JP2005077040A - オゾン含有氷の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

オゾン含有氷の製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 オゾン含有氷中へのオゾンの封入率が高く、オゾンの気泡が均一に分散しているオゾン含有氷の製造方法及びその製造装置を提供する。
【解決手段】 一方側に開閉可能な密閉蓋12を備えた筒状容器14を有し、筒状容器14の一方側又は他方側にはポンプ16によって供給されるオゾンが溶解しているオゾン水の注入口18を有し、しかも、直立状態で配置される筒状容器14の上部には、内部の気体の放出が可能でかつ外部からオゾン又は酸素の注入が可能な注排気口20を備え、筒状容器14に注入したオゾン水を加圧状態で冷却して凍らせ、その過程で発生するオゾンを含む気泡を微細化した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生鮮食料品、例えば鮮魚、野菜等の冷蔵に使用するオゾン含有氷の製造方法及びその製造装置に関する。
オゾンは強い酸化力により、殺菌、消毒、及び消臭効果を有し、また、時間の経過と共に酸素に分解して無害になる性質を有するため、生鮮食料品の保存や水の浄化等に有効である。しかし、オゾンは酸素に分解し易く長時間保存できない。そこで、オゾンを高濃度に溶解させたオゾン水を冷却して凍らせ、オゾン含有氷を製造していた。
例えば、特許文献1では、オゾン水をオゾンに対して非反応性の合成樹脂製の袋に封入し、袋のまま急速冷凍して、オゾン含有氷を製造するオゾン含有氷の製造方法が開示されている。
また、特許文献2では、オゾンを含む水を製造するオゾン水製造装置と、このオゾン水製造装置により製造したオゾン水を注水管を介して樹脂製容器に注水すると共に、樹脂製容器の注水口を密閉するオゾン水包装装置と、このオゾン水包装装置によりオゾン水を収容、密閉した包装体を液体冷媒中に浸漬し、順次搬送し樹脂製容器内のオゾン水を製氷する製氷装置とを備えたオゾン含有氷製造装置が開示されている。
更に、特許文献3では、オーガーを有する冷凍シリンダ内に、オゾン水を注入して凍らせ、冷凍シリンダの内壁に生成したオゾン含有氷をオーガーによって削氷するオゾン含有氷製造装置が開示されている。
また、特許文献4では、オゾン水を0℃以下に冷却した平滑部材の表面に接触させ、オゾン含有氷を生成させ、これを強制的にかきとって小砕片状又は箔片状の氷片とし、この氷片と水又はオゾン水との混合物を冷却してブロック状のオゾン含有氷を得るオゾン含有氷の製造方法が開示されている。
特公平8−27111号公報 特開2000−39239号公報 特開平9−105570号公報 特開平10−267476号公報
しかしながら、前記従来のオゾン含有氷の製造方法は未だ解決すべき以下のような問題があった。
特許文献1及び特許文献2の発明では、オゾン水を容器に入れ、これを冷媒中で冷却してオゾン含有氷とするので、装置が複雑で大型化し、オゾン氷の作成に手間がかかるという問題があった。
また、特許文献3及び特許文献4の発明では、オゾン水を冷却してオゾン含有氷とし、これを削り取って氷片とし、更に、これをブロック状のオゾン含有氷とするので、手間がかかると共に、冷却過程において生成するオゾンの気泡がオゾン水から大気中に放出して、オゾン含有氷中に封入されるオゾンが少なくなるという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、オゾン含有氷中へのオゾンの封入率が高く、オゾンの気泡が均一に分散しているオゾン含有氷の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るオゾン含有氷の製造方法は、一方に密閉蓋を備えた筒状容器に、オゾンが溶解又は浮遊しているオゾン水を注入し、該筒状容器に注入した前記オゾン水を加圧状態で冷却して凍らせ、その過程で発生するオゾンを含む気泡を微細化している。
