JP2005070106A - 立体映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子表示デバイスの解像度に依存することなく、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)を広げることを可能とする立体映像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。本発明に係る立体映像表示装置は、物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算する干渉縞計算部1と、第1の干渉縞を縮小投影する干渉縞縮小投影部4と、光変調素子21を有しており、縮小投影された第1の干渉縞C2と光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録する干渉縞記録部2と、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射し、第2の参照光B4を光変調素子21に向けて照射する参照光照射部3とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。本発明に係る立体映像表示装置は、物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算する干渉縞計算部1と、第1の干渉縞を縮小投影する干渉縞縮小投影部4と、光変調素子21を有しており、縮小投影された第1の干渉縞C2と光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録する干渉縞記録部2と、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射し、第2の参照光B4を光変調素子21に向けて照射する参照光照射部3とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶ディスプレイ(LCD)上で表示(再生)されている計算機ホログラムに対して参照光を照射して物体光を再現することによって、立体映像を表示する立体映像表示装置が知られている。なお、計算機ホログラムは、計算によって求められる干渉縞である。具体的には、かかる干渉縞は、図4に示すように、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される。
【0003】
しかしながら、かかる従来の立体映像表示装置では、LCDの解像度が粗いため(すなわち、画素ピッチが広いため)、直接光と物体光を分離して再生することが困難であり、強い強度の直接光が直接観察者の眼に入る危険があるという問題点があった。ここで、直接光は、参照光がLCDで直接反射して生成される光であり、物体光は、参照光がLCD上で表示されている干渉縞により回折し手生成される光である。
【0004】
かかる問題点を解決するために、フォトリフラクティブ結晶を用いた立体映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、図5を参照して、かかる立体映像表示装置の原理を簡単に説明する。
【0005】
図5に示すように、かかる立体映像表示装置は、干渉縞計算部1と、干渉縞記録部2と、参照光照射部3a及び3bと、干渉縞表示部5とによって構成されている。
【0006】
干渉縞計算部1は、コンピュータ11によって構成されており、図4に示すように、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される干渉縞(計算機ホログラム)を計算するように構成されている。
【0007】
干渉縞表示部5は、電子表示デバイス(図5の例では、LCD12)によって構成されており、干渉縞計算部1により計算された干渉縞を画像表示するように構成されている。かかる干渉縞を画像表示するための情報は、ビデオ信号によって、干渉縞計算部1から干渉縞表示部5に送信される。
【0008】
参照光照射部3aは、干渉縞表示部5(LCD12)に向けて参照光B1を照射するように構成されており、参照光照射部3bは、干渉縞記録部2(ホログラム記録素子21)に向けて参照光B2を照射するように構成されている。ここで、参照光B1は、干渉縞計算部1による干渉縞の計算に用いられた参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する。
【0009】
参照光B1が、干渉縞表示部5に向けて照射されると、当該干渉縞表示部5から直接光及び物体光A1が発生する。ここで、物体光A1は、干渉縞計算部1による干渉縞の計算に用いられた物体光と等価な光の波面を有しており、干渉縞記録部2まで伝搬する。
【0010】
干渉縞記録部2は、ホログラム記録素子(光変調素子)21から構成されており、物体光A1と参照光照射部3aにより照射された参照光B2とから生成される干渉縞をホログラム記録素子21に記録するように構成されている。ここで、ホログラム記録素子21として、フォトリフラクティブ結晶が用いられている。
【0011】
上述のように、ホログラム記録素子21に干渉縞が記録されている状態で、干渉縞表示部5からの物体光A1をシャッター等で遮断して、干渉縞記録部2に向けて参照光B2のみを照射すると、ホログラム記録素子21に記録されている干渉縞によって物体光A2が発生する。その結果、観察者は、物体光A2によって、上述の3次元形状の物体の映像を立体的に観察することができる。
【0012】
かかるフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、物体光A1の波面と参照光B2との入射角度を大きくすることによって、干渉縞記録部2から発生する直接光と物体光A2を分離することが可能となる。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−34148号(特願平11−210970号)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、物体光の再生範囲(表示範囲)が、電子表示デバイス(例えば、LCD)の解像度に依存してしまうという問題点があった。
【0015】
すなわち、従来のフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、LCD12における画素ピッチは、数十μmのオーダーが限界であり、LCD12を透過(反射)した光の回折角が、ほとんど確保できないため、仮に、LCD12における画素ピッチが、10μmであるとすると、観察者が、50cm程度離れた場所から観察した場合、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)は、2cm程度しか確保できないという問題点があった。
【0016】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、電子表示デバイスの解像度に依存することなく、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)を広げることを可能とする立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
すなわち、本発明は、LCDの画素ピッチに左右されることなく、計算上の視域全体を、立体映像の表示時の視域として再現することを可能とする立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置であって、物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算する干渉縞計算部と、前記第1の干渉縞を縮小投影する干渉縞縮小投影部と、光変調素子を有しており、縮小投影された前記第1の干渉縞と前記光変調素子に平行な波面を有する第2の参照光とから生成される第2の干渉縞を前記光変調素子に記録する干渉縞記録部と、前記第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光を前記光変調素子に向けて照射し、前記第2の参照光を前記光変調素子に向けて照射する参照光照射部とを具備することを要旨とする。
【0019】
かかる発明によれば、干渉縞記録部が、縮小投影された第1の干渉縞と第2の参照光とから生成される第2の干渉縞を光変調素子に記録するため、干渉縞計算部1により計算された第1の干渉縞のパターンそのものが、定在波として光変調素子に記録されることになり、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光を光変調素子に向けて照射することによって、干渉縞計算部1による計算に用いられた物体光を当該計算上の視域で再現することができる。
【0020】
本発明の第1の特徴において、前記干渉縞縮小投影部が、表示装置と第1のレンズと第2のレンズとを具備しており、前記表示装置が、前記第1の干渉縞を表示する投影光を前記第1のレンズに投影し、前記第1のレンズが、前記投影光を前記第2のレンズに縮小投影し、前記第2のレンズが、縮小投影された前記投影光を平行光に変換して前記干渉記録部に投影することが好ましい。
【0021】
本発明の第1の特徴において、前記参照光照射部が、第1のミラーと第2のミラーとを具備しており、前記第2のミラーが、前記第1のミラーからの平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能に配置されており、前記第1のミラーが、平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能な配置と、前記平面光波を前記第2のミラーに向けて反射可能な配置との間で切換可能であることが好ましい。
【0022】
本発明の第1の特徴において、前記第2のミラーが、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられることが好ましい。
【0023】
かかる発明によれば、第2のミラーが、干渉縞の記録時にはミラーの状態となり、立体映像の再生時には透明な状態となることによって、第2のミラーを物理的に外す必要が無くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態における立体映像表示装置の全体構成を示す図である。本実施形態に係る立体映像表示装置は、計算機ホログラムを用いて立体映像を表示する立体映像表示装置である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態に係る立体映像表示装置は、干渉縞計算部1と、干渉縞記録部2と、参照光照射部3と、干渉縞投影部4とによって構成されている。なお、図2に、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置を実際の光学機器を用いて構成した場合の一例を示す。
【0026】
