JP2005072692A - 広告配信方法、広告配信システム - Google Patents

広告配信方法、広告配信システム Download PDF

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政実 田口
Michihiko Nagabuchi
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Abstract

【課題】リングバックトーンが出力されている間を利用して有益な広告情報を配信する広告配信方法を提供する。
【解決手段】広告スポンサーより投稿された様々な広告音源の音源データを記憶しておき、着呼者がサービス加入者であるか否かを判定し(ステップS1)、サービス加入者である場合には、記憶された様々な音源データのいずれかを選択し(ステップS4)、リングバックトーンとして選択した音源データを再生出力する(ステップS6)。これにより、広告配信を行う。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線網を介して音声情報を交換する固定電話や携帯電話などの電話システムにおける広告情報の配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定電話や携帯電話などの電話システムにおいて、着呼側の電話呼び出しの間に、交換機より発呼側の電話機に対してリングバックトーンと呼ばれる音声が出力される。
【0003】
従来の電話システムでは、このリングバックトーンには固定の音声パターンによるものが用いられている。そのため、発呼を行う度に、発呼者は固定の音声パターンを繰り返し聞かされ、着呼者が電話呼び出しに応じるまでの間、無駄な時間を過ごすことになる。
【0004】
本発明は、リングバックトーンが出力されている間を利用して有益な広告情報を配信する広告配信方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による広告配信方法は、広告スポンサーより提供される様々な広告音源を記憶し、記憶された広告音源のいずれかをユーザの指定に基づいて登録設定し、発呼者からユーザへの電話呼び出しの間、またはユーザが発呼者となり電話呼び出しを行う間に、登録設定された広告音源を発呼者へリングバックトーンとして再生出力することにより、広告配信を行うものである。
請求項2の発明は、請求項1の広告配信方法において、広告音源は複数の音源データより構成され、登録設定された広告音源を再生出力するとき、設定された条件に基づいてその広告音源を構成する複数の音源データのいずれかを選択し、選択された音源データを再生出力するものである。
請求項3の発明は、請求項2の広告配信方法において、登録設定された広告音源を構成する複数の音源データについて、それぞれが過去に再生出力された回数を記憶し、登録設定された広告音源を再生出力するとき、記憶された再生出力回数に基づいて選択後における各音源データごとの再生出力回数の割合を算出し、算出された割合が設定された配分値に近づくように、その広告音源を構成する複数の音源データのいずれかを選択するものである。
請求項4の発明は、請求項2の広告配信方法において、登録設定された広告音源を構成する複数の音源データについて、その発呼者に対して最後に再生出力されたものを特定するための再生履歴を発呼者ごとに記憶し、登録設定された広告音源を再生出力するとき、設定された再生順序にしたがって、記憶された再生履歴に基づいて特定される音源データの次の音源データを選択するものである。
請求項5の発明は、請求項2の広告配信方法において、発呼者ごとに設定され、その発呼者を広告対象とする音源データを特定するための属性情報を記憶し、登録設定された広告音源を再生出力するとき、記憶された属性情報に基づいて特定される音源データを選択するものである。
請求項6の発明は、請求項1の広告配信方法において、発呼者からの要求に基づいて、再生出力された広告音源に関する詳細情報をその発呼者へ提供するものである。
請求項7の発明は、請求項1の広告配信方法において、発呼者から前記ユーザへの電話呼び出しのときに、その発呼者が再生拒否の設定を行っているか否かを判定し、再生拒否の設定を行っていると判定された場合、登録設定された広告音源をその発呼者に対して再生出力しないこととするものである。
請求項8の発明は、請求項1の広告配信方法において、特定の状況において登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であるか否かを判定し、基準以上の回数であると判定された場合、特定の発呼者に対してその広告音源を再生出力しないこととするものである。
請求項9の発明は、請求項8の広告配信方法において、特定の状況は、ユーザが発呼者からの電話呼び出しを受けたときに着信応答をしない状況であり、その状況において登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であると判定された場合、そのユーザを着呼者とする発呼者に対して、その広告音源を再生出力しないこととするものである。
請求項10の発明は、請求項8の広告配信方法において、特定の状況は、ユーザが発呼者となり電話呼び出しを行ったときにその着呼者が着信応答をしない状況であり、その状況において登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であると判定された場合、ユーザに対して、その広告音源を再生出力しないこととするものである。
請求項11の発明による広告配信システムは、請求項1〜10のいずれかの広告配信方法を実行するものである。
