JP2005069679A - 熱交換器用フィン - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱交換器の最大熱伝達量を達成すると共に流出側での流動中の媒体の圧力降下を達成する。
【解決手段】 一媒体から別の媒体への熱伝達のための管相互間の領域に位置する少なくとも1つのルーバ構造体を備えた熱交換器用フィンにおいて、ルーバ構造体(2,30)は、両方のフロー部(3,4;28)のうち一方に、幾何学的要素として少なくとも1つの単一湾曲中間ルーバ(7,8,9,11,12,13)及び(又は)少なくとも1つの多湾曲外側ルーバ(5,6)及び(又は)内側ルーバ(15,16)を備えていることを特徴とするフィン。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一媒体から別の媒体への熱伝達のための管相互間の領域に位置する少なくとも1つのルーバ構造体を備えた熱交換器用フィンであって、ルーバ構造体が、流入側フロー部及び流入側フロー部に対応した流出側フロー部を備え、フロー部が共に各々、1つの外側ルーバ、少なくとも1つの中間ルーバ及び1つの内側ルーバを有し、内側ルーバが、互いに連結され、一方のフロー部のルーバが、他方のフロー部のルーバに対して傾斜して配置されていて、ルーバの幾何学的要素、即ち、長さL、幅B、傾斜角αを有し、各場合において、隣り合う傾斜ルーバ相互間の各々には、流動中の媒体のための通路スロットが設けられている熱交換器用フィンに関する。
自動車用途に現在用いられている熱交換器の大部分は、互いに上下に直列に配置された熱伝達管(伝熱管)及び管相互間に設けられたフィンを有する熱伝達コアを備え、ルーバがフィン表面に設けられている。熱伝達は、熱伝達管からルーバを備えたフィンに、又その逆に起こる。ルーバは、媒体の流れをフィン表面上に、そしてフィン表面を通って差し向け、制御された度合いの乱流を生じさせ、流動中の媒体とフィンとの熱伝達を促進するようになっている。
従来型フィンでは、特に中間ルーバは、流入側フロー部及び対応関係にある流出側フロー部の各々において、
−「等しいルーバ長さLの」、
−「等しいルーバ傾斜角αの」、
−「等しいルーバ幅Bの」
ルーバ幾何学的要素を備えている。ルーバ幾何学的要素である「等しいルーバ長さLの全てのルーバ」は本質的に、全てのルーバの通路スロット及びかくしてルーバ全てが等しい長さのものであることを意味している。もしルーバ幾何学的要素である「等しいルーバ傾斜角αの全てのルーバ」があれば、各フロー部の外側折り曲げルーバ、中間ルーバ及び内側折り曲げルーバは、同じ向きの傾斜角を有するが、両方のフロー部の傾斜角の方向は、互いに異なるもののフィン中間平面に対し鏡像対称関係をなしている。さらに、中間ルーバは、「等しいルーバ幅B」のルーバ幾何学的要素があれば、フィン長手方向断面に示す等しい幅を有し、それにより大抵の場合において外側折り曲げルーバ及び内側折り曲げルーバの折り曲げ部分の幅が中間ルーバの幅の半分に等しいということとは異なっている。
熱交換器用の他のルーバフィンが、米国特許第4,328,861号明細書に記載されており、熱交換器は、熱交換器管及びフィンコア又は平らなフィンバッフルから成る構造を有している。熱伝達管は、平らな管の形態に設計されている。フィンは、関連の通路スロットを含む長手方向に管の列に平行に延びるベネシャンブラインド状ルーバを備え、管の列を越えて達する小片を有している。管相互間のフィンは、一定長さの通路スロットを有し、管領域の外部には、長手方向に次第に短くなった列状に配置されているスロットがある。管領域の外部に位置するスロットは各々、隣り合う平らな管相互間に列状に配置された通常のスロットよりも短く、長手方向に短くされた列状のスロットは、平らな管の縁部を越えてフィンの突出小片の外縁部の近くに形成され、最も短いスロットは、列状の平らな管の縁部に隣接して配置されている。したがって、列状の長手方向に短くされたルーバの平らな管領域の外部では、各ルーバは、列中の隣り合うルーバ相互間に位置する通常のルーバの長さよりも短く、列状の長手方向に短くされたルーバは、列状の管の端部の後でフィンの外縁部相互間のフィンの突出領域に形成された状態で配置されている。
包囲するルーバフィンチャネルを備えた別の熱交換器は、米国特許第4,958,681号から知られている。この熱交換器では、複数の丸い管が設けられると共に複数のフィンがこれら丸管相互間に位置し、それによりフィンは、多くのルーバで包囲され、管に熱結合されている。その目的は、熱交換器の熱伝達容量を向上させることにある。フィンは、ルーバ及び平らな領域から成り、ルーバは、対をなす管相互間に位置し、隣のフィン領域上でこれら管に対し或る距離をおくと共に同一幅の円弧状の平らな領域により管に対し距離をおいて配置されており、円弧状の平らな領域は、等しい幅の円弧状循環チャネルとして役立つ。円弧状循環チャネルの幅と隣り合う管相互間の距離の比は、最適値を有し、ルーバは、熱伝達特性が空気圧力降下に対して増大すると、増大するという効果を生じさせるようになっている。
空調ユニット用管形熱交換器が米国特許第5,117,902号明細書に記載されており、この熱交換器は、互いに平行に一定の距離をおいて配置された複数のフィンプレートと、少なくとも1つの列をなすと共にフィンプレートに垂直に配置された複数の熱伝達管と、各フィンプレート上に設けられていて、空気流に対して垂直であり且つフィンプレート表面から突き出て形成された複数の突出ストリップと、各フィンプレート上に設けられていて、列状の熱伝達管の中央線に沿って延びる少なくとも1つの逸らせ面とから成っている。かかる管形熱交換器では、空気は、フィンプレート相互間を流れ、液体は熱伝達管内を流れることができる。各突出ストリップは、流れ方向に応じて2つの方向に傾いているのがよい。加うるに、フィンプレートの長手方向縁部の近くの1つの列の突出ストリップの数は、熱伝達管の中心線の近くの列のストリップの数よりも多い。逸らせ表面にはストリップは設けられていない。
さらに米国特許第5,669,438号明細書には、一連の平らなフィン壁を備えた波形熱交換器フィンが記載されている。フィン壁は、交互に位置する峰線を備えた一体折り曲げ品であり、峰線相互間で測定された所与のフィン壁幅を備えている。峰線は、隣のフィン壁と管との間に存在する流体流れ通路を形成するよう互いに平行で平らな熱伝達管に連結できるよう設けられている。流体を峰線にほぼ平行な方向に管中に圧送する。隣り合う流れ通路は各々、峰線の内面に設けられた絞り部分及び2つの隣り合う峰線の外面相互間に設けられた反対側の絞り部分を更に有している。各フィン壁は、一連の一体の本質的に平らなルーバを備え、これらルーバは、壁から折り曲げられ、ルーバは各々、フィン壁幅に全体として平行な長さを有している。各ルーバは、傾斜軸線周りにそのフィン壁の平面から且つこれを通って傾斜している。それにより、ルーバの対角線方向の一方の半部は、フィン壁の一方の側部上に本質的に完全に動かされ、したがって、ルーバの対角線方向の他方の半部は、フィン壁の他方の側部上に本質的に動かされている。それにより、ルーバの直径方向反対側のコーナ部は、フィン壁の各々に対し隣の流れ通路の非絞り部分内へ、そして絞り部分から動かされている。
