JP5921053B2 - 熱交換器用ルーバ式波型インサート - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器、特に自動車に用いられる熱交換器の技術分野に属する。
本発明は、特に、熱交換器用のルーバ式波型インサートに関する。この波型インサートは、金属製の1組の帯状の平板を、互いに一定の間隔を開けつつ対向させて1列に並べ、かつ隣合う平板の対向する端部同士を、互い違いに折曲げ部を介して連絡させ、全体として連続的に波打ちながら延びている熱交換器用ルーバ式波型インサートであって、各平板には、切り込みを入れて折り曲げることにより、各平板の幅方向に延びる2つの長辺と、2つの短辺とを有する複数のルーバ板からなるルーバ板グループが形成されるようになっている。
上記のような波型インサートは、波型フィンとも呼ばれており、熱交換器に使用される。熱交換器においては、波型インサートは、チューブ束の間に挟まれ、かつその折曲げ部がチューブ束に鑞接されている。
波型インサートの波打っている方向は、波型インサートの長手方向、すなわち、チューブ束が延びる方向である。
波型インサートを自動車の熱交換器に使用するときには、流体(チューブ束を循環する冷媒)との熱交換のために、チューブ束の間を外気が通過する。
ルーバ式波型インサートに設けられるルーバ板の主な役割は、鑞接部分を介して、チューブ束の周りを通過する外気との熱交換効率を改善することである。ルーバ板を設ける目的は、外気流の圧力損失(空気圧の損失)を増大させることなく、熱交換効率を最適化することにある。
従来のルーバ式波型インサートの概念は、複数のルーバ板を集中させた熱交換領域において、外気を通過させるというものであった。各ルーバ板は、同じ形状を有し、同じ角度で傾斜している。また、各ルーバ板は、熱交換領域において、複数のグループにまとめられている。各グループにおいては、複数のルーバ板は互いに平行になっている。さらに、グループごとに、ルーバ板の傾斜角度は、反対になっている。
上記の波型インサートにおいては、空気は、ルーバ板によって平板に2次元的に開放している開口を通過し、グループごとに互い違いに傾斜して波打っているルーバ板からなる通路を通って進む。
しかし、空気は、単純に2次元的に開放している開口を通過するため、熱交換は、概ね最初のルーバ板において集中的に行なわれ、全体的に最適になされるとはいえない。また、空気圧の損失も大きい。
一方、ルーバ式波型インサートの熱交換性能を改善するため、種々の試みもなされてきた。
特許文献1は、熱交換器と空気圧の損失との関係が最適となる波型インサートの最上部の形状を開示している。しかし、ルーバ式波型インサートにおいて、この形状を採用すると、熱交換性能は向上するが、空気圧の損失は増大する。
特許文献2は、外気の流れをチューブの方向に向けて、熱交換面における熱交換効率を改善しうるルーバ式波型インサートを開示している。しかし、上記の特許文献1と同様に、空気圧の損失が、相当に大きいという欠点がある。
特許文献3〜7は、空気の流れを乱れさせ、ルーバ板に保温空気層が生じるのを抑える試みを開示している。しかし、これらの文献に開示されたルーバ式波型インサートにおいても、空気流が通過する際に、空気圧の損失が増大するという不都合がある。
特許文献8は、空気流の乱れを大きくするため、ルーバ板を90°折り曲げる試みを開示している。しかし、これに伴って、空気圧の損失も大きくなるため、全体として、熱交換効率改善の効果は減殺される。
特許文献9と10は、外気の流れをチューブの方向に向け、チューブ面に形成される保温空気層を薄くさせうるようにしたルーバ式波型インサートを開示している。このルーバ式波型インサートにおいては、熱交換効率は向上する。しかし、この効果を得るためには、空気流を強く乱し、かつ加速しなければならないため、空気圧の損失も増大する。
以上をまとめると、公知となっているルーバ式波型インサートの改良案は、一定の熱交換効率改善の効果が得られるものの、いずれの場合も、空気圧の損失がかなりの程度に上るという欠点がある。
米国特許第5311935号明細書 米国特許第5669438号明細書 欧州特許出願公開第166655号明細書 国際公開第2004/102102号パンフレット 米国特許第6170566号明細書 欧州特許出願公開第1711769号明細書 米国特許出願公開第2006/0157233号明細書 国際公開第2006/028253号パンフレット 米国特許第7040386号明細書 特開2006−162175号公報
