JP2005071945A - メモリカード用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタ本体の形状を大きくすることなく、コイルスプリングを使用してメモリカードの排出ストロークを増加させると共に、該コイルスプリングの動作不良と、メモリカードのコネクタ本体からの飛び出し過ぎによる外部への落下を無くす。
【解決手段】
所定の装着位置で、スライド部材21に対するロックが解除されて、スライド部材21がメモリカード13と共に排出方向に移動するとき、最初は第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bを使用して大きなバネ圧をスライド部材21に付与し、該スライド部材21をメモリカード13と共に急速に排出方向に戻す。又、スライド部材21が排出位置に戻る手前では、スライド部材21に対する第2のコイルスプリング22Bの付勢を無くし、第1のコイルスプリング22Aの緩やかなバネ圧だけをスライド部材21に付与し、この緩やかなバネ圧でスライド部材21をメモリカード13と共に排出位置まで戻す構造にした。
【選択図】図4

Description

本発明は、メモリカード用コネクタに関するものであり、特に、コネクタ本体の形状を大きくすることなく、コイルスプリングを使用してコネクタ本体内に挿入されたメモリカードの排出ストロークを増加させることが可能なメモリカード用コネクタに関するものである。
例えば、デジタルカメラで撮影された画像データを記憶する記録媒体、あるいは携帯型音楽再生機で再生される音楽デジタルデータを記憶する記録媒体として、半導体メモリ(RAM)が内蔵されたメモリカードが知られている。
この種のメモリカードは、外観が薄板形状に形成されたパッケージの内部に半導体メモリ(RAM)が収納されると共に、パッケージの端部に電気的に接続される複数の端子が並設されている。
又、メモリカードは、種類毎に決められた寸法、形状に形成されている(例えば特許文献1参照)。そのため、デジタルカメラや携帯再生機には、使用されるメモリカードの寸法、形状に対応したメモリカード用コネクタを取り付ける必要がある。
更に、特許文献1には、メモリカードが挿入されるカード挿入口を一端側に有したコネクタ本体と、該コネクタ本体内に挿入されたメモリカードを該コネクタ本体内から所定量だけ突出された排出位置まで排出させるカード排出機構とを備えて成るメモリカード用コネクタが開示されている。
又、特許文献1に示されるカード排出機構は、メモリカードと共にカード挿入並びに排出方向に移動するスライド部材と、該スライド部材の上記カード挿入方向の移動に連動してバネ力が蓄積されるスライド部材排出用のコイルスプリングと、該コイルスプリングのバネ力に抗して上記スライド部材をメモリカードと共にカード挿入方向に移動された所定の装着位置でロックし、且つ、所定の操作によって該スライド部材のロックを解除し、前記コイルスプリングの蓄積されたバネ力を前記スライド部材に付与して該スライド部材が前記メモリカードと共に前記排出位置まで移動するのを許容するスライドロック手段とから構成された構造となっている。
すなわち、そのカード排出機構は、コネクタ本体のカード挿入口にメモリカードを挿入すると、メモリカードがスライド部材と共に所定の装着位置までコイルスプリングのバネ力を蓄積させながら挿入される。又、所定の装着位置付近に至ると、スライドロック手段によりスライド部材がメモリカードと共に所定の装着位置にロックされる。
一方、メモリカード及びスライド部材がそれぞれ所定の装着位置でロックされている状態に於いて、スライドロック手段のロックを解除してスライド部材を解放すると、それまで蓄積されていたコイルスプリングのバネ力がスライド部材に付与され、該スライド部材をカード挿入方向と反対方向に付勢する。又、この付勢により、スライド部材がメモリカードと共にカード挿入方向とは反対方向に移動され、メモリカードをコネクタ本体から所定量だけ突出された排出位置まで排出するようになっている。
ところで、斯様なメモリカード用コネクタに於いては、排出したメモリカードを指先で把持してコネクタ本体から取り出すようになっている。この場合、メモリカードのコネクタ本体からの突出量が少ないと、メモリカードの取り出しに苦労する。又、メモリカードを把持し損なって外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を生ずる虞もある。しかし、従来構造でのメモリカードのコネクタ本体からの突出量は最大5ミリであり、操作者が指先でメモリカードを把持して取り出すのに十分な突出量ではなかった。
又、カードの突出量を多くするためには、カード排出用に長いコイルスプリングを使用することが考えられる。しかし、単にコイルスプリングを長くすると、コネクタ全体の形状が大型化する。更に、圧縮時にコイルスプリングが横方向に撓み、バネ作用が良好に機能しなくなるだけでなく、メモリカード及びスライド部材をカード排出方向に付勢している力が大きくなり過ぎ、ロックを解除したときに、メモリカードが勢いよく飛び出し、外部に落下し、メモリカードの損傷や紛失を生ずる虞もあった。
特開2003−86296号公報
上述したように、従来のメモリカード用コネクタでは、メモリカードをカード排出機構で排出位置まで排出し、該排出されたメモリカードを指先で把持してコネクタ本体から取り出すようになっている。この場合、メモリカードの突出量が少ないと、該メモリカードの取り出しに苦労するだけでなく、該メモリカードを把持し損なって外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を生ずる虞があった。
又、カードの突出量を多くするためには、カード排出用に長いコイルスプリングを使用することが考えられる。しかし、単にコイルスプリングを長くすると、コネクタ全体の形状が大型化する。更に、圧縮時にコイルスプリングが横方向に撓み、バネ作用が良好に機能しなくなるだけでなく、メモリカード及びスライド部材をカード排出方向に付勢している力が大きくなり過ぎ、ロックを解除したときにメモリカードが勢いよく飛び出し、外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を生ずる虞もあった。
そこで、コネクタ本体の形状を大きくすることなく、コイルスプリングを使用してメモリカードの排出ストロークを増加させると共に、該コイルスプリングの動作不良と、メモリカードのコネクタ本体からの飛び出し過ぎによる外部への落下を無くすために解決すべき技術課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、前記コイルスプリングをバネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリングとバネ圧の高いバネ特性を有する第2のコイルスプリングとで構成し、該コイルスプリングを前記コネクタ本体と前記スライド部材との間に、前記装着位置から前記排出位置に移動される前記スライド部材に対して、最初は前記第1と第2のコイルスプリングに蓄積されている2つのバネ力を付与し、前記排出位置に近づくと前記第1のコイルスプリングのバネ圧だけを付与するようにして設けたメモリカード用コネクタ、
