材(36)をディスクの外周方向(So)へ付勢する付勢部材(38)が設けられ、前記ラック部材(36)の内周方向(Si)への移動力によって前記切換え部材(65)が前記伝達位置へ移動し始めた後で、前記動力伝達経路が形成されるまでの間に、前記切換え部材(65)によってラック部材(36)が前記付勢部材(38)の付勢力に対抗して内周方向(Si)へ引かれて、前記ラック歯(37)と前記ピニオン歯車(41)との噛み合いが遮断されるものである。
例えば、前記モータ(M)で駆動される太陽歯車(46)が設けられ且つこの太陽歯車(46)に噛み合う遊星歯車(63)が設けられて、前記切換え部材(65)が伝達位置へ移動するときに、前記遊星歯車(63)が他の歯車(61)と噛み合って前記動力伝達経路が形成され、前記切換え部材(65)が遮断位置へ移動すると、前記遊星歯車(63)と前記他の歯車(61)との噛み合いが外れて前記動力伝達経路が遮断され、前記遊星歯車(63)が前記他の歯車(61)と噛み合うときの前記切換え部材(65)の伝達位置方向への移動力によって、前記ラック部材(36)が内周方向(Si)へ引かれる。
また、前記遊星歯車(63)が噛み合う中継部材(72)が設けられ、前記切換え部材(65)が前記遮断位置にあるときに、前記遊星歯車(63)が前記中継部材(72)に噛み合ったときの前記遊星歯車(63)の回転力によって、前記切換え部材(65)が前記伝達位置へ移動させられるものとして構成できる。
また、本発明は、前記ラック部材(36)と前記切換え部材(65)との間に、前記ラック部材(36)の内周方向(Si)への移動力を切換え部材(65)に伝達して、この切換え部材(65)を伝達位置へ向けて移動させる伝達部材(68)が設けられているものである。
前記において、前記伝達部材(68)は軸(67)を中心として回動するものであり、前記切換え部材(65)には前記伝達部材(68)が摺動するカム部(71)が設けられており、前記切換え部材(65)が遮断位置へ移動したときに、前記カム部(71)が前記軸(67)を中心とする一定半径(R)の軌跡に一致して、切換え部材(65)が遮断位置へ移動した状態で、この切換え部材(65)と前記伝達部材(68)の姿勢が安定するものとすることができる。
請求項1および2記載の発明では、ラック部材の移動力により切換え部材を動作させて、動力伝達経路を形成しているため、挿入待機モードでの前記動力伝達経路の設定を確実に行うことができ、また挿入待機モードも安定する。
請求項3記載の発明では、切換え部材の移動力によって、ピニオン歯車からラック部材への動力の伝達が遮断されるため、ピックアップ送り機構への動力の伝達と遮断を行うための専用の遊星歯車が不要である。したがって、遊星歯車を1つにすることも可能であり、部品点数が少なくなるとともに、駆動モードのときのモータの負荷も低減できる。
請求項4および5記載の発明は、遊星歯車の回転力を利用して切換え部材を伝達位置へ移動させているため、ラック部材のラック歯をピニオン歯車から外す動作を確実に行うことができる。
請求項6記載の発明では、伝達部材を設けることにより、ラック部材の移動力を切換え部材に確実に伝達でき、また切換え部材の移動力によりラックを確実に引いてラック歯とピニオン歯車との噛み合いを外すことができる。
請求項7記載の発明では、切換え部材が遮断位置へ移動した状態で、切換え部材と伝達部材とが安定できるようになる。
図1ないし図12は、本発明の第1の実施の形態のディスク装置を示すものである。図1は駆動ユニットの分解斜視図、図2ないし図5は前記駆動ユニットが外部ケース1Aに納められた状態を示すものであり、図2と図4は側面図、図3と図5は縦断面図である。図6ないし図9は、前記駆動ユニットに設けられたモード切換装置を動作別に示すものであり、図1に示す下部シャーシ11をVI矢視方向から見た底面図である。図10ないし図12は、前記底面図の部分拡大図である。
図2に示すように、このディスク装置1は車載用であり、その外部ケース1Aは、上部筐体2と下部筐体3とが箱状に組み立てられて形成されている。外部ケース1AはY2側が前端面であり、この前端面にディスクDを挿入し且つ排出する挿入口9が開口している。
この外部ケース1A内に駆動ユニット10が収納されている。図1に示すように駆動ユニット10は、下部シャーシ11と上部シャーシ12とが組み合わされたものである。
図1と図3に示すように、下部シャーシ11には、ターンテーブル22が設けられている。下部シャーシ11の下面にはスピンドルモータ26が固定され、その駆動軸26aが下部シャーシ11の上方に突出し、前記ターンテーブル22は前記駆動軸26aに固定されている。
図1と図3に示すように、上部シャーシ12にはクランパ23が設けられている。このクランパ23はクランプアーム24の先部に回転自在に支持されている。クランプアーム24は、Y1側の基端部が上部シャーシ12に回動自在に支持されており、付勢ばね25により前記クランプアーム23は時計方向へ、すなわちクランパ23が下降する向きに常に付勢されている。
前記下部シャーシ11には、Y1側の左右両側部に支持ピン4,4が固定されており、図2に示すように上部筐体2に固定されたダンパー5に前記支持ピン4,4が弾性支持されている。上部シャーシ12のY2側にも支持ピン6が固定されており、この支持ピン6は、図2に示すように上部筐体2に固定されたダンパー7に弾性支持されている。
前記ダンパー5,7はゴムなどの可撓性の袋の内部にオイルなどの流体が封入されているものである。ディスクを駆動するときは、駆動ユニット10が前記ダンパー5,7により弾性支持されて、車体振動などの外部振動が与えられても、駆動中のディスクなどに振動が直接に伝わることがなく、再生音の音飛びなどが発生するのを防止できるようになっている。
図1に示すように、前記下部シャーシ11のY2側の両側部には、連結軸13,13が固定されており、この連結軸13,13は、上部シャーシ12の両側部に形成された連結穴14,14に回動自在に挿入されている。その結果、図2ないし図5に示すように、上部シャーシ12に対して下部シャーシ11が、前記連結軸13,13を支点として回動できるようになっている。前記連結軸13,13は、下部シャーシ11の前方(Y2)に設けられているため、下部シャーシ11は、その前端部を支点として後端部が上下に動くような回動動作が可能である。
