JP2005074023A - アレルゲン不活性化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】犬や猫など動物の表皮部または体毛部に存在するノミ、ダニの死骸や糞などのアレルゲンを不活性化することができるアレルゲン不活性化装置を提供する。
【解決手段】動物110を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理袋120と、処理袋120内に処理ガスを供給する処理ガス供給装置30とを備えた。処理ガス供給装置30は、メタノールの酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスを発生し処理袋120内に供給する。この処理ガスを使用することにより、40℃以下の低い処理温度で、動物110の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを不活性化することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、衣類や寝具等に潜り込んだダニ、カビ菌類の死骸や糞、寝具等の表面に付着した人体の皮膚の乾燥垢の粉や花粉など、アレルギー疾患の原因となる物質を不活性化するアレルゲン不活性化装置に関する。
健康に関する関心が高まる中、日本国民の3人に1人が何らかのアレルギー疾患を持っているという研究結果(たとえば、厚生労働省「アレルギー疾患の疫学に関する研究」)が報告されており、室内環境におけるダニ、カビ菌類の死骸や花粉などアレルゲンへの対策が求められている。
従来のアレルゲン対策技術として、布団、マットなど寝具を温風空気により乾燥させる乾燥機において、布団、マットなどを収容した状態で乾燥機内を排気した後、乾燥機内にオゾンガスを供給して殺菌処理する技術が知られている(特許文献1)。
また、軟質耐熱性乾燥袋の中に寝具等を入れ、袋内に一方の側面から熱風とオゾンガスを送り込んで乾燥と殺菌を行いつつ、他方の側面に接続した集塵袋により塵を回収する技術も知られている(特許文献2)。
また、人が寝起きできる内部空間を有する密閉可能なカプセル内に寝具を設け、睡眠中はカプセル内を空気調和して快適な睡眠環境を形成する一方、人が不在の際には、不在を確認したうえでカプセル内をオゾンガスや紫外線で殺菌処理する技術も知られている(特許文献3)。
しかし、これらの従来技術は、いずれもオゾンガスを使用しているため、オゾンの酸化作用によって衣類や寝具の色柄が退色したり、肌触りや風合いを損ねたりするという問題がある。また、電気ヒータを内蔵した毛布やカーペットは、金属部品やプラスチック部品を有しているため、十分なアレルゲン不活性化能力が得られるほどに高濃度のオゾンガスを使用した場合、金属部品が腐食したりプラスチック部品が脆弱化したりする恐れがある。また同様の理由から、金属製のスプリングやワイヤを内蔵したマットレスに対しても高濃度のオゾンガスを使用することは好ましくない。
また、衣類や寝具など処理対象物全体を70℃以上の高温空気中で30分間以上加熱し続ければ、ダニ、カビ菌類から大腸菌類までほぼ確実に死滅させることができるが、処理温度が高過ぎるため、犬や猫など動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを不活性化する目的には使用不可能である。
特開2002−85898号公報 実用新案登録第3047747号公報 特開2001−182346号公報
本発明が解決しようとする課題は、オゾンガスを使用せずに且つ40℃以下の低い処理温度で、処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを不活性化できるアレルゲン不活性化装置を提供し、さらには犬や猫など動物の表皮部または体毛部に存在するノミ、ダニの死骸や糞などのアレルゲンを不活性化することができるアレルゲン不活性化装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、前記処理対象物を収容し密閉可能な処理容器と、メタノールからその酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に導入するガス搬送系と、前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、を備えたものである。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、処理対象物を処理容器内に収容し密閉した後、制御器を作動させると、その制御下で処理ガス発生器およびガス搬送系が作動する。処理ガス発生器は、メタノールに触媒、プラズマ、高周波電磁波等を作用させることにより、メタノールの酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる。ガス搬送系は、処理ガス発生器により発生された処理ガスを処理容器内に導入する。その結果、処理容器内に収容されている処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンが処理ガスの作用により不活性化される。処理ガスとして、メタノールの酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスを用いたことにより、40℃以下の低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができる。