干渉縞計算部1は、従来技術に係る干渉縞計算部1と同様に、コンピュータ11によって構成されており、3次元形状の物体(例えば、立方体の3Dデータ)に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算するように構成されている。
【0027】
干渉縞には、振幅型と位相型とがあるが、本実施形態では、位相型として生成された干渉縞を用いることとする。干渉縞は、輝度の変化が光の振幅情報に対応し、縞模様のパターンが光の位相情報に対応した濃淡画像である。以下、実寸サイズでは、干渉縞の1画素あたりのサイズ(画素ピッチ)は、1μmであるものとして説明する。
【0028】
干渉縞投影部4は、電子表示デバイス(図1の例では、LCD12)と、第1のレンズ50と、第2のレンズ51とによって構成されており、干渉縞計算部1からビデオ信号によって送信された第1の干渉縞を縮小投影するように構成されている。
【0029】
LCD12は、干渉縞計算部1からビデオ信号によって送信された第1の干渉縞を表示するための情報(干渉縞の各画素の濃淡値)に基づいて、当該第1の干渉縞を表示(再生)するように構成されている。すなわち、LCD12は、第1の干渉縞を表示する投影光(透過光)C1を第1のレンズ50に投影する表示装置である。
【0030】
ここで、干渉縞計算部1が、使用する光の波長を用いて干渉縞の解像度(縞の細かさ)を計算しており、電子表示デバイスの画素ピッチと干渉縞の画素ピッチが等しくなるように干渉縞自体を計算しているため、LCD12における画素ピッチが、10μmであったとすると、第1の干渉縞は、LCD12において10倍に拡大されて表示されることになる。
【0031】
第1のレンズ50は、LCD12から投影された投影光C1を第2のレンズ51に縮小投影する。第2のレンズ51は、第1のレンズ50によって縮小投影された投影光C1を平行光(投影光)C2に変換して干渉記録部2に投影する。
【0032】
ここで、第1のレンズ50の焦点距離を「f1」とし、第2のレンズ51の焦点距離を「f2」とすると、「f1」が「f2」の10倍になるように焦点距離を設定しているため、投影光C2は、フォトリフラクティブ結晶で構成されるホログラム記録素子(光変調素子)21に、実寸サイズで投影されることになる。
【0033】
干渉縞記録部2は、フォトリフラクティブ結晶で構成されるホログラム記録素子(光変調素子)21を有しており、縮小投影された第1の干渉縞(投影光C2)と光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録するように構成されている。ここで、参照光B4を、光変調素子21に平行な波面を有する光(平行光)としていることで、投影光C2によって表示される第1の干渉縞そのものが、光変調素子21に記録されることになる。
【0034】
参照光照射部3は、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射し、第2の参照光B4を光変調素子21に向けて照射するように構成されている。
【0035】
具体的には、参照光照射部3は、図2に示すように、レーザ31と、λ/4波長板32と、偏光ビームスプリッタ33と、λ/2波長板38と、ミラー39と、スペイシャルフィルタ40と、レンズ41と、第1のミラー42と、第2のミラー43とを具備している。
【0036】
第1のミラー42は、平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B3として反射可能な配置と、平面光波E2を第2のミラー43に向けて反射可能な配置との間で切換可能である。
【0037】
第2のミラー43は、第1のミラー42からの平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B4として反射可能に配置されている。また、第2のミラー43は、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられるデバイスで構成されていることが好ましい。
【0038】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作)
図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作について、具体的に説明する。
【0039】
ステップ301において、干渉縞計算部1を構成するコンピュータ11が、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される干渉縞を計算する。
【0040】
ステップ302において、コンピュータ11が、上述の干渉縞を表示するための情報をビデオ信号によって、干渉縞記録部2を構成するLCD12に送信する。
【0041】
一方、ステップ303において、レーザ31が、レーザ光D1を照射し、ステップ304において、偏光ビームスプリッタ(PBS)33が、λ/4波長板32を介して入射されたレーザ光D1を、2つのレーザ光(第1のレーザ光D2及び第2のレーザ光D3)に分ける。
【0042】
ステップ305において、第1のレーザ光D2は、スペイシャルフィルタ34及びレンズ35を介して平面光波E1に変換され、ミラー36及び37を介してLCD12に到達する。
【0043】
ステップ306において、LCD12が、コンピュータ11によって計算された第1の干渉縞を表示しており、平面光波E1は、当該第1の干渉縞の投影光(透過光)C1となり、第1のレンズ50に向けて投影される。
【0044】
ステップ307において、投影光C1は、第1のレンズ50及び第2のレンズ51を介して縮小投影された投影光C2となり、ホログラム記録素子21に向けて投影される。