図1に示すように、下部シャーシ11のX2側の側部には、切換えスライダー15がY1−Y2方向へ直線的に摺動自在に支持されており、この切換えスライダー15に、切換え軸16が固定されている。前記上部シャーシ12の両側部には、後方(Y1方向)へ向かうにしたがって下方へ向けて傾斜する傾斜穴17が形成されて、前記切換え軸16は前記傾斜穴17内に摺動自在に挿入されている。
図1に示すように、上部シャーシ12の左右両側部には、ロック部材18,18が設けられている。このロック部材18,18には、支持穴18a,18aが形成されており、上部シャーシ12の左右両側面に設けられた支持軸19,19に前記支持穴18a,18aが挿通されて、上部シャーシ12の側面において、ロック部材18,18が回動自在に支持されている。
図1と図2に示すように、前記ロック部材18,18には長穴18b,18bが形成されている。また前記下部シャーシ11の左右両側部では、前記支持軸13,13よりもやや後方にロック軸21,21が固定されており、このロック軸21,21が前記長穴18b,18bに挿通されている。
図2と図3は、ディスクの挿入待機モードを示している。このモードでは、下部シャーシ11に設けられた切換えスライダー15がY1方向の終端に移動している。このとき、切換えスライダー15に設けられた切換え軸16が、上部シャーシ12の側板に形成された前記傾斜穴17の内部を後端まで移動しており、下部シャーシ11は、前記連結軸14を支点として後方部分が上部シャーシ12から下方へ離れるように傾斜している。
前記下部シャーシ11は後方部分が下がるように傾斜するため、下部シャーシ11に設けられたロック軸21によって、ロック部材18が反時計方向へ回動させられる。その結果、ロック部材18の前端18cが上部筐体2の下面に圧接され、ロック部材18の後端18cが下部筐体3の上面に圧接されて、駆動ユニット10は、上部筐体2と下部筐体3に対してロックされた状態となる。
この挿入待機モードでは、図3に示すように、下部シャーシ11に設けられたターンテーブル22がクランパ23から離れるように下降して、ターンテーブル22とクランパ23との間に十分な隙間が形成される。
ディスクDの挿入が検知されると、後に説明するモード切換装置30によって、下部シャーシ11に設けられた切換えスライダー15がY2方向へ移動させられる。このとき、図4に示すように、切換えスライダー15に設けられた切換え軸16が、上部シャーシ12に形成された傾斜穴17内を前端へ移動する。よって、図5に示すように、下部シャーシ11が連結軸13を支点として時計方向へ回動し、下部シャーシ11に設けられたターンテーブル22と上部シャーシ12に設けられたクランパ23とで、ディスクDの中心穴Daの周辺がクランプされる。
また、図4に示すように、下部シャーシ11に設けられたロック軸21が上昇するために、ロック部材18が、支持軸19を支点として時計方向へ回動させられ、ロック部材18の前端18cが上部筐体2から離れ、ロック部材18の後端18dが下部筐体3から離れる。よって駆動ユニット10は、ロックが解除され、外部ケース1A内でダンパー5と7で弾性的に支持された状態となる。
図2に示すように、上部シャーシ12の前方にローラアーム27が設けられている。このローラアーム27はその前端部が支持軸27aによって上部シャーシ12に回動自在に支持されている。ローラアーム27の後端部分には、搬送ローラ28のローラ軸28aが回動自在に支持されている。前記ロック部材18の前端には制御穴18eが形成されており、前記ローラ軸28aはこの制御穴18e内に挿入されて支持されている。
図2と図3に示す挿入待機モードでは、ロック部材18が反時計方向へ回動しているため、前記制御穴18eによってローラ軸28aが持上げられている。この状態で、ディスクDが外部ケース1Aの挿入口9からY1方向へ挿入されると、前記搬送ローラ28とこれに対向する摺動部材(図示せず)とで前記ディスクDが挟持される。図4と図5に示すディスク駆動モードでは、ロック部材18が時計方向へ回動させられているため、ロック部材18に形成された制御穴18eによってローラ軸28aが下降させられ、搬送ローラ28が、ターンテーブル22にクランプされているディスクDから離される。
図6ないし図9は、前記駆動ユニット10の下部シャーシ11を下側から見た底面図であり、下部シャーシ11を図1の状態から左右に反転させて下面を上向きにし、上方から見た図に相当している。よって、図6ないし図9では、図示右側がX2方向、図示左側がX1方向であり、挿入口9が位置しているY2方向は図示下側に向けられている。
図6ないし図9では、下部シャーシ11の図示右側の側面に前記連結軸13と前記ロック軸21が突出している。また、下部シャーシ11の下面のX2側の側部では、前記切換えスライダー15がY1−Y2方向へ直線的に摺動できるように支持されている。この切換えスライダー15に前記切換え軸16が固定されており、切換え軸16は前記切換えスライダー15と共にY1−Y2方向へ移動する。切換えスライダー15のY1側の端部には支持部15aが設けられ、下部シャーシ11の下面にも支持部11aが設けられており、両支持部15aと支持部11aとの間に反転ばね29が掛けられている。
図6の挿入待機モードでは、切換えスライダー15がY1方向へ移動しており、反転ばね29の付勢力が切換えスライダー15に対してY1方向へ作用し、切換えスライダー15はY1方向へ移動した第1の位置で安定している。図9に示すディスク駆動モードでは、切換えスライダー15がY2方向へ移動している。このとき、反転ばね29により付勢方向がY2方向へ切換えられ、切換えスライダー15はY2方向へ移動した第2の位置で安定させられる。
前記下部シャーシ11の下面には、前記切換えスライダー15の移動を制御するモード切換装置30が設けられている。このモード切換装置30は、モータMからの動力を、ピックアップを移動させるスレッド動力伝達経路と、前記切換えスライダー15を移動させる切換え動力伝達機構、さらに搬送ローラ28への動力伝達経路とヘ切換えるためのものである。