米国特許第5,730,214号明細書には、ルーバが様々な角度を有する調節可能なルーバ構造体を備えた冷却用フィン熱交換器が記載されている。ルーバ構造体は、3つの部分、即ち、流入側フロー部、ルーバの無い中央部及び流出側フロー部から成り、流入側フロー部及び流出側フロー部は各々、外側に折り曲げられたルーバ及び幾つかの中間ルーバを有し、全てのルーバは、中央部中間平面に対し流入側フロー部及び対応関係をなす流出側フロー部の対称関係をなして配置され、中央部は、互いに反対側の内側中間ルーバの両方に連結され、フィンプレート平面に対しずれており、ルーバ幅全体にわたって形成された状態で「等しいルーバ長さLの」、「中央部に差し向けられた外側折り曲げルーバから始まって増大する等しくないルーバ傾斜角αの」及び中間ルーバの等しいルーバ幅Bの」ルーバ幾何学的要素を備えた中間ルーバが設けられ、流入側フロー部及び流出側フロー部内の中央部に対称に、等しくないルーバ傾斜角を備えた外側折り曲げルーバも又設けられている。各々従来の組みをなすパターン「流入側フロー部/流出側フロー部」内のルーバは、長さ、幅、傾斜及び傾斜角の方向が同じであるが、各場合における傾斜角の大きさは、外側ルーバから内側ルーバへ増大しているのがよい。この場合、傾斜角は、中央部に差し向けられた流入側フロー部中の空気流の方向に増大し、それと同時に流出側フロー部内において連続的に減少している。特に、流入側フロー部について外側折り曲げルーバと関連した22゜から最後の内側中間ルーバに関する30゜以上40゜まで増大し、したがって、流出側フロー部については減少するルーバ傾斜角αが与えられる。かくして、ルーバ傾斜角は本質的に中央部に向かう方向において段階的に増大し、流入側フロー部の外側折り曲げルーバの角度に向かってその最後の外側折り曲げルーバまで流出側フロー部においてこの場合も又段階的に減少している。これは、本質的に中央部に対し、流入側フロー部及び流出側フロー部のルーバ対称性があるということを意味している。外側折り曲げルーバの折り曲げ部は、ルーバ幅のほんの約半分の幅を有し、中央部に連結されたルーバは、他方の中間ルーバと同一のルーバ幅を有する。中央部は、他方のフロー部に関し距離をおいてフィンプレート平面に平行にずれている。
問題は、中央部の付近の角度が大きいために、空気流を流出側フロー部の領域のルーバ上に生じさせる僅かな乱流があるということにもある。
フィン中に空気乱流を生じさせるルーバを備えた別の熱交換器、ルーバを製造する装置並びにフィンの製造方法が米国特許第5,738,169号明細書に記載されている。この熱交換器は、熱キャリヤを流通させる少なくとも1つの列状に配置された平らな管から成る。曲がり部の多いフィンは、2つの隣り合う管相互間において、管に連結されている。フィン内には複数のルーバが設けられ、各ルーバは、長手方向スロット開口部を形成している。媒体により加熱され又は冷却される流体は、スロット開口部を通過する。1つ又は数個のルーバ上に波形にされた縁部により、流体中に乱流が生じる。乱流は、流体中の層状流れを関連のルーバに沿って乱す。
米国特許第5,765,630号明細書から、空気の流れを差し向けるフィンを備えたラジエータが知られており、これらフィンは、ラジエータコアの断面に対し規定された角度をなして配置されている。したがって、ラジエータに流入する空気は、フィンによって逸らされ、フィンは、空気をラジエータ中に吹き込むファン羽根の入射角と共に延びている。
とりわけルーバ構造体を備えた全ての公知のフィンは、とりわけ、一媒体から別の媒体への最大熱伝達を可能にする最適構造を備えておらず、フィンの通過後流動中の媒体の圧力降下が低いという問題を提起している。
したがって、本発明の目的は、フィンのところに存在する媒体の流れがルーバスロットを最適な状態で通され、媒体が主としてこれらと接触状態にあるルーバ上に流れ、乱流が作られ、最大熱伝達及び流動媒体中の僅かな圧力降下が達成されるよう適当に構成された熱交換器用フィンを提供することにある。
この問題は、請求項1の特徴記載部分によって解決される。請求項1の前文によれば、一媒体から別の媒体への熱伝達のための管相互間の領域に位置する少なくとも1つのルーバ構造体を備えた熱交換器用フィンは、ルーバ構造体が、流入側フロー部及び流入側フロー部に対応した流出側フロー部を備え、フロー部が共に各々、1つの外側ルーバ、少なくとも1つの中間ルーバ及び1つの内側ルーバを有し、内側ルーバが、互いに連結され、一方のフロー部のルーバが、他方のフロー部のルーバに対して傾斜して配置されていて、ルーバの幾何学的要素、即ち、長さL、幅B、傾斜角αを有し、隣り合う傾斜ルーバ相互間の各々には、流動中の媒体のための通路スロットが設けられている。
本発明によれば、ルーバ構造体は、両方のフロー部のうち少なくとも一方に、幾何学的要素として少なくとも1つの単一湾曲中間ルーバ及び(又は)少なくとも1つの多湾曲外側ルーバ及び(又は)内側ルーバを備えている。
ルーバの曲率は、ベンド状及び(又は)アーチ状に設計されたものであるのがよい。
中間ルーバは、これらの幅Bの方向に単一湾曲状態に構成されたものであるのがよく、少なくとも1つの湾曲ルーバは、好ましくはルーバ長手方向軸線とフィン表面の平面との間の交差点軸線Pにおいて少なくとも1つのルーバ−内側傾斜角変化率(αnO/αnU)を呈し、傾斜角変化率(αnO/αnU)は、ルーバ内に2つの互いに同一方向には差し向けられていないではないルーバ部分を生じさせ、好ましくは単一湾曲中間ルーバは各々、フィントップルーバ部分及びフィンボトムルーバ部分を有し、フィントップ及びフィンボトムルーバ部分は各々、ルーバ内で互いに同じ向きの2つのルーバ部分傾斜角αnO/αnU(n=2・・・11)(ルーバ個数)を有し、(αnO)は、フィン表面の平面の上方でルーバ部分と関連したフィントップ傾斜角であり、(αnU)は、フィン表面の平面の下でルーバ部分と関連したフィンボトム傾斜角である。
フロー部中においてフィン表面の平面の上方のフィントップルーバ部分の傾斜角(αnO)は各々、各場合におけるプレデフィニションにより互いに等しく、フィン表面の平面の下方でフロー部中に存在しているフィンボトムルーバ部分傾斜角(αnU)のうち少なくとも1つは、各場合において他のフィンボトム傾斜角とは異なった角度になっているのがよい。
他方、フロー部中においてフィン表面の平面の下方のフィンボトムルーバ部分の傾斜角(αnU)は各々、各場合におけるプレデフィニションにより互いに等しく、フィン表面の平面の下方でフロー部中に存在しているフィントップリーバ部分傾斜角(αnU)のうち少なくとも1つは、各場合において他のフィンボトムルーバ部分傾斜角とは異なった角度になっているのがよい。
