JP2005071965A - 電界放出型冷陰極構造、その製造方法、及び平板型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 配線電極と繊維状電子放出部材との密着性を高め、且つ、先端が陽極側を向く繊維状電子放出部材を多くすることによって、良好な電子放出特性を得ることができる電界放出型冷陰極構造、その製造方法、及びこれを含む平板型画像表示装置を提供する。
【解決手段】 電界放出型冷陰極構造100は、基板102と、絶縁体層123と、配線電極121と、電子放出部材層122と、ゲート電極124とを有する。配線電極121は、絶縁体層123で囲まれた領域123a内に、基板102の広がり方向に平行な基準面102aに対して傾斜する傾斜面121aを有する。電子放出部材層122は、傾斜面121a上を含む配線電極121上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材121aを含む。
【選択図】 図2
【解決手段】 電界放出型冷陰極構造100は、基板102と、絶縁体層123と、配線電極121と、電子放出部材層122と、ゲート電極124とを有する。配線電極121は、絶縁体層123で囲まれた領域123a内に、基板102の広がり方向に平行な基準面102aに対して傾斜する傾斜面121aを有する。電子放出部材層122は、傾斜面121a上を含む配線電極121上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材121aを含む。
【選択図】 図2
Description
本発明は、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等の平板型画像表示装置、その一部を構成する電界放出型冷陰極構造、及び電界放出型冷陰極構造の製造方法に関するものである。
FEDの冷陰極構造として、陰極側基板と、その上の配線電極(陰極配線)と、この配線電極表面上の樹脂バインダ層と、この樹脂バインダ層に一部が埋め込まれたカーボンナノチューブ(CNT)とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、他のFEDの冷陰極構造として、陰極側基板と、その上の配線電極(陰極配線)と、この配線電極に一部が埋め込まれたCNTとを有するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。これらの冷陰極構造は、陽極側基板の陽極電極側に向けて突き出ているCNTの先端に電界を集中させることによって、低電圧で高効率の電子放出特性を実現することを意図している。
しかしながら、特許文献1の冷陰極構造においては、樹脂バインダ層に埋没するCNTの存在によって陽極電極側に向けて突き出ているCNTの数が減り、電子放出能力が低下するおそれがある。また、特許文献1の冷陰極構造においては、配線電極表面上の樹脂バインダ層によってCNTを固定しているが、配線電極表面にはCNT端部の僅かな面積しか接触していないので、配線電極表面とCNTとの良好な密着性が得られないおそれがある。これらの理由により、特許文献1の冷陰極構造の場合には、良好な電子放出特性が得られないおそれがあるという問題がある。
また、特許文献2の冷陰極構造においては、配線電極(例えば、銀)を溶融してCNTの端部を埋設する方法が説明されているが、配線電極をITO(インジウム錫酸化物)薄膜とする場合にはCNTの端部を埋設することは困難である。また、特許文献2の冷陰極構造においては、良好な電子放出特性を得るために、多くのCNTの先端が陽極電極側に向けて突き出るようにCNTの端部を配線電極に埋設する製造プロセスが必要であるが、CNTの方向を調整することは困難であるという問題がある。
本発明は、上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、配線電極と繊維状電子放出部材との密着性を高め、且つ、先端が陽極電極側を向く繊維状電子放出部材を多くすることによって、良好な電子放出特性を得ることができる電界放出型冷陰極構造、その製造方法、及びこの電界放出型冷陰極構造を含む平板型画像表示装置を提供することにある。
本発明に係る電界放出型冷陰極構造は、基板と、前記基板上に備えられた配線電極と、前記配線電極に接続された電子放出部材層とを有し、前記配線電極が、前記基板の広がり方向に平行な基準面に対して傾斜する傾斜面を有し、前記電子放出部材層が、前記傾斜面上を含む前記配線電極上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材を含むものである。
本発明に係る電界放出型冷陰極構造によれば、配線電極が、基板の広がり方向に平行な基準面に対して傾斜する傾斜面を有し、傾斜面上を含む配線電極上の領域を覆うように多数の導電性の繊維状電子放出部材が配置されており、配線電極の傾斜面に密着した繊維状電子放出部材の多くは、その先端を基準面に対して垂直に近い方向を向くので、良好な電子放出特性を得ることができる。
また、本発明に係る電界放出型冷陰極構造の製造方法によれば、傾斜面上を含む配線電極上の領域に、多数の導電性の繊維状電子放出部材及び接合剤成分を含む溶液を塗布し、乾燥させるという簡単な方法によって、良好な電子放出特性を持つ電界放出型冷陰極構造を得ることができる。