請求項12の発明による広告配信装置は、複数の広告音源を記憶する音源記憶手段と、複数の広告音源の中から使用する広告音源を登録設定する設定手段と、登録設定されている広告音源をリングバックトーンとして再生出力する再生手段と、発呼に応答して、設定手段、音源記憶手段、および再生手段をそれぞれ制御することにより、設定されている広告音源を再生して発呼者にリングバックトーンとして出力する制御手段とを備えるものである。
請求項13の発明は、請求項12の広告配信装置において、制御手段により、請求項2〜10のいずれかの広告配信方法を実行するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態−
本発明の一実施形態による広告配信システムを図1に示す。図1の広告配信システム1は、広告音源再生装置11、サービス加入者用装置12、広告スポンサー用装置13および広告音源聴取者用装置14を有している。これらの各装置はいずれも、様々なプログラムやデータなどを記憶するためのサーバや、外部とデータの送受信を行うための通信装置などによって構成されている。広告配信システム1は、交換機2を介して電話交換網3に接続されている。電話交換網3は、一般の携帯電話システムなどにおいて用いられる公衆通信回線網である。
【0007】
発呼者が携帯電話100の操作によって着呼者の携帯電話200の電話番号を指定することにより、携帯電話100からの発呼が行われると、発呼側の携帯電話100が電話交換網3を介して交換機2に接続される。交換機2は、指定された電話番号より着呼側の携帯電話200を特定すると、特定した携帯電話200に対して発信音を発生させるなどして電話呼び出しを行う。この電話呼び出しの間、交換機2から発呼側の携帯電話100に対してリングバックトーン(RBT)が音声出力される。このリングバックトーンには、交換機2に設定されている固定の音声のものと、広告配信システム1によって提供されるものとがある。
【0008】
着呼者が携帯電話200を操作して電話着信を受けると、携帯電話100と200との間に回線が確立される。このとき、発呼側の携帯電話100において音声出力されていたリングバックトーンが停止される。このようにして確立された回線を用いて、発呼者と着呼者が通話を行うことができる。通話終了の操作が携帯電話100または200において行われると、回線が切断される。
【0009】
広告配信システム1は、着呼者がサービス加入者として登録されているとき、交換機2に対して様々な広告内容の音声情報によるリングバックトーンを提供する。交換機2に提供されたリングバックトーンは、前述のように、電話呼び出し時に発呼側の携帯電話100に音声出力される。発呼者は、このようにして音声出力されたリングバックトーンの広告情報を受け取ることができる。すなわち、広告配信システム1は、リングバックトーンによって様々な広告情報を発呼者に配信することができる。
【0010】
1.広告音源再生装置
広告音源再生装置11は、広告スポンサー用装置13より送信される様々な種類の広告音源データ21および広告音源グループデータ22を記憶している。これらのデータは、それぞれに様々な広告情報が記録された広告音源であり、広告音源データ21は単体の音源データ、広告音源グループデータ22は複数の音源データによって構成されるものである。そして、サービス加入者データ23および聴取者データ24の内容に基づいて配信する広告情報を決定し、その広告情報に対応する音源データを再生して交換機2に出力する。さらに、交換機2に再生出力した音源データの履歴を保存し、広告スポンサー用装置13または広告音源聴取者用装置14からの要求に応じて、その保存した履歴の情報を広告音源再生履歴25として出力する。なお、サービス加入者データ23はサービス加入者用装置12より送信され、聴取者データ24は広告音源聴取者用装置14より送信されるものである。
【0011】
広告音源再生装置11が実行する主な機能としては、1)動的音源選択、2)迷惑・違法再生防止、3)広告音源再生履歴管理、がある。1)動的音源選択は、各種の条件に基づいて、記憶している広告音源グループデータを構成する音源データのうちいずれかを再生音源として選択する機能である。2)迷惑・違法再生防止は、発呼者側において広告の配信を拒否する設定がされている場合や、違法な方法が用いられている場合に、対応する音源データを再生しないようにする機能である。違法な方法には、たとえば、着呼者が意図的に着信応答を行わないことによって、電話料金を発生させずに発呼者が広告配信を受ける方法などがある。3)広告音源再生履歴管理は、再生した音源データの履歴、たとえば再生回数などの履歴情報を管理する機能である。この履歴情報は、前述のように、広告スポンサー用装置13または広告音源聴取者用装置14からの要求に応じて、広告音源再生履歴25として出力される。なお、1)動的音源選択、および2)迷惑・違法再生防止については、後に詳しく説明する。
【0012】
2.サービス加入者用装置
サービス加入者用装置12は、サービス加入者、すなわち着呼者に対して、各種サービスを提供したり、サービス加入者に関する各種情報を記憶したりする。本実施の形態において、発呼者が広告配信システム1からのリングバックトーンによる広告配信を受けるためには、着呼者があらかじめサービス加入の手続をしておく必要がある。着呼者が携帯電話200を用いて、あるいは他の方法によってサービス加入の手続を行うと、着呼者はサービス加入者となる。このサービス加入者に対して発呼を行うと、その発呼者の携帯電話100に対して各種の広告情報が配信される。
【0013】