又、請求項2記載の発明は、前記コイルスプリングは、上記第1のコイルスプリングと上記第2のコイルスプリングの何れか一方を他方のコイルスプリングの筒内に配置して成る二重構造に形成した請求項1記載のメモリカード用コネクタ、
更に、請求項3記載の発明は、上記第2のコイルスプリングの長さは上記第1のコイルスプリングの長さよりも短く、上記スライド部材が上記排出位置に近づく前に前記第1のコイルスプリングから前記スライド部材に付与されるバネ圧が無くなるように構成した請求項1又は2記載のメモリカード用コネクタ、
又、更に請求項4記載の発明は、前記コイルスプリングは、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで前記スライド部材を移動できるようにして設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のメモリカード用コネクタ、
並びに、請求項5記載の発明は、メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、前記コイルスプリングの巻径が長手方向に沿って不均一に形成され、該コイルスプリングが、圧縮状態から開放されて行くときに前記スライド部材に対して最初は高いバネ力を付与し後に緩やかなバネ力を付与するバネ特性を備えたメモリカード用コネクタ、
又、請求項6記載の発明は、前記コイルスプリングは、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで前記スライド部材を移動できるようにして設けた請求項5記載のメモリカード用コネクタ、
更に、請求項7記載の発明は、メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、前記コイルスプリングの巻ピッチが長手方向に沿って不均一に形成され、該コイルスプリングが、圧縮状態から開放されて行くときに前記スライド部材に対して最初は高いバネ力を付与し後に緩やかなバネ力を付与するバネ特性を備えたメモリカード用コネクタ、
又、請求項8記載の発明は、前記コイルスプリングは、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで前記スライド部材を移動できるようにして設けた請求項7記載のメモリカード用コネクタ、
更に、請求項9記載の発明は、メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、前記コイルスプリングの前記移動付勢力で、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態になるまで前記スライド部材を移動させることができるようにして、前記コイルスプリングを前記コネクタ本体と前記スライド本体との間に設けたメモリカード用コネクタを提供する。
この構成では、従来のメモリカード用コネクタが、メモリカードを排出させるためのコイルスプリングをコネクタ本体内に、メモリカードと共にスライド部材を排出位置に単純に戻すだけの役目を持たせて設けていたのに対して、コイルスプリングに改良を加え、該コイルスプリングからスライド部材に付与される戻し力に、そのスライド部材が戻されている位置(距離)に比例させて強弱を付け、小型化されたコイルスプリングで、確実な排出操作と大きな排出ストロークが得るようにしている。
すなわち、スライド部材が装着位置から排出位置への移動を開始し、コイルスプリングが圧縮状態から開放されて行くとき、該移動の開始直後はスライド部材をメモリカードと共に動かすのに大きな力を必要とされる。そこで、本発明のコイルスプリングの使用形態は、移動の開始時にはコイルスプリングからスライド部材に対して大きなバネ力を付与し、該スライド部材を急速に排出位置方向に移動させることができるようにすると共に、スライド部材がメモリカードと共に排出位置に近づくと、コイルスプリングからスライド部材に緩やかなバネ力を付与してスライド部材をメモリカードと共に排出位置まで緩やかに移動させて戻すことができるようにしている。従って、例え長いコイルスプリングを使用して大きな排出ストロークが得られるようにしても、排出位置付近ではメモリカードの排出に勢いが付き過ぎるということを無くすことができる。
更に、コイルスプリングのバネ特性を有効に使うことによって、小型化されたコイルスプリングで、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になる。特に、従来構造では、メモリカードのコネクタ本体からの突出量が最大5ミリであったのを、本発明のメモリカード用コネクタの構造では、5ミリ以上、好ましくは約8ミリにすることができる。
本発明の請求項1記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングを、バネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリングとバネ圧の高いバネ特性を有する第2のコイルスプリングとで構成し、スライド部材が装着位置から排出位置に移動されるとき、最初は第1と第2のコイルスプリングに蓄積されている2つの大きなバネ力をスライド部材に付与し、この大きなバネ力でスライド部材を急速に排出方向に戻すことができるので、スライド部材の排出方向への移動、すなわちメモリカードの排出動作を確実に行わせることができるという利点がある。
又、スライド部材が排出位置に近づくと、バネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリングのバネ圧だけがスライド部材に付与され、このバネ圧の緩やかな第1のコイルスプリングのバネ力でスライド部材を排出位置まで緩やかに移動させて戻すようにしているので、例え長いコイルスプリングを使用して大きなストロークが得られるようにしても、メモリカードの排出動作に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカードが飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができるという利点がある。
更に、大きなストロークを得て、メモリカードをコネクタ本体内から大きく突出させた状態に排出することが可能になることによって、操作性の向上、すなわち、メモリカードの把持がし易くなる。これにより、従来のメモリカード用コネクタで問題となっていた、メモリカードを把持し損ない、外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を起こすという問題を防止することができるという利点がある。
又、更にコイルスプリングのバネ特性を有効に用いていることによって、小型化されたコイルスプリングで、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。
