JP2005078520A - タグ情報管理装置 - Google Patents

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直治 山田
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憲司 坂本
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Abstract

【課題】 複数の無線タグを用いて物品の変更又は変化する事項を管理する場合に、有効な無線タグを決定することができるタグ情報管理装置を提供する。
【解決手段】 商品4に無線タグ5を貼付する際、タグ・リーダ3によって無線タグ5の無線タグIDを読み込み、格納部10に格納する。また、商品IDと商品価格情報とが操作部11に入力され、格納部10に格納される。クロック12により発信される現在の時刻も格納部10に格納される。商品価格を変えるときは別の無線タグ6を用いて各情報を格納部10に格納する。商品価格情報を確認するときは、タグ・リーダ3によって無線タグ5,6の無線タグIDを読み取り、その無線タグIDに関連付けられた商品価格情報、商品ID、時刻情報を格納部10から読み出す。決定部13はこれらの情報を得て最新の時刻情報が関連付けられた無線タグを有効な無線タグと決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線タグを利用したタグ情報管理装置に関する。
無線タグを利用した商品管理に関する装置やシステムが種々提案されている(特許文献1参照)。商品管理において、特許文献1に記載されているような業務効率の他、商品に関する変更事項を管理することも重要である。例えば、商品価格に関して言えば、入庫からの時間経過に伴って商品価格を値下げする場合や、期間を限定して商品価格を値下げする場合がある。また、商品に限らず、特性が変化する物について、その特性を管理したい場合もある。
特開2002−163722号公報
このような場合、無線タグを用いた商品の価格や物の特性等、変更又は変化する事項を管理する有用な装置は未だ提案されておらず不便であった。例えば、紙媒体の値札を利用する場合、価格を変更する都度、貼付されている値札の上から新しい価格を表示した値札を貼付していけば、最近の値札のみが見え現在の値段がわかる。これに対して、無線タグを利用する場合、商品に複数の無線タグが貼付されていると、タグ・リーダは、すべての無線タグの情報を読み込んでしまうため、どの情報を採用するかについて決定できなかった。
そこで、本発明は、同一の物品に貼付された複数の無線タグから有効な無線タグを決定することができるタグ情報管理装置を提供することを目的とする。
本発明に係るタグ情報管理装置は、無線タグを識別する無線タグIDと、無線タグが貼付される物品を識別する物品IDと、無線タグを物品に貼付する時刻に関する時刻情報とを関連付けて格納する格納手段と、格納手段を参照し、タグ・リーダによって読み取られた複数の無線タグIDそれぞれに互いに同一の物品IDが関連付けられている場合、複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて、有効となる無線タグを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、格納手段に、無線タグID、物品ID、及び無線タグが物品に貼付される時刻情報が格納される。そして、複数の無線タグからタグ・リーダによって、無線タグIDが読み取られる。決定手段は、格納手段を参照し、読み取られた複数の無線タグIDそれぞれに関連付けられた物品IDが互いに同一である場合に、その複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて有効となる無線タグを決定しているので、同一の物品に貼付されている無線タグの中から有効となる無線タグを効果的に決定できる。
また、本発明に係るタグ情報管理装置は、現在の時刻情報を発信するクロック手段と、無線タグを識別する無線タグIDと、無線タグが貼付される物品を識別する物品IDと、無線タグが物品に貼付される時にクロック手段によって発信された時刻情報とを関連付けて格納する格納手段と、格納手段を参照し、タグ・リーダによって読み取られた複数の無線タグIDそれぞれに互いに同一の物品IDが関連付けられている場合、複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて有効となる無線タグを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、物品に無線タグを貼付する毎に、無線タグごとに、無線タグID、物品ID、及び時刻情報が関連付けられて格納手段に格納される。そして、有効な無線タグを決定することが必要とされるとき、タグ・リーダによって、複数の無線タグそれぞれから無線タグIDが読み取られる。さらに、決定手段によって格納手段が参照され、読み取られた複数の無線タグIDに関連付けられて格納手段に格納されている物品IDが互いに同一の場合、その複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて有効となる無線タグが決定される。したがって、同一の物品に貼付されている無線タグの中から有効となる無線タグを効果的に決定できる。
さらに、決定手段は、最新の時刻情報が関連付けられた無線タグを有効と決定するとよい。この構成により、同一の物品に貼付された複数の無線タグのうち最新の時刻に物品に貼付された無線タグが有効と決定されることになる。
あるいは決定手段は、所定期間内の時刻情報に関連付けられた無線タグを有効と決定するとよい。この構成により、同一の物品に貼付された複数の無線タグのうち、所定期間内に物品が貼付された無線タグが有効と決定される。
格納手段には、さらに物品に関する情報が無線タグIDと関連付けられて格納され、決定手段は、有効と決定する無線タグの無線タグIDに関連付けられた物品に関する情報を出力することを特徴とする。この構成によれば、格納手段には、無線タグIDと関連付けられて物品に関する情報が格納され、決定手段によって、有効とされる無線タグの無線タグIDに関連付けられた物品に関する情報が出力されるため、同一の物品に貼付されている無線タグの中から有効となる無線タグの物品に関する情報が効果的に出力される。
