JP2005069441A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結により信頼性を確保しつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 コントロールユニット22は、入力操作力と操作位置の関係からアシスト制御を実行するアシスト制御実行領域60を設定するアシスト制御実行領域設定部50を設け、入力操作力と操作位置がアシスト制御実行領域60になるとアシスト制御を開始するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバー操作力を補助する自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてレンジ位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、レンジ位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報 特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結によりレンジ切り換えを可能としつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、自動変速機のレンジ位置切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力操作力を検出する入力操作力検出手段と、前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、前記セレクトレバーにドライバの操作力を補助するアシスト力を出力するアシストアクチュエータと、検出された入力操作力と操作位置に基づいて、アシストアクチュエータに対しアシスト力を変化させる制御指令を出力するアシスト力制御手段と、を有する自動変速機のセレクトアシスト装置であって、前記アシスト力制御手段は、前記入力操作力と前記操作位置の関係からアシスト制御を実行するアシスト制御実行領域を設定し、前記入力操作力と前記操作位置が前記アシスト制御実行領域になるとアシスト制御を開始するようにした、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記アシスト力制御手段は、前記アシスト制御実行領域内にさらに規定領域を設定し、前記入力操作力と前記操作位置が前記アシスト制御実行領域内に入りアシスト制御を開始した際に、前記入力操作力と前記操作位置が前記規定領域に所定時間内に入らない場合には、アシスト制御を停止し、その状態の前記入力操作力と前記操作位置から新たなアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するようにした、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記アシスト力制御手段は、前記アシスト制御実行領域と前記規定領域を操作方向ごとに設定し、アシスト制御実行領域と規定領域を再設定する際には、初期の停止状態から操作方向側のアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するようにした、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのレバー操作力をアシストアクチュエータで補助することにより、信頼性の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
さらに、セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置との機械的連結を保持しながらも、目標操作反力特性設定部において、ドライバにとって節度感のある良好な目標操作反力特性を、ディテントの負荷特性等に影響されることなく自由に設定できる。
また、入力操作力と操作位置がアシスト制御実行領域になるとアシスト制御を開始するようにしたため、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバーに触るなどしても、アシスト制御が過度に働くことを防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。
請求項2に記載の発明では、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバーをわずかに動かしてしまったような場合でも、操作を開始しないようにでき、アシスト制御がさらに過度に働くことをさらに防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。さらに、その状態からアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するので、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバーをわずかに動かしてしまい、その状態からさらにレンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバーに触ったり、わずかに動かしてしまっても、アシスト制御が過度に働くことを防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。