又、本発明の請求項2記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングは、第1のコイルスプリングと第2のコイルスプリングの何れか一方を他方のコイルスプリングの筒内に配置して成る二重構造に形成しているので、コイルスプリングが圧縮されたとき、互いのコイルスプリングが支えとなり、コイルスプリングの横方向の撓みが防止される。従って、請求項1記載の発明の効果に加え、コイルスプリングの伸縮動作がスムースに行われるという利点がある。
又、本発明の請求項3記載のメモリカード用コネクタは、第2のコイルスプリングの長さを第1のコイルスプリングの長さよりも短く形成し、スライド部材が排出方向に戻されて排出位置に近づく前に、第1のコイルスプリングからスライド部材に付与されるバネ圧を無くし、バネ圧の緩やかなバネ特性を有する第2のコイルスプリングだけがスライド部材をバネ付勢するようにしているので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、上記コイルスプリングの構造を簡単に得ることができるという利点がある。
又、本発明の請求項4記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングを、排出位置に移動されたメモリカードがコネクタ本体の前面から5ミリ以上、好ましくは約8ミリ突出した状態となるまでスライド部材を移動できるようにして設け、排出位置でのメモリカードのコネクタ本体からの突出量を大きくしている。従って、コネクタ本体からの突出量が大きいことから、メモリカードを指先で把持し易く、請求項1,2又は3記載の発明の効果に加え、メモリカードの取り出しが簡単で、メモリカードを把持し損なって外部に落下させて損傷や紛失をするのを防止することができるという利点がある。
更に、本発明の請求項5記載のメモリカード用コネクタは、前記コイルスプリングの巻径を該コイルスプリングの長手方向に沿って不均一に形成して、該コイルスプリングに該コイルスプリングが圧縮状態から開放されて行くときに、スライド部材に対して最初は高いバネ力を付与して後に緩やかなバネ力を出力するバネ特性を持たせている。従って、最初はスライド部材に大きなバネ力を付与し、この大きなバネ力でスライド部材を急速に排出方向に戻すことができるので、スライド部材の排出方向への移動、すなわちメモリカードの排出動作を確実に行わせることができるという利点がある。
又、スライド部材が排出位置に近づくと、緩やかなバネ特性を有するバネ圧をスライド部材に付与して、該スライド部材を排出位置まで緩やかに移動させて戻すようにしている。従って、大きなストロークが得られる例え長いコイルスプリングを使用しても、メモリカードの排出動作に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカードが飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができるという利点がある。
更に、大きなストロークを得て、メモリカードをコネクタ本体内から大きく突出させた状態に排出することが可能になることによって、操作性の向上、すなわち、メモリカードの把持がし易くなる。これにより、従来のメモリカード用コネクタで問題となっていた、メモリカードを把持し損ない、外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を起こすという問題を防止することができるという利点がある。
又、更にコイルスプリングのバネ特性を有効に用いていることによって、小型化されたコイルスプリングで、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。
又、本発明の請求項6記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングを、排出位置に移動されたメモリカードがコネクタ本体の前面から5ミリ以上、好ましくは約8ミリ突出した状態となるまでスライド部材を移動できるようにして設け、排出位置でのメモリカードのコネクタ本体からの突出量を大きくしている。従って、コネクタ本体からの突出量が大きいことから、メモリカードを指先で把持し易く、請求項5記載の発明の効果に加え、メモリカードの取り出しが簡単で、メモリカードを把持し損なって外部に落下させて損傷や紛失をするのを防止することができるという利点がある。
更に、本発明の請求項7記載のメモリカード用コネクタは、前記コイルスプリングの巻ピッチを該コイルスプリングの長手方向に沿って不均一に形成して、該コイルスプリングに該コイルスプリングが圧縮状態から開放されて行くときに、最初は大きいバネ力を付与力して後に緩やかなバネ力を付与するバネ特性を持たせている。従って、最初はスライド部材に大きなバネ力を付与し、この大きなバネ力でスライド部材を急速に排出方向に戻すことができるので、スライド部材の排出方向への移動、すなわちメモリカードの排出動作を確実に行わせることができるという利点がある。
又、スライド部材が排出位置に近づくと、緩やかなバネ特性を有するバネ圧をスライド部材に付与して、該スライド部材を排出位置まで緩やかに移動させて戻すようにしている。従って、大きなストロークが得られる例え長いコイルスプリングを使用しても、メモリカードの排出動作に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカードが飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができるという利点がある。
更に、大きなストロークを得て、メモリカードをコネクタ本体内から大きく突出させた状態に排出することが可能になることによって、操作性の向上、すなわち、メモリカードの把持がし易くなる。これにより、従来のメモリカード用コネクタで問題となっていた、メモリカードを把持し損ない、外部に落下させ、メモリカードの損傷や紛失を起こすという問題を防止することができるという利点がある。
又、更にコイルスプリングのバネ特性を有効に用いていることによって、小型化されたコイルスプリングで、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。
又、本発明の請求項8記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングを、排出位置に移動されたメモリカードがコネクタ本体の前面から5ミリ以上、好ましくは約8ミリ突出した状態となるまでスライド部材を移動できるようにして設け、排出位置でのメモリカードのコネクタ本体からの突出量を大きくしている。従って、コネクタ本体からの突出量が大きいことから、メモリカードを指先で把持し易く、請求項7記載の発明の効果に加え、メモリカードの取り出しが簡単で、メモリカードを把持し損なって外部に落下させて損傷や紛失をするのを防止することができるという利点がある。
又、本発明の請求項9記載のメモリカード用コネクタは、コイルスプリングを、排出位置に移動されたメモリカードがコネクタ本体の前面から5ミリ以上、好ましくは約8ミリ突出した状態となるまでスライド部材を移動できるようにして、コネクタ本体とスライド本体との間に設けているので、排出位置でのメモリカードのコネクタ本体からの突出量が従来装置に比べて大きい。従って、メモリカードのコネクタ本体からの突出量が大きいことから、メモリカードを指先で把持して取り出すのが簡単で、把持し損なって外部に落下させて損傷や紛失をするのを防止することができるという利点がある。