図6ないし図9には各種歯車が設けられている。図6ないし図9では、各種歯車のうち、噛み合いについての説明が必要なものは、歯の形状の詳細を図示しているが、特に説明を要しない歯車は、ピッチ円のみを描いてその詳細な構造の図示を省略している。
図1に示すように、下部シャーシ11には、窓11bが開口している。下部シャーシ11の下面には光ピックアップ(光ヘッド)31が設けられ、この光ピックアップ31が、前記窓11bから下部シャーシ11の上面に向けて露出している。光ピックアップ31の上面には、対物レンズ31aが設けられている。また光ピックアップ31の内部には、前記対物レンズ31aにレーザー光を与える発光素子、およびディスクDからの反射戻り光を受光する受光素子、およびその他の光学素子が内蔵されている。
前記下部シャーシ11の下面では、X方向とY方向の双方に傾斜して延びる、ガイド軸32とガイド部33とが互いに並行に配置されている。図6に示すように、前記光ピックアップ31の一方の側部には、軸受部34aと34bが移動方向に間隔を開けて形成されており、前記軸受部34aと34bがガイド軸32に摺動自在に外挿されている。光ピックアップ31の他方の側部には二股の摺動部35が形成されており、この摺動部35が、前記ガイド部33を挟むようにして摺動自在に嵌合している。よって、光ピックアップ31は、前記ガイド軸32とガイド部33に案内されて、ディスクDの内周方向Siと外周方向Soに向けて移動可能とされている。
前記光ピックアップ31には、ラック部材36が一緒に移動できるように設けられている。ラック部材36は、その長手方向の所定の範囲にラック歯37が形成されている。ラック部材36には、光ピックアップ31の移動方向に間隔を開けて軸受部36a,36bが形成されている。一方の軸受部36aは、前記光ピックアップ31の軸受部34aと軸受部34bとの間に位置して前記ガイド軸32に摺動自在に外挿されている。
光ピックアップ31の前記軸受部34bと、ラック部材36の軸受部36aとの間には、圧縮スプリング38が設けられ、この圧縮スプリング38は、ガイド軸32に外挿されている。
前記圧縮スプリング38は、自由長から圧縮された状態で、軸受部36aと軸受部34bとの間に介装されており、その反発力によって、軸受部36aおよびラック部材36全体が外周方向Soへ付勢されている。図6では、光ピックアップ31に対してラック部材36が内周方向Siへ引かれているため、軸受部36aが軸受部34aから離されているが、光ピックアップ31とラック部材36を互いに引き離す力が作用していないときには、図9に示すように、前記圧縮スプリング38の弾性力により軸受部36aが軸受部34aに密着させられ、光ピックアップ31とラック部材36とが、一体となってSo−Si方向へ移動できるようになっている。
ラック部材36の側方では、下部シャーシ11の下面に軸43が固定されており、この軸43に、ピニオン歯車41と伝達歯車42とが一体となって回転するように支持されている。図6ないし図8では、前記ラック歯37がピニオン歯車41から離れているが、ラック部材36が外周方向Soへ移動すると、図9に示すようにラック歯37とピニオン歯車41とが噛み合うことができるようになっている。
前記伝達歯車42の側方では、下部シャーシ11の下面に軸44が固定されており、この軸44に、駆動歯車45と太陽歯車46とが一体となって回転できるように支持されている。前記太陽歯車46は前記伝達歯車42と噛み合っており、駆動歯車45は、下部シャーシ11に固定されたモータMの出力軸に設けられたウォーム歯車47と噛み合っている。
この実施の形態では、ウォーム歯車47から、駆動歯車45、太陽歯車46、伝達歯車42、ピニオン歯車41およびラック歯37に至る経路がスレッド動力伝達経路となっている。
図6に示すように、前記切換えスライダー15には噛合せ部材51が重ねられている。この噛合せ部材51は、切換えスライダー15に対して相対的にY方向へ少しだけ動くことができるように組み合わされている。噛合せ部材51のX1側に向く側面には、Y方向へ延びるラック歯52が形成されている。一方、図9に少しだけ現れているように、前記切換えスライダー15にもY方向に延びるラック歯53が形成されている。前記ラック歯52とラック歯53は同じモジュールで形成されており、図6の状態では、切換えスライダー15に形成されたラック歯53と噛合せ部材51に形成されたラック歯52とが重なっている。
前記噛合せ部材51にはY方向へ延びる矩形状の切欠き部51aが形成されており、この切欠き部51a内に圧縮スプリング54が納められている。この圧縮スプリング54は圧縮された状態で設置されており、この圧縮スプリング54によって、切換えスライダー15上にて、噛合せ部材51が常にY1方向へ付勢されている。図6の状態では、噛合せ部材51に外力が作用しておらず、噛合せ部材51は切換えスライダー15上でY1方向へ移動した状態で組み合わされている。図6の状態から、噛合せ部材51をY2方向へ移動させると、圧縮スプリング54の弾性力に対抗して、切換えスライダー15上で噛合せ部材51がY2方向へわずかな距離だけ動くことができるようになっている。
下部シャーシ11の下面のX2側には、軸56が固定されており、この軸56に、ピニオン歯車57と伝達歯車58とが一体となって回転できるように支持されている。図6では、ピニオン歯車57とラック歯52,53とが離れているが、図7ないし図9に示すように、切換えスライダー15と噛合せ部材51とがY2方向へ移動すると、前記ピニオン歯車57が、前記噛合せ部材51に設けられたラック歯52と、切換えスライダー15に設けられたラック歯53(図9参照)の双方に噛み合うことができる。
前記伝達歯車58の側方では、下部シャーシ11に軸59が固定されており、この軸59に、中間歯車61と中間歯車62が一体となって回転できるように支持されている。一方の中間歯車62は前記伝達歯車58と常に噛み合っている。
前記太陽歯車46には遊星歯車63が噛み合っている。図6ないし図8では、前記遊星歯車63が前記中間歯車61に噛み合っている。この状態のときに、ウォーム歯車47から、駆動歯車45、太陽歯車46、遊星歯車63、中間歯車61、中間歯車62、伝達歯車58、ピニオン歯車57およびラック歯52,53に至る切換え動力伝達経路が形成されている。
