JP2005077168A - 角速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐振動衝撃性に優れ、かつ高精度で小型化にも対応可能な水平横置き型の音さ型振動ジャイロセンサを提供することができない。
【解決手段】二本のアーム部と前記アーム部の表面に形成した駆動用電極と前記アーム部の両端を支持する第1、第2の双音さ支持部とが一体となった双音さ型振動ジャイロセンサと該双音さ型振動ジャイロセンサより出力される検出電圧から前記双音さ型振動ジャイロセンサに作用する直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための加速度除去手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、コリオリ力を利用した振動ジャイロセンサを用いた角速度センサに関するものである。
物体の回転を検出するセンサーとして、コリオリ力を応用した音さ型振動ジャイロセンサーが広く使われている。特に水平横置き型と呼ばれる音さ型振動ジャイロセンサは薄型化、及び小型化しやすいため、カメラの手振防止用やカーナビゲーションシステム用等、その応用範囲は広い。
近年、車両の走行制御用途向けに水平横置きタイプの音さ型振動ジャイロセンサが研究されるようになってきた。車両の走行制御はまさに車両全体の安全性を左右する生命線であり、この用途向けの振動ジャイロセンサには、特に耐振動衝撃性能に優れ高精度のものが要求される。
水平横置きタイプの音さ型振動ジャイロセンサの従来例が以下の文献に紹介されている。(N.Shiratori,Y.Tomikawa and K.Onishi,“Experimental Investigation of Flatly Supported Vibratory Gyro-Sensor Using Quartz Crystal Trident-Type Tuning Fork Resonator”,Transducers'99,No.3P2.26,pp.967-968,(1999).)この文献で紹介されているものは3脚音さ型振動ジャイロと呼ばれているタイプである。一般に3脚音さ型振動ジャイロは、3本の音さアームの一端を固定しアームの他端をフリーにした片持ち支持構造となっている。
また、特開平11−281372号公報において水平横置き型の音さ型振動ジャイロセンサが例示されている。この音さ型振動ジャイロセンサは振動子の重心を一点で支持する構造となっている。
このように、従来の水平横置き型の音さ型振動ジャイロセンサは一点支持、或いは片持ち支持といった支持構造をとっている。
特開平11−281372号公報 N.Shiratori,Y.Tomikawa and K.Onishi,"Experimental Investigation of Flatly Supported Vibratory Gyro-Sensor Using Quartz Crystal Trident-Type Tuning Fork Resonator",Transducers'99,No.3P2.26,pp.967-968,(1999).
しかしながら、従来の水平横置き型の音さ型振動ジャイロセンサは一点支持、あるいは片持ち支持といった構造であり取付部分の面積も狭い。このため、外から振動や衝撃が加わるとセンサの支持部分に振動や衝撃が集中しやすいため、車両走行時のように長時間に渡り多大な振動と衝撃が加わる厳しい環境条件下においては、破損する怖れも高い。また、センサ全体を小型化するとさらに支持部分に衝撃が集中しやすくなるという問題点を抱えている。
また、従来の振動ジャイロセンサを角速度検出素子(角速度センサ)として用いた場合、角速度検出素子に角速度及び直線加速度が同時に加わったときには直線加速度の影響をうけた振動もするので、角速度に対応する電気信号と直線加速度に対応する電気信号とが合成されるという問題点が生じる。
つまり解決しようとする問題点は、耐振動衝撃性に優れ、かつ高精度で小型化にも対応可能な水平横置き型の音さ型振動ジャイロセンサを提供することができない点である。
さらに、角速度及び直線加速度が同時に加わった場合でも正確に角速度に対応する電気信号を検出するために、直線加速度に対応する電気信号を除去する機能を備える角速度センサを提供することができない点である。
上記課題を解決するために本発明に係わる請求項1記載の発明は、二本のアーム部と前記アーム部の表面に形成した駆動用電極と前記アーム部の両端を支持する第1、第2の双音さ支持部とが一体となった双音さ型振動ジャイロセンサと該双音さ型振動ジャイロセンサより出力される検出電圧から前記双音さ型振動ジャイロセンサに作用する直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための加速度除去手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項2記載の発明は、請求項1において、前記加速度除去手段がX軸方向またはZ軸方向の直線加速度の少なくとも一方により発生する直線加速度成分を除去するためのものであることを特徴とする。