ルーバは、幅Bの方向において多数回湾曲した状態で設計されたものであるのがよく、多数回に湾曲したルーバでは、任意的に、ルーバ長手方向軸線Pとフィン表面の平面との間の交点軸線にルーバ内部傾斜角変化率があると共に(或いは)ルーバ長手方向軸線と交点軸線Pに平行なフィン表面の平面との間の交点軸線P′の外側に差し向けられた少なくとも1つの軸線に少なくとも1つのルーバ内部傾斜角変化率があり、フィン表面の平面の上及び(又は)下の1つのルーバ内の少なくとも2つ及び(又は)それ以上の等しくないルーバ部分傾斜角を備えた傾斜角変化率、即ち、多数の曲率の結果として、1つのルーバ内に幅延長に沿って数個のルーバ部分がある。
湾曲状態のルーバは、幾何学的要素として長さLに沿って折り曲げられると共に(或いは)アーチ状にされたルーバとしてルーバ構造体の状態に設計されたものであるのがよい。
ルーバ構造体は、隣のルーバの少なくとも1つの長さLと比較して両方のフロー部の少なくとも一方において幾何学的要素として等しくないルーバ長さL′を有する少なくとも1つのルーバを備えるのがよい。
ルーバの各長さL/L′は、主として通路スロットS/S′の長さに依存している。
ルーバ構造体は、少なくとも1つの隣の中間ルーバの幅B/B′と比較して、両方のフロー部の少なくとも一方において幾何学的要素として等しくないルーバ幅B′を有する少なくとも1つの中間ルーバを有するのがよい。
少なくとも中間ルーバの付近において、幾何学的要素として隣の短い媒体ツールスロットSのうちの1つと比較して長い媒体ツールスロットS′を2つの隣り合うルーバに割り当てるのがよい。
さらに、ルーバ構造体の少なくとも3つの隣り合うルーバは、両方のフロー部のうちの少なくとも一方において、好ましくは12個のルーバについて等しくない向きの変化するルーバ傾斜角αm+1/αm+2/αm+3(m=0・・・9)を備えるのがよく、3つの隣り合うルーバ相互間のルーバ傾斜角αm+1/αm+2/αm+3の少なくとも1つの山状及び(又は)溝状コースが幾何学的要素として生じるようになっている。
ルーバの山状及び(又は)溝状コースを幾何学的要素として湾曲したルーバを備えたルーバ構造体に移すことができる。
一般的に、大抵の用途では、幾何学的要素として流入側フロー部と対応関係にある流出側フロー部との間にはルーバ中間平面に関しルーバ構造体について対称性がある。
また、幾何学的要素として流入側フロー部とこれと対応関係にある流出側フロー部との間のルーバ中間平面に関しての非対称性が設けられ、それによりフロー部中のルーバの数及び形状が互いに異なってよいが、このようにするかどうかは任意である。
フィンは、主としてプレート状に設計されたものであるのがよく、好ましくは平らなフィン表面を有している。ルーバ、ルーバ部分及びこれらの関連の傾斜角αをこれ又フィン表面の平面に対し対称的に交換状態に配置されたフロー部相互間の一致性を維持しながら熱交換器の需要及び設計に応じて設定するのがよく、このようにするかどうかは任意である。
任意的に、フロー部の隣り合うルーバ相互間の距離Aは、互いに異なっていてもよい。 さらに、本発明のフィンは任意的に、熱交換器内の幾何学的要素として所与のフィンピッチsfinの形態の他の平行配置のフィンまで所与の距離を有するのがよく、このようにするかどうかは任意である。
かかるフィンには、特に、ルーバ幾何学的要素である「隣り合うルーバに関し少なくとも1つのルーバの非一様長さL/L′」と「湾曲したルーバに関し非一様な上側/下側ルーバ部分傾斜角αnO/αnUの確立」の組合せがある。
フィンは、ルーバ断面プロフィールの互いに異なる形状を有するのがよく、特に幾何学的要素としてスロット断面S,S′の構成を有するのがよい。
それにより、通路スロットの案内線は、少なくとも両方のフロー部の一方において任意的にルーバ毎に様々である互いに異なる幅B/B′、交互の長さL/L′及び(又は)変化した曲率及び(又は)互いに異なる向きのルーバ部分の傾斜角αr/αs/αtが得られるよう互いに異なるルーバを構成することができる。
断面プロフィールは好ましくは、凹状、凸状、矢印状、コイル状、中断した形状を有するのがよく、他の幾何学的に所与の輪郭及びコンパクトさにおいて、互いに異なる傾斜角α/α′、互いに異なるルーバ幅B/B′、互いに異なるルーバ長さL/L′及び距離A/A′、ルーバの付近における数個の傾斜変化軸線P/P′並びに流入側フロー部とこれと対応関係にある流出側フロー部との間の対称性及び非対称性を有し、アポストロフィ表記の測定パラメータα,B′,L′,A′,P′は、変化を表している。
幾何学的要素を単独で、二重に又は互いに多数個の状態に組み合わせることができ、それにより幾何学的要素も又、全てルーバ幅Bが等しく且つ(或いは)全てルーバ傾斜角αが等しく且つ(或いは)全てルーバ長さLが等しいルーバに導入することができる。
本発明の少なくとも1つのルーバ構造体及び少なくとも1つのフィン幾何学的要素及び(又は)本発明の1つのルーバ幾何学的要素を備えた本発明のフィンを製造する本発明の方法は、次の工程を有するのがよい。
1.CADプログラムの任意的使用後におけるフィンのデフィニション、
2.フィン寸法、フィン幾何学的要素及びルーバ幾何学的要素の静的パラメータについての事前決定、
3.動的パラメータ、例えば媒体流入温度、媒体流入速度、媒体流出温度、流動中の媒体の圧力降下の事前決定、
4.CFDシミュレーションの実行、
5.熱伝達場の記録、
6.好ましくはレーザ装置を用いる媒体流れ場の記録、
7.特に媒体流出温度及び圧力降下の測定後に得られる熱伝達及び流れ場の評価、
8.流動中の媒体の最大熱伝達及び最小圧力降下に関する最適化によるフィンについての所定の幾何学的要素の変化及び選択、
9.CFDシミュレーションの評価
10.最適化されたフィンの製造。
ルーバに流れ、ルーバを通り、そしてルーバから流れる媒体として、好ましくはガス、特に空気を用いるのがよい。
本発明のフィンを用いると、熱伝達管相互間の領域において熱交換器の媒体側、特に空気側の幾何学的形状が向上し、フィンの総合性能が高くなり、それにより相互性能はその中で流出側フロー部側において流動中の媒体の圧力降下を最小にして一媒体から別の媒体への最大熱伝達が生じることができるように規定される。
本発明のフィンを、新規なツールを除き、製造システムに大規模な投資を必要とすることなく製造することができる。組立て費用も又、ほぼ従来範囲内のままである。
本発明の特徴及び有利な実施形態は、従属形式の請求項に記載されている。
本発明を図面を用いて例示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、一媒体から別の媒体への熱伝達のために関連の管相互間の領域に少なくとも1つのルーバ構造体2を有する本発明の熱交換器用フィン1の略図であり、ルーバ構造体2は、2つの部分、即ち、流入側フロー部3及びこれに対応した流出側フロー部4から成り、流入側フロー部3及び流出側フロー部4は各々、外側ルーバ(外側ベントルーバ)5,6、少なくとも1つの中間ルーバ7,8,9,10及び11,12,13,14及び内側ルーバ(内側ベントルーバ)15,16を有し、内側ベントルーバ15,16は、互いに連結され、フロー部3のルーバ5,7,8,9,10,15は、他のフロー部4のルーバ6,11,12,13,14,16に対し傾斜した状態で配置されていて、ルーバ幾何学的要素、即ち長さL、幅B、傾斜角αを備え、隣り合うルーバ5,7,8,9,10,15及び6,11,12,13,14,16相互間の各々には流動中の媒体のためのツールスロット17,18が設けられている。