前記モード切換装置30では、前記軸44に扇形状の切換え部材65が回動自在に支持されており、この切換え部材65に軸64が固定され、この軸64に前記遊星歯車63が回転自在に支持されている。この切換え部材65は、前記軸64を中心とした所定半径の円弧に沿う円周部65aと、この円周部65aの端部から半径方向に延びる係止部65bとを有している。
図6および図10ないし図12に示すように、ラック部材36の移動経路と前記切換え部材65との間には軸67が固定されており、この軸67に伝達部材68が回動自在に支持されている。この伝達部材68の一端には伝達凹部68aが形成されている。前記ラック部材36には伝達凸部36cが一体に形成されており、ラック部材36が内周方向Siへ移動する過程で、前記伝達凸部36cが前記伝達凹部68aに嵌合できるようになっている。
図10ないし図12に示すように、前記切換え部材65には、カム部71が形成されている。このカム部71はカム溝またはカム穴であり、前記伝達部材68の他端に固定されている伝達軸69は前記カム部71に摺動自在に挿入されている。図12に示すように、このカム部71には、切換え部71aと保持部71bとが連続して形成されている。切換え部71aは軸44を中心とする半径方向に延びている。前記保持部71bは円弧形状である。図12は、伝達部材68が時計方向へ回動し、切換え部材65が反時計方向へ回動した状態を示しているが、この図12に示す状態で、前記保持部71bの中心線は、軸67の中心に対して一定の半径Rの円弧軌跡に沿って形成されている。
図6に示すように、前記切換え部材65の円周部65aの外側では、下部シャーシ11に固定された中継部材72が設けられている。この中継部材72には、遊星歯車63の歯と噛み合う歯が、遊星歯車63の移動経路に向けて2個形成されている。図8から図9および図10から図12に示されているように、遊星歯車63が移動する途中で、遊星歯車63の歯が前記中継部材72の歯と噛み合うことができる。
前記切換え部材65と前記切換えスライダー15との中間では、下部シャーシ11に軸73が固定されており、この軸73に拘束部材74が回動自在に支持されている。拘束部材74の左端には、フック74aが一体に形成されており、右端には当接部74bが形成されている。またこの拘束部材74は付勢部材75によって常に時計方向へ付勢されている。
前記切換えスライダー15のX1側の側辺には、その移動方向であるY方向へ直線的に延びる規制部15bが形成されており、この規制部15bのY1側の端部には、前記規制部15bからX2方向へ窪む規制解除部15cが形成されている。図6に示す挿入待機モードでは、拘束部材74の当接部74bが前記規制部15bに当接して拘束部材74の時計方向への回動が規制されている。このとき、拘束部材74のフック74aが、切換え部材65の係止部65bに係合し、切換え部材65の反時計方向の回動が拘束されている。
図8と図9に示すように、前記切換えスライダー15がY2方向へ移動して、規制部15bが前記当接部74bから外れると、拘束部材74が付勢部材75の付勢力によって時計方向へ回動する。そして、フック74aが係止部65bから外れて切換え部材65の拘束が解除される。
図1および図6に示すように、下部シャーシ11のX2側の側板のY2側の先部には、伝達歯車81が回転自在に設けられている。前記搬送ローラ28の端部にはローラ歯車28cが設けられており、図2に示すように搬送ローラ28が持上げられた挿入待機モードでは、前記ローラ歯車28cと伝達歯車81とが噛み合って、前記伝達歯車81の回転力で、搬送ローラ28を正逆両方向へ回転駆動できるようになる。
図6に示すように、下部シャーシ11では、前記伝達歯車81およびこれと一体のかさ歯歯車82が回転自在に支持されている。前記下部シャーシ11には、軸83により回転自在に支持されたかさ歯歯車84が設けられて、前記かさ歯歯車82とかさ歯歯車84とが常に噛み合っている。下部シャーシ11には軸85が固定されて、この軸85に中継歯車86が回転自在に支持されている。前記かさ歯歯車84には平歯車が一体に形成されており、この平歯車と前記中継歯車86とが常に噛み合っている。
前記伝達歯車58と前記中継歯車86との間には切換え歯車87が設けられている。図6に示す挿入待機モードでは、前記切換え歯車87が、前記伝達歯車58と中継歯車86の双方に噛み合っている。このとき、伝達歯車58から、切換え歯車87、中継歯車86、かさ歯歯車84、かさ歯歯車82、伝達歯車81およびローラ歯車28cの経路で、ローラ駆動力伝達経路が形成される。
前記伝達歯車58を支持している軸56には、切換えアーム88が回動自在に支持されている。この切換えアーム88の一端に固定された軸89に前記切換え歯車87が回転自在に支持されており、前記切換え歯車87は伝達歯車58の回りを遊星移動できるようになっている。切換えアーム88の他端は、前記切換えスライダー15と重なる位置まで延びており、この他端に切換えピン91が固定されている。
図6に示すように、前記切換えスライダー15には切換えカム部92が形成されている。この切換えカム部92はカム溝またはカム穴であり、前記切換えピン91はこの切換えカム部92に摺動自在に挿入されている。
前記切換えカム部92は、Y2側の端部に斜めに延びる噛合せ部92aが形成され、それよりもY1側には、切換えスライダー15の移動方向に沿って直線的に延びる切り離し部92bが形成されている。
図6に示す挿入待機モードでは、切換えスライダー15がY1方向へ移動しているため、前記噛み合わせ部92aにより切換えアーム88が反時計方向へ回動させられて、切換え歯車87が伝達歯車58と中継歯車86の双方に噛み合わされている。図8と図9に示すように、切換えスライダー15がY2方向へ移動すると、前記切り離し部92bによって切換えアーム88が時計方向へ回動させられ、前記切換え歯車87が、中継歯車86から離されて、伝達歯車58からローラ歯車28cへ伝達されるローラ駆動力伝達経路が遮断される。