【0045】
一方、ステップ308において、第2のレーザ光D3は、λ/2波長板38とミラー39とスペイシャルフィルタ40とレンズ41とを介して平面光波E2に変換され、第1のミラー42で反射して第2のミラー43に到達する。
【0046】
ステップ309において、平面光波E2は、第2のミラーで反射して、光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4としてホログラム記録素子21に垂直に照射される。
【0047】
ステップ310において、投影光C2と第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞が、ホログラム記録素子21に記録される。なお、フォトリフラクティブ結晶によって構成されているホログラム記録素子21は、フォトリフラクティブ効果により、光の当たった部分の屈折率が変化し、干渉縞の位相変調と同様に、入射した光の位相を変化させる性質を有する。
【0048】
ステップ311において、第2のミラー43が、物理的に外され、第1のミラー42が、平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B3として反射可能な配置に切り替えられた結果、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3のみが、ホログラム記録素子21に照射される(すなわち、第2の参照光B4は、ホログラム記録素子21に照射されなくなる)。
【0049】
ステップ312において、上述の性質を有するホログラム記録素子21に、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3が照射されると、ステップ301における計算に用いられた3次元形状の物体を表示する物体光が再生され、当該3次元形状の物体の立体映像が表示される。
【0050】
なお、第2のミラー43は、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられるデバイスで構成されている場合、ステップ311において、第2のミラー43を物理的に外す必要は無く、第2のミラー43の状態を透明な状態にするだけでよい。
【0051】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置によれば、干渉縞記録部2が、縮小投影された第1の干渉縞C1と第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録するため、干渉縞計算部1により計算された第1の干渉縞のパターンそのものが、定在波として光変調素子21に記録されることになり、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射することによって、干渉縞計算部1による計算に用いられた物体光を当該計算上の視域で再現することができる。
【0052】
また、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置によれば、第2のミラー43が、干渉縞の記録時にはミラーの状態となり、立体映像の再生時には透明な状態となることによって、第2のミラー43を物理的に外す必要が無くなる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子表示デバイスの解像度に依存することなく、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)を広げることを可能とする立体映像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の全体構成図である
【図2】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の詳細構成図である
【図3】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来技術に係る立体映像表示装置において、計算機ホログラムを求める様子を説明するための図である。
【図5】従来技術に係る立体映像表示装置の全体構成図である。
【符号の説明】
A1、A2…物体光
B1、B2、B3、B4…参照光
1…干渉縞計算部
11…コンピュータ
2…干渉縞記録部
21…ホログラム記録素子(光変調素子)
3、3a、3b…参照光照射部
4…干渉縞投影部
12…LCD
50…第1のレンズ
51…第2のレンズ
31…レーザ
32…λ/4波長板
33…偏光ビームスプリッタ
34、40…スペイシャルフィルタ
35、41…レンズ
36、37、39、41…ミラー
38…λ/2波長板
42…第1のミラー
43…第2のミラー
5…干渉縞表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶ディスプレイ(LCD)上で表示(再生)されている計算機ホログラムに対して参照光を照射して物体光を再現することによって、立体映像を表示する立体映像表示装置が知られている。なお、計算機ホログラムは、計算によって求められる干渉縞である。具体的には、かかる干渉縞は、図4に示すように、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される。
【0003】
