JP2005074893A - タイヤの成型方法 - Google Patents

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孝 仙北谷
Osayuki Suda
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Abstract

【課題】カーカスプライの形成を短時間のうちに能率的に行い、コアドラムの半径方向内方部分での、ゴム体積の増加およびカーカスプライコードの交差を防止する。
【解決手段】ディップ処理を施したカーカスプライコード1の複数本を円筒状に整列させて配置した状態で、カーカスプライコードの囲繞空間5内へ、少なくともインナライナを周面上に予め貼付けたコアドラム4の複数個を、各中心軸線を前記囲繞空間5の延在方向に向けた相互の隣接姿勢で送給し、次いで、各コアドラム4の軸端部分で、複数本のカーカスプライコード1を絞り込んで、それらのコード1をコアドラム4の周面上に貼付け、さらに、相互に隣接するコアドラム間でカーカスプライコード1を切断してカーカスプライ11を形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、剛性の高い、または可撓性の構造になるコアドラムを用いたタイヤの成型方法、なかでも、適正なるカーカスプライを効率よく形成する方法に関するものである。
剛性セグメントを円環状に組立ててなり、製品タイヤの内面形状とほぼ対応する外面形状を有するコアドラム上にカーカスプライを貼着形成する従来技術としては、たとえば特開2002−240161号公報に開示されているように、一本のディップコードを、コアドラムの周面上でそれの子午線方向に延在させて貼付けるとともに、かかる貼付けを、コアドラムの周方向に所定のピッチで、それの全周にわたって行う方法の他、特開平11−314284号公報に開示されているように、所定のピッチで平行に配置した複数本の引き揃えコードにゴム被覆を施してなる一定幅のリボン状ストリップを、コアドラムの子午線方向に延在させて、そのドラムの全周にわたって貼付ける方法がある。
特開2002−240161号公報 特開平11−314284号公報
しかるに、特許文献1に記載された前者の従来技術にあっては、カーカスプライの形成のために、一本のディップコードの、コアドラムの子午線方向への貼付けを、一般的なサイズの乗用車用タイヤの成型に当って、ほぼ1400回にわたって行うことが必要になって、工程時間が極めて長くなるという作業能率上の問題があり、また、特許文献2に記載された後者の従来技術にあっては、一定幅のリボン状ストリップを、円環状のコアドラムに、それの子午線方向に延在させて貼付けることから、コアドラムの、半径方向内方部分での、ストリップの重なり合いに起因する、そのストリップ体積の増加および、コードの局部的な交差配置が不可避となるという問題があった。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、カーカスプライの形成を短時間のうちに能率的に行うことができ、コアドラムの半径方向内方部分での、体積の増加、カーカスプライコードの交差等のおそれを十分に取り除くことができるタイヤの成型方法を提供するにある。
この発明に係るタイヤの成型方法は、一本ずつディップ処理を施したカーカスプライコードの複数本を円筒状に整列させて配置した状態で、カーカスプライコードの囲繞空間内へ、少なくともインナライナを周面上に予め貼付けたコアドラムの複数個を、中心軸線を前記囲繞空間の延在方向に向けた相互の隣接姿勢で送給し、次いで、各コアドラムの軸端部分で、複数本のカーカスプライコードを絞り込んで、それらのコードをコアドラムの周面上に、インナライナ等を介して間接的に貼付け、その後、相互に隣接するコアドラム上でカーカスプライコードを切断してカーカスプライを形成するにある。
ここで「ディップ処理」とは、コードとゴムとの接着性を高めるために、コードをゴム溶液に浸漬させて乾燥させる処理をいう。
この方法によれば、たとえば1400本のカーカスプライを円筒状に整列させて配置することによって区画される囲繞空間内へコアドラムを送給し、所定の速度で連続的に移動される、または間欠的に移動を停止されるそのコアドラムに対してカーカスプライコードを絞り込んで、各コードをコアドラムに、その軸線方向に延在させて、それの全長にわたって貼付ける操作と、その後の、全てのカーカスプライコードの切断操作とを行うだけで、所期した通の適正なカーカスプライを、カーカスプライコードの交差等なしに常に確実に形成することができるので、いずれの従来技術に対しても、カーカスプライの形成能率を大きく高めることができる。
しかもここでは、被覆ゴムの無い、ディップ処理を施しただけのカーカスプライコードをコアドラム上に貼付けるので、カーカスプライを形成するに当っての、コアドラムの半径方向内方部分でのゴムの体積の増加を十分に防止することができる。
