JP2005077119A - 複合容器のピンホール検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、紙とプラスチックフィルムからなる複合容器の製造工程で、真空・圧空成形する際に発生するプラスチックフィルムの微小なピンホールでも検出が可能で、検査時間も短くできる複合容器のピンホール検査方法を提供するものである。
【解決手段】ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置した放電用電極1とアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bのピンホール12を検出することを特徴とする複合容器のピンホール検査方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品包装用などに使用する複合容器のピンホール検査方法に関するものであり、さらに詳しくは、紙とプラスチックフィルムからなる複合容器を真空・圧空成形法による製造工程において、プラスチックフィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムの微小なピンホールを精度良く、短時間に検査する複合容器のピンホール検査方法に関するものである。
従来、食品包装などに使用する紙とプラスチックフィルムからなる複合容器やプラスチック成形容器などの空トレー容器のピンホール検査方法としては、真空チャンバー式のエアーリークテスターが使用されている。
このエアーリークテスターによるピンホール検査方法は、空トレー容器を真空チャンバー内に入れ、エアーを封入し、ピンホールが有る状態と無い状態の真空チャンバー内の圧力差を測定し、ピンホールの有無を検出する方法である。
しかしながら、この方法では、先ず、微小なピンホールの検出が困難で、直径100μm相当のピンホールの検出が限界と言われている。
また、エアーの封入時間、安定時間、検査時間が必要となり、1サイクルの時間が長く微小なピンホールの検出が必要な場合は、さらに検査時間を長くする必要がある。
また、検査能力をアップするためには、ヘッド数を増やす必要があり、大きな装置となり装置価格も高価となる。
さらに、ピンホール発生箇所により、検出精度が異なる可能性があり、検出が容易でない箇所としては、エアーが抜け難い箇所が挙げられ、例えば、紙とプラスチック複合容器の場合は、紙側の貼合わせ箇所などが考えられる。
以上のように、従来の真空チャンバー式のエアーリークテスターによる食品包装用などに使用される紙とプラスチックフィルムからなる複合容器やプラスチック成形容器などの空トレー容器のピンホール検査方法は、微小なピンホールの検出が困難で、検査時間が長く、装置も大きくなり、装置価格も高価になるので実用的でないのが現状である。
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、紙とプラスチックフィルムからなる複合容器の製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、微小なピンホールでも検出が可能で、検査時間も短く、装置もコンパクトで安価な複合容器のピンホール検査方法を提供するものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルム11を加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルム11のピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置
した放電用電極1とアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bのピンホール12を検出することを特徴とする複合容器のピンホール検査方法である。
本発明は、紙とプラスチックフィルムからなる複合容器の製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置を構成している大気中に設置した放電用電極とアース電極の間に紙とプラスチックフィルムを真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器をセットし、高周波・高電圧電源により、前記電極と前記電極の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器により、該複合容器の微小ピンホールの検出が可能で、検査時間も短く、装置もコンパクトで安価な複合容器のピンホール検査方法を提供するものである。
次に、本発明に係る複合容器のピンホール検査方法の実施の形態を図1から図2に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る複合容器Bのピンホール検査方法を説明する側断面図であり、図2は、本発明に係る複合容器Bの構成を示す側断面図である。
本発明に係る複合容器Bのピンホール検査方法は、図1に示すように、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ又はプレートからなる放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させて、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bのピンホール12を検出する仕組みになっている。
前記電極1は、銅、真鍮、銀などの金属や導電性物質からできており、形状は平形ブラシ、またはプレート状になっているが、複合容器Bの外面にそってあてることができれば特に形状は制約されるものではない。
前記アース電極2は、複合容器Bの形状に合わせた金型を使用することが好ましく、該複合容器Bを該金型にセットする。
該電極1から、放電電流を発生させるには、該両極間に高周波・高電圧を印加することが必要である。
先ず、電源3部内にて高周波を発生させ、高圧トランス部にて昇圧して、高周波・高電圧をつくり、この高周波・高電圧を該電極1とアース電極2の両極間に印加することにより、該電極1から、放電電流を発生させる。
放電とは、帯電体が電荷を失う現象であるが、コンデンサー(蓄電器)の両極を導線で結ぶと、電流が流れ、蓄えられていた電荷が失われる現象も放電であるが、普通放電と言うときは、絶縁体が強い電場のもとで絶縁性を失う現象をさし、特に絶縁体が気体の場合(気体放電)が注目される。
気体中に正負両電極を置いて、その間の電圧を徐々に上げていくと、はじめは宇宙線や自然放射能など電離作用によって生じた少数の電子やイオンによる極めて微弱な電流(暗電流)が流れるが、この状態からさらに電圧を上げていくと、電子の衝突による気体原子の電離が起こる。
すなわち、はじめに存在した電子は電場によって加速され、気体分子に衝突して、気体原子に束縛されている電子をたたき出す。
この過程が次々に繰り返され、はじめはわずか数個であった電子の数はねずみ算的に増加し、電子なだれ現象を起こして電流は急激に増大する。
電極間に絶縁物があると、その表面に沿って樹枝状のコロナ放電である沿面放電が発生する。
すなわち、コロナ放電は、金属板の電極に針状の電極を対向させて配置したときに、その電極間に電圧を加えていくと、ある電圧(コロナ臨界電圧)で針先付近から淡い光を発しながら微弱な放電電流が流れ出す現象である。
次に、図2に示すように、複合容器Bは、紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形して作製する。
紙10としては、木材などの植物原料を化学的または機械的に処理してセルロースを取り出した状態のパルプで製造した白板紙であるマニラボール、白ボールなどを使用することができる。
次に、プラスチックフィルム11としては、化学的、物理的、機械的に満足されれば、特に種類に制約はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、その他などの各種の樹脂からなる該フィルムであり、該フィルムを被包装体である内容物によって任意に選択して使用することができる。
このような紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bを作製する。
該真空・圧空成形法は、プラスチックフィルム11を加熱し、軟化させてから、雄金型又は雌金型のいずれか一方を使用し、真空吸引、又は圧縮空気を使用して該金型と密着させ冷却した後、成形品を取り出す方法である。
金型は、雄型か雌型のいずれか一方のみで良く、金型の材質としては、アルミニウム合金、亜鉛合金、真鍮などの柔らかい導電性のある非鉄金属が主として使用できる。
該複合容器Bは、紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形して作製するが、該紙10と該プラスチックフィルム11の接着強度を保持するために、あらかじめ紙10又はプラスチックフィルム11のいずれかの片面に易処理性樹脂やヒートシールラッカーなどをコートしておくことが好ましい。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製