しかしながら、かかる従来の立体映像表示装置では、LCDの解像度が粗いため(すなわち、画素ピッチが広いため)、直接光と物体光を分離して再生することが困難であり、強い強度の直接光が直接観察者の眼に入る危険があるという問題点があった。ここで、直接光は、参照光がLCDで直接反射して生成される光であり、物体光は、参照光がLCD上で表示されている干渉縞により回折し手生成される光である。
【0004】
かかる問題点を解決するために、フォトリフラクティブ結晶を用いた立体映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、図5を参照して、かかる立体映像表示装置の原理を簡単に説明する。
【0005】
図5に示すように、かかる立体映像表示装置は、干渉縞計算部1と、干渉縞記録部2と、参照光照射部3a及び3bと、干渉縞表示部5とによって構成されている。
【0006】
干渉縞計算部1は、コンピュータ11によって構成されており、図4に示すように、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される干渉縞(計算機ホログラム)を計算するように構成されている。
【0007】
干渉縞表示部5は、電子表示デバイス(図5の例では、LCD12)によって構成されており、干渉縞計算部1により計算された干渉縞を画像表示するように構成されている。かかる干渉縞を画像表示するための情報は、ビデオ信号によって、干渉縞計算部1から干渉縞表示部5に送信される。
【0008】
参照光照射部3aは、干渉縞表示部5(LCD12)に向けて参照光B1を照射するように構成されており、参照光照射部3bは、干渉縞記録部2(ホログラム記録素子21)に向けて参照光B2を照射するように構成されている。ここで、参照光B1は、干渉縞計算部1による干渉縞の計算に用いられた参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する。
【0009】
参照光B1が、干渉縞表示部5に向けて照射されると、当該干渉縞表示部5から直接光及び物体光A1が発生する。ここで、物体光A1は、干渉縞計算部1による干渉縞の計算に用いられた物体光と等価な光の波面を有しており、干渉縞記録部2まで伝搬する。
【0010】
干渉縞記録部2は、ホログラム記録素子(光変調素子)21から構成されており、物体光A1と参照光照射部3aにより照射された参照光B2とから生成される干渉縞をホログラム記録素子21に記録するように構成されている。ここで、ホログラム記録素子21として、フォトリフラクティブ結晶が用いられている。
【0011】
上述のように、ホログラム記録素子21に干渉縞が記録されている状態で、干渉縞表示部5からの物体光A1をシャッター等で遮断して、干渉縞記録部2に向けて参照光B2のみを照射すると、ホログラム記録素子21に記録されている干渉縞によって物体光A2が発生する。その結果、観察者は、物体光A2によって、上述の3次元形状の物体の映像を立体的に観察することができる。
【0012】
かかるフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、物体光A1の波面と参照光B2との入射角度を大きくすることによって、干渉縞記録部2から発生する直接光と物体光A2を分離することが可能となる。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−34148号(特願平11−210970号)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、物体光の再生範囲(表示範囲)が、電子表示デバイス(例えば、LCD)の解像度に依存してしまうという問題点があった。
【0015】
すなわち、従来のフォトリフラクティブ結晶が用いた立体映像表示装置では、LCD12における画素ピッチは、数十μmのオーダーが限界であり、LCD12を透過(反射)した光の回折角が、ほとんど確保できないため、仮に、LCD12における画素ピッチが、10μmであるとすると、観察者が、50cm程度離れた場所から観察した場合、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)は、2cm程度しか確保できないという問題点があった。
【0016】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、電子表示デバイスの解像度に依存することなく、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)を広げることを可能とする立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
すなわち、本発明は、LCDの画素ピッチに左右されることなく、計算上の視域全体を、立体映像の表示時の視域として再現することを可能とする立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置であって、物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算する干渉縞計算部と、前記第1の干渉縞を縮小投影する干渉縞縮小投影部と、光変調素子を有しており、縮小投影された前記第1の干渉縞と前記光変調素子に平行な波面を有する第2の参照光とから生成される第2の干渉縞を前記光変調素子に記録する干渉縞記録部と、前記第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光を前記光変調素子に向けて照射し、前記第2の参照光を前記光変調素子に向けて照射する参照光照射部とを具備することを要旨とする。