併せて、被覆ゴムの無い、このディップ処理コードは、カーカスプライコードの絞り込み操作に伴うそれらのパスラインの増加に付して、コアドラム上等を円滑に滑動することができるので、適正なるカーカスプライの形成をより確実なものとすることができる。
ここで好ましくは、コアドラムの、先行側の軸端部分に対するカーカスプライの絞り込みを、そのコアドラムの後行側の軸端部分に対するカーカスプライコードの絞り込みが終了するまで継続する。
これによれば、後行側の軸端部分に対するコードの絞り込みに起因するコード張力の増加によって、先に絞り込みを行った先行側軸端部分の、既に貼付けされたコードが、その軸端部分等から剥がされるおそれを有利に取り除くことができる。
ところで、コアドラムは、それをカーカスプライコードの囲繞空間内へ送給するに先だって、その周面上に、インナライナおよびカーカスプライ用スキムゴムを順次に貼付けたものとすることができ、この場合には、カーカスプライの形成後に、その周面上にさらにスキムゴムを貼付けることで、カーカスプライに所要のゴム被覆を施すことができる。
なお、複数枚のカーカスプライは、上述したところを繰り返し行うことによって順次形成することができる。
またここにおける、囲繞空間の形成のための、カーカスプライコードの円筒状の整列は、カーカスプライの複数本を放射方向の内側もしくは外側から繰出して整列させることによって行う他、カーカスプライコードの複数本を相互に対向する二方向から繰出して整列させることによっても行うことができ、さらには、複数本のカーカスプライコードを巻付けた一本の共通の直線状ビームから、それらのカーカスプライコードを同時に繰出し走行させながら、走行方向の前方側で円筒状に整列させることによって行うこともできる。
ここで、前二者によれば、囲繞空間の延在方向と直交する面内でのクリール配置スペースの広がりが必要となり、後者によれば、囲繞空間の延在方向での、ビーム配置スペースの広がりが必要となる。
かくして、この発明によれば、カーカスプライコードの交差等のない、所期した通の適正なカーカスプライを能率よく形成することができ、しかも、コアドラムの半径方向内方部分での、ゴム体積の不要な増加を十分に防止することができる。
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態を模式的に示す側面図であり、図2は、図1に示す場合の、カーカスプライコードの繰出し態様を例示する略線正面図である。
ここでは、各々が、各一本のディップ処理カーカスプライコード1を巻回したそれぞれのクリール2から、コード1を放射方向内方に向けて繰出すとともに、各コード1の延在方向を、ガイドロール3によってたとえば水平方向に変更することにより、複数本のカーカスプライコード1を円筒状に整列させ、この結果として、内径寸法がコアドラム4の外径より幾分大きい円形の囲繞空間5を区画する。
ところで、カーカスプライコードの、このような円筒状の整列は、たとえば、図3に示すように、相互に対向させて配設した一対のクリールスタンド6で支持したそれぞれのクリール2から、相互に近接する方向に向けてたとえば水平に、それぞれのカーカスプライコード1を繰出して、それらの各コード1の走行方向を、図示しないガイドロールを介して図の奥行き方向に変更するとともに、円筒状に整列配置させることによっても行うことができ、また、図4に示すように、複数本のカーカスプライコード1を巻回した一本の共通の直線状ビーム7から、それらのカーカスプライコード1を、たとえば水平方向に向けて同時に繰出すとともに、それらの各コード1の走行方向を、図示しないガイドロールによって幾分変更して、それぞれのカーカスプライコード1を、水平方向に延びる円筒状に整列させることにより行うこともできる。
複数本のカーカスプライコード1をこのように整列させることに基づいてその内側に区画される所要の囲繞空間5に対し、ここでは、周面上に、少なくともインナライナを予め貼付けたコアドラム4の複数個を、それらの中心軸線を囲繞空間5の延在方向に向けた相互の隣接姿勢で順次に送り込み、そこで、各コアドラム4の、先行側の軸端部分および後行側の軸端部分のそれぞれに対し、カーカスプライコード1の順次の絞り込みを行って、各コード1を、コアドラム4の周面上に、それの軸線方向の全長にわたって貼付ける。
ここで、カーカスプライコード1のこの順次の絞り込みは、コアドラム4を所定の速度で連続移動させながら行うことができる他、コアドラム4の移動の間欠的な停止状態の下で行うこともでき、前者の絞り込みは、絞り込み手段を、コアドラム4と同期させて変位させることにより行われることになる。
なおこの図に示すところでは、作業能率の向上および設備コストの低減等の観点から、先行するコアドラム4の後行側軸端部分と、後行するドラム4の先行側軸端部分とのそれぞれに対し、一の絞り込み手段8をもって同時に絞り込みを施し、また、後行するコアドラム4の後行側軸端部分と、それにさらに後行する他のドラム4の先行側軸端部分とのそれぞれに、他の絞り込み手段9をもって同時に絞り込みを施すこととしているも、各コアドラム4のそれぞれの軸端部分に対する絞り込みを相互に独立させて行うこともできる。