第2の発明に係るオゾン含有氷の製造方法は、第1の発明に係るオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水は、オゾンが飽和又は飽和に近い状態で溶解している。
第3の発明に係るオゾン含有氷の製造方法は、第1及び第2の発明に係るオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水の加圧は、オゾン又は酸素を溶解した水、酸素及びオゾンの少なくとも1の強制注入によって行う。
第4の発明に係るオゾン含有氷の製造方法は、第1〜第3の発明に係るオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水の加圧は、0を超え10kgf/cm2 以下、好ましくは1〜9kgf/cm2 、更に好ましくは5〜7kgf/cm2 で行う。ここで、オゾン水を加圧しないとオゾン水へのオゾンの溶解度を増すことができず、また、オゾン水の加圧が10kgf/cm2 を超えると、耐圧性の装置が必要となり、また、オゾン水へのオゾンの溶解度があまり増加しない。
第5の発明に係るオゾン含有氷の製造方法は、第1〜第4の発明に係るオゾン含有氷の製造方法において、前記筒状容器の上部から冷却し、該筒状容器の上部の前記オゾン水を凍らせる。
前記目的に沿う第6の発明に係るオゾン含有氷の製造装置は、一方側に開閉可能な密閉蓋を備えた筒状容器を有し、該筒状容器の一方側又は他方側にはポンプによって供給されるオゾン水の注入口を有し、しかも、直立状態で配置される前記筒状容器の上部には、内部の気体の放出が可能でかつ外部からオゾン又は酸素の注入が可能な注排気口を備えている。
ここで、筒状容器は、他方側から一方側(密閉蓋が設けられた側)に拡幅させると、生成したオゾン含有氷を取り出し易いので好ましい。
また、筒状容器の周囲には上下に複数の冷却部を備え、上部の冷却部で上部のオゾン水を冷却した後、下部の冷却部で下部のオゾン水を冷却すると、上部の冷却部によって形成されたオゾン含有氷によって、筒状容器の下部のオゾン水がオゾン含有氷となる際に、オゾン含有氷外へのオゾンの放出を防止し、更に、下部の冷却部によってオゾン水を凍らせることができ、析出したオゾンを、オゾン水の上部に閉じこめることができ、オゾンをより多く封入できるので好ましい。
第7の発明に係るオゾン含有氷の製造装置は、第6の発明に係るオゾン含有氷の製造装置において、前記筒状容器の断面は円形又は長方形である。
第1〜第5の発明に係るオゾン含有氷の製造方法においては、一方に密閉蓋を備えた筒状容器に、オゾンが溶解又は浮遊しているオゾン水を注入し、筒状容器に注入したオゾン水を加圧状態で冷却して凍らせ、その過程で発生するオゾンを含む気泡を微細化しているので、冷却によって生成したオゾン含有氷中にオゾンを含む気泡を圧縮して封入でき、オゾン含有氷が溶解する際にオゾンを放出して、殺菌、消毒、及び脱臭ができる。
オゾンは水にあまり溶けないが、ヘンリーの法則から、一定の温度で一定量の液体に溶解する気体の質量は、その気体の圧力(分圧)に比例する、つまり、加圧によってオゾンの水への溶解度が増加する。従って、オゾン水を加圧することによって、オゾン水中のオゾンの溶解度を高めることができる。更に、オゾン水の冷却によっても、オゾンの溶解度を高くすることができる。
また、オゾン水(液体)からオゾン含有氷(固体)となる際に、オゾンの溶解度が減少し、オゾン水(固液界面)からオゾンが析出(気体の粒子が発生)するが、加圧により析出したオゾンの体積が減少し(気体の状態方程式V=nRT/Pによる。なお、Vは体積、nは気体のモル数、Rは気体定数、Tは温度、Pは圧力を示す)、オゾンを含む気泡の体積が小さくなると共に、オゾンを含む気泡の圧力は高くなる。更に、オゾン水が加圧されて、オゾンが析出し難くなる。なお、固液界面から析出したオゾンは、オゾン水の加圧によってオゾン水の溶解度が増しているので、再びオゾン水中に溶解することもできる。
