JP2005075216A - 自動車の冷却構造 - Google Patents

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Abstract


【課題】 フロントバンパにおけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させ得る自動車の冷却構造を提供する。
【解決手段】 燃料電池を搭載した燃料電池車両であって、冷却経路が燃料電池を冷却する第1経路と、駆動モータを冷却する第2経路とを有し、車外から取り入れた冷却風の流路が冷却風導入口4aと、当該冷却風導入口4a近傍の導風ダクト10と、冷却風排出口3aと、これら冷却風導入口4aと冷却風排出口3aとの間に配置されフードリッジ下方に搭載される第2経路内の補助熱交換器8とを有し、冷却風と冷却経路を流れる冷却液とにより熱交換を行う自動車の冷却構造において、冷却風導入口4aをフロントバンパ4の下方端部における車両前方から目視し難い位置に設け、冷却風導入口4aから導風ダクト10を介して導入される冷却風を補助熱交換器8へ導く送風機11が、補助熱交換器8近傍に配置されるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車の冷却構造に関し、とりわけ、燃料電池を搭載した燃料電池車両における冷却構造に関する。
従来、車両前部の車幅方向両側部上縁において車両前後方向に延設される一対のフードリッジメンバと、これら一対のフードリッジメンバの下方で当該フードリッジメンバに沿って車両前後方向に延設される一対のフロントサイドメンバと、前記一対のフードリッジメンバに沿って車幅方向両側部に延設される左右のフロントフェンダと、これらフロントフェンダ下方に配設されるフロントフェンダプロテクタと、前記一対のフロントサイドメンバ前端部間に架け渡され車幅方向に向かって延設されるフロントバンパと、当該フロントバンパとフロントフェンダ等に跨って設けられるヘッドランプ等によりフードリッジが構成されている。
このような車体前部のフードリッジ下方を有効活用するべく、例えば特許文献1に記載されるように、車両の駆動源であるエンジンや駆動モータ等を冷却するためのインタークーラやオイルクーラ等の冷却機や補助熱交換器(以下、これらを総称して冷却ユニットと呼ぶ)をフードリッジ下方に設ける車両もあり、この場合、冷却ユニットに対して車外から冷却風を取り込む冷却風導入口が、静圧の大きいフロントバンパ正面における冷却ユニット前方と対応する位置に設けられ、この冷却風導入口と、当該冷却風導入口と冷却ユニットとの間を覆う導風板と、フロントフェンダプロテクタに設けられた冷却風排出口とで冷却風流路を構成するのが一般的である。
特開平6−156318号公報
ところで、近年、エンジンから排出される排気ガス等による環境汚染の問題や様々な観点から、燃料電池によって駆動力を得る燃料電池車両が開発され、注目を浴びている。この燃料電池車両は、水素と酸素との反応により生じる電流を利用して駆動力を得るもので、水素と酸素との間に設けられ湿った状態で酸素を透過する固体高分子膜を電解質膜として用いる固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)が一般的である。
かかる燃料電池車両では、燃料電池の作動温度が70〔℃〕〜90〔℃〕程度と低いものの、発熱量は取り出し電力が大きい場合に内燃機関と同等となることがあることから、各フロントサイドメンバ前方の車幅方向に延びて設けられたバンパレインフォース後方に配設される熱交換器としてのラジエータの容量を拡大しなければならず、このため、フードリッジ下方に補助熱交換器としての補助ラジエータを配設する傾向がある。
しかしながら、このような燃料電池車両では、ラジエータの冷却効率を向上させるべく当該ラジエータに対してフロントバンパ中央部に設けた開口から最大限の冷却風を取り入れる必要があるため、一般的にフロントバンパにおける車両前方から見てほぼ中央の正面に設けられるライセンスプレートを、フロントバンパにおける車幅方向左右いずれかの端部にずらして配置しなければならず、フードリッジ下方に備える補助ラジエータへ向けた冷却風導入口を、このフロントバンパ端部に設けることが困難になってしまう場合がある。
また、静圧の大きいフロントバンパにおける前記補助ラジエータに対応した位置に冷却風導入口を設けた場合、この補助ラジエータの前方側がフロントバンパにおける車両前方の正面から目視し易く、ここに冷却風導入口を設けるためにはフロントバンパにおけるデザインの自由度を制限する必要が生じてしまう。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、フロントバンパにおけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させ得る自動車の冷却構造を提供することを目的とする。
