JP2005076596A - 燃料温度推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度センサを高圧ポンプに設けることなしに高圧ポンプ入口の燃料温度を推定できるようにすること。
【解決手段】 始動時冷却水温データD3と冷却水の温度を示す第3検出信号K3に従い、始動時水温とそのときの水温と高圧ポンプ3の入口の燃料温度との関係を示すマップデータに従い、マップ演算部51で温度データD6を演算する。温度データD6を補正演算部52において吸気の温度を示す第2検出信号K2及び燃料タンク5内の燃料の残量を示す第1検出信号K1とにより補正し、高圧ポンプ3の入口における燃料の推定温度を示す燃料温度データD1を出力する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ディーゼル機関用燃料噴射装置の高圧燃料ポンプの入口における燃料の温度を推定するための燃料温度推定装置に関する。
ディーゼル機関に供給される燃料の温度は、機関の運転状態、気温その他の様々な要因によって変化する。例えば、車両用のディーゼル機関の場合、車両が高速で走行する等、ディーゼル機関の負荷が大きい場合にはその発熱量が増大し、この影響で燃料タンク内に蓄えられている燃料の温度は高くなり、一方、寒冷地を走行する場合などは燃料の温度は低くなる。
燃料の温度が変化すると燃料の体積が変化するので、燃料噴射制御系においては1回当たりの必要燃料噴射量の確保のため燃料温度に応じた補正が必要となるほか、燃料の粘度が変化することにより生じる燃料噴射制御等への影響を排除するための各種補正が必要となる。また、コモンレール式の燃料噴射装置を使用する場合にあっては、レール圧の脈動の周期を予想するためには正確な燃料温度を知る必要がある。
このような問題に対処するための技術として、特許文献1に、燃料タンク内の燃料の温度を推定するための装置が開示されている。ここでは、燃料タンク内の燃料の温度の上昇分と下降分とを別個に推定し、推定された燃料の上昇分と下降分とに基づいて現在の燃料温度を推定するようにした構成が開示されている。
特開2003−35215号公報
しかし、コモンレール式の燃料噴射装置の場合、燃料タンク内の燃料はフィートポンプによって高圧ポンプに送られ、ここで燃料が加圧されて高圧燃料とされコモンレールに供給される構成となっている。したがって、燃料タンク内の燃料が高圧ポンプの入口に達するまでに、様々な熱の影響を受けることとなり、燃料タンク内の燃料の温度と高圧ポンプの入口における燃料の温度とは異なるので、上記従来技術を採用しても燃料噴射を予定したように制御できなくなる虞がある。
この不具合を解決するため、高圧ポンプの入口部分に燃料の温度を検出するための温度センサを取り付ける構成が考えられるが、部品点数が増加してコストの上昇を招くという問題に加えて、センサの取り付けのためにレイアウトの自由度が損なわれるという問題が生じる。
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができる燃料温度推定装置を提供することにある。
本発明は、機関の冷却水温の上昇と燃料温度の上昇との間に相関があることに着目して成されたものであり、コモンレール式燃料噴射装置において、センサを用いることなく高圧ポンプの入口における燃料の温度を推定するため、ディーゼル機関の始動時水温及びディーゼル機関の作動中の冷却水温度から基本となる基本燃料温度を導き出し、吸気温度及び燃料タンク内の燃料の残量とに基づく補正を該基本燃料温度に加え、これにより高圧ポンプ入口における燃料温度を推定するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の高圧ポンプの入口における燃料の温度を推定するための燃料温度推定装置において、燃料タンク内の燃料の残量を検出するための燃料残量検出手段と、吸気温度を検出するための吸気温センサと、内燃機関の冷却水の温度を検出するための水温センサと、該水温センサからの出力に基づき前記内燃機関の始動時における前記冷却水の温度を得るための検知手段と、前記燃料残量検出手段と、水温センサと、検知手段とに応答し、前記冷却水の温度と前記高圧ポンプの入口の燃料の温度上昇との間の特性を示すマップデータに基づいて前記高圧ポンプの入口の燃料温度を演算するための第1演算手段と、該第1演算手段の演算結果を前記吸気温センサからの出力に基づいて補正して前記高圧ポンプの入口の燃料温度の推定値を得るための第1補正演算手段とを備えたことを特徴とする燃料温度推定装置が提案される。
