JP2005076493A - 間接流体式ダイヤフラムポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイヤフラム膜の形状を段付形状として膜に意図的に薄膜部を設けることによって、ダイヤフラム膜がスムーズに変形するようにしたダイヤフラムポンプを提供する。
【解決手段】流体を高精度に送液するダイヤフラムポンプであって送液すべき流体6を収容し、出口11、入口10、調整口を具備したダイヤフラム装着ハウジング14と、該ハウジング内に配置し、被送液流体と間接流体6とを密閉された状態に分割し、形状変化によってハウジング内の被送液流体を送液制御する段付き形状のダイヤフラム膜5と、該膜を変形させるための間接流体6を収容する間接流体収容ピストンシリンダ4と該シリンダ内の間接流体を移動させるピストン3と、該ピストンに連結し、該ピストンを直線的に往復移動駆動及び制御する駆動手段1とから構成され、前記膜5の段付き形状により膜をスムーズに変形させて張力、内部応力の発生を抑制するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】流体を高精度に送液するダイヤフラムポンプであって送液すべき流体6を収容し、出口11、入口10、調整口を具備したダイヤフラム装着ハウジング14と、該ハウジング内に配置し、被送液流体と間接流体6とを密閉された状態に分割し、形状変化によってハウジング内の被送液流体を送液制御する段付き形状のダイヤフラム膜5と、該膜を変形させるための間接流体6を収容する間接流体収容ピストンシリンダ4と該シリンダ内の間接流体を移動させるピストン3と、該ピストンに連結し、該ピストンを直線的に往復移動駆動及び制御する駆動手段1とから構成され、前記膜5の段付き形状により膜をスムーズに変形させて張力、内部応力の発生を抑制するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体、液晶、プラズマディスプレイパネル(PDP)等の関連コーティング装置など高い吐出精度が要求される分野に対応し得る新規なダイヤフラムポンプであって、間接駆動によって流体を吐出する方式の間接流体式ダイヤフラムポンプに関する。
近年、半導体、液晶、プラズマディスプレイパネル(PDP)関連分野でのフィルム、或いはガラス基板に対する感光性樹脂等のウェットコーティング方法に関して、省塗液(塗液の節減)、又は塗膜の厚さ均一性向上の観点から、スリットコーティング方式が数多く提案されている。
スリットコーティング方式とは、スロット・アンド・スピンコーティング方式とは異なり、スリットコートのみで所望の膜厚を塗布する方式であり、スロット・アンド・スピンにおけるスロット段階でのコートと比較し、高精度での塗布が要求される。高精度塗布の手段としては、塗布方向、幅方向について要素が分かれ、塗布方向に関しては、
a)基板、或いはスロットダイの移動速度の精度向上、b)塗液ディスペンス装置の吐出精度向上等が重要であることが知られている。
a)基板、或いはスロットダイの移動速度の精度向上、b)塗液ディスペンス装置の吐出精度向上等が重要であることが知られている。
スリットコーティング方式では、基板とスロットダイが相対的に移動し、スロットダイから基板へ塗液を塗布することによってコーティングを行う。従って、上記a)に記載の基板とスロットダイとの相対的な移動速度のリップル(揺らぎ)が小さいほど、高精度な塗布が可能である。また、上記b)に関しては、相対移動速度リップルが理想的に小さければ、塗液をディスペンスする流量が一定であるほど、単位時間あたり基板に滴下される塗液量は一定になるため、高精度な塗布が可能である。
高精度な吐出に関して、半導体、液晶、PDP関連では、薄膜かつ均一な塗布が要求され、特に均一な塗布を実現する手段として、塗液を時間に対して均一に吐出することが重要である。基盤搬送或いはスロットダイ搬送送り速度が理想的に一定とすれば、塗液ディスペンス装置の吐出の均一性すなわち直線性は最終的な膜厚均一性となるため、塗液ディスペンス装置には、塗布膜厚の要求スペックと同等、或いはそれ以上の直線性が要求される。
ただし、塗布の始端及び終端は、塗液吐出圧力、流量の立ち上がりなどの複雑な制御が必要とされる。塗液吐出圧力、流量の制御方式としては高精度レギュレータを使用した加圧方式、ポンプ方式がある。加圧方式は電空レギュレータの制御によって吐出圧力を制御するため、高応答で複雑な制御には不向きである。しかしポンプ方式では高応答で複雑な吐出圧力、流量制御が可能であるため、塗布の始端及び終端の不安定部制御に関してはポンプ方式が有利である。特に、ダイヤフラムポンプは、ダイヤフラム膜駆動系にサーボモータなどを使用することで、高応答かつ複雑な制御が可能であり、ダイヤフラム膜の駆動系の送り速度を一定にすれば、定常部での高精度な吐出も可能である。またダイヤフラムポンプの利点として、プロセス完全隔離が可能である。すなわち最終的な製品となる流体と装置駆動系との隔離がダイヤフラム膜によって完全に行われるため、クリーン度が要求されるプロセスでは利用価値が高い。
