JP2005068837A - トイレ洗浄補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧ポンプを設置することなくタンクレストイレ1の洗浄機能を高めることができるトイレ洗浄補助装置11を提供する。
【解決手段】洗浄水貯留タンクを備えず洗浄水供給側3から直接、洗浄水の供給を受けるタンクレストイレ1に用いられるトイレ洗浄補助装置11であって、洗浄水供給配管7に接続されて1次圧洗浄水の供給を受ける給水口21と、洗浄水の流通を遮断および開放する第一開閉弁51と、1次圧洗浄水の圧力をトイレ洗浄に適した2次圧に減圧する減圧部71と、2次圧洗浄水を蓄える蓄圧部91と、2次圧洗浄水の流通を遮断および開放する第二開閉弁101と、2次圧洗浄水を放出する出水口121とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、タンクレストイレに用いられるトイレ洗浄補助装置に関するものである。
近年、トイレの省スペース化として、洗浄水貯留タンクを備えないタンクレストイレが急速に普及しているが、このタンクレストイレをリフォーム等で古い家屋に設置する場合(老朽化により配管内が細くなっている)や高台の家屋に設置する場合には、水圧(流動圧)不足により、汚物排出機能が有効に作動しないことがある。この場合、そのままではタンクレストイレを設置することができないため、加圧ポンプを並設することにより水圧を高める必要がある(特許文献1参照)。
しかしながら、加圧ポンプは常時電力を消耗し、作動音も大きいため、狭いスペースのトイレで使用するには難点がある。
特開2003−138623号
本発明は以上の点に鑑みて、加圧ポンプを設置することなくタンクレストイレの洗浄機能を高めることができるトイレ洗浄補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるトイレ洗浄補助装置は、洗浄水貯留タンクを備えず洗浄水供給側から直接、洗浄水の供給を受けるタンクレストイレに用いられるトイレ洗浄補助装置であって、洗浄水供給配管に接続されて1次圧洗浄水の供給を受ける給水口と、前記洗浄水の流通を遮断および開放する第一開閉弁と、前記1次圧洗浄水の圧力をトイレ洗浄に適した2次圧に減圧する減圧部と、前記2次圧洗浄水を蓄える蓄圧部と、前記2次圧洗浄水の流通を遮断および開放する第二開閉弁と、前記2次圧洗浄水を放出する出水口とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるトイレ洗浄補助装置は、上記した請求項1のトイレ洗浄補助装置において、給水口と第一開閉弁との間に、洗浄水の逆流を防止する逆止弁を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるトイレ洗浄補助装置は、上記した請求項2のトイレ洗浄補助装置において、給水口と逆止弁との間に、洗浄水中の異物を除去するストレーナを設けたことを特徴とするものである。
一般にタンクレストイレには、リムを洗浄するためのリム洗浄機能と、汚物を排出するためのジェット洗浄機能とが備えられており、このうち高水圧(流動圧)を必要とするのは後者のジェット洗浄機能であって、このジェット洗浄機能には、トイレにサイホン効果を発生させることができる水圧および流量が必要とされる。
一方、水圧(流動圧)が不足しがちな古い家屋や高台の家屋などでも、静水圧では相当高水圧が発生することから、トイレが使われていない状態でジェット洗浄を補助するための水圧および流量を蓄えておき、洗浄時にこれを放出し、洗浄機能を満足させる補助装置があれば良い。
本発明はこのような観点から案出されたものであって、本発明のトイレ洗浄補助装置は上記したとおり給水口、第一開閉弁、減圧部、蓄圧部、第二開閉弁および出水口を有することにより、以下のように作動する。