【0019】
かかる発明によれば、干渉縞記録部が、縮小投影された第1の干渉縞と第2の参照光とから生成される第2の干渉縞を光変調素子に記録するため、干渉縞計算部1により計算された第1の干渉縞のパターンそのものが、定在波として光変調素子に記録されることになり、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光を光変調素子に向けて照射することによって、干渉縞計算部1による計算に用いられた物体光を当該計算上の視域で再現することができる。
【0020】
本発明の第1の特徴において、前記干渉縞縮小投影部が、表示装置と第1のレンズと第2のレンズとを具備しており、前記表示装置が、前記第1の干渉縞を表示する投影光を前記第1のレンズに投影し、前記第1のレンズが、前記投影光を前記第2のレンズに縮小投影し、前記第2のレンズが、縮小投影された前記投影光を平行光に変換して前記干渉記録部に投影することが好ましい。
【0021】
本発明の第1の特徴において、前記参照光照射部が、第1のミラーと第2のミラーとを具備しており、前記第2のミラーが、前記第1のミラーからの平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能に配置されており、前記第1のミラーが、平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能な配置と、前記平面光波を前記第2のミラーに向けて反射可能な配置との間で切換可能であることが好ましい。
【0022】
本発明の第1の特徴において、前記第2のミラーが、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられることが好ましい。
【0023】
かかる発明によれば、第2のミラーが、干渉縞の記録時にはミラーの状態となり、立体映像の再生時には透明な状態となることによって、第2のミラーを物理的に外す必要が無くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態における立体映像表示装置の全体構成を示す図である。本実施形態に係る立体映像表示装置は、計算機ホログラムを用いて立体映像を表示する立体映像表示装置である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態に係る立体映像表示装置は、干渉縞計算部1と、干渉縞記録部2と、参照光照射部3と、干渉縞投影部4とによって構成されている。なお、図2に、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置を実際の光学機器を用いて構成した場合の一例を示す。
【0026】
干渉縞計算部1は、従来技術に係る干渉縞計算部1と同様に、コンピュータ11によって構成されており、3次元形状の物体(例えば、立方体の3Dデータ)に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算するように構成されている。
【0027】
干渉縞には、振幅型と位相型とがあるが、本実施形態では、位相型として生成された干渉縞を用いることとする。干渉縞は、輝度の変化が光の振幅情報に対応し、縞模様のパターンが光の位相情報に対応した濃淡画像である。以下、実寸サイズでは、干渉縞の1画素あたりのサイズ(画素ピッチ)は、1μmであるものとして説明する。
【0028】
干渉縞投影部4は、電子表示デバイス(図1の例では、LCD12)と、第1のレンズ50と、第2のレンズ51とによって構成されており、干渉縞計算部1からビデオ信号によって送信された第1の干渉縞を縮小投影するように構成されている。
【0029】
LCD12は、干渉縞計算部1からビデオ信号によって送信された第1の干渉縞を表示するための情報(干渉縞の各画素の濃淡値)に基づいて、当該第1の干渉縞を表示(再生)するように構成されている。すなわち、LCD12は、第1の干渉縞を表示する投影光(透過光)C1を第1のレンズ50に投影する表示装置である。
【0030】
ここで、干渉縞計算部1が、使用する光の波長を用いて干渉縞の解像度(縞の細かさ)を計算しており、電子表示デバイスの画素ピッチと干渉縞の画素ピッチが等しくなるように干渉縞自体を計算しているため、LCD12における画素ピッチが、10μmであったとすると、第1の干渉縞は、LCD12において10倍に拡大されて表示されることになる。
【0031】
第1のレンズ50は、LCD12から投影された投影光C1を第2のレンズ51に縮小投影する。第2のレンズ51は、第1のレンズ50によって縮小投影された投影光C1を平行光(投影光)C2に変換して干渉記録部2に投影する。
【0032】
ここで、第1のレンズ50の焦点距離を「f1」とし、第2のレンズ51の焦点距離を「f2」とすると、「f1」が「f2」の10倍になるように焦点距離を設定しているため、投影光C2は、フォトリフラクティブ結晶で構成されるホログラム記録素子(光変調素子)21に、実寸サイズで投影されることになる。
【0033】
干渉縞記録部2は、フォトリフラクティブ結晶で構成されるホログラム記録素子(光変調素子)21を有しており、縮小投影された第1の干渉縞(投影光C2)と光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録するように構成されている。ここで、参照光B4を、光変調素子21に平行な波面を有する光(平行光)としていることで、投影光C2によって表示される第1の干渉縞そのものが、光変調素子21に記録されることになる。