カード排出位置でのメモリカードの飛び出し過ぎや、スプリングの動作不良をなくすと共に、カード排出位置でのメモリカードの突出量が大きく得られるメモリカード用コネクタを得るという目的を達成するために、所定の装着位置で、スライド部材に対するロックが解除されて、スライド部材がメモリカードと共に排出方向位置に移動されるとき、最初は高いバネ圧をスライド部材に付与して、スライド部材をメモリカードと共に急速に排出方向に戻し、スライド部材が排出位置に近づくと、緩やかなバネ圧を該スライド部材に付与して、この緩やかなバネ圧でスライド部材をメモリカードと共に排出位置まで戻す構造とした。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳述する。図1乃至図4は本発明に係るメモリカード用コネクタの第1の実施例を示す。図1はメモリカード用コネクタの平面図、図2はメモリカード用コネクタの正面図、図3は図1のA−A線断面図であり、(A)はメモリカード排出状態、(B)はメモリカードロック状態を示す。図4は図3(A)の要部拡大図である。
図1乃至図4に示されるように、メモリカード用コネクタ10は、コネクタ本体11と、該コネクタ本体11内に挿入されたメモリカード13を排出させるカード排出機構14と、コネクタ本体11に一体形成されたコネクタピン保持部15とを備える。
コネクタ本体11は、ハウジング12Aと、該ハウジング12Aの下面及び左右側面を覆うように取り付けられるシールド用のプレート12Bとから成る。尚、ハウジング12A及びプレート12Bは、上方から見ると逆U字状に形成されており、下面には位置合わせ用のボス16が突出している。又、ハウジング12Aとプレート12Bとで成るコネクタ本体11の内部は、正面が開口された空間として作られており、その空間がメモリカード挿入部17として使用される。コネクタピン保持部15は、コネクタ本体11の後部側に配置されており、メモリカード挿入部17の奥部に横架されている。更に又、コネクタピン保持部15は、メモリカード13の各端子13b,13b,…に接触する複数のコネクタピン(接触端子)18,18,…が並設されている。尚、本実施例でのコネクタ本体11の大きさは、SD或いはMMCカードを使用した場合では、厚みが2.8ミリ、幅が28.5ミリ、奥行きが30ミリ以下である。
メモリカード13は、例えばSD或いはMMCカードである。該メモリカード13は、図1にメモリカード13の外形の一部を二点鎖線で概略的に示しているように、薄板状のケース13aの内部に半導体メモリ(図示せず)が収納されており、ケース13aの挿入側端部には、上記複数の端子13b,13b,…が取り付けられている。該複数の端子13b,13b,…は、コネクタ本体11側のコネクタピン18,18,…の配置間隔に対応する間隔で配置されており、且つ、下面側に露出するようにして設けられている。従って、メモリカード13をメモリカード用コネクタ10のメモリカード挿入部17に挿入する際は、端子13b,13b,…が下側となる向きで挿入しなければならない。
又、メモリカード13に於けるケース13aの前端右側には、挿入向きを検出するための傾斜部13cが設けられ、ケース13aの左側面にはライトプロテクト用凹部13dが設けられ、ケース13aの右側面には係止用凹部13eが設けられている。尚、メモリカード13は、例えばケース13aの左側面に摺動可能に設けられているライトプロテクト部材13fが、下方方向に位置切り換えされてライトプロテクト用凹部13dが開放されている場合は、書き込み防止状態である。又、ライトプロテクト部材13fが上方に位置切り換えされてライトプロテクト凹部13dを塞ぐ場合は、書き込み可能な状態である。
そして、メモリカード13は、図1中に矢印Iで示す方向に押圧されてメモリカード挿入部17内の所定の装着位置まで挿入されると、コネクタピン保持部15のコネクタピン18,18,…に端子13b,13b,…が電気的に接続されると共に、係止用凹部13eにメモリカード挿入部17の右側に配置されたカードロック手段19が係合されて抜け止めロックされる。尚、以下の説明に於いて、所定の装着位置とは、コネクタピン18,18,…に端子13b,13b,…が電気的に接続され、且つ、係止用凹部13eにカードロック手段19が係合ロックされる位置を指す。又、メモリカード挿入部17の左側にはスイッチ機構30が設けられており、該スイッチ機構30で、所定の装着位置に挿入されたメモリカード13の検出と、該メモリカード13が書き込み可能な状態になっているか否かの検出が行われる。
尚、メモリカード用コネクタ10に於いては、メモリカード13が所定の装着位置に配置された状態で、メモリカード13へデータの書き込み、又は読み取りが行われる。又、メモリカード13を取り出す際は、メモリカード13を再度押圧操作することにより、後述するカード排出機構14のスライドロック手段23によるロックが解除されて図1に矢印Oで示す方向へ排出される。
カード排出機構14は、メモリカード挿入部17に挿入されたメモリカード13の係止用凹部13eと係合されて、該メモリカード13を所定の装着位置にロックする上記カードロック手段19と、メモリカード挿入部17に挿入されたメモリカード13と共に該メモリカード挿入部17内を前後方向(図1中に示す矢印I−O方向)にスライドするスライド部材21と、該スライド部材21を矢印O方向へ付勢するスライド部材排出用のコイルスプリング22と、上記スライドロック手段23とから構成されている。
コイルスプリング22は、バネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリング22Aと第1のコイルスプリング22Aよりもバネ圧の高いバネ特性を有する第2のコイルスプリング22Bとで成る。又、第2のコイルスプリング22Bの外径は第1のコイルスプリング22Aの内径よりも若干小さく、該第2のコイルスプリング22Bは第1のコイルスプリング22Aの内部に収納させて配置可能になっている。更に、第1のコイルスプリング22Aの巻回方向と第2のコイルスプリング22Bの巻回方向と、互いに逆向きにしてある。尚、ここでのコイルスプリング22は、金属あるいはプラスチック等で成形される。
コイルスプリング22が介装されるハウジング12Aとスライド部材21には、図3(A)の一部を拡大図示している図4から明かなように、互いに対向した位置にそれぞれ位置決めピン24,25を設けている。尚、ハウジング12A側に設けられた位置決めピン24は、第1のコイルスプリング22Aの内径と略等しい外径で形成されている第1のピン部24aと第2のコイルスプリング22Bの内径と略等しい外径で形成されている第2のピン部24bを一体に有している。スライド部材21側に設けられた位置決めピン25は、第1のコイルスプリング22Aの内径と略等しい外径で形成され、その先端は平面25aとして作られ、該平面25aが第2のコイルスプリング22Bの一端を受けることができる構造になっている。