ダイヤフラムポンプの送液原理とは、間接流体すなわち駆動系との隔離膜であるダイヤフラム膜が変形動作することによって被送液流体に圧力が加えられ、吐出、送液される。従って、ダイヤフラムポンプの吐出性能を向上させるには、ダイヤフラム膜の変形動作が
連続的かつダイヤフラム膜の変形によって押しのけられた体積の速度が一定である動作とすることが重要である。
連続的かつダイヤフラム膜の変形によって押しのけられた体積の速度が一定である動作とすることが重要である。
その手段として従来から、ダイヤフラム膜駆動ピストンの速度リップルを向上させることに加え、ダイヤフラム膜がスムーズな動作をする形状、物性を選択する工夫がなされてきた。具体的には、ダイヤフラム膜の動作をスムーズにさせる物性として、a)ダイヤフラム膜面内の厚み均一性を±8%以下とする、b)ダイヤフラム膜の変形し易さを示す数値である弾性率を0.5〜1.0GPaとする、c)ダイヤフラム膜を傷、くぼみ、折れなどの無い加工方法、精度とすることである。
従来のダイヤフラム膜の形状としては、図4(a)〜(c)に示すように、(a)薄膜シート状のダイヤフラム膜5の外周端部に、取り付け固定用の厚膜部5bを備え、その内側領域の薄膜シート部分5aがフラット形状のもの、(b)薄膜シート部分5aが曲面形状のもの、(c)薄膜シート部分5aが二重曲面(変曲点をもつ)形状のものが採用されている。(特許文献1参照)
また、ダイヤフラム膜が変形する個所にガイドを設け、変形の過程を強制的に決めることで、ダイヤフラム膜がスムーズに変形することを可能とするダイヤフラムポンプも知られている。
また、ダイヤフラム膜が変形する個所にガイドを設け、変形の過程を強制的に決めることで、ダイヤフラム膜がスムーズに変形することを可能とするダイヤフラムポンプも知られている。
ダイヤフラム膜の動作を制御し、動作の均一性を向上させる従来技術として、膜形状の変更の他に、ダイヤフラム膜の両面から、加圧及び減圧を与え、動作を制御する技術が挙げられる。(特許文献2参照)
特表2000−503744公報明細書
特開平10−281070号公報明細書
しかし、ダイヤフラムポンプ膜の形状、物性によっては、十分な性能を満たすことが容易ではなく、図4(a)に示すようなフラット形状の薄膜シート部分5aを備えたダイヤフラム膜5は、変形に従ってダイヤフラム膜5自身に張力が発生するため、ダイヤフラム膜を変形させるために必要な推力が変化し、ダイヤフラム膜5の変形をスムーズにすることに不向きであるとされてきた。
また、図4(b)に示すように薄膜シート部分5aが曲面形状のダイヤフラム膜5は、変形動作が曲面の凹部が膨らんで行く動作であるため、ダイヤフラム膜5に張力の発生は無く、面内の厚み均一性が高いほど、変形の過程で弾性率が変化することは無いため、ダイヤフラム膜5の変形をスムーズにすることにある程度有利である。ただし、上記図4(a)〜(b)に示す形状、及び上記図4(c)に示す二重曲面をもつ形状のダイヤフラム膜は、わずかなキズ、折れ、へこみ等の微小欠陥が、変形動作の進行の起点になり、それらはスムーズな膜変形の妨げとなる。
本発明の課題は、ダイヤフラムポンプに用いられるダイヤフラム膜の形状を工夫することによって、ダイヤフラム膜が、傷、折れ、へこみなどの微小欠陥によってスムーズな変形を妨げられたり、吐出性能(直線性)を悪化させる問題を解消することにあり、ダイヤフラム膜の形状を意図的に薄膜部を設けた形状とすることで、ダイヤフラム膜がスムーズに変形するようにしたダイヤフラムポンプを提供するものである。
本発明の請求項1に係る発明は、流体を高精度に送液するダイヤフラムポンプであってa)送液すべき流体を収容し、流体出口、流体入口、ベント調整口を具備し、内部形状が流体滞留防止及び流線形の形状を備えたダイヤフラム装着ハウジングと、
b)ダイヤフラム装着ハウジング内に配置し、被送液流体と駆動用間接流体とを密閉された状態に分割し、形状変化によってハウジング内の被送液流体を送液制御するダイヤフラム膜と、
c)ダイヤフラム膜を変形させるための間接流体を収容する間接流体収容ピストンシリンダと、
d)間接流体シリンダ内の間接流体を移動させる間接流体移動用ピストンと、
e)間接流体移動用ピストンに連結し、該ピストンを直線的に往復移動駆動及び制御する駆動手段と、
から構成され、前記ダイヤフラム膜の形状が段付形状であって、該ダイヤフラム膜の張力及び内部応力の発生を抑制し、前記駆動手段に係る推力使用量を抑制できるようにしたことを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