請求項2の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の高圧ポンプの入口における燃料の温度を推定するための燃料温度推定装置において、燃料タンク内の燃料の残量を検出するための燃料残量検出手段と、吸気温度を検出するための吸気温センサと、内燃機関の冷却水の温度を検出するための水温センサと、該水温センサからの出力に基づき前記内燃機関の始動時における前記冷却水の温度を得るための検知手段と、前記水温センサと、検知手段とに応答し、前記冷却水の温度と前記高圧ポンプの入口の燃料の温度上昇との間の特性を示すマップデータに基づいて前記高圧ポンプの入口の燃料温度を演算するための第2演算手段と、該第2演算手段の演算結果を前記燃料残量検出手段及び吸気温センサからの出力に基づいて補正して前記高圧ポンプの入口の燃料温度の推定値を得るための第2補正演算手段とを備えたことを特徴とする燃料温度推定装置が提案される。
本発明によれば、高圧ポンプの入口に燃料温度の検出のためのセンサを設ける必要がないので、低コスト化を図ることができ、且つ装置のレイアウトの自由度を確保することができる。
本発明をディーゼル機関用のコモンレール式燃料噴射装置に適用した一実施形態につき説明する。図1は本発明を適用したコモンレール式燃料噴射装置の概略構成図である。燃料噴射装置1は、内燃機関車両のディーゼル機関(図示せず)に燃料を噴射供給するためのコモンレール式の内燃機関用燃料噴射装置であり、コモンレール2と、コモンレール2に高圧燃料を供給するための高圧ポンプ3と、コモンレール2内に蓄積された高圧燃料を図示しないディーゼル機関の各気筒へ噴射するための複数の燃料噴射弁4−1〜4−Nとを備えている。これらの燃料噴射弁4−1〜4−Nはそれぞれ噴射制御用の電磁弁V1〜VNを備えており、これらの電磁弁V1〜VNは、制御ユニット4から後述するようにして出力される開閉制御信号SV1〜SVNに応答して動作することによりそれぞれ独立して開閉制御され、対応する気筒内に高圧燃料が所要のタイミングにおいて所要量だけ噴射されるように構成されている。
高圧ポンプ3は、ディーゼル機関によって駆動される高圧ポンプ本体3Aと、フューエルメタリングユニット3Bと、インレット・アウトレットバルブ3Cとが一体に組み立てられて成っている。フューエルメタリングユニット3Bにはフィードポンプ6によって燃料タンク5内の燃料が供給されており、フューエルメタリングユニット3Bはフィードポンプ6から供給された燃料の供給量を調節し、インレット・アウトレットバルブ3Cは、フューエルメタリングユニット3Bから送られてきた燃料を高圧ポンプ3のプランジャ室(図示せず)に供給し、プランジャ室で高圧にされた燃料をフューエルメタリングユニット3Bに逆流することがないようにしてコモンレール2に供給する構成となっている。ここで、フューエルメタリングユニット3Bにおける燃料供給量の調節はフューエルメタリングユニット3B内に設けられた電磁弁3Dの開閉制御によって行われる。
電磁弁3Dは、コモンレール2内の燃料圧力がディーゼル機関のそのときの要求噴射量に従う圧力となるよう制御ユニット4からの駆動制御信号CSによって開閉制御される構成となっている。制御ユニット4には、コモンレール2内の実際の燃料圧力を検出する圧力センサ7からの実圧力信号PAが入力信号として入力されている。
図1において、8は燃料タンク5内の燃料の残量を検出するための燃料残量検出器、9はディーゼル機関への吸気の温度を検出するための吸気温センサ、10はディーゼル機関の冷却水の温度を検出するための水温センサ、11はディーゼル機関の回転数を検出するための回転センサである。燃料残量検出器8からは燃料タンク5内の燃料の残量を示す第1検出信号K1が出力され、吸気温センサ9からは吸気の温度を示す第2検出信号K2が出力され、水温センサ10からは冷却水の温度を示す第3検出信号K3が出力され、回転センサ11からはディーゼル機関の回転数を示す第4検出信号K4が出力される。第1〜第4検出信号K1〜K4は、制御ユニット4に入力されている。