そして、第1のコイルスプリング22Aの内部に第2のコイルスプリング22Bを収納させたコイルスプリング22は、第1のコイルスプリング22Aの一端をハウジング12A側の第1のピン部24aに係合させ、他端をスライド部材21側の位置決めピン25に係合させている。一方、第2のコイルスプリング22Bの一端はハウジング12A側の第2のピン部24bに固定係合させ、他端は位置決めピン25の先端平面25aに対向させている。ここで、第1のコイルスプリング22Aの長さと第2のコイルスプリング22Bの長さとは互いに異なり、第1のコイルスプリング22Aの長さは第2のコイルスプリング22Bの長さよりも十分大きく形成されている。
すなわち、第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bとの長さの違いにより、スライド部材21が矢印O方向に最大に移動された排出位置にある時、第2のコイルスプリング22Bの他端はスライド部材21の位置決めピン25の先端平面25aと離れてバネ圧縮されていないフリーな状態で配置され、第1のコイルスプリング22Aのバネ圧だけがハウジング12Aとスライド部材21との間にバネ圧縮された状態になる。従って、この状態では、第1のコイルスプリング22Aのバネ圧だけがスライド部材21に付与され、該スライド部材21を矢印O方向に付勢している。図3(A)及び図4は、このスライド部材21が排出位置に移動され、第2のコイルスプリング22Bの他端がスライド部材21の位置決めピン25の先端平面と離れた状態を示している。
これに対して、スライド部材21が矢印I方向、すなわち所定の装着位置の方向へ所定量移動されると、第2のコイルスプリング22Bの他端側がスライド部材21の位置決めピン25の先端平面25aに衝合されて押され、第2のコイルスプリング22Bもバネ圧縮される。これにより、コイルスプリング22は、第1と第2のコイルスプリング22A,22Bの両方がバネ圧縮された状態となる。従って、この状態では、第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bの両方のバネ力で、スライド部材21を矢印O方向に付勢する。図3(B)は、スライド部材21が所定の装着位置に移動され、第1と第2のコイルスプリング22A,22Bで矢印O方向に付勢されているときの状態を示している。
スライドロック手段23は、一度押して離すと押し込みロックされ、もう一度矢印I方向に押して離すと押し込みロックが解除される、所謂、プッシュ・プッシュ機構として知られる構造をしたものであって、特にハートカムを使用したプッシュ・プッシュ機構である。このスライドロック手段23は、ハウジング12Aの内面に形成されたハートカム26と、該ハートカム26に係合してスライド部材21を所定の装着位置に係止するロックピン27と、ロックピン27をハートカム26に押圧する押圧バネ29とから成る。
ハートカム26を形成しているハウジング12Aの内面には、図5に拡大図示しているように、ハートカム26を囲むようにしてカム溝28が形成されている。該カム溝28は、ハートカム26の右側に形成された挿入側通路28aと、ハートカム26の左側に形成された排出側通路28bと、ハートカム26の凹部26aに隣接する係止通路28cと、挿入側通路28aと排出側通路28bに通じる解除通路28dとから構成されている。
カム溝28には、ロックピン27の一端27aが挿入されており、メモリカード13の挿入・排出操作に応じて、挿入側通路28a又は排出側通路28bを移動してスライド部材21の摺動動作を許容し、更に、メモリカード13が装着されたときは係止通路28cに至り、ハートカム26の凹部26aに当接してスライド部材21の復帰動作を規制する。
カム溝28に一端が挿入されているロックピン27の他端27bは、スライド部材21の上下に貫通している係合穴31に回動可能に挿入されている。押圧バネ29は、長方形形状をした薄板状のバネ材で形成されており、一端29a側がスライド部材21の下面側に固定され、他端29bはロックピン27の下側に延ばされ、ロックピン27に軽く当接されている。そして、ロックピン27に対する押圧バネ29の他端29b側の当接により、ロックピン27がカム溝28及び係合穴31から脱落しないように保持されている。
次に、上記のように構成された実施例1に於けるメモリカード用コネクタ10へのメモリカード13の挿入動作、及びメモリカード13の排出動作について図1及び図3乃至図5を参照して説明する。
メモリカード挿入前状態;[図1及び図3(A)、図4を参照]
メモリカード13が挿入される前のメモリカード用コネクタ10は、第1のコイルスプリング22Aのバネ力でスライド部材21が矢印O方向に、排出位置まで移動しており、且つ、図示せぬ手段によりカードロック手段19がメモリカード挿入部17の右側方へ退避している。尚、スライド部材21が排出位置に移動されているとき、メモリカード13はスライド部材21によりコネクタ本体11の前面から約8ミリ(従来構造では5ミリ)突出された状態にして保持されている。すなわち、本実施例1での構造では、コイルスプリング22は、メモリカード13がスライド部材21の前面から約8ミリ突出した位置までスライド部材21を戻すことができるようにして設けられている。
そして、メモリカード挿入前の状態では、コイルスプリング22は、第1のコイルスプリング22Aだけがハウジング12Aとスライド部材21との間にバネ力を付与していて、第2のコイルスプリング22Bの他端はスライド部材21上の位置決めピン25の先端平面25aと離れた状態にあって、ハウジング12Aとスライド部材21との間には第2のコイルスプリング22Bのバネ力は付与していない。又、ロックピン27の一端27aは、ハートカム26を囲って形成されたカム溝28の解除通路28dの略終端位置にある。
メモリカード挿入状態;[図1及び図3(A)を参照]
メモリカード13がメモリカード用コネクタ10のメモリカード挿入部17に挿入されると、メモリカード13は該メモリカード挿入部17にガイドされて矢印I方向に挿入される。又、メモリカード13が矢印I方向へ挿入されると、該メモリカード13の挿入側端部に形成された傾斜部13cがスライド部材21の図示せぬ当接部に当接する。これにより、スライド部材21は、メモリカード13と共に矢印I方向へ移動をする。これと同時に、第1のコイルスプリング22Aのバネ圧縮、すなわちバネ力の蓄積が開始される。
このとき、カードロック手段19は、メモリカード挿入部17の右側方へ退避している。従って、メモリカード13がメモリカード挿入部17に挿入される過程で、メモリカード13はカードロック手段19と接触せずに挿入がスムーズに行えると共に、メモリカード13を損傷させることがない。
又、メモリカード13と共にスライド部材21の矢印I方向への移動が進行すると、その途中で第2のコイルスプリング22Bの他端がスライド部材21の位置決めピン25の先端平面25aに衝合する。更に移動が進むと、他端が位置決めピン25の先端平面25aで押され、第2のコイルスプリング22Bのバネ圧縮、すなわち、バネ力の蓄積も開始される。これにより、スライド部材のI方向への移動と同時に、第1と第2のコイルスプリング22A,22Bのバネ圧縮が進行する。