本発明は、上記の課題を解消しうる熱交換器用ルーバ式波型インサートを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的のために、1組の平板が、折曲げ部を介して互い違いに連なっており、かつ各平板は、短辺2つと長辺1つを切り込まれて折り曲げられた、複数の方形のルーバ板を有するようになっている、全体として連続的に波打ちながら延びる熱交換器用ルーバ式波型インサートにおいて、各ルーバ板は、平板の平面に対して、第1の短辺側においては第1の傾斜角αの傾斜をなし、第2の短辺側においては第2の傾斜角βの傾斜をなすことにより、全体としてねじれていることを特徴とする波型インサートを提供するものである。
本発明の一実施形態においては、ルーバ板の切り込まれた長辺側が、傾斜の終端となっている。また、他の実施形態においては、傾斜角は、平板の平面Pから互いに反対方向を向く第1の傾斜角αから第2の傾斜角βまで変化し、切り込まれた長辺側縁部の1点において、平板の平面Pと接続するようになっている。
上述の「全体としてねじれている」とは、ルーバ板の各部が、例えば、概ね螺旋状に連続的にねじれた面(平坦ではない面)を形成していることを意味する。傾斜角(開放角とも呼ばれる)は、ルーバ板の傾斜面が連続的なものとなるよう、第1の傾斜角αから第2の傾斜角βまで、連続的に変化させられている。
平板は、ルーバ板を集合させたルーバ板グループを、少なくとも2つ有するのが好ましい。この場合、各ルーバ板グループに属する複数のルーバ板は、互いに同一のタイプのものとすることも、複数の異なるタイプのものとすることもできる。
また、本発明は、互いに平行に配列された複数のチューブからなるチューブ束と、このチューブ束の各チューブ間に配置され、これらのチューブに前記折曲げ部を介して固着される上記いずれかの波型インサートとからなる熱交換器をも提供する。
本発明に係る波型インサートは、空気の3次元的な流れをつくり出すため、レイノルズ数が問題となる領域において、限られた厚さの中で、より迅速に、大きな乱流を形成することができる。この波型インサートの構造は、空気流を、チューブの平板へと向かわせ、流体間(一般に、チューブを流れる冷媒と、チューブの周りを通過する冷たい空気との間)における熱の伝達を良好なものにする。
空気は、乱流を形成して、チューブ間の平板の間を盛んに流通するため、熱交換は、波型インサートの長手方向にわたる広範な領域で、効率的に行われる。波型インサートの隣合う平板の間を流れる空気は、乱流となるため、空気の流れに対する抵抗として働く保温空気層の影響は減殺される。
波型インサートを通過する空気流は、1列に並ぶルーバ板によって、方向を変えられる。各ルーバ板は、平板の平面Pから傾斜しているため、空気流は、この傾斜に沿って、穏やかに進むものとなる。したがって、空気圧の損失も大幅に減少する。
本発明に係る種々の立体配置のルーバ板からなるルーバ板グループを備える波型インサートの効果を検証してみたところ、空気圧の損失は、公知の波型インサートと比べて、約25%低下した。一方、熱交換効率は、公知の波型インサートにおけるものと概ね同等であった。
本発明に係る波型インサートは、公知の波型インサートと概ね同等の熱交換効率を維持しつつ、空気圧の損失を、公知の波型インサートよりも、約25%低下させることができる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る波型インサート10の一部を示す。波型インサート10は、熱交換器用のチューブ束に属する平行な2本のチューブ12,12の間に設けられている。チューブ12は、いわゆるフラットチューブである。波型インサート10は、一般に、アルミニウム合金製の単一の金属板から形成されている。また、波型インサート10は、隣合う2枚の平板14が、折曲げ部16を介して繋がっているアセンブリからなっている。各平板14は、図1の紙面と直交する方向に延びている。また、各平板14には、複数の傾斜面が、互い違いに形成されている。
折曲げ部16は、複数のチューブが互いに固着されたチューブ束を形成するよう、フラットチューブ12の幅広の壁面18に鑞接されている。チューブ束は、複数のチューブ12と、2つの隣合うチューブの間で波打つように延びる複数の波型インサートとからなる。
