JP2005071880A - 防雨形熱線センサ付自動スイッチ - Google Patents

防雨形熱線センサ付自動スイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】従来構成よりも防水性を高めた防雨形熱線センサ付自動スイッチを提供する。
【解決手段】ケース1には、熱線センサによる人の検知に応じてスイッチ要素を開閉可能とするセンサブロックが収納される。ケース1は、壁面に露設されるベース11の前面にベース11の外周縁よりも内側で直方体状の突台12が突設された形状であって熱線センサに熱線を入射させる受光レンズを突台12の下面から露出させた形で突台12内にセンサブロックを収納するボディ10と、センサブロックの収納空間を突台12とともに囲むようにボディ10の後面側に配置される裏カバー20と、突台12の両側面と上面と前面とを覆う形状であってボディ10に対して着脱可能な前カバー30とを備える。突台12の上面にはベース11と前カバー30との間の隙間から浸入する水を突台12の側方に導く水返しリブ19が左右方向の全長に亘って形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として建物の外壁を施工対象の表面として取り付けられる防雨形熱線センサ付自動スイッチに関するものである。
従来より、電源と負荷のとの間に挿入されるスイッチ要素を備え、人体から放射される熱線を受光する熱線センサでの人の検知に応じてスイッチ要素を開閉可能とした熱線センサ付き自動スイッチが提供されている。この種の熱線センサ付き自動スイッチには、建物に付設した照明を建物に人が近付くと点灯させる目的で使用するために、建物の外壁を施工対象の表面として取り付けられるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のものは、施工対象に一部を埋め込んで用いる構造であり、図9に示すように、施工対象の表面に露設される内カバー101の後面側にボディ100が結合され、ボディ100の後部が施工対象に埋め込まれるように構成されている。内カバー101の前面は外カバー102に覆われ、内カバー101と外カバー102との前面にはぞれぞれ突台103,104が突設される。突台103,104の下部には露出用窓103a、104aが開口し、露出用窓103a,104aからは球状の可動ブロック105に設けた受光レンズ106が露出する。可動ブロック105には受光レンズ106を通して熱線を受光する熱線センサ107が設けられる。可動ブロック105は内カバー101に首振り可能となるように保持されており、可動ブロック105の首振りの範囲は、現状製品では、たとえば受光レンズ106の中心線が鉛直下方に対して48度傾斜する位置を基準位置として全方向に約17.5度になるように設計されている。
特開平4−55728号公報
ところで、上述した構成の熱線センサ付自動スイッチでは、内カバー101と外カバー102との隙間に雨水などが浸入したときに、内カバー101の前面に露出して設けられる調整用の操作部108などに水が付着することのないように、内カバー101の前面の周部に水切りリブ109を設け、水切りリブ109に囲まれる部位に操作部108や104を設ける構成を採用している。このような水切りリブ109を設けることは、操作部108の浸水や突台7への水の付着を抑制する効果はあるものの、水切りリブ109は内カバー101の前面から前方に突出しているだけであるから、浸入した水の量が多い場合には水が水切りリブ109を容易に乗り越えることになり、操作部108に浸水したり突台104の前面に水が付着する可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来構成よりも防水性を高めた防雨形熱線センサ付自動スイッチを提供することにある。
請求項1の発明は、電源と負荷との間に挿入されるスイッチ要素および人体から放射される熱線を受光する熱線センサを備え熱線センサによる人の検知に応じてスイッチ要素を開閉可能とするセンサブロックと、施工対象の表面に露設されるベースの前面にベースの外周縁よりも内側で直方体状の突台が突設された形状であって熱線センサに熱線を入射させる受光レンズを突台の下面から露出させた形で突台内にセンサブロックを収納するボディと、センサブロックの収納空間を突台とともに囲むようにボディの後面側に配置される裏カバーと、突台の両側面と上面と前面とを覆う形状であってボディに対して着脱可能な前カバーとを備え、突台の上面にはベースと前カバーとの間の隙間から浸入する水を突台の側方に導く水返しリブが左右方向の全長に亘って形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ボディの前面が前カバーに覆われ通常時はボディの前面が外部に露出することがないから、ボディの前面に各種操作部や銘板を設けても美麗な外観を得ることができる。ここで、ボディと前カバーとの間に形成される隙間に雨水などが浸入する可能性があるが、ボディには突台を設け突台の上面に水返しリブを形成しているから、突台の前面側に水が流れることがなく、水は突台の側面を流れ前カバーの外部に排出されることになる。つまり、ボディの前面に各種操作部や銘板のような部材を設ける場合でも、これらの部材に水が付着するのを防止することができ、またボディの前面に突台の内部と連通する開口を形成しているような場合でもボディの前面が水に濡れないことによって、センサブロックへの水の浸入を防止することができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記熱線センサと前記受光レンズとを一体に備える球状の可動ブロックと、可動ブロックを首振り自在に保持し突台の下面に形成した露出用窓に受光レンズを露出させるようにボディに対して定位置に固定されるレンズ保持用枠とが付加されていることを特徴とする。