b)ダイヤフラム装着ハウジング内に配置し、被送液流体と駆動用間接流体とを密閉された状態に分割し、形状変化によってハウジング内の被送液流体を送液制御するダイヤフラム膜と、
c)ダイヤフラム膜を変形させるための間接流体を収容する間接流体収容ピストンシリンダと、
d)間接流体シリンダ内の間接流体を移動させる間接流体移動用ピストンと、
e)間接流体移動用ピストンに連結し、該ピストンを直線的に往復移動駆動及び制御する駆動手段と、
から構成され、前記ダイヤフラム膜の形状が段付形状であって、該ダイヤフラム膜の張力及び内部応力の発生を抑制し、前記駆動手段に係る推力使用量を抑制できるようにしたことを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る間接流体式ダイヤフラムポンプにおいて、前記段付形状ダイヤフラム膜は、曲げ変形の過程において弾性係数が変動することによる不規則な変形動作を防止する物性であり、厚さが0.1〜0.8mmm、曲げ弾性係数が0.5〜1.0GPaであることを特徴とし、直線性の高い送液が可能であることを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る間接流体式ダイヤフラムポンプにおいて、前記駆動手段がリニアモータであることを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1又は2に係る間接流体式ダイヤフラムポンプにおいて、前記駆動手段がエアシリンダー又は油圧シリンダーであることを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至4のいずれか1項に係る間接流体式ダイヤフラムポンプにおいて、前記ベント調整口は通常は閉鎖状態にあり、必要に応じて送液すべき流体の流体出口となることを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプである。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプは、図3(a)に示すように段付形状を特徴としたダイヤフラム膜5を設置したダイヤフラムポンプであり、ダイヤフラム膜5は、その外周端部に取り付け固定用の厚膜部5bを備え、その内側領域の薄膜シート部分5aが多段の段付形状であり、ダイヤフラム膜5の薄膜シート部分5aの膜厚は均一とせず、図3(b)の部分拡大図に示すように、薄膜シート部分5aに意図的に、リング状又は同心円状に薄膜シート部分5aの膜厚より薄い薄膜部5dと、該薄膜部5dに連続するコの字形状部5eとを交互に設けたものである。
このように、本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプに取り付けたダイヤフラム膜5の薄膜部5dは、薄膜シート部分5aと比較して薄膜であり、変形しやすいため、ダイヤフラム膜5が変形する際には、薄膜部5dから優先して変形する。さらに、薄膜部5dを十分に薄くしておくことは、傷、折れ、へこみなどの微小欠陥部分よりも弾性係数が低い可能性が高くなり、微小欠陥から突発的に変形が始まる可能性を低くする効果を付与するための手段となる。薄膜シート部分5aは、薄膜部5dに比較して十分な厚さとしてあるため、変形のほとんどを薄膜部5dが吸収する。薄膜部5dの形状は容易に変形する形状と
することにより、ダイヤフラム膜5の変形による内部エネルギ(張力、歪みなど)の発生を抑制させることができる。
することにより、ダイヤフラム膜5の変形による内部エネルギ(張力、歪みなど)の発生を抑制させることができる。
従来のダイヤフラム膜のような微小欠陥から突発的なダイヤフラム膜5の変形が始まってしまうことによるダイヤフラム膜のスムーズな変形の妨げに対する対策として、本発明におけるダイヤフラム膜5の薄膜シート部分5aの膜厚、弾性率を、望ましくは厚さ0.1〜0.8mm、曲げ弾性率0.5〜1.0GPa程度の物性とする。ただし、形状を考慮し、変形を妨げないこととする。