すなわち、本装置は通常、蓄圧部に洗浄水を蓄えていない状態にあり、第一および第二開閉弁は何れも閉弁状態(ノーマルクローズ(N/C))にある。人がトイレに入ると適宜信号を受けて第一開閉弁が開弁し、蓄圧を開始する。第一開閉弁が開弁すると、給水口から本装置内へ流入した洗浄水は第一開閉弁を経て減圧部に至り、ここでトイレ洗浄に適した2次圧に減圧され、蓄圧部に至る。このとき第二開閉弁は閉弁しているため、洗浄水は外部へ放出されることなく蓄圧部に蓄えられる。また、この段階でトイレ本体には洗浄水が流れていないため、1次圧には静水圧が印加され、よってジェット洗浄(サイホン効果)を作動させるのに必要十分な圧力(エネルギー)を蓄圧部に蓄積することができる。トイレ洗浄時には適宜信号を受けて第二開閉弁が開弁し、蓄圧部に蓄えていた洗浄水を出水口から一挙に放出する。
また、給水口と第一開閉弁との間に逆止弁を設置すると、当該装置ないしトイレ本体側に異常高圧が発生したときにその逆流を防止することが可能となる。
また、給水口と逆止弁との間にストレーナを設置すると、ここを洗浄水が通過するときに洗浄水中の異物を除去することが可能となる。
蓄圧部としては、電力を消耗せず、また大きな作動音の発生しないアキュムレータを用いるのが好ましい。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1によるトイレ洗浄補助装置によれば、蓄圧部に蓄積した2次圧洗浄水をトイレ洗浄に利用するので、加圧ポンプを設置することなくタンクレストイレの洗浄機能を高めることができる。したがって、古い家屋や高台の家屋などでも配管を取り替えたり加圧ポンプを併設したりすることなく、タンクレストイレを設置することが可能となる。
またこれに加えて、本発明の請求項2による洗浄補助装置によれば、給水口と第一開閉弁との間に逆止弁を設置したために、当該装置ないしトイレ本体側に異常高圧が発生したときにその逆流を防止することができる。したがって、この逆流を原因とする圧力障害が発生するのを未然に防止することが可能となる。
また更に加えて、本発明の請求項3による洗浄補助装置によれば、給水口と逆止弁との間にストレーナを設置したために、洗浄水中の異物を除去することができる。したがって、装置内部の深部にまで異物が浸入して目詰まり等の作動障害が発生するのを未然に防止することが可能となる。
つぎに本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、タンクレストイレ1には、洗浄水貯留タンクが設置されておらず、トイレ洗浄時に人が操作部(図示せず)を操作すると洗浄バルブ2が作動して、洗浄水供給側である水道配管3からタンクレストイレ1に直接、洗浄水が供給される。洗浄バルブ2には、リム4を洗浄するリム洗浄機能を発揮するためのリム側出力部5と、汚物を排出するジェット洗浄機能を発揮するためのジェット側出力部6とが並設されており、洗浄バルブ2が作動すると、先ずリム側出力部5が作動して渦流によりリム4内面を洗浄し、引き続きジェット側出力部6が作動して汚物を排出する。しかしながら上記したように古い家屋や高台の家屋などでは、後者のジェット側出力部6の作動時に水圧が不足することがあり、これを補助するためにトイレ洗浄補助装置11が設置されている。当該洗浄補助装置11はその機能からして、蓄圧装置と称しても良い。
当該洗浄補助装置11は、その構成要素として、水道配管3から分岐した洗浄水供給配管7に接続される給水口21と、供給水中の異物を除去するストレーナ31と、水の逆流を防止する逆止弁41と、1次供給圧を通水、遮断する第一開閉弁(電磁弁)51と、1次圧をトイレの洗浄能力が十分に発揮できる圧力(2次圧)にまで減圧する減圧部(減圧弁)71と、2次圧を吐水エネルギーとして蓄圧する蓄圧部(アキュムレータ)91と、水を蓄圧および吐水する第二開閉弁(電磁弁)101と、2次圧を放出する出水口121とを備えている。