本発明に係わる請求項3記載の発明は、請求項2において、X軸方向の直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための前記加速度除去手段は少なくとも2個のフィルタ回路を備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項4記載の発明は、請求項3において、前記加速度除去手段に少なくとも差動回路を備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項5記載の発明は、請求項3において、前記加速度除去手段に少なくとも符号反転回路と加算回路とを備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、Z軸方向の直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための前記加速度除去手段は少なくとも4個のフィルタ回路を備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項7記載の発明は、請求項6において、前記加速度除去手段に少なくとも2個の差動回路を備えたことを特徴とする。
本発明に係わる請求項8記載の発明は、請求項6において、前記加速度除去手段に少なくとも2個の加算回路と2個の符号反転回路とを備えたことを特徴とする。
本発明のコリオリ力を利用した角速度センサにおいて、水平横置きタイプの双音さ型の構造とし、回転の検出モードに面内非対称屈曲2次モードを利用し、また支持面積を広くとることができるようにしたので、自動車等で利用する上で必要とされる耐振動性、耐衝撃性に優れた高精度な角速度センサを提供する上で著効を奏す。
さらに、簡易な演算回路(加速度除去回路)を組み合わせることで加速度の影響を受けることなく、被測定物の角速度を長期に渡って正確に検出することが可能になる。
以下、図示した本発明の実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサの外観図である。なお、図1の紙面と平行な面が水平面(取付面)となっている。
図1に示した双音さ型振動ジャイロセンサは、基板主面の法線方向が結晶Z軸方向となるようにカットしたZ板水晶薄片を双音さ形状に加工し、その表面に所定の電極を形成したものであって、一対の短冊状のアーム部1a、1bと前記アーム部1a、1bの表面に形成した駆動電極2a、2bとを有する駆動部3と、前記駆動部3の両端を支持する第1,第2の双音さ支持部4、5と、第1の検出電極6a、6bを有し前記第1の双音さ支持部4を介して前記アーム部1a、1bの振動を検出する第1の検出部7と、第2の検出電極8a、8bを有し前記第2の双音さ支持部5を介して前記アーム部1a、1bの振動を検出する第2の検出部9と、前記第1の検出部7の一端を支持すると共に前記第1の検出電極6a、6bに接続する一対の引き出し電極10a、10bを有する第1の支持固定部11と、前記第2の検出部9の一端を支持すると共に前記第2の検出電極8a、8bに接続する一対の引き出し電極12a、12bとを有する第2の支持固定部13とを備えている。ここで、図1において図示した前記駆動電極と第1、第2の検出電極と引き出し電極の電極パターンは裏面にも同様な電極パターンが形成され、側面のパターンを介して接続されている。
また、第1、第2の支持固定部は接着材等でセンサのパッケージ等の取り付け面(水平面)に固定されて使用することとなるが、ここでは図示を省略する。
図1に示した双音さ型振動ジャイロセンサは次のように動作する。
まず、非回転時の状態を考える。駆動用電極2a、2b間に駆動信号を与えると、図2(a)に示すようにアーム部1a、1bは面内対称屈曲1次振動モードと呼ばれる屈曲振動(駆動モード)が発生する。このときアーム部1a、1bは互いに図中左右対称に振動する。
そこで、この駆動モードで振動している双音さ型振動ジャイロセンサに結晶Z軸周りの角速度(回転)を与える。すると、アーム部1a、1bのそれぞれには一方がY方向(図中上向き)、他方がY方向(図中下向き)のコリオリ力が働く。この結果、前記左右相反するコリオリ力によってアーム部1a、1bは図2(b)に示すような面内非対称屈曲2次モードと呼ばれる屈曲振動(検出モード)が発生する。