半導体、液晶、PDP分野では、クリーン度維持の観点から、被送液流体6を収容する被送液流体用ハウジング壁15側のダイヤフラム装着ハウジング14内部など、被送液流体6が触れる個所(又は被送液流体用ハウジング壁15側及び駆動用の間接流体用ハウジング壁13側のダイヤフラム装着ハウジング14内部)には、被送液流体6の滞留防止が重要であり、その手段として薄膜部5dの段付形状におけるコの字形状部分5eのコの字折り曲げ角隅部を曲率R形状とすることにより、コの字折り曲げ角隅部における被送液流体6の滞留を防止することができる。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプは、ダイヤフラム膜の形状を意図的に薄膜部を設けた段付形状とすることにより、ダイヤフラム膜がスムーズに変形できるようになり、ダイヤフラム膜が、傷、折れ、へこみなどの微小欠陥によってスムーズな変形を妨げられたり、吐出性能(直線性)を悪化させる問題を解消することができるものである。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプについて、以下に詳細に説明すれば、図1の側面図に示すように、ポンプ本体フレームFに、直線的往復駆動式のポンプ駆動手段1が設けられているが、その形式、構造は本発明においては特に限定されるものではない。
ポンプ駆動手段1としては下記のようなものがある。例えば、図1に示すように、ポンプ本体フレームFに水平ガイド9が設けられ、該水平ガイド9には可動支持体8が、そのガイドフォロア8bを介して取り付けられ、また、ポンプ本体フレームFにはモータ2が設けられ、該モータ2のモータ駆動回転シャフト2aは、前記可動支持体8の螺子孔部8aに螺着していて、モータ2のモータ駆動回転シャフト2aの正回転・逆回転により可動支持体8は、水平ガイド9に沿って前進、後退移動するようになっている。
前記可動支持体8には、その前進、後退移動ストローク方向と同じ方向を直線的ストローク方向とするピストン3が一体的に固定状態で連結され、該ピストン3は、駆動用間接流体7(例えば、水、作動油等の液体)を収容するピストンシリンダ4内に嵌挿されて往復摺動移動可能となっている。
ポンプ本体フレームFのポンプ駆動手段1と反対側には、駆動用の間接流体用ハウジング壁13と被送液流体用ハウジング壁15とにより構成され内部空間を備えたダイヤフラム装着ハウジング14が取り付けられていて、該ハウジング14の間接流体用ハウジング壁13には前記ピストンシリンダ4が取り付けられ、該シリンダ4とハウジング14内部とは密閉空間として互いに連通している。
ダイヤフラム装着ハウジング14のピストンシリンダ4と反対側の被送液流体用ハウジング壁15には、ハウジング14内部に被送液流体6(例えば、感光性樹脂液、樹脂塗布液など)を流入する入口10と、ハウジング14内部から被送液流体6を流出する出口11(吐出口)と、必要に応じてベント調整口12(通常は閉鎖している調整用の空気抜け口)を備えている。
該ダイヤフラム装着ハウジング14内部には、ピストンシリンダ4内の駆動用間接流体7と、ハウジング14の流入口10から流入する被送液流体6とを互いに密閉された状態に分割隔離する薄膜シート状のダイヤフラム膜5が、その膜の外周端部をハウジング14を構成する間接流体用ハウジング壁13と被送液流体用ハウジング壁15の周端部の重ね合わせ部にてシーリング状態で保持されて取り付けられている。なお、前記ハウジング14内部の内部形状は、流体6、7の流入性能及び吐出性能の妨げとならないように、流体の滞留防止や流線を考慮した形状とすることが適当である。なお、本発明において用いられるダイヤフラム膜5の平面形状は、円形状、楕円形状、四角形状、多角形状など適宜に設定可能であり、特に限定されない。
ダイヤフラムポンプの吐出原理とは、被送液流体6と駆動用間接流体7とを隔離するダイヤフラム膜5が駆動用間接流体7の移動によって、ダイヤフラム装着ハウジング14内部にて、前後に1サイクルの変形動作若しくは2サイクル以上複数サイクルの繰り返し変形動作により、被送液流体6が、ハウジング14内部側から流出口11より押し出されたり、ハウジング14内部側に流入口10から流入したりしてポンピング動作する。なお、駆動用間接流体7には非圧縮流体を用いることが適当であり、水グリコールやホスフェイトエスター等が望ましい。
ピストンシリンダ4内に収容された駆動用間接流体7は、ピストン3がダイヤフラム膜5の方向に前進動作することにより、ダイヤフラム膜5付近に移動させられ、結果としてダイヤフラム膜5が被送液流体6を押し出す方向に変形し、ピストン3がダイヤフラム膜5の方向から離反する方向に後退動作することにより、ダイヤフラム膜5付近から離反する方向に移動させられ、結果としてダイヤフラム膜5が被送液流体6を流入する方向に変形する。
このように、ダイヤフラム膜5の変形動作はピストン動作によって制御され、被送液流体6はダイヤフラム膜5によって駆動用間接流体7と隔離されているために、ポンピングプロセス(流体系)とポンピング駆動系とを隔離した状態で、ポンピング動作をすることが可能になる。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプは、段付形状の具体的な形状に関わらず、請求項に記載された特徴に基づくダイヤフラム膜5を有するダイヤフラムポンプは全て本発明の請求範囲内である。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプにおける段付形状のダイヤフラム膜5は、図1に示すように、被送液流体6と駆動用間接流体7の中間に設置され、駆動用間接流体7は駆動用間接流体ハウジングであるピストンシリンダ4内に収容され、ピストン3によって移動させられる。