波型インサート10は、チューブ12の軸と平行な垂直軸Aに沿って、波打ちながら延びている。また、波型インサート10の幅の方向は、チューブ束の幅の方向と一致し、図1の紙面と垂直な方向である。
波型インサートの各平板14は、互いに平行である。一方、隣合う平板14,14を繋いでいる折曲げ部16は、平板14と直交する方向に広がる方形部分20を有しており、この方形部分20は、湾曲部分22を介して、平板14と繋がっている。
波型インサートの高さ1(すなわち、平板14と折曲げ部16を合わせたものの高さ)は、チューブ12,12の互いに対向する壁面18,18の間の距離に相当する。各平板14は、特有の傾斜角をもつ複数のルーバ板24を備えている。
図2aに示すルーバ板24(図1に示すルーバ板と同じである)は、長辺26の1点を介して、また、図2bに示すルーバ板24(図1に示すルーバ板とは異なる)は、短辺30,32の1点を介して、平板14と連なっている。
図2bに示す実施形態においては、ルーバ板24は、金属板に切り込みを入れてねじ曲げた、平板14の高さ1の方向に延びる長辺26,28を有する。一方、短辺30,32は、平板14の平面Pから完全に切り離されてはいない。
図2aと図2bに示すように、ルーバ板24の長手方向における傾斜角(開放角とも呼ばれる)は、平板14の平面Pに対して、第1の短辺30の領域における第1の傾斜角αから、第2の短辺32の領域における第2の傾斜角βまで、一定の態様(順次増大または減少する態様)で変化している。図2aに示す実施形態においては、ルーバ板の各部における傾斜の頂点Sは、ルーバ板の長辺28に位置している。図2bに示す実施形態においても、ルーバ板24が平板14の平面Pとなす傾斜角は、第1の短辺30から第2の短辺32にかけて、変化している。
また、図2aと図2bに示す各実施形態においては、ルーバ板が連続的にねじれた面、より詳しくは螺旋形にねじれた面を有するよう、傾斜角は、第1の傾斜角αから第2の傾斜角βまで、連続的に変化している。
第1の傾斜角αおよび第2の傾斜角βは、ともに、平板14の平面Pに対する傾斜角である。このため、ルーバ板24と平板14の平面Pは、中立傾斜線LN(傾斜角が0)を共有している。この中立傾斜線LNは、図2aと図2bにおいては、破線で示してある。中立傾斜線LNは、折曲げ部16の方形部分20と概ね平行になっている。
波型インサートの各平板14には、複数のルーバ板グループが形成されているが、同一のグループに属する各ルーバ板は、互いに同一の傾斜角とすることも、異なる傾斜角とすることもできる。
図3は、互いに傾斜角が異なる複数のルーバ板からなるルーバ板グループ34を示す。ルーバ板グループ34は、N枚のルーバ板24i(241〜24N)からなる。ここで、添字のiは、ルーバ板グループ内におけるルーバ板の位置の順番を示す。最初のルーバ板241から最後のルーバ板24Nまで、傾斜角αiとβiは、所定のルールに従って、変化している。
したがって、傾斜角は、一のルーバ板において変化しているだけでなく、ルーバ板同士の間でも、変化している。図3に示すように、2つの傾斜角αとβは、ルーバ板グループに螺旋状のねじれを形成している。
図3に示すルーバ板グループにおいては、各ルーバ板の傾斜角は、以下の条件に従って変化している。
第1のルーバ板(i=1):
α1=0
β1=βmax
第2〜第(N−1)のルーバ板(2N):
αi=αi-1+αmax/(N−1)
βi=βi-1+βmax/(N−1)
最後のルーバ板(i=N):
αN=αmax
βN=0
上記の関係式において、添字iはルーバ板グループ内におけるルーバ板の順番を示し、Nはグループ内におけるルーバ板の数を示す。また、αmaxとβmaxは、それぞれ、傾斜角αとβの最大値を示す。
図3に示す中立傾斜線LNは、ルーバ板ごとにずれている。第1のルーバ板241における中立傾斜線LNは、第1の短辺30のごく近傍に位置しているが、最後のルーバ板24Nに近づくにつれて、中立傾斜線LNは、第2の短辺32に近づいていく。
図3に示す実施形態においては、各ルーバ板24iの傾斜角αiとβiの合計値は、一定である。この合計値は、20〜45°が好ましい。
図4a〜図4は、4つの異なる実施形態に係る波型インサートを示す。これらの波型インサートにおける2つの平板14は、折曲げ部16を介してがっている。これらの実施形態においては、上下2つの平板は、4つのルーバ板グループを有している。4つのルーバ板グループのうち、上方の平板に位置するルーバ板 グループは、符号341と342で、下方の平板に位置するルーバ板グループは、符号343と344で示してある。ルーバ板グループ341〜344には、各ルーバ板グループの中立傾斜線LNを繋いで得られる、斜めに延びる《谷部》361〜364が形成されている。


