JP2005068805A - トンネル用セグメント - Google Patents

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Atsushi Koizumi
淳 小泉
Shuichi Yahagi
秀一 矢萩
Ikuo Fujiki
育雄 藤木
Takashi Oishi
敬司 大石
Jiro Inose
二郎 猪瀬
Tsutomu Konno
勉 今野
Toshiyuki Aoki
敏行 青木
Kaname Hamada
要 浜田
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Abstract

【課題】 充分な推進反力を確保できる強度を備えさせるについて、全体重量の増加やコストアップの抑制を図れるようにする。
【解決手段】 トンネル周方向及びトンネル軸方向に多数並べて互いに連結することでトンネル壁を形成するためのトンネル用セグメントにおいて、トンネル軸方向両端面を構成する一対の外主桁1,2と、トンネル周方向両端面を構成する一対の継手板と、トンネル周方向に沿って両外主桁と両継手板とにわたって接続される周面板部5とを、金属材料で一体的に構成し、外主桁に対する周面板部の取り付き位置が、外主桁におけるセグメント厚み方向での中央部、又は、中央部よりセグメント厚み方向での内縁部側に設定してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トンネル用セグメントに係り、詳しくは、トンネル周方向及びトンネル軸方向に多数並べて互いに連結することでトンネル壁を形成するためのトンネル用セグメント技術に関するものである。
トンネル用セグメントの基本構造としては種々のものがある。図15に示すものは、一対の外主桁21,22、一対の継手板(図示省略)、及びトンネル軸方向で中央部分がトンネル径方向内側に膨出した凹凸形状の周壁25の5面を有し、かつ、両外主桁21,22と周壁25において膨出する段差部25aとに亘る多数の縦リブ26が形成された金属製のセグメント本体と、周壁25における段差部25aの外周側にコンクリートを充填して一体的に固めた複合型のセグメント(一般にコルゲート型セグメントと呼ばれる)である。
又、図16に示すものは、一対の外主桁31,32、一対の継手板(図示省略)、外周壁35の5面を有し、かつ、両継手板(図示省略)に亘る2本の内主桁36,36、及び両外主桁31,32、と内主桁36,36とに跨る多数の縦リブ37が形成された金属製のセグメント(一般に四主桁型セグメントと呼ばれる)である。又、図示しないが、セグメント全体が鉄筋コンクリートで形成されたコンクリートセグメントもある。尚、金属セグメントとしては、溶接による鋼板製のものや鋳鉄製のものがある。
尚、この様な従来技術に関しては、先行技術調査を行うまでもなく、当業者の間で広く知られているものであることから、先行技術文献は示していない。
従来、シールドトンネルは、地下水圧の小さい比較的浅い地中部分をシールド推進して形成されることが多く、特に、市街地においては、上下水や電力やガス、地下鉄道等の用途で設けられたシールドトンネルが錯綜しているケースも見受けられる。そのような場合には、シールド推進施工に伴う地盤沈下等によって沿道建物や地下埋設物への悪影響を及ぼすことが懸念され、それらの影響防止の為の補助工事を実施しなけらばならず、シールドトンネル建設の工期が長くなると共に、施工手間が掛かりコストアップにも繋がっていた。
しかしながら、近年では、シールド推進技術の発展もあり、高地下水圧の作用する大深度でのシールドトンネル建設が比較的容易に実施できるようになってきている。シールド推進の深度を深く設定できるようになれば、上述のような沿道への悪影響も発生し難くなり、最近の傾向として地中の深い部分にシールドトンネルを設ける事例が増加してきている。
但し、シールド推進の深さが大きくなれば、上述の通り、地下水圧も高くなり、その水圧を前面で受けるシールドマシンの推進力も大きくなる。従って、セグメントには、大きなジャッキ推力を受けることができる強度が必要となる。