サービス加入者用装置12が実行する主な機能としては、4)広告音源利用登録、5)広告音源利用履歴管理、6)広告音源利用者サービス、がある。4)広告音源利用登録は、サービス加入者に対して利用可能な広告音源の内容を閲覧させ、その中から選択されたものを設定登録する機能である。サービス加入者(着呼者)は、インターネットなどを経由してサービス加入者用装置12に携帯電話200などを接続することで、現在利用可能な広告音源の内容を閲覧し、そのいずれかを選択することができる。ユーザによって選択された広告音源の内容は登録設定され、サービス加入者データ23として、登録設定の日付などとともに広告音源再生装置11へ出力される。なお、利用可能な広告音源の内容については、広告スポンサー用装置13から随時受け取るようにしておくのが好ましい。
【0014】
5)広告音源利用履歴管理は、前述の広告音源利用登録における履歴、たとえば、特定の広告音源が何人のサービス加入者によって登録設定されているかなどの情報を管理する機能である。この履歴情報は、広告スポンサー用装置13からの要求により、広告グループ利用履歴26として出力される。6)広告音源利用者サービスは、広告音源を発呼者へ配信することに対するサービス加入者への特典サービスなどを実行する機能である。たとえば、広告音源が一定回数配信されるごとに、サービス加入者に対して特典ポイントを加算する。サービス加入者は、特典ポイントの値に応じて、携帯電話200の使用に関する各種料金の割引などの特典を享受することができる。
【0015】
3.広告スポンサー用装置
広告スポンサー用装置13は、外部のパソコン300を介してアップロードされることにより広告スポンサーから投稿された広告音源データ21や広告音源グループデータ22を記憶し、これらを広告音源再生装置11に対して供給する。また、広告音源再生装置11に対する広告音源再生履歴25の送信要求や、サービス加入者用装置12に対する広告グループ利用履歴26の送信要求などを行う。送信されたそれらの履歴情報に基づいた各種の統計値などをパソコン300に対して出力することにより、広告利用状況の分析結果などを広告スポンサーに対して提供する。
【0016】
広告スポンサー用装置13が実行する主な機能としては、7)広告音源投稿、8)広告配信分析、9)広告料金管理、がある。7)広告音源投稿は、前述のようにして広告スポンサーから投稿された広告音源データ21や広告音源グループデータ22を記憶し、これらを広告音源再生装置11に対して供給する機能である。8)広告配信分析は、前述のように、広告音源再生履歴25や広告グループ利用履歴26に基づいて、様々な角度からの広告利用状況の分析結果を広告スポンサーに対して提供する機能である。9)広告料金管理は、広告スポンサーに対して課金する広告料金の管理を行う。たとえば、広告音源再生履歴25において記録されている広告音源の再生回数、すなわち発呼者への広告配信回数に基づいて、課金する広告料金を決定する。
【0017】
4.広告音源聴取者用装置
広告音源聴取者用装置14は、広告音源の聴取者、すなわち発呼者に関する年齢や性別などの属性情報を記憶するとともに、聴取者に対して各種サービスの提供を行う。広告音源聴取者用装置14が実行する主な機能としては、10)広告音源再生拒否、11)広告音源再生アフターサービス、がある。10)広告音源再生拒否は、携帯電話100の操作などによって発呼者(聴取者)が広告音源の再生を拒否することを設定している場合、発呼側の携帯電話100において広告配信が行われないようにする機能である。広告音源の再生拒否を設定していることの情報は、年齢や性別などの属性情報とともに、聴取者データ24として広告音源再生装置11へ送信される。広告音源再生装置11では、送信された聴取者データ24に基づいて、広告音源データ21や広告音源グループデータ22などの音源データを再生するか否かを決定する。広告音源の再生拒否が設定されていてこれらの音源データを再生しない場合、発呼側の携帯電話100には交換機2に設定されている固定の音声によるリングバックトーンが出力される。
【0018】
11)広告音源アフターサービスは、発呼者からの要求に応じて、配信された広告情報に関するさらなる情報を音声や画像などによって提供する機能である。このとき、広告音源再生装置11に対して広告音源再生履歴25の送信要求が行われ、送信された広告音源再生履歴25の内容に基づいて、たとえば再生した音源の曲目リストの提供や、広告スポンサーのインターネットサイトへの接続などを行う。なお、この広告音源アフターサービスについては後に詳しく説明する。
【0019】
広告配信システム1は、広告音源再生装置11、サービス加入者用装置12、広告スポンサー用装置13、広告音源聴取者用装置14を用いて、以上説明したような処理をそれぞれ実行することにより、リングバックトーンによる広告配信を実現する。さらに、この広告情報の聴取者、すなわち発呼者からの要求に応じて、配信した広告情報についてのさらなる情報を提供する。
【0020】
上記に説明した処理において、広告音源再生装置11から交換機2へリングバックトーンを出力するときに実行される処理手順のフローチャートを図2に示す。この処理フローは、発呼側の携帯電話100が交換機2に接続されることにより、交換機2が広告音源再生装置11に接続されて実行される。ステップS1では、サービス加入者用装置12より出力されるサービス加入者データ23に基づいて、着呼者がサービス加入者であるか否かを判定する。サービス加入者である場合はステップS2へ進み、サービス加入者でない場合はステップS7へ進む。
【0021】
ステップS2では、迷惑・違法再生防止処理を行い、処理結果としてチェックOKまたはチェックNGのどちらかを出力する。ここでの処理内容については、後に図3を用いて説明する。ステップS3では、ステップS2の処理結果がチェックOKとチェックNGのいずれであったかを判定する。チェックOKであった場合はステップS4へ進み、チェックNGであった場合はステップS7へ進む。
【0022】