上記構成の洗浄補助装置11は通常、蓄圧されていない状態を維持しており、第一および第二開閉弁51,101は何れもN/Cの状態である。
また、当該洗浄補助装置11の作動は、人がトイレ室内に入ったとき、トイレ本体からのセンサー信号を受けて、第一開閉弁51が開放、蓄圧を開始する。第一開閉弁51を開放すると、給水口21から当該装置11へ流入した水はストレーナ31、逆止弁41および第一開閉弁51を経て減圧部71にて必要な2次圧に減圧され蓄圧部91に達する。このとき第二開閉弁101は作動していないため、外部へは吐出されず、蓄圧部91に2次圧として蓄圧される。このとき蓄えられる圧力は0.2MPaで、水量は350〜450cc程度である。蓄圧時間は1次圧により若干変化するが、30sec以内で蓄圧は完了し、第一開閉弁51は閉止する。尚、蓄圧を開始した段階でトイレ本体には水が流れていないため1次圧には静水圧が印加され、ジェット洗浄(サイホン効果)を作動させるに必要十分な圧力(エネルギー)を蓄圧部91に蓄積することができる。
また、当該洗浄補助装置11は、本体であるタンクレストイレ1からの信号を受けて第二開閉弁101を作動させ、蓄積していた水を急速に放出して洗浄補助を行なう。放出する水量は前述のとおり350〜450cc程度であるため、タンクレストイレ1の利点である省節水においても大きな影響はなく、配管の入替えや加圧ポンプの設置等も必要なくタンクレストイレ1の設置が可能となる。
つぎに、より詳細な本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図2は、本発明の実施例に係るトイレ洗浄補助装置11の正面図、図3は同装置11の右側面図を示している。尚、両図では、同装置11の本体構造を明らかにするため、ゴム足15付きのベース14およびドーム状のケース16よりなる外カバー13はこれを断面で描いている。
また、図4は図2におけるA−A線断面図、図5は図3におけるB−B線断面図、図6は図2におけるC−C線断面図を示している。尚、図4では、作図の都合上、給水口21および入力ポート部材22はこれに限って図2におけるA−O−D線で裁断している。
当該実施例に係るトイレ洗浄補助装置11は、洗浄水貯留タンクを備えておらず洗浄水供給源である水道配管からトイレに直接、洗浄水を供給するタイプのタンクレストイレに用いられるものであって、以下のように構成されている。
すなわち、図2および図3に示すように、上記外カバー13の内部に、多数の部品群の組み合わせによって洗浄補助装置本体12が組み立てられており、この装置本体12に、洗浄水供給配管に接続されて1次圧洗浄水の供給を受ける給水口21と、洗浄水中の異物を除去するストレーナ31(図4)と、洗浄水の逆流を防止する逆止弁41(図4)と、1次圧洗浄水の流通を遮断および開放する第一開閉弁としての第一止水弁51と、1次圧洗浄水の圧力をトイレ洗浄に適した0.2MPa程度の2次圧にまで減圧する減圧部としての減圧止水弁71と、2次圧洗浄水を蓄える蓄圧部としてのアキュムレータ91と、2次圧洗浄水の流通を遮断および開放する第二開閉弁としての第二止水弁101と、2次圧洗浄水を放出する出水口121とが備えられている。
図4に示すように、上記各構成要素のうち先ず、給水口21は、入力ポート部材22によって形成されており、この入力ポート部材22は、その一端をストレーナボディ32に連結され、他端はここに洗浄水供給配管を接続できるよう、この他端を外カバー13のケース16に設けた穴部17から装置外部に突出させている(図2)。