この構成によれば、熱線センサおよび受光レンズを備える可動ブロックをボディに対して定位置に固定されるレンズ保持用枠に首振り自在に保持しているから、可動ブロックの向きを調節することによって人を検知する領域を調節することができる。しかも、可動ブロックがレンズ保持用枠を介してボディに保持されるから、可動ブロックをボディで直接保持する場合に比較すると、可動ブロックを他部材に取り付ける際の組立作業が容易になる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記突台の下面は前記ベースの前面に直交していることを特徴とする。
この構成によれば、施工対象の表面として建物の外壁のような鉛直面を想定すると、突台の下面は水平面になるから、前カバーと突台との隙間に水が浸入したとしても突台の下面には水は回り込みにくく、受光レンズへの水の付着を防止することができる。しかも、可動ブロックは鉛直下向きを中心として首振りが可能になるから、従来構成に比較すると検知エリアの設定範囲の自由度を高めることが可能になる。
請求項4の発明では、請求項2または請求項3の発明において、前記裏カバーの両側部にはそれぞれ水切り板が形成され、前記レンズ保持用枠が両水切り板の間に位置することを特徴とする。
この構成によれば、レンズ保持用枠の両側方に水切り板を配置しているから、ボディと裏カバーとの隙間に水が浸入したとしても、浸入した水は水切り板におけるレンズ保持用枠とは反対側の面を通り、レンズ保持用枠を濡らすことはなく、受光レンズへの水の付着を防止することができる。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、前記前カバーは前記ボディに対して上下にスライドさせることにより着脱可能であって、前カバーの左右両側壁の外側面には滑り防止部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、前カバーをボディに対して着脱する際に滑り防止部に指がかかるから、前カバーの着脱作業が容易になる。
請求項6の発明では、請求項1の発明において、前記前カバーの左右各側壁の内側面にはそれぞれ上下2箇所において前後方向に延長され前記突台の左右両側面に対向する凸リブが形成されていることを特徴とする。
この構成により、ボディに対する前カバーの左右方向の移動範囲が凸リブにより制限されるから、ボディに対する前カバーの左右方向のがたつきを抑制することができる。また、凸リブを形成していることによって、前カバーを合成樹脂の成形品として形成する際に、成形加工時のひけの発生を抑制することができる。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記ボディと前記裏カバーとの一方には先端部に組立フックを有した組立脚片が突設され、他方には組立フックが凹凸係合することによりボディと裏カバーとを一体に結合する組立孔が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、組立脚片の先端部に設けた組立フックと組立孔との凹凸係合によってボディと裏カバーとを結合するから、ねじ止めを行う場合などに比較して組立作業が容易になる。
請求項8の発明では、請求項1の発明において、負荷および電源を接続する負荷端子および電源端子は板ばねからなる錠ばねのばね力により電線を鎖錠し保持する速結端子であって、負荷端子および電源端子となる端子板および錠ばねを一括して収納するとともに電線を導入する電線導入口が開口した絶縁材料の端子ケースを備え、前記センサブロックは負荷端子および電源端子を実装した回路基板を備え、前記裏カバーは前方に突設され回路基板の後面に当接することにより回路基板を支持する支持突起を備え、前記端子ケースは前記電線導入口が後方に開口していることを特徴とする。
この構成によれば、負荷端子や電源端子に接続された電源に張力が作用し回路基板に応力が生じたとしても、当該応力を支持突起に分散することができ、回路基板の破損を防止することができる。
請求項9の発明では、請求項1の発明において、負荷および電源を接続する負荷端子および電源端子は板ばねからなる錠ばねのばね力により電線を鎖錠し保持する速結端子であって、負荷端子および電源端子となる端子板および錠ばねを一括して収納するとともに電線を導入する電線導入口が開口した絶縁材料の端子ケースを備え、前記端子ケースは前記電線導入口が下向きまたは斜め下向きに開口していることを特徴とする。
この構成によれば、電線導入口が下向きまたは斜め下向きに開口していることによって、上方から水が浸入したとしても電源導入口への水の浸入を回避することができる。