また、本発明に係るタグ情報管理装置は、貼付される物品を識別する物品IDと、物品に貼付される時刻に関する時刻情報とが格納された読み書き可能なメモリを有する複数のリライタブル無線タグそれぞれから、タグ・リーダを用いて読み取られた複数の物品IDが互いに同一である場合、これら複数のリライタブル無線タグそれぞれのメモリに格納されていた複数の時刻情報に基づいて、有効となるリライタブル無線タグを決定する決定手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数のリライタブル無線タグのメモリからタグ・リーダによって互いに同一である物品IDが複数読み取られると、決定手段は、これら複数のリライタブル無線タグのメモリに格納されていた複数の時刻情報に基づいて有効となるリライタブル無線タグを決定する。したがって、同一の物品に貼付されているリライタブル無線タグの中から有効となるリライタブル無線タグが効果的に決定される。
または、本発明に係るタグ情報管理装置は、現在の時刻情報を発信するクロック手段と、読み書き可能なメモリを有するリライタブル無線タグのメモリに、貼付される物品を識別する物品IDと、物品に貼付される時にクロック手段により発信される時刻情報とを格納させるようタグ・ライタを制御する制御手段と、複数のリライタブル無線タグそれぞれのメモリからタグ・リーダを用いて読み取られた複数の物品IDが互いに同一である場合、これら複数のリライタブル無線タグのメモリに格納されていた複数の時刻情報に基づいて、有効となるリライタブル無線タグを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、物品にリライタブル無線タグを貼付する度に、制御手段によってタグ・ライタを制御して、物品ID及び時刻情報をリライタブル無線タグのメモリに格納することができる。そして、有効なリライタブル無線タグの決定が必要とされるとき、タグ・リーダによって、複数のリライタブル無線タグのメモリから物品IDと時刻情報とが読み取られる。このとき、タグ・リーダによって互いに同一の物品IDが複数読み取られると、決定手段は、これら複数のリライタブル無線タグのメモリに格納されていた複数の時刻情報に基づいて有効となるリライタブル無線タグを決定する。したがって、同一の物品に貼付されているリライタブル無線タグの中から有効となるリライタブル無線タグを効果的に決定できる。
さらに、決定手段は、最新の時刻情報を格納していたリライタブル無線タグを有効と決定するとよい。この構成により、同一の物品に貼付された複数のリライタブル無線タグのうち最新の時刻に物品に貼付されたリライタブル無線タグが有効と決定される。
あるいは決定手段は、所定期間内の時刻情報が格納されていたリライタブル無線タグを有効と決定するとよい。この構成によれば、同一の物品に貼付された複数のリライタブル無線タグのうち、所定期間内にリライタブル無線タグのメモリに時刻情報が格納されたリライタブル無線タグが有効と決定される。
リライタブル無線タグには、さらに物品に関する情報が格納され、決定手段は、タグ・リーダを用いて読み取られた物品に関する情報の中から、有効と決定するリライタブル無線タグに関連付けられた物品に関する情報を出力することを特徴とする。この構成によれば、リライタブル無線タグには物品に関する情報が格納され、決定手段によって、タグ・リーダを用いて読み取られた物品に関する情報の中から、有効と決定するリライタブル無線タグに関連付けられた物品に関する情報が出力される。したがって、同一の物品に貼付されているリライタブル無線タグの中から有効となるリライタブル無線タグの物品に関する情報が効果的に出力される。
本発明に係るタグ情報管理装置によれば、同一の物品に貼付された複数の無線タグから有効な無線タグを決定することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るタグ情報管理装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態におけるタグ情報管理装置1の構成ブロック図を示している。タグ情報管理装置1は、装置本体2とタグ・リーダ3とから構成される。このタグ情報管理装置1は、商品(物品)4に貼付される無線タグを利用して商品価格情報を管理する。なお、本実施形態に示す例では、商品4に無線タグ5,6が貼付される。また、商品4には、商品タグ7が貼付されている。
無線タグ5,6は、RFIDチップにより構成される読み取り専用の無線タグであり、製造時に固有の無線タグIDが割り当てられる。なお、ここで無線タグ5,6の無線タグIDはそれぞれ「0001」「0003」とする。無線タグ5,6は、タグ・リーダ3から搬送波を受信すると、その搬送波を変調し、割り当てられている無線タグIDを示す信号を含む搬送波をタグ・リーダ3へ向けて無線送信する。
商品タグ7は、無線タグで構成され、商品出荷時に商品4に貼付される。商品タグ7にはタグ・リーダ3によって読み込み可能な無線タグID(物品ID)が格納されているか、視認できる商品ID(物品ID)が印刷されている。そして、商品タグ7の無線タグIDと商品IDとのいずれかによって商品4が特定される。本実施形態では商品IDで商品4が特定される例を示す。なお、商品IDは「8002」とする。
タグ情報管理装置1のタグ・リーダ3は、無線タグ5,6に格納された無線タグIDを読み取り、装置本体2の制御部9に無線タグIDを送信する。また、商品タグ7の無線タグIDによって商品4の同一性が確認される場合には、タグ・リーダ3は、商品タグ7に格納された無線タグIDを読み取り、装置本体2の制御部9に商品タグ7の無線タグIDを送信する。
タグ情報管理装置1の装置本体2は、制御部9、格納部(格納手段)10、操作部11、クロック12、決定部(決定手段)13、及び表示部14から構成される。装置本体2は、物理的にはCPU(中央処理装置)、RAM、ROM、キーボード、及びディスプレイ等を備えて構成される。