また、請求項2記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、前記処理対象物を収容し密閉可能な処理容器と、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に供給するガス搬送系と、前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、を備えたものである。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、処理対象物を処理容器内に収容し密閉した後、制御器を作動させると、その制御下で処理ガス発生器およびガス搬送系が作動する。処理ガス発生器は、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる。ガス搬送系は、処理ガス発生器により発生された処理ガスを処理容器内に導入する。その結果、処理容器内に収容されている処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンが処理ガスの作用により不活性化される。処理ガスとして、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを用いたことにより、40℃以下の低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができる。
また、請求項3記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、前記動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理容器と、メタノールからその酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に導入するガス搬送系と、前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、を備えたものである。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして処理容器内に収容し密閉した後、制御器を作動させると、その制御下で処理ガス発生器およびガス搬送系が作動する。処理ガス発生器は、メタノールに触媒、プラズマ、、高周波電磁波等を作用させることにより、メタノールの酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる。ガス搬送系は、処理ガス発生器により発生された処理ガスを処理容器内に導入する。その結果、処理容器内に収容されている動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンが処理ガスの作用により不活性化される。処理ガスとして、メタノールの酸化的分解によって発生する活性種を含む処理ガスを用いたことにより、40℃以下の低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができるので、動物に悪影響を及ぼすことなく処理を行うことができる。
また、請求項4記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、前記動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理容器と、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に導入するガス搬送系と、前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、を備えたものである。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして処理容器内に収容し密閉した後、制御器を作動させると、その制御下で処理ガス発生器およびガス搬送系が作動する。処理ガス発生器は、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる。ガス搬送系は、処理ガス発生器により発生された処理ガスを処理容器内に導入する。その結果、処理容器内に収容されている動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンが処理ガスの作用により不活性化される。処理ガスとして、メタノールの酸化的分解によって発生する活性種を含む処理ガスを用いたことにより、40℃以下の低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができるので、動物に悪影響を及ぼすことなく処理を行うことができる。
また、請求項5記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、請求項1、2、3、または4記載のアレルゲン不活性化装置において、前記ガス搬送系は、前記処理容器内に供給する前記処理ガスの温度を調節する温度調節器と、前記処理容器内に供給する前記処理ガスの湿度を調節する湿度調節器と、前記処理ガスを前記処理容器内に送り込む処理ガス搬送器と、前記処理容器内からの排ガスを回収または不活性化する排ガス処理器と、前記排ガスを排出するガス排出器とを有し、前記制御器は、前記処理ガス発生器を制御することにより前記処理ガスの濃度を所定範囲の濃度に制御しつつ、前記温度調節装置と前記湿度調節器とを制御することにより前記処理容器内に供給する前記処理ガスの温度および湿度を所定の範囲に制御するとともに、前記処理ガス搬送器と前記ガス排出器とを制御することにより前記処理容器内への前記処理ガスの搬送量および前記処理容器内からの前記排ガスの排出量を制御する。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、処理容器内に導入する処理ガスの濃度、温度、湿度を所定の範囲に制御するとともに、処理容器内への処理ガスの搬送量および排ガスの排出量を制御するため、処理ガスの使用量を抑えつつ、処理ガスの能力を最大限に発揮させて、アレルゲン不活性化処理を効率良く実施することができる。