請求項3に記載の発明では、レンジ位置を切り換える意思なくセレクトレバーがわずかに移動したような場合に、アシスト制御実行領域と規定領域を再設定する際には、初期の停止状態から操作方向側のアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するようにしたので、さらに操作方向側に切り換え操作意思なくわずかにセレクトレバーを移動させた場合にも、アシスト制御を行わないようにしてアシスト制御が過度に働くことを防ぎ、逆方向への切り換え意思のないセレクトレバーの移動は、再設定により初期の状態に戻ることでアシスト制御が過度に行われることがないようにし、また、初期の状態から逆方向に移動させるのに比べて、わずかな逆方向への移動で過度にアシスト制御が行われるようなことがないようにして、さらにドライバの意思に沿うようにできる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
(実施例)
まず、構成を説明する。
図1は実施例の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はアシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。
実施例の自動変速装置は、セレクト機構部1と、コントロールケーブル8と、アシストアクチュエータ9と、コントロールケーブル18と、自動変速機19と、コントロールユニット(アシスト力制御手段)22とを主要な構成としている。
前記セレクト機構部1は、ドライバにより操作されるセレクトレバー2を有し、例えば、運転席脇のセンタクラスタ3に設けられている。セレクトレバー2の上端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ4が付設されている。セレクトレバー2は、支点軸5を中心として回動操作され、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
前記セレクトレバー2の下端部には、セレクトレバージョイント7を介してプッシュプル式のコントロールケーブル8が接続されている。コントロールケーブル8は、入力レバージョイント11を介してアシストアクチュエータ9の入力レバー10と回動自在に接続されている。すなわち、セレクトレバー2の回転運動が直線運動に変換され、セレクトレバー2の操作により発生した操作力が入力レバー10に伝達される。
前記入力レバー10は、回動可能に設けられた出力軸12を介して出力レバー13と連結されている。出力軸12には、ウォームギア14が設けられており、このウォームギア14は、減速機構を備えた電動モータ15のモータ出力軸16と噛み合っている。
前記出力レバー13には、出力レバージョイント17を介してプッシュプル式のコントロールケーブル18が接続されている。コントロールケーブル18は、自動変速機19の制御アーム20と接続されている。すなわち、コントロールケーブル18により出力レバー13の回転運動が直線運動に変換され、ドライバの操作力と電動モータ15の駆動力との合成力が自動変速機19の制御アーム20に伝達される。
前記出力軸12には、入力レバー10とウォームギア14との間に生じるゆがみ(ねじれ)を検出するトルクセンサ(入力操作力検出手段)21が設けられている。このトルクセンサ21により検出された操作力信号は、図外の増幅アンプにより信号増幅され、コントロールユニット22にワイヤハーネス23を介して伝達される。トルクセンサ21の検出信号により、セレクトレバー操作における操作力が推定可能となる。
前記ウォームギア14には、位置検出のための接触子24が取り付け固定されている。この接触子24がウォームギア14と一体に回動し、図示しない基板に印刷されたカーボン抵抗と電気的に接触することにより、セレクトレバー2のストローク角度に応じた電圧信号をコントロールユニット22に出力する。この接触子24とカーボン抵抗とからポテンショメータ(操作位置検出手段)25が構成されている。
このポテンショメータ25は、セレクトレバー2がPレンジ位置で停止しているときの角度を基点角度として、セレクトレバー2のストローク角度を随時検出する。
前記コントロールユニット22は、検出されたセレクトレバー2のストローク角度と、ドライバの操作力とに基づいて目標アシスト力を設定し、電動モータ15の出力をPWM制御する。
図3に、コントロールユニット22の制御ブロック図を示す。
前記セレクト機構部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー2のストローク変化は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のポテンショメータ25へ入力される。ポテンショメータ25では、セレクトレバー2の操作量に応じたストローク角度が検出され、ストローク角度信号としてコントロールユニット22へ出力される。
また、セレクトレバー2の操作力は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のトルクセンサ21へ入力される。トルクセンサ21では、セレクトレバー2の操作力が検出され、操作力信号としてコントロールユニット22へ出力される。
ポジション・操作開始・方向判別ブロック33では、ストローク角度信号に基づいて、現在のセレクトレバー2のストローク角度を判定する。また、ストローク角度信号とストローク角度信号の微分値および操作力信号から、セレクトレバー2の操作開始、操作方向、操作速度および操作加速度を判別し、判別結果をFF補償テーブル43と目標テーブルブロック34とモータ駆動制御ブロック45へ出力する。
また、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33は、アシスト制御実行領域内かどうか、規定領域へ所定時間内に移動したかを判断し、制御開始・制御停止を出力する。
目標テーブルブロック34では、ストローク角度信号と、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33によって求められたセレクトレバー2の操作方向等から、セレクトレバー2のストローク角度に応じた目標操作反力が算出され、加算器35へ出力される。