ストレーナ31は、上記したように洗浄水中の異物を除去するためのものであって、ストレーナボディ32の内部に挿入されたフィルター保持部材33と、この保持部材33に保持されたメッシュ状のフィルター34とを有している。保持部材33は、有底円筒状部品の周面に複数の開口(図示せず)を設けたものであって、その内周側に同じく円筒状に形成されたフィルター34を保持している。保持部材34の底部側一端は、ストレーナボディ32の一端に着脱自在に取り付けられたキャップ35に連結されており、よってボディ32からキャップ35を取り外すことによりストレーナ31を取り外すことができ、フィルター34のメンテナンスが可能とされている。キャップ35はその着脱作業およびフィルター34のメンテナンス作業を容易に行なえるよう、外カバー13のケース16の外側に配置されている(図3)。また保持部材33の他端には、逆止弁41が組み付けられている。給水口21からストレーナボディ32に入った洗浄水は、保持部材33の外周側から開口を経て保持部材33の内周側に流入し、このときフィルター34を通過するので、異物の濾過が行なわれる。保持部材33の内周側に流入した洗浄水はその後、逆止弁41の方向(図上左方向)に流れる。
逆止弁41は、上記したように洗浄水の逆流を防止するためのものであって、フィルター保持部材33の他端に設けられた弁座42と、ストレーナボディ32の内部に挿入された弁蓋43と、弁蓋43に保持されて弁座42に向けて進退するポペット44と、ポペット44に保持されて弁座42に接離自在に着座するOリングよりなる弁体45と、ポペット44および弁体45を閉弁方向に向けて弾性付勢するスプリング46とを有している。この逆止弁41は洗浄水の流動圧を受け開弁してその流れを許容し、装置内に異常高圧が発生したときに閉弁してその逆流を防止する。
第一止水弁51は、上記したように1次圧洗浄水の流通を遮断および開放するためのものであって、常時閉形(N/C)のパイロット式電磁弁よりなり、バルブボディ52の流入口53と流出口54との間に図上上向きに設けられた弁座55と、弁座55に接離自在に着座するダイアフラム57およびセンタープレート58よりなる弁体56と、弁蓋59と、磁性体製プランジャ60と、プランジャ60の一端に取り付けられて弁体56のパイロット孔64周縁部に接離自在に当接するパイロット弁体(鉄心ゴム)61と、プランジャ60および弁体56を閉弁方向に向けて弾性付勢するスプリング62と、プランジャ60を開弁方向に向けて吸引するソレノイド部63とを有しており、弁体56には複数のパイロット孔64,65が設けられている。この第一止水弁51は、スプリング62の弾性により常時閉弁しており、通電によりソレノイド部63が励磁されるとその磁力により開弁作動する。
減圧止水弁71は、上記したように1次圧洗浄水の圧力をトイレの洗浄に適した2次圧にまで減圧するためのものであって、図5に示すように、バルブボディ52の流入口72と流出口73との間に図上左向きに設けられた弁座74と、弁座74に接離自在に着座する弁体(調圧ゴム)75と、弁体75を保持するとともにボディ52に取り付けた弁蓋76に摺動自在に挿入された弁体保持部材(ピン)77と、保持部材77および弁体75を閉弁方向に向けて弾性付勢するスプリング78と、弁座74の反対側(図上右側)においてボディ52および調圧カバー79間に保持したダイアフラム80に取り付けられるとともに弁孔81に挿入されて弁体75と当接するシャフト82と、調圧カバー79にねじ込まれた調圧ネジ83と、ダイアフラム80および調圧ネジ83間に架設されてダイアフラム80およびシャフト82をシャフト82が弁体75を押圧する方向に向けて弾性付勢する調圧スプリング84とを有している。この減圧止水弁71は、スプリング78および調圧スプリング84のばね力ならびに流入1次圧などの均衡点を求めて弁体75が弁座74に対して近付いたり離れたりする方向に移動し、この均衡作動によって1次圧を2次圧に減圧する。減圧値は、調圧ネジ83のねじ込み量を変更することによりばね力が変わるので、調節可能である。尚、流路としては、弁孔81の図上右側のダイアフラム室85がフランジ86内の流出口73に連通している。