更に、スライド部材21のI方向への移動途中では、メモリカード13の挿入側端部の左側面がスイッチ機構30に当接し、メモリカード13のライトプロテクト信号等が取得される。又、更に所定の装着位置付近に至ると、カードロック手段19はメモリカード13の係止用凹部13eに係合する。これと共に、ロックピン27の一端27aがハートカム26の周囲に形成されたカム溝28の解除通路28dを通って挿入側通路28aを移動する。
メモリカード装着状態;[図1及び図3(B)を参照]
メモリカード挿入部17に挿入されたメモリカード13がスライド部材21と共に所定の装着位置に到着すると、メモリカード13の各端子13b,13b,・・・・がメモリカード用コネクタ10の各コネクタピン18,18,・・・・に接触して電気的に導通される。これと共に、ロックピン27の一端27aがカム溝28の係止通路28cに至り、ハートカム26の凹部26aに当接する。ロックピン27の一端27aは、ハートカム26の凹部26aにより左右方向への揺動動作が制限され、且つコイルスプリング22(第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22B)のバネ力を受け止める。
排出動作;[図1及び図3(B)を参照]
メモリカード用コネクタ10に装着されたメモリカード13を排出する場合は、該メモリカード13を矢印I方向へ押圧操作してスライド部材21と共に最大押し込み位置へ移動させる。これにより、ハートカム26に係止されていたロックピン27は、一端27aがハートカム26の凹部26aから離間してカム溝28内の傾斜カムに沿って反時計方向に排出通路側通路28b内まで回動する。これで、ハートカム26とロックピン27との係止が解除され、スライド部材21が矢印O方向へ復帰することが可能になる。
この状態でメモリカード13の押圧操作を解除すると、メモリカード13は、コイルスプリング22のバネ力、すなわち第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bの2つの大きなバネ力で矢印O方向に付勢されたスライド部材21と共に急速に排出方向に移動される。又、スライド部材21の排出動作過程で、メモリカード13を所定の装着位置にロックしていたカードロック手段19のロックが図示せぬ手段により、メモリカード13の係止用凹部13eから離脱し、メモリカード13に対するロックを解除する。
又、第2のコイルスプリング22Bの長さは第1のコイルスプリング22Aの長さに比べて短く形成されているので、排出動作過程に於いて、スライド部材21が排出位置に到達する少し前にはスライド部材21を矢印O方向に付勢する第2のコイルスプリング22Bのバネ力は無くなり、後はバネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリング22Aのバネ力だけがスライド部材21を矢印O方向に付勢する。これにより、スライド部材21がメモリカード13と共に緩やかに排出位置、すなわち図3(A)に示されるメモリカード挿入前の状態と同じ状態まで戻される。これで、メモリカード13はコネクタ本体11から所定量だけ突出された状態に排出され、操作者はメモリカード13をメモリカード用コネクタ10から容易に引き抜くことが可能になる。尚、上記所定量は5ミリ以上であり、本実施例1のメモリカード用コネクタの構造では8ミリに設定してある。
以上のように構成されたメモリカード用コネクタ10では、スライド部材21をメモリカード13と共に排出位置方向(矢印O方向)に付勢して、メモリカード13をコネクタ本体11内から所定量だけ突出された状態に排出するためのコイルスプリング22を、バネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリング22Aとバネ圧の高い第2のコイルスプリング22Bで構成している。
そして、スライドロック手段23によるスライド部材21に対するロックが解除されて、スライド部材21がメモリカード13と共に排出位置方向に移動される初期の状態では、スライド部材21には、第1と第2のコイルスプリング22A,22Bにそれぞれ蓄積されてバネ圧が十分に高められた2つの大きなバネ力をスライド部材21に同時に付与している。従って、排出初期の状態では、高い2つのバネ力により、スライド部材21をメモリカード13と共に排出方向に向けて勢い良く排出するので、排出動作過程に於いて、カードロック手段19によるメモリカード13のロック等を確実に解除し、メモリカード13をスライド部材21と共に排出位置へ確実に移動させることができる。これにより、信頼性が高まる。
又、排出位置に近づくと、スライド部材21を排出方向に付勢していたバネ圧の高い第2のコイルスプリング22Bのバネ圧が無くなり、緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリング22Aのバネ圧だけがスライド部材21を矢印O方向に付勢し、該第1のコイルスプリング22Aのバネ圧でスライド部材21をメモリカード13と共に緩やかに移動させながら排出位置まで戻すことができる。
従って、例え本実施例1のメモリカード用コネクタの構造のように、約8ミリと言う大きなストロークが得られる長いコイルスプリングを使用しても、メモリカード13の排出に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカード13が飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができる。これにより、従来のメモリカード用コネクタが5ミリ以内であったのに比べて、メモリカード13の突出量を5ミリ以上、8ミリ位まで大きくすることができ、操作性の向上が期待できる。
又、第2のコイルスプリング22Bを第1のコイルスプリング22Aの筒内部に配置して、二重構造にしているので、メモリカード挿入口17にメモリカード13を挿入すると、スライド部材21によってコイルスプリング22A,22Bが共に圧縮されるが、二重構造になっているため、互いのコイルスプリング22A,22Bが支えとなり、コイルスプリング22A,22Bの横方向の撓みが防止できる。これにより、コイルスプリング22の伸縮動作がスムースに行われる。
更に、第1のコイルスプリング22Aの巻回方向と第2のコイルスプリング22Bの巻回方向と、互いに逆向きにしてあるので、コイルスプリング同士が互いに食い込みづらくなり、コイルスプリング22の伸縮動作がスムースに行われる。
又、更に第1,第2のコイルスプリング22A,22Bのバネ特性を有効に用いているので、小型のコイルスプリング22A,22Bで、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。