駆動用間接流体7は非圧縮流体であり、シリンダ4内に収容されているため、ピストン3が移動すれば、行き所の無くなった駆動用間接流体7は、弾性体であるダイヤフラム膜5を押し退けるように移動し、ピストン3の推進力は駆動用間接流体7の推理力として伝えられる。
ピストン3の前進、後退移動速度は、速度リップル(揺らぎ)が±5%以下に高精度であるため、ピストン移動速度のスペックを生かせるように、スムーズなダイヤフラム膜5の変形動作を可能とするダイヤフラム膜形状を設定する。例えば、ダイヤフラム膜5の薄膜シート部分5aの厚さは0.5mm、曲げ弾性率を0.6GPa程度の樹脂材料を使用する。
図1に示す被送液流体用ハウジング13内に取り付けられたダイヤフラム膜5の状態は中立状態であり、吐出前の状態である。ポンプ駆動手段1(駆動系)がピストン3を前進(図1左方向へ移動)させ、駆動用間接流体7による推進力がダイヤフラム膜5に伝えられると、駆動用間接流体7の推進力は、ダイヤフラム膜5の変形に変換される。その結果として、ダイヤフラム膜5は前進(図1左方向へ移動)し、被送液流体6は、出口10から吐出、送液される。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプのポンプ駆動手段にリニアモータを用いた場合について、図2の平面図に基づいて以下に詳細に説明すれば、ポンプ本体フレームFには、リニアモータ21と、該リニアモータ21のモータ駆動シャフト21aを直線状に摺動ガイドするエアスライドガイド機構22(エアスライダによるリニアガイド、22aはエアークッションを付与するためのエアー圧入・排出管)が設けられ、該ガイド機構22はポンプ本体フレームFの定位置に固定状態で取り付けられている。
リニアモータ21の構造は、本発明においては特に限定されるものではない。例えば、リニアモータ21は、そのモータ駆動シャフト21aが、エアスライドガイド機構22内を摺動移動可能であって、モータ駆動シャフト21aには、摺動移動方向を長手方向とする1本乃至数本の直線状のスライドシャフト21b、21c、21cを備え、各々スライドシャフト21b、21c、21cは、ポンプ本体フレームFに取り付けたコイル保持フレーム23の推進用の三相電機子コイルCを内周面に搭載したコイル孔部24内に嵌入装填されている。
各スライドシャフト21b、21c、21cの外周面には、その長手方向に沿ってN極とS極の磁性を交互に配列した超伝導磁石Mが配置され、二極分に相当する範囲に配置した三相の電機子コイル部Cに入力した交流電流の1サイクル毎にスライドシャフト21b、21c、21cは二極分だけ移動し、電機子コイル部Cに入力する交流電流の180°位相差の反転により、スライドシャフトの前進移動と後退移動を行うように構成され、スライドシャフト21b、21c、21cの前進移動、後退移動により、リニアモータ21のモータ駆動シャフト21aはエアスライドガイド機構22内を直線的に往復摺動移動するものである。
リニアモータ21のモータ駆動シャフト21aには、その往復摺動移動ストローク方向と同じ方向を直線的ストローク方向とするピストン3がブラケット25を介して固定状態で連結され、該ピストン3は、駆動用間接流体7(例えば、水等の液体、又は空気など気体)を収容するピストンシリンダ4内に嵌挿されて往復摺動移動可能となっている。
ポンプ本体フレームFのリニアモータ21と反対側には、駆動用の間接流体用ハウジング壁13と被送液流体用ハウジング壁15により構成され、内部空間を備えるダイヤフラム装着ハウジング14が取り付けられていて、該ハウジング14の間接流体用ハウジング壁13には前記ピストンシリンダ4が取り付けられ、シリンダ4とハウジング内部14とは密閉空間として互いに連通している。
ダイヤフラム装着ハウジング14のピストンシリンダ4と反対側の被送液流体用ハウジング壁15には、ハウジング14内部から被送液流体6(例えば、感光性樹脂液、樹脂塗布液など)を流出する出口11(吐出口)と、ハウジング14内部へ被送液流体6を流入する入口10と、必要に応じてベント調整口12(通常は閉鎖している調整用の空気抜け口)を備えている。
該ダイヤフラム装着ハウジング14内部にはピストンシリンダ4内の駆動用間接流体7