図4aに示す実施形態においては、上方の平板における谷部361および362、ならびに下方の平板における谷部363と364は、それぞれ、図の右側に位置する折曲げ部16の上縁と下縁における1点で互いに交わるように延びている。
図4bに示す実施形態においては、上方の平板における谷部361および362、ならびに下方の平板における谷部363および364は、すべて同じ方向に、平行に延びている。
図4cに示す実施形態においては、上方の平板における谷部361と362は、図4aと同様に延びている。一方、下方の平板における谷部363と364は、図の右側に位置する折曲げ部16に向かって互いに発散するように延びている。
図4dに示す実施形態においては、上方の平板における谷部361および362は、互いに平行に延びている。他方、下方の平板における谷部363および364は、ともに、谷部361および362とは異なる方向に、平行に延びている。
上方のルーバ板グループ341および342、ならびに下方のルーバ板グループ343および344に、重なり合う部分が生じるのを防止し、かつ大きな傾斜角を形成することができるよう、波型インサートは、図1に示すように、角張りつつ波打っているのが好ましい。これは、2つの平板14,14が、互いに平行で、かつこれらの平板と直交する方形部分20を有する折曲げ部16を介して、互いに連なっていることを意味する。
波型インサートを上記のような構成にすると、上方のルーバ板グループ341,342を通って進む空気流と、下方のルーバ板グループ343,344を通って進む空気流とが好ましくない干渉を引き起こすのを回避し、一定の方向にのみ進ませることができる。
しかし、本発明の技術的範囲は、折曲げ部を介して連なる、互いに平行な平板からなる波型インサートに限られるものではなく、正弦波のように湾曲している波型インサートも本発明の技術的範囲に含まれる。この場合、金属板からなる平板は、1つおきに概ね並行であり、正弦波形の折曲げ部を介して連なる。
他の実施形態として、金属製の平板を互いに平行としないこともできる。この場合、各平板は、平坦ではなく、正弦波形に湾曲させる。
図3および図4a〜図4dに示す各実施形態におけるルーバ板においては、傾斜角αとβの合計値は、20〜45°が好ましい。
各ルーバ板の幅(長辺26と28の間の距離)は、概ね0.8〜1.4mmである。この幅は、通常、一定であるが、波型インサートの延びる方向に沿って、変化させることもできる。
上記の各実施形態におけるルーバ板は、両端部、すなわち短辺30と32の間で連続しているただ1つの面を有する。
しかし、本発明に係る波型インサートは、図5に示すような複数の面を有するルーバ板から構成することもできる。図5に示す実施形態の場合、各ルーバ板は、斜めに延びる稜線42に沿って?がっている直角三角形の2つの面38と40を有している。この実施形態においては、第1の傾斜角αを形成しているのは直角三角形の面40であり、第2の傾斜角βを形成しているのは直角三角形の面38である。
図6に示すルーバ板グループにおいては、左から右へ1から7までの番号を付した各ルーバ板の立体配置は、互いに異なっている。1の番号を付したルーバ板は、平面Pよりも上方に傾斜しており、かつ右側の縁部が左側の縁部よりも高くなっている。一方、2の番号を付したルーバ板は、平面Pよりも下方に傾斜しており、かつ右側の縁部が左側の縁部よりも低くなっている。3の番号を付したルーバ板は、平面Pよりも上方に傾斜しており、かつ左側の縁部が右側の縁部よりも高くなっている。4の番号を付したルーバ板は、平面Pよりも下方に傾斜しており、かつ左側の縁部が右側の縁部よりも低くなっている。5の番号を付したルーバ板の傾斜角は0である。6の番号を付したルーバ板は、平面Pから上方にも下方にも傾斜している。最後に、7の番号を付したルーバ板も、平面Pから上方にも下方にも傾斜しているが、傾斜の方向は、6の番号を付したルーバ板のそれとは反対である。
このように、一のルーバ板グループに属する各ルーバ板は、互いに異なる立体配置をとることも、同一の立体配置(ただし、傾斜角αとβは互いに異なる)をとることもできる。
図7に示すルーバ板グループにおいては、各ルーバ板241は、同一の立体配置を有する。ルーバ板の長手方向における傾斜角は、第1の傾斜角α1から第2の傾斜角β1まで変化しているため、波型インサートは、全体として螺旋状となっている。