オゾン水が凍る際には、その体積が増加して、筒状容器内の圧力が上昇するので、更にオゾン水の圧力が増し、オゾンの溶解度が増加して、固液界面から析出したオゾンを再びオゾン水に溶解させることができる。
また、オゾン含有氷中に生成するオゾンを含む気泡は小さいので、オゾン含有氷に取り込まれ易く、オゾン含有氷中に均一に分布し、オゾン含有氷の溶解によって、徐々にオゾンを放出できる。従って、長時間に渡って、オゾンを均一に放出することができる。このように、オゾン含有氷中へのオゾンの封入率が高く、オゾンの気泡が均一に分散しているオゾン含有氷を製造することができる。
第2の発明に係るオゾン含有氷の製造方法においては、オゾン水は、オゾンが飽和又は飽和に近い状態で溶解しているので、オゾン含有氷中のオゾンの封入量を多くすることができる。
第3の発明に係るオゾン含有氷の製造方法においては、オゾン水の加圧は、オゾン又は酸素を溶解した水、酸素及びオゾンの少なくとも1の強制注入によって行うので、オゾン水の圧力を高め、オゾンの溶解度を高めることができる。
第4の発明に係るオゾン含有氷の製造方法においては、オゾン水の加圧は、0を超え10kgf/cm2 以下、好ましくは1〜9kgf/cm2 、更に好ましくは5〜7kgf/cm2 で行うので、より多くのオゾンをオゾン含有氷中に封入することができる。
第5の発明に係るオゾン含有氷の製造方法においては、筒状容器の上部から冷却し、筒状容器の上部のオゾン水を凍らせるので、オゾン水からオゾン含有氷となる際に、オゾン水の上部に形成したオゾン含有氷によって、固液界面から析出したオゾンが、オゾン含有氷外へ放出するのを防止でき、オゾンをより多く封入できる。また、氷の蓋によって、オゾン水からオゾン含有氷となる際に、氷の自己膨張を利用でき、この自己膨張によるオゾン水の圧力上昇によって、オゾンの溶解度を高めることができる。
第6及び第7の発明に係るオゾン含有氷の製造装置においては、一方側に開閉可能な密閉蓋を備えた筒状容器を有し、筒状容器の一方側又は他方側にはポンプによって供給されるオゾン水の注入口を有し、しかも、直立状態で配置される筒状容器の上部には、内部の気体の放出が可能でかつ外部からオゾン又は酸素の注入が可能な注排気口を備えたので、筒状容器内のオゾン水を加圧状態で冷却して凍らせることにより、その過程で発生するオゾンを含む気泡を微細化したオゾン含有氷を製造できる。また、オゾン水を圧縮して、オゾン水中のオゾンの溶解度を高めて、オゾン水を冷却してオゾン含有氷を製造することにより、オゾン含有氷中へのオゾンの封入率を高く、また、オゾンの気泡を均一に分散させることができる。
オゾン水の加圧を、オゾン水の注入口からのオゾン水、あるいは、注排気口からのオゾン又は酸素の注入によって行うことができるので、オゾン含有氷が窒素酸化物等で汚染されない。また、注排気口が筒状容器の上部に設けられているので、気体を外部へ排出し易い。
第7の発明に係るオゾン含有氷の製造装置においては、筒状容器の断面は、円形又は長方形であるので、筒状容器の断面を円形とした場合には、オゾン含有氷が生成する際に、氷の成長方向が円の中心方向となり、氷の成長と共に固液界面の面積が小さくなるので、製氷速度が低下し難くなり、また、筒状容器の断面を長方形とした場合には、製造したオゾン含有氷を並べ易く、取り扱い易い。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造装置の説明図、図2は同オゾン含有氷の製造装置を使用したオゾン含有氷の製造方法の説明図、図3はオゾン水の圧力とオゾン含有氷中のオゾンの濃度を示すグラフ、図4(A)は本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造装置で製造したオゾン含有氷のガス形状を示す説明図、(B)は従来例に係るオゾン含有氷の製造装置で製造したオゾン含有氷のガス形状を示す説明図である。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造装置10について説明する。