本発明によれば、ルーバ構造体2,30は、両方のフロー部3,4;28のうち一方に、幾何学的要素として少なくとも1つの単一湾曲中間ルーバ7,8,9,11,12,13及び(又は)少なくとも1つの多湾曲外側ルーバ5,6及び(又は)内側ルーバ15,16を備えている。
フィン1は、大きなプレートの形をした状態に設計され、好ましくは平らなフィン表面26を有している。
中間ルーバ7〜9及び11〜13は各々、ルーバ長手方向軸線とフィン表面の平面26とのなす交線としての傾斜角軸線Pに対して横断方向の1つのルーバ内部傾斜角変化を有している。湾曲状態のルーバ7,8,9及び11,12,13は、傾斜変化軸線Pに対し、図2に示すようにフィントップルーバ部分7′,8′,9′及び11′,12′,13′及びフィンボトムルーバ部分、7″,8″,9″及び11″,12″,13″を形成している。傾斜角変化率は、各場合において、ルーバ7,8,9,11,12,13内に2つの互いに同一方向には差し向けられてはいないルーバ部分傾斜角αnO/αnU(n=2・・・11(ルーバ個数))があり、αnO)は、フィン表面の平面26の上方でルーバ部分と関連したフィントップ傾斜角であり、αnUは、フィン表面の平面26の下でルーバ部分と関連したフィンボトム傾斜角である。中間ルーバ10,14は湾曲していないが、幅B全体にわたり平らに設計されている。
本発明は、図1及び図2に示すようにフィン表面の平面の上下においてルーバ部分及び傾斜角の厳密な形態には制限されない。ルーバ、ルーバ部分及び関連の傾斜角αは、これ又全てのルーバについてフィン表面の平面26に対し交換状態に配置された熱交換器の需要及び設計で決まる。
図1では、一実施形態において、フロー部3,4においてフィン表面の平面26上のフィントップルーバ部分傾斜角αnOは、プレデフィニションにより互いに等しい。フィン表面の平面26の下のフィンボトムルーバ傾斜角αnUは、内側ルーバ15,16を除き、フロー部3,4では各場合において互いに異なっている。表1は、幾何学的形状のG1を備えた従来型フィン、幾何学的形状G2を備えた本発明の第1のフィン及び幾何学的形状G3を備えた本発明の第2のフィンの比較を示している。
〔表1〕
フロー部についての G1/゜従来型 G2/゜本発明の G3/゜本発明の
ルーバ部分傾斜角 ベースフィン 第1のフィン 第2のフィン
α1O/α1U 32/0 28/0 24/0
α2O/α2U 32/32 28/12 24/12
α3O/α3U 32/32 28/16 24/16
α4O/α4U 32/32 28/22 24/20
α5O/α5U 32/32 28/28 24/24
α 6O /α 6U 0/32 0/28 0/24
第3番目〜第6番目のフィン20,21,22,23を代表する図2の幾何学的形状G2を備えた本発明のフィン1は、それぞれ標準名称の記号が付けられたフィントップルーバ部分5′,7′,8′,9′,10′,15′及びフィンボトムルーバ部分5″,7″,8″,9″,10″,15″を備えている。図1と図2の両方を参照すると、図2では、5つのフィントップルーバ部分5′,7′,8′,9′,10′,15′のフィン表面の平面26の上方のルーバ部分傾斜角αnOは、等しい角度の値を有し、即ちα=α0=28゜であり、これに対し、表1の5つのフィンボトムルーバ部分5″,7″,8″,9″,10″,15″のフィンボトムルーバ傾斜角αnUは、外側ルーバ部分5″から内側ルーバ部分15″まで少なくとも部分的に大きくなる値、即ち0゜〜28゜の値を有している。流入側フロー部3のフィンボトムルーバ部分5″,7″,8″,9″,10″,15″は、外側ルーバ5から始まって内側ルーバ15まで流れの方向に対し折れ曲がってこれらの傾斜が開いている。流出側フロー部4の領域では、フィンボトムルーバ部分5″,7″,8″,9″,10″,15″は、内側ルーバ16から始まって外側ルーバ6の方向に折れ曲がってこれらの傾斜が下になっており、再びフィン表面の平面26の0゜レベルに達している。それにより、流入側フロー部3と流出側フロー部4は対称になっている。
本発明の別のルーバ幾何学的要素、即ち、「ルーバのうち少なくとも1つが幅Bの方向に多数回湾曲している」は、フィンにおいて実現でき、これ又傾斜変化軸線Pの外部に位置する少なくとも1又は2回以上の少なくとも1つのルーバは、フィン表面の平面26の少なくとも1つのルーバの内部傾斜角変化を備え、フィン表面の平面26の上及び(又は)下の1つのルーバ内の少なくとも2つ及び(又は)それ以上の等しくないルーバ部分傾斜角を備えた傾斜角変化、即ち多数の曲率は、ルーバ内の幅延長に沿って幾つかのルーバ部分を生じさせる。
図2に概略的に示す本発明の平行に配列されたフィン20,21,22,23は、自動車用熱交換器に従来設けられている熱交換器24の部分、ラジエータ、加熱コア、蒸発器、凝縮器、給気冷却器等のものであってよい。方向19(矢印)から流入する好ましい媒体としての空気は、部分的に、通路スロット17,18を通ってフィン1,20,21,22,23相互間に通され、又他方のフィン20〜23のルーバ5〜16を通る。特に、ルーバ5〜16のところでは、流入空気19は、熱交換器24の温度に応じて熱を放出し又は吸収することができる。フィン1,20,21,22,23から流出する空気は、測定されるべき空気流出温度tair,ausで方向25(矢印)で熱交換器24を出る。
図3において、本発明の第1のフィン1は、平面図で示されている。図1と図2の両方を参照すると、フィン1は、静的パラメータとして以下の寸法、即ちフィン深さT、フィン高さH、ルーバ長さL、ルーバ幅B、ルーバ相互間の距離A、フィントップルーバ部分傾斜角αO、フィンボトムルーバ部分傾斜角αU、肉厚dを有するのがよい。フィンピッチ、即ち互いに平行に配置されているフィン1−20,20−21,21−22,22−23相互間の距離は、sfinとして与えられている。外側ルーバ及び内側ルーバのルーバ幅Bは、中間ルーバ7,8,9,10,及び11,12,13,14の幅Bのほぼ半分である。また、フィン1では、長さLとは異なる細長いフィンL′を備えたルーバがある。細長いフィンL′は、他の通路スロットSと比べて長いスロットS′を有していることを意味している。