さらに、本発明に係る平板型画像表示装置は、良好な電子放出特性を持つ電界放出型冷陰極構造を有しているので、蛍光面に十分な量の電子を当てることができ、高輝度な画像を表示することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る平板型画像表示装置の一部を示す概略的な断面図である。また、図2は、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造を示す概略的な断面図である。さらに、図3は、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び絶縁体層を示す概略的な平面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る平板型画像表示装置の一部を示す概略的な断面図である。また、図2は、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造を示す概略的な断面図である。さらに、図3は、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び絶縁体層を示す概略的な平面図である。
図1に示されるように、実施の形態1に係る平板型画像表示装置は、陽極側基板であるガラス基板(前面基板)101と、この前面基板101に備えられたITO膜等からなる陽極電極111と、前面基板101の陽極電極111上に備えられた蛍光面112と、この蛍光面112に対向する電界放出型冷陰極構造100とを主要な構成としている。図1には、平板型画像表示装置の一部のみを示しているが、平板型画像表示装置は図1に示された構成を多数有している。また、前面基板101と電界放出型冷陰極構造100との間の空間は真空に保たれている。ゲート電位Vgが印加されているゲート電極124の作用によって電界放出型冷陰極構造100の電子放出部材層122から放出された電子103は、陽極電位Vaが印加されている陽極電極111に向かって進み、蛍光面112に衝突する。蛍光面112を構成する各色の蛍光体は電子の衝突によって発光し、画像を表示する。
図1及び図2に示されるように、電界放出型冷陰極構造100は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)102と、電子放出用の開口部が形成されるように背面基板102上の特定領域123aを囲む絶縁体層123と、背面基板102上に備えられたITO膜等からなる配線電極(陰極電極)121と、絶縁体層123で囲まれた領域123a内において配線電極121に接続された電子放出部材層122と、絶縁体層123の開口部近傍にゲート開口部を持つように備えられたゲート電極124とを有している。図示されていないが、配線電極121は、例えば、平板型画像表示装置の表示面の特定方向に延びるストライプ状であり、複数本配列されている。ゲート電極124は、例えば、配線電極121に直交する方向に延びるストライプ状であり、複数本配列されている。図2に示されるように、配線電極121は、絶縁体層123で囲まれた領域123a内に、背面基板102の広がり方向に平行な基準面102a(実施の形態1においては、背面基板102の上面を基準面102aとしている)に対して傾斜する傾斜面121aを有している。電子放出部材層122は、傾斜面121a上を含む配線電極121上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材122aを含む。繊維状電子放出部材122aは、配線電極121と所定の密着力で接触している。また、電子放出部材層122は、繊維状電子放出部材122aと配線電極121間、及び、繊維状電子放出部材122a同士を接合する接合剤を含む場合もある。
繊維状電子放出部材122aに要求される好ましい特性は、耐熱温度が概ね700℃程度(又はそれ以下であってもよい)、先端部の径(太さ)が0.1μm程度、長さが100μm以下の導電性材料であることである。繊維状電子放出部材122aとしては、カーボンナノチューブ(CNT)等の筒形構造を有する炭素繊維、円錐構造を有する炭素系化合物、又は、上記好ましい特性を満たす繊維状の金属材料を用いることができる。電子放出部材層122の厚さには、特に制限はないが、通常は10μm以下である。
図4及び図5はそれぞれ、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造100の配線電極121の傾斜面121aの他の例を示す概略的な断面図である。図2においては、基準面102aに対する傾斜面121aの配線電極121側の角度αがほぼ90°である場合が示されている。しかし、傾斜面121aの角度αは、図4に示されるように、0°より大きく90°以下の範囲内、又は、図5に示されるように、90°より大きく180°以下の範囲内としてもよい。ただし、繊維状電子放出部材122aの先端の方向を前面基板101の陽極電極111に向ける(基準面102aに対して垂直に近い方向に向ける)ためには、傾斜面121aの角度αは、概ね45°以上135°以下の範囲内であることが好ましい。また、傾斜面121aは、必ずしも平面である必要はなく、傾斜面121aに対する繊維状電子放出部材122aの密着性が良好であり、傾斜面121aに密着した繊維状電子放出部材122aの先端の方向を前面基板101の陽極電極111に向ける形状であれば、凹状や凸状等のような曲面、起伏のある粗面等の他の形状であってもよい。