このとき第1,第2の双音さ支持部4、5にはそれぞれモーメントが発生するので第1,第2の検出部7、9はこれに対応してX方向に振動する。その結果、前記振動に対応して第1の検出部7に設けられた検出電極6a、6b間には検出電圧Vo1、第2の検出部9に設けられた検出電極8a、8b間には検出電圧Vo2が発生し該検出電圧Vo1及びVo2にはそれぞれ極性が互いに反転する角速度成分Vde1及び−Vde2(双音さ型振動ジャイロセンサの平面外形形状及び各電極は双音さ型振動ジャイロセンサの重心を通るZ軸に対して対称になるように設計・製作されていることから、|Vde1|=|−Vde2|になる。)が含まれる。
よって、第1、第2の検出部7、9は非回転時(駆動モード時)にはX方向の振動成分がほとんど発生せず、回転時(検出モード時)にのみX方向の振動成分を発生するので、第1、第2の検出部7、9から出力する前記角速度成分の差動成分(Vde1−(−Vde2))=Vde1+Vde2=2Vde1を検出信号とすれば、角速度に比例した電圧を検出信号として得ることができる。なお、回転方向が逆になると検出信号の極性が反転する。
次に、本発明に係わる双音さ型振動ジャイロセンサをシミュレーションした結果について説明する。図3〜図5は図1に示した形状のものを汎用解析ソフトであるANSYS Rev.6.0(ANSYS Inc)を用いてシミュレーションを行った結果を示したものである。
図3は双音さ型振動ジャイロセンサの検出部7、9の幅W3(横軸)に対する共振周波数(縦軸)の変化を示したものである。ここで、共振周波数とは駆動電極2a、2bに印加する駆動信号の周波数を一定振幅で変化させたときに、アーム部1a、1bが最も良く振動する周波数のことをいい、このとき振動の振幅が最大となる。
図3において実線Aは駆動モード時(非回転時)の共振周波数を、実線Bは検出モード(回転時)の共振周波数のシミュレーション結果を示している。図3が示すように検出電極W3の幅に比例して検出モードの共振周波数が変化し、またW3=0.358[mm]付近で駆動モードと検出モードの共振周波数が一致していることが分かった。
次に図3のシミュレーション結果から、駆動モードと検出モードにおける共振周波数が少し異なるように検出部幅をW3=0.356[mm]とし、共振周波数の差すなわち離調周波数をfΔ=57.9[Hz]として選択した。これは、駆動モードと検出モードの二つの振動が混在して発生しないように考慮している。
そこで、回転角速度をΩz=1[rad/sec]一定で駆動信号の周波数を変化させたとき、駆動周波数(横軸)に対する検出電圧の差動成分(縦軸)の振幅、位相特性をシミュレーションした結果を図4に示す。
図4において実線Cは振幅特性を、実線Dは位相特性のシミュレーション結果を示している。ここで、振幅特性の縦軸の値は検出電圧の差動成分(Vo1−Vo2)の駆動信号振幅値(Vi)に対する電圧比(Vo1−Vo2)/Viとして表示している。
図4が示すように、駆動周波数fdr=32408[Hz]のとき、検出信号(差動成分)の最大値が得られた。
次に、Z軸周りの回転角速度Ωz(横軸)に対する検出信号(縦軸)の変化についてシミュレーションした結果を図5に示す。ここで、検出電極幅W3=0.356[mm]、及び駆動信号周波数fdr=32408[Hz]としている。
図5のシミュレーション結果が示すように、検出信号は回転角速度Ωzに比例し、回転方向が反転するとそれに応じて検出信号の極性も反転していることが分かる。
従って、図3〜5のシミュレーション結果から、双音さ型の振動ジャイロセンサを水平横置きタイプの角速度センサとして利用可能なことが分かった。また、以上説明したように、双音さ型の振動ジャイロセンサは支持固定部を二つ備える構造であり支持面積を広くとることができるので、外部からの振動や衝撃が特定の部位に集中しにくい構造とすることができる。よって、従来の片持ち型や一点支持型といった構造のものよりも耐振動性、耐衝撃性に優れたものとすることができる。
図6及び図7に基づいて、本発明の第2の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサを用いた角速度センサについて説明する。
図6は第2の実施形態に係わる直線加速度が加わった時の双音さ型振動ジャイロセンサの動作を説明するための図である。
第2の実施形態の特徴は、第1の実施形態に直線加速度(以下「加速度」と略す。)成分除去回路を付加した(Z軸周りの)角速度センサとして用いた点にある。そこで、まずX軸方向の加速度が加わった時の双音さ型振動ジャイロセンサの動作について説明する。