前述した従来のトンネル用セグメントによれば、推進ジャッキによる強烈な推進押圧力に耐えるセグメントの強度・剛性を出すには、押圧力が大きく作用する箇所である縦リブを相当な厚さに設定する他なかった。
従って、その厚い縦リブが多数存在することによって、重量が必要以上に重くなりがちであり、取扱性やコスト面での不利があった。
本発明の目的は、充分な推進反力を確保できる強度を備えさせるについて、全体重量の増加やコストアップの抑制を図ることが可能なトンネル用セグメントを提供する点にある。
請求項1の発明の特徴構成は、トンネル周方向及びトンネル軸方向に多数並べて互いに連結することでトンネル壁を形成するためのトンネル用セグメントにおいて、トンネル軸方向両端面を構成する一対の外主桁と、トンネル周方向両端面を構成する一対の継手板と、トンネル周方向に沿って前記両外主桁と前記両継手板とにわたって接続される周面板部とを、金属材料で一体的に構成し、前記外主桁に対する前記周面板部の取り付き位置が、前記外主桁におけるセグメント厚み方向での中央部、又は、中央部よりセグメント厚み方向での内縁部側に設定してあるところにある。
シールドマシーンを推進させるには、前述の通り、シールドセグメントをリング状に組み付けて連結してリング状周壁を形成し、その端面にシールドマシンの推進ジャッキを押し当てて推進反力を確保しながらジャッキを伸長させることで実施されるが、シールドマシンの機構上、推進ジャッキの押し当て作用位置は、シールドセグメントの厚み中央よりトンネル内側に寄った位置に設定されていることが多い。従って、シールドセグメントの厚みのうち、トンネル内周側に、より大きい推進力が作用することとなる。
請求項1の発明の特徴構成によれば、トンネル周方向に沿った面である周面板部におけるトンネル軸方向の両端部を、外主桁におけるセグメント厚み方向での中央部、又は、中央部よりセグメント厚み方向での内縁部側に設定してあるから、推進ジャッキ等の機器を用いて既設のセグメントに未設のセグメントを連結させたり、推進ジャッキを伸長させてシールド推進させたりする際に、外主桁の裏面に接続された周面板部が、前記推進ジャッキの押し当て作用位置に近い位置でより確実に受けることが可能となる。
このように、推進ジャッキからの押圧力を、前記周面板部が受け持つ割合いが大きくなる分、縦リブの耐力負担が小さくなり、それによって多数存在する縦リブの肉厚を減少させることができ、その結果、セグメント重量を軽減することが可能になる。
請求項2の発明の特徴構成は、前記両外主桁、前記両継手板、及び前記周面板部とで囲まれるセグメント厚み内の空間部のうち、セグメント厚み方向での前記周面板部よりトンネル外側の空間部にコンクリートを充填して固化させてあるところにある。
請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、周面板部の内外に形成された空間部のうちの、トンネル径方向で外側の空間部にコンクリートを充填して一体に固めてあるので、その充填部分の耐圧縮力が向上し、セグメント外径側にトンネル周方向の圧縮力が作用する場合に特に好適なセグメントとなる。
従って、トンネル外方からの外力によって曲げモーメントが作用する最も強度条件の厳しい箇所においても、充分な強度を発揮することができる。
その結果、セグメントの厚み寸法(トンネル径方向寸法)を増やすことなく、より大きな曲げモーメントに耐え得るようになった。
請求項3の発明の特徴構成は、前記周面板部は、トンネル周方向視の断面形状を扁平に形成してあり、前記両外主桁間のセグメント厚み内の前記空間部に、前記外主桁と間隔をあけて対面状態に、且つ、前記周面板部と一体となるように内主桁を形成してあるところにある。
請求項3の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、周面板部の内外に形成された空間部のうちの、トンネル径方向で内径側の空間部にトンネル周方向に沿う内主桁を設けたことにより、内主桁が装備された側にトンネル周方向の引張り力が作用する場合に好適なセグメントになる。即ち、トンネルとしての上側に位置して、トンネル周方向の中間部が下方に押圧されるように土圧による曲げモーメントが作用する最も強度条件の厳しい箇所のセグメントに相応しい、高強度のセグメントを実現することができる。そして、周面板部はトンネル軸方向に平であるから、平でない形状のものに比べて、トンネル軸方向でのセグメント連結の際に作用する強大な押圧力に対する抗力を大きくすることができ、より強度条件に優れるようになり、周面板部の厚みを薄くして軽量化することが可能になる。