図1に示すように、前記上部シャーシ12には、検知部材94が設けられている。図6では前記検知部材94が破線で示されているが、この検知部材94は、上部シャーシ12の下面に固定された軸95を支点として回動自在に支持されている。前記検知部材94の一端には、検知ピン96が固定されている。この検知ピン96は、挿入口9から挿入されるディスクDの搬入経路に位置しており、図7に示すように、搬送ローラ28で搬送されるディスクDの中心穴Daがターンテーブル22に一致する位置に至ると、ディスクDのY1側の縁部で前記検知ピン96が押されるようになっている。
前記検知部材94の他端には、トリガーピン97が固定されている。図6に示すように、このトリガーピン97は、下部シャーシ11に形成された円弧長穴11c内を通過して下部シャーシ11の下面に延びており、トリガーピン97は、前記噛合せ部材51のY1側の端面を押圧することができる位置に対向している。
次に、前記第1の実施の形態のディスク装置1の動作を説明する。
(挿入待機モード)
図6に示すように、切換えスライダー15がY1方向の終端へ移動した第1の位置にあるときが挿入待機モードである。
図6では、反転ばね29により切換えスライダー15がY1方向へ付勢されてその位置で安定しており、切換えスライダー15に形成されたラック歯53と、噛合せ部材51に形成されたラック歯52は、共にピニオン歯車57から離れている。
拘束部材74は、当接部74bが切換えスライダー15に形成された規制部15bに当接して、反時計方向へ回動させられ、その位置で拘束部材74は時計方向へ回動しないように規制されている。また拘束部材74のフック74aが切換え部材65の係止部65bに係止されて、切換え部材65が反時計方向へ回動しないように拘束されている。
図6に示す挿入待機モードでは、前記のように切換え部材65が時計方向へ回動した伝達位置にて前記フック74aで保持されており、遊星歯車63は中間歯車61と噛み合った状態で保持されている。また、伝達部材68は、切換え部材65の時計方向への回動動作よって反時計方向へ回動させられているため、伝達部材68の回動力によりラック部材36がSi方向へ引かれ、圧縮スプリング38が収縮して、ラック部材36の軸受部36aが光ピックアップ31の軸受部34aから離されている。よって、ラック部材36のラック歯37は、ピニオン歯車41の歯から離れている。
図6に示す挿入待機モードでは、軸56を中心として回動自在に設けられている切換えアーム88の切換えピン91が、切換えスライダー15に設けられた切換えカム部92の噛み合わせ部92aに入り込んでおり、切換えアーム88が反時計方向へ回動させられている。よって、切換えアーム88に支持されている切換え歯車87は、伝達歯車58と中継歯車86の双方に噛み合っている。
このように、挿入待機モードでは、ピニオン歯車41とラック歯37とが噛み合っておらず、またピニオン歯車57とラック歯52,53とが噛み合っていない。よって、モータMの動力の伝達経路としては、ウォーム歯車47、駆動歯車45、太陽歯車46、遊星歯車63、中間歯車61,62、伝達歯車58、切換え歯車87、中継歯車86、かさ歯歯車84、かさ歯歯車82、伝達歯車81へ伝達されるローラ駆動伝達経路のみが形成されている。
挿入待機モードでは、切換えスライダー15と切換え軸16がY1方向へ移動しているため、図2と図3に示すように、下部シャーシ11は連結軸13を支点として後方部分が下がるように回動させられて、ターンテーブル22がクランパ23から離れている。また図2に示すように、ロック部材18が、下部シャーシ11に設けられたロック軸21によって反時計方向へ回動させられて、ロック部材18の前端18cが上部筐体2に当たり、後端18dが下部筐体3に当たって、駆動ユニット10が外部ケース1A内でロックされた状態である。
また、ロック部材18の制御穴18eによって搬送ローラ28が持上げられ、搬送ローラ28がディスクDに動力を伝達できる位置に設定されているとともに、図6に示すように、搬送ローラ28の端部に設けられたローラ歯車28cが前記伝達歯車81に噛み合っている。
よって、挿入待機モードにおいてモータMが駆動されると、ラック部材36と切換えスライダー15とが動くことなく、駆動ユニット10と外部ケース1Aとの関係が図2と図3の状態に維持されたまま、搬送ローラ28のみが回転駆動される。この状態で、モータMを一方向へ駆動すると、搬送ローラ28がディスクを導入する方向へ駆動され、挿入口9から挿入されたディスクDがY1方向へ搬送される。モータMを他方向へ駆動すると、搬送ローラ28がディスクを排出する方向へ駆動され、ターンテーブル22でのクランプが解除されたディスクDが搬送ローラ28の回転力によって、挿入口9へ向けて排出される。
(挿入待機モードからディスク駆動モードへの切換え)
図2と図3および図6に示す前記挿入待機モードで、挿入口からディスクが挿入され、これが図示しない挿入検知手段で検知されると、前記モータMが駆動される。このときの太陽歯車46の回転方向は反時計方向であり、遊星歯車63の回転方向は時計方向、ピニオン歯車57の回転方向も時計方向である。また、搬送ローラ28の回転方向はディスクDをY1方向へ搬入する方向であり、図3において反時計方向である。
図6に示すように、ディスクDがY1方向へ搬入され、ディスクDの中心穴Daがターンテーブル22に一致するよりもややY2側の位置に至ると、ディスクDの挿入側前方の縁部が検知ピン96に当たる。さらにディスクDがY1方向へ搬送され、前記中心穴Daがターンテーブル22にほぼ一致すると、ディスクDの縁部で検知ピン96がY1方向へ押され、図7に示すように、検知部材94が時計方向へ回動させられる。
図7に示すように、検知部材94が時計方向へ回動させられると、検知部材94に設けられたトリガーピン97によって、噛合せ部材51が圧縮スプリング54の付勢力に対抗してY2方向へ押し出され、噛合せ部材51に形成されたラック歯52がピニオン歯車57と噛み合う。前記のように、この時点でピニオン歯車57が時計方向へ回転しているため、この回転力で噛合せ部材51がY2方向へ引かれ、これに追従して切換えスライダー15もY2方向へ引かれて、切換えスライダー15に設けられたラック歯53が前記ラック歯52と共にピニオン歯車57に噛み合う。
