JP2005075931A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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正巳 妹尾
Chiho Motonaga
千穂 元永
Hiroko Takemoto
裕子 竹本
Hideo Jingu
英夫 神宮
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Kose Corp
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
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Abstract

【課題】 洗浄剤組成物の香りが使用感に影響を与えるという現象を利用した、使用者に好ましい泡立ち感を与えることのできる洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】 洗浄剤基剤と香料を含有する洗浄剤組成物であって、前記香料は、洗浄剤組成物の使用に際して次の香調(a)〜(c);
(a)オリエンタルフローラル
(b)グリーンフローラル
(c)ハ−バルグリーンフローラル
の1種または2種以上を与え、洗浄剤組成物の泡立ち感を向上させるものであることを特徴とする洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関し、更に詳細には、実際の泡立ちは変わらないにもかかわらず、泡立ちが良くなったとの感触を使用者に与えることのできる洗浄剤組成物に関する。
シャンプーのような洗浄剤組成物には古くから香料が配合されているが、この香料の役割は、他の基剤成分の臭のマスキングや、フレグランス製品と同様にシャンプー後の髪から芳香を漂わせることで、自分にも周囲にも爽やか感、心地よさをもたらすこととされている(非特許文献1)。
従って、シャンプーなどの洗浄剤組成物に配合する香料を選択する際は、多くの消費者に好まれるようなもの、すなわち嗜好性の高さに重点を置いておこなっているのが現状であり、具体的にはフローラルを基調とし、そこにフルーティやシトラス等を兼ね合わせたもの、シトラスを基調とし、そこにフルーティやグリーンを兼ね合わせたものなどが使用されている。
しかしながら、これらの香料は基剤臭及び体臭などをマスキングすることや、フレグランスとしてのストレス緩和作用、アロマテラピー効果を目的として配合しているため、単なる香りの嗜好性で選ばれているに過ぎなかった。
特許庁公報周知・慣用技術集(香料)第3部香粧品用香料
ところで本発明者らは、洗浄剤組成物の香りが使用者の使用感に影響を与えることに気づいた。すなわち、実際のシャンプーなどの洗浄剤組成物の使用時には、使用者が泡立ちを目で確認することは少なく、手触り等で泡立ちを感じるが、特定の香りを有するシャンプーは、実際のシャンプーの泡立ちは変わらないにもかかわらず、泡立ちが良くなったとの感触を使用者に与えることができ、逆に他の特定の香りは泡立ちが悪くなったとの感触を与えることを知った。
従って本発明は、上記現象を利用した、使用者に好ましい泡立ち感を与えることのできる洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明者は、洗浄剤組成物に添加する香料と人間の感じる泡立ち感の相関関係について、鋭意検討し、図1に示すような関係を明らかにした。すなわち、フローラルであるローズやジャスミン、シトラスであるレモンやオレンジ、スパイシーであるクローブ、パウダリーであるバニラなどは、洗浄剤組成物の泡立ちが高まり、その泡質がクリーミーでなめらかになったような印象を付与する。一方、ハーバルであるペパーミントやラベンダー、グリーンであるガルバナム、ウッディであるパチョリ、アニマリックであるムスクなどはシャンプーの泡立ちが抑えられ、その泡質が硬く薄くなったような印象を付与する。
しかしながら、単一香調の香りでは、洗浄剤組成物に用いた場合、香料本来の役割である基剤臭のマスキング効果や、爽やか感や心地よさをもたらすフレグランスとしての効果を得ることが難しく、嗜好性も低い。そこで複数の香調を兼ね合わせ、嗜好性も高く、泡立ち感を高める香料を得べく鋭意検討した結果、必ずしも上記した泡立ちを高める香調同士を組み合わせるだけでなく、フローラルを基調として用いれば、ハーバルやグリーンなどの泡立ちを抑える香調を組み合わせても、高い泡立ちやクリーミーな泡質を得ることのできる香料があることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、洗浄剤基剤と香料を含有する洗浄剤組成物であって、前記香料は、洗浄剤組成物の使用に際して次の香調(a)〜(c);
(a)オリエンタルフローラル
(b)グリーンフローラル
(c)ハ−バルグリーンフローラル
の1種または2種以上を与え、洗浄剤組成物の泡立ち感を向上させるものであることを特徴とする洗浄剤組成物である。