本発明の構成によれば、ボディの前面が前カバーに覆われ通常時はボディの前面が外部に露出することがないから、ボディの前面に各種操作部や銘板を設けても美麗な外観を得ることができる。また、ボディには突台を設け突台の上面に水返しリブを形成しているから、ボディと前カバーとの間に形成される隙間に雨水などが浸入したとしても、突台の前面側に水が流れることがなく、水は突台の側面を流れ前カバーの外部に排出されることになり、ボディの前面に各種操作部や銘板のような部材を設ける場合でも、これらの部材に水が付着するのを防止することができ、またボディの前面に突台の内部と連通する開口を形成しているような場合でもボディの前面が水に濡れないことによって、センサブロックへの水の浸入を防止することができる。
以下の説明では、施工対象として住宅などの建物を想定し、施工対象の表面として建物の外壁を想定する。ただし、本発明は他の施工対象であっても適用可能である。
従来構成では建物の外壁に一部を埋設する形式の熱線センサ付自動スイッチを示したが、本実施形態は、建物の外壁に埋設せずに露設されるものであって、図1に示すケース1の中に図2に示すセンサブロック2を収納して構成される。
ケース1は、軟質塩化ビニルなどの弾性材料により外周縁が矩形状に形成されたパッキン50を介して建物の外壁に露設されるボディ10と、ボディ10の後面側に配置されセンサブロック2の収納空間をボディ10とともに形成する裏カバー20と、ボディ10の前面の一部を覆う前カバー30とにより構成される。
ボディ10は、外周形状が矩形状であって後面が開放されたベース11と、ベース11の前面においてベース11の外周縁よりも内側で突設された直方体状の突台12とを連続一体に備える形状に合成樹脂成形品として形成される。ベース11の周壁は後部の厚み寸法が前部よりも小さくなるように外側面に段差部11aを有しており、パッキン50の周部に全周に亘って形成された嵌合溝51にベース11の周壁の後部を挿入することによって、パッキン50の外周面とベース11の外周面とが略面一に連続するように寸法が設定されている。パッキン50の内側において突台12に対応する部位には開口窓52が形成され、開口窓52を通して後述する電線を外部に引き出すことができるようにしてある。
パッキン50の裏面側には合成樹脂製の取付枠53が収納される凹所が形成されている。取付枠53は、スイッチボックスなどに取付可能となるように上下一対の取付用孔54を有し、取付枠53の中央部には電線を通すための開口部55が形成される。さらに、取付枠53の上下両端部には、ナットを埋設したねじ取付台56が形成される。ケース1はねじ取付台56に螺合するように前方から挿入される取付用ねじ57を用いて取付枠53に結合される。したがって、壁面に固定した取付枠53にパッキン50を被せ、ケース1を取付用ねじ57で取付枠53に固定することによって、パッキン50を壁面とケース1との間に挟持することになる。
突台12の下端部には左右方向の幅寸法がベース11の幅寸法に一致する台座部13が設けられ、突台12において台座部13よりも上の部位は左右方向の幅寸法がベース11の幅寸法よりも小さくなっている。台座部13の下面とベース11の前面とに跨る部位には、図3に示すように、台座部13の前端側で半円形となった露出用窓14が開口する。ベース11において露出用窓14よりも下方には取付用ねじ57が挿入される取付孔15が穿孔される。
突台12の前面下部であって台座部13よりも上方の部位には、後述する操作部が配列される操作用凹溝16が突台12の左右方向の全長に亘って形成され、操作用凹溝16の底面には複数個(図示例では4個)の操作用孔16aが開口する。突台12の左右の各側面であって台座部13と操作用凹溝16との間には、突台12の上部の側面に対して後退した溝部12aが形成される。溝部12aの下側周壁は台座部13から上方に立ち上がった棚部12bにより形成されている。溝部12aの後端部には突台12の内外に連通する組立孔17が開口する。突台12の左右の各側面後部には上下方向に延長されたスライドリブ18が突設され、ベース11においてスライドリブ18に対向する部位には、スライドリブ18の成形時に形成される逃がし孔12cが開口する。スライドリブ18において逃がし孔12cとの対向面には、図3に示すように、係止凸部18aが突設される。
一方、突台12の上面後部にはベース11の上部と対向する水返しリブ19が突台12の左右方向の全長に亘って形成される。また、突台12の前面上部には左右一対の結合用孔12dが突台12の内外に貫通する形で穿孔され、さらに両結合用孔12dの間に対応する部位には取付用ねじ57が挿入される取付孔15が穿孔される。
裏カバー20は、合成樹脂成形品であって突台12の後面のうち露出用窓14を除く部位を覆うように配置される。図4に示すように、裏カバー20の主板21には、突台12の下方においてベース11の内底面に当接する下部片21aと、上下方向の中間部であって突台12の中に挿入される基板支持片21bと、基板支持片21bよりも上部であって基板支持片21bよりも突台12の中に深く挿入される上部片21cとが設けられる。基板支持片21bと上部片21cとの両側縁には突台12の左右の内側面に当接する側板21dが連続する。