また、請求項6記載の発明に係るアレルゲン不活性化装置は、請求項4または5記載のアレルゲン不活性化装置において、前記制御器は、前記処理ガスを前記処理容器内に供給するに際し、前記ガス搬送系により前記処理容器内の空気を排出させる。
上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置は、処理容器内の空気を排出した後に処理容器内に処理ガスを供給するため、処理容器内全体に所定濃度の処理ガスをいきわたらせることができるので、処理対象物である寝具や衣類等の内部または表面に存在するアレルゲンや処理対象物である動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより全て不活性化することができる。
本発明のアレルゲン不活性化装置によれば、オゾンを使用することなく且つ40℃以下の低い処理温度で、処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを不活性化することができる。40℃以下の低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができるので、動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを、動物に悪影響を及ぼすことなく不活性化することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係るアレルゲン不活性化装置の第1の実施形態を示す斜視図である。このアレルゲン不活性化装置10は、衣類や寝具など処理対象物を収容する処理袋(処理容器)20と、密閉された処理袋20内に処理ガスを供給する処理ガス供給装置30とを備えている。
図2は処理袋20の斜視図である。この処理袋20は、耐試薬性、耐熱性、耐圧性を有する透明なフィルムで形成されており、その一端に処理対象物を出し入れするための開口部21が設けられている。開口部21には縁部に沿ってヒートシール23を有する蓋部材22が設けられている。この蓋部材22で開口部21を閉塞し、ヒートシール23を加熱して処理袋20本体に密着させることにより、処理袋20を完全に密閉できるようになっている。また、処理袋20の側部には、処理ガスを導入する導入口24及び排ガスを排出する排出口25が設けられている。この導入口24及び排出口25は、通常は閉塞されており、処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31の先端部及び排気管32の先端部が接続されたときのみ開放される。
図3は処理ガス供給装置30の構成図である。この処理ガス供給装置30は、処理ガス発生器40と、この処理ガス発生器40で発生させた処理ガスを密閉された処理袋20内に導入するガス搬送系50と、処理ガス発生器40およびガス搬送系50の動作を制御する制御器60とを備えている。
図4は処理ガス発生器40の構成図である。処理ガス発生器40内には、図示しないメタノール供給源から搬送管41を通してメタノールが供給される気化室42と、気化室42を周囲から加熱する第1温度調節器43と、気化室42の上方に接続された略円筒状の触媒槽44と、触媒槽44を周囲から加熱する第2温度調節器45とが設けられている。触媒槽44には、粒状化した触媒46が充填されている。触媒46には、白金、銅、アルミニウム、または炭素、あるいはこれらの混合物が用いられる。
処理ガス発生器40にて処理ガスを発生させる際、まず気化室42内に所定量のメタノールが供給される。気化室42に供給されたメタノールは、加熱により気化されて触媒槽44に供給される。触媒槽44内では、メタノールガスに触媒が作用することにより、メタノールの酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスが発生する。処理ガスの発生量は、気化室42におけるメタノールの気化量、触媒槽44に供給されるメタノールガスの量、触媒槽44の加熱温度、等に依存する。
ガス搬送系50は、外気または処理ガス(処理ガスまたは処理ガスと外気との混合気体)を処理袋20内に送り込む吸気ポンプ(処理ガス搬送器)51と、処理袋20内に供給する処理ガスの湿度を調節する湿度調節器52と、処理袋20内に供給する処理ガスの温度を調節する温度調節器53と、処理袋20内からの排ガスを処理(不活性化)するための排ガス処理器54、処理済の排ガスを排出する排気ポンプ(ガス排出器)55とを有する。排気ポンプ55の排気口側通路と吸気ポンプ51の吸気口側通路は、還流空気通路56により接続されている。
処理ガス発生器40、吸気ポンプ51、湿度調節器52、温度調節器53、排ガス処理器54および排気ポンプ55は、制御器60により制御される。
制御器60は、処理ガス発生器40を制御することにより処理ガスの濃度(発生量)を所定範囲の濃度に制御しつつ、湿度調節器52と温度調節装置53とを制御することにより処理袋20内に供給する処理ガスの温度および湿度を所定の範囲に制御するとともに、吸気ポンプ51と排気ポンプ55とを制御することにより処理袋20内への処理ガスの搬送量および処理袋20内からの排ガスの排出量を制御する。
次に、上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置10によるアレルゲン不活性化処理方法について説明する。アレルゲン不活性化処理時における処理対象物および処理袋20の取り扱いならびに処理ガス供給装置30の操作は専門の作業員が行う。