本発明によれば、洗浄剤成分を代えることなく、使用者が泡立ち感が良いと感じる洗浄剤を提供できる。
本発明の感触改善シャンプーは、その使用時に次の香調(a)〜(c);
(a)オリエンタルフローラル
(b)グリーンフローラル
(c)ハ−バルグリーンフローラル
のいずれかを付与できるものであることが必要である。
本明細書中の香調は次の方法により特定されるものである。すなわち、下記組成の液体洗浄組成物2gを50gのぬるま湯(約40℃)に分散させ、これを、直接、パフューマー(調香師)が嗅いで香りのカテゴリーを特定する。
液体洗浄剤組成物:
( 処 方 ) (%)
(1)アルキル硫酸トリエタノールアミン塩 15.0
(2)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 5.0
(3)エチレングリコールモノステアレート 3.0
(4)防 腐 剤 適 量
(5)精 製 水 残 量
(6)試料香料 適 量
( 製 法 )
成分(1)〜(4)を(5)中に攪拌混合したものに(6)を加え液体洗浄組成物を得る。
また、香調は、基本的に「最新 香料の事典」(2000年5月10日株式会社朝倉書店発行)に従って記載した(以下同じ)。
本発明の洗浄剤組成物の香調のうち、香調(a)のオリエンタルフローラルとは、フローラルの香調とオリエンタルの香調が組み合わされたものである。具体的には、ローズ、ジャスミン、ミュゲ、リラ、カーネーション、チュベローズ、バイオレット、ヒヤシンス、ナルシス、オレンジフラワー、イランイラン、ゼラニウム、ミモザ、ハニーサックル、ヘリオトロープ、キンモクセイ、ガーデニア、スイートピー、フリージア、アカシア、シクラメン、リリー、マグノリア、ラン、ジンチョウゲ、キク、ウメなどからなる香り(フローラル)を基調とし、そこにバルサミックすなわちベンゾイン、ペルー、トルー、トンカ、スチラックスなどの香りや、パウダリーすなわちバニリン、ムスクケトン、メチルヨノンなどの香り、さらにはウッディすなわちベチバー、パチョリ、サンダルウッド、シダーウッド、ヒノキなどの香り、スパイシーすなわちペパー、クローブ、ナツメグ、シンナモン、カルダモンなどの香りを兼ね合わせた香りである。
このオリエンタルフローラルの香調をシャンプーに付与する場合の香料の配合量は、特に制限されるものではないが、シャンプー全量中0.001〜5質量%(以下、単に「%」で示す)が好ましく、より好ましくは0.005〜3%である。
また、香調(b)のグリーンフローラルとは、フローラルの香調とグリーンの香調が組み合わされたものである。具体的には、前記のフローラルを基調とし、そこにグリーンすなわちガルバナム、バイオレットリーフ、cis−3−ヘキセン−1−オールなどの香りを兼ね合わせた香りである。
このグリーンフローラルの香調をシャンプーに付与する場合の香料の配合量は、特に制限されるものではないが、シャンプー全量中0.001〜5%が好ましく、より好ましくは0.005〜3%である。
更に、香調(c)のハーバルグリーンフローラルとは、フローラルの香調、グリーンの香調およびハーバルの香調を組み合わせたものである。具体的には、上記したフローラルおよびグリーンに、ハーバルすなわちラベンダー、ローズマリー、ユーカリ、レモングラス、タイムなどの香りを兼ね合わせた香りである。
このハーバルグリーンフローラルの香調をシャンプーに付与する場合の香料の配合量は、特に制限されるものではないが、シャンプー全量中0.001〜5%が好ましく、より好ましくは0.005〜3%である。
本発明の洗浄剤組成物は、使用時に上記香調(a)〜(c)が得られるように香料を配合する以外は、従来の製造方法により製造することができる。
上記香料の配合に当たっては、洗浄剤組成物への配合を容易にするため、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノール等の希釈溶媒を使用しても良い。
また、この洗浄剤組成物の製造に当たって使用される洗浄剤基剤としては、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等の界面活性剤;エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、炭化水素、油脂、鎖状シリコーン、環状シリコーン、各種変性シリコーン等の油性成分;天然、半合成、合成等の水溶性高分子;多価アルコール、糖類、低級アルコール等の水性成分;アミノ酸、アミノ酸誘導体、ペプチド、ペプチド誘導体、植物エキス等の毛髪用美容成分;エデト酸塩等の金属キレート剤;クエン酸、乳酸、リン酸又はこれらの塩等のpH調整剤;防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色素、顔料等の通常公知のものを利用することができる。