下部片21aの左右幅はベース11の内側面の左右幅に略一致しており、下部片21aと基板支持片21bとに跨る部位の左右各側部には、突台12に設けた組立孔17に凹凸係合する組立フック22aを備えた組立脚片22が突設される。すなわち、ボディ10と裏カバー20とは、組立フック22aが組立孔17に凹凸係合することによって結合される。両組立脚片22の間の部位には後述するレンズ保持用枠40を位置決めするための左右一対の位置決めリブ23が形成される。位置決めリブ23は、上下方向に延長された押さえ片23aと、押さえ片23aの下方において略L字状に形成された受け片23bとを備える。また、押さえ片23aと受け片23bとの間の部位および下部片21aの下端部には、それぞれ位置決め孔23cが穿孔される。組立脚片22と位置決めリブ23との間の部位には、側板21dに連続する水切り板29が形成される、水切り板29の下端は受け片23bの下端付近まで延長される。
基板支持片21bの前面下部には左右方向に配列された複数個(図示例では4個)の支持ボス24が突設される。また、基板支持片21bの右側縁には後述する回路基板を支持する支持突起25が前方に突設される。支持突起25の先端面には位置合わせ突起25aが突設され、さらに、支持突起25の基部側面には位置合わせリブ25bが形成される。また、基板支持片21bの左側縁における側板21dの前面には位置合わせ突起25cが突設される。
上部片21cの大部分は端子用窓26として矩形状に開口しており、端子用窓26の左右両測縁にはそれぞれ取付フック27aを先端部に備える取付脚27が突設される。また、上部片21cのうち端子用窓26よりも上側の周部における左右両端部にはそれぞれ取付用ボス28が前方に突設される。
次に前カバー30の形状について説明する。前カバー30は、図5に示すように、突台12の左右両側面と上面と前面とを覆う形状に形成される。ただし、前カバー30の下端縁は突台12の台座部13の上面に当接し、突台12のうち台座部13は前カバー30から露出する。前カバー30はボディ10に対して上下にスライドさせることによって着脱可能となるように形成されており、前カバー30の左右両側壁の後端部内側面にスライド片31を突設してある。スライド片31は、ボディ10に設けたベース11とスライドリブ18との間の隙間に上方から挿入可能になっている。また、スライド片31においてスライドリブ18との対向面には、スライドリブ18に形成した係止凸部18aに凹凸係合する係止凹部31aが形成される。したがって、前カバー30をボディ10に装着した状態では、係止凸部18aと係止凹部31aとの係合によって、前カバー30がボディ10に保持される。ここに、ボディ10に形成した突台12の前面下部であって台座部13よりも上方には前カバー30の前壁の内側面に当接可能な押圧凸部12eが突設され、前カバー30がボディ10に装着された状態において押圧凸部12eが前カバー30に当接することで、係止凸部18aと係止凹部31aとの係合強度が高まるようにしてある。
前カバー30の上壁の後端部内側面にはベース11の前面と水返しリブ19との間の隙間に挿入される左右一対の補助リブ32が形成される。また、前カバー30の左右各側壁の内側面にはそれぞれ上下2箇所において前後方向に延長された凸リブ33a、33bが形成される。上側の凸リブ33aは下側の凸リブ33bよりも前後寸法が短くなっている。このような凸リブ33a,33bを形成していることによって、ボディ10に前カバー30を装着したときの前カバー30の左右方向の移動が制限され、前カバー30の左右方向のがたつきが抑制される。また、上述した補助リブ32とスライド片31とによって前カバー30の前後方向のがたつきが抑制される。さらには、凸リブ33a,33bを形成していることによって成形時のひけの形成が抑制される。前カバー30の左右両側壁の外側面には、前後方向に延長され上下方向に複数本の突条を列設した滑り防止部34が形成される。したがって、前カバー30をボディ10に対して着脱する際には、滑り防止部34に指をかけることによって、前カバー30の滑りを防止して作業性を高めることができる。
ところで、センサブロック2は、図2に示すように、それぞれプリント基板からなる2枚の回路基板61a,61bを備え、さらに、両回路基板61a,61bとは別に焦電型赤外線センサからなる熱線センサ71を設けた可動ブロック70を備える。一方の回路基板61aには端子ブロック80が実装され、他方の回路基板61bには種々の設定を行うための操作部62a〜62dを備えた可変抵抗63a〜63cとスイッチ63dとが設けられる。各操作部62a〜62dはそれぞれ操作用孔16aから露出する。
本実施形態の動作は要旨ではないから回路構成については詳述しないが、本実施形態は、熱線センサ71のほかに周囲照度を検出するための明るさセンサ(図示せず)を備え、また熱線センサ71によって人が検知されなくなってから負荷を継続してオンにしておく動作保持時間と、周囲が暗くなってから一定時間は熱線センサ71による人の検知とは無関係に負荷を連続的にオンにするお出迎え点灯時間と、明るさセンサの感度と、外付けした壁スイッチなどを操作することによって熱線センサ71での人の検知にかかわらず負荷を連続的にオンする動作が可能になっている。つまり、操作部62a〜62cは、それぞれお出迎え点灯時間、明るさセンサの感度、動作保持時間の設定用であり、操作部62dは外付けのスイッチを用いる動作を有効にするか無効にするかを選択するために設けられている。