アレルゲン不活性化処理を行うに際し、処理対象物である寝具や衣類などを処理袋20内に収容する。このとき処理対象物とともにケミカルインジケータ(図示せず)を入れておく。その後、処理袋20の開口部を蓋部材22で閉塞し、蓋部材22に設けられているヒートシール23を加熱することにより、蓋部材22を処理袋本体に密着させて処理袋20を密封する。
つぎに、処理袋20の導入口24、排出口25に処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31の先端部、排気管32の先端部をそれぞれ接続する。
その後、処理ガス供給装置30をアレルゲン除去処理モードで運転させる。すると、処理ガス供給装置30は、まず処理袋20内の排気を行う。すなわち、吸気ポンプ51を停止させた状態で排気ポンプ55を駆動させることにより、処理袋20内の空気を排出する。つぎに、処理袋20内に処理ガスを供給し、処理袋20内に収容されている処理対象物のアレルゲン不活性化処理を行う。すなわち、処理ガス発生器40、吸気ポンプ51、湿度調節器52、温度調節器53を駆動制御することにより処理袋20内に、温度及び湿度(以後相対湿度を意味する)がそれぞれ20〜40℃(好ましくは35℃)、湿度80〜90%の処理ガスを供給する。
この状態で所定時間経過した後、作業員は、ケミカルインジケータの値をチェックし、適正値であれば、処理ガス供給装置30の運転モードを後処理モードに切り換える。すると処理ガス供給装置30は、処理袋20内の排気を開始する。すなわち、処理ガス発生器40を停止させ、吸気ポンプ51および排気ポンプ55を運転して処理袋20内を排気する。そして、処理袋20内からの排ガスを排ガス処理器54により処理する。排ガス処理器54により処理された排ガスは、還流空気通路56を介して吸気ポンプ51に供給され、再度処理袋20内に供給することにより処理袋20内の空気を循環させる。この処理を処理袋20内の処理ガス濃度が所定の値より低くなるまで実施する。
つぎに、処理袋20内に乾燥した温風を供給して処理対象物の乾燥を行う。すなわち、排気ポンプ55および吸気ポンプ51を運転することにより処理袋20内の空気を循環させながら、温度調節器53により空気の温度を適度に維持しつつ湿度調節器52により空気の除湿をおこなう。
以上の一連の工程を終えた後、作業者は、処理袋20の導入口24、排出口25から処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31、排気管32を外す。
アレルゲン不活性化処理済みの処理対象物は、処理袋20に収容した状態のまま、あるいは処理袋20から取り出して処理依頼元に渡される。
上記のように、第1の実施形態のアレルゲン不活性化装置10によれば、処理ガスとしてメタノールの酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスを用いたことにより、20℃〜40℃という低い処理温度で、処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを不活性化することができる。
また、処理袋20内に導入する処理ガスの濃度、温度、湿度を所定の範囲に制御するとともに、処理袋20内への処理ガスの搬送量および排ガスの排出量を制御するため、処理ガスの使用量を抑えつつ、処理ガスの能力を最大限に発揮させて、アレルゲン不活性化処理を効率良く実施することができる。
また、処理袋20内の空気を排出した後に処理袋20内に処理ガスを供給することにより、処理袋20内全体に所定濃度の処理ガスを速やかにいきわたらせることができるため、処理対象物である寝具や衣類等の内部または表面に存在する全てのアレルゲンを処理ガスにより不活性化することができる。
[第2の実施形態]
図5は本発明に係るアレルゲン不活性化装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
このアレルゲン不活性化装置100は、犬や猫など動物110をその首から先(上)の部分を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理袋(処理容器)120と、動物110を収容し密閉された処理袋120内に処理ガスを供給する処理ガス供給装置30とを備えている。このアレルゲン不活性化装置100の構成要素のうち、処理ガス供給装置30の構成および機能は、図4および図5に示したものと同じである。
図6は処理袋120の斜視図である。この処理袋120は、耐試薬性、耐熱性、耐圧性を有する透明なフィルムで形成されており、その一端に処理対象物である動物110を出し入れするための開口部121が設けられている。開口部121にはその縁部を内側または外側に折り返して筒状に形成された紐通し部122が設けられており、この紐通し部122に紐123が挿通されている。紐123の両端部は、紐通し部122の外側部に互いに隣接させて形成された二つの孔122a、122bから外側に引き出されている。この紐123の両側を引いて開口部121を絞り込むことにより、開口部121の径を動物110の首の太さに合わせて調節することができる。また、処理袋120の側部には、処理ガスを導入する導入口124及び排ガスを排出する排出口125が設けられている。この導入口124及び排出口125は、通常は閉塞されており、処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31の先端部及び排気管32の先端部が接続されたときのみ開放される。
次に、上記のように構成されたアレルゲン不活性化装置100によるアレルゲン不活性化処理方法について説明する。アレルゲン不活性化処理時における動物110および処理袋120の取り扱いならびに処理ガス供給装置30の操作は専門の作業員が行う。