制御ユニット4は、中央演算処理装置(CPU)4Aとメモリ4Bとを含んで成るマイクロコンピュータを用いて構成されている。制御ユニット4は、メモリ4B内に格納されている制御プログラムをCPU4Aにおいて実行し、コモンレール2のレール圧の制御、及び燃料噴射弁4−1〜4−Nからの燃料噴射量の制御を行う構成となっている。
図2は、制御ユニット4の機能ブロック図である。図2において、20は燃料温度推定部であり、高圧ポンプ3の入口の燃料温度を推定し、その推定結果を示す燃料温度データD1を出力する。30は燃料噴射量演算部であり、燃料温度データD1と第3検出信号K3を考慮し、燃料温度補正された燃料噴射量の最適制御値を演算し、その演算結果を示す噴射量データD2を出力する。40は駆動部で、噴射量データD2に基づきSV1〜SVNを出力する。燃料噴射量演算部30及び駆動部40は公知の構成のものであるから、その詳細構成についての説明は省略する。
燃料温度推定部20は、マップ演算部21と、吸気温度演算部22と、補正演算部23とから成っている。マップ演算部21には、第1検出信号K1、第3検出信号K3、及びディーゼル機関の始動時の冷却水温の温度を示す始動時冷却水温データD3が与えられており、推定用マップデータを用いて燃料温度を推定するためのマップ演算が実行される。
図3は、推定用マップデータを説明するためのグラフである。このグラフは、ディーゼル機関の始動時の冷却水温の温度がT1、T2、T3、T4の場合について、冷却水の温度(℃)の上昇と共に、高圧ポンプ3の入口の燃料温度(℃)がどのように上昇するのかを示すものである。これらの曲線は、燃料タンク5内の燃料の残量が満タン時の1/2の場合について示してある。燃料タンク5内の燃料の残量が空に近くなると、例えば符号Zで示す特性は符号ZEで示されるようになり、燃料タンク5内の燃料の残量が満タンに近い場合には符号Zで示す特性は符号ZFで示されるようになる。他の曲線V、X、Yについては示されていないが、同様である。
制御ユニット4のメモリ4B内には、図2に示した特性図に対応するデータが推定用マップデータとして格納されており、マップ演算部21において、第1検出信号K1、第3検出信号K3及び始動時冷却水温データD3に応答してマップ演算が実行される。すなわち、第1検出信号K1に基づき、冷却水の温度と高圧ポンプの燃料入口側の燃料温度との間の特性を補間演算により特定し、この補間演算により得られた特性に基づくマップデータを用いて、第3検出信号K3と始動時冷却水温データD3とからそのときの高圧ポンプ入口の燃料温度が演算される。この演算結果を示す温度データD4は補正演算部23に送られる。
吸気温度演算部22は、第2検出信号K2に基づいてそのときの吸気温度を示す吸気温データD5を演算出力し、吸気温データD5は補正演算部23に送られる。補正演算部23では温度データD4に対して、吸気温データD5により示される吸気温度に従う補正を加える演算を実行し、これにより得られたデータが、燃料温度データD1として出力される。
このように、燃料温度推定部20においては、高圧ポンプ3の入口における燃料の温度を、高圧ポンプ3の入口に温度センサを設けることなく演算により推定して燃料温度データD1を得ることができるので、センサの数を増加させることがなく、既存のセンサからの出力信号のデータ処理のみで済むので、コストの上昇を抑えることができる。また、センサの数を増加させないので、高圧ポンプ3の配置の自由度を低下させることもない。
図2の燃料温度推定部20の機能は、制御ユニット4において所定の推定演算プログラムを実行させることにより実現されている。
図4は、この推定演算プログラムを示すフローチャートである。図4のフローチャートについて説明すると、ステップS1で、第1検出信号K1に基づき、燃料タンク5内の燃料の残量を演算し、ステップS2で燃料の残量が中間値(タンク容量の1/2)より多いか否かを判別し、燃料の残量が中間値より多い場合にはステップS2の判別結果はYESとなり、ステップS3に入る。
ステップS3では、燃料の残量が中間値の場合の特性及び高い値の場合の特性(例えば特性ZとZF)を選択する。そして、ステップS4では、ステップS3で選択された2つの特性に基づき、補間演算を行い、ステップS1において得られた燃料の残量に対応するマップデータを得る。
一方、燃料の残量が中間値より少ない場合には、ステップS2の判別結果はNOとなり、ステップS5に入る。ステップS5では、燃料の残量が中間値の場合の特性及び低い場合の特性(例えば特性ZとZE)を選択する。そしてステップS4に入り、ここで、ステップS5で選択された2つの特性に基づき、補間演算を行い、ステップS1において得られた燃料の残量に対応するマップデータを得る。