その後は、ピニオン歯車57の回転力により切換えスライダー15がY2方向へ移動させられる。この移動の開始直後に、切換えアーム88に設けられた切換えピン91が、切換えカム部92の噛み合せ部92aから外れて切り離し部92bに導かれる。よって、切換えアーム88が時計方向へ回動させられ、図8に示すように、切換えアーム88に支持されている切換え歯車87が中継歯車86から離される。よって、ディスクDの中心穴Daがターンテーブル22に一致した直後に、モータMから搬送ローラ28へのローラ駆動伝達経路が断たれ、搬送ローラ28の回転が停止する。
搬送ローラ28の回転が停止した後に、切換えスライダー15がさらにY2方向へ移動すると、図8に示すように、切換えスライダー15のX1側の側辺である規制部15bが、拘束部材74の当接部74bから外れ、切換えスライダー15の規制解除部15cが前記当接部74bに対向する。規制部15bからの規制が解除された拘束部材74は、付勢部材75の付勢力により時計方向へ回動させられ、フック74aが切換え部材65の係止部65bから離れる。
図8の状態では、遊星歯車63は時計方向へ回転し、中間歯車61には切換えスライダー15を駆動しようとする負荷が作用している。よって切換え部材65の拘束が解除されると、時計方向へ回動している遊星歯車63の歯が中間歯車61の歯から勢いよく離れ、図11に示すように、遊星歯車63の歯が中継部材72の歯に噛み合う。さらに時計方向へ回転している遊星歯車63は中継部材72と噛み合った状態で中継部材72を転動して図12に示すように反時計方向へ遊星移動し、切換え部材65は、図9に示すように時計方向へ大きく回動して遮断位置に至る。
この間、切換え部材65に設けられたカム部71の切換え部71aによって、伝達部材68が時計方向へ回動させられ、伝達部材68の伝達凹部68aに保持されている伝達凸部36cが外周方向Soへ押され、且つ圧縮スプリング38の弾性力でラック部材36が前記方向Soへ移動させられて、ラック部材36のラック歯37がピニオン歯車41に噛み合う。このとき遊星歯車63が時計方向へ回転しているとともに、ピニオン歯車41も時計方向へ回転しているため、ピニオン歯車41によってラック36がSo方向へ引かれ、ラック部材36に設けられた伝達凸部36cが、伝達部材68の伝達凹部68aから抜け出る。
伝達凸部36cが伝達凹部68から抜け出た時点で、図9と図12に示すように、伝達部材68に設けられた伝達軸69が、切換え部材65のカム部71の保持部71b内に入り込む。図12に示す状態で、前記保持部71bは、伝達部材68を支持する軸67の中心から一定の半径Rの円弧軌跡に沿うように設定される。よって、図9と図12の状態で、伝達部材68と切換え部材65は不用意に動くことなく安定する。
前記のように切換えスライダー15がY2方向へ移動して図9に示す第2の位置まで移動すると、ディスク駆動モードが設定される。このディスク駆動モードでは、反転ばね29の付勢力により、切換えスライダー15はY2方向へ付勢され、切換えスライダー15はその位置で安定する。
(ディスク駆動モード)
図9に示すように、ディスク駆動モードでは、圧縮スプリング38の拡張弾性力により、ラック部材36の軸受部36aが光ピックアップ31の軸受部34aに密着させられ、この状態で、光ピックアップ31とラック部材36とが一体となって、ガイド軸32とガイド部33に沿って移動可能となる。
ディスク駆動モードでは、図9と図12に示すように、切換え部材65が反時計方向へ回動し、遊星歯車63が中間歯車61から外れており、中間歯車61への動力伝達経路が遮断されている。
この状態でモータMが正逆いずれかの向きに駆動されると、ウォーム歯車47の回転動力が、駆動歯車45、太陽歯車46を経て伝達歯車42に伝達されてピニオン歯車41が駆動される。ディスク駆動モードでは、モータMの回転により、ピニオン歯車41が時計方向へ駆動されれば、光ピックアップ31が外周方向Soへ向けて移動し、ピニオン歯車41が反時計方向へ駆動されれば、光ピックアップ31が内周方向Siに向けて駆動される。
ディスク駆動モードでは、図9に示すように切換えスライダー15およびこれに設けられた切換え軸16がY2方向へ移動しているため、図4と図5に示すように、下部シャーシ11が連結軸13を支点として時計方向へ回動させられており、ディスクDの中心穴Daがターンテーブル22とクランパ23とで挟持されている。また、図4に示すようにロック部材18が時計方向へ回動し、ロック部材18が上部筐体2と下部筐体3から離れ、駆動ユニット10はダンパー5と7で弾性支持されている。
このディスク駆動モードで、スピンドルモータ26によってディスクDが回転駆動され、前記モータMの動力により、光ピックアップ31がSi−So方向へ駆動されて、ディスクDに記録されている信号の読み取り、あるいはディスクDへの信号の書き込みが行われる。
(挿入待機モードへの切換え)
図9に示す前記駆動モードから図6に示す挿入待機モードへの切換えは、前記ディスク駆動モードからモータMを駆動して光ピックアップ31を内周方向Siに向けて移動させることにより行われる。光ピックアップ31と共にラック部材36が内周方向Siに向けて移動すると、ラック部材36に設けられた伝達凸部36cが伝達部材68の伝達凹部68aに嵌合し、ラック部材36の移動力により伝達部材68が反時計方向へ回動させられる。
伝達部材68が反時計方向へ回動して、伝達軸69がカム部71の切換え部71aに入り込むと、ラック部材36の移動力が伝達部材68を介して切換え部材65に作用し、切換え部材65が時計方向へ向けて回動させられる。このとき、太陽歯車46の回転方向は時計方向であり遊星歯車63の回転方向は反時計方向である。よって、切換え部材65が時計方向へ少し回動すると、遊星歯車63の歯が中継部材72の歯と噛み合い、遊星歯車63は自らの回転力により中継歯車72を乗り越えて時計回り方向へ遊星移動し、さらに中間歯車61に噛み合う。
このように遊星歯車63の反時計方向への回転力によって、切換え部材65が時計方向へ回動させられる間に、切換え部材65の回動力が、カム部71を介して伝達部材68に伝達され、伝達部材68は伝達凹部68a内に伝達凸部36cを保持した状態でさらに反時計方向へ回動する。よって、光ピックアップ31が内周方向Siの移動終端に停止した後に、前記遊星歯車63の回転動力によってラック部材36がさらにSi方向へ移動させられることになる。このとき、図6に示すように、ラック部材36の軸受部材36aが光ピックアップ31の軸受部材34aから離れ、圧縮スプリング38が圧縮される。