ステップS4では、動的音源選択処理を行い、リングバックトーンとして再生出力する音源データを選択する。このステップS4の処理内容については、後に図4を用いて説明する。ステップS5では、ステップS4において再生する音源データが選択されたか否かを判定する。いずれかの音源データがステップS4において再生する音源データとして選択されている場合は、ステップS5が肯定判定されてステップS6へ進み、ステップS6において、その音源データをリングバックトーンとして交換機2へ再生出力する。このとき、発呼側の携帯電話100において、再生出力された音源データによるリングバックトーンが音声出力され、その音声情報が配信される。
【0023】
ステップS4において再生する音源データが選択されなかった場合は、ステップS5が否定判定されてステップS7へ進む。ステップS7では、交換機2からリングバックトーンを出力させる。このとき、発呼側の携帯電話100において、交換機2に設定されている固定の音声によるリングバックトーンが出力される。ステップS6またはS7を実行したら、ステップS8においてリングバックトーンの再生履歴を保存した後、図2の処理フローを終了する。
【0024】
次に、図2のステップS2において迷惑・違法再生防止処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを、図3に示す。ステップS21では、広告音源聴取者用装置14より出力される聴取者データ24に基づいて、発呼者が広告音源の再生拒否を設定しているか否かを判定する。再生拒否を設定していない場合はステップS22へ進み、再生拒否を設定している場合はステップS24へ進む。
【0025】
ステップS22では、同一の着呼者に対して違法な音源再生が行われているか否かを判定する。ここでいう違法な音源再生とは、電話料金が発生しないようにするため特定の状況、たとえば、着呼者が意図的に着信応答を行わずに発呼者が音声情報の配信を受けるなどの状況において行われるものである。本実施形態では、同一の着呼者、すなわちサービス加入者が着信応答をしない状況であり、その状況において、特定の音源データが再生出力された回数が基準以上の回数である場合を、違法な音源再生が行われていると判定することとする。ステップS22において違法な音源再生が行われていると判定した場合はステップS24へ進み、そうでない場合は、ステップS23へ進む。ステップS23では、図3のサブルーチン処理の処理結果をチェックOKとする。一方、ステップS24では、処理結果をチェックNGとする。ステップS23またはS24の実行後は、図3の処理フローを終了して、図2のステップS3へ戻る。
【0026】
次に、図2のステップS4において動的音源選択処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを、図4に示す。ステップS41では、サービス加入者用装置12より出力されるサービス加入者データ23に基づいて、サービス加入者である着呼者によって登録設定された広告音源の内容とその登録日付とを判断し、それが設定された有効期間、たとえば登録日付から1ヶ月以内であるか否かを判定する。ここで、広告音源にはそれぞれ有効期間が設定されており、有効期間を越えたものについては配信されないものとする。有効期間内であると判定された場合はステップS42へ進み、有効期間を越えていると判定された場合はステップS55へ進む。
【0027】
ステップS42では、登録設定された広告音源において設定されている動的再生の種類を判定する。ここで、登録設定された広告音源は複数の音源データより構成される広告音源グループデータであり、それぞれの広告音源には次の3種類のいずれかの動的再生が設定されているものとする。設定される動的再生は、1つ目は、決められた配分値によって行う(1)ローテーション再生であり、2つ目は、決められた順序によって行う(2)複数音源連続再生であり、3つ目は、発呼者の属性によって行う(3)ユーザ属性別再生である。なお、この動的再生の種類は、あらかじめ広告音源に設定されていてもよく、あるいはサービス加入者が広告音源を登録設定するときに設定してもよい。設定されている動的再生の種類が、ローテーション再生である場合はステップS43、複数音源連続再生である場合はステップS46、ユーザ属性別再生である場合はステップS49へ、それぞれ進む。
【0028】
(1)ローテーション再生
ローテーション再生では、広告音源ごとに決められた配分値にしたがって、そのいずれかの音源データを再生する。たとえば、複数の広告内容を重み付けして様々な発呼者に提供したいときに、このローテーション再生が用いられる。ステップS43では、前述の広告音源再生履歴管理の機能によって管理されている履歴情報より、登録設定された広告音源において各音源データが過去にそれぞれ再生出力された回数を取得する。
【0029】
次のステップS44では、各音源データに対して設定された再生配分値を取得する。この再生配分値が大きいほど、その音源データが再生される割合は高くなる。なお、再生配分値はあらかじめ設定されるものでも、あるいはサービス加入者によって設定されるものでもよい。ステップS45では、ステップS43で取得した再生出力回数に基づいて、各音源データの再生出力回数の割合を算出する。さらに、その算出値がステップS44で取得した再生配分値に近づくよう、再生すべき音源データを選択する。なお、再生配分値が設定されていない場合は、各音源データの再生出力回数が平均化されるように再生すべき音源データを選択する。ステップS45において再生すべき音源データを選択したら、ステップS51へ進む。
【0030】
(2)複数音源連続再生