ここで、セレクトレバー2のストローク角度によって、目標操作反力は異なるため、目標テーブルブロック34には、ストローク角度毎の目標操作反力がテーブル化して格納されている。
加算器35は、操作力信号と目標操作反力の偏差を算出し、算出結果をFB制御部36へ出力する。
FB制御部36は、乗算器37と、加算器38と、乗算器39と、積分器40とから構成されている。乗算器37は、操作力信号と目標操作反力の偏差に比例ゲインを乗じた値を加算器38へ出力する(比例出力)。乗算器39は、操作力信号と目標操作反力の偏差に積分ゲインを乗じた値を積分器40へ出力する。積分器40では、乗算器39の出力を積分演算して加算器38へ出力する(積分出力)。加算器38では、比例出力と積分出力の和であるフィードバックアシスト力を加算器41に出力する。
FF制御部42は、FF補償テーブルブロック43と乗算器44とから構成されている。FF補償テーブルブロック43は、ストローク角度信号、操作速度および操作加速度に対応して予め設定された値を、乗算器44へ出力する。乗算器44では、FFアシスト力にFFゲインを乗じた値、すなわちフィードフォワードアシスト力を加算器41へ出力する。
加算器41では、FB制御部36とFF制御部42の出力和(フィードバックアシスト力+フィードフォワードアシスト力)、すなわち目標アシスト力をモータ駆動制御ブロック45へ出力する。
モータ駆動制御ブロック(アシスト力制御部に相当)45は、目標アシスト力に基づいて、電動モータ15を駆動する。
アシスト制御実行領域設定部50は、ストローク角度信号と操作力信号の状態に応じてアシスト制御実行領域60と規定領域61とを設定・再設定し、設定した領域データをポジション・操作開始・方向判別ブロック33に出力する。
次に、自動変速機19のディテントの構造について説明する。
図4は、自動変速機19のディテントの構造を示す斜視図である。
制御アーム20には回転シャフト26が設けられ、この回転シャフト26にディテントプレート27が支持されている。ディテントプレート27の上端には、カム山27aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部27bが形成されている。そして、この谷部27bにバネ板28の先端に形成されたディテントピン29を係合させ、選択されたレンジ位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、セレクトレバー2の操作力により回転シャフト26が回動し、この回動に応じてディテントプレート27がディテントピン29に対して相対移動する。このとき、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部27bと係合し、係合状態がバネ板28の弾性力により保持される。この弾性力が、セレクトレバー2を操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート27には、パーキングポール30の一端が回動自在に連結されている。このパーキングポール30は、セレクトレバー2をPレンジに移動させたとき、カム状プレート31を介してパーキングギア32の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングポール30を咬む力として作用する。
次に、作用を説明する。
[セレクトレバーのアシスト制御処理]
図5は、コントロールユニット22で実行されるセレクトレバー2のアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、トルクセンサ21の操作力信号から操作力を読み込み、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、ポテンショメータ25のストローク角度信号からストローク角度を読み込み、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、セレクトレバー2のストローク角度と前回の制御周期において読み込んだストローク角度の増減差分から、セレクトレバー2の操作方向を演算し、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、セレクトレバー2のストローク角度と前回の制御周期において読み込んだストローク角度の変化率から、セレクトレバー2の操作速度を演算するとともに、操作速度の微分値からセレクトレバー2の操作加速度を演算し、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、FF補償テーブル読み込み処理を実施し、ステップS6へ移行する。FF補償テーブルは、予め設定された複数のテーブルの中から、ストローク角度、操作速度および操作加速度に応じて最適なものを選択する。
ステップS6では、目標テーブル読み込み処理を実施し、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、読み込んだFF補償テーブルからFFアシスト力を設定し、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、読み込んだ目標テーブルからFBアシスト力を設定し、ステップS9へ移行する。