電子放出部材層122の形成に際しては、繊維状電子放出部材122aを含有した有機溶剤を、スプレー等によって配線電極121を覆うように吹き付けて塗布する。有機溶剤は、エチルセルロース等の樹脂成分と、溶剤成分を含む。また、有機溶剤は、樹脂成分の代わりに、又は、樹脂成分に加えて、ガラス粉末や金属粉末等を含有する場合もある。有機溶剤の塗布後、乾燥及び焼成して電子放出部材層122を形成する。このときの乾燥温度は、100℃〜200℃程度であり、焼成温度は400℃〜600℃程度である。なお、有機溶剤の種類等によっては、焼成工程を省くことができる。乾燥により有機溶剤の大部分は蒸発する。焼成により、有機溶剤は炭化して失われる。ただし、有機溶剤中の樹脂が炭化した物質である残留物が存在し、残留物は繊維状電子放出部材122aと配線電極との密着力及び繊維状電子放出部材122a同士の密着力を強める。また、焼成を省いて接合剤(樹脂等)成分が残るようにした場合には、接合剤成分が、繊維状電子放出部材122aを配線電極121に接合、及び、繊維状電子放出部材122a相互間を接合する。
図6(a)及び(b)は、配線電極121の上面(基準面102aに平行な面である)上に固定(図において符号125で示す箇所等で接合)された繊維状電子放出部材122aを説明するための図である。図6(a)に示されるように、配線電極121の上面に塗布された繊維状電子放出部材122aは、配線電極121の上面に沿う姿勢、すなわち、密着面積が広く安定した姿勢で固定され易く、図6(b)に示されるように、配線電極121の上面上に立った姿勢、すなわち、密着面積が狭く不安定な姿勢で固定される繊維状電子放出部材は少ない。したがって、配線電極121の上面に固定された繊維状電子放出部材122aの内、配線電極121の上面上に立った姿勢で固定され、繊維状電子放出部材の先端を陽極電極(図1における符号111)側に向けたものの数は少ない。
図7(a)から(c)までは、配線電極121の傾斜面上に固定(図において符号125で示す箇所等で接合)された繊維状電子放出部材を説明するための図である。図7(a)から(c)までに示されるように、配線電極121の傾斜面121aに塗布された繊維状電子放出部材122aは、配線電極121の傾斜面121aに沿う姿勢、すなわち、密着面積が広く安定した姿勢で固定され易く、配線電極121の傾斜面121a上に立った姿勢、すなわち、密着面積が狭く不安定な姿勢で固定される繊維状電子放出部材は少ない。したがって、配線電極121の傾斜面121aに固定された繊維状電子放出部材122aの内、配線電極121の傾斜面121aに沿う姿勢で固定され、繊維状電子放出部材の先端を陽極電極(図1における符号111)側に向けたものの数は多い。このように、配線電極121が傾斜面121aを有する実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造100においては、陽極電極側に向けて先端を突き出させた繊維状電子放出部材122aが数多く存在する。陽極電極側に向けて突き出した繊維状電子放出部材122aの先端にはゲート電極124のゲート電位Vgにより形成される電界が集中し、繊維状電子放出部材122aの先端から高効率で電子が放出される。繊維状電子放出部材122aの先端から放出され電子は、陽極電位Vaが印加されている陽極電極111に向かって進み、蛍光面112に衝突し、蛍光面112を発光させる。
次に、電界放出型冷陰極構造100の製造方法の一例を説明する。先ず、背面基板102になるガラス基板に配線電極材料となるITO膜を蒸着法により成膜する。次に、配線電極パターンを形成するために、ITO膜上にエッチングレジスト(例えば、AZP−1500(クラリアント・ジャパン社の商品名)又はドライフィルム等)を塗布する(ドライフィルムの場合には、貼り付ける)。次に、エッチングレジストが付与された背面基板102に、配線パターンが描画された露光用ガラスマスクを用いて、パターニングのための露光を実施する。次に、現像液(例えば、AZ300MIFデベロッパー(クラリアント・ジャパン社の商品名))を用いてエッチングレジストを現像し、エッチングレジストの不要領域を除去(ドライフィルムの場合には、剥離)する。次に、エッチングレジストが除去された領域のITO膜を、エッチング液(例えば、塩化第二鉄を含む塩酸水溶液)を用いて溶解除去する。次に、エッチングレジストを除去(ドライフィルムの場合には、剥離)し、所定の形状を有する配線電極121を得ることができる。図3には、配線電極121の平面形状の一例が示されている。
その後、図1及び図2に示されるように、配線電極121が形成された背面基板102に、エミッタとなる電子放出部材層122、絶縁体層123、ゲート電極124、を形成することにより、電界放出型冷陰極構造100を得ることができる。電子放出部材層122は、例えば、繊維状電子放出部材を有機溶剤に分散させた溶液を、スプレー等で吹き付け塗布し、その後乾燥及び焼成することによって形成される。なお、塗布の方法は、スプレーによる方法に限定されない。