尚、上記実施例1では、図1に示すような形状のメモリカード13を一例として説明したが、これに限らず、本発明はこれ以外の形状のメモリカードにも適用できるのは勿論である。又、スライド部材21を所定の装着位置でロックするためのスライドロック手段23は、ハートカム26を用いた構造を一例として説明したが、これに限らず、所定の装着位置で解除可能にロックすることができる構造であればこれ以外の構造であっても良いのは勿論である。更に、メモリカード13を所定の装着位置でロックするためのカードロック手段19も、メモリカード13の側面に形成された係止用凹部13eに嵌合又は離間するように構成されてあるロック手段であれば、これ以外の構造としても良いのは勿論である。
図6は、本発明に係るメモリカード用コネクタの第2の実施例を示す。尚、図6は、実施例1で示した図4の部分に相当する断面図である。本実施例2に於けるメモリカード用コネクタの構成は、実施例1のメモリカード用コネクタに於けるコイルスプリング22が第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bの、2つのコイルスプリングを使用していたのに対して、1つのコイルスプリングを使用してスライド部材21の大きな移動ストロークが得られるように、構造に一部変更を加えたものであり、その他の構成は図1乃至図5と同一であるから同一構成部分については同一符号を付してその説明は省略するものとする。
この実施例2の構造では、ハウジング12Aとスライド部材21との間に1つのコイルスプリング22を介装している。該コイルスプリング22は、金属あるいはプラスチック等で成形されており、又、巻径がコイルスプリング22の長手方向に沿って不均一に形成されている。すなわち、一端側から他端側に進むに従い徐々に巻径が小さくなっている。そして、巻径の大きい一端側をスライド部材21の位置決めピン25に掛け止めし、巻径の小さい他端側をハウジング12Aの第2のピン部24bに掛け止めし、スライド部材21には常に排出方向(矢印O方向)に付勢された状態になっている。尚、コイルスプリング22は、巻径の小さい一端側をスライド部材21の位置決めピン25に掛け止めし、巻径の大きい他端側をハウジング12Aの第2のピン部24bに掛け止めしてもよい。
本実施例2のコイルスプリング22は、スライド部材21がI方向(所定の装着位置)に配置されて、圧縮が高められている時にはバネ圧が高く、スライド部材21がO方向(排出方向)に移動されて、それまで蓄積されていたバネ力が開放されると、その開放に伴ってバネ圧が緩やかになるバネ特性を呈する構造として作られている。
従って、実施例2に示すメモリカード用コネクタ10では、所定の装着位置で、スライド部材21に対するロックが解除されて、スライド部材21がメモリカード13と共に排出方向に移動されるとき、最初は強いバネ圧をスライド部材21に付与して、該スライド部材21をメモリカード13と共に排出方向に向けて勢い良く排出するので、排出位置へ確実に移動させることができる。これにより、信頼性が高まる。尚、本実施例2のメモリカード用コネクタ10でも、スライド部材21がメモリカード13と共に排出位置まで移動されたとき、メモリカード13はスライド部材21によりコネクタ本体11の前面から約8ミリ突出された状態で保持されるように設定されている。
又、排出位置に近づくに従って、スライド部材21を排出方向に強いバネ圧で付勢していたバネ特性のバネ圧が無くなり、緩やかなバネ特性を有するバネ圧が残存し、この緩やかなバネ圧で、スライド部材21をメモリカード13と共に排出位置まで戻すことができる。すなわち、排出位置に近づく前に、スライド部材21とメモリカード13を排出位置に向かって緩やかに戻すことができる。
従って、例え長いコイルスプリングを使用して大きなストロークが得られるようにしても、メモリカードの排出に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカードが飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができる。これにより、従来のメモリカード用コネクタに比べて、メモリカード13の突出量を大きくすることができ、操作性の向上が期待できる。
又、更にコイルスプリング22のバネ特性を有効に用いているので、小型のコイルスプリング22で、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。しかも、排出位置でのメモリカード13の突出量は従来装置の5ミリに比べて8ミリと大きいので、操作性の向上が期待できる。
図7は、本発明に係るメモリカード用コネクタの第3の実施例を示す。尚、図7は、実施例1で示した図4の部分、並びに実施例2の図6に相当する断面図である。本実施例3に於けるメモリカード用コネクタの構成は、実施例1のメモリカード用コネクタに於けるコイルスプリング22が第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bの、2つのコイルスプリングを使用していたのに対して、実施例2の構成と同様に、1つのコイルスプリングを使用してもスライド部材21の大きな移動ストロークが得られるように、構造に一部変更を加えたものであり、その他の構成は図1乃至図5、並びに図6と同一であるから同一構成部分については同一符号を付してその説明は省略するものとする。
この実施例3の構造では、ハウジング12Aとスライド部材21との間に1つのコイルスプリング22を介装している。該コイルスプリング22は、金属あるいはプラスチック等で成形されており、巻ピッチがコイルスプリング22の長手方向に沿って不均一に形成されている。すなわち、一端側から他端側に進むに従い徐々に巻ピッチが小さくなっている。そして、巻ピッチの大きい一端側をスライド部材21の位置決めピン25に掛け止めし、巻ピッチの小さい他端側をハウジング12Aの第1のピン部24bに掛け止めし、スライド部材21には常に排出方向(矢印O方向)に付勢した状態になっている。尚、コイルスプリング22は、巻ピッチの小さい一端側をスライド部材21の位置決めピン25に掛け止めし、巻ピッチの大きい他端側をハウジング12Aの第1のピン部24bに掛け止めしてもよい。
又、本実施例3のコイルスプリング22は、スライド部材21がI方向に配置されて、圧縮が高められている時にはバネ圧が高く、スライド部材21がO方向(排出方向)に移動されて、それまで蓄積されていたバネ力が開放されると、その開放に伴ってバネ圧が緩やかになるバネ特性を呈する構造として作られている。
従って、実施例3に示すメモリカード用コネクタ10では、所定の装着位置で、スライド部材21に対するロックが解除されて、スライド部材21がメモリカード13と共に排出方向に移動されるとき、最初は強いバネ圧をスライド部材21に付与して、該スライド部材21をメモリカード13と共に排出方向に向けて勢い良く排出するので、排出位置へ確実に移動させることができる。これにより、信頼性が高まる。尚、本実施例3のメモリカード用コネクタ10でも、スライド部材21がメモリカード13と共に排出位置まで移動されたとき、メモリカード13はスライド部材21によりコネクタ本体11の前面から約8ミリ突出された状態で保持されるように設定されている。