ステップS9では、設定したFFアシスト力とFBアシスト力との和から目標アシスト力を設定し、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、制御の開始・停止を判断し、制御開始の際には目標アシスト力となるように電動モータ15の出力デューティ比を制御し、制御停止の場合には、電動モータ15の駆動を開始しないようにし、本制御を終了する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向におけるセレクトレバー2、正確には、ドライバの把持するセレクトノブ4に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、電動モータ15を駆動していない状態で、ドライバがP→Rレンジ方向にセレクトレバー2を操作したとき、アシストアクチュエータ9の出力軸12において操作反力として検出された軸トルクを、セレクトノブ4に発生する操作反力Fm[N]として換算し、ポテンショメータ25により取得されるストローク角度と対比させたものである。
この操作反力は、上述した自動変速機19のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル8,18の摩擦力、電動モータ15のイナーシャ等を合成したものである。すなわち、電動モータ15によるアシスト力がない状態でレンジ切り換えを行うには、この操作反力Fm以上の手動操作力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー2をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力Fmは、各レンジ間において、初めにセレクトレバー2の操作方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン29がディテントプレート27のカム山27aを乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えるまでは、バネ板28の付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えた後は、ディテントピン29が次のカム山27aの溝に落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[目標操作反力特性]
図7は、P→Rレンジ方向におけるセレクトレバー2の目標操作反力を示す特性図である。この目標操作反力特性は、ドライバにとって節度感のある良好な操作特性が得られる目標操作反力Ft[N]を、セレクトレバー2のストローク角度に応じて予め設定したものである。
[FF制御アシスト力マップ]
図8は、FF制御におけるP→Rレンジ方向におけるアシスト力マップである。このアシスト力マップでは、セレクトレバー2のストローク角度に応じて、図6のディテント操作力の約1/2の操作力がFF制御でアシストされるように設定されている。
[FF制御+FB制御]
実施例では、目標アシスト力を、ディテント操作反力の約1/2の操作力となるように設定したフィードフォワードアシスト力Fff[N]と、実際の操作力と目標操作反力Ftとの偏差に基づいて設定したフィードバックアシスト力FFb[N]との2つの成分とすることにより、急峻で大きなトルク偏差を伴うセレクトレバーのアシスト制御において、応答性と外乱抑制性を高いレベルで両立でき、良好な操作特性を実現できる。
[アシスト制御の開始判定の必要性について]
本実施例のアシスト制御では、セレクトレバー2に入力された操作力に応じて、アシストアクチュエータ9によりアシストされる。よって、セレクトレバー2を操作意思なくさわってわずかに移動させた状態や、その状態から逆方向に操作意思なく移動させたような場合、アシスト制御が開始されたしまうおそれがあった。このような過剰なアシストは、操作意思に反するものであるので非常に好ましくなく、操作感を悪化させるものである。
これに対し、本実施例では、アシスト制御実行領域設定部50、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33により制御開始・停止処理を行っている。
[制御開始・停止処理の流れ]
図9に示すのは、コントロールユニット22により図5のステップS10で実行される制御開始・停止処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101では、セレクトレバー2の移動量xとセレクトレバー2に入力された操作力fが、x1より小さい値からx1以上となり、かつf1より小さい値からf1以上となる移動が発生したかどうかを判断し、x1以上でかつf1以上となるアシスト制御実行領域60への移動が発生したならばステップS102に移行し、x1以上でかつf1以上となる移動が発生しないならばステップS106に移行する。
ステップS102では、アシスト制御を開始する。
ステップS103では、セレクトレバー2の移動量xとセレクトレバー2に入力された操作力fが、x2より小さい値からx2以上となり、かつf2より小さい値からf2以上となる規定領域61への移動が発生したかどうかを判断し、x2以上でかつf2以上となる移動が発生したならばステップS108に移行し、x2以上でかつf2以上となる移動が発生しなければステップS104に移行する。
ステップS104では、x2以上でかつf2以上にならない時間が所定のt秒間経過したかどうかを判断し、t秒間経過したならばステップS105に移行し、t秒間経過していなければステップS105に移行する。
ステップS105では、アシスト制御を停止する。
ステップS106では、セレクトレバー2の移動量xとセレクトレバー2に入力された操作力fが、x2より小さい値からx2以上となり、かつf2より小さい値からf2以上となる再設定されたアシスト制御実行領域60への移動が発生したかどうかを判断し、x2以上でかつf2以上となる移動が発生したならばステップS107に移行し、x2以上でかつf2以上となる移動が発生しなければ処理を終了する。
ステップS107では、アシスト制御を開始する。