【0034】
参照光照射部3は、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射し、第2の参照光B4を光変調素子21に向けて照射するように構成されている。
【0035】
具体的には、参照光照射部3は、図2に示すように、レーザ31と、λ/4波長板32と、偏光ビームスプリッタ33と、λ/2波長板38と、ミラー39と、スペイシャルフィルタ40と、レンズ41と、第1のミラー42と、第2のミラー43とを具備している。
【0036】
第1のミラー42は、平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B3として反射可能な配置と、平面光波E2を第2のミラー43に向けて反射可能な配置との間で切換可能である。
【0037】
第2のミラー43は、第1のミラー42からの平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B4として反射可能に配置されている。また、第2のミラー43は、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられるデバイスで構成されていることが好ましい。
【0038】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作)
図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作について、具体的に説明する。
【0039】
ステップ301において、干渉縞計算部1を構成するコンピュータ11が、3次元形状の物体に照射したレーザ光が反射して生成される物体光と参照光とから生成される干渉縞を計算する。
【0040】
ステップ302において、コンピュータ11が、上述の干渉縞を表示するための情報をビデオ信号によって、干渉縞記録部2を構成するLCD12に送信する。
【0041】
一方、ステップ303において、レーザ31が、レーザ光D1を照射し、ステップ304において、偏光ビームスプリッタ(PBS)33が、λ/4波長板32を介して入射されたレーザ光D1を、2つのレーザ光(第1のレーザ光D2及び第2のレーザ光D3)に分ける。
【0042】
ステップ305において、第1のレーザ光D2は、スペイシャルフィルタ34及びレンズ35を介して平面光波E1に変換され、ミラー36及び37を介してLCD12に到達する。
【0043】
ステップ306において、LCD12が、コンピュータ11によって計算された第1の干渉縞を表示しており、平面光波E1は、当該第1の干渉縞の投影光(透過光)C1となり、第1のレンズ50に向けて投影される。
【0044】
ステップ307において、投影光C1は、第1のレンズ50及び第2のレンズ51を介して縮小投影された投影光C2となり、ホログラム記録素子21に向けて投影される。
【0045】
一方、ステップ308において、第2のレーザ光D3は、λ/2波長板38とミラー39とスペイシャルフィルタ40とレンズ41とを介して平面光波E2に変換され、第1のミラー42で反射して第2のミラー43に到達する。
【0046】
ステップ309において、平面光波E2は、第2のミラーで反射して、光変調素子21に平行な波面を有する第2の参照光B4としてホログラム記録素子21に垂直に照射される。
【0047】
ステップ310において、投影光C2と第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞が、ホログラム記録素子21に記録される。なお、フォトリフラクティブ結晶によって構成されているホログラム記録素子21は、フォトリフラクティブ効果により、光の当たった部分の屈折率が変化し、干渉縞の位相変調と同様に、入射した光の位相を変化させる性質を有する。
【0048】
ステップ311において、第2のミラー43が、物理的に外され、第1のミラー42が、平面光波E2を光変調素子21に向けて第2の参照光B3として反射可能な配置に切り替えられた結果、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3のみが、ホログラム記録素子21に照射される(すなわち、第2の参照光B4は、ホログラム記録素子21に照射されなくなる)。
【0049】
ステップ312において、上述の性質を有するホログラム記録素子21に、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3が照射されると、ステップ301における計算に用いられた3次元形状の物体を表示する物体光が再生され、当該3次元形状の物体の立体映像が表示される。
【0050】
なお、第2のミラー43は、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられるデバイスで構成されている場合、ステップ311において、第2のミラー43を物理的に外す必要は無く、第2のミラー43の状態を透明な状態にするだけでよい。
【0051】
(本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置によれば、干渉縞記録部2が、縮小投影された第1の干渉縞C1と第2の参照光B4とから生成される第2の干渉縞を光変調素子21に記録するため、干渉縞計算部1により計算された第1の干渉縞のパターンそのものが、定在波として光変調素子21に記録されることになり、第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光B3を光変調素子21に向けて照射することによって、干渉縞計算部1による計算に用いられた物体光を当該計算上の視域で再現することができる。