制御部9は、タグ情報管理装置1へ無線タグID、商品ID、商品価格情報、及び時刻情報等の各種情報を格納する時には、タグ・リーダ3によって読み取られた無線タグ5,6の無線タグIDを受け、格納部10へ出力する。また、制御部9は、タグ・リーダ3によって読み取られた商品タグ7の無線タグIDを受け、格納部10へ出力する。あるいは制御部9は、操作部11に入力された商品タグ7の商品IDを受け、格納部10に出力する。また、制御部9は、無線タグ5,6を商品4に貼付する時にクロック12から発信された現在の時刻情報を受け、格納部10へ出力する。さらに、制御部9は、操作部11に入力された商品価格情報(物品に関する情報)を受け、格納部10へ出力する。あるいは制御部9は、予め設定された商品価格情報としてのデフォルト値を格納部10へ出力する。
制御部9は、現在の商品価格を確認する時においては、タグ・リーダ3によって読み取られた無線タグIDを受け取ると、格納部10を参照し、格納部10に格納された無線タグID、商品ID(商品タグ7の無線タグIDであってもよい)、商品価格情報、及び時刻情報を読み取る。そして、制御部9は、これら無線タグID、商品ID、商品価格情報、及び時刻情報を決定部13に出力する。また、制御部9は、決定部13によって有効と決定された商品価格情報を決定部13から受け、その商品価格情報を表示部14に出力する。
格納部10は、各種情報を格納するときには、制御部9から出力された無線タグID、商品ID、時刻情報、及び商品価格情報を関連付けて格納する。また、格納部10は、現在の商品価格を確認するときには、関連付けて格納した無線タグID、商品ID、時刻情報、及び商品価格情報を制御部9に出力する。
操作部11は、各種情報を格納部10に格納するときには、商品ID及び商品価格情報がユーザによって入力され、その商品ID及び商品価格情報を制御部9へ出力する。
クロック12は現在の時刻を発信する回路であり、年月日及び時間、分を含む。特に各種情報を格納する場面で、格納部10に無線タグID、商品ID、及び商品価格情報が格納される時に、クロック12から発信される現在の時刻が制御部9を介して格納部10へ格納される。なお、クロック12によって発信される現在の時刻情報は、タグ情報管理装置1が利用される地域、国の標準時刻でよいが、場合によっては、世界標準時刻、タグ情報管理装置1のシステム時刻であってもよい。装置本体2には、原子時計から電波で発せられる正確な標準時刻情報を受信する図示しないアンテナが設けられており、クロック12はそのアンテナによって受信された標準時刻情報を受け、常時正確な標準時刻に修正されるようになっている。
決定部13は、現在の商品価格を確認するときには、格納部10から制御部9を介して出力された無線タグID、商品ID、商品価格情報、及び時刻情報を受ける。そして、決定部13は、受けた商品IDの中で互いに同じ商品IDが複数あるかどうか判定する。互いに同じ商品IDが複数あった場合、決定部13は、その互いに同じ商品IDに関連付けられた複数の時刻情報のうち最新の時刻情報が格納された時に商品4に貼付された無線タグを有効となる無線タグとして決定する。さらに、決定部13は、その有効無線タグに関して格納部10に格納された商品価格情報を有効な商品価格情報と決定する。その後、決定部13は、有効と決定した商品価格情報を制御部9に出力する。
表示部14は、制御部9から出力された商品価格情報等を表示する。これにより、商品4の現在の商品価格がいくらであるかがユーザに分かるようになっている。
次に、図2を参照して、各種情報が格納部10に格納されるときにおけるタグ情報管理装置1及び無線タグ5,6の動作について説明する。図2は、タグ情報管理装置1に各情報を格納するときのフローチャートである。
まず、無線タグ5の無線タグID「0001」が読み取られ、タグ情報管理装置1の格納部10に格納される(S101)。すなわち、タグ・リーダ3が搬送波を無線タグ5へ向けて送信する。すると、無線タグ5は、タグ・リーダ3によって送信された搬送波を受信する。さらに無線タグ5は、搬送波を変調して、無線タグID「0001」を示す信号をタグ・リーダ3へ向けて無線送信する。タグ・リーダ3は、無線タグ5によって送信された無線タグIDを受信する。そして、タグ・リーダ3は、無線タグIDを制御部9へ出力する。制御部9は、無線タグIDを受けると格納部10へ出力する。格納部10は、制御部9によって出力された無線タグIDを受け格納する。
次に、商品タグの商品IDが格納部10に格納される(S102)。すなわち、商品タグ7に印刷されている商品ID「8002」がユーザによって操作部11から入力される。すると操作部11は、商品IDを制御部9へ出力する。制御部9は、出力された商品IDを受けると格納部10へ出力する。格納部10は商品IDを受けると、先に格納された無線タグ5の無線タグIDに関連付けて格納する。なお、商品IDは商品4を特定するために用いられるため、商品IDの代わりに商品タグ7の無線タグIDが格納部10に格納されるようにしてもよい。この場合、タグ・リーダ3によって商品タグ7の無線タグIDが読み取られる。商品タグ7から無線タグIDが読み取られる原理は、一般の無線タグから無線タグが読み取られる原理と同じである。タグ・リーダ3は、読み取った商品タグ7の無線タグIDを制御部9へ出力する。制御部9は、その無線タグIDを受けると格納部10へ出力する。格納部10は、その無線タグIDを受けると、先に格納された無線タグ5の無線タグIDに関連付けて格納する。
さらに、時刻情報が格納部10に格納される(S103)。すなわち、クロック12によって発信される現在の年月日、時間、分を含む時刻を時刻情報として制御部9が受け、格納部10へ出力する。格納部10は、時刻情報を受けると無線タグ5の無線タグIDに関連付けて格納する。なおここで、格納される時刻は「2003年4月12日13時04分」とする。
そして、商品価格情報が格納部10に格納される(S104)。すなわち、商品4を販売する現時点の商品価格が操作部11に入力される。ここで、商品価格は「1500円」とする。操作部11は入力された商品価格を信号として出力できる商品価格情報に換え、制御部9へ出力する。制御部9は、この商品価格情報を受け、格納部10へ出力する。格納部10は出力された商品価格情報を受け、無線タグ5の無線タグIDに関連付けて格納する。なお、予めデフォルト値を商品価格情報として制御部9に設定しておき、制御部9から格納部10にデフォルト値が出力されるようにしてもよい。この場合、複数のデフォルト値が設定され、操作部11によってデフォルト値が選択されるようにするとよい。