本発明にあっては、固体高分子膜を電解質膜として用いてなる燃料電池を搭載した燃料電池車両であって、冷却経路が上記燃料電池を冷却する第1経路と、駆動モータを冷却する第2経路とを有し、車外から取り入れた冷却風の流路が冷却風導入口と、当該冷却風導入口近傍の導風ダクトと、冷却風排出口と、これら冷却風導入口と冷却風排出口との間に配置されフードリッジ下方に搭載される上記第2経路内の補助熱交換器とを有し、上記冷却風と上記冷却経路を流れる冷却液とにより熱交換を行う自動車の冷却構造において、上記冷却風導入口をフロントバンパの下方端部における車両前方から目視し難い位置に設け、上記冷却風導入口から上記導風ダクトを介して導入される上記冷却風を上記補助熱交換器へ導く送風機が、上記補助熱交換器近傍に配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、冷却風導入口をフロントバンパの下方端部における車両前方から目視し難い位置に設けることにより、ライセンスプレートをフロントバンパの車幅方向左右いずれかの端部にずらして配置する場合においても、フロントバンパにおけるデザインの自由度を制限することなく、補助熱交換器に対応させて冷却風導入口を配設することができるとともに、この補助熱交換器近傍に送風機を配置することにより、冷却風導入口から導入される冷却風を積極的に補助熱交換器へ導くため、冷却効率を格段と向上させることができる。かくして、フロントバンパにおけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させ得る自動車の冷却構造を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。なお、以下の実施形態では特に、燃料電池によって駆動力を得る燃料電池車両の冷却構造について説明するが、本発明はこれに限ることはない。
(第1実施形態)
図1ないし図3は、本発明にかかる自動車の冷却構造の第1実施形態を示し、図1は本実施形態における車両前部の概略構成を分解して示す斜視図、図2は図1における車両前部の構造を下方から示す斜視図、図3(a)は図1における車両前部の要部を拡大して示す上面図、図3(b)は図3(a)を車両側方から見て示す側面図である。因みに、図3中矢印xは車両左側方、矢印yは車両後方、矢印zは車両上方を指している。
図1および図2に示すように、車両の前部、つまり、図示省略した駆動モータなどのパワーユニットが収納されるフロントコンパートメントは、図外のダッシュパネルによって車室と隔成されている。
そして、車両前部の車幅方向両側部上縁において車両前後方向に延設される図外の一対のフードリッジメンバと、これら一対のフードリッジメンバの下方で当該フードリッジメンバに沿って車両前後方向に延設される一対のフロントサイドメンバ6、6と、前記一対のフードリッジメンバおよびフロントサイドメンバ6、6に沿って車幅方向両側部に延設される左右のフロントフェンダ1、1と、これらフロントフェンダ1、1下方に配設されるフロントフェンダプロテクタ3と、前記一対のフロントサイドメンバ6、6前端部間に架け渡され車幅方向に向かって延設されるフロントバンパ4と、当該フロントバンパ4とフロントフェンダ1に跨って設けられるヘッドランプ2などによりフードリッジが構成されている。
このフードリッジ下方には、パワーユニットを冷却するための補助熱交換器である補助ラジエータ8と、この補助ラジエータ8を車両側に取り付けるためのラジエータブラケット9と、補助ラジエータ8に対して冷却風を送るための送風機11と、車外から導入される冷却風を送風機11へ導くための導風ダクト10とが設けられており、フロントフェンダプロテクタ3における補助ラジエータ8の後方部分には冷却風排出口3aが穿設されている(この場合、便宜上、車両左側の冷却風排出口3aのみ図示するが、車両右側についても同様に穿設されている)。
この場合、送風機11は冷却風の吸入方向と吐出方向とが直交する遠心式押し込みファン等の遠心式送風機でなり、軸方向が車両に対し略垂直となるように補助ラジエータ8より車両前方側に配置され、補助ラジエータ8に図外の防振ゴム等の防振部材を挟んで取り付けられている。
補助ラジエータ8は、当該送風機11における冷却風の吐出面形状に沿って湾曲した形状でなり、図外の防振ゴム等の防振部材を介してラジエータブラケット9に組み付けられ、このラジエータブラケット9は車両のメタル部品部分、すなわちフロントサイドメンバ6に対し上下方向が略垂直となるように取り付けられている。このとき、ラジエータブラケット9は上面視略L字型でなり、湾曲した補助ラジエータ8の左右両側部分を保持するように、車両取付側とは反対側の端部が車両前方側へ向けてせり出た(すなわち、この車両取付側とは反対側の端部が上面視で車両前方側へ向けて傾斜した)形状でなる。
また、導風ダクト10は送風機11の前方に配置され、後端側をラジエータブラケット9に取り付けられており、前端側をスポンジ素材等でなる緩衝材を介してフロントバンパ4における冷却風導入口4a、4bの裏面側に対応させて突き当てて固定されている。