端子ブロック80は、電源を接続する電源端子81aと、負荷を接続する負荷端子81bと、別途に熱線センサを内蔵した子器を接続する子器端子81cとを備える。電源端子81aと負荷端子81bとの間にはリレーのように電源と負荷との間のオンオフが可能なスイッチ要素が挿入され、このスイッチ要素は、基本的には熱線センサ71による人の検知に応じて開閉する。ただし、上述した各種動作が可能であるから、スイッチ要素は熱線センサ71による人の検知以外の条件でもオンオフする。子器はセンサブロック2と同様の機能有し、熱線センサ71と子器の熱線センサとが対等に扱われるように接続される。電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとは、各一対の端子板82と各一対の錠ばね83とを備え、錠ばね83のばね力によって端子板82と錠ばね83との間に電線を保持する速結端子を構成している。つまり、端子ブロック80には6個ずつの端子板82および錠ばね83が設けられる。これらの端子板82および錠ばね83は、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとに対応する各一対の錠ばね83に対応するように配置される3個の解除釦84とともに合成樹脂成形品の直方体状の端子ケース85に収納される。端子ケース85の一面は開口し、端子ケース85の内部は仕切板85aにより3室に区画されているのであって、各室内に電源端子81a、負荷端子81b、子器端子81cとなる各一対の端子板82および錠ばね83が1個ずつの解除釦84とともにそれぞれ収納される。端子ケース85の底板には、各端子板82に対応する電線導入口(図示せず)が開口し、電線導入口に挿入された電線が、錠ばね83のばね力によって端子板82と錠ばね83との間に挟持される。
ここに、端子板82は、錠ばね83が保持できるように周部が折曲されており、回路基板61aに実装される接続脚82aが突設されている。錠ばね83は、帯板の一端部をJ字状に曲成して鎖錠片を形成するとともに他端部をS字状に曲成して接触片を形成した周知の形状を有し、鎖錠片および接触片が端子板82の一部との間にばね力によって電源を保持し、鎖錠片の先端縁で電線を抜け止めするように形成されている。解除釦84は、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとを形成する各一対の錠ばね83に跨る部位に配置され、外力を受けて錠ばね83の鎖錠片を電線から引き離す向きに撓ませることが可能になっている。
上述したように、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとは共通した1個の端子ケース85を備えるから、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとについて端子ケースを個別に設ける場合に比較すると、回路基板61aの上で占めるスペースが小さくなり、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとの回路基板61aにおける占有率を低減することができる。つまり、同面積の回路基板61aを用いるとすれば、個々に端子ケースを設ける場合に比較して他の電子部品の実装面積を大きくとることができ高機能化が可能になる。しかも、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとを個別の端子ケースに収納する場合には隣接する端子間に存在する絶縁板が2枚になるが、本実施形態の構成では隣接する端子間に存在する絶縁板(絶縁壁)が1枚になり、端子ケース85の占有率が低減するだけではなく材料コストの低減につながる。また、電源端子81aと負荷端子81bと子器端子81cとを1個の部品として扱うことができ、回路基板61aへの実装作業が容易になるのであって、実装の自動化による大量生産が可能になる。
ところで、端子ケース85を用いずに電源導入口をケース1に設けることが考えられるが、この場合に図7に示すような工程で組み立てることになる。すなわち、回路基板61aを大量生産するために、図7(a)のように複数毎の回路基板61aを製造可能な大きさの基板90を用い、基板90への部品の実装後に図7(b)のように基板90を分割する。ここで、ケース1に電線導入口を設けている場合には、図7(c)のように端子板82、錠ばね83、解除釦84をケース1に収納しなければならないから、端子板82、錠ばね83、解除釦84をケース1に収納した後に、図7(d)のように回路基板61aに端子板82を半田で実装し、最後に組み立てることになる。つまり、半田による実装過程が2回必要になり、しかも2回目の実装過程では面積の小さい回路基板61aを扱うことになり、製品数分の実装過程を繰り返すことになるから、作業効率が悪いという問題を生じる。
これに対して、本実施形態のように電線導入口を設けた端子ケース85を採用することによって、図6(a)のように、端子板82、錠ばね83、解除釦84を端子ケース85に収納した後に、図6(b)のように端子ブロック80を他の部品とともに分割前の基板90に実装することが可能になる。つまり、半田槽により半田付けを行う実装過程が1回になるのであって、その後に、基板90を分割して図6(c)のようにケース1に取り付けるのであって、実装過程が1回になる上に、分割前の大型の基板を扱うことで取り扱いが容易であり、しかも複数製品の実装過程を1回にすることで作業効率が高くなるのである。