造工程で、該フィルム11を加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ又はプレートからなる放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を検出することが可能になる。
この際、外面にある紙10の静電容量としては、無視できるレベルなので、該容器の紙の貼り合せ部の検出精度の低下は見られない。
また、検査時間も非常に短くなり、瞬時の測定が可能になり、装置もコンパクトで安価な複合容器のピンホール検査方法を提供することができる。
図1に示すように、真鍮製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状のアルミニウム合金製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、ヒートシールラッカーをコートした坪量320g/m2の白板紙と厚み200μmのポリプロピレンフィルム(PP)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(ヒートシールラッカー層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにして逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に5kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流が発生し、検出回路に設けた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
図1に示すように、銅製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の真鍮製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、坪量320g/m2の白板紙と易接着性処理(ポリエステル樹脂をコート)した厚みが200μmの東洋紡績株式会社製で商品名「バイロン」グレードのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(易接着性処理層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにし
て逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に5kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流が発生し、検出回路に設けた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
図1に示すように、真鍮製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状のアルミニウム合金製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、ヒートシールラッカーをコートした坪量320g/m2の白板紙と厚み200μmのポリプロピレンフィルム(PP)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(ヒートシールラッカー層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにして逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に10kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流が発生し、検出回路に設けた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
図1に示すように、銅製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の真鍮製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、坪量320g/m2の白板紙と易接着性処理(ポリエステル樹脂をコート)した厚みが200μmの東洋紡績株式会社製で商品名「バイロン」グレードのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(易接着性処理層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにして逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に10kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流が発生し、検出回路に設けた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
図1に示すように、真鍮製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状のアルミニウム合金製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、ヒートシールラッカーをコートした坪量320g/m2の白板紙と厚み200μmのポリプロピレンフィルム(PP)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(ヒートシールラッカー層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにして逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に15kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流が発生し、検出回路に設けた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
図1に示すように、銅製ブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の真鍮製金型からなるアース電極2の間に高周波・高電圧電源3を設けた。
図2に示すように、坪量320g/m2の白板紙と易接着性処理(ポリエステル樹脂をコート)した厚みが200μmの東洋紡績株式会社製で商品名「バイロン」グレードのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)11を真空・圧空成形法により、同時成形してトレー状の複合容器Bを作製した(易接着性処理層は図示せず)。
該複合容器Bの側面に10μmのピンホール12を設けた後、該複合容器Bを逆さにして逆トレー形状の金型からなるアース電極2にセットした。
次に、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に15kVの高電圧を印加したところ、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、前記ピンホール12を0.1秒以下で検出ができた。
以上のように、本発明は、紙10とプラスチックフィルム11からなる複合容器Bの製造工程で、該フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置Aを構成している大気中に設置したブラシ形状の放電用電極1と逆トレー形状の金型からなるアース電極2の間に紙10とプラスチックフィルム11を真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器Bをセットし、高周波・高電圧電源3により、前記電極1と前記電極2の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器4により、該複合容器Bを構成しているプラスチックフィルム11の微小なピンホール12を瞬時に検出することができた。
本発明に係る複合容器のピンホール検査方法を説明する側断面図である。 本発明に係る複合容器の構成を示す側断面図である。
符号の説明
A・・・ピンホール検査装置
B・・・複合容器
1・・・放電用電極
2・・・アース電極
3・・・高周波・高電圧電源
4・・・検出器
10・・・紙
11・・・プラスチックフィルム
12・・・ピンホール

Claims (1)

  1. 紙とプラスチックフィルムからなる複合容器の製造工程で、フィルムを加熱後、真空・圧空成形する際に発生する可能性のあるプラスチックフィルムのピンホール検査方法において、ピンホール検査装置を構成している大気中に設置した放電用電極とアース電極の間に紙とプラスチックフィルムを真空・圧空成形法により、同時成形した複合容器をセットし、高周波・高電圧電源により、前記放電用電極と前記アース電極の間に高周波・高電圧を印加し、該両極間に放電電流を発生させ、検出回路に設けられた検出器により、該複合容器のピンホールを検出することを特徴とする複合容器のピンホール検査方法。
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