ステップS108では、セレクトレバー2の移動量xとセレクトレバー2に入力された操作力fが、x3より小さい値からx3以上となり、かつf3より小さい値からf3以上となる第2の規定領域61a又は再設定された規定領域61への移動が発生したかどうかを判断し、x3以上でかつf3以上となる移動が発生したならば処理を終了してアシスト制御が継続するようにし、x3以上でかつf3以上となる移動が発生しなければステップS109に移行する。
ステップS109では、x3以上でかつf3以上にならない時間が所定のt秒間経過したかどうかを判断し、t秒間経過したならばステップS110に移行し、t秒間経過していなければステップS108に移行する。
ステップS110では、アシスト制御を停止する。
[制御開始・停止処理]
レンジ切り換え操作位置がいずれかのレンジ位置に停止している状態(図10に示すA点)にある場合に、別のレンジ位置に切り換える場合を考える。
すると、ポテンショメータ25で検知される操作位置の移動量とセレクトレバー2に入力される操作力は図6に示す必要操作力のピークを過ぎるまで比例して大きくなっていく、あるいは両方のマイナスが大きくなっていくこととなり、操作開始部分では、図10のようにほぼ直線的な比例関係と捉えることができることとなる。
本実施例では、セレクトレバー2の移動量がx3を超え、かつ操作力がf3を超えると正規の操作による移動が行われたと判断できるよう設定しているものとする。
〈1〉通常のレンジ位置切り換え操作
通常の切り換え操作の場合には、操作位置及び入力操作力は比例して大きくなって行くため、図10のA点からB点に向かう方向に移動していくこととなる。
図10において、A点からB点に移動すると、セレクトレバー2の操作位置xと操作力fは、x1より小さくかつf1より小さい状態から、x1以上でかつf1以上のアシスト制御実行領域60となる。このことはステップS101で判断され、ステップS102でアシスト制御が開始される。
その後、A点からB点に向かう方向へアシストを受けながら移動すれば、ステップS104で判断する所定時間t秒以内に操作位置xと操作力fは、x2より小さくかつf2より小さい状態から、x2以上でかつf2以上の第1の規定領域61aとなる。このことはステップS103で判断され、アシスト制御が維持される。
さらにその後、A点からB点に向かう方向へアシストを受けながら移動すれば、ステップS109で判断する所定時間t秒以内に操作位置xと操作力fは、x3より小さくかつf3より小さい状態から、x3以上でかつf3以上の第2の規定領域61bとなる。このことはステップS108で判断され、アシスト制御が維持されたまま処理を終了する。
このアシスト制御実行領域60、規定領域61(第1の規定領域61a、第2の規定領域61bを含む)にあるかどうかの判断は、アシスト制御実行領域設定部50からアシスト制御実行領域60、規定領域61のデータをポジション・操作開始・方向判別ブロック33に出力し、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33に入力されるストローク角度信号、操作力信号との比較により判断される。
〈2〉操作意思のないセレクトレバーのわずかな移動(A→A'orA")
ドライバがレンジ位置を切り換える意思がなくセレクトレバー2に触るなどして、セレクトレバー2がわずかに移動してしまった場合、その移動状態における操作位置xと操作力fがx1以上でかつf1以上のアシスト制御実行領域60とならない場合、例えば図11に示すようにA点がA'点(xはx1以上、fはf1より小さい)やA"点(xはx1より小さく、fはf1以上)の状態になった場合には、ステップS101からステップS106に移行し、x1以上かつf1以上でもなくx2以上かつf2以上でもないためアシスト処理を開始することなく処理を終了する。
よって、操作意思なくセレクトレバー2をわずかに移動させてもアシスト制御によりセレクトレバー2が予期しない移動をしてしまうようなことがない。
〈3〉操作意思のないセレクトレバーのわずかな移動(A→B)
ドライバがレンジ位置を切り換える意思がなくセレクトレバー2に触るなどして、セレクトレバー2がわずかに移動してしまった場合、その移動状態における操作位置xと操作力fがx1以上でかつf1以上のアシスト制御実行領域60となった場合、例えば図10,11に示すようにA点からB点の状態になった場合には、x1以上でかつf1以上のアシスト制御実行領域60となるため、ステップS101→ステップS102の処理により、アシスト制御が始動する。しかし、操作意思がなくさらに操作位置xと操作力fがx2以上でかつf2以上の規定領域60に所定時間t秒でならないため、そのことがステップS103、ステップS104の処理により判断され、ステップS105の処理によりアシスト制御が停止される。
これにより、操作意思なくセレクトレバー2をわずかに移動させてもアシスト制御によりセレクトレバー2が予期しない移動をしてしまうようなことがない。
〈4〉B点の状態が保たれた場合
セレクトレバー2が操作意思なくA点からB点に移動し、B点の状態(x1以上でかつf1以上)が保たれた場合には、ステップS103、S104、S105の処理によりアシスト制御が停止する。ステップS105によりアシスト制御が停止された際には、アシスト制御実行領域設定部50により、図12に示すように、x2以上でかつf2以上をアシスト制御実行領域60とするよう再設定し、x3以上でかつf3以上を規定領域61(第1の規定領域61a)とするように再設定する。
このように再設定して処理を終了し、さらに、再度このステップS10の制御開始・停止処理が行われると、B点が保持されることは、ステップS101からステップS106の処理によりx2以上でかつf2以上のアシスト制御実行領域60に達していないと判断されるため、アシスト制御は開始されないまま処理が終了する。
よって、操作意思なくセレクトレバー2をわずかに移動して、その状態が保持されてもアシスト制御によりセレクトレバー2が予期しない移動をしてしまうようなことがない。