なお、端子ケース85において回路基板61aと対向する面には、図6(a)のように一対の位置決め突起85dを突設してもよい。この場合、回路基板61aには位置決め突起85dと位置合わせされる位置決め切欠61dを形成しておく。位置決め突起85dを位置決め切欠61dに挿入することによって、端子ブロック80の回路基板61aに対する位置決めを行うことができる。この構成を採用すると、端子ブロック80の回路基板61aへの実装作業において、端子ケース85と回路基板61aとの位置合わせがなされるから、端子ブロック80の回路基板61aへの実装作業の作業効率を高めることができる。ただし、端子板82に設けた接続脚82aを回路基板61aに実装することによっても端子ブロック80と回路基板61aとの位置決めがなされるから、位置決め突起および位置決め切欠は必須というわけではない。
ところで、端子ケース85の長手方向の各外側面にはそれぞれ取付凹所85bが形成されており、裏カバー20に設けた上述の取付脚片27の先端部に設けた取付フック27aが端子ケース85の各取付凹所85bにそれぞれ凹凸係合するようにしてある。つまり、裏カバー20の取付フック27aが端子ケース85の取付凹所85bに凹凸係合することによって、端子ブロック80が裏カバー20に仮保持されるようになっている。この状態で、端子ブロック80は裏カバー20に設けた端子用窓26からケース1の後面に露出する。また、この状態において端子ケース85の上部は取付用ボス28に載置され、回路基板61aの下端部は裏カバー20に突設した支持突起25に載置される。回路基板61aには支持突起25の先端面に突設された位置合わせ突起25aが挿入される位置合わせ孔64が形成されており、位置合わせ突起25aと位置合わせ孔64との係合によって、裏カバー20に対する回路基板61aの下部の位置決めがなされる。このように、端子ブロック80を実装した回路基板61aが支持突起25および取付用ボス28に載置されていることによって、端子ブロック80に対して電線に作用する張力などで電線を引き抜く向きの外力が作用したときに、この外力に抗して回路基板61aを支持することになるから、回路基板61aの破損が防止される。
ここに、端子ケース85の上縁には2個の固定孔85cが形成されており、回路基板61aを通して固定孔85cに螺合する固定ねじ(図示せず)を用いて回路基板61aに端子ケース85が固定される。このように端子ブロック80は回路基板61aに固定されているから、端子ブロック80が裏カバー20に仮保持されることによって、回路基板61aも裏カバー20に保持される。また、取付脚片27に端子ブロック80を装着するだけのいわゆるスナップインによって裏カバー20に回路基板61aを固定することができるから組立作業が容易になる。
回路基板61bと回路基板61aとは、各回路基板61a,61bに各端部がそれぞれ実装されるコネクタ(いわゆるシングルピースコネクタ)を介して電気的に接続される。回路基板61bの右側部には支持突起25および位置合わせリブ25bが嵌合する形状の位置合わせ切欠65aが形成され、回路基板61bの左側部には位置合わせ突起25cが嵌合する形状の位置合わせ切欠65bが形成される。したがって、回路基板61a,61bをコネクタで結合した状態で、回路基板61bを裏カバー20に対して位置合わせすると、回路基板61aも裏カバー20に対して位置合わせされ、上述のように端子ブロック80が裏カバー20に仮保持されるのである。その後、固定ねじを用いて回路基板61aを端子カバー85に固定することによって、回路基板61aが裏カバー20に固定されるのである。
ところで、センサブロック2を構成する可動ブロック70は、レンズ基台73と受光レンズ74とレンズ枠75とを結合して球状に形成され、レンズ基台73と受光レンズ74との間には、熱線センサ71などを実装した円形のセンサ基板76を収納してある。センサ基板76は接続線(図示せず)を介して回路基板61bに接続される。
レンズ基台73は、半球状であって外側面に円環状の位置規制リブ73aを有し、また両側部外側面それぞれ位置規制突起73bを突設してある。レンズ基台73の開口縁には全周にわたって溝(図示せず)が形成され、溝内に受光レンズ74の周部が嵌合する。受光レンズ74は可視光および熱線が透過可能な半透明材料により形成され、中央部にレンズ部74aが形成され、周部はレンズ基台73とレンズ枠75との間に保持される保持部74bになっている。レンズ部74aは、全体としてはドーム状であって複数個の微小レンズに分割されており、熱線センサ71の視野内で感度むらが生じるようにしてある。つまり、熱線センサ71の視野に感度むらが生じることによって、視野内における人体の微小な動きでも熱線センサ71で受光する熱線量に変化が生じるようにしてある。レンズ枠75は周部がレンズ基台73に係止されるものであって、受光レンズ74の周部である保持部74bをレンズ基台73との間に挟持するように円環状に形成されている。