一方、同一ルーバ板グループにおける各ルーバ板の立体配置を、互いに異ならせることもできる。
図8に示す実施形態に係るルーバ板グループにおいては、交互に設置されている2種類のルーバ板241とルーバ板242は、互いに異なる立体配置を有する。ルーバ板241の傾斜角は、α1からβ1まで変化しており、ルーバ板242の傾斜角は、α2からβ2まで変化している。この実施形態においては、傾斜角α1、α2、β1、およびβ2は、0ではない。
図9に示す実施形態に係るルーバ板グループにおいても、交互に設置されている2種類のルーバ板241とルーバ板242が、互いに異なる立体配置をとっている。しかし、ルーバ板241の傾斜角β1と、ルーバ板242の傾斜角α2は0である。ルーバ板241とルーバ板242の間には、隙間がある。また、傾斜角は、ルーバ板241とルーバ板242で反対向きになっている。
図10に示す実施形態に係るルーバ板グループは、交互に設置されている2種類の立体配置をとるルーバ板241とルーバ板242から構成されている。ルーバ板241の傾斜角α1と、ルーバ板242の傾斜角β2は0である。他方、ルーバ板241の傾斜角β1と、ルーバ板242の傾斜角α2は、互いに等しく、かつ0ではない。
図11に示す実施形態に係るルーバ板グループは、3種類の立体配置をとるルーバ板241,242,243から構成されている。これらのルーバ板241,242,243は、それぞれ、第1の傾斜角α1,α2,α3、および第2の傾斜角β1,β2,β3を有している。ルーバ板241,242,243は、この順序で繰り返し設けられている。
本発明の波型インサートは、上述の実施形態に係る立体配置を有するルーバ板およびルーバ板グループを備えるものに限定されるものではない。本発明の波型インサートは、種々の立体配置をとるルーバ板を備えることが可能である。ルーバ板の立体配置は、空気圧の損失を減らすようなものにするのが好ましい。
本発明に係る波型インサートのルーバ板は、特別のツール、例えば、平板に切り込みを入れたり変形させたりすることができる、回転可能な複数のディスク状のツールを用いて形成される。この場合、ルーバ板の数と立体配置の如何によって、1列に並べるディスク状ツールの数と、その形状の複雑さが決定される。
複数の同一の凹部が形成されたディスク状ツールの組み合わせを用いることもできる。
変形例として、1つのディスク状ツールに互いに異なる複数の凹部が形成された、ディスク状ツールの組み合わせを用いることもできる。この場合、各ディスク状ツールは、その前後のディスク状ツールに対して傾けられる。
下記の表1は、図4a〜図4dに示す波型インサートと公知の波型インサート(参照例)について、熱交換効率と空気圧の損失を観測した結果を示す。
Figure 0005921053
表1は、秒速2mの空気の層流と、秒速5mの空気の乱流について、熱交換の仕事率(W)と、空気圧の損失(Pa)を示す。4種類の立体配置をとるルーバ板グループを備える本発明の波型インサートは、公知の波型インサートに比して、熱交換時の消費電力は概ね同じ程度であるが、空気圧の損失を約25%減少させている。特に、図4bの実施形態に係る波型インサートにおいては、熱交換の仕事率が、層流について、公知の波型インサートにおけるそれと同等で、乱流については、公知の波型インサートにおけるそれよりも、良好であるため、すべてのルーバ板グループが同一の立体配置をとるのが有利であることを示している。
図12は、図4bに示す立体配置をとる波型インサートに秒速5mの空気流(乱流)を通して熱交換を行ったときの温度分布を示す。この図には、波型インサートの長さ方向であるz軸に沿う各平板の断面も示してある。この図から、本発明に係る波型インサートにおいては、公知の波型インサートとは異なり、熱交換の大きさは、z軸方向の位置に強く依存することが分かると思う。
図13は、温度(単位:K)の変化に対する熱交換の仕事率(単位:W)の変化(W/K)を、波型インサートの長さ方向における位置の関数としてみた場合の曲線を、図4a〜図4dに示す本発明に係る波型インサートと、公知の波型インサートについて比較したグラフである。曲線C1は、図4aと図4bに示す波型インサートにおいて得られたものであり、曲線C2は、図4cと図4dに示す波型インサートにおいて得られたものである。他方、曲線C3は、公知の波型インサートにおいて得られたものである。