複数音源連続再生では、発呼者の再生履歴に合わせて、順序どおりに音源データを再生する。たとえば、前回発呼時に途中まで聞いた曲の続きをその発呼者に対して提供したいときに、この複数音源連続再生が用いられる。ステップS46では、前述の履歴情報より、登録設定されている広告音源グループデータにおける発呼者の再生履歴を取得する。次のステップS47では、各音源データごとに設定された再生順序と、その音源データの再生下限秒数とを取得する。ステップS48では、ステップS46で取得した発呼者の再生履歴により前回再生した音源データを特定し、さらにステップS47で取得した再生順序にしたがって、次に再生すべき音源データを選択する。このとき、前回再生した音源データの再生時間が再生下限秒数に満たない場合は、前回再生した音源データを再生すべき音源データとする。ステップS48において再生すべき音源データを選択したら、ステップS51へ進む。
【0031】
(3)ユーザ属性別再生
ユーザ属性別再生では、発呼者の属性に合わせて音源データを再生する。たとえば、発呼者の年齢や性別に合わせた広告内容を提供したいときに、このユーザ属性別再生が用いられる。ステップS49では、広告音源聴取者用装置14から出力される聴取者データ24より、その発呼者を広告対象とする音源データを特定するための属性情報、たとえば発呼者の年齢や性別などの情報を取得する。ステップS50では、ステップS49で取得した属性情報により、再生すべき音源データを選択する。このとき、登録設定されている広告音源グループデータは、対象年齢や性別が異なる複数の音源データによって構成されるものである。これらの音源データから、発呼者を広告対象とする音源データを年齢や性別などによって特定し、それを再生すべき音源データとして選択する。ステップS49において再生すべき音源データを選択したら、ステップS51へ進む。
【0032】
ステップS51では、ステップS45、S48、S50のいずれかにおいて再生すべき音源データとして選択した音源データが、音声を含んだ正常な音源データであるか否かを判定する。正常な音源データである場合はステップS52へ進む。一方、正常な音源データでない場合は、図4の処理フローを終了して図2のステップS5へ戻る。このとき、再生すべき音源データとしてステップS45、S48、S50のいずれかにおいて選択した音源データは破棄され、リングバックトーンとして再生する音源データは動的音源選択処理において選択されない。
【0033】
ステップS52では、前述の発呼者に対する再生履歴より、ステップS45、S48、S50のいずれかにおいて再生すべき音源データとして選択した音源データの再生回数を取得する。次のステップS53では、この再生回数が基準回数以上であるか否かを判定する。再生回数が基準回数以上である場合、それ以上の再生は行わないとして、図4の処理フローを終了して図2のステップS5へ戻る。このとき、再生すべき音源データとして選択した音源データは破棄され、リングバックトーンとして再生出力する音源データは動的音源選択処理において選択されない。一方、再生回数が基準回数未満である場合には、ステップS54において、その音源データを再生する音源データとする。この音源データが、動的音源選択処理の結果として選択される。その後、図4の処理フローを終了して図2のステップS5へ戻る。
【0034】
なお、ステップS41において有効期間を越えていると判定され、ステップS55へ進んだ場合には、ステップS55において音源データの選択が不可であるとする。さらに、ステップS56において、着呼側の携帯電話200に対して、登録設定された広告音源が期限切れであることを音声などにより通知する。ステップS56の実行後は、図4の処理フローを終了して図2のステップS5へ戻る。このとき、リングバックトーンとして再生出力する音源データは動的音源選択処理において選択されない。
【0035】
以上説明したように、広告音源再生装置11は、着呼者がサービス加入者であるか否かを判定し(ステップS1)、サービス加入者である場合には、様々な音源データのいずれかを選択し(ステップS4)、選択した音源データをリングバックトーンとして再生出力する(ステップS6)。このときの音源データの選択は動的音源選択処理によって行われ、決められた配分値にしたがって選択するローテーション再生(ステップS43〜S45)、順序どおりに選択する複数音源連続再生(ステップS46〜S48)、発呼者の属性にしたがって選択するユーザ属性別再生(ステップS49、S50)のいずれかが実行される。このようにして、発呼者に対する広告配信を行う。
【0036】
また、図5には、広告音源聴取者用装置14において広告音源アフターサービスの機能を実現するときに実行される処理のフローチャートを示している。ステップS101では、発呼者からの音源確認要求を受け取る。この音源確認要求は、広告音源聴取者用装置14から発呼側の携帯電話100に対して行う音声案内に応答して、発呼者が携帯電話100の任意のボタンを操作することによって行われる。あるいは、発呼者が携帯電話100をインターネット経由で広告音源聴取者用装置14に接続することによって行われるようにしてもよい。さらに、後者のようにインターネット経由で広告音源聴取者用装置14に接続する場合には、携帯電話100の代わりにパソコンなどを用いてもよい。
【0037】
ステップS102では、広告音源再生装置11より広告音源再生履歴25として出力される再生履歴の情報に基づいて、再生された音源データの曲名や再生日時などをリスト化した音源再生リストを作成する。次のステップS103では、ステップS102で作成した音源再生リストを発呼者に対して提供する。このとき、ステップS101において音声案内に応答したボタン操作によって音源確認要求が行われている場合には、音声により提供する。また、インターネット経由で音源確認要求が行われている場合には、文字や画像などによって提供するのが好ましい。
【0038】