又、排出位置に近づくに従って、スライド部材21を排出方向に強いバネ圧で付勢していたバネ特性のバネ圧が無くなり、緩やかなバネ特性を有するバネ圧が残存し、この緩やかなバネ圧で、スライド部材21をメモリカード13と共に排出位置まで戻すことができる。すなわち、排出位置に近づく前に、スライド部材21とメモリカード13を排出位置に向かって緩やかに戻すことができる。
従って、例え長いコイルスプリングを使用して大きなストロークが得られるようにしても、メモリカードの排出に勢いが付き過ぎ、排出位置でメモリカードが飛び出して外部に落下するというような問題を確実に防ぐことができる。これにより、従来のメモリカード用コネクタに比べて、メモリカード13の突出量を大きくすることができ、操作性の向上が期待できる。
又、更にコイルスプリング22のバネ特性を有効に用いているので、小型のコイルスプリング22で、上記の確実な操作と大きな排出ストロークを得ることが可能になるという利点がある。しかも、排出位置でのメモリカード13の突出量は従来装置の5ミリに比べて8ミリと大きいので、操作性の向上が期待できる。
尚、上記第1の実施例の構造では、コイルスプリング22を構成している第1のコイルスプリング22Aと第2のコイルスプリング22Bを、それぞれ一端側から他端側まで同じ巻径をしたコイルスプリングを使用した構造を開示したが、第2の実施例で使用しているコイルスプリングと同じように、一端側から他端側に進むに従い徐々に巻径が小さく成るようにして形成されたコイルスプリング22A,22Bを使用してもよいものである。
又、第3の実施例で使用しているコイルスプリングと同じように、一端側から他端側に進むに従い徐々に巻ピッチが小さくなるようにして形成されたコイルスプリング22A,22Bを使用してもよいものである。
更に、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の実施例1に係るメモリカード用コネクタの平面図。 実施例1に係るメモリカード用コネクタの正面図。 図1のA−A線断面図であり、(A)はメモリカード排出状態、(B)はメモリカードロック状態を示す。 図3(A)の要部拡大図。 実施例1に係るメモリカード用コネクタのハウジングに形成されたハートカム及びカム溝の平面図。 本発明の実施例2に係るメモリカード用コネクタの断面図。 本発明の実施例3に係るメモリカード用コネクタの断面図。
符号の説明
10 メモリカード用コネクタ
11 コネクタ本体
12A ハウジング
12B プレート
13 メモリカード
13a ケース
13b 端子
13c 傾斜部
13d ライトプロテクト用凹部
13e 係止用凹部
13f ライトプロテクト部材
14 カード排出機構
17 メモリカード挿入部
18 コネクタピン
19 カードロック手段
21 スライド部材
22 コイルスプリング
22A 第1のコイルスプリング
22B 第2のコイルスプリング
23 スライドロック手段
24 位置決めピン
24a 第1のピン部
24b 第2のピン部
25 位置決めピン
26 ハートカム
26a 凹部
27 ロックピン
28 カム溝
28a 挿入側通路
28b 排出側通路
28c 係止通路
28d 解除通路
29 押圧バネ
30 スイッチ機構

Claims (9)

  1. メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、
    前記コイルスプリングをバネ圧の緩やかなバネ特性を有する第1のコイルスプリングとバネ圧の高いバネ特性を有する第2のコイルスプリングとで構成し、
    該コイルスプリングを前記コネクタ本体と前記スライド部材との間に、前記装着位置から前記排出位置に移動される前記スライド部材に対して、最初は前記第1と第2のコイルスプリングに蓄積されている2つのバネ力を付与し、前記排出位置に近づくと前記第1のコイルスプリングのバネ圧だけを付与するようにして設けたことを特徴とするメモリカード用コネクタ。
  2. 上記コイルスプリングは、上記第1のコイルスプリングと上記第2のコイルスプリングの何れか一方を他方のコイルスプリングの筒内に配置して成る二重構造に形成したことを特徴とする請求項1記載のメモリカード用コネクタ。
  3. 上記第2のコイルスプリングの長さは上記第1のコイルスプリングの長さよりも短く、上記スライド部材が上記排出位置に近づく前に前記第1のコイルスプリングから前記スライド部材に付与されるバネ圧が無くなるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のメモリカード用コネクタ。
  4. 上記コイルスプリングは、上記排出位置に移動された上記メモリカードが上記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで上記スライド部材を移動できるようにして設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のメモリカード用コネクタ。
  5. メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、
    前記コイルスプリングの巻径が長手方向に沿って不均一に形成され、該コイルスプリングが、圧縮状態から開放されて行くときに前記スライド部材に対して最初は高いバネ力を付与し後に緩やかなバネ力を付与するバネ特性を備えたことを特徴とするメモリカード用コネクタ。
  6. 前記コイルスプリングは、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで前記スライド部材を移動できるようにして設けたことを特徴とする請求項5記載のメモリカード用コネクタ。
  7. メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、
    前記コイルスプリングの巻ピッチが長手方向に沿って不均一に形成され、該コイルスプリングが、圧縮状態から開放されて行くときに前記スライド部材に対して最初は高いバネ力を付与し後に緩やかなバネ力を付与するバネ特性を備えたことを特徴とするメモリカード用コネクタ。
  8. 前記コイルスプリングは、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態となるまで前記スライド部材を移動できるようにして設けたことを特徴とする請求項7記載のメモリカード用コネクタ。
  9. メモリーカードを保持してコネクタ本体内の後方に位置する装着位置と前方に位置する排出位置とに移動可能なスライド部材と、該スライド部材を前記排出位置方向に移動付勢しているコイルスプリングとを備え、前記排出位置で前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から突出した状態で保持されるメモリカード用コネクタに於いて、
    前記コイルスプリングの前記移動付勢力で、前記排出位置に移動された前記メモリカードが前記コネクタ本体の前面から5ミリ以上突出した状態になるまで前記スライド部材を移動させることができるようにして、前記コイルスプリングを前記コネクタ本体と前記スライド本体との間に設けたことを特徴とするメモリカード用コネクタ。
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