曲線C1〜C3から、最も大きな熱交換効率は、波型インサートの長さ方向における位置の値が小さい部分において得られることが分かる。また、波型インサートの長さ方向における位置の値が大きい部分においては、公知の波型インサートの熱交換効率は、本発明に係る波型インサートの3/4程度である。したがって、本発明に係る波型インサートにおける熱交換効率が高い領域は、公知の波型インサートにおけるそれよりも広いことが分かる。
図14は、図4bに示す波型インサートに秒速5mの乱流を通したときに得られる空気の流れを、波型インサートの長さ方向であるz軸に沿って並ぶ各平板の断面において見たものである。この図から、波型インサートのどこで、空気流の圧力損失が生ずるかが分かる。しかるに、空気流は、全く乱れていない。したがって、波型インサートの長さ方向において、公知の波型インサートよりも、空気流の乱れが少ないことは明らかである。
図15a、図15b、および図16は、ルーバ板における各セグメントの長さがそれぞれ異なるルーバ板グループを示す。すなわち、各ルーバ板は、長手方向において、互いに平板の平面Pの反対側に傾斜した2つのセグメント44i,46iに分割されており、2つのセグメント44i,46iの間には、分離帯48が延びている。分離帯48は、平板の平面P上を斜めに走っている。変形例(図示せず)として、分離帯を、設けないこともある。
図15aと図15bは、それぞれ、異なる実施形態に係るルーバ板グループを示す。図15aに示すルーバ板グループは、図2aに示すルーバ板を形成する要領で形成されている。反対に、図15bに示すルーバ板グループは、図2bに示すルーバ板を形成する要領で形成されている。図15bに示すルーバ板グループにおける分離帯を設けないこともある。
図16に示すルーバ板グループにおいて、第1列のセグメント441(この列には、セグメントはこの1枚しかない)は、平板の平面Pの上側に傾斜している。第2列のルーバ板は、平面Pの上方に傾斜しているセグメント442と、平面Pの下方に傾斜しているセグメント462とからなっている。第3列以降のルーバ板は、第2列のルーバ板に類似の構成を有するが、最終列のルーバ板は、平面Pの下方に傾斜しているセグメント46Nのみからなっている。セグメントは、いずれも平坦である。したがって、このルーバ板グループは、各列のルーバ板について、2つのセグメントを切り込み、それぞれ上方と下方に傾斜させることによって形成することができる。
図17に示すルーバ板グループにおけるルーバ板は、図2aと図2bに示すルーバ板に類似しており、概ね螺旋状にねじれている。ただし、ルーバ板241は、複数(5つ)のセグメント50からなっていて、各セグメントは平坦であり、隣合うセグメントの間には、段差が生じている。
本発明に係るルーバ板を備えた波型インサートは、特に、自動車の空調機に用いられる熱交換器、すなわち、エンジン冷却のためのラジエータ、車室暖房のためのラジエータ、コンデンサ、エバポレータ、過給器のクーラ等に好適である。
熱交換器のチューブには、公知のタイプのものを用いることができる。このようなチューブとしては、折曲げ型のチューブ、鑞接型のチューブ、押出し成形型のチューブ等がある。この外、平板を組みわせて形成するチューブ等も用いることができる。
当然のことながら、本発明の技術的範囲は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、当業者には自明の他の変形例や、上記実施形態を組み合わせたものをも包含するものである。
熱交換器のチューブ束を構成する2本のチューブに接合された、本発明に係る波型インサートの一部の側面図である。 本発明の一実施形態に係る、傾斜角度が順次変化するルーバ板の模式的な斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る、傾斜角度が順次変化するルーバ板の模式的な斜視図である。 図2aと図2bに示すルーバ板を含む複数のルーバ板を含むルーバ板グループの模式的な斜視図である。 本発明に係る、複数のルーバ板グループを第1の構成に従って備える波型インサートの一部の模式的な斜視図である。 本発明に係る、複数のルーバ板グループを第2の構成に従って備える波型インサートの一部の模式的な斜視図である。 本発明に係る、複数のルーバ板グループを第3の構成に従って備える波型インサートの一部の模式的な斜視図である。 本発明に係る、複数のルーバ板グループを第4の構成に従って備える波型インサートの一部の模式的な斜視図である。 