以上説明したように、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造100によれば、配線電極121が、絶縁体層123で囲まれた領域123a内に、背面基板102の広がり方向に平行な基準面102aに対して傾斜する傾斜面121aを有し、傾斜面121a上を含む配線電極121上の領域を覆うように多数の導電性の繊維状電子放出部材122aが配置されており、配線電極121の傾斜面121aに密着した繊維状電子放出部材122aの多くは、その先端を陽極電極111側(基準面102aに対して垂直に近い方向)に向けるので、良好な電子放出特性を得ることができる。
また、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造の製造方法によれば、傾斜面121a上を含む配線電極121上の領域に、多数の導電性の繊維状電子放出部材122a及び接合剤成分を含む溶液を塗布し、乾燥させる(又は乾燥・焼成する)という簡単な方法によって、良好な電子放出特性を持つ電界放出型冷陰極構造を得ることができる。
また、実施の形態1に係る平板型画像表示装置は、良好な電子放出特性を持つ電界放出型冷陰極構造100を有しているので、蛍光面112に十分な量の電子を当てることができ、高輝度な画像を表示することができる。
実施の形態2.
図8(a)は、本発明の実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図8(b)は同図(a)をS8b−S8b線で切る面を示す概略的な断面図である。図8(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図8(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極131の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図8(a)は、本発明の実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図8(b)は同図(a)をS8b−S8b線で切る面を示す概略的な断面図である。図8(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図8(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極131の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図8(a)及び(b)に示されるように、実施の形態2における配線電極131は、絶縁体層123で囲まれる領域123a内に、多数のほぼ円形の開口部131aを有し、開口部131aの端部131bに、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持たせている。したがって、実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果が得られる。また、実施の形態2に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態3.
図9(a)は、本発明の実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図9(b)は同図(a)をS9b−S9b線で切る面の概略的な断面図である。図9(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図9(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極132の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図9(a)は、本発明の実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図9(b)は同図(a)をS9b−S9b線で切る面の概略的な断面図である。図9(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図9(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極132の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図9(a)及び(b)に示されるように、実施の形態3における配線電極132は、絶縁体層123で囲まれる領域123a内に、多数のほぼ円形の開口部132aを有し、開口部132aの内側にほぼ円形の孤立した配線電極132bを備えている。配線電極132と孤立した配線電極132bとは、その上に備えられる電子放出部材層(図示せず)によって電気的に接続される。開口部132aの端部132cは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果が得られる。また、実施の形態3に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態4.