前記双音さ型振動ジャイロセンサ(第1の実施形態)がZ軸周りの回転が加わった時(検出モード時)には、前記検出電圧Vo1及びVo2には前記角速度成分Vde1及び−Vde2のみが含まれる、即ちVo1=Vde1及びVo2=−Vde2になることを前述した。ここにX軸方向(図2(b)中下側の矢印方向)の加速度が加わった時、図6に示すように、前記第1及び第2の双音さ支持部4及び5に互いに逆方向のモーメントが発生し、第1の双音さ支持部4には(検出モード時に発生したモーメントに)同一方向のモーメントが合成され第2の双音さ支持部5に(検出モード時に発生したモーメントに)反対方向のモーメントが合成され、第1及び第2の検出部7及び9は互いに同一のX軸方向(右方向)に振動する。該振動に対応して加速度成分Vaが発生し、前記検出電圧Vo1及びVo2には前記振動成分と加速度成分Vaとが含まれることになる。
図7は本発明の第2の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサを用いた角速度センサの検出信号に含まれる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。
しかしながら、前記加速度成分Vaは角速度センサとっては正確な角速度成分の検出を阻害する雑音であるため加速度成分Vaを除去するための手段が必要である。加速度成分Vaを除去するため手段として、例えば図7に示すような、加速度除去回路50があり該加速度除去回路50は、角速度成分(が有する周波数成分)を通過させる、換言すれば加速度成分(が有する周波数成分)を減衰させるための公知技術の第1及び第2のフィルタ回路51及び52(例えば高域通過フィルタ)と、前記第1及び第2のフィルタ回路51及び52で加速度成分が減衰できない、例えば想定した周波数より高い周波数成分を有する加速度成分を演算処理により破棄するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第1の差動回路53(後述する第4の実施形態に用いる差動回路との区別を明確にするため「第1」と採番する。)と、を備えている。前記引き出し電極、例えば10bに接続する第1のフィルタ回路51の出力を第1の差動回路53の一方の入力(非反転入力)に接続し、前記引き出し電極、例えば12bに接続する第2のフィルタ回路52の出力を第1の差動回路53の他方の入力(反転入力)に接続している。なお、他方の引き出し電極10a及び12aは接地している。
前記検出電圧Vo1=(Vde1+Va)及びVo2=(−Vde2+Va)の角速度成分及び加速度成分の符号関係を利用した前記加速度除去回路50による演算処理について説明する。特に、フィルタ回路で加速度成分が減衰できない場合で説明する。
前記検出電圧Vo1=(Vde1+Va)と前記検出電圧Vo2(−Vde2+Va)との差動成分、即ち(Vde1+Va)−(Vde2+Va)=Vde1+Vde2=2Vde1を前記第1の差動回路53によって採り、これを検出信号とすれば加速度に比例した電圧を除去し角速度に比例した電圧のみを検出信号として得ることができる。
図8は本発明の第3の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサからの検出信号に含まれる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。
第3の実施形態としての加速度除去回路が第2の実施形態と異なる点は、前記第1の差動回路を加算回路に置換した点にある。
第3の実施形態の加速度除去回路60は、前記第1及び第2のフィルタ回路51及び52と、オペアンプを主構成部品にする公知技術の第1の符号反転回路63(後述する第5の実施形態に用いる符号反転回路との区別を明確にするため「第1」と採番する。)と、前記第1及び第2のフィルタ回路51及び52で減衰できない加速度成分を演算処理により破棄するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第1の加算回路64(後述する第4及び第5の実施形態に用いる加算回路との区別を明確にするため「第1」と採番する。)と、を備えている。前記引き出し電極、例えば10bに接続する第1のフィルタ回路51の出力を第1の加算回路64の一方の入力に接続し、前記引き出し電極、例えば12bに接続する第2のフィルタ回路52の出力を第1の符号反転回路63を介して第1の加算回路64の他方の入力に接続している。なお、引き出し電極10a及び12aは接地している。
つぎに、前記検出電圧(Vde1+Va)及び(−Vde2+Va)の角速度成分及び加速度成分の符号関係を利用した前記加速度除去回路60による演算処理について説明する。特に、フィルタ回路で加速度成分が減衰できない場合で説明する。
前記引き出し電極12bから出力する検出電圧(−Vde2+Va)は前記第1の符号反転回路63を介して(Vde2−Va)になり該検出電圧(Vde2−Va)と前記検出電圧(Vde1+Va)との加算成分、即ち(Vde1+Va)+(Vde2−Va)=Vde1+Vde2=2Vde1を前記第1の加算回路64によって採り、これを検出信号とすれば加速度に比例した電圧を除去し角速度に比例した電圧のみを検出信号として得ることができる。