従って、周面板部がトンネル軸方向に平であることによる更なる軽量化を可能としながら、セグメントの厚み寸法(トンネル径方向寸法)を増やすことなく、トンネル内径側に作用する方向においてはより大きな曲げモーメントに耐え得るようになった。
請求項4の発明の特徴構成は、前記周面板部は、トンネル周方向視の断面形状が、その中間部が一対の段差部を介してセグメント表裏の少なくとも何れか一方側に膨出する形状に構成してあるところにある。
請求項4の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記周面板部は、トンネル周方向視の断面形状が、その中間部が一対の段差部を介してセグメント表裏の少なくとも何れか一方側に膨出する形状に構成してあるから、セグメントのトンネル軸芯方向での中間でトンネル内径側に位置する中央領域部分の周面板部分によって、セグメントにおけるトンネル内径側がトンネル周方向の引張り力を受けるに好適なものとなる。そして、周面板部が段差状であることから、トンネル周方向に沿う内主桁に相当する部分が存在することになり、この点からも、セグメントにおけるトンネル内径側がトンネル周方向の引張り力を受けるに好適なものになる。
その結果、周面板部のトンネル周方向での断面形状がトンネル径方向で内径側に向かって凸形となるよう構成する工夫により、セグメントの厚み寸法(トンネル径方向寸法)を増やすことなく、トンネル内径側に作用する方向においては、より大きな曲げモーメントに耐え得るようになる。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、トンネル用セグメントSは、トンネル軸方向両端の一対の外主桁1,2と、トンネル周方向両端の一対の継手板3,4と、トンネル軸方向の両端部が外主桁1,2におけるトンネル径方向幅の略中央(中間の一例)に位置する状態で、両外主桁1,2及び両継手板3,4に接続される周面板部5とを有したダクタイル製のセグメント本体shと、両外主桁1,2、両継手板3,4、及び周面板部5とで囲まれる内外の空間部のうち、トンネル径方向で外側の空間部に充填固化されたコンクリートcとから成る変形コルゲート型の合成セグメントに構成されている。
参考として図14に示すように、トンネルは、複数(この図では9個)のセグメントをトンネル周方向及びトンネル軸方向に連結することで形成されている。尚、符記しないが、9個のセグメントSをトンネル周方向に連結したものを、単位トンネルリングと呼び、トンネル軸方向で隣合うトンネルリングどうしは、トンネル周方向での連結面がトンネル軸方向で一致しないよう、トンネル周方向に互いに位置ずれさせてトンネル軸方向に多数組付けられている。
周面板部5は、これのトンネル軸方向で中央領域部分がトンネル径方向で内径側に寄った段差面形状に構成されており、セグメントSとしての厚さ方向の中央に位置する一対の端部周壁5a,5aと、厚さ方向で最内径側となる中央周壁5bと、これら端部周壁5a,5aと中央周壁5bとの間の一対の縦壁(段差部に相当)5c、5cとが形成されている。又、端部周壁5aと縦壁5cとの境目部分、及び外主桁1,2におけるトンネル外径側端部分には、コンクリートcの抜け止めを行うべくトンネル軸方向に張出させた突起9が多数形成されている。
即ち、前記外主桁1,2に対する前記周面板部5の取り付き位置は、前記外主桁1,2におけるセグメント厚み方向での中央部に設定してある。従って、周面板部5を両外主桁1,2におけるセグメント厚み方向での外側縁部にわたって取り付けてあるものに比べて、推進用油圧ジャッキ10の推進力を前記周面板部5によってより強力に受け止めることが可能となる。