図10(a)は、本発明の実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図10(b)は同図(a)をS10b−S10b線で切る面の概略的な断面図である。図10(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図10(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極132の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図10(a)は、本発明の実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極を示す概略的な平面図であり、図10(b)は同図(a)をS10b−S10b線で切る面の概略的な断面図である。図10(a)及び(b)の構成において、図1から図3まで(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図10(a)及び(b)には、電子放出部材層(図1における符号122)を図示していない。実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極132の平面形状が実施の形態1における配線電極121の平面形状と相違する。
図10(a)及び(b)に示されるように、実施の形態4における配線電極133は、絶縁体層123で囲まれる領域123a内に、多数の矩形の開口部133aが配列されている。開口部133aの端部133bは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果が得られる。また、実施の形態4に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態4において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図11の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図11には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極134の平面形状及び電子放出部材層141の形状が実施の形態1における配線電極121及び電子放出部材層122の形状と相違する。
図11は、本発明の実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図11の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図11には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造は、配線電極134の平面形状及び電子放出部材層141の形状が実施の形態1における配線電極121及び電子放出部材層122の形状と相違する。
図11に示されるように、実施の形態5における配線電極134は、絶縁体層で囲まれる領域123a内に、実施の形態1の場合よりも多くの端部134aを有するように構成されている。電子放出部材層141は、隣接する配線電極134の端部134a間を繋ぐように配置されている。配線電極134の端部134aは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果が得られる。また、実施の形態5に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態5において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図12の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図12には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)151の形状、配線電極135の形状、及び電子放出部材層142の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図12は、本発明の実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図12の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図12には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)151の形状、配線電極135の形状、及び電子放出部材層142の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図12に示されるように、実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造は、絶縁体層で囲まれた領域123a内における背面基板151の表面が、低位置部151aと、高位置部151bと、低位置部151aと高位置部151bとを繋ぐ部分151cとを有する。高位置部151bは、図12が描かれた紙面に垂直な方向に峰状に延びている。このように、背面基板151の表面に起伏を設ける処理としては、ガラス基板へのサンドブラスト処理(炭酸カルシウム等の粉末材料を基板表面に吹き付ける処理)、ガラス基板の表面をフッ酸等の酸性溶液に浸漬させて溶解させる処理、レーザーによりガラス基板の表面を加工する処理、又は、所望の形状の鋳型を用いて表面に起伏を有するガラス基板を製造する処理等を用いることができる。具体的に言えば、予めITO膜を蒸着法等で付与したガラス基板上にレジストを塗布し、ガラス基板を削り取る領域のレジストを、露光・現像工程により除去し、レジストを除去した領域(ITO膜が露出した領域)にサンドブラスト法等のドライエッチングを施し、当該領域のITO膜及びガラス基板の一部を削り取り、レジストを剥離して、図12に示されるようなITO薄膜付きのガラス基板を得ることができる。また、他の方法としては、予めガラス基板表面をドライエッチング等の方法で粗化し、ガラス基板の表面にレジストを付与し、フォトリソグラフィ法(露光、現像)によって配線電極となる部分のレジストを除去し、ITO膜を蒸着法等でレジストを含む基板面に形成し、レジストを剥離することで、所定の基板を得ることができる。また、実施の形態6においては、配線電極135は、背面基板151の高位置部151b上にのみ配置されている。また、電子放出部材層142は、隣接する配線電極135間を繋ぐように低位置部151a上、高位置部151b上、低位置部151aと高位置部151bとを繋ぐ部分151c上に配置されている。
配線電極135の端部135aは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果が得られる。また、実施の形態6に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態6において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態7.