アレルゲン不活性化処理を行うに際し、処理対象物である動物110をその胴体・足側から首の辺りまで処理袋120内に収容する。このとき処理対象物とともにケミカルインジケータ(図示せず)を入れておく。その後、処理袋120の紐123の両端部を同方向に引きつつ、開口部121を絞り込むことにより、適度な締め付け力で開口部121を封止する、そして、封止状態が解けないように、紐123の両端部同士を結んでおく。
その際、動物110の首に適度な締め付け力でフィットするように形成したゴムなどの弾性材からなる環状のシール部材を動物110の首に装着し、そのシール部材上に開口部121を絞り込んで密着させてもよい。このようにすれば、処理袋120の開口部121をより気密に封止できる。また、動物110の首とシール部材との間にゼリー状のシール剤等を注入しておけば、体毛部分のの隙間を埋めてより一層気密性を高めることができる。また、環状のシール部材を使用せず、処理袋120の開口部121と動物110の首との間にシール剤等を注入してもよい。シール剤には、動物に無害であり、ある程度時間が経つと自然に離脱するものや洗浄によって容易に除去できるものを使用する。
つぎに、処理袋20の導入口24、排出口25に処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31の先端部、排気管32の先端部をそれぞれ接続する。
その後、処理ガス供給装置30をアレルゲン除去処理モードで運転させる。すると、処理ガス供給装置30は、処理袋120内に処理ガスを供給し、処理袋120内に収容されている動物110のアレルゲン不活性化処理を行う。すなわち、処理ガス発生器40、吸気ポンプ51、湿度調節器52、温度調節器53を駆動制御することにより処理袋120内に、温度及び湿度(以後相対湿度を意味する)がそれぞれ20〜40℃(好ましくは35℃)、湿度80〜90%の処理ガスを供給する。
この状態で所定時間経過した後、作業員はケミカルインジケータが適正値になっているが否か確認する。適正値になっていたら、処理ガス供給装置30の運転モードを後処理モードに切り換える。すると処理ガス供給装置30は、処理袋120内のガスを排気する動作を開始する。すなわち、処理ガス発生器40を停止させ、吸気ポンプ51および排気ポンプ55を運転して処理袋120内を排気する。そして、処理袋120内からの排ガスを排ガス処理器54により処理する。排ガス処理器54により処理された排ガスは、還流空気通路56を介して吸気ポンプ51に供給され、再度処理袋120内に供給することにより処理袋120内の空気を循環させる。この処理を処理袋120内の処理ガス濃度が所定の値より低くなるまで実施する。
以上の一連の工程を終えた後、作業者は、処理袋120の導入口124、排出口125から処理ガス供給装置30の処理ガス導入管31、排気管32を外し、処理袋20から動物110を取り出す。
上記のように、第2の実施形態のアレルゲン不活性化装置100によれば、処理ガスとしてメタノールの酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスを用いたことにより、20℃〜40℃という低い処理温度でアレルゲンを不活性化することができるので、動物110の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを、動物110に悪影響を及ぼすことなく不活性化することができる。
なお、第2の実施形態では処理対象物が動物110であるため省略されているが、第1の実施形態と同様、処理ガス供給前に処理袋120内の排気処理を実施すれば、処理袋120内全体に所定濃度の処理ガスを速やかにいきわたらせて、動物110の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより効率良く不活性化することができる。
また、第2の実施形態のアレルゲン不活性化装置100は、犬、猫など愛玩動物に限らず、牛や豚など家畜にも使用できる。また、カメ、ヘビ、トカゲなどは虫類や、ニワトリ、アヒルなど鳥類に対しても使用できる。
また、第2の実施形態のアレルゲン不活性化装置100は、紐123の両側を引いて開口部121を絞り込むタイプの処理袋120を備えているが、開口部121を縁取るようにしてゴムなどの伸縮部材を設け、その伸縮部材の伸縮性によって開口部121の径が動物110の首の太さに合わせて自然に調節されるように構成してもよい。
また、第2の実施形態の処理袋120は、動物110の首から先(上)を外に出した状態で収容する構造になっているが、動物110を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理袋であれば、どのような処理袋を使用しても構わない。
また、第1および第2の実施形態のアレルゲン不活性化装置10、100は、メタノールに触媒を作用させることにより、メタノールの酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器40を備えているが、これに代えて、メタノールに超音波、紫外線、またはプラズマを作用させて処理ガスを発生させる処理ガス発生器を備えたアレルゲン不活性化装置も本発明に含まれる。また、ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒド(固体)を気化温度以上に加熱することにより、あるいはこれらに超音波、紫外線、プラズマ、または、高周波電磁波を作用させることにより活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器を備えたアレルゲン不活性化装置も本発明に含まれる。
また、第1および第2の実施形態では、処理容器として処理袋20、120を備えた場合を例に取り説明したが、処理ガスに対する耐薬性、耐熱性、耐圧性を有する硬質の処理容器を使用してもよいことは無論である。硬質の処理容器を使用した場合、処理ガス供給前における処理容器内の排気処理により、処理容器内を減圧することができるので、処理ガス供給時に処理容器内全体に所定濃度の処理ガスをより速やかにいきわたらせて、処理対象物のアレルゲン不活性化処理を極めて効率良く実施することができる。