一方、フロントバンパ4における車両側方(この場合、左側)の端部には、フロントバンパ4中央部からライセンスプレート5がずらして配設されており、これにより当該フロントバンパ4中央部に設けられる開口、例えばエアダクト4cにおいて、ライセンスプレート5によって邪魔されることなく、車外から走行風を冷却風として最大限取り入れ可能となるようになされている。
また、このライセンスプレート5よりも下方の端部には送風機11に向けて車外から冷却風を導入するための冷却風導入口4a、4bが開口されており、冷却風導入口4a、4bの下方端部には車両下方に向かって冷却風導入口4a、4bにおける圧力を増大させることにより、冷却風導入口4a、4b、導風ダクト10、送風機11、補助ラジエータ8、冷却風排出口3aでなる冷却風の流路における冷却風量を増大させるエアダム7a、7bが延設されている。
そして、この実施形態では図3(a)および図3(b)に示すように、冷却風導入口4a(4b)から導入した冷却風を、導風ダクト10によって送風機11へと導き、この送風機11における冷却風の吐出面に沿った補助ラジエータ8に向かって冷却風を送り出す。この後、補助ラジエータ8を冷却した冷却風は冷却風排出口3aから車外へと排出される。
このようにして、本実施形態の冷却構造では、フードリッジ下方のような狭いスペースを有効活用して補助ラジエータ8を配設するような場合においても、車外から冷却風を取り込むための冷却風導入口4a、4bをフロントバンパ4の下方端部における車両前方から目視し難い位置に設けることにより、ライセンスプレート5をフロントバンパ4の車幅方向左右いずれかの端部にずらして配置する際に、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、車外から冷却風を効率よく導入し得る冷却風導入口4a、4bを補助ラジエータ8に対応させて配設することができる。
しかも、この補助ラジエータ8近傍に送風機11を設けるため、冷却風導入口4a、4bから導入した冷却風を、送風機11によって積極的に補助ラジエータ8へと導くことができるとともに、補助ラジエータ8を送風機11における冷却風の吐出面に沿った形状で形成するため、当該補助ラジエータ8に対し冷却風を均一に当てることが可能となり、冷却効率を格段と向上させることができる。かくして、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させることができる。
また、冷却風導入口4a、4bの下方端部に、車両下方に向かってエアダム7a、7bが延設されているため、冷却風導入口4a、4bにおける圧力を増大させることにより、冷却風導入口4a、4b、導風ダクト10、送風機11、補助ラジエータ8、冷却風排出口3aでなる冷却風の流路における冷却風量を増大させることが可能となる。
(第2実施形態)
図4および図5は、本発明にかかる自動車の冷却構造の第2実施形態を示し、図4は本実施形態における車両前部の概略構成を分解して示す斜視図、図5(a)は図4における車両前部の要部を拡大して示す上面図、図5(b)は図5(a)を車両側方から見て示す側面図である。因みに、図5中矢印xは車両左側方、矢印yは車両後方、矢印zは車両上方を指している。
本実施形態における自動車の冷却構造は、図1との対応部分に同一符号を付した図4に示すように、補助ラジエータ12、ラジエータブラケット13、導風ダクト14および送風機15の形状が、それぞれ図1における第1実施形態の補助ラジエータ8、ラジエータブラケット9、導風ダクト10および送風機11の形状と異なる点を除いて、図1における自動車の冷却構造とほぼ同様に構成されている。
具体的に、フードリッジ下方に設けられる送風機15は軸流式吸い込みファンでなり、補助ラジエータ12の車両後方側に配置され、図外の防振ゴム等の防振材料を挟んで補助ラジエータ12に取り付けられており、冷却風導入口4a、4b(図2および後述の図5参照)から導風ダクト14を介して導入された冷却風を吸い込むことによって、この冷却風を補助ラジエータ12に導くようになっており、車両に対し上下方向が略垂直となるように配設されている。
補助ラジエータ12は車幅方向と平行な矩形状でなり、送風機15における冷却風の吸込面形状に対応させて配置され、図外の防振ゴム等の防振部材を介してラジエータブラケット13に組み付けられている。このラジエータブラケット13は車両のメタル部品部分、すなわちフロントサイドメンバ6に対し上下方向が略垂直となるように取り付けられている。このとき、ラジエータブラケット13は上面視略L字型でなり、矩形状の補助ラジエータ12の外周部分を保持するように、車両取付側から反対側の端部へ向けて車幅方向と平行な形状で形成されている。
また、導風ダクト14は補助ラジエータ12の前方に配置され、後端側をラジエータブラケット13に取り付けられており、前端側をスポンジ素材等でなる緩衝材を介してフロントバンパ4における冷却風導入口4a、4bの裏面側に対応させて突き当てて固定されている。