このようにして、切換え部材65が時計方向へ回動し、遊星歯車63が中間歯車61に噛み合うと、遊星歯車63の動力は、中間歯車62、伝達歯車58、およびピニオン歯車57を経て、ラック歯52,53に伝達される。このときのピニオン歯車57の回転方向は反時計方向であるため、ピニオン歯車57の回動力によって、切換えスライダー15がY1方向へ移動させられる。そして、図6に示す挿入待機モードに復帰する。
図13と図14は本発明の第2の実施の形態のディスク装置101を示すものである。図13と図14は、図6ないし図9に示したのと同じ下部シャーシ11の底面図である。図13は、図6と同じ待機モードであり、図14は、図9と同じ駆動モードである。
第2の実施の形態のディスク装置101は、図13と図14に示す部分のみが図1ないし図12に示した第1の実施の形態のディスク装置1と相違するが、それ以外の構造および動作などは全て前記第1の実施の形態のディスク装置1と同じである。また、図13と図14では、前記第1の実施の形態のディスク装置1と同じ部材は同じ符号を付して、その詳しい説明を省略する。
このディスク装置101では、切換え部材165が軸44を中心として回動自在に設けられているが、この切換え部材165の係止部165bの形状が、第1の実施の形態の切換え部材65と相違している。また、拘束部材174は軸73を中心として回動自在に設けられ、付勢部材75で時計方向へ付勢されている。
拘束部材174のフック174aは、第1の実施の形態の拘束部材74のフック74aと形状が相違するが、図13に示す挿入待機モードで、前記フック174aが切換え部材165の係止部165bに係止されて、切換え部材165の反時計方向への回動が拘束される。前記拘束部材174には、図6に示す当接部74bの代わりに制御軸174bが設けられている。
図13と図14に示す切換えスライダー115は、第1の実施の形態の切換えスライダー15と同じ機能を発揮するものであるが、この切換えスライダー115にはカム部116が設けられている。このカム部116はカム穴である。カム部116は、切換えスライダー115の移動方向であるY1−Y2方向へ直線的に延びる直線部116aと、この直線部116aのY2側の端部に形成された第1の保持部116bと、直線部116aのY1側の端部に形成された第2の保持部116cを有している。
第1の保持部116bは、図13の状態において、軸73の中心から一定の半径R1の円弧軌跡に沿って形成されている。また第2の保持部116cは、直線部116aからX2方向へ折れ曲がるように形成されている。
噛合せ部材151は、第1の実施の形態の噛合せ部材51と同じ機能を有するものであり、第1の実施の形態と同様にラック歯52を有している。噛合せ部材151には、カム部152が形成されている。このカム部152はカム穴である。カム部152は、前記直線部116aと重なる直線部152aと、直線部152aのY2側の端部からX1方向へ向けて斜めに延びる傾斜部152bと、この傾斜部152bの端部からY2方向へ延びる拘束部152cとを有している。
前記拘束部材174に形成された前記制御軸174bは、前記カム部116と前記カム部152の双方に摺動自在に挿入されている。
図13に示す挿入待機モードでは、制御軸174bが、カム部116の第1の保持部116bとカム部152の保持部152cに保持されている。図13では、圧縮スプリング54の弾性力によって、切換えスライダー115上において噛合せ部材151がY1方向へ付勢されている。この付勢力によって、制御軸174bがカム部152の保持部152cに保持されている。
図13の挿入待機モードでは、制御軸174bが前記保持部152cに保持されることによって、拘束部材174が時計方向へ回動することがない。また切換えスライダー115もY1方向へ移動した状態、すなわちラック歯52,53がピニオン歯車57と噛み合わない位置で保持されている。
次に、図13の状態から、トリガーピン97によって噛合せ部材151がY2方向へ押されると、制御軸174bが保持部152cから開放される。よって拘束部材174は付勢部材75の付勢力で時計方向へ回動し、制御軸174bは、半径R1の軌跡の第1の保持部116bに沿って、直線部116aおよび152aに至る。よって切換えスライダー115が動くことができるようになり、ピニオン歯車57の回転力により、切換えスライダー115がY2方向へ移動するようになる。なお、制御軸174bが直線部116aと152aに位置しているときには、未だ、フック174aが係止部165bに係止されて、拘束部材165の反時計方向への回動が拘束されている。
切換えスライダー115がY2方向へ移動して、図14に示すディスク駆動モードが設定されると、付勢部材75の付勢力により拘束部材174が時計方向へ回動し、制御軸174bが、切換えスライダー115に設けられたカム部116の第2の拘束部116cに入り込む。このとき、フック174aが係止部165bから外れ、切換え部材165が反時計方向へ回動可能になる。
また、図14の状態で、制御軸174bが第2の拘束部116cに入り込んでいることにより、切換えスライダー115はY1方向へ移動しないように拘束される。
この第2の実施の形態のディスク装置101では、切換えスライダー115に設けられたカム部116と、噛合せ部材151に設けられたカム部152とで、拘束部材174の制御軸174bが保持されることにより、拘束部材174の姿勢が規制されるとともに、切換えスライダー115を、図13に示す挿入待機モードと図14に示すディスク駆動モードにおいて動くことなく保持できる。よって、第1の実施の形態に設けられた反転ばね29が不要になり、また反転ばね29を用いたものよりも切換えスライダー115を安定して両移動端部で保持できるようになる。
なお、本発明は前記実施の形態の他に以下のような変形が可能である。
図の実施の形態では、切換えスライダー15の規制部15bによって拘束部材74の時計方向の回動が規制され、この拘束部材74によって切換え部材65の反時計方向への回動が規制されているが、前記拘束部材74を設けずに、前記規制部15bによって、切換え部材65の移動が直接に規制されてもよい。