図1に示すように、オゾン含有氷の製造装置10は、直立状態で配置され、下部から上部に拡幅する断面長方形(断面正方形でもよい)の筒状の容器本体11と、容器本体11の上部に開閉可能に取付けられる密閉蓋12と、容器本体11の下部に設けられた底板13とを備えた筒状容器14を有している。なお、筒状容器14は、断面円形であってもよい。
筒状容器14は耐圧性を有し、筒状容器14内のオゾン水が、例えば、10kgf/cm2 の圧力を受けた場合、また、オゾン水の冷却によりオゾン含有氷が生成されて体積が増加した場合でも、筒状容器14が変形しないようになっている。
また、筒状容器14の底板13には、オゾン水の注入口18が設けられ、注入口18はポンプ16が途中に設けられた給水管17を介してオゾン水を貯留した貯水槽15に連通している。これにより、筒状容器14内には、ポンプ16によって、貯水槽15からオゾン水が供給される。
なお、貯水槽15には、図示しないオゾン供給装置からオゾンが供給され、予め貯水槽15に貯留されている水にオゾンを曝気して、オゾンを飽和又は飽和に近い状態で溶解させたオゾン水を製造している。また、このオゾン水は、オゾンの気泡が浮遊した状態であってもよい。更に、貯水槽15には、オゾン水を冷却可能な図示しない冷却装置が備えられている。また、給水管17には、筒状容器14に供給するオゾン水の圧力を測定する水圧計19が取付けられている。
筒状容器14の密閉蓋12には、筒状容器14内の気体の放出が可能で、かつ、外部から酸素(オゾンを注入することもできる)の注入が可能な注排気口20を備えている。注排気口20には、ガス供給管21を介してバルブ22付の酸素ボンベ23が接続されている。また、ガス供給管21には、ガス供給管21内の酸素の圧力を測定する圧力計24が取付けられている。
ガス供給管21には、筒状容器14内にオゾン水を供給した際に筒状容器14内の気体(例えば、空気)を外部に放出する図示しない放出口が設けられている。なお、筒状容器14への酸素の供給によって、筒状容器14内のオゾン水は10kgf/cm2 まで加圧可能となっている。
また、容器本体11の周囲には、冷却部25が備えられている。冷却部25は、容器本体11の外周面に沿って環状に形成され、冷凍機27によって冷却された冷媒が供給されている。
ここで、冷却部25には、冷凍機27に接続された冷媒配管29、30がそれぞれ上部及び下部に取付けられている。冷凍機27で冷却された冷媒は、上部の冷媒配管29を介して冷却部25の上部に供給され、更に、冷却部25の下部から冷媒配管30を介して冷凍機27に送られ、容器本体11の上部からオゾン水を冷却可能としている。このようにして、冷媒は冷却部25に循環供給されている。
次に、オゾン含有氷の製造装置10を使用した本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造方法について説明する。
まず、筒状容器14の底板13のオゾン水の注入口18から、貯水槽15で製造したオゾン水をポンプ16を駆動して筒状容器14内に供給する。筒状容器14内の気体(空気)は、注排気口20及びガス供給管21に設けられた放出口を介して外部に放出される。オゾン水は、水圧計19の値、つまり、筒状容器14内の圧力が、例えば、3kgf/cm2 となるまで供給する。