と、ハウジング14の流入口10から流入する被送液流体6とを互いに密閉された状態に分割隔離する薄膜シート状のダイヤフラム膜5が、その膜の外周端部をハウジング14を構成する間接流体用ハウジング壁13と被送液流体用ハウジング壁15の周端部の重ね合わせ部にてシーリング状態で保持されて取り付けられている。なお、前記ハウジング14の内部形状は、流体6、7の流入性能及び吐出性能の妨げとならないように、流体の滞留防止や流線を考慮した形状とすることが適当である。なお、本発明において用いられるダイヤフラム膜5の平面形状は、円形状、楕円形状、四角形状、多角形状など適宜に設定可能であり、特に限定されない。
と、ハウジング14の流入口10から流入する被送液流体6とを互いに密閉された状態に分割隔離する薄膜シート状のダイヤフラム膜5が、その膜の外周端部をハウジング14を構成する間接流体用ハウジング壁13と被送液流体用ハウジング壁15の周端部の重ね合わせ部にてシーリング状態で保持されて取り付けられている。なお、前記ハウジング14の内部形状は、流体6、7の流入性能及び吐出性能の妨げとならないように、流体の滞留防止や流線を考慮した形状とすることが適当である。なお、本発明において用いられるダイヤフラム膜5の平面形状は、円形状、楕円形状、四角形状、多角形状など適宜に設定可能であり、特に限定されない。
ダイヤフラムポンプの吐出原理とは、被送液流体6と駆動用間接流体7とを隔離するダイヤフラム膜5が駆動用間接流体7の移動によってダイヤフラム装着ハウジング14内部にて前後に1サイクルの変形動作若しくは2サイクル以上複数サイクルの繰り返し変形動作により、被送液流体6が、ハウジング14内部側から流出口11より押し出されたり、ハウジング14内部側に流入口10から流入したりしてポンピング動作する。なお、駆動用間接流体7には非圧縮流体を用いることが適当であり、水グリコールやホスフェイトエスター等が望ましい。
ピストンシリンダ4内に収容された駆動用間接流体7は、ピストン3がダイヤフラム膜5の方向に前進動作することにより、ダイヤフラム膜5付近に移動させられ、結果としてダイヤフラム膜5が被送液流体6を押し出す方向に変形し、ピストン3がダイヤフラム膜5の方向から離反する方向に後退動作することにより、ダイヤフラム膜5付近から離反する方向に移動させられ、結果としてダイヤフラム膜5が被送液流体6を流入する方向に変形する。
このように、ダイヤフラム膜5の変形動作はピストン動作によって制御され、被送液流体6はダイヤフラム膜5によって駆動用間接流体7と隔離されているために、ポンピングプロセス(流体系)とポンピング駆動系とを隔離した状態で、ポンピング動作をすることが可能になる。
上記のようにピストン3の駆動及び制御はリニアモータ1によって行う。本発明において採用されるリニアモータに関して、被送液流体6の吐出圧力の設計値とピストンのボア面積との掛け算から必要推進力を求めてリニアーモーターを選定するものであり、その定格推進力はピストン3とシリンダ4との摩擦熱発生によるピストンヘッドの速度リップル(揺らぎ)悪化を考慮して、例えば、実使用範囲推進力の安全率を2倍とするなどの対策を構ずることができる。
また、リニアモータ21の構造は、モータコイル部Cとエアスライドガイド機構22(エアスライダガイド)とを同一直線状に配置し、ピストン3の姿勢精度を向上させた。モータコイル部Cとガイド機構22が同一直線状の時、両軸がインラインとなり、モーメントの発生を抑制し、姿勢精度を向上することが可能である。リニアモータ21の速度リップルは、単体、無負荷時で、±0.1〜±5%のものを採用した。採用の基準としては、所望の吐出精度から安全率を見積もったものをスペックとすることができる。
また、リニアモータ21のモータ駆動シャフト21aのガイドに関して、姿勢精度の向上、摺動抵抗の抑制を目的としてエアスライドガイド機構2(エアスライダ)を採用することにより、姿勢精度の向上、摺動抵抗の抑制により、位置決め精度、速度リップルの改善に効果が見られる。ただし、エアスライダのガイド部距離は、推進力の大きさ、反力のピストンヘッドからのオフセット量によって、姿勢の振れを考慮した剛性を有するようにすることが適当である。
本発明のダイヤフラムポンプにおいては、リニアモータ21の駆動方向が水平となるよう設置することにより、ポンプ停止時は、リニアモータ21は無負荷状態となる。よって、吐出時以外は、リニアモータ21の消費電流は最小限に抑制される。また、水平設置により、リニアモータ21のモータ駆動シャフト21a(モータヘッド)の自重は、リニアモータ自身の負荷に影響しないためイナーシャが低減できる。その結果、リニアモータ21が垂直に設置されている場合には、位置決め精度±1μm以下、速度リップル±1%以下であるが、水平設置の場合には、位置決め精度±0.4μm以下、速度リップル±3%以下を達成することができる。
本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプに用いるダイヤフラム膜5について以下に詳細に説明すれば、図3(a)は、本発明におけるダイヤフラム膜5の側断面図であり、図3(b)は、その部分拡大側面図である。