図13は、本発明の実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図13の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図13には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)152の形状、配線電極136の形状、及び電子放出部材層143の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図13は、本発明の実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図13の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図13には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)152の形状、配線電極136の形状、及び電子放出部材層143の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図13に示されるように、実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造は、絶縁体層で囲まれた領域内における背面基板152の表面が、低位置部152aと、高位置部152bと、低位置部152aと高位置部152bとを繋ぐ部分152cとを有する。高位置部152bは、図13が描かれた紙面に垂直な方向に峰状に延びている。このように、背面基板152の表面に起伏を設ける処理としては、実施の形態6の場合と同様の処理を用いることができる。また、配線電極136は、背面基板152の高位置部152b上、及び、低位置部152aと高位置部152bとを繋ぐ部分152c上の一部にのみ配置されている。また、電子放出部材層143は、隣接する配線電極136間を繋ぐように低位置部152a上、高位置部152b上、低位置部152aと高位置部152bとを繋ぐ部分152c上に配置されている。
配線電極136の端部136aは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果に加えて、配線電極の傾斜面の面積を大きくできるので繊維状電子放出部材が基準面に垂直な方向に向く可能性を高めることができ(先端が陽極電極側に向く繊維状電子放出部材を増やすことができ)、これにより、電子放出特性をさらに改善することができるという効果が得られる。また、実施の形態7に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態7において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態8.
図14は、本発明の実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図14の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図14には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)153の形状、配線電極137の形状、及び電子放出部材層144の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図14は、本発明の実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造の配線電極及び電子放出部材層の一部を示す概略的な断面図である。図14の構成において、図2(実施の形態1)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。図14には、絶縁体層で囲まれる領域123a内の一部が示されている。実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造は、陰極側基板であるガラス基板(背面基板)153の形状、配線電極137の形状、及び電子放出部材層144の形状が実施の形態1におけるものと相違する。
図14に示されるように、実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造は、絶縁体層で囲まれた領域123a内における背面基板153の表面が、低位置部153aと、高位置部153bと、低位置部153aと高位置部153bとを繋ぐ部分153cとを有する。高位置部153bは、図14が描かれた紙面に垂直な方向に峰状に延びている。このように、背面基板153の表面に起伏を設ける処理としては、実施の形態6の場合と同様の処理を用いることができる。また、配線電極137は、背面基板153の高位置部153b上、及び、低位置部153aと高位置部153bとを繋ぐ部分153c上、及び低位置部153aに配置されている。また、電子放出部材層144は、隣接する配線電極137間を繋ぐように低位置部153a上、高位置部153b上、低位置部153aと高位置部153bとを繋ぐ部分153c上に配置されている。
配線電極137の端部137aは、実施の形態1における傾斜面121aとしての機能を持っている。したがって、実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造によれば、実施の形態1に係る電界放出型冷陰極構造と同様の効果に加えて、配線電極の傾斜面の面積を大きくできるので繊維状電子放出部材が基準面に垂直な方向に向く可能性を高めることができ(先端が陽極電極側に向く繊維状電子放出部材を増やすことができ)、これにより、電子放出特性をさらに改善することができるという効果が得られる。また、実施の形態8に係る電界放出型冷陰極構造を用いた平板型画像形成装置によれば、実施の形態1に係る平板型画像形成装置と同様の効果が得られる。なお、実施の形態8において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