その後に無線タグ5が商品4に貼付される。この貼付行為はユーザによって行われる。この時点で、格納部10には、無線タグID、商品ID、時刻情報、及び商品価格情報が関連付けられて格納されている。商品4に無線タグ5が貼付されると商品4は店内に陳列される。
なお、S103において格納される時刻情報は格納部10に時刻情報を格納する時刻であるが、無線タグ5を商品4に貼付する時の時刻情報とほぼ同じと考えて良い。いずれの場合も、S101〜S104の工程及び無線タグ5の貼付行為は短い時間で行われるので、格納される時刻はほぼ同じである。また、S101〜S104及び無線タグ5の貼付行為の順序は一例であって、この順序は異なってもよい。この場合も無線タグ5を商品4に貼付する時刻はほとんど変わらない。したがって、本実施形態において、無線タグを商品4に貼付する時刻とは、無線タグを商品4に貼付するために、S101〜S104の工程及び無線タグを商品4に貼付する工程の一連の工程を行う期間内の時刻のことを言う。
一度、商品価格を決定しても、商品の性質や市場の動向等によっては、時間の経過に伴って商品価格を変更したい場合がある。その場合、別の無線タグ6を用意し、上記のように図2に示す工程を行う。すなわち、無線タグ6の無線タグID「0003」を読み取って格納部10に格納し(S101)、商品タグ7の商品タグID「8002」を格納部10に格納する(S102)。さらに、時刻情報を格納部10に格納する(S103)。このときの時刻情報は、無線タグ5の時刻情報よりも時間は経過しており、ここでは、「2003年4月20日16時06分」とする。さらに、変更した商品価格を格納部10に格納し(S104)、無線タグ6を商品4に貼付する。ここでは、商品価格は「1000円」とする。
なお、S101〜S104の順序は一例であってこの順序は異なってもよいことは上述の通りである。無線タグ6を商品4に貼付した結果、図1に示すように、商品4には2つの無線タグ5、6が貼付されていることになり、しかも、無線タグ5,6が商品4に貼付されるときに格納部10に格納された商品価格は異なっている。
図3は、格納部10に格納されている情報の一例を示している。図3に示されるように格納部10では、無線タグ5に関し、無線タグID「0001」、商品タグ7の商品ID「8002」、商品価格情報「1500円」、時刻情報「2003年4月12日13時04分」が関連付けられて格納されている。また、無線タグ6に関し、無線タグID「0003」、商品タグ7の商品ID「8002」、商品価格情報「1000円」、時刻情報「2003年4月20日16時06分」が関連付けられて格納されている。なお、格納部10には、無線タグID「0002」である別の無線タグを用いて、商品タグID「8003」である別の商品についての情報が格納されている。このように、格納部10には、種々の商品についての情報が格納されている。
次に、この商品4に買い手がつき、現在の商品価格が確認される場合に、タグ情報管理装置1において行われる処理について、図4を参照して説明する。なお、タグ情報管理装置1は、商品価格を出力するモードにしておく。
まず、商品4に貼付されている各無線タグ5,6から無線タグIDが一括して読み取られる(S201)。すなわち、タグ・リーダ3によって無線タグ5,6それぞれの無線タグID「0001」「0003」が読み取られる。タグ・リーダ3は読み取った無線タグID「0001」「0003」を制御部9に送信する。
制御部9は、タグ・リーダ3によって送信された無線タグ5,6の無線タグID「0001」「0003」を受信すると、格納部10を参照し、無線タグID「0001」「0003」に関連付けられて格納された商品ID、商品価格情報、及び時刻情報を読み取る(S202)。そして、制御部9は、これら無線タグID、商品ID、商品価格情報、及び時刻情報を決定部13に出力する。
決定部13は、制御部9によって出力された無線タグID、商品ID、商品価格情報、及び時刻情報を受けると、互いに同じ商品IDが複数あるかどうか判定する(S203)。これにより、決定部13は、互いに同じ商品IDに関連付けられた情報は同じ商品に関する情報であると判定することができる。ここでは、無線タグID「0001」「0003」に関連付けられた商品IDはいずれも「8002」であるので、互いに同じ商品IDがあると判定する(Yes)。なお、互いに同じ商品IDが複数ないと判定した場合(No)、後述するS206に進む。この場合は、同じ商品に貼付された無線タグはない。
次に、決定部13は、互いに同じ商品IDに関連付けられた複数の時刻情報のうち最新の時刻情報に関連付けられた無線タグIDを有する無線タグが、有効となる無線タグと決定する(S204)。すなわち、決定部13が受け取った時刻情報は無線タグ5の「2003年4月12日13時04分」及び無線タグ6の「2003年4月20日16時06分」であるので、最新の時刻情報は「2003年4月20日16時06分」である。したがって、決定部13は、この時刻情報「2003年4月20日16時06分」に関連付けられた無線タグID「0003」を有する無線タグ6が、有効となる無線タグであると決定する。ただし、決定部13は無線タグ5,6という情報を参照していないので、無線タグIDで無線タグを特定していることになる。このように、ある特定の無線タグに関連して格納部10に格納された各種情報が有効と決定することは、有効となる無線タグを決定したことと同じである。
次に決定部13は、有効と決定した無線タグ6の無線タグIDに関連付けられた商品価格情報を有効な商品価格情報と決定する(S205)。したがって、無線タグ6の無線タグID「0003」に関連付けられた商品価格情報「1000円」を有効と決定する。さらに、決定部13は、有効と決定した商品価格情報を制御部9に出力する。
制御部9は、商品価格情報を受けると表示部14に出力する。表示部14は、受け取った商品価格情報「1000円」を表示する。以上により、無線タグ5,6の無線タグIDがタグ・リーダ3によって読み取られることによって、最新に格納された商品価格情報が表示部14に表示される。したがって、商品4にこれまで設定された商品価格のうち現在の商品価格が確認できるようになり、店員はその商品価格で買い手に提供することができる。