一般に、ルーバ幅Bは、図2に示されているように、フィン1の長手方向断面における選択されたルーバ14のフィン表面の平面26に対し角度をなす寸法である。一般に、ルーバ傾斜角αは、フィン表面の平面26に対するそれぞれのルーバ又はルーバ部分の角度設定値である。フィン高さH及びフィン深さTは、フィン1の外寸である。ルーバ5〜16相互間には、参照符号17,18のついた通路スロットSがある。かくして、各フロー部3,4について、好ましくは各側においてそれぞれ通路スロット17,18を備えた6つのルーバ5,7,8,9,10,15及び6,11,12,13,14,16がある。 外側ベントルーバ5,6は、ルーバ構造体2においてそれぞれ最初のルーバ及び最後のルーバである。内側ベントルーバ15,16は、フィン中間平面27の付近で互いに連結され、フィン表面の一部であり、共通連結部にはスロットが無い。さらに、好ましくは、流入側フロー部3及びこれに対応する流出側フロー部4は、フィン中間平面27に関し鏡像対称関係にある。
本発明の一実施形態では、ルーバ構造体2の湾曲ルーバは、これらの幅B及び(又は)長さLに沿ってアーチ状になっているのがよく、したがってルーバ構造体は、別のルーバ幾何学的要素を備え、即ち、ルーバのうち少なくとも1つは、幅Bの方向及び(又は)長さLの方向において1回及び(又は)多数回アーチ状になっている。
熱交換器に使用できるフィンを最適に決定し、最終的に具体化するために公知のCFDシミュレーションを用いるのがよい。
幾何学的形状G1を備えた従来型ベースフィンとは異なり、幾何学的形状G5,G6,G7を備えたフィンの種々のフィンピッチ、空気流入温度及び速度並びに互いに異なるフィン表面温度ルーバ傾斜角組合せに関し幾何学的形状GUSを備えた公知のフィン(米国特許第5,730,214号明細書で知られている)及び傾斜角が連続して増大するルーバを備えた幾何学的形状G4を備えたフィンは、CFD分析の結果として得られ、これらは、それぞれ表2、図5、図6、図7及び図8に示されている。
図2のデータの裏付けのため、図4は、図2と関連して与えられており、幾何学的形状G5,G6,G7を備えたフィンを代表する幾何学的形状G5を備えた本発明のフィン29を示している。ルーバ構造体30の両方の対称的なフロー部に代えて、流出側フロー部に対して対称なので流入側フロー部28だけが示されている。流入側フロー28では、各側において、ルーバ構造体30の3つの隣り合うルーバ31,32,33が、幾何学的要素を備えるのがよく、即ち「互いに等しくない向き変化ルーバ傾斜角α3/α4/α5があり、流入側フロー部28及び(又は)これに対応した流出側フロー部には3つの隣り合うルーバ31,32,33相互間にルーバ傾斜角α3/α4/α5の少なくとも1つの山状コース34及び(又は)溝状コース35(図6)がある」。ルーバ31,32,33の山状コース34及び溝状コース35も又、湾曲したルーバを備えるルーバ構造体2に移すことができる。
例えば、従来型ガス冷却器の場合、CFDシミュレーションについて以下のフィン静的パラメータ、即ち、フィン深さT=12.4mm、フィン高さH=6.5mm、ルーバ長さL=4.5mm、ルーバ幅B=1mm、ルーバ相互間の距離A=1.0mm、ルーバ傾斜角α、フィントップルーバ部分傾斜角αO=28゜、フィンボトムルーバ部分傾斜角αUは0〜28゜に設定可能であり、肉厚D=0.08mmが与えられる。フィンピッチsfin=1.1mmの場合が図2に示されている。
〔表2〕
ルーバ傾斜角 ベースフィン フィン フィン フィン29 フィン フィン
/゜ G1 G US G4 G5 G6 G7
α1 32 22 12 14 26 32
α2 32 22 16 20 32 24
α3 32 22 20 26 28 32
α4 32 30 24 32 24 24
α5 32 40 28 26 20 32
α 6 32 40 32 20 16 24
幾何学的形状G1を備えたベースフィンは、例えば流入側フロー部とこれと対応関係にある流出側フロー部の両方においてα=32゜の一様なルーバ傾斜角αを備えた従来型ルーバ構造体を意味しており、その真のルーバ傾斜角は、180゜−32゜=148゜である。幾何学的形状GUS及びG4を備えたフィンは、ルーバ傾斜角が、フィン中心17まで対称的に階段状に(GUS)又は両側が対称的に上昇している(G4)状態で変化しているルーバ構造体を意味している。幾何学的形状G1,GUS及びG4を備えたフィンは、図5に傾斜角(α)−ルーバ数(n)コースに示されている。図6にG5−、G6−、G7−傾斜角(α)−ルーバ数(n)表示に示されているように、本発明のルーバ傾斜角変化は、これらのコース中に、それぞれ3つの隣り合うルーバ相互間の各々に低−高−低角度変化34又は高−低−高の角度変化35の形態をした少なくとも1つの山状変化34及び溝状変化35又はベントを有している。
以下の表3に示されたCFDシミュレーションの熱伝達及び圧力降下の値は、幾何学的形状G5,G6,G7が、公知の幾何学的形状G1,G4と比べてより良好な対応を生じさせていることを示している。
〔表3〕
CFDシミュレーションにより得られたヌッセルト数(熱伝達数)
及び圧力降下(Δp)の値
幾何学形状 ヌッセルト数 圧力降下Δp/Pa
G1 11.30 96.87
G4 11.80 83.24
G5 12.20 87.06
G6 12.13 88.20
G7 12.08 96.52
表3と関連して、図7及び図8では、幾何学的形状G5,G6を備えたフィン及び幾何学的形状G1を備えた従来型フィンについての空気流出温度tair,aus/℃及び圧力降下Δp/Paが、互いに異なるフィンピッチsfin=1.1mm及び1.2mm及びそれとは別に等価パラメータについて示されている。幾何学的形状G5,G6を備えたフィンの場合、圧力降下Δpは、フィンピッチsfin=1.1mm、空気流入速度wair=4.94m/sについて9%からフィンピッチsfin=1.2mm、空気流入速度wair=2.96m/sについては20%以上である。
同時に、空気流出温度tair,ausによって表された熱伝達は、幾何学的形状G1を備えたベースフィンと比較して、高い空気流入速度wairについては大きく、小さいフィンピッチsfinについては小さい。低い空気流入速度wairの場合、幾何学的形状G5,G6を備えた本発明のフィンは、僅かに小さい熱伝達数を有している。この技術動向は、sfin=1.1mmからsfin=1.2mmへのフィンピッチの増大によってより明らかになっている。
同一のCFDシミュレーションから、同等に良好な値が、図7及び図8において幾何学的形状G3を備えた本発明のフィンについてルーバ内側傾斜角変化を備えたルーバについて得られている。
ルーバ長手方向軸線とフィン表面の平面26の交線である傾斜変化軸線Pの上及び下に位置するルーバ部分は、互いに異なる向きを有するのがよい。CFD分析で調査した幾何学的形状G3を有する本発明のフィンの向き変化ルーバ部分傾斜角αO/αUの値が、幾何学的形状G2を備えたフィン1の値に加えて表1に示されている。幾何学的形状G5,G6,G7のフィンと比較すると、幾何学的形状G3を備えたフィンは、図7及び図8に示すように最も高い空気流出温度Tair,aus及び最も小さい空気圧力降下によって良好な熱伝達を示している。