そして、この実施形態では、図3(a)および図3(b)との対応部分に同一符号を付した図5(a)および図5(b)に示すように、冷却風導入口4a(4b)から導入した冷却風を、導風ダクト14によって送風機15へと導き、この送風機15によって冷却風を吸い込む過程において、冷却風が補助ラジエータ12を通り抜けることにより、当該補助ラジエータ12を冷却する。この後、補助ラジエータ12を冷却した冷却風は冷却風排出口3aから車外へと排出される。
このようにして、本実施形態の冷却構造では、フードリッジ下方のような狭いスペースを有効活用して補助ラジエータ12を配設するような場合においても、車外から冷却風を取り込むための冷却風導入口4a、4bをフロントバンパ4の下方端部における車両前方から目視し難い位置に設けることにより、ライセンスプレート5をフロントバンパ4の車幅方向左右いずれかの端部にずらして配置する際に、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、車外から冷却風を効率よく導入し得る冷却風導入口4a、4bを補助ラジエータ12に対応させて配設することができる。
しかも、この補助ラジエータ12近傍に送風機15を設けるため、冷却風導入口4a、4bから導入した冷却風を、送風機15によって積極的に補助ラジエータ12へと導くことができるとともに、補助ラジエータ12を送風機15における冷却風の吸込面形状に対応させて配置するため、当該補助ラジエータ12に対し冷却風を均一に当てることが可能となり、冷却効率を格段と向上させることができる。かくして、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させることができる。
(第3実施形態)
図6および図7は、本発明にかかる自動車の冷却構造の第3実施形態を示し、図6は本実施形態における車両前部の概略構成を分解して示す斜視図、図7(a)は図6における車両前部の要部を拡大して示す上面図、図7(b)は図7(a)を車両側方から見て示す側面図である。因みに、図7中矢印xは車両左側方、矢印yは車両後方、矢印zは車両上方を指している。
本実施形態における自動車の冷却構造は、図4との対応部分に同一符号を付した図6に示すように、ラジエータブラケット17の形状が図4における第2実施形態のラジエータブラケット13と異なる点と、これに伴って、補助ラジエータ16、導風ダクト18および送風機19の取付形状が、それぞれ図4における第2実施形態の補助ラジエータ12、導風ダクト14および送風機15の取付形状と異なる点を除いて、図4における自動車の冷却構造とほぼ同様に構成されている。
具体的に、フードリッジ下方に設けられる送風機19は軸流式吸い込みファンでなり、補助ラジエータ16の車両後方側に配置され、図外の防振ゴム等の防振材料を挟んで補助ラジエータ16に取り付けられており、冷却風導入口4a、4b(図2および後述の図7参照)から導風ダクト18を介して導入された冷却風を吸い込むことによって、この冷却風を補助ラジエータ16に導くようになっている。
この補助ラジエータ16は矩形状でなり、送風機19における冷却風の吸込面形状に対応させるとともに、導風ダクト18を介して導入される冷却風が正面から当たるように車両前方に向けて前傾した状態で配置され、図外の防振ゴム等の防振部材を介してラジエータブラケット17に組み付けられている。このラジエータブラケット17は車両のメタル部品部分、すなわちフロントサイドメンバ6に取り付けられている。このとき、ラジエータブラケット17は上面視略L字型でなり、矩形状の補助ラジエータ16の外周部分を保持するように、車両取付側から反対側の端部へ向けた面が車両前方に向けて前傾した形状で形成されている。
また、導風ダクト18は補助ラジエータ16の前方に配置され、後端側をラジエータブラケット17に取り付けられており、前端側をスポンジ素材等でなる緩衝材を介してフロントバンパ4における冷却風導入口4a、4bの裏面側に対応させて突き当てて固定されている。
そして、この実施形態では、図5(a)および図5(b)との対応部分に同一符号を付した図7(a)および図7(b)に示すように、冷却風導入口4a(4b)から導入した冷却風を、導風ダクト18によって送風機19へと導き、この送風機19によって冷却風を吸い込む過程において、冷却風が補助ラジエータ16を通り抜けることにより、当該補助ラジエータ16を冷却する。この後、補助ラジエータ16を冷却した冷却風は冷却風排出口3aから車外へと排出される。
このようにして、本実施形態の冷却構造では、フードリッジ下方のような狭いスペースを有効活用して補助ラジエータ16を配設するような場合においても、車外から冷却風を取り込むための冷却風導入口4a、4bをフロントバンパ4の下方端部における車両前方から目視し難い位置に設けることにより、ライセンスプレート5をフロントバンパ4の車幅方向左右いずれかの端部にずらして配置する際に、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、車外から冷却風を効率よく導入し得る冷却風導入口4a、4bを補助ラジエータ16に対応させて配設することができる。