ステップS104では、ステップS103で提供した音源再生リストに対する発呼者からの応答内容を判定する。ここで、発呼者が行う応答内容には次の3種類のものがあるとする。1つ目は、音源データをインターネット経由で販売するサービスを行う音源販売システムへの接続を要求する(4)音源販売システム接続要求であり、2つ目は、音源データに関する詳細情報を要求する(5)音源詳細データ確認要求であり、3つ目は、音源データの供給元であるスポンサーのインターネットサイトへの接続を要求する(6)スポンサーサイト接続要求である。発呼者からの応答内容が、音源販売システム接続要求である場合はステップS105、音源詳細データ確認要求である場合はステップS107、スポンサーサイト接続要求である場合はステップS110へ、それぞれ進む。
【0039】
(4)音源販売システム接続要求
ステップS105では、発呼者からの音源販売システムへの接続要求を受け取る。この接続要求は、インターネット経由で行われるものである。次のステップS106では、発呼側の携帯電話100、あるいはパソコンなどを、音源販売システムのインターネットサイトへ接続する。その後、広告音源再生装置11は携帯電話100やパソコンとの接続を終了して、図5の処理フローを終了する。
【0040】
(5)音源詳細データ確認要求
ステップS107では、発呼者からの音源詳細データの確認要求を携帯電話100のボタン操作やインターネット経由により受け取る。次のステップS108では、音源詳細データの確認要求を受けた音源データについて、その曲名、アーティスト名、再生元(広告スポンサー)などの情報による音源詳細データを作成する。このとき、広告音源再生装置11から送信される広告音源再生履歴25により音源詳細データの作成に必要な情報を受け取るようにする。ステップS109では、ステップS108で作成した音源詳細データを、音声や文字、画像などによって、発呼者に対して提供する。ステップS109の実行後、図5の処理フローを終了する。
【0041】
(6)スポンサーサイト接続要求
ステップS110では、発呼者からのスポンサーサイトへの接続要求を受け取る。この接続要求は、インターネット経由で行われるものである。次のステップS111では、発呼側の携帯電話100、あるいはパソコンなどを、スポンサーのインターネットサイトへ接続する。その後、広告音源再生装置11は携帯電話100やパソコンとの接続を終了して、図5の処理フローを終了する。
【0042】
以上説明したように、広告音源聴取者用装置14は、発呼者からの音源確認要求を受け取り(ステップS101)、配信した音声情報の曲名などの詳細な情報を音源再生リストとして発呼者へ提供する(ステップS103)。さらに、提供した音源再生リストに応答して発呼者から行われる応答内容を判断し(ステップS104)、その応答内容に応じて、販売システムへの接続(ステップS106)、アーティスト名などの詳細情報の提供(ステップS109)、スポンサーサイトへの接続(ステップS111)などを行う。
【0043】
以上説明した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)広告スポンサーより投稿された様々な広告音源データや広告音源グループデータなどの広告音源を広告スポンサー用装置13において記憶し、その記憶された広告音源のいずれかを、ユーザであるサービス加入者が行う選択によって、サービス加入者用装置12において登録設定する。そして、発呼者からユーザへの電話呼び出しの間、すなわち、発呼側の携帯電話100から着呼側の携帯電話200への電話呼び出しを行う間に、サービス加入者用装置12において登録設定された広告音源を、広告音源再生装置11より発呼側の携帯電話100に対して再生出力する。これにより、広告配信を行うこととした。このようにしたので、リングバックトーンが出力されている間を利用して、有益な広告情報を配信することができる。
【0044】
(2)広告音源再生装置11より再生出力する広告音源が複数の音源データより構成される広告音源グループデータである場合、動的音源選択の処理を行うことにより、設定された条件に基づいてその広告音源グループデータを構成する複数の音源データのいずれかを選択し、再生出力することとした。このようにしたので、その時に最適な内容の音源データを選択し、その内容を広告情報として配信することができる。
【0045】
(3)動的音源選択の処理において、ローテーション再生、複数音源連続再生、ユーザ属性別再生のいずれかを行うこととした。ローテーション再生では、その広告音源グループデータの各音源データが過去に再生出力された回数を広告音源再生装置11において記憶する。そして、記憶された再生出力回数に基づいていずれかの音源データを選択した後における再生出力回数の割合を算出し、算出された割合が再生配分値に近づくように音源データを選択する。このようにしたので、様々な内容の広告情報を再生配分値に応じた割合で配信することができる。
【0046】
(4)また、複数音源連続再生では、発呼者ごとにおける音源データの再生履歴を広告音源再生装置11において記憶する。そして、設定された再生順序にしたがって、最後に再生出力した音源データの次の音源データを選択する。このようにしたので、特定の発呼者から発呼が行われる度に、その発呼者に対して連続的な内容の広告情報を配信することができる。
【0047】
(5)また、ユーザ属性別再生では、発呼者の年齢や性別などの属性情報を広告音源聴取者用装置14において記憶し、記憶された属性情報に基づいてその発呼者を広告対象とする音源データを選択する。このようにしたので、発呼者ごとにそれぞれ合った内容の広告情報を配信することができる。
【0048】