なお、S203において、決定部13は、互いに同じ商品IDが複数なかったと判定した場合(No)は、それぞれの商品価格情報を制御部9に出力する。その商品価格情報は制御部9から表示部14に出力され、表示部14によって表示されることになる。異なる商品IDに関連付けられたそれぞれの商品価格情報は、別々の商品の商品価格情報だからである。ここで、決定部13は、受け取った複数の商品IDのうち互いに同じ商品IDに関連付けられた情報については、S203でYesと判定された以降のS204〜S206の処理を行い、いずれとも同じでない商品IDに関連付けられた情報については、S203でNoと判定された以降のS206の処理を行うようにしてもよい。
次に、本第1の実施形態に係るタグ情報管理装置1の作用及び効果を説明する。本タグ情報管理装置1によれば、商品価格を変更する度に、無線タグを用い、その無線タグID、商品ID、変更後の商品価格情報が時刻情報と共に、格納部10に格納される。そして、商品価格を確認するときに、商品4に貼付された複数の無線タグから、タグ・リーダ3によって無線タグIDが読み込まれ、決定部13によって、格納部10に格納された時刻情報のうち最新の時刻情報に関連付けられた無線タグIDを有する無線タグが有効な無線タグと決定される。さらに、決定部13によって、最新の時刻情報に関連付けられて格納された商品価格情報が有効な商品価格情報と決定される。したがって、タグ情報管理装置1によれば、同一の商品に貼付された複数の無線タグの中から有効な無線タグが決定できる。さらに、時間の経過と共に変更される商品価格情報がタグ情報管理装置1によって管理され、有効な商品価格情報が決定できる。
また、無線タグ5,6とタグ・リーダ3との間は、無線によって情報が読み取られるため、複数の無線タグ5,6の情報がほぼ同時に読み取られる。したがって、バーコード読み取り装置のように光が遮断または届かないことによる読み取り不良は生じない。なお、確実に無線タグ5,6の無線タグIDを読み取るために、複数回、タグ・リーダ3を無線タグ5,6に向けて、無線タグIDを読み取らせてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態におけるタグ情報管理装置21について説明する。図5は、第2の実施形態におけるタグ情報管理装置21の構成ブロック図を示している。タグ情報管理装置21は、装置本体22とタグ・リーダ/ライタ23とから構成される。このタグ情報管理装置21は、商品4に貼付されるリライタブル無線タグを利用して商品価格を管理する。なお、図5に示す例では、リライタブル無線タグ24,26が貼付されている。また、第1の実施形態と同様に、商品タグ7の無線タグIDと商品IDとのいずれかによって商品4が特定される。本実施形態でも商品IDで商品4が特定される例を示す。商品IDは「8002」とする。
リライタブル無線タグ24,26はRFIDチップにより構成されている。また、リライタブル無線タグ24には読み書き可能なメモリ25が内蔵されており、リライタブル無線タグ26には読み書き可能なメモリ27が内蔵されている。つまり、リライタブル無線タグ24,26は読み取り/書き込み可能な無線タグである。リライタブル無線タグ24,26は、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28から搬送波を受信すると、その搬送波に含まれる商品価格情報や時刻情報をそれぞれのメモリ25,27に格納する。また、リライタブル無線タグ24,26は、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・リーダ部29から搬送波を受信すると、その搬送波を変調し、メモリ25,27に格納された商品価格情報と時刻情報を含む搬送波をタグ・リーダ/ライタ23へ向けて無線送信する。
タグ・リーダ/ライタ23は、タグ・ライタ部(タグ・ライタ)28とタグ・リーダ部(タグ・リーダ)29とを有する。タグ・ライタ部28は、制御部9によって送信された商品価格情報、時刻情報、又は商品ID等を受信すると、これらの情報を含む搬送波をリライタブル無線タグ24,26に送信する。タグ・リーダ部29は、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に格納された商品価格情報、時刻情報、又は商品ID等を読み取るための搬送波を送信する。
タグ情報管理装置21の装置本体22は、制御部(制御手段)30、表示部31、操作部32、クロック(クロック手段)33、及び決定部(決定手段)34から構成される。装置本体22は、物理的にはCPU(中央処理装置)、RAM、ROM、キーボード、及びディスプレイ等を備えて構成される。なお、クロック33は、第1の実施形態におけるクロック12と同様に、装置本体22に設けられたアンテナによって受信された正確な標準時刻情報を受け、常時正確な標準時刻に修正されるようになっている。
制御部30は、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に各種情報を格納するときには、操作部32によって出力された商品価格情報及び商品IDをタグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28に送信する。また、制御部30は、クロック33によって出力された時刻情報を受け、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28に送信する。また、制御部30は、現在の商品価格を確認するときには、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・リーダ部29によって送信された商品価格情報、時刻情報、及び商品IDを受信し、決定部34に出力する。また、制御部30は、決定部34によって有効と決定された商品価格情報を受け、表示部31に出力する。
操作部32には、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に各種情報を格納するときには、商品価格情報と商品IDとが入力され、操作部32は、入力された商品価格情報及び商品IDを制御部30に出力する。