図7は、CFDシミュレーションから、フィンピッチsfin=1.1mm、空気流入温度tair=44.58℃及び3つの空気流入速度/管温度の組合せについて空気流出温度tair,aus及び圧力降下Δpを示し、図8は、フィンピッチsfin=1.2mmについての空気流出温度tair,aus及び圧力降下Δpを示している。
図7及び図8の記載は、それぞれ連続して増大し又は減少する傾斜角α(図4)の中断及び(又は)ルーバ内の少なくとも2つのルーバ部分傾斜角に対する傾斜角に対する変化率αnO/αnU(図1及び図2)についてのルーバ角度が等しくない幾何学的形状G5,G6,G3を備えた本発明のフィンがベース幾何学的形状G1を備えた従来型ベースフィンよりも圧力降下の値が良好であることを示している。
もう一度強調すると、幾何学的形状G3を備えたフィンの湾曲したルーバについてのCFDシミュレーションの結果は、幾何学的形状G5,G6を備えたフィンの結果よりも一層良好である。フィンピッチsfin=1.1mm、空気流入速度wair=4.94m/sの場合の圧力降下の減少分Δpは、幾何学的形状G1を備えたベースフィンについての減少分よりも約14%小さい。また、幾何学的形状G3のフィンに関するルーバ構造体は、幾何学的形状G1を備えたベースフィンと比較して高い熱伝達数を有している。
一方においてルーバ長さLを等しく設計できるフィン1及びフィン29(G5)をそれぞれ示す図1及び図4を参照すると、フィン1,29は他方において、好ましくは別の幾何学的要素を備えるのがよく、即ち、「少なくとも1つのルーバは、フロー部内の隣接のルーバの長さLよりも長い長さL′を有している」。
ルーバの実際の長さL/L′は原理的には、ルーバスロットS/S′又は17,18の長さによってあらかじめ決定され、フィン性能に関連している。長い通路スロットS′は、熱伝達に役立つが、スロットS′がどれほど各端部側でフィン側縁部に近く接近しているかに応じて幾何学的安定性を減少させ、フィンの製造性に悪影響を及ぼす。
本発明によれば、2つの隣り合うルーバ、特に2つの中間ルーバは、フロー部の他のルーバと比較して異なる長手方向スロットS−S′を備えている。この場合のルーバの中には、隣のルーバよりも長いものがある場合がある。この場合、他のルーバは、短いスロットを備えている。それにより、スロットの無い領域では、より低温の空気流が集められる。細長いルーバの背後のうず生成に起因して、熱伝達が高められる。というのは、うず生成が短いルーバと伝熱管の端部相互間で生じるからである。それと同時に、フィンの中央の空気速度の増大が達成され、これは、局所熱伝達係数の増大を活用しようとする。
表4では、幾何学的形状G1、GL1及びGL2を備えたフィンがルーバの等しくない長さL/L′(単位:mm)の場合にCFDシミュレーションの結果によって示されている。
〔表4〕
流入側フロー部と対応の流出側フロー部が対称の場合
の互いに異なるルーバ長さL/L′(単位:mm)のフィン
ルーバ数 従来型ルーバ構造体G1 幾何学的形状GL1 幾何学的形状GL2
長さ/mm 長さ/mm 長さ/mm
1及び12 4.5 4.5 4.5
2及び11 4.5 4.5 4.5
3及び10 4.5 5.5 4.5
4及び9 4.5 5.5 5.5
5及び8 4.5 4.5 5.5
6及び7 4.5 4.5 4.5
図9、図10及び図11では、関連のフィン温度場が、幾何学的形状G1,GL1,GL2を備えたフィンについて示されている。CFDシミュレーションの動的パラメータとして、空気流入温度tair=40℃、空気流入速度wair=3.5m/s及び管表面温度ttube=60℃が与えられている。幾何学的形状GL1のフィンのところでは、流入側フロー部の第3番目及び第4番目のルーバ並びに流出側フロー部の第9番目及び第10番目のルーバは、隣のルーバ(4.5mm)よりも長い(5.5mm)。幾何学的形状GL2のフィンのところでは、流入側フロー部の第4番目及び第5番目のルーバ並びに流出側フロー部の第8番目及び第7番目のルーバは、隣のルーバ(4.5mm)よりも長い(5.5mm)。
図9、図10、図11のフィン温度場は、幾何学的形状GL1,GL2を備えたルーバ構造体は、ルーバとフィン端部との間の空気流れチャネルを開き、これにより、圧力降下に関する或る欠点を伴うが、熱伝達率が増大することを示している。幾何学的形状G1を備えた従来型ベースフィン及び図9の関連のフィン温度場と比較すると、図10及び図11は、幾何学的形状GL1,GL2のフィンについて、幾何学的形状GL1のフィンについては、熱伝達性能が3.1%だけ向上し、圧力降下が12.2%劣化し、そして幾何学的形状GL2のフィンについては、熱伝達性能が3.2%だけ向上し、圧力降下が12.4%だけ劣化していることを示している。表5では、3DCFDシミュレーションの幾つかの結果が、12mm×6.5mm×0.08mmフィンについて示されており、ルーバ長さLからL′への変化が空気流出温度tair,aus及び空気圧力降下Δpの形態で熱伝達にどのような影響を及ぼすかを示している。予想される動的パラメータは次の通りであり、即ち、空気流入温度tair=40℃、空気流入速度wair=3.47m/s、フィンステップ/フィンピッチsfin=1.1mmである。幾何学的形状G1のベースフィンのルーバに関し、等しい向きの傾斜角が設けられる。全てのフィンは、各フロー部に6つのルーバを備えている。

































Figure 2005069679
幾何学的形状G1(4.5mm)のベースフィンと比較した場合の熱伝達の著しい向上が、4つ全てのルーバが細長い(5.5mm)の場合に達成される。この場合、空気流出温度tair,aus=55.59℃が最も高く、これは、4.5mmよりも長い全てのルーバ(長さ=5.5mm)で達成される。しかしながら、注目されるべき高い圧力降下Δp=114.62Paと関連して最も大きな増大率(28.86%)がある。また、機械的安定性が問題である。
ベースフィンG1と比較して熱伝達が僅かに低いが、圧力降下が著しく小さい同様な結果が、第4の番目の長いルーバ(長さ=5.5mm)を1つだけ備えたフィンで達成される。一般的に、安定性の理由で、隣接のルーバのうちの1つよりも長い中間ルーバのうち数個だけを達成することが望ましい。好ましい方法では、以下において、長さ5.5mmの細長い第4番目のルーバを備えたルーバ構造体を調査し、これは、幾何学的形状G1のベースフィンの全てのルーバ(長さ=4.5mm)よりも長い。表5中の最後の行は、第4のルーバがほんの僅かに短い長さ(5.0mm)を有しているが、ベースフィンG1の第4番目のルーバよりは長い場合、空気流出温度tair,aus及び空気圧力降下Δpに対し何が起こったかを示している。この場合、熱伝達及び圧力降下の値は、この場合も又ベースフィンG1の値に向かう傾向がある。