かくして得られる本発明の洗浄組成物は、その性状が液状であることが好ましい。そして、その使用態様は、そのまま手のひらやスポンジ、髪の毛、頭部等にとり、水を加えて泡立てて使用する態様、液体洗浄組成物を噴霧容器や泡吐出容器等に入れて、ミスト状やフォーム(泡)状として、手のひらやスポンジ、髪の毛、頭部等にとり、水を加えて泡立てて使用する態様等がある。
本発明における洗浄組成物は、シャンプー、リンスインシャンプー、洗顔フォーム、洗顔ローション、ボディソープ、ハンドソープ等の用途として用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
参 考 例
シャンプー:
下記に示す組成および製法で、シャンプー基剤を調製した。
( 組 成 ) ( % )
(1)ポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリル
エーテル硫酸ナトリウム 12.0
(2)テトラデセンスルホン酸ナトリウム 2.0
(3)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン 1.0
(4)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0
(5)ジステアリン酸エチレングリコール 0.5
(6)カチオン化セルロース 0.2
(7)プロピレングリコール 1.8
(8)塩化ナトリウム 0.8
(9)エデト酸二ナトリウム 0.2
(10)防腐剤 適 量
(11)精製水 残 量
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(11)を均一に混合する。
B. Aを容器に充填し、シャンプーを得た。
実 施 例 1
参考例で得たシャンプー基剤に対し、下記香料a〜cをそれぞれ強度(香りの強さ)が一定となるように、香料aは0.25%、香料bは0.3%、香料cは0.5%をそれぞれ添加混合し、本発明品1から3のシャンプーを得た。次いで、それらを使用したときの泡立ちの良さ、泡質の良さおよび使い心地について下記の方法により官能評価を行った。
また比較品としては、何も香料を添加しないシャンプー基剤についても同様の評価を行なった。それらの結果も併せて表1に示す。
香 料 a:
ローズ、ジャスミンなどのフローラルを基調とし、バニリンなどのパウダリーな甘 さと、サンダルウッドなどのウッディ、ムスクなどのアニマリックな香りを加えた オリエンタルフローラルな香調の香料(オリエンタルフローラル)
香 料 b:
ローズ、ミュゲなどのフローラルを基調とし、ガルバナムなどのグリーン、シダー ウッドなどのウッディな香りを加えたグリーンフローラルな香調の香料(グリーン フローラル)
香 料 c:
ローズ、ミュゲなどのフローラルを基調とし、ローズマリー、ラベンダーなどのハ ーバルと、ガルバナムなどのグリーンな香りを加えたハーバルグリーンフローラル な香調の香料(ハーバルグリーンフローラル)
( 評価方法 )
20名の官能検査パネルが、同一のポンプタイプ容器に入れた各シャンプーを用い、一定の使用量(3〜8g:パネルの髪量により異なる)を使用した際の使用感を下記の7段階の評価尺度にて評価した。なお、評価はホームユースとし、パネルが普段用いている洗髪方法にて使用してもらった。官能検査パネル20名がそれぞれ評価した結果の平均値を表1に示す。
( 評価項目 )
泡立ちの良さ:
シャンプーを泡立てた時の泡が多量であり、泡立つまでの時間が短いものを良しと する。
泡質の良さ:
シャンプーを泡立てた時の泡がクリィーミーで、やわらかいものを良しとする。
使い心地:
シャンプーの使用中及び使用後を通した嗜好。
( 評価尺度 )
評 点 : 評 価
7 : 非常に良い
6 : 良い
5 : やや良い
4 : 普通
3 : やや悪い
2 : 悪い
1 : 非常に悪い
( 結 果 )
Figure 2005075931
表1の結果から明らかなように、本発明品1ないし3は、比較品に比べ、単に香りが付与されたことによって使い心地が良くなると言うだけでなく、シャンプーの泡立ちが良くなったという印象や、泡質をクリーミーで良好なものになったという印象を与える優れたものであった。
洗浄剤組成物に添加する香料と人間の感じる泡立ち感の相関関係を示す図面である。 以 上

Claims (2)

  1. 洗浄剤基剤と香料を含有する洗浄剤組成物であって、前記香料は、洗浄剤組成物の使用に際して次の香調(a)〜(c);
    (a)オリエンタルフローラル
    (b)グリーンフローラル
    (c)ハ−バルグリーンフローラル
    の1種または2種以上を与え、洗浄剤組成物の泡立ち感を向上させるものであることを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. シャンプー、リンスインシャンプー、洗顔フォーム、洗顔ローション、ボディソープまたはハンドソープである請求項第1項記載の洗浄剤組成物。
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