クロック33は現在の時刻を発信する回路であり、第1の実施形態におけるクロック12と同様の機能を有する。ただし、クロック33の時刻情報は、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に各種情報を格納するときにおいて、メモリ25,27に時刻情報を格納するときに利用される。
決定部34は、現在の商品価格を確認するときにおいて、制御部30によって出力された複数の商品価格情報、時刻情報、商品IDを受けると、各リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に格納されていた商品IDが一致するかどうか確認する。互いに同じ商品IDが複数あった場合、決定部34は、制御部30から受け取った時刻情報のうち最新の時刻情報を有していたリライタブル無線タグを有効なリライタブル無線タグに決定する。さらに、決定部34は、最新の時刻情報に関連付けられた商品価格情報を、有効なリライタブル無線タグが有していた有効な商品価格情報として決定し、その商品価格情報を制御部30に出力する。
表示部31は、決定部34によって有効と決定された商品価格情報等を、制御部30を介して受け、その商品価格情報を表示する。
次に、図6を参照して、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に各種情報を格納するときにおけるタグ情報管理装置21及びリライタブル無線タグ24,26の動作について説明する。図6は、リライタブル無線タグ24,26のメモリ25,27に各種情報を格納する際のフローチャートである。
まず、商品価格情報がリライタブル無線タグ24のメモリ25に格納される(S301)。すなわち、現在の商品4の商品価格情報「1500円」がユーザによって操作部32に入力される。すると、操作部32は、入力された商品価格情報を制御部30に出力する。制御部30は、操作部32によって出力された商品価格情報を受けると、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28に送信する。タグ・ライタ部28は、受信した商品価格情報を含む搬送波をリライタブル無線タグ24に送信する。リライタブル無線タグ24は、送信された搬送波を受信すると、メモリ25に商品価格情報を格納する。なお、予めデフォルト値が商品価格情報として制御部30に設定され、制御部30からタグ・ライタ部28に送信されるようにしてもよい。この場合、複数のデフォルト値が設定され、操作部11によってデフォルト値が選択されるようにするとよい。
次に、時刻情報がリライタブル無線タグ24のメモリ25に格納される(S302)。すなわち、S301のステップが行われている現在の時刻情報がクロック33から制御部30に出力される。ここで、時刻情報は「2003年4月12日13時04分」とする。制御部30は、クロック33によって出力された時刻情報を受けると、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28に送信する。タグ・ライタ部28は、受信した時刻情報を含む搬送波をリライタブル無線タグ24に送信する。リライタブル無線タグ24は、送信された搬送波を受信すると、メモリ25に時刻情報を格納する。
さらに、商品タグ7の商品IDがリライタブル無線タグ24のメモリ25に格納される(S303)。すなわち、商品タグ7に印刷されている商品ID「8002」がユーザによって操作部32から入力される。すると操作部32は、商品IDを制御部30へ出力する。制御部30は、出力された商品IDを受けるとタグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28に送信する。タグ・ライタ部28は、受信した商品IDを含む搬送波をリライタブル無線タグ24に送信する。リライタブル無線タグ24は、送信された搬送波を受信すると、メモリ25に商品IDを格納する。なお、商品IDの代わりに商品タグ7の無線タグIDが、メモリ25に格納されてもよい。この場合は、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・リーダ部29によって商品タグ7の無線タグIDを読み取る。タグ・リーダ部29は、読み取った商品タグ7の無線タグIDを制御部30へ出力する。制御部30は、その無線タグIDを受けると再びタグ・リーダ/ライタ23のタグ・ライタ部28へ送信する。タグ・ライタ部28は、受信した無線タグIDを含む搬送波をリライタブル無線タグ24に送信する。リライタブル無線タグ24は、送信された搬送波を受信すると、メモリ25に無線タグIDを格納することになる。
その後にリライタブル無線タグ24がユーザによって商品4に貼付される。この時点で、リライタブル無線タグ24のメモリ25には、商品価格情報、時刻情報、及び商品IDが格納されている。商品4にリライタブル無線タグ24が貼付されると商品4は店内に陳列される。
なお、S302において格納される時刻はメモリ25に時刻情報を格納する時刻であるが、S301〜S303の工程及びリライタブル無線タグ24の貼付行為は短い時間で行われるので、リライタブル無線タグ24を商品4に貼付する時刻とほとんど同じと考えてよい。また、S301〜S303及びリライタブル無線タグ24の貼付行為の順序は一例であって、この順序が異なってもよいのは、第1の実施形態と同様である。したがって、本第2の実施形態において、リライタブル無線タグを商品4に貼付する時刻とは、リライタブル無線タグを商品4に貼付するために、S301〜S303の工程及びリライタブル無線タグを商品4に貼付する工程の一連の工程を行う期間内の時刻のことを言う。なお、S301〜S303において、タグ・ライタ部は、商品価格情報、時刻情報、及び商品IDを同時にリライタブル無線タグ24に送信し、メモリ25に同時に格納するようにしてもよい。
商品の性質や市場の動向等によって、時間の経過に伴って一旦決定した商品価格を変更する場合、別のリライタブル無線タグ26を用意し、上記のように図6に示す工程を行う。すなわち、リライタブル無線タグ26のメモリ27に商品価格情報と、時刻情報と、商品4の商品IDとが格納される(S301〜S303)。そのうえで、そのリライタブル無線タグ26が商品4に貼付される。ここでは、商品価格情報として「1000円」が格納されるものとし、時刻情報として「2003年4月20日16時06分」が格納されるものとする。