次に、バルブ22を開け、筒状容器14の密閉蓋12の注排気口20から、酸素ボンベ23内の酸素をガス供給管21を介して筒状容器14内に供給し、筒状容器14内の圧力を0を超え10kgf/cm2 以下、例えば、7kgf/cm2 となるように調整する。なお、酸素の供給によって、筒状容器14内上部には、酸素の層ができる。
なお、密閉蓋12を開けて、筒状容器14に注入口18からオゾン水を供給した後、密閉蓋12を閉め、ポンプ16による貯水槽15からのオゾン水の供給、また、酸素ボンベ23からの酸素供給により筒状容器14内のオゾン水を加圧してもよい。
ここで、筒状容器14内のオゾン水は加圧により、ヘンリーの法則から、水への溶解度が増加する。従って、オゾン水を予め加圧することによって、オゾン水中のオゾンの溶解度を高めることができる。これによって、オゾン水が冷却されてオゾン含有氷となる際に、固液界面からオゾン水中にオゾンが析出しても、析出したオゾンを再びオゾン水に溶解させることができる。なお、オゾン水が加圧されているので、オゾン水中のオゾンが、気体として固液界面から析出し難くなっている。
更に、オゾン水の冷却によって、水へのオゾンの溶解度を高くすることができるので、貯水槽15内を図示しない冷却装置によって冷却し、貯水槽15内に貯留した水を低温にして、図示しないオゾン供給装置からオゾンを供給して曝気し、高濃度にオゾンが溶解しているオゾン水を製造することが好ましい。
更に、冷却部25に、冷凍機27から冷媒配管29を介して、冷媒を供給する。図2に示すように、冷媒配管29から冷却部25の上部に供給された冷媒によって、まず、容器本体11内上部のオゾン水が冷却されて氷となり、オゾン含有氷の蓋ができる。オゾン水が冷却され氷となる際には、オゾンの溶解度が減少し、オゾンが飽和又は飽和に近い状態で溶解しているオゾン水からオゾンが気体となって固液界面に析出する。
この気体(気泡)は、オゾン水の加圧によって、直径が小さくなり微細化され、オゾン水中を上昇しないので、固液界面に留まり、更に、気体の周囲のオゾン水が冷却されて氷となる際に、オゾン含有氷中に封入される。また、オゾンを含む気体がオゾン水中を上昇しても、オゾン水の上部には、氷の蓋ができているため、オゾン水中を上昇する気泡はオゾン氷中に封入される。
更に、冷却部25に供給された冷媒よって、容器本体11内下部のオゾン水も冷却されて、オゾン含有氷が製造される。オゾン水からオゾン含有氷となる際には体積増加が起こり、この自己膨張によって、オゾン水の圧力が更に増す。オゾン水からオゾン含有氷となる際に、オゾン含有氷から析出したオゾンは、オゾン水中で加圧により体積が減少し(気体の状態方程式V=nRT/Pによる)、気泡が小さくなると共に、気泡の圧力は高くなる。
オゾン含有氷の製造後、密閉蓋12を開け、ポンプ16を駆動して筒状容器14内にオゾン水を注入して、オゾン含有氷を筒状容器14から押し出して取り出す。ここで、容器本体11は、下部(底板13側)から上部(密閉蓋12側)に拡幅しているので、オゾン含有氷が取り出し易くなっている。なお、筒状容器は、拡幅しない管状の容器であってもよい。また、密閉蓋を容器本体の底部に設け、酸素ボンベからの酸素の供給によって、生成したオゾン含有氷を容器本体から押し出して取り出してもよい。
このようにして製造したオゾン含有氷が溶解する際には、圧縮されたオゾンが放出し、オゾンによる殺菌、消毒、及び脱臭ができる。また、オゾン含有氷中に生成するオゾンを含む気泡の分布が均一になっているので、オゾン含有氷の溶解によって徐々にオゾンを放出できる。従って、長時間に渡って、オゾンを均一に放出することができる。
図3に示すように、オゾン含有氷の製造装置を使用して、オゾン水に加える圧力を0、1、3、7kgf/cm2 とした後、冷却してそれぞれ製造したオゾン含有氷中のオゾン濃度を測定した。なお、筒状容器は、内径が23mmで長さが200mmの円柱形状のものを使用している。