また、前記両外主桁1,2、前記両継手板3,4、及び、前記周面板部5とで囲まれるセグメント厚み内の空間部Vのうち、セグメント厚み方向での前記周面板部5よりトンネル外側の空間部V1には、コンクリートcを充填して固化させてある。
そして、一方の端部周壁5aと外主桁1に亘って、及び他方の端部周壁5aと外主桁2とに亘って多数の縦リブ6が形成されており、隣合う縦リブ6,6間における一方の外主桁1に、セグメント連結装置Rを構成する孔部7が形成されている。他方の外主桁2には、孔部7に係入するオス部材8が対応する位置に固定されており、これら孔部7とオス部材8とにより、トンネル軸方向で隣合うセグメントどうしS,Sを連結させる連結装置Rを構成してある。
図4に模式的に示された連結作用図のように、トンネル軸方向にて隣合うセグメントどうしS,Sを連結させるには、既設のセグメントSkに対して、未設のセグメントSmを推進用油圧ジャッキ10を用いてトンネル軸方向に強制的に押し付けて、オス部材8を孔部7に係入することで為される。この際、両セグメントSk,Smにおける外主桁1,2に作用するトンネル軸方向の強い圧力は、孔部7両サイドの縦リブ6,6と端部周壁5aとでその大部分を受け持つようになる。
ところで、連結装置Rの位置が、セグメントの厚さ方向で中心よりもトンネル内径側に寄っているが、これは次のような理由による。即ち、合成セグメントや金属セグメントは、これらどうしの連結に加えて、コンクリートセグメントとも連結して使用する場合がある。コンクリートセグメントでは、オス部材や孔部は鋳鉄等のインサート部品となるので、埋設強度を確保すべくセグメント厚み方向の中心に位置させることになるが、コンクリートセグメントの厚さ(トンネル径方向長さ)は、金属製セグメントや合成セグメントの厚みより厚いとともに、シールドマシンによって掘られた素堀りのトンネル状態では、外周位置を合さざるを得ないという状況がある。
従って、連結時におけるコンクリートセグメントと合成(又は金属)セグメントとの位置関係は、図5に示すような状態になる。つまり、コンクリートセグメントCSと合成(又は金属)セグメントSとは外周位置を一致させた状態で連結されるので、コンクリートセグメントCSの厚み方向での中心線pに位置するオス部材8(又は孔部7)は、合成(又は金属)セグメントSにおける厚み方向で中央よりも明確に内径側に寄った位置になってしまうのであり、これが前述した理由である。尚、図5におけるdは、コンクリートセグメントCSの厚みの半分の値を示すものである。
しかして、図15や図16に示す従来のセグメントでは、連結装置Rの連結時における圧力には、殆ど縦リブ26,37で抗する状態であったため、強度を出すべく縦リブ26,37は相当に厚くしなければならず、これが金属製のセグメント本体が重くなる原因であった。これに対して、周面板部5のトンネル軸方向端部の位置をセグメント厚み方向での中央に寄せた本願のもの(図1、図2参照)では、縦リブ6と周面板部5との双方によって連結作業時の強大な押圧力に抗することができるので、縦リブ6や周面板部5を従来よりも薄くして金属製のセグメント本体shを軽量化しながらも、セグメントSにおける連結装置R部位の強度・剛性を向上させることが可能になっている。
〔別実施形態〕
〈1〉図6〜図8に示すように、トンネル軸方向両端の一対の外主桁11,12と、トンネル周方向両端の一対の継手板13,14と、トンネル軸方向の両端部が外主桁11,12におけるトンネル径方向幅の略中央(中間の一例)に位置する状態で、両外主桁11,12及び両継手板13,14に接続される周面板部15とを有したダクタイル製のセグメント本体shと、両外主桁11,12、両継手板13,14、及び周面板部15とで囲まれる内外の空間部のうち、トンネル径方向で外側の空間部に充填固化されたコンクリートcとから成る変形四主桁型の合成セグメントSでも良い。
また、周面板部15は、トンネル軸方向には平らなものであり、トンネル径方向で内側2箇所に、外主桁11,12に沿った内主桁16,16と、これら内主桁16,16に亘り、かつ、各外主桁11,12と内主桁16とに亘る多数の縦リブ17を一体形成してある。この場合でも、コンクリートcの抜け止め用として、外主桁11,12の外径側端から内向きに突出した抜け止め突起18を複数箇所に形成すると良い。