次に、この商品4に買い手がつき商品価格が確認される場合に、タグ情報管理装置21において行われる処理について、図7を参照して説明する。なお、タグ情報管理装置21は、商品価格情報を出力するモードにされている。
まず、商品4に貼付されているリライタブル無線タグ24のメモリ25,リライタブル無線タグ26のメモリから商品価格情報、時刻情報、商品IDが読み取られる(S401)。すなわち、タグ・リーダ/ライタ23のタグ・リーダ部29によって、リライタブル無線タグ24のメモリ25,リライタブル無線タグ26のメモリ27から商品価格情報、時刻情報、商品IDが一括して読み取られる。メモリ25からは、商品価格情報「1500円」、時刻情報「2003年4月12日13時04分」、及び商品ID「8002」が読み取られる。メモリ27からは、商品価格情報「1000円」、時刻情報「2003年4月20日16時06分」、及び商品ID「8002」が読み取られる。タグ・リーダ部29は、これらの商品価格情報、時刻情報、商品IDを制御部30に送信する。制御部30は、これらの情報を受信すると、決定部34へ出力する。
次に、決定部34は、制御部30によって出力された商品価格情報、時刻情報、商品IDを受けると、互いに同じ商品IDが複数あるかどうかを確認する(S402)。つまり、決定部34は、互いに同じ商品IDに関連付けられた情報は同じ商品に関する情報であると判定できる。ここでは、リライタブル無線タグ24,26から受けた商品IDはいずれも「8002」で同じなので、リライタブル無線タグ24,26から受けた情報は、同じ商品4に関する情報であることを確認できる(Yes)。なお、互いに同じ商品IDが複数ないと判定した場合(No)、後述するS405に進む。
次に、決定部34は、互いに同じ商品IDに関連付けられた複数の時刻情報のうち最新の時刻情報に関連付けられた情報を有効と決定することで、その情報を有するリライタブル無線タグを有効のリライタブル無線タグと決定する(S403)。受け取った時刻情報は、リライタブル無線タグ24の「2003年4月12日13時04分」及びリライタブル無線タグ26の「2003年4月20日16時06分」であるので、決定部34は、最新の時刻情報「2003年4月20日16時06分」に関連付けられた情報を有効と決定し、その情報を有するリライタブル無線タグを有効なリライタブル無線タグと決定する。
さらに、決定部34は、最新の時刻情報「2003年4月20日16時06分」に関連付けられて有効無線タグ26から読み取られた商品価格情報「1000円」を有効と決定する(S404)。さらに、決定部34は、有効と決定した商品価格情報を制御部30に出力する。
制御部30は、商品価格情報を受けると表示部31に出力する。表示部31は、この商品価格情報「1000円」を表示する(S405)。このように、商品4にこれまで複数回設定された商品価格のうち、現在の商品価格を確認できる。
なお、S402において、決定部34は、互いに同じ商品IDが複数なかったと判定した場合(No)は、それぞれの商品価格情報を制御部30に出力する。その商品価格情報は制御部30から表示部31に出力され、表示部31によって表示されることになる。異なる商品IDに関連付けられたそれぞれの商品価格情報は、別々の商品の商品価格情報だからである。ここで、決定部34は、受け取った複数の商品IDのうち互いに同じ商品IDに関連付けられた情報については、S402でYesと判定された以降のS403〜S405の処理を行い、いずれとも同じでない商品IDに関連付けられた情報については、S402でNoと判定された以降のS405の処理を行うようにしてもよい。
次に、本第2の実施形態に係るタグ情報管理装置21の作用及び効果を説明する。本タグ情報管理装置21によれば、商品価格を変更する度に、タグ・ライタ部28が用いられて、変更後の商品価格情報及び商品IDが時刻情報と共に、リライタブル無線タグのメモリに格納される。そして、商品価格を確認するときに、商品4に貼付されている複数のリライタブル無線タグから、タグ・リーダ部29によって、商品価格情報、時刻情報、及び商品IDが読み込まれる。決定部34は、読み込まれた時刻情報のうち最新の時刻情報を有するリライタブル無線タグを有効なリライタブル無線タグと決定する。さらに、決定部34は、その最新の時刻情報に関連付けられ有効なリライタブル無線タグから読み込まれた商品価格情報が有効であると決定する。したがって、タグ情報管理装置21によれば、同一の商品に貼付された複数のリライタブル無線タグの中から有効なリライタブル無線タグを決定できると共に、時間の経過と共に変更する商品価格情報をリライタブル無線タグに格納させることができ、有効な商品価格情報を決定することができる。
また、リライタブル無線タグ24,26とタグ・リーダ/ライタ23との間では、無線によって情報が読み取られるため、複数のリライタブル無線タグ24,26の情報が同時に読み取られ、効果的であることは第1の実施形態と同様である。なお、確実にリライタブル無線タグ24,26を読み取るために、複数回、タグ・リーダ/ライタ23をリライタブル無線タグ24,26に向けて読み取らせてもよい。
以上、本発明を第1及び第2の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、無線タグを貼付する商品に関連する情報として商品価格情報を管理したが、管理する対象は、商品価格情報に限られず、商品の特性、性質等時間の経過に伴って変更又は変化する情報であってもよい。さらには、商品以外の物品に無線タグを貼付し、その物品に関連する情報を管理してもよい。この場合、時間の経過に伴って変更又は変化する情報を管理対象とすることが好適である。また、上記実施形態では、時刻情報として年月日、時間、分まで入力されているが、場合によって、年月日までであってもよく、あるいは年月まで入力されてもよい。