用いたオゾン水は、6.18mg/L(15℃)のオゾンが溶解し、これを各圧力で−50℃に冷却して、直径が23mm、長さがおよそ200mm、体積が83.1cm3 の円柱形のオゾン含有氷を製造している。また、オゾン含有氷中のオゾン濃度は、ヨウ素滴定法(「オゾン発生装置におけるオゾン濃度測定指針」日本オゾン協会刊行)により測定した。
オゾン水の圧力が0kgf/cm2 では、オゾン含有氷中のオゾンの量は0.285mgであった。つまり、オゾン含有氷のオゾン濃度は、3.43mg/Lであり、初期のオゾン水のオゾン濃度(6.18mg/L)のおよそ56%のオゾンが封入されている。また、7kgf/cm2 の圧力では、オゾン含有氷中のオゾンの量は0.445mgであった。つまり、オゾン含有氷中のオゾン濃度は、5.37mg/Lであり、オゾン水のオゾン濃度のおよそ87%のオゾンが封入されている。オゾン水の加圧によって、オゾン含有氷中のオゾンの封入率が増加している。
また、図4(A)に示すように、オゾン水の加圧を1kgf/cm2 として製造したオゾン含有氷33は、オゾンを含む気泡34が微細化して均一となっている。ここで、これらの気泡34は圧縮されているので、オゾン含有氷33が溶解する際には、オゾンが勢いよく放出され、広範囲に渡ってオゾンによる殺菌、消毒、及び脱臭ができる。また、オゾン含有氷33中のオゾンが均一に分布しているので、徐々にオゾンを放出できる。従って、長時間に渡って、オゾンを均一に放出することができる。
図4(B)に示すように、圧力をかけずに製造したオゾン含有氷35は、大きな気泡36が点在している。これらの気泡36は圧縮されず、オゾン含有氷35中のオゾンが不均一に分布しているので、オゾン含有氷35が溶解する際に、一定量のオゾンが放出されない。
本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記した実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明のオゾン含有氷の製造方法及びその製造装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、前記実施の形態のオゾン含有氷の製造装置において、酸素又はオゾン水の強制注入によって筒状容器内のオゾン水を加圧したが、オゾン又は酸素を溶解した水、酸素及びオゾンの少なくとも1の強制注入によって行えばよい。従って、筒状容器に酸素又はオゾンの強制注入を行う装置を設けず、オゾン水を筒状容器に供給した後、更にオゾン水が所定圧力となるようにポンプでオゾン水を筒状容器に供給して加圧してもよい。また、オゾン水を筒状容器の下部の底板から供給したが、上部から供給してもよい。
また、密閉蓋を筒状容器の上部に設けたが、筒状容器の下部に設けてもよく、この場合、容器本体は、上部から下部に拡幅させ、オゾン含有氷を取り出し易くするとよい。更に、オゾン含有氷を取り出す際には、筒状容器の密閉蓋とは反対側からオゾン含有氷を押し出すように酸素ボンベから酸素を供給すればよい。
また、筒状容器には、冷却部を1つ設けたが、上下に2つ以上の冷却部を設けてもよく、上部に設けた冷却部から順に筒状容器を冷却することによって、オゾン含有氷中のオゾンを含む気泡をより均一に分布させることができる。更に、容器の形状や断面形状もこの限りではなく、断面形状が楕円形、三角形、五角形以上の多角形でもよく、柱状、錐状、錐台状であってもよい。
また、オゾン水を供給する給水管にリリーフ、アキュムレータ、安全弁等を設けてもよい。更に、製造したオゾン含有氷を容器本体外に押し出す際に、オゾン含有氷を容器本体から任意の高さ突出させ、この突出部分を切断するカッターを容器本体上方に設けてもよい。また、製造したオゾン含有氷を、破砕する装置を設けてもよい。オゾン含有氷を破砕すると、表面積が大きくなり、より多くのオゾンを放出することができる。