〈5〉B点からの操作意思のないわずかな移動
B点の状態が保持された状態から、操作意思なくセレクトレバー2をわずかに移動させても、操作位置x、操作力fがx2以上でかつf2以上の再設定したアシスト制御実行領域60にならなければ、アシスト制御は開始されない。
また、B点の状態が保持された状態から、操作意思なくC点の状態に移動させた場合には、ステップS106の判断によりx2以上でかつf2以上のアシスト制御実行領域60と判断されアシスト制御がステップS107の処理で実行されるが、ステップS108、S109で所定時間t秒内にさらにx3以上でかつf3以上の再設定した規定領域61にならないため、ステップS110の処理でアシスト制御が停止される。
これにより、操作意思なくわずかにセレクトレバー2が移動され、その状態からさらに操作意思なくわずかにセレクトレバー2が移動されてもアシスト制御によりセレクトレバー2が予期しない移動をしてしまうようなことがない。
〈6〉B点からの逆方向への正規の操作
操作意思のないセレクトレバー2の移動でB点の状態が保持され、その状態から正規の操作によりA点→B点と逆方向への操作が行われた場合、つまり図12に示すB点からb点へセレクトレバー2を操作した場合に、アシスト制御実行領域設定部50は、A点に対して操作位置xのプラス側、操作力fのプラス側つまりB点、C点側のアシスト制御実行領域60、規定領域61のみを再設定し、A点に対して操作位置xのマイナス側、操作力fのマイナス側つまりb点側のアシスト制御実行領域60、規定領域61は再設定しないため、B点を保持して逆方向に操作したため、すぐにアシスト制御がされて操作感が悪化するようなことがない。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー2は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー2と制御アーム20はコントロールケーブル8,18を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー2を設定できる。
また、セレクトレバー2と制御アーム20がコントロールケーブル8,18によって機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ9やコントロールユニット22がフェールした場合でも、ドライバは手動でレンジ位置を切り換えることができ、安全性を確保できる。
また、コントロールユニット22は、入力操作力と操作位置の関係からアシスト制御を実行するアシスト制御実行領域60を設定するアシスト制御実行領域設定部50を設け、入力操作力と操作位置がアシスト制御実行領域60になるとアシスト制御を開始するようにしたため、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバー2に触るなどしても、アシスト制御が過度に働くことを防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。
(2)コントロールユニット22は、アシスト制御実行領域60内にさらに規定領域61を設定し、入力操作力と操作位置がアシスト制御実行領域60内に入りアシスト制御を開始した際に、入力操作力と操作位置が規定領域61に所定時間内に入らない場合には、アシスト制御を停止し、アシスト制御実行領域設定部50により、その状態の入力操作力と操作位置から新たなアシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定するようにしたため、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバー2をわずかに動かしてしまったような場合でも、操作を開始しないようにでき、アシスト制御がさらに過度に働くことをさらに防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。さらに、その状態からアシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定するので、レンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバー2をわずかに動かしてしまい、その状態からさらにレンジ位置の切り換えの意思がなくセレクトレバー2に触ったり、わずかに動かしてしまっても、アシスト制御が過度に働くことを防ぎ、よりドライバの意思に沿うようにできる。
(3)コントロールユニット22は、アシスト制御実行領域60と規定領域61を操作方向ごとに設定し、アシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定する際には、初期の停止状態から操作方向側のアシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定するようにしたため、レンジ位置を切り換える意思なくセレクトレバー2がわずかに移動したような場合に、アシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定する際には、初期の停止状態から操作方向側のアシスト制御実行領域60と規定領域61を再設定するようにしたので、さらに操作方向側に切り換え操作意思なくわずかにセレクトレバー2を移動させた場合にも、アシスト制御を行わないようにしてアシスト制御が過度に働くことを防ぎ、逆方向への切り換え意思のないセレクトレバー2の移動は、再設定により初期の状態に戻ることでアシスト制御が過度に行われることがないようにし、また、初期の状態から逆方向に移動させるのに比べて、わずかな逆方向への移動で過度にアシスト制御が行われるようなことがないようにして、さらにドライバの意思に沿うようにできる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、セレクトレバー2の入力操作力を検出する入力操作力検出手段としてトルクセンサ21を用いたが、電動モータ15への供給電流値や電動モータ15の回転数等から入力操作力を推定する構成としてもよい。