上述のように、レンズ基台73と受光レンズ74とレンズ枠75とを結合した可動ブロック70は、レンズ保持用枠40に対して首振り自在に装着される。レンズ保持用枠40は、ボディ10に形成された露出用窓14に装着されるようにL字状に形成される。つまり、レンズ保持用枠40には、突台12の下面に合致する横板41と、ベース11に合致する縦板42とを有している。横板41の後端両側部は、裏カバー20に設けた位置決めリブ23の押さえ片23aと受け片23bとの間に嵌着される。なお、この状態において、レンズ保持用枠40は水切り板29の間に位置することになり、仮にボディ10と裏カバー20との間に水が浸入したとしても、水切り板29の外側面を通るから、可動ブロック70が濡れることがなく、受光レンズ74に水滴が付着して検知エリアが変化するような不都合が防止される。横板41および縦板42には、裏カバー20に設けた位置決め孔23cにそれぞれ挿入される位置決め突起43が形成される。このように、位置決め突起43を位置決め孔23cに挿入し、位置決めリブ23に横板41の後端部を嵌着することによって、レンズ保持用枠40を裏カバー20に仮保持させることになる。裏カバー20と結合するボディ10には、横板41の前端部を支持する支持台(図示せず)が形成されており、縦板42の下端は露出用窓14に支持されるから、裏カバー20をボディ10に結合することによって、レンズ保持用枠40がケース1に固定されることになる。
横板41の中央部には円筒状の保持枠部41aが上下に貫通する形で形成され、横板41の上面であって保持枠部41aの両側には一対の取付台41bが形成される。保持枠部41aの下端部内径はレンズ枠75の下端部外径と上端部外径との間の寸法を有し、可動ブロック70が保持枠部41aから脱落せずに保持枠部41aの内側で首振り可能となるようにしてある。可動ブロック70の上方には押さえ板44が配置され、押さえ板44の両端部は取付台41bに対して固定ねじ45を用いて固定される。押さえ板44の中間部には押しばねを内蔵した押子46が取り付けられ、押子46の先端部はレンズ基台73の上面に設けた位置規制リブ73aの内側でレンズ基台73に当接する。また、レンズ基台73に設けた位置規制突起73bは、保持枠部41aの内周面に設けた位置規制溝41cに挿入される。
したがって、可動ブロック70は、位置規制溝41cの内側で位置規制突起73bが移動可能な範囲内であって、かつ押子46が移動規制リブ73aの内側で移動可能な範囲内において、首振りが可能になる。ここに、レンズ保持用枠40に対して可動ブロック70の首振り角度を変更する場合には、押子46のばね力に抗して可動ブロック70を上方に押し上げた状態で可動ブロック70を所望の向きに回転させ、その後に上向きの力を除去すれば、押子46のばね力によってレンズ枠75の外周面が保持枠部41aの下端部内周面に押し付けられ、両者間の摩擦によって位置保持される。本実施形態では、レンズ保持用枠40がボディ10から分離されているから、ボディ10の外で可動ブロック70をレンズ保持用枠40に取り付けることになり、押さえ板44を故知ねじ45によって固定する作業など、可動ブロック70の周辺部材の組立作業が容易になる。
突台12の下面はベース11の前面に直交しており、可動ブロック70を保持するレンズ保持用枠40の横板41は、突台12の下面に装着されるから、鉛直である壁面にケース1の上下方向を鉛直方向としてケース1を施工したときに(このような施工状態が一般的である)、受光レンズ74の中心線(熱線センサ71の受光面の中心と受光レンズ74の中心とを通る直線)は鉛直下向きを中心として全方向に首振り可能になる。この構成では、受光レンズ74の中心線を建物側に向けることも可能であり、たとえば設置場所が道路に近いような場合に、一般の通行人を検知することなく、玄関付近の人のみを検知するように検知エリアを設定するなど検知エリアの設定範囲の自由度が高くなる。
上述した構成によって、ボディ10と壁面との間にはパッキン50が介在することによってボディ10の後面には雨水などが浸入することがなく、またケース1の上面が雨水などで濡れたときに、ボディ10と前カバー30との間には水などが浸入することがあるが、水返しリブ19が突台12の上面に形成されていることによって、水が突台12の前面側に流れることがなく、操作部62a〜62dが濡れることがなくなる。また、水は突台12の側面に導かれるのであって、突台12の側方に設けた逃がし孔12cを通してケース1の外部に排出される。ここに、逃がし孔12cは裏カバー20の両側縁と突台12との間に形成されているから、逃がし孔12cを通った水が突台12の内部に浸水することはなく、ボディ10の下端に設けた排水用切欠10aなどを通して外部に排出される。
なお、上述した実施形態において、ボディ10と裏カバー20とを結合するために、組立孔17をボディ10に設け、組立脚片22を裏カバー20に設けた例を示したが、逆の関係としてもよい。
また、上述した実施形態では、図8(a)のように端子ブロック80の後方から電線Lnを導入するように電線導入口を後ろ向きに開口させているが、この場合に電線Lnが上方から導入されているとすると、電線Lnを伝わる水が電線導入口から端子ブロック80の内部に浸入する可能性が生じる。そこで、図8(b)のように端子ブロック80の下側から電線Lnが導入されるように端子ケース85に電線導入口を下向きに開口させたり、斜め下向きに開口させたりするようにしてもよい。このような構成を採用すると、電線Lnを上方から引き回す場合であっても、電線Lnが最下端よりも上方で電線導入口に導入されるから、電線Lnを伝わった水が電線導入口に浸入することがなく防水性が高くなる。