図3(a)に示すように、本発明におけるダイヤフラム膜5は、段付形状を特徴としており、ダイヤフラム膜5の外周端部に取り付け固定用の厚膜部5bを備え、その内側領域の薄膜シート部分5aが多段の段付形状(リング状又は同心円状の段付形状)となっている。
前記ダイヤフラム膜5の薄膜シート部分5aの膜厚は均一とせずに、図3(b)の部分拡大図に示すように、薄膜シート部分5aに意図的に、リング状又は同心円状に薄膜シート部分5aの膜厚より薄い薄膜部5dと、該薄膜部5dに連続するコの字形状部5eとが交互に設けられている。
本発明におけるダイヤフラム膜5の薄膜部5dは、薄膜シート部分5aと比較して薄膜であり、変形しやすいため、ダイヤフラム膜5が変形する際には、薄膜部5dから優先して変形する。さらに、薄膜部5dを十分に薄くしておくことは、傷、折れ、へこみなどの微小欠陥部分よりも弾性係数が低い可能性が高くなり、微小欠陥から突発的に変形が始まる可能性を低くする効果を付与するための手段となる。
また、薄膜シート部分5aは、薄膜部5dに比較して十分な厚さとしてあるため、変形のほとんどを薄膜部5dが吸収する。薄膜部5dの形状は容易に変形する形状とすることにより、ダイヤフラム膜5の変形による内部エネルギ(張力、歪みなど)の発生を抑制させることができる。
従来のダイヤフラム膜のような微小欠陥から突発的なダイヤフラム膜5の変形が始まってしまうことによるダイヤフラム膜のスムーズな変形の妨げに対する対策として、ダイヤフラム膜5の薄膜シート部分5aの膜厚、弾性率を、望ましくは厚さ0.1〜0.8mm、曲げ弾性率0.5〜1.0GPa程度の物性とするものである。
また、半導体、液晶、PDP分野では、クリーン度維持の観点から、被送液流体6を収容するハウジング13のハウジング内部14など、被送液流体6が触れる個所には、被送液流体6の滞留防止が重要である。そのために薄膜部5dの段付形状におけるコの字形状部分5eのコの字折り曲げ角隅部を曲率R形状とすることにより、コの字折り曲げ角隅部における被送液流体6の滞留を防止することができる。
ダイヤフラム膜5の動作を可視化して観察した結果では、ダイヤフラム膜5の変形動作は、薄膜部5dにおいてのみ進行し、薄膜部5dより厚膜の薄膜シート部分5aは変形せず、前後に移動するのみである。これは、薄膜シート部分5a部分と比較し、薄膜部5dが曲げ弾性が低いことを利用したダイヤフラム膜5を用いた本発明のダイヤフラムポンプの特徴であり、駆動系からの推進力は、そのほとんどを薄膜部5dの変形が吸収する。ピ
ストン3が前進(図1左方向へ移動)すると薄膜部5dのみが延伸するため、それより厚膜の薄膜シート部分5a部分は変形せずに移動(図1左方向へ移動)するのみである。
ストン3が前進(図1左方向へ移動)すると薄膜部5dのみが延伸するため、それより厚膜の薄膜シート部分5a部分は変形せずに移動(図1左方向へ移動)するのみである。
また、薄膜部5dは、薄膜シート部分5aや微小欠陥部と比較して弾性率が低いため、ダイヤフラム膜5の変形のきっかけになる。薄膜部5dは、例えば、図3(a)に示すように同心円で円筒状に4段など、2段以上複数段に設置される。
例えば、薄膜部5dの厚みを0.1mmとした場合、その曲げ弾性は0.1〜0.5GPaで低いために、円筒状の薄膜部5dをきっかけにして変形がスムーズに進行する。また、曲げ弾性が低いことによって、変形に伴う内部エネルギの発生は無く、定速性、連続性の高い膜変形動作が観察される。
ポンプ駆動手段1の駆動系の送り精度が理想的に高い場合、駆動用間接流体7は一定速度で移動し、該ダイヤフラム膜5に一定の推進力を与える。従来方式のダイヤフラム膜の形状としては、図4(a)に示すようなフラット膜、図4(b)に示すような曲面形状膜を採用した場合には、ポンプ駆動手段1による駆動系及び間接流体7の推進力は一定にも関わらず、ダイヤフラム膜の変形の進行は定速とはならない。具体的には、従来方式のダイヤフラム膜の変形によって張力が発生した段階では、膜の変形動作の進行に遅れが生じる。また、膜の変形が進行する過程で微小欠陥によって変形したときの膜変形は連続的ではなく突発的となる。このような不規則な膜の変形動作の結果、吐出精度は悪化することになる。
しかし、本発明においては、段付形状のダイヤフラム膜5を有する本発明の間接流体式ダイヤフラムポンプが、段付の薄膜部5dを起点とし変形動作し、変形動作の進行は連続的且つ定速となることが判明しており、そのために出口10の吐出精度は向上し、半導体、液晶、PDP分野での塗布装置において要求されるスペックに対応可能な性能が得られるものである。
1…ポンプ駆動手段 2…エアスライドガイド機構 3…ピストン
4…ピストンシリンダ(駆動用間接流体ハウジング)