実施例では、セレクトレバー2と自動変速機19の制御アーム20をコントロールケーブル8,18で連結する構成を示したが、セレクトレバー2の操作力を制御アーム20に伝える操作力伝達手段は任意であり、ロッドやリンケージを用いた構成としてもよい。
セレクトレバー2の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。また、目標操作反力特性も、セレクトレバー2の形状に応じて良好な操作特性が得られる特性に変更する。
目標アシスト力に対するFFアシスト力FffとFBアシスト力Ffbの配分比率は、目標操作特性に応じて自由に設定できる。
本実施例においては、x3以上でかつf3以上を正規のレンジ位置切り換え操作の状態と判断するように設定しているが、異なるものでもよく、制御及び検知の分解能や、ディテント特性等から決めればよい。
実施例の自動変速機の構成を示す側面図である。 アシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 コントロールユニットの制御ブロック図である。 自動変速機のディテントの構造を示す斜視図である。 コントロールユニットで実行されるセレクトレバーのアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。 P→Rレンジ方向においてセレクトレバーに発生する操作反力を示す特性図である。 P→Rレンジ方向におけるセレクトレバーの目標操作反力を示す特性図である。 P→Rレンジ方向におけるFFアシスト力マップである。 コントロールユニットで実行される制御開始・停止処理の流れを示すフローチャートである。 アシスト制御実行領域設定部で設定されるアシスト制御実行領域及び規定領域を示す説明図である。 アシスト制御実行領域及び規定領域に対する状態変化を示す説明図である。 アシスト制御実行領域設定部で再設定されるアシスト制御実行領域及び規定領域を示す説明図である。
符号の説明
1 セレクト機構部
2 セレクトレバー
3 センタクラスタ
4 セレクトノブ
5 支点軸
7 セレクトレバージョイント
8 コントロールケーブル
9 アシストアクチュエータ
10 入力レバー
11 入力レバージョイント
12 出力軸
13 出力レバー
14 ウォームギア
15 電動モータ
16 モータ出力軸
17 出力レバージョイント
18 コントロールケーブル
19 自動変速機
20 制御アーム
21 トルクセンサ
22 コントロールユニット
23 ワイヤハーネス
24 接触子
25 ポテンショメータ
26 回転シャフト
27 ディテントプレート
27a カム山
27b 谷部
28 バネ板
29 ディテントピン
30 パーキングポール
31 カム状プレート
32 パーキングギア
33 方向判別ブロック
34 目標テーブルブロック
35 加算器
36 FB制御部
37 乗算器
38 加算器
39 乗算器
40 積分器
41 加算器
42 FF制御部
43 FF補償テーブルブロック
44 乗算器
45 モータ駆動制御ブロック
50 アシスト制御実行領域設定部
60 アシスト制御実行領域
61 規定領域
61a 第1の規定領域
61b 第2の規定領域

Claims (3)

  1. 自動変速機のレンジ位置切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力操作力を検出する入力操作力検出手段と、
    前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、
    前記セレクトレバーにドライバの操作力を補助するアシスト力を出力するアシストアクチュエータと、
    検出された入力操作力と操作位置に基づいて、アシストアクチュエータに対しアシスト力を変化させる制御指令を出力するアシスト力制御手段と、
    を有する自動変速機のセレクトアシスト装置であって、
    前記アシスト力制御手段は、
    前記入力操作力と前記操作位置の関係からアシスト制御を実行するアシスト制御実行領域を設定し、前記入力操作力と前記操作位置が前記アシスト制御実行領域になるとアシスト制御を開始するようにした、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシスト力制御手段は、
    前記アシスト制御実行領域内にさらに規定領域を設定し、前記入力操作力と前記操作位置が前記アシスト制御実行領域内に入りアシスト制御を開始した際に、
    前記入力操作力と前記操作位置が前記規定領域に所定時間内に入らない場合には、
    アシスト制御を停止し、その状態の前記入力操作力と前記操作位置から新たなアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するようにした、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシスト力制御手段は、
    前記アシスト制御実行領域と前記規定領域を操作方向ごとに設定し、
    アシスト制御実行領域と規定領域を再設定する際には、
    初期の停止状態から操作方向側のアシスト制御実行領域と規定領域を再設定するようにした、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
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