前記検出電圧(Vde1+Va)及び(−Vde2+Va)は微小電圧であるため、例えば前記第1及び第2のフィルタ回路51及び52の入力側に前置増幅器を接続するか前記差動回路53の増幅度を所望値に変換して差動増幅回路として使用するか前記加算回路64の増幅度を所望値に変換して加算増幅回路として使用するかなどして前記検出信号(2Vde1)を増幅しても構わない。
図9乃至図12に基づいて、本発明の第4の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサを用いた2軸角速度センサについて説明する。
図9は第4の実施形態に係わる双音さ型振動ジャイロセンサの平面外観図である。
第4の実施形態が第1乃至第3の実施形態と異なる点は、Z軸方向の加速度を除去するための加速度成分除去回路をも付加した2軸(Z軸及びY軸周りの)角速度センサとして、若しくは前記加速度除去回路50又は60をZ軸方向の加速度を除去するための加速度成分除去回路に置換し1軸(Y軸周りの)角速度センサとして用いた点にある。
そこで、まず2軸角速度センサ若しくは1軸角速度センサとして用いるための双音さ型振動ジャイロセンサについて説明する。
第4の実施形態に係わる双音さ型振動ジャイロセンサ70(以下「ジャイロ」と示す。)が第1の実施形態と異なる点は、図9に示すように、ジャイロ70の一方主面側(図9の紙面側)に形成する前記駆動電極2a及び2bに接続する第1の出力電極パッド71a及び71bと他方主面に形成する前記駆動電極(不図示)に接続する第2の出力電極パッド72a及び72bとを前記第1の双音さ支持部4に配設すると共に、前記駆動電極2a及び2bに接続する駆動入力電極パッド73a及び73bと接地電極パッド74及びモニタ電極パッド75とを前記第2の双音さ支持部5に配設した点にある。
図10はY軸周りの角速度によって発生するコリオリ力を説明するための図であって、図11はY軸検出モードを説明するための図で、図11(a)は平面図、図11(b)は側面図ある。
つぎに、Y軸検出モードについて説明する。
図2(a)に示すような駆動モードにある前記ジャイロにY軸周りの角速度(回転)を与えると、図10に示すような前記アーム部のいずれか一方、例えば1aが−Z方向(図中下向き)の、他方の1bが+Z方向(図中上向き)のコリオリ力Fcyが働く。この結果、上下相反するコリオリ力Fcyによって、図11(b)に示すようなアーム部1aは−Z方向(図中右方向)に向かって屈曲振動すると共にアーム部1bはZ方向(図中左方向)に向かって屈曲振動する、即ち互いに相反する振動方向を有する面外対称1次屈曲振動と呼ばれる屈曲振動(Y軸検出モード)が発生する。
その結果、前記屈曲振動に対応して前記アーム部1aに形成する前記駆動電極に接続する前記出力電極パッド71a及び72aにはそれぞれ符号(極性)が互いに反転する2つの出力電圧Vy2+及び(−Vy2−)と前記アーム部1bに形成する前記駆動電極に接続する前記出力電極パッド71b及び72bにはそれぞれ符号が互いに反転する2つの出力電圧(−Vy1−)及びVy1+とが、即ちY軸周りの角速度成分が発生する。なお前記ジャイロ70の両主面に形成する駆動電極は同一になるように設計・製作されていることから|Vy2+|=|−Vy2−|、|−Vy1−|=|Vy1+|になる。
よって、前記出力電圧Vy2+と(−Vy2−)との差動成分、即ちVy2+−(−Vy2−)=2Vy2+若しくは前記出力電圧(−Vy1−)とVy1+との差動成分、即ち(−Vy1−)−Vy1+=−2Vy1−のいずれかを検出信号とすれば、Y軸周りの回転角速度に比例した電圧を検出信号として得ることができる。なお、回転方向が逆になると検出信号の符号が反転する。Z軸周りの角速度成分の検出については第1の実施形態と同様である。
図12はZ軸方向の加速度が加わった時の双音さ型振動ジャイロセンサの動作を説明するための図で、図12(a)は平面図、図12(b)は側面図ある。
まず、Z軸方向の加速度が加わった時の前記ジャイロ70の動作について説明する。
前記Y軸検出モードにある時前記ジャイロ70にZ軸方向(図11(b)中下側の矢印方向)の加速度αが加わった時、前記アーム部1aには前記コリオリ力Fcyと反対方向の荷重、また前記アーム部1bには前記コリオリ力Fcyと同一方向の荷重が作用し、図12(b)に示すようなアーム部1a及び1bは加速度αの向きと反対の方向(左方向)に振動する。該振動に対応して、前記出力電極パッド71a及び72aから出力する2つの出力電圧Vy2+及び(−Vy2−)に加速度成分−Vazが、また前記出力電極パッド71b及び72bから出力する2つの出力電圧(−Vy1−)及びVy1+にZ軸方向の直線加速度成分+Vazが合成される。つまり、Y軸周りの回転且つZ軸方向の加速状態にあるジャイロ70は出力電極パッド71aから出力電圧Vy2++(−Vaz)が、出力電極パッド72aから出力電圧(−Vy2−)−Vazが、出力電極パッド71bから出力電圧(−Vy1−)+Vazが、出力電極パッド72bから出力電圧Vy1++Vazが出力する。この場合、前記検出電極のいずれからも検出電圧(検出信号)は出力されない。