表7では、3DCFDシミュレーションのうちの幾つかの結果が、12mm×6.5mm×0.08mmフィンについて、本発明の2つの幾何学的要素の組合せにおいて、第1に「ルーバ長さL=5.5mmの第4の長いルーバ」及び第2に「ルーバ長手方向軸線とフィン表面の平面26との交点に位置する傾斜変化軸線上の互いに等しくないルーバ部分傾斜角αnO/αnUの少なくとも1つのルーバ」の場合、空気流出温度tair,aus及び圧力降下Δpの形態の熱伝達にどのような影響を及ぼすかを示している。表5の場合と同一の動的パラメータが用いられ、即ち、空気流入温度tair=40℃、空気流入速度wair=3.47m/s、フィンステップ/フィンピッチsfin=1.1mmである。幾何学的形状G1のベースフィンのルーバに関し、等しい傾斜角α=32゜が提供される。フィンは、各フロー部に6つのルーバを備えている。
表7は、圧力降下の減少の場合にどのような熱伝達が得られ、熱伝達が高レベルに達したときに圧力降下が著しく下がる場合があるかを示している。
Figure 2005069679
表7から、幾何学的要素、即ち「隣のルーバと比較して少なくとも1つのルーバの長さが異なる」及び「湾曲したルーバに関する等しくない上/下ルーバ部分傾斜角の変化(GL4/GL5及びGL6/GL7)の組合せを備えたフィンGL4,GL5,GL6,GL7は、これ又幾何学的形状G1を備えたベースフィンと比較して圧力降下の等しい又は次第に増大する値によって熱伝達を著しく向上させることができることが分かる。
空気流入温度が高く且つ空気速度が高い場合、熱伝達率の増加という相対的な改善が、等しくないルーバ断面及び等しくないルーバ長さ、更に湾曲したルーバに起因して達成された。例えば、空気流入速度wair=5.0m/s及び空気流入温度tair=45℃、他の動的パラメータの同一の値の場合、熱伝達率の向上が、2つの等しくないルーバ部分傾斜角及び部分的に連続し又は完全に連続した湾曲ルーバの場合、長さ5.5mmの第4のルーバを備えたフィン幾何学的形状の同一の条件について幾何学的形状G1のベースフィンと比較して8.55%増大し、(例えば、上/下ルーバ部分傾斜角:28/0,28/12,28/18,28/22,28/28,0/28゜)。
本発明のフィン幾何学的形状の別の改良例では、特に種々のルーバの異なる長さに関し互いに異なる非対称流入側フロー部及び流出側フロー部を達成できる。流入側フロー部と対応関係にある流出側フロー部が互いに非対称である場合、異なるルーバ長さL/L′のルーバ構造体のうち幾つかが、表6に示されている。
Figure 2005069679
本発明によれば、本発明の別の幾何学的要素としてのルーバピッチ、即ち図2に示す距離Aも又、1つのフィン、例えばフィン1の2つの隣り合うルーバ相互間では異なる場合がある。
図12では、互いに異なるルーバ断面プロフィールを備えたフィンの変形例に関する幾つかのフィン細部が、本発明の別の幾何学的要素として示されている。
それによりこの場合も又、1つのフィンに関し、ルーバ断面プロフィールの互いに異なる形状が提供されている。比較のため、フィン高さH、ルーバ長さL及び2つの長いルーバL′を備えた幾何学的形状GL1の本発明のフィンの細部が図12に示されている。
凹状、凸状、矢印状、コイル状又は中断した断面プロフィールとは別に、フィン及びルーバの従来型幾何学的形状が破断されている。それにより、小さくした状態で示された断面プロフィールは、互いに異なる角度α/α′、互いに異なるルーバ幅B/B′、互いに異なるルーバ長さL/L′、及び距離A/A′、ルーバの付近での幾つかの傾斜変化軸線P/P′並びに流入側フロー部と対応関係をなす流出側フロー部の対称及び非対称を意味している。フィン幾何学的形状に関し、この場合、ルーバ構造体は、幾何学的要素、即ち「互いに異なるスロット断面S,S′」を備え、それにより、スロットS,S′の案内線が互いに異なるルーバが互いに異なる幅、交互に異なる長さ及び(又は)変化した曲率及び(又は)ルーバ毎に任意的に様々である互いに異なる向きの傾斜角を有するよう互いに異なるルーバを実現している。
本発明によれば、フィンの幾何学的形状形状要素とルーバ幾何学的要素を単独で、互いに二重に又は複数個組み合わせるのがよく、それにより上述の幾何学的要素を需要に応じ、部分的に、完全に等しいルーバ幅及び(又は)完全に等しいルーバ傾斜角及び(又は)完全に等しいルーバ長さに応じて組み合わせることができる。
本発明の少なくとも1つのルーバ構造体及び少なくとも1つのフィン幾何学的要素及び(又は)本発明の1つのルーバ幾何学的要素を備えた本発明のフィンを製造する本発明の方法は、次の工程を有するのがよい。
1.CADプログラムの任意的使用後におけるフィンのデフィニション、
2.フィン寸法、フィン幾何学的要素及びルーバ幾何学的要素の静的パラメータについての事前決定、
3.動的パラメータ、例えば媒体流入温度、媒体流入速度、媒体流出温度、流動中の媒体の圧力降下の事前決定、
4.CFDシミュレーションの実行、
5.熱伝達場の記録、
6.好ましくはレーザ装置を用いる媒体流れ場の記録、
7.特に媒体流出温度及び圧力降下の測定後に得られる熱伝達及び流れ場の評価、
8.流動中の媒体の最大熱伝達及び最小圧力降下に関する最適化によるフィンについての所定の幾何学的要素の変化及び選択、
9.CFDシミュレーションの評価
10.最適化されたフィンの製造。
本発明により、幾何学的要素により変化が加えられたフィン相互間の良好な媒体流れ場を得ることができる。
さらに、本発明により、温度データと媒体(空気)圧力降下データの両方について得られた数値による評価と調査結果の多岐にわたる符合により、CFDシミュレーションによる本発明のフィンの技術的有用性を作り出すことができる。
本発明のルーバ構造体は、フィンにおいて互いに熱伝達と圧力降下を最適にマッチさせる可能性を高めている。
ルーバが湾曲しており、1つのルーバ内に2つの互いに異なる状態に差し向けられたルーバ部分傾斜角を備えているルーバ構造体を有する本発明のフィンの概略縦断面図である。 熱交換器内に空気の流れ方向(矢印)が付けられた状態で互いに平行に配列された本発明の数個のフィンの略図である。 隣りのルーバと比較して長い通路スロットを備えた少なくとも1つのルーバ又は長いルーバを有する本発明のフィンの平面図である。 ルーバからルーバへ異なる状態で差し向けられた、即ちルーバ傾斜角が増大し又はルーバ傾斜角が減少する3つの隣り合うルーバが設けられたルーバ構造体を有するフィンの概略縦断面図である。 関連の幾何学的要素を有する従来型で公知のフィンについてのルーバ傾斜角(α/゜)とルーバの数(N)の関係を表す略図である。 図4の関連の幾何学的要素を有する本発明のフィンについてのルーバ傾斜角(α/゜)とルーバの数(N)の関係を表す略図である。 所与のフィンピッチsfin=1.1mmの場合の傾斜角依存ルーバ構造体を備えたベースフィンと本発明のフィンとの間の圧力降下(Δp/Pa)と空気出口側温度(tair,aus/℃)の比較図である。 図7と比較して異なる所与のフィンピッチsfin=1.2mmの場合の傾斜角依存ルーバ構造体を備えたベースフィンと本発明のフィンとの間の圧力降下(Δp/Pa)と空気出口側温度(tair,aus/℃)の比較図である。 通路スロットの長さが等しく、ルーバの長さが等しく、しかも角度が等しい、即ちα=32゜のベースフィンについてのフィン温度場を示す図である。 2番目及び3番目のスロットS′の長さが互いに異なり、したがって、流入側フロー部のルーバ3,4の長さL′及びこれに対応した流出側フロー部のルーバの長さが異なる本発明のフィンについてのフィン温度場を示す図である。 スロット3,4の長さが互いに異なり、したがって、流入側フロー部のルーバ4,5の長さ及びこれに対応した流出側フロー部のルーバの長さが異なる本発明のフィンについてのフィン温度場を示す図である。 互いに異なるルーバ断面プロフィール及びルーバプロフィールを備えた本発明のフィンの概略詳細平面図である。