そしてこれらのいずれの場合にあっても、コアドラム4の先行側軸端部分に対する絞り込みを、それの後行側軸端部分に対する絞り込みが終了するまで継続することが、カーカスプライコード1の十分なる貼付けを実現する上で好ましい。
ところで、カーカスプライコード1のこのような絞り込みはいずれも、各プライコード1のパスラインの増加を生じることになるも、ここにおけるディップ処理コード1は、隣接するコアドラム上等を滑らかに滑動できるので、コード張力の意図しない増加、コードの破断等の発生を有効に防止することができる。
ここで、クリール2から繰出される、通常は有機繊維コードであるカーカスプライコード1が、それの巻端に至ったときは、その巻端部分と、次に繰出されるプライコード1の先端部分とを、超音波溶着その他によって接合することで、上述したところを継続的に行うことができる。
なお、コード1のこのような溶着接合によれば、一般的に、接合部分のコード強度が低下することになるので、コード接合部と対応する位置に対しては、コアドラム4の送給を一時的に休止して、その接合部がカーカスプライに含まれるのを防止することが好ましい。
以上に述べたようにして、コアドラム4の全周にわたって、複数本のカーカスプライコード1を十分均等に貼付けた後は、それらのコード1を、相互に隣接するコアドラム間で、カッタ10をもって切断し、これによって、コアドラム上に所要のカーカスプライ11を形成する。
このようにして一枚のカーカスプライ11を形成されたコアドラム4は、次のカーカスプライの形成工程その他の所要の作業工程へ搬出される。
たとえば、形成されたカーカスプライ11の外周側に被覆層を設けることを目的に、コアドラム4をスキムゴムの貼付工程へ搬出する場合には、好ましくは、コアドラム4を、囲繞空間5内へ送給するに先だって、その周面上に、インナライナに加えて、カーカスプライ用スキムゴムを貼付ける。これによれば、カーカスプライ11の、内外両面側からの被覆を実現することができる。
また、コアドラム上には、インナライナの外周側に、キャンバスチェーファおよびゴムチェーファの少なくとも一方とすることができるチェーファを予め配設することも可能である。
この発明の実施の形態を模式的に示す側面図である。 カーカスプライコードの繰出し態様を例示する図1のII−II線に沿う略線正面図である。 カーカスプライコードの他の繰出し態様を例示する略線正面図である。 カーカスプライコードのさらに他の繰出し態様を例示する略線斜視図である。
符号の説明
1 カーカスプライコード
2 クリール
3 ガイドロール
4 コアドラム
5 囲繞空間
6 クリールスタンド
7 直線状ビーム
8,9 絞り込み手段
10 カッタ
11 カーカスプライ

Claims (6)

  1. ディップ処理を施したカーカスプライコードの複数本を円筒状に整列させて配置した状態で、カーカスプライコードの囲繞空間内へ、少なくともインナライナを周面上に予め貼付けたコアドラムの複数個を、各中心軸線を前記囲繞空間の延在方向に向けた相互の隣接姿勢で送給し、次いで、各コアドラムの軸端部分で、複数本のカーカスプライコードを絞り込んで、それらのコードをコアドラムの周面上に貼付け、さらに、相互に隣接するコアドラム間でカーカスプライコードを切断してカーカスプライを形成するタイヤの成型方法。
  2. コアドラムの、先行側の軸端部分に対するカーカスプライコードの絞り込みを、そのコアドラムの後行側の軸端部分に対するカーカスプライコードの絞り込みが終了するまで継続する請求項1に記載のタイヤの成型方法。
  3. コアドラムを、カーカスプライコードの囲繞空間内へ送給するに先だって、その周面上に、インナライナおよびカーカスプライ用スキムゴムを順次に貼付けるとともに、カーカスプライの形成後にその周面上にスキムゴムを貼付ける請求項1もしくは2に記載のタイヤの成型方法。
  4. カーカスプライコードの複数本を放射方向に繰出して円筒状に整列させる請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤの成型方法。
  5. カーカスプライコードの複数本を、相互に対向する二方向から繰出して円筒状に整列させる請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤの成型方法。
  6. 複数本のカーカスプライコードを巻付けた一本の共通の直線状ビームから、それらのカーカスプライコードを同時に繰出し走行させながら、走行方向の前方側で円筒状に整列させる請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤの成型方法。
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