ステップS6では、第3検出信号K3に基づき、ディーゼル機関の始動時における冷却水温の温度を記録し、その結果から始動時冷却水温データD3を得る。
ステップS7では、始動時冷却水温データD3に基づき、そのときの始動時冷却水温に近い2つの特性データを選択する。例えば始動時冷却水温がT2よりは高く、T3よりは低い場合、T2、T3に対応する2つの特性X、Yを選択する(図3参照)。
ステップS8では、ステップS7で選択された2つの特性に基づいて補間演算を行い、始動時冷却水温データD3に対応するマップデータを作成する。
ステップS9では、第3検出信号K3に基づき、その時の冷却水温度のデータを記録する。そして、ステップS10で、ステップS8、S9で得られたデータに基づき、そのときの高圧ポンプ3の入口の燃料温度をマップ演算し、温度データD4を得る。ステップS10で得られた温度データD4は、推定燃料温度のベースとなるデータである。
ステップS11では、第2検出信号K2に基づいて吸入空気の温度が演算される。この演算は、マップ演算との他公知の適宜の手段を用いることができる。
ステップS12では、吸気温度によりステップS10で得られた温度データD4を補正するためのマップに基づいて吸気温度補正演算が実行される。この吸気温度補正演算により、得られたデータを燃料温度データD1として出力し(ステップS13)、この推定演算プログラムの実行が終了する。
以上、図2〜図4に基づき、本発明における燃料温度推定装置の一実施形態について説明したが、本発明はこの一実施形態に限定されるものではない。
図5及び図6には、本発明における燃料温度推定装置の他の実施形態が示されている。
図5は、図1に示した制御ユニット4の他の構成例を示す機能ブロック図である。図5の各部のうち、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付し、それらについての説明を省略する。
燃料温度推定部50は、燃料温度推定部20に対応するもので、始動時冷却水温データD3と第3検出信号K3とに基づいて高圧ポンプ3の入口の燃料温度を推定するためのマップ演算を行うためのマップ演算部51を有している。マップ演算部51で用いられるマップデータは、図3に示した特性データに従うデータと同一である。マップ演算部51では、燃料タンク5の燃料の残量が中間値(満タン時の1/2)である場合につき、始動時冷却水温データD3と第3検出信号K3とに従って燃料温度を演算し、その結果を示す温度データD6を出力する。
温度データD6は、補正演算部52に送られる。補正演算部52は、第1検出信号K1に従って燃料の残量に従う補正を実行する燃料残量補正部53と、吸気温データD5に従って補正を実行する吸気温度補正部54とを有している。
燃料残量補正部53及び吸気温度補正部54は、それぞれ補正演算のためのマップデタを有しており、温度データD6は先ず燃料残量補正部53において第1検出信号K1に従って補正され、これにより得られたデータD7が吸気温度補正部54において吸気温データD5に従って補正される。これにより、吸気温度補正部54から燃料温度データD1が得られる構成となっている。
燃料残量補正部53及び吸気温度補正部54における補正のための演算は、基本的には、燃料温度推定部20における各補正と同様である。
図5の燃料温度推定部50の機能は、制御ユニット4において所定の推定演算プログラムを実行させることにより実現されている。
図6は、この推定演算プログラムを示すフローチャートである。図6のフローチャートについて説明すると、ステップS21で始動時冷却水温データD3の取得を行い、ステップS22で始動時冷却水温データD3に基づく特性選択を行う。そして、ステップS23で、ステップS22で選択された2つの特性に基づいて補間演算を行い、マップデータの作成を行う。ステップS24では、冷却水温度のデータを記録する。以上、説明したステップS21〜S24の処理は図4のステップS6〜S8にそれぞれ対応している。
ステップS25では、ステップS23、S24で得られたデータに基づき、そのときの高圧ポンプ3の入口の燃料温度をマップ演算し、温度データD6を得る。ステップS25で得られた温度データD6は、推定燃料温度のベースとなるデータである。