また、切換え部材65は回動動作するものに限られず、直線的に移動し、その動作で遊星歯車63の位置を制御するものであってもよい。
本発明の第1の実施の形態のディスク装置の駆動ユニットを示す分解斜視図、 挿入待機モードを示すディスク装置の側面図、 挿入待機モードを示すディスク装置の縦断面図、 ディスク駆動モードを示すディスク装置の側面図、 ディスク駆動モードを示すディスク装置の断面図、 ディスク駆動ユニットの下部シャーシの底面図であり、挿入待機モードを示す、 ディスク駆動ユニットの下部シャーシの底面図であり、ディスクの挿入完了を検知した状態を示す、 ディスク駆動ユニットの下部シャーシの底面図であり、挿入待機モードから駆動モードへの切換え動作を示す、 ディスク駆動ユニットの下部シャーシの底面図であり、駆動モードを示す、 図6の一部拡大図、 挿入待機モードからディスク駆動モードへ移行する途中を示す一部拡大図、 図9の一部拡大図、 本発明の第2の実施の形態のディスク装置の挿入待機モードを示す一部拡大底面図、 本発明の第2の実施の形態のディスク装置のディスク駆動モードを示す一部拡大底面図、
符号の説明
1 ディスク装置
2 上部筐体
3 下部筐体
5,7 ダンパー
10 駆動ユニット
11 下部シャーシ
12 上部シャーシ
15 切換えスライダー
15b 規制部
18 ロック部材
21 ロック軸
22 ターンテーブル
23 クランパ
28 搬送ローラ
30 モード切換装置
31 ピックアップ
32 ガイド軸
33 ガイド部
34a,34b 軸受部
35 摺動部
36 ラック部材
36a,36b 軸受部
36c 伝達凸部
37 ラック歯
38 圧縮スプリング
41 ピニオン歯車
46 太陽歯車
51 噛合せ部材
52,53 ラック歯
54 圧縮スプリング
57 ピニオン歯車
63 遊星歯車
65 切換え部材
68 伝達部材
68a 伝達凹部
69 伝達軸
71 カム部
72 中継部材
74 拘束部材
74a フック
74b 当接部
87 切換え歯車
88 切換えアーム
115 切換えスライダー
116 カム部
151 噛合せ部材
152 カム部
165 切換え部材
174 拘束部材
174b 制御軸

Claims (7)

  1. ディスク(D)を回転駆動する回転駆動部(22)と、ディスク(D)の記録面に対向するヘッド(31)と、前記ヘッド(31)と共に移動するラック部材(36)と、前記ラック部材(36)のラック歯(37)に噛み合うピニオン歯車(41)と、前記ピニオン歯車(41)を駆動するモータ(M)と、前記モータ(M)の回転力をディスク搬送手段(28)に伝達する動力伝達経路と、前記動力伝達経路を形成する伝達位置と前記動力伝達経路を遮断する遮断位置との間を移動する切換え部材(65)とが設けられており、
    前記ディスク(D)のクランプが解除されている状態で、前記ラック部材(36)がディスク(D)の内周方向(Si)へ移動するときの移動力によって、前記切換え部材(65)が前記遮断位置から伝達位置へ移動させられ、前記モータ(M)の動力が前記ディスク搬送手段(28)に伝達されることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記モータ(M)の動力が前記動力伝達経路に伝達されているときに、ディスク(D)が所定位置に搬入されたことが検知されると、前記動力伝達経路に与えられた動力により、ディスク(D)が前記回転駆動部(22)にクランプされる請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記ヘッド(31)と前記ラック部材(36)との間に、前記ラック部材(36)をディスクの外周方向(So)へ付勢する付勢部材(38)が設けられ、前記ラック部材(36)の内周方向(Si)への移動力によって前記切換え部材(65)が前記伝達位置へ移動し始めた後で、前記動力伝達経路が形成されるまでの間に、前記切換え部材(65)によってラック部材(36)が前記付勢部材(38)の付勢力に対抗して内周方向(Si)へ引かれて、前記ラック歯(37)と前記ピニオン歯車(41)との噛み合いが遮断される請求項1または2記載のディスク装置。
  4. 前記モータ(M)で駆動される太陽歯車(46)が設けられ且つこの太陽歯車(46)に噛み合う遊星歯車(63)が設けられて、前記切換え部材(65)が伝達位置へ移動するときに、前記遊星歯車(63)が他の歯車(61)と噛み合って前記動力伝達経路が形成され、前記切換え部材(65)が遮断位置へ移動すると、前記遊星歯車(63)と前記他の歯車(61)との噛み合いが外れて前記動力伝達経路が遮断され、前記遊星歯車(63)が前記他の歯車(61)と噛み合うときの前記切換え部材(65)の伝達位置方向への移動力によって、前記ラック部材(36)が内周方向(Si)へ引かれる請求項3記載のディスク装置。
  5. 前記遊星歯車(63)が噛み合う中継部材(72)が設けられ、前記切換え部材(65)が前記遮断位置にあるときに、前記遊星歯車(63)が前記中継部材(72)に噛み合ったときの前記遊星歯車(63)の回転力によって、前記切換え部材(65)が前記伝達位置へ移動させられる請求項4記載のディスク装置。
  6. 前記ラック部材(36)と前記切換え部材(65)との間に、前記ラック部材(36)の内周方向(Si)への移動力を切換え部材(65)に伝達して、この切換え部材(65)を伝達位置へ向けて移動させる伝達部材(68)が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載のディスク装置。
  7. 前記伝達部材(68)は軸(67)を中心として回動するものであり、前記切換え部材(65)には前記伝達部材(68)が摺動するカム部(71)が設けられており、前記切換え部材(65)が遮断位置へ移動したときに、前記カム部(71)が前記軸(67)を中心とする一定半径(R)の軌跡に一致して、切換え部材(65)が遮断位置へ移動した状態で、この切換え部材(65)と前記伝達部材(68)の姿勢が安定する請求項6記載のディスク装置。
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