図13は第4の実施形態に係わる検出信号に含まれる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。
しかしながら、前記加速度成分Vazは角速度センサとっては正確な角速度成分の検出を阻害する雑音であるため加速度成分Vazを除去するため手段が必要である。加速度成分Vazを除去するため手段として、例えば図13に示すような、加速度除去回路80があり該加速度除去回路80は、角速度成分(が有する周波数成分)を通過させる、換言すれば加速度成分(が有する周波数成分)を減衰させるための公知技術の第3乃至第6のフィルタ回路81乃至84(例えば高域通過フィルタ)と、前記第3乃至第6のフィルタ回路81乃至84で加速度成分が減衰できない、例えば想定した周波数より高い周波数成分を有する加速度成分を演算処理により破棄するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第2及び第3の差動回路85及び86と、1つの出力に集約するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第4の差動回路87と、を備えている。前記第2の出力電極パッド72bに接続する第3のフィルタ回路81の出力を第2の差動回路85の一方の入力(非反転入力)に接続し、前記第1の出力電極パッド71bに接続する第4のフィルタ回路82の出力を第2の差動回路85の他方の入力(反転入力)に接続している。前記第1の出力電極パッド71aに接続する第5のフィルタ回路83の出力を第3の差動回路86の一方の入力(非反転入力)に接続し、前記第2の出力電極パッド72aに接続する第6のフィルタ回路84の出力を第3の差動回路86の他方の入力(反転入力)に接続している。さらに、第2の差動回路85の出力を前記第4の差動回路87の一方の入力(非反転入力)に接続すると共に、第3の差動回路86の出力を第4の差動回路87の他方の入力(反転入力)に接続している。
つぎに、前記出力電圧(Vy2++(−Vaz))、(−Vy2−−Vaz)、(−Vy1−+Vaz)及び(Vy1++Vaz)の角速度成分及び加速度成分の符号関係を利用した前記加速度除去回路80による演算処理について説明する。特に、フィルタ回路で加速度成分が減衰できない場合で説明する。
前記出力電極パッド72bから出力する出力電圧(Vy1++Vaz)と前記出力電極パッド71bから出力する出力電圧(−Vy1−+Vaz)との差動成分、即ち(Vy1++Vaz)−(−Vy1−+Vaz)=(Vy1++Vy1−)を前記第2の差動回路85によって採りだす。前記出力電極パッド71aから出力する出力電圧(Vy2++(−Vaz))と前記出力電極パッド72aから出力する出力電圧(−Vy2−−Vaz)との差動成分、即ち(Vy2++(−Vaz))−(−Vy2−−Vaz)=(Vy2++Vy2−)を前記第3の差動回路86によって採りだす。第2の差動回路85の出力(Vy1++Vy1−)若しくは第3の差動回路86の出力(Vy2++Vy2−)の少なくとも一方を検出信号とすればZ軸方向の加速度に比例した電圧を除去し(Y軸周りの)角速度に比例した電圧のみを検出信号として得ることができる。なお、加速度方向が逆になると検出信号の符号が反転する。X軸方向の直線加速度に比例した電圧を除去しZ軸周りの角速度成分に比例した電圧のみを検出信号として得るのは第2又は第3の実施形態と同様である。
さらに、第2の差動回路85の出力(Vy1++Vy1−)と第3の差動回路86の出力(Vy2++Vy2−)との差動成分、即ち(Vy1++Vy1−)−(Vy2++Vy2−)=2(Vy1+)−2(Vy2+)を前記第4の差動回路87によって採りだすことで、前記加速度除去回路80の出力を1個に集約することができる。また、前記第4の差動回路87を公知技術の加算回路に置換し、前記第2の差動回路85の出力(Vy1++Vy1−)と前記第3の差動回路86の出力(Vy2++Vy2−)との加算成分、即ち(Vy1++Vy1−)+(Vy2++Vy2−)=2(Vy1+)+2(Vy2+)でも同等の作用効果が得られる。
図14は本発明の第5の実施形態としての双音さ型振動ジャイロセンサからの検出信号に含まれる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。