実施形態に用いるケースを示す分解斜視図である。 実施形態い用いるセンサブロックを示す分解斜視図である。 同上に用いるボディを示す斜視図である。 同上に用いる裏カバーを示す斜視図である。 同上に用いる前カバーを示す斜視図である。 同上における回路基板への端子ブロックの実装過程を示す工程図である。 比較例の工程図である。 (a)は同上の使用例を示す要部断面図、(b)は他の構成の使用例を示す要部断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 ケース
2 センサブロック
10 ボディ
11 ベース
12 突台
14 露出用窓
19 水返しリブ
17組立孔
20 裏カバー
22 組立脚片
22a 組立フック
25 支持突起
29 水切り板
30 前カバー
33a,33b 凸リブ
34 滑り防止部
40 レンズ保持用枠
61a,61b 回路基板
70 可動ブロック
71 熱線センサ
74 受光レンズ
81a 電源端子
81b 電源端子
82 端子板
83 錠ばね
85 端子ケース

Claims (9)

  1. 電源と負荷との間に挿入されるスイッチ要素および人体から放射される熱線を受光する熱線センサを備え熱線センサによる人の検知に応じてスイッチ要素を開閉可能とするセンサブロックと、施工対象の表面に露設されるベースの前面にベースの外周縁よりも内側で直方体状の突台が突設された形状であって熱線センサに熱線を入射させる受光レンズを突台の下面から露出させた形で突台内にセンサブロックを収納するボディと、センサブロックの収納空間を突台とともに囲むようにボディの後面側に配置される裏カバーと、突台の両側面と上面と前面とを覆う形状であってボディに対して着脱可能な前カバーとを備え、突台の上面にはベースと前カバーとの間の隙間から浸入する水を突台の側方に導く水返しリブが左右方向の全長に亘って形成されていることを特徴とする防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  2. 前記熱線センサと前記受光レンズとを一体に備える球状の可動ブロックと、可動ブロックを首振り自在に保持し突台の下面に形成した露出用窓に受光レンズを露出させるようにボディに対して定位置に固定されるレンズ保持用枠とが付加されていることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  3. 前記突台の下面は前記ベースの前面に直交していることを特徴とする請求項2記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  4. 前記裏カバーの両側部にはそれぞれ水切り板が形成され、前記レンズ保持用枠が両水切り板の間に位置することを特徴とする請求項2または請求項3記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  5. 前記前カバーは前記ボディに対して上下にスライドさせることにより着脱可能であって、前カバーの左右両側壁の外側面には滑り防止部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  6. 前記前カバーの左右各側壁の内側面にはそれぞれ上下2箇所において前後方向に延長され前記突台の左右両側面に対向する凸リブが形成されていることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  7. 前記ボディと前記裏カバーとの一方には先端部に組立フックを有した組立脚片が突設され、他方には組立フックが凹凸係合することによりボディと裏カバーとを一体に結合する組立孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  8. 負荷および電源を接続する負荷端子および電源端子は板ばねからなる錠ばねのばね力により電線を鎖錠し保持する速結端子であって、負荷端子および電源端子となる端子板および錠ばねを一括して収納するとともに電線を導入する電線導入口が開口した絶縁材料の端子ケースを備え、前記センサブロックは負荷端子および電源端子を実装した回路基板を備え、前記裏カバーは前方に突設され回路基板の後面に当接することにより回路基板を支持する支持突起を備え、前記端子ケースは前記電線導入口が後方に開口していることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
  9. 負荷および電源を接続する負荷端子および電源端子は板ばねからなる錠ばねのばね力により電線を鎖錠し保持する速結端子であって、負荷端子および電源端子となる端子板および錠ばねを一括して収納するとともに電線を導入する電線導入口が開口した絶縁材料の端子ケースを備え、前記端子ケースは前記電線導入口が下向きまたは斜め下向きに開口していることを特徴とする請求項1記載の防雨形熱線センサ付自動スイッチ。
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