また、上記実施形態では、決定部は、最新の時刻情報に関連する無線タグを有効とし、その最新の時刻情報に関連付けられた商品価格情報を有効と決定したが、これに限られない。最新に格納した商品価格情報でなく、前回あるいは前々回の商品価格情報の商品価格を現在の商品価格としたい場合もある。このような場合、例えば、操作部からある所定期間(ある時刻からある時刻まで)を設定し、決定部において、その所定期間内に格納された時刻情報に関連した無線タグあるいは商品価格情報を有効と決定するようにしてもよい。さらに、上記実施形態では、商品に貼付された複数の無線タグのうち1個の無線タグを有効としたが、複数個の無線タグを有効としてもよい。この場合、複数の商品に関する複数の情報が有効となる。
現在の時刻情報の設定においては、上記実施形態では、クロックによって発信される時刻情報が利用されているが、これに限らず、商品価格情報の変更のために無線タグを商品に貼付する時に、現在の時刻を操作部に入力し格納部あるいはリライタブル無線タグに格納するようにしてもよい。あるいは操作部への操作をトリガとしてその時のクロックによって発信される時刻情報を格納部あるいはリライタブル無線タグに格納するようにしてもよい。
本発明に係る第1の実施形態のタグ情報管理装置の構成ブロック図である。 図1に示すタグ情報管理装置に各情報を格納するフローチャートである。 図1に示す格納部に格納されている情報の一例を示す図である。 図1に示すタグ情報管理装置において、商品価格情報を確認する処理フローである。 本発明に係る第2の実施形態のタグ情報管理装置の構成ブロック図である。 図5に示すリライタブル無線タグに各情報を格納する際のフローチャートである。 図5に示すタグ情報管理装置において、商品価格情報を確認する処理フローである。
符号の説明
1、21…タグ情報管理装置、3…タグ・リーダ、5,6…無線タグ、9、30…制御部、10…格納部、12、33…クロック、13、34…決定部、23…タグ・リーダ/ライタ、24,25…リライタブル無線タグ。

Claims (10)

  1. 無線タグを識別する無線タグIDと、前記無線タグが貼付される物品を識別する物品IDと、前記無線タグを前記物品に貼付する時刻に関する時刻情報とを関連付けて格納する格納手段と、
    前記格納手段を参照し、タグ・リーダによって読み取られた複数の無線タグIDそれぞれに互いに同一の物品IDが関連付けられている場合、前記複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて、有効となる無線タグを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とするタグ情報管理装置。
  2. 現在の時刻情報を発信するクロック手段と、
    無線タグを識別する無線タグIDと、前記無線タグが貼付される物品を識別する物品IDと、前記無線タグが前記物品に貼付される時に前記クロック手段によって発信された時刻情報とを関連付けて格納する格納手段と、
    前記格納手段を参照し、タグ・リーダによって読み取られた複数の無線タグIDそれぞれに互いに同一の物品IDが関連付けられている場合、前記複数の無線タグIDに関連付けられた時刻情報に基づいて、有効となる無線タグを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とするタグ情報管理装置。
  3. 前記決定手段は、最新の時刻情報が関連付けられた無線タグを有効と決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のタグ情報管理装置。
  4. 前記決定手段は、所定期間内の時刻情報に関連付けられた無線タグを有効と決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のタグ情報管理装置。
  5. 前記格納手段には、さらに前記物品に関する情報が前記無線タグIDと関連付けられて格納され、
    前記決定手段は、有効と決定する前記無線タグの前記無線タグIDに関連付けられた前記物品に関する情報を出力することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のタグ情報管理装置。
  6. 貼付される物品を識別する物品IDと、前記物品に貼付される時刻に関する時刻情報とが格納された読み書き可能なメモリを有する複数のリライタブル無線タグそれぞれから、タグ・リーダを用いて読み取られた複数の前記物品IDが互いに同一である場合、これら複数のリライタブル無線タグそれぞれの前記メモリに格納されていた複数の前記時刻情報に基づいて、有効となるリライタブル無線タグを決定する決定手段
    を備えることを特徴とするタグ情報管理装置。
  7. 現在の時刻情報を発信するクロック手段と、
    読み書き可能なメモリを有するリライタブル無線タグの前記メモリに、貼付される物品を識別する物品IDと、前記物品に貼付される時に前記クロック手段により発信される時刻情報とを格納させるようタグ・ライタを制御する制御手段と、
    複数のリライタブル無線タグそれぞれのメモリからタグ・リーダを用いて読み取られた複数の物品IDが互いに同一である場合、これら複数のリライタブル無線タグの前記メモリに格納されていた複数の前記時刻情報に基づいて、有効となるリライタブル無線タグを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とするタグ情報管理装置。
  8. 前記決定手段は、最新の時刻情報を格納していた前記リライタブル無線タグを有効と決定することを特徴とする請求項6又は7に記載のタグ情報管理装置。
  9. 前記決定手段は、所定期間内の時刻情報が格納されていた前記リライタブル無線タグを有効と決定することを特徴とする請求項6又は7に記載のタグ情報管理装置。
  10. 前記リライタブル無線タグには、さらに前記物品に関する情報が格納され、
    前記決定手段は、前記タグ・リーダを用いて読み取られた前記物品に関する情報の中から、有効と決定する前記リライタブル無線タグに関連付けられた前記物品に関する情報を出力することを特徴とする請求項6〜9のうちいずれか1項に記載のタグ情報管理装置。




















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