第5の実施形態の加速度除去回路90は、前記第3乃至第6のフィルタ回路81乃至84(例えば高域通過フィルタ)と、オペアンプを主構成部品にする公知技術の第2及び第3の符号反転回路91乃至92と、前記第3乃至第6のフィルタ回路81乃至84で加速度成分が減衰できない、例えば想定した周波数より高い周波数成分を有する加速度成分を演算処理により破棄するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第2及び第3の加算回路93及び94と、1つの出力に集約するためのオペアンプを主構成部品にする公知技術の第4の加算回路95と、を備えている。前記第2の出力電極パッド72bに接続する第3のフィルタ回路81の出力を第2の加算回路93の一方の入力に接続し、前記第1の出力電極パッド71bに接続する第4のフィルタ回路82の出力を第2の符号反転回路91を介して第2の加算回路93の他方の入力に接続している。前記第1の出力電極パッド71aに接続する第5のフィルタ回路83の出力を第3の加算回路94の一方の入力に接続し、前記第2の出力電極パッド72aに接続する第6のフィルタ回路84の出力を第3の符号反転回路92を介して第3の加算回路94の他方の入力に接続している。さらに、第2の加算回路93の出力を前記第4の加算回路95の一方の入力に接続すると共に、第3の加算回路94の出力を第4の加算回路95の他方の入力に接続している。
つぎに、前記出力電圧(Vy2++(−Vaz))、(−Vy2−−Vaz)、(−Vy1−+Vaz)及び(Vy1++Vaz)の角速度成分及び加速度成分の符号関係を利用した前記加速度除去回路90による演算処理について説明する。特に、フィルタ回路で加速度成分が減衰できない場合で説明する。
前記出力電極パッド71bから出力する出力電圧(−Vy1−+Vaz)は前記第2の符号反転回路91を介して(Vy1−−Vaz)になり該検出電圧(Vy1−−Vaz)と前記出力電極パッド72bから出力する出力電圧(Vy1++Vaz)との加算成分、即ち(Vy1++Vaz)+(Vy1−−Vaz)=(Vy1++Vy1−)を前記第2の加算回路93によって採りだす。前記出力電極パッド72aから出力する出力電圧(−Vy2−−Vaz)は前記第3の符号反転回路92を介して(Vy2−+Vaz)になり該検出電圧(Vy2−+Vaz)と前記出力電極パッド71aから出力する出力電圧(Vy2++(−Vaz))との加算成分、即ち(Vy2++(−Vaz))+(Vy2−+Vaz)=(Vy2++Vy2−)を前記第3の加算回路94によって採りだす。第3の加算回路93の出力(Vy1++Vy1−)若しくは第4の加算回路94の出力(Vy2++Vy2−)の少なくとも一方を検出信号とすればZ軸方向の加速度に比例した電圧を除去し(Y軸周りの)角速度に比例した電圧のみを検出信号として得ることができる。なお、加速度方向が逆になると検出信号の符号が反転する。X軸方向の直線加速度に比例した電圧を除去しZ軸周りの角速度成分に比例した電圧のみを検出信号として得るのは第2又は第3の実施形態と同様である。
さらに、第3の加算回路93の出力(Vy1++Vy1−)と第4の加算回路94の出力(Vy2++Vy2−)との加算成分、即ち(Vy1++Vy1−)+(Vy2++Vy2−)=2(Vy1+)+2(Vy2+)を前記第4の加算回路95によって採りだすことで、前記加速度除去回路90の出力を1個に集約することができる。また、前記第4の加算回路95を公知技術の差動回路に置換し、第3の加算回路93の出力(Vy1++Vy1−)と第4の加算回路94の出力(Vy2++Vy2−)との差動成分、即ち(Vy1++Vy1−)−(Vy2++Vy2−)=2(Vy1+)−2(Vy2+)でも同等の作用効果が得られる。
前記出力電圧(Vy2++(−Vaz))、(−Vy2−−Vaz)、(−Vy1−+Vaz)及び(Vy1++Vaz)は微小電圧であるため、例えば前記第3乃至第6のフィルタ回路それぞれの入力側に前置増幅器を接続するか前記第2乃至第3の差動回路の増幅度を所望値に変換して差動増幅回路として使用するか前記第2乃至第4の加算回路の増幅度を所望値に変換して加算増幅回路として使用するかなどして前記検出信号2(Vy1+)+2(Vy2+)を増幅しても構わない。
前記第4の差動回路87及び前記第4の加算回路95は前記加速度除去回路80及び90の出力信号を1個に集約するためのものであって、例えば加速度除去回路80及び90の次段の回路が複数の入力(即ち前記ジャイロ70からの複数の出力)を必要とすることがあれば、第4の差動回路87及び第4の加算回路95を省略しても構わない。
本発明は、水晶のみに限定するものではなくランガサイト、四方酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等のその他の圧電材料に適用できることは云うまでもない。