(6)発呼者からの要求に基づいて、広告音源聴取者用装置14における広告音源アフターサービスの機能により、再生した広告音源に関する詳細情報として、音源再生リストを作成して発呼者に提供するようにした。さらに、発呼者から音源販売システム接続要求、音源詳細データ確認要求、スポンサーサイト接続要求のいずれかが行われると、音源データをインターネット経由で販売するサービスを行う音源販売システムへの接続、曲名やアーティスト名などの音源詳細データの提供、音源データの供給元であるスポンサーのインターネットサイトへの接続をそれぞれ行うようにした。このようにしたので、発呼者からの要求に応じて、配信した広告情報に関するさらなる情報を提供することができる。
【0049】
(7)発呼者が再生拒否の設定を行っているか否かを広告音源再生装置11において判定し、再生拒否の設定を行っている場合には、その発呼者に対して広告音源を再生出力しないこととした。このようにしたので、広告配信を拒否する発呼者に対しては、広告配信を行わないようにすることができる。
【0050】
(8)ユーザであるサービス加入者が着信応答をしない状況において、過去に広告音源が再生出力された回数が基準以上の回数であるか否かを広告音源再生装置11において判定し、基準以上の回数である場合には、広告音源を再生出力しないこととした。このようにしたので、着呼者が意図的に着信応答を行わないことによって、電話料金を発生させずに発呼者が広告配信を受けるような違法な方法を用いた広告配信を行わないようにすることができる。
【0051】
―第2の実施の形態−
本発明の第2の実施形態による広告配信システムを図6に示す。上記の第1の実施の形態では、サービス加入者が着呼者である例について説明したが、本実施形態では、サービス加入者が発呼者である例について説明する。図6の広告配信システム1Aは、サービス加入者用装置12が着呼側の携帯電話200でなく、発呼側の携帯電話100と接続される点以外は、図1の広告配信システム1と同一の構成を有している。
【0052】
広告配信システム1Aにおいて、サービス加入者用装置12は、サービス加入者である発呼者に対して、第1の実施の形態で説明した各機能、すなわち広告音源利用登録、広告音源利用履歴管理、広告音源利用者サービスを実行する。発呼者がこれらの機能を用いて利用したい広告音源の内容を設定登録すると、前述のように、その内容が広告音源再生装置11へ、サービス加入者データ23として出力される。これにより、発呼者は広告配信システム1Aからのリングバックトーンによる広告配信を受けることができる。
【0053】
本実施形態において、広告音源再生装置11から交換機2へリングバックトーンを出力するときに実行される処理手順のフローチャートを図7に示す。なお、図2に示す第1の実施の形態における処理フローと同一の処理内容の部分については、図7でも同一のステップ番号としている。この同一の部分については、以下においてその説明を省略する。
【0054】
ステップS1Aでは、サービス加入者用装置12より出力されるサービス加入者データ23に基づいて、発呼者がサービス加入者であるか否かを判定する。サービス加入者である場合はステップS2Aへ進み、サービス加入者でない場合はステップS7へ進む。ステップS2Aでは、図8に示す違法再生防止処理を実行し、処理結果としてチェックOKまたはチェックNGのどちらかを出力する。
【0055】
次に、図7のステップS2Aにおいて違法再生防止処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを図8に示す。ここで、本実施形態では発呼者がサービス加入者であることから、第1の実施の形態で行った迷惑再生防止処理(図3ステップS21)は必要がない。
【0056】
ステップS22Aでは、同一の発呼者に対して違法な音源再生が行われているか否かを判定する。本実施形態では、同一の発呼者、すなわちサービス加入者が電話呼び出しを行ったときに、その呼び出しを受けた着呼者がいずれも着信応答をせず、その状況において、特定の音源データが再生出力された回数が基準以上の回数である場合を、違法な音源再生が行われていると判定することとする。ステップS22Aにおいて違法な音源再生が行われていると判定した場合はステップS24へ進み、そうでない場合は、ステップS23へ進む。ステップS23とS24では、図3と同様に、処理結果をチェックOKまたはチェックNGとする。その後、図7のステップS3へ戻る。
【0057】
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0058】
なお、上記実施の形態では、発呼側と着呼側に共に携帯電話を用いた例について説明したが、本発明はこの内容には限定されず、いずれか一方、あるいは両方に固定電話などの他の電話機を用いた電話システムについても適用することができる。
【0059】
本発明は、上記実施の形態で用いた構成要素には限定されず、本発明の特徴が損なわれない限り、どのような構成を用いることとしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、広告スポンサーより投稿された様々な広告音源データや広告音源グループデータなどの広告音源を記憶し、その記憶された広告音源のいずれかをユーザが行う選択によって登録設定して、発呼者からの電話呼び出しの間、登録設定された広告音源を発呼者に対して再生出力することにより、広告配信を行うこととした。このようにしたので、リングバックトーンが出力されている間を利用して、有益な広告情報を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による広告配信システムの構成を示す図
【図2】図1のシステムにおいて、広告音源再生装置から交換機へリングバックトーンを出力するときに実行する処理のフローチャートを示す図
【図3】迷惑・違法再生防止処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを示す図