また、前記実施の形態のオゾン含有氷の製造装置において、オゾン水を冷却してオゾン含有氷を製造したが、オゾンの代わりのガス、例えば、二酸化炭素、酸素等を含有させた氷を製造することもできる。
ここで、二酸化炭素を含有した氷(二酸化炭素含有氷)は、オゾン含有氷の製造装置に、二酸化炭素を溶解又は浮遊させた水(二酸化炭素水)を供給して、二酸化炭素水又は二酸化炭素の少なくとも1の強制注入によって加圧した後、冷却して二酸化炭素含有氷を製造する。二酸化炭素含有氷は、水中、例えば、水割り等に入れた際に、水中で音を出して弾け、清涼感を味わうことができる。
また、酸素を含有した氷(酸素含有氷)は、オゾン含有氷の製造装置に、酸素を溶解又は浮遊させた水(酸素水)を供給して、酸素水又は酸素の少なくとも1の強制注入によって加圧した後、冷却して酸素含有氷を製造する。酸素含有氷は、池等に酸素を供給することができる。
本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造装置の説明図である。 同オゾン含有氷の製造装置を使用したオゾン含有氷の製造方法の説明図である。 オゾン水の圧力とオゾン含有氷中のオゾンの濃度を示すグラフである。 (A)は本発明の一実施の形態に係るオゾン含有氷の製造装置で製造したオゾン含有氷のガス形状を示す説明図、(B)は従来例に係るオゾン含有氷の製造装置で製造したオゾン含有氷のガス形状を示す説明図である。
符号の説明
10:オゾン含有氷の製造装置、11:容器本体、12:密閉蓋、13:底板、14:筒状容器、15:貯水槽、16:ポンプ、17:給水管、18:注入口、19:水圧計、20:注排気口、21:ガス供給管、22:バルブ、23:酸素ボンベ、24:圧力計、25:冷却部、27:冷凍機、29、30:冷媒配管、33:オゾン含有氷、34:気泡、35:オゾン含有氷、36:気泡

Claims (7)

  1. 一方に密閉蓋を備えた筒状容器に、オゾンが溶解又は浮遊しているオゾン水を注入し、該筒状容器に注入した前記オゾン水を加圧状態で冷却して凍らせ、その過程で発生するオゾンを含む気泡を微細化したことを特徴とするオゾン含有氷の製造方法。
  2. 請求項1記載のオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水は、オゾンが飽和又は飽和に近い状態で溶解していることを特徴とするオゾン含有氷の製造方法。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水の加圧は、オゾン又は酸素を溶解した水、酸素及びオゾンの少なくとも1の強制注入によって行うことを特徴とするオゾン含有氷の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のオゾン含有氷の製造方法において、前記オゾン水の加圧は、0を超え10kgf/cm2 以下、好ましくは1〜9kgf/cm2 、更に好ましくは5〜7kgf/cm2 で行うことを特徴とするオゾン含有氷の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のオゾン含有氷の製造方法において、前記筒状容器の上部から冷却し、該筒状容器の上部の前記オゾン水を凍らせることを特徴とするオゾン含有氷の製造方法。
  6. 一方側に開閉可能な密閉蓋を備えた筒状容器を有し、該筒状容器の一方側又は他方側にはポンプによって供給されるオゾン水の注入口を有し、しかも、直立状態で配置される前記筒状容器の上部には、内部の気体の放出が可能でかつ外部からオゾン又は酸素の注入が可能な注排気口を備えたことを特徴とするオゾン含有氷の製造装置。
  7. 請求項6記載のオゾン含有氷の製造装置において、前記筒状容器の断面は円形又は長方形であることを特徴とするオゾン含有氷の製造装置。
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