符号の説明
1 幾何学的形状G2を備えた第1のフィン
2 第1のルーバ構造体
3 第1の流入側フロー部
4 第2の流出側フロー部
5 第1の外側ルーバ
6 第2の外側ルーバ
7 第1中間ルーバ
8 第2中間ルーバ
9 第3中間ルーバ
10 第4中間ルーバ
11 第5中間ルーバ
12 第6中間ルーバ
13 第7中間ルーバ
14 第8中間ルーバ
15 第1の内側ルーバ
16 第2の内側ルーバ
17 第1の通路スロットスペース
18 第2の通路スロットスペース
19 媒体流入方向
20 第1フィン
21 第2フィン
22 第3フィン
23 第4フィン
24 熱交換器
25 媒体流出方向
26 フィン表面の平面
27 フィン中央平面
28 第2の流入側フロー部
29 第7番目のフィン
30 第2のルーバ構造体
31 第9中間ルーバ
32 第10中間ルーバ
33 第11中間ルーバ
34 山状コース
35 溝状コース
G1 ベースフィンの幾何学的形状
G2 第1フィンの幾何学的形状
G3 第2フィンの幾何学的形状
G4 第7フィンの幾何学的形状
G5 第8フィンの幾何学的形状
G6 第9フィンの幾何学的形状
G7 第10フィンの幾何学的形状
GL1 第11フィンの幾何学的形状
GL2 第12フィンの幾何学的形状
GL3 第13フィンの幾何学的形状
GL4 第14フィンの幾何学的形状
GL5 第15フィンの幾何学的形状
GL6 第16フィンの幾何学的形状
GL7 第17フィンの幾何学的形状
GL8 第18フィンの幾何学的形状
GL9 第19フィンの幾何学的形状
GL10 第20フィンの幾何学的形状
GL11 第21フィンの幾何学的形状
GL12 第22フィンの幾何学的形状
GL13 第23フィンの幾何学的形状
GL14 第24フィンの幾何学的形状
GL15 第25フィンの幾何学的形状
T フィン深さ
H フィン高さ
B ルーバ幅
L ルーバ長さ/スロット長さ
L′ 細長いルーバ長さ/スロット長さ
α ルーバ傾斜角
αO フィントップルーバ部分傾斜角
αU フィンボトムルーバ部分傾斜角
D 肉厚
A 隣り合うルーバ相互間の距離
N/n ルーバ数
air 媒体流入温度
air,aus 媒体流出温度
air 媒体流入速度
Δp 圧力降下
fin 2つのフィン相互間の距離、即ちフィンピッチ
tube 熱伝達管の温度
LA ルーバ傾斜角構造
S スロット
S′ 細長いスロット
P 1つのルーバ内の傾斜変化軸線

Claims (5)

  1. 一媒体から別の媒体への熱伝達のための管相互間の領域に位置する少なくとも1つのルーバ構造体を備えた熱交換器用フィンであって、ルーバ構造体が、流入側フロー部及び流入側フロー部に対応した流出側フロー部を備え、フロー部が共に各々、1つの外側ルーバ、少なくとも1つの中間ルーバ及び1つの内側ルーバを有し、内側ルーバが、互いに連結され、一方のフロー部のルーバが、他方のフロー部のルーバに対して傾斜して配置されていて、ルーバの幾何学的要素、即ち、長さL、幅B、傾斜角αを有し、隣り合う傾斜ルーバ相互間の各々には、流動中の媒体のための通路スロットが設けられている熱交換器用フィンにおいて、ルーバ構造体(2,30)は、両方のフロー部(3,4;28)のうち一方に、幾何学的要素として少なくとも1つの単一湾曲中間ルーバ(7,8,9,11,12,13)及び(又は)少なくとも1つの多湾曲外側ルーバ(5,6)及び(又は)内側ルーバ(15,16)を備えていることを特徴とするフィン。
  2. ルーバ(5,7,8,9,10,15;6,11,12,13,14,16)の曲率は、ベンド状及び(又は)アーチ状に設計されていることを特徴とする請求項1記載のフィン。
  3. 中間ルーバ(7,8,9,11,12,13)は、これらの幅(B)の方向に単一湾曲状態に導入され、少なくとも1つの湾曲ルーバ(7,8,9,11,12,13)は、好ましくはルーバ長手方向軸線とフィン表面の平面(26)との間の交差点軸線(P)において少なくとも1つのルーバ−内側傾斜角変化率(αnO/αnU)を呈し、傾斜角変化率(αnO/αnU)は、ルーバ(7,8,9,11,12,13)内に2つの互いに同一方向には差し向けられていないではないルーバ部分(7′,8′,9′,11′,12′,13′)及び(7″,8″,9″,11″,12″,13″)を生じさせ、好ましくは単一湾曲中間ルーバ(7〜9,11〜13)は各々、フィントップルーバ部分(7′,8′,9′及び11′,12′,13′)及びフィンボトムルーバ部分(7″,8″,9″及び11″,12″,13″)を有し、フィントップ及びフィンボトムルーバ部分は各々、ルーバ(7,8,9,11,12,13)内で互いに同じ向きの2つのルーバ部分傾斜角αnO/αnU(n=2・・・11)(ルーバ個数)を有し、(αnO)は、フィン表面の平面(26)の上方でルーバ部分と関連したフィントップ傾斜角であり、(αnU)は、フィン表面の平面(26)の下でルーバ部分と関連したフィンボトム傾斜角であることを特徴とする請求項1又は2記載のフィン。
  4. フロー部(3,4)中においてフィン表面の平面(26)の上方のフィントップルーバ部分の傾斜角(αnO)は各々、各場合におけるプレデフィニションにより互いに等しく、フィン表面の平面(26)の下方でフロー部(3,4)中に存在しているフィンボトムルーバ部分傾斜角(αnU)のうち少なくとも1つは、各場合において他のフィンボトム傾斜角とは異なった角度になっていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一に記載のフィン。
  5. フロー部(3,4)中においてフィン表面の平面(26)の下方のフィンボトムルーバ部分の傾斜角(αnU)は各々、各場合におけるプレデフィニションにより互いに等しく、フィン表面の平面(26)の下方でフロー部(3,4)中に存在しているフィントップリーバ部分傾斜角(αnU)のうち少なくとも1つは、各場合において他のフィンボトムルーバ部分傾斜角とは異なった角度になっていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一に記載のフィン。
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