【0052】
また、本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置によれば、第2のミラー43が、干渉縞の記録時にはミラーの状態となり、立体映像の再生時には透明な状態となることによって、第2のミラー43を物理的に外す必要が無くなる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子表示デバイスの解像度に依存することなく、実際に立体映像を観察できる範囲(視域)を広げることを可能とする立体映像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の全体構成図である
【図2】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の詳細構成図である
【図3】本発明の第1の実施形態に係る立体映像表示装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来技術に係る立体映像表示装置において、計算機ホログラムを求める様子を説明するための図である。
【図5】従来技術に係る立体映像表示装置の全体構成図である。
【符号の説明】
A1、A2…物体光
B1、B2、B3、B4…参照光
1…干渉縞計算部
11…コンピュータ
2…干渉縞記録部
21…ホログラム記録素子(光変調素子)
3、3a、3b…参照光照射部
4…干渉縞投影部
12…LCD
50…第1のレンズ
51…第2のレンズ
31…レーザ
32…λ/4波長板
33…偏光ビームスプリッタ
34、40…スペイシャルフィルタ
35、41…レンズ
36、37、39、41…ミラー
38…λ/2波長板
42…第1のミラー
43…第2のミラー
5…干渉縞表示部
Claims (4)
- 干渉縞(ホログラム)を用いて立体映像を表示する立体映像表示装置であって、
物体光と第1の参照光とから生成される第1の干渉縞を計算する干渉縞計算部と、
前記第1の干渉縞を縮小投影する干渉縞縮小投影部と、
光変調素子を有しており、縮小投影された前記第1の干渉縞と前記光変調素子に平行な波面を有する第2の参照光とから生成される第2の干渉縞を前記光変調素子に記録する干渉縞記録部と、
前記第1の参照光と同じ波長及び同じ入射角度を有する参照光を前記光変調素子に向けて照射し、前記第2の参照光を前記光変調素子に向けて照射する参照光照射部とを具備することを特徴とする立体映像表示装置。 - 前記干渉縞縮小投影部は、表示装置と第1のレンズと第2のレンズとを具備しており、
前記表示装置は、前記第1の干渉縞を表示する投影光を前記第1のレンズに投影し、
前記第1のレンズは、前記投影光を前記第2のレンズに縮小投影し、
前記第2のレンズは、縮小投影された前記投影光を平行光に変換して前記干渉記録部に投影することを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。 - 前記参照光照射部は、第1のミラーと第2のミラーとを具備しており、
前記第2のミラーは、前記第1のミラーからの平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能に配置されており、
前記第1のミラーは、平面光波を前記光変調素子に向けて前記第2の参照光として反射可能な配置と、前記平面光波を前記第2のミラーに向けて反射可能な配置との間で切換可能であることを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。 - 前記第2のミラーは、透明な状態とミラーの状態との間で電子的に切り替えられることを特徴とする請求項3に記載の立体映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208710A JP2005070106A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 立体映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003208710A JP2005070106A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 立体映像表示装置 |
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ID=34401880
Family Applications (1)
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JP2003208710A Pending JP2005070106A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 立体映像表示装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100664872B1 (ko) | 2005-04-11 | 2007-01-03 | 김영철 | 1차원 홀로그램을 이용한 영상 표시장치 |
-
2003
- 2003-08-25 JP JP2003208710A patent/JP2005070106A/ja active Pending
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