しかも、この補助ラジエータ16は、導風ダクト18を介して導入される冷却風が正面から当たるように車両前方に向けて前傾した状態で配置されるとともに、この補助ラジエータ16近傍に送風機19を設けるため、冷却風導入口4a、4bから導入した冷却風を、送風機19によって積極的に補助ラジエータ16へと導くことができるとともに、補助ラジエータ16を送風機19における冷却風の吸込面形状に対応させて配置するため、当該補助ラジエータ16に対し冷却風を均一に当てることが可能となり、冷却効率を格段と向上させることができる。かくして、フロントバンパ4におけるデザインの自由度を制限することなく、冷却効率を格段と向上させることができる。
なお、本発明における自動車の冷却構造を、上述した第1ないし第3実施形態を例に取って説明したが、本発明はこれに限ることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。
例えば上述の第1実施形態においては、フロントバンパ4における車両左側方の端部に、当該フロントバンパ4中央部からライセンスプレート5がずらして配設されるようにした場合について述べたが、このライセンスプレート5はフロントバンパ4における車両右側方の端部に配設されるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態にかかる自動車の冷却構造を適用した車両前部の概略構成を分解して示す斜視図である。 図1における車両前部の構造を下方から示す斜視図である。 (a)は図1における車両前部の要部を拡大して示す上面図、(b)は(a)を車両側方から見て示す側面図である。 本発明の第2実施形態にかかる自動車の冷却構造を適用した車両前部の概略構成を分解して示す斜視図である。 (a)は図4における車両前部の要部を拡大して示す上面図、(b)は(a)を車両側方から見て示す側面図である。 本発明の第3実施形態にかかる自動車の冷却構造を適用した車両前部の概略構成を分解して示す斜視図である。 (a)は図6における車両前部の要部を拡大して示す上面図、(b)は(a)を車両側方から見て示す側面図である。
符号の説明
3・・・フロントフェンダプロテクタ
3a・・・冷却風排出口
4・・・フロントバンパ
4a、4b・・・冷却風導入口
5・・・ライセンスプレート
6・・・フロントサイドメンバ
7a、7b・・・エアダム
8、12、16・・・補助ラジエータ(補助熱交換器)
11、15、19・・・送風機

Claims (5)

  1. 固体高分子膜を電解質膜として用いてなる燃料電池を搭載した燃料電池車両であって、冷却経路が上記燃料電池を冷却する第1経路と、駆動モータを冷却する第2経路とを有し、車外から取り入れた冷却風の流路が冷却風導入口と、当該冷却風導入口近傍の導風ダクトと、冷却風排出口と、これら冷却風導入口と冷却風排出口との間に配置されフードリッジ下方に搭載される上記第2経路内の補助熱交換器とを有し、上記冷却風と上記冷却経路を流れる冷却液とにより熱交換を行う自動車の冷却構造において、
    上記冷却風導入口をフロントバンパの下方端部における車両前方から目視し難い位置に設け、
    上記冷却風導入口から上記導風ダクトを介して導入される上記冷却風を上記補助熱交換器へ導く送風機が、上記補助熱交換器近傍に配置された
    ことを特徴とする自動車の冷却構造。
  2. 上記送風機は、上記補助熱交換器の車両前方側に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車の冷却構造。
  3. 上記送風機は、上記補助熱交換器の車両後方側に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車の冷却構造。
  4. 上記送風機は上記冷却風の吸入方向と吐出方向とが直交するものでなり、上記補助熱交換器は上記送風機における上記冷却風の吐出面形状に沿った形状でなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の冷却構造。
  5. 上記冷却風導入口における圧力を増大させることにより、上記冷却風の流路における冷却風量を増大させるエアダムを、上記冷却風導入口の下方端部から車両下方に向かって延設する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の自動車の冷却構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8602091B2 (en) 2006-09-06 2013-12-10 Tyota Jidosha Kabushiki Kaisha Structure for air-cooling vehicle-mounted object

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