5…ダイヤフラム膜(段付形状) 6…被送液流体 7…駆動用間接流体
8…可動支持体 9…リニアガイド 10…被送液流体の入口
11…被送液流体の出口 12…ベント調整口 13…間接流体用ハウジング壁
14…ダイヤフラム装着ハウジング 15…被送液流体用ハウジング壁
21…リニアモータ
C…電機子コイル部
M…超伝導磁石
4…ピストンシリンダ(駆動用間接流体ハウジング)
5…ダイヤフラム膜(段付形状) 6…被送液流体 7…駆動用間接流体
8…可動支持体 9…リニアガイド 10…被送液流体の入口
11…被送液流体の出口 12…ベント調整口 13…間接流体用ハウジング壁
14…ダイヤフラム装着ハウジング 15…被送液流体用ハウジング壁
21…リニアモータ
C…電機子コイル部
M…超伝導磁石
Claims (5)
- 流体を高精度に送液するダイヤフラムポンプであって、
a)送液すべき流体を収容し、流体出口、流体入口、ベント調整口を具備し、内部形状が流体滞留防止及び流線形の形状を備えたダイヤフラム装着ハウジングと、
b)ダイヤフラム装着ハウジング内に配置し、被送液流体と駆動用間接流体とを密閉された状態に分割し、形状変化によってハウジング内の被送液流体を送液制御するダイヤフラム膜と、
c)ダイヤフラム膜を変形させるための間接流体を収容する間接流体収容ピストンシリンダと、
d)間接流体シリンダ内の間接流体を移動させる間接流体移動用ピストンと、
e)間接流体移動用ピストンに連結し、該ピストンを直線的に往復移動駆動及び制御する駆動手段と、
から構成され、前記ダイヤフラム膜の形状が段付形状であって、該ダイヤフラム膜の張力及び内部応力の発生を抑制し、前記駆動手段に係る推力使用量を抑制できるようにしたことを特徴とする間接流体式ダイヤフラムポンプ。 - 前記段付形状ダイヤフラム膜は、曲げ変形の過程において弾性係数が変動することによる不規則な変形動作を防止する物性であり、厚さが0.1〜0.8mmm、曲げ弾性係数が0.5〜1.0GPaであることを特徴とし、直線性の高い送液が可能であることを特徴とする請求項1に記載の間接流体式ダイヤフラムポンプ。
- 前記駆動手段がリニアモータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接流体式ダイヤフラムポンプ。
- 前記駆動手段がエアシリンダー又は油圧シリンダーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接流体式ダイヤフラムポンプ。
- 前記ベント調整口は通常は閉鎖状態にあり、必要に応じて送液すべき流体の流体出口となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の間接流体式ダイヤフラムポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003306191A JP2005076493A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 間接流体式ダイヤフラムポンプ |
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---|---|---|---|---|
JP2007029932A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Toppan Printing Co Ltd | インキ供給装置 |
GB2452047A (en) * | 2007-08-21 | 2009-02-25 | Joseph Anthony Griffiths | Diaphragm for use in a fluid pump comprising a disc of resilient material whose curvature is formed from a plurality of steps |
CN108252901A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-07-06 | 北京大学 | 可调式流量泵 |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003306191A patent/JP2005076493A/ja active Pending
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CN108252901B (zh) * | 2017-12-08 | 2024-04-19 | 北京大学 | 可调式流量泵 |
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