100 電界放出型冷陰極構造、 101 ガラス基板(前面基板)、 102,151,152,153 ガラス基板(背面基板)、 102a 基準面、 111 陽極電極、 112 蛍光面、 121,131,132,133,134,135,136,137 配線電極(陰極電極)、 121a,131b,132c,133b,134a,135a,136a 傾斜面、 122,141,142,143,144 電子放出部材層、 122a 繊維状電子放出部材、 123 絶縁体層、 123a 絶縁体層で囲まれた領域、 124 ゲート電極、 125 接合位置、 151a,152a,153a 低位置部、 151b,152b,153b 高位置部、 151c,152c,153c 高位置部と低位置部とを繋ぐ部分。
Claims (20)
- 基板と、
前記基板上に備えられた配線電極と、
前記配線電極に接続された電子放出部材層と
を有する電界放出型冷陰極構造において、
前記配線電極が、前記基板の広がり方向に平行な基準面に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記電子放出部材層が、前記傾斜面上を含む前記配線電極上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材を含む
ことを特徴とする電界放出型冷陰極構造。 - 電子放出用の開口部が形成されるように前記基板上の特定領域を囲む絶縁体層をさらに有し、
前記傾斜面及び前記電子放出部材層が、前記絶縁体層で囲まれた領域内に配置された
ことを特徴とする請求項1に記載の電界放出型冷陰極構造。 - 前記絶縁体層の開口部近傍に備えられたゲート電極をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の電界放出型冷陰極構造。
- 前記傾斜面が、前記配線電極の端部に形成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造。
- 前記傾斜面が、前記配線電極の表面の起伏の一部として形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造。
- 前記基板の表面が、低位置部と、高位置部と、前記低位置部と前記高位置部とを繋ぐ部分とを含み、
前記配線電極が、前記高位置部上に配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の電界放出型冷陰極構造。 - 前記基板の表面が、低位置部と、高位置部と、前記低位置部と前記高位置部とを繋ぐ部分とを含み、
前記配線電極が、前記高位置部上、及び、前記低位置部と前記高位置部とを繋ぐ部分上に配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の電界放出型冷陰極構造。 - 前記絶縁体層で囲まれた領域内における前記基板の表面が、低位置部と、高位置部と、前記低位置部と前記高位置部とを繋ぐ部分とを含み、
前記配線電極が、前記高位置部上、前記低位置部上、及び前記低位置部と前記高位置部とを繋ぐ部分上に配置されている
ことを特徴とする請求項5に記載の電界放出型冷陰極構造。 - 前記基準面に対する前記傾斜面の前記配線電極側の角度が0°より大きく180°より小さいことを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造。
- 前記基準面に対する前記傾斜面の前記配線電極側の角度が45°以上135°以下であることを特徴とする請求項9に記載の電界放出型冷陰極構造。
- 前記繊維状電子放出部材が、炭素系材料又は金属材料から構成されていることを特徴とする請求項1から10までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造。
- 陽極側基板と、
前記陽極側基板に備えられた陽極電極と、
前記陽極側基板に備えられた蛍光面と、
前記請求項1から11までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造とを有し、
前記電界放出型冷陰極構造の電子放出部材層を前記蛍光面に対向させた
ことを特徴とする平板型画像表示装置。 - 基板上に、前記基板の広がり方向に平行な基準面に対して傾斜する傾斜面を有するように、配線電極を形成する工程と、
前記傾斜面上を含む前記配線電極上の領域に、多数の導電性の繊維状電子放出部材を含む溶液を塗布し、乾燥させて、前記傾斜面上を含む前記配線電極上の領域を覆うように配置された多数の導電性の繊維状電子放出部材を含む電子放出部材層を形成する工程と
を有することを特徴とする電界放出型冷陰極構造の製造方法。 - 前記配線電極を形成する工程が、
前記基板上に配線電極となる電極材料層を形成する工程と、
前記電極材料層の不要部分をエッチング除去する工程と
を含むことを特徴とする請求項13に記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。 - 前記配線電極を形成する工程が、
前記基板上に配線電極となる電極材料層を形成する工程と、
前記電極材料層の不要部分及び前記基板の一部をエッチング除去する工程と
を含むことを特徴とする請求項13に記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。 - 前記配線電極を形成する工程の前に、前記基板の一部をエッチング除去して前記基板の表面に起伏を形成する工程を有することを特徴とする請求項13に記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。
- 前記繊維状電子放出部材及び接合剤成分を含む溶液の塗布が、スプレーによる吹き付けにより行われることを特徴とする請求項13から16までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。
- 前記基準面に対する前記傾斜面の前記配線電極側の角度が0°より大きく180°より小さいことを特徴とする請求項13から17までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。
- 前記基準面に対する前記傾斜面の前記配線電極側の角度が45°以上135°以下であることを特徴とする請求項18に記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。
- 前記繊維状電子放出部材が、炭素系材料又は金属材料から構成されていることを特徴とする請求項13から19までのいずれかに記載の電界放出型冷陰極構造の製造方法。
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