本発明に係る双音さ型振動ジャイロセンサの外観図である。 本発明に係る双音さ型振動ジャイロセンサの屈曲振動の様子を示した図である。 本発明に係る双音さ型振動ジャイロセンサのシミュレーション結果である。 本発明に係る双音さ型振動ジャイロセンサのシミュレーション結果である。 本発明に係る双音さ型振動ジャイロセンサのシミュレーション結果である。 第2の実施形態に係わる双音さ型振動ジャイロセンサのX軸方向の加速度が加わった時の動作説明図である。 第2の実施形態に係わる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。 第3の実施形態に係わる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。 第4の実施形態に係わる双音さ型振動ジャイロセンサの平面外観図である。 Y軸周りの角速度によって発生するコリオリ力の説明図である。 Y軸検出モードの説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 双音さ型振動ジャイロセンサのZ軸方向の加速度が加わった時の動作説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第4の実施形態に係わる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。 第5の実施形態に係わる加速度成分を除去するための手段の回路ブロック図である。
符号の説明
1a、1b・・アーム部
2a、2b・・駆動電極
3・・駆動部
4、5・・双音さ支持部
6a、6b・・第1の検出電極
7・・第1の検出部
8a、8b・・第1の検出電極
9・・第2の検出部
10a、10b・・第1の引出電極
11・・第1の支持固定部
12a、12b・・第2の引出電極
13・・第2の支持固定部
50・・加速度除去回路
51・・第1のフィルタ回路
52・・第2のフィルタ回路
53・・第1の差動回路
60・・加速度除去回路
63・・第1の符号反転回路
64・・第1の加算回路
70・・双音さ型振動ジャイロセンサ
71a、71b・・第1の出力電極パッド
72a、72b・・第2の出力電極パッド
73a、73b・・駆動入力電極パッド
74・・接地電極パッド
75・・モニタ電極パッド
80・・加速度除去回路
81・・第3のフィルタ回路
82・・第4のフィルタ回路
83・・第5のフィルタ回路
84・・第6のフィルタ回路
85・・第2の差動回路
86・・第3の差動回路
87・・第4の差動回路
90・・加速度除去回路
91・・第2の符号反転回路
92・・第3の符号反転回路
93・・第2の加算回路
94・・第3の加算回路
95・・第4の加算回路

Claims (8)

  1. 二本のアーム部と前記アーム部の表面に形成した駆動用電極と前記アーム部の両端を支持する第1、第2の双音さ支持部とが一体となった双音さ型振動ジャイロセンサと該双音さ型振動ジャイロセンサより出力される検出電圧から前記双音さ型振動ジャイロセンサに作用する直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための加速度除去手段とを備えたことを特徴とする角速度センサ。
  2. 前記加速度除去手段がX軸方向またはZ軸方向の直線加速度の少なくとも一方により発生する直線加速度成分を除去するためのものであることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. X軸方向の直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための前記加速度除去手段は少なくとも2個のフィルタ回路を備えたことを特徴とする請求項2に記載の角速度センサ。
  4. 前記加速度除去手段に少なくとも差動回路を備えたことを特徴とする請求項3に記載の角速度センサ。
  5. 前記加速度除去手段に少なくとも符号反転回路と加算回路とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の角速度センサ。
  6. Z軸方向の直線加速度により発生する直線加速度成分を除去するための前記加速度除去手段は少なくとも4個のフィルタ回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の角速度センサ。
  7. 前記加速度除去手段に少なくとも2個の差動回路を備えたことを特徴とする請求項6に記載の角速度センサ。
  8. 前記加速度除去手段に少なくとも2個の加算回路と2個の符号反転回路とを備えたことを特徴とする請求項6に記載の角速度センサ。

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