アキュムレータ91は、上記したように減圧部である減圧止水弁71によって減圧された2次圧洗浄水を蓄えるためのものであって、図2および図3に示すように、シェル92を有し、このシェル92の内部空間がブラダやピストン等の差動部材(図示せず)によって、ガスを封入したガス室と、減圧止水弁71および第二止水弁101間の流路に連通するフルード室とに区分けされている。
第二止水弁101は、上記したように2次圧洗浄水の流通を遮断および開放するためのものであって、図6に示すように、第一止水弁51と同様、常時閉形(N/C)のパイロット式電磁弁よりなり、出力ボディ102の流入口103と流出口104との間に図上左向きに設けられた弁座105と、弁座105に接離自在に着座するダイアフラム107およびセンタープレート108よりなる弁体106と、弁蓋109と、磁性体製プランジャ110と、プランジャ110の一端に取り付けられて弁体106のパイロット孔114周縁部に接離自在に当接するパイロット弁体(鉄心ゴム)111と、プランジャ110および弁体106を閉弁方向に向けて弾性付勢するスプリング112と、プランジャ110を開弁方向に向けて吸引するソレノイド部113とを有しており、弁体106には複数のパイロット孔114,115が設けられている。この第二止水弁101は、スプリング112の弾性により常時閉弁しており、通電によりソレノイド部113が励磁されるとその磁力により開弁作動する。
出水口121は、出力ポート部材122によって形成されており、この出力ポート部材122は、その一端を出力ボディ102に連結され、他端はここに出力配管を接続できるよう、この他端を外カバー13のケース16に設けた穴部18から装置外部に突出させている(図2)。
また、当該装置11には、当該装置11を長期間使用しない場合に備えて、装置11内を水抜きするための排水口131が設けられている。この排水口131は、先端を着脱自在なキャップ133で閉塞された排出ポート部材132によって形成されており、キャップ133はその着脱作業を容易に行なえるよう、外カバー13のケース16の外側に配置されている(図3)。
上記構成の洗浄補助装置11は通常、アキュムレータ91に洗浄水を蓄えていない状態にあり、第一および第二止水弁51,101はいずれも閉弁状態(N/C)にある。
人がトイレに入ると、トイレ本体からのセンサー信号を受けて、第一止水弁51が開弁し、蓄圧を開始する。第一止水弁51を開弁すると、給水口21から当該装置11へ流入した一次圧洗浄水はストレーナ31、逆止弁41および当該第一止水弁51を経て減圧止水弁71に至り、この減圧止水弁71にてトイレの洗浄に適した0.2MPa程度の2次圧に減圧され、アキュムレータ91に至る。このとき第二止水弁101は閉弁したままであるため、2次圧に減圧された洗浄水は装置外部へ放出されず、アキュムレータ91に蓄積される。このとき蓄えられる圧力は上記したように0.2MPa程度で、水量は350〜450cc程度である。蓄圧時間は1次圧の大小により若干変化するが、30sec以内で蓄圧は完了し、第一止水弁51は閉弁する。また、蓄圧を開始した段階でトイレ本体には洗浄水が流れていないため、1次圧には静水圧が印加され、よってジェット洗浄(サイホン効果)を作動させるのに必要十分な圧力(エネルギー)をアキュムレータ91に蓄積することができる。
次いで、トイレの洗浄時、人が操作レバー等の操作部を操作すると、トイレ本体のリム側出力部およびジェット側出力部が相次いで作動し、後者のジェット側出力部が作動するときに当該洗浄補助装置11の第二止水弁101がトイレ本体からの信号を受けて開弁する。第二止水弁101が開弁すると、アキュムレータ91に蓄えられていた2次圧洗浄水が当該第二止水弁101を経て出水口121に至り、この出水口121から出力配管を経てトイレ本体側へと勢い良く放出する。したがって、トイレ本体のジェット側出力部だけでは圧力や流量が不足する場合であってもこれを補助し、トイレの洗浄機能を高めることができる。