また、第1および第2の実施形態では、処理ガス供給装置30のガス搬送系50が二つのポンプ51、55を備えた構成例について説明したが、ポンプを一つだけ備え、そのポンプによって処理容器内へのガスの供給および排出がなされるように構成してもよい。
本発明に係るアレルゲン不活性化装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1中の処理袋の斜視図である。 図1中の処理ガス供給装置の構成図である。 図3中の処理ガス発生器の構成図である。 本発明に係るアレルゲン不活性化装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 図5中の処理袋の斜視図である。
符号の説明
10 アレルゲン不活性化装置
20 処理袋(処理容器)
30 処理ガス供給装置
40 処理ガス発生器
42 気化室
43 触媒槽
50 ガス搬送系
51 吸気ポンプ(処理ガス搬送器)
52 湿度調節器
53 温度調節器
54 排ガス処理器
55 排気ポンプ(ガス排出器)
60 制御器
100 アレルゲン不活性化装置
110 動物
120 処理袋(処理容器)
123 紐

Claims (6)

  1. 処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、
    前記処理対象物を収容し密閉可能な処理容器と、
    メタノールからその酸化的分解反応によって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、
    前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に供給するガス搬送系と、
    前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、
    を備えたアレルゲン不活性化装置。
  2. 処理対象物の内部または表面に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、
    前記処理対象物を収容し密閉可能な処理容器と、
    ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって生じる活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、
    前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に供給するガス搬送系と、
    前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、
    を備えたアレルゲン不活性化装置。
  3. 動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、
    前記動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理容器と、
    メタノールからその酸化的分解反応によって発生する活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、
    前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に供給するガス搬送系と、
    前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、
    を備えたアレルゲン不活性化装置。
  4. 動物の表皮部または体毛部に存在するアレルゲンを処理ガスにより不活性化するアレルゲン不活性化装置であって、
    前記動物を少なくともその目、鼻、口および耳を露出させた状態にして収容し密閉可能な処理容器と、
    ホルムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加熱することによって発生する活性種を含む処理ガスを発生させる処理ガス発生器と、
    前記処理ガス発生器で発生させた処理ガスを密閉された前記処理容器内に供給するガス搬送系と、
    前記処理ガス発生器および前記ガス搬送系の動作を制御する制御器と、
    を備えたアレルゲン不活性化装置。
  5. 前記ガス搬送系は、
    前記処理容器内に供給する前記処理ガスの温度を調節する温度調節器と、
    前記処理容器内に供給する前記処理ガスの湿度を調節する湿度調節器と、
    前記処理ガスを前記処理容器内に送り込む処理ガス搬送器と、
    前記処理容器内からの排ガスを回収または不活性化する排ガス処理器と、
    前記排ガスを排出するガス排出器とを有し、
    前記制御器は、
    前記処理ガス発生器を制御することにより前記処理ガスの濃度を所定範囲の濃度に制御しつつ、
    前記温度調節装置と前記湿度調節器とを制御することにより前記処理容器内に供給する前記処理ガスの温度および湿度を所定の範囲に制御するとともに、
    前記処理ガス搬送器と前記ガス排出器とを制御することにより前記処理容器内への前記処理ガスの搬送量および前記処理容器内からの前記排ガスの排出量を制御する請求項1、2、3、または4記載のアレルゲン不活性化装置。
  6. 前記制御器は、前記処理ガスを前記処理容器内に供給するに際し、前記ガス搬送系により前記処理容器内の空気を排出させる請求項4または5記載のアレルゲン不活性化装置。
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