次のステップS26では、燃料タンク5内の燃料の残量を演算する。次のステップS27では、ステップS26で得られた燃料の残量による補正カーブに基づき補正値を選択する。そしてステップS28で、吸入空気の温度を演算し、ステップS29で吸入空気温度に基づく補正値の選択を行う。
ステップS30では、ステップS27、S29でそれぞれ選択された補正値に基づき温度データD6を補正し、補正により得られたデータをステップS31で燃料温度データD1として出力する。
図2に示した実施の形態では、マップデータを2つ用意し、燃料残量に応じてマップ選択し、選択したマップに基づいて補間演算を行う構成であるので、CPUの演算負荷が軽く設計変更に対応しやすいので汎用性に富むという利点を有している。一方、図5に示した実施の形態では、マップデータを1つだけ用意し、マップ演算データを燃料残量に応じた補正係数で補正演算する構成であるから、メモリの容量が比較的少なくて済むという利点を有している。
本発明によるコモンレール式燃料噴射装置の一実施形態を示す概略構成図。 図1の制御ユニットの構成を説明するための機能ブロック図。 マップデータを説明するためのグラフ。 図2の燃料温度推定部の機能を実現するための推定演算プログラムを示すフローチャート。 図1の制御ユニットの他の構成を説明するための機能ブロック図。 図5の燃料温度推定部の機能を実現するための推定演算プログラムを示すフローチャート。
符号の説明
1 燃料噴射装置
2 コモンレール
3 高圧ポンプ
3A 高圧ポンプ本体
3B フューエルメタリングユニット
3C インレット・アウトレットバルブ
3D、V1〜VN 電磁弁
4 制御ユニット
4−1〜4−N 燃料噴射弁
4A 中央演算処理装置
4B メモリ
5 燃料タンク
6 フィードポンプ
7 圧力センサ
8 燃料残量検出器
9 吸気温センサ
10 水温センサ
11 回転センサ
20、50 燃料温度推定部
21、51 マップ演算部
22 吸気温度演算部
23、52 補正演算部
30 燃料噴射量演算部
40 駆動部
53 燃料残量補正部
54 吸気温度補正部
CS 駆動制御信号
D1 燃料温度データ
D2 噴射量データ
D3 始動時冷却水温データ
D4 温度データ
D5 吸気温データ
D6 燃料温度データ
D7 データ
K1 第1検出信号
K2 第2検出信号
K3 第3検出信号
K4 第4検出信号
PA 実圧力信号
SV1〜SVN 開閉制御信号

Claims (2)

  1. コモンレール式燃料噴射装置の高圧ポンプの入口における燃料の温度を推定するための燃料温度推定装置において、
    燃料タンク内の燃料の残量を検出するための燃料残量検出手段と、
    吸気温度を検出するための吸気温センサと、
    内燃機関の冷却水の温度を検出するための水温センサと、
    該水温センサからの出力に基づき前記内燃機関の始動時における前記冷却水の温度を得るための検知手段と、
    前記燃料残量検出手段と、水温センサと、検知手段とに応答し、前記冷却水の温度と前記高圧ポンプの入口の燃料の温度上昇との間の特性を示すマップデータに基づいて前記高圧ポンプの入口の燃料温度を演算するための第1演算手段と、
    該第1演算手段の演算結果を前記吸気温センサからの出力に基づいて補正して前記高圧ポンプの入口の燃料温度の推定値を得るための第1補正演算手段と
    を備えたことを特徴とする燃料温度推定装置。
  2. コモンレール式燃料噴射装置の高圧ポンプの入口における燃料の温度を推定するための燃料温度推定装置において、
    燃料タンク内の燃料の残量を検出するための燃料残量検出手段と、
    吸気温度を検出するための吸気温センサと、
    内燃機関の冷却水の温度を検出するための水温センサと、
    該水温センサからの出力に基づき前記内燃機関の始動時における前記冷却水の温度を得るための検知手段と、
    前記水温センサと、検知手段とに応答し、前記冷却水の温度と前記高圧ポンプの入口の燃料の温度上昇との間の特性を示すマップデータに基づいて前記高圧ポンプの入口の燃料温度を演算するための第2演算手段と、
    該第2演算手段の演算結果を前記燃料残量検出手段及び吸気温センサからの出力に基づいて補正して前記高圧ポンプの入口の燃料温度の推定値を得るための第2補正演算手段と
    を備えたことを特徴とする燃料温度推定装置。
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