【図4】動的音源選択処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを示す図
【図5】広告音源聴取者用装置において広告音源アフターサービスの機能を実現するときに実行する処理のフローチャートを示す図
【図6】本発明の別の一実施形態による広告配信システムの構成を示す図
【図7】図6のシステムにおいて、広告音源再生装置から交換機へリングバックトーンを出力するときに実行する処理のフローチャートを示す図
【図8】違法再生防止処理として実行するサブルーチン処理のフローチャートを示す図
【符号の説明】
1、1A:広告配信システム
2:交換機
3:電話交換網
11:広告音源再生装置
12:サービス加入者用装置
13:広告スポンサー用装置
14:広告音源聴取者用装置
100:発行側の携帯電話
200:着呼側の携帯電話
300:パソコン

Claims (13)

  1. 広告スポンサーより提供される様々な広告音源を記憶し、
    前記記憶された広告音源のいずれかをユーザの指定に基づいて登録設定し、
    発呼者から前記ユーザへの電話呼び出しの間、または前記ユーザが発呼者となり電話呼び出しを行う間に、前記登録設定された広告音源を発呼者へリングバックトーンとして再生出力することにより、広告配信を行うことを特徴とする広告配信方法。
  2. 請求項1の広告配信方法において、
    前記広告音源は複数の音源データより構成され、
    前記登録設定された広告音源を再生出力するとき、設定された条件に基づいてその広告音源を構成する複数の音源データのいずれかを選択し、
    前記選択された音源データを再生出力することを特徴とする広告配信方法。
  3. 請求項2の広告配信方法において、
    前記登録設定された広告音源を構成する複数の音源データについて、それぞれが過去に再生出力された回数を記憶し、
    前記登録設定された広告音源を再生出力するとき、前記記憶された再生出力回数に基づいて選択後における各音源データごとの再生出力回数の割合を算出し、前記算出された割合が設定された配分値に近づくように、その広告音源を構成する複数の音源データのいずれかを選択することを特徴とする広告配信方法。
  4. 請求項2の広告配信方法において、
    前記登録設定された広告音源を構成する複数の音源データについて、その発呼者に対して最後に再生出力されたものを特定するための再生履歴を発呼者ごとに記憶し、
    前記登録設定された広告音源を再生出力するとき、設定された再生順序にしたがって、前記記憶された再生履歴に基づいて特定される音源データの次の音源データを選択することを特徴とする広告配信方法。
  5. 請求項2の広告配信方法において、
    発呼者ごとに設定され、その発呼者を広告対象とする音源データを特定するための属性情報を記憶し、
    前記登録設定された広告音源を再生出力するとき、前記記憶された属性情報に基づいて特定される音源データを選択することを特徴とする広告配信方法。
  6. 請求項1の広告配信方法において、
    発呼者からの要求に基づいて、前記再生出力された広告音源に関する詳細情報をその発呼者へ提供することを特徴とする広告配信方法。
  7. 請求項1の広告配信方法において、
    発呼者から前記ユーザへの電話呼び出しのときに、その発呼者が再生拒否の設定を行っているか否かを判定し、再生拒否の設定を行っていると判定された場合、前記登録設定された広告音源をその発呼者に対して再生出力しないことを特徴とする広告配信方法。
  8. 請求項1の広告配信方法において、
    特定の状況において前記登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であるか否かを判定し、
    基準以上の回数であると判定された場合、特定の発呼者に対してその広告音源を再生出力しないことを特徴とする広告配信方法。
  9. 請求項8の広告配信方法において、
    前記特定の状況は、前記ユーザが発呼者からの電話呼び出しを受けたときに着信応答をしない状況であり、
    その状況において前記登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であると判定された場合、前記ユーザを着呼者とする発呼者に対して、その広告音源を再生出力しないことを特徴とする広告配信方法。
  10. 請求項8の広告配信方法において、
    前記特定の状況は、前記ユーザが発呼者となり電話呼び出しを行ったときにその着呼者が着信応答をしない状況であり、
    その状況において前記登録設定された広告音源が過去に再生出力された回数が基準以上の回数であると判定された場合、前記ユーザに対して、その広告音源を再生出力しないことを特徴とする広告配信方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかの広告配信方法を実行することを特徴とする広告配信システム。
  12. 複数の広告音源を記憶する音源記憶手段と、
    前記複数の広告音源の中から使用する広告音源を登録設定する設定手段と、
    前記登録設定されている広告音源をリングバックトーンとして再生出力する再生手段と、
    発呼に応答して、前記設定手段、音源記憶手段、および前記再生手段をそれぞれ制御することにより、設定されている広告音源を再生して発呼者にリングバックトーンとして出力する制御手段とを備えることを特徴とする広告配信装置。
  13. 請求項12の広告配信装置において、
    前記制御手段により、請求項2〜10のいずれかの広告配信方法を実行することを特徴とする広告配信装置。
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