本発明に係る、2つの直角三角形からなるルーバ板の模式的な斜視図である。 ルーバ板の種々の立体配置を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る、互いに同一の傾斜角度を有するルーバ板からなるルーバ板グループの模式的な斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る、2種類の傾斜角度を有するルーバ板からなるルーバ板グループの模式的な斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る、2種類の傾斜角度を有するルーバ板からなるルーバ板グループの模式的な斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る、2種類の傾斜角度を有するルーバ板からなるルーバ板グループの模式的な斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る、3種類の傾斜角度を有するルーバ板からなるルーバ板グループの模式的な斜視図である。 図4bに示す波型インサートの延びる方向における温度変化を示す図である。 図4aないし図4bに示す波型インサートの各位置における、温度変化に対する熱交換の仕事率の変化の比を、公知のルーバ板を備える波型インサートにおけるそれと比較して示すグラフである。 図4bに示す波型インサートに乱流を通過させた場合の空気の流れを示す図である。 各ルーバ板が2つのセグメントからなる第1のルーバ板グループを示す斜視図である。 各ルーバ板が2つのセグメントからなる第2のルーバ板グループを示す斜視図である。 図15aに示すルーバ板グループの正面図である。 ルーバ板がそれぞれ異なるタイプの傾斜面を有するルーバ板グループの一部の斜視図である。
符号の説明
10 波型インサート
12 チューブ
14 平板
16 折曲げ部
18 壁面
20 方形部分
22 湾曲部分
24 ルーバ板
26,28 長辺
30,32 短辺
34 ルーバ板グループ
38,40 直角三角形の面
44,46 セグメント
48 分離帯
50 セグメント
α 第1の傾斜角
β 第2の傾斜角
LN 中立傾斜線
P 平面

Claims (14)

  1. 金属製の1組の帯状の平板(14)が、互いに所定の間隔を開けて、対向するように1列に並び、かつ隣り合う平板の向かい合う端部同士が、互い違いに金属製折曲げ部(16)を介して連なり、全体として連続的に波打ちながら延びている熱交換器用ルーバ式波型インサートであって、各平板(14)には、切り込みを入れて折り曲げることにより、各平板の幅方向に延びる2つの長辺(26)(28)と、2つの短辺(30)(32)とを有する複数のルーバ板(24)からなるルーバ板グループが形成されるようになっている波型インサートであって、各ルーバ板(24)は、平板(14)の平面(P)に対して、第1の短辺(30)側においては第1の傾斜角(α)の傾斜をなし、第2の短辺(32)側においては第2の傾斜角(β)の傾斜をなして、全体としてねじれている波型インサートにおいて、
    (イ)前記平板(14)は、複数のルーバ板(24)からなる少なくとも2つのルーバ板グループ(34)を有していること、
    (ロ)前記折曲げ部(16)を介して連なっている複数の平板(14)は、互いに平行であること、
    (ハ)前記2つの平板(14)は、互いに平行で、かつ前記平板(14)と直交する方形部分(20)を有する折曲げ部(16)を介して、互いに連なっていること、
    (ニ)前記ルーバ板(24)の各部は、螺旋状に連続的に、平坦ではないねじれた面を形成していて、傾斜角は、前記ルーバ板が、連続的なねじれ面を有するよう、前記第1の傾斜角(α)から第2の傾斜角(β)まで、傾斜角が連続的に変化していること、および
    (ホ)前記2つの平板(14)は上下2つの平板(14)から構成されていて、それぞれ4つのルーバ板グループを有しており、前記上方の平板(14)はルーバ板グループ(341、342)を有し、前記下方の平板(14)は、ルーバ板グループ(343と344)有し、ルーバ板グループ(341〜344)には、各ルーバ板グループの中立傾斜線LNを繋いで得られる斜めに延びる谷部(361〜364)が形成されていること、を特徴とする波型インサート。