以上説明したように上記構成の洗浄補助装置11によれば、タンクレストイレの洗浄機能を高めることができるために、洗浄圧力が不足しがちな古い家屋や高台の家屋などでも、配管を取り替えたり加圧ポンプを併設したりすることなく、タンクレストイレを設置することが可能となる。
また、当該洗浄補助装置11が放出する水量は上記したとおり350〜450cc程度と比較的少量であるため、タンクレストイレの利点である省節水性能を維持することができる。
また、蓄圧部としてアキュムレータ91を用いるようにしたために、多量の電力を消耗したり、大きな作動音が発生したりする問題を解消することができる。
本発明のトイレ洗浄補助装置は、上記したように近年急速に普及しているタンクレストイレに有効に利用される。タンクレストイレは、洗浄水貯留タンクを備えず洗浄水供給側から直接洗浄水の供給を受けるタイプのトイレ便器を広く呼称するもので、メーカー各社から多様な製品が提供されつつあるが、本発明装置はこれらに対して遍く利用することが可能である。
本発明の実施形態に係るトイレ洗浄補助装置の回路構成説明図 本発明の実施例に係るトイレ洗浄補助装置の正面図 同右側面図 図2におけるA−A線断面図 図3におけるB−B線断面図 図2におけるC−C線断面図
符号の説明
1 タンクレストイレ
2 洗浄バルブ
3 水道配管(洗浄水供給側)
4 リム
5 リム側出力部
6 ジェット側出力部
7 洗浄水供給配管
11 トイレ洗浄補助装置
12 装置本体
13 外カバー
14 ベース
15 ゴム足
16 ケース
17,18 穴部
21 給水口
22 入力ポート部材
31 ストレーナ
32 ストレーナボディ
33 フィルター保持部材
34 フィルター
35,133 キャップ
41 逆止弁
42,55,74,105 弁座
43,59,76,109 弁蓋
44 ポペット
45,56,75,106 弁体
46,62,78,112 スプリング
51 第一止水弁(第一開閉弁)
52 バルブボディ
53,72,103 流入口
54,73,104 流出口
57,80,107 ダイアフラム
58,108 センタープレート
60,110 プランジャ
61,111 パイロット弁体
63,113 ソレノイド部
64,65,114,115 パイロット孔
71 減圧止水弁(減圧部)
77 弁体保持部材
79 調圧カバー
81 弁孔
82 シャフト
83 調圧ネジ
84 調圧スプリング
85 ダイアフラム室
86 フランジ
91 アキュムレータ(蓄圧部)
92 シェル
101 第二止水弁(第二開閉弁)
102 出力ボディ
121 出水口
122 出力ポート部材
131 排水口
132 排出ポート部材

Claims (3)

  1. 洗浄水貯留タンクを備えず洗浄水供給側(3)から直接、洗浄水の供給を受けるタンクレストイレ(1)に用いられるトイレ洗浄補助装置(11)であって、
    洗浄水供給配管(7)に接続されて1次圧洗浄水の供給を受ける給水口(21)と、前記洗浄水の流通を遮断および開放する第一開閉弁(51)と、前記1次圧洗浄水の圧力をトイレ洗浄に適した2次圧に減圧する減圧部(71)と、前記2次圧洗浄水を蓄える蓄圧部(91)と、前記2次圧洗浄水の流通を遮断および開放する第二開閉弁(101)と、前記2次圧洗浄水を放出する出水口(121)とを有することを特徴とするトイレ洗浄補助装置。
  2. 請求項1のトイレ洗浄補助装置において、
    給水口(21)と第一開閉弁(51)との間に、洗浄水の逆流を防止する逆止弁(41)を設けたことを特徴とするトイレ洗浄補助装置。
  3. 請求項2のトイレ洗浄補助装置において、
    給水口(21)と逆止弁(41)との間に、洗浄水中の異物を除去するストレーナ(31)を設けたことを特徴とするトイレ洗浄補助装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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