〈2〉前記周面板部5,15は、先の実施形態で説明したように、前記外主桁1,2,11,12に対する前記周面板部5,15の取り付き位置が、前記外主桁1,2,11,12におけるセグメント厚み方向での中央部に限るものではなく、例えば、セグメント厚み方向での中央部よりセグメント厚み方向での内縁部側に設定してあってもよい。その一例を示すと、図13に示すように、セグメント厚み方向での内縁部に周面板部5,15の取り付き位置を設定してあるものであってもよい。
〈3〉前記コンクリートの充填空間は、先の実施形態で説明したように前記両外主桁1,2(11,12)、前記両継手板3,4(13,14)、及び前記周面板部5(15)とで囲まれるセグメント厚み内の空間部Vのうち、セグメント厚み方向での前記周面板部5(15)よりトンネル外側の空間部V1にのみコンクリートcを充填して固化させてあるものに限らず、例えば、図9、図10に示すように、前記空間部Vのうち、セグメント厚み方向での前記周面板部5(15)よりトンネル内側の空間部V2にもコンクリートcを充填して固化させてあるものであってもよい。この実施形態の場合、セグメントの強度を、より向上させることが可能となる。
〈4〉図3、図8に示した実施形態において、縦リブ6,17のトンネル中心側の縁部の全長にわたって、図11、図12に示すように、トンネル内周面に沿ったフランジ部6a,17aを形成してあってもよく、この場合は、前記周面板部5,15と共に、このフランジ部6a,17aによって、推進ジャッキの押圧力を強力に受けることが可能となる。
本発明の変形コルゲート型複合セグメントを示す横断面図 図1に示すセグメントの形状及び構造を示す部分斜視図 図1に示すセグメントの全体斜視図 油圧ジャッキによるセグメントの組付け作用図 複合セグメントとコンクリートセグメントとの厚さ関係を示す側面図 本発明の変形四主桁型複合セグメントを示す断面図 図6に示すセグメントの形状及び構造を示す部分斜視図 図6に示すセグメントの全体斜視図 別実施形態のセグメントを示す横断面図 別実施形態のセグメントを示す横断面図 別実施形態のセグメントを示す一部切欠き斜視図 別実施形態のセグメントを示す一部切欠き斜視図 別実施形態のセグメントを示す斜視図 トンネルを示す斜視図 従来のコルゲート型セグメントを示す横断面図 従来の四主桁型セグメントを示す横断面図
符号の説明
1 外主桁
2 外主桁
3 継手板
4 継手板
5 周面板部
5c 段差部
11 外主桁
12 外主桁
13 継手板
14 継手板
15 周面板部
16 内主桁
c コンクリート
V 空間部
V1 トンネル外側の空間部

Claims (4)

  1. トンネル周方向及びトンネル軸方向に多数並べて互いに連結することでトンネル壁を形成するためのトンネル用セグメントであって、
    トンネル軸方向両端面を構成する一対の外主桁と、トンネル周方向両端面を構成する一対の継手板と、トンネル周方向に沿って前記両外主桁と前記両継手板とにわたって接続される周面板部とを、金属材料で一体的に構成し、前記外主桁に対する前記周面板部の取り付き位置が、前記外主桁におけるセグメント厚み方向での中央部、又は、中央部よりセグメント厚み方向での内縁部側に設定してあるトンネル用セグメント。
  2. 前記両外主桁、前記両継手板、及び前記周面板部とで囲まれるセグメント厚み内の空間部のうち、セグメント厚み方向での前記周面板部よりトンネル外側の空間部にコンクリートを充填して固化させてある請求項1に記載のトンネル用セグメント。
  3. 前記周面板部は、トンネル周方向視の断面形状を扁平に形成してあり、前記両外主桁間のセグメント厚み内の前記空間部に、前記外主桁と間隔をあけて対面状態に、且つ、前記周面板部と一体となるように中主桁を形成してある請求項1又は2に記載のトンネル用セグメント。
  4. 前記周面板部は、トンネル周方向視の断面形状が、その中間部が一対の段差部を介してセグメント表裏の少なくとも何れか一方側に膨出する形状に構成してある請求項1又は2に記載のトンネル用セグメント。
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