  2. 前記第1の傾斜角(α)と第2の傾斜角(β)は、それぞれ、平板(14)の平面(P)から互いに反対方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載の波型インサート。
  3. 第1のルーバ板(24)における第1の傾斜角(α)および第2の傾斜角(β)から、最後のルーバ板(24)における第1の傾斜角(α)および第2の傾斜角(β)に至るまで、第1および第2の傾斜角が所定の変化率で変化していることを特徴とする請求項1または2に記載の波型インサート。
  4. 前記ルーバ板の第1の傾斜角(α)(i=1,2,……,N)および第2の傾斜角(β)は、
    i=1のときには、α=0、およびβ=βmax
    2≦i≦N−1のときには、α=αi−1+αmax/(N−1)、およびβ=βi−1+βmax/(N−1);
    i=Nのときには、α=αmax、およびβ=0;
    (上式において、αmaxおよびβmaxは、それぞれ、αとβの最大値)という条件に従って変化するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の波型インサート。
  5. 前記各ルーバ板(24)は、平板(14)の平面(P)上に位置して傾斜角が0である中立な傾斜線(LN)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の波型インサート。
  6. 前記中立な傾斜線(LN)のルーバ板の長辺方向における位置は、ルーバ板ごとにずれていることを特徴とする請求項5に記載の波型インサート。
  7. 前記第1の傾斜角(α)と第2の傾斜角(β)の合計は、前記ルーバ板グループごとに一定であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の波型インサート。
  8. 前記第1の傾斜角(α)と第2の傾斜角(β)の合計は、20〜45°であることを特徴とする請求項7に記載の波型インサート。
  9. 前記一のルーバ板グループ(34)に属する各ルーバ板(24)は、すべて同一の形状と立体配置を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の波型インサート。
  10. 前記一のルーバ板グループ(34)には、互いに傾斜角が異なる2種類のルーバ板(24 )(24 )が属しているとともに、これら2種類のルーバ板(24 )(24 )は、交互に配置されており、第1の種類のルーバ板(24 )は、一方の端部が傾斜角(α )、他方の端部が傾斜角(β )となるように傾斜しており、第2の種類のルーバ板(24 )は、一方の端部が傾斜角(α )、他方の端部が傾斜角(β )となるように傾斜していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の波型インサート。
  11. 前記第1の種類のルーバ板(24 )の他方の端部の傾斜角(β )と、第2の種類のルーバ板(24 )の一方の端部の傾斜角(α )は、ともに0であり、第1の種類のルーバ板(24 )の一方の端部の傾斜角(α )と、第2の種類のルーバ板(24 )の他方の端部の傾斜角(β )は、ともに等しくかつ0でないことを特徴とする請求項10に記載の波型インサート。
  12. 前記第1の種類のルーバ板(24 )の一方の端部の傾斜角(α )と、第2の種類のルーバ板(24 )の他方の端部の傾斜角(β )は、ともに0であり、第1の種類のルーバ板(24 )の他方の端部の傾斜角(β )と、第2の種類のルーバ板(24 )の一方の端部の傾斜角(α )は、ともに等しくかつ0でないことを特徴とする請求項10に記載の波型インサート。
  13. 前記ルーバ板グループ(34)には、互いに傾斜角が異なる3種類のルーバ板(24 )(24 )(24 )が属しており、これら3種類のルーバ板(24 )(24 )(24 )は、この順序で繰り返し配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の波型インサート。
  14. 互いに平行に配列された複数のチューブからなるチューブ束(12)と、このチューブ束の各チューブの間に配置され、これらのチューブに、前記折曲げ部(16)を介して固着された請求項1〜13のいずれか一項に記載の複数の波型インサート(10)とからなる熱交換器。
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