JP2005067320A - 歩行型作業機 - Google Patents

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智樹 伊藤
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Abstract

【課題】 部品点数を増やさずに照明部を風雨から保護することができる歩行型作業機を提供する。
【解決手段】 除雪機10は、伝動ケース11に、走行装置13、作業装置15、エンジン14とともに照明部38を備え、作業者が後方から連れ歩くものである。この除雪機10は、エンジン14の前に照明部38を配置し、これらエンジン14及び照明部38を共通の上カバー部31で一括して覆い、この上カバー部31に照明部31の投光する光を通す透光部43を設けるとともに、この透光部43に熱気を逃がす通孔64を開けたものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は歩行型作業機に係り、作業機の前方を照射するための照明部などを備えた歩行型作業機に関する。
歩行型作業機として、雪をオーガで掻き集め、掻き集めた雪をブロアで蹴り上げ、蹴り上げた雪をシュータで投雪する除雪機がある。このタイプの除雪機のなかには、カバーでエンジンなどを覆い、カバーの上部に照明部を取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−13036公報
カバーの上部に照明部を取り付けることで、夜間や暗い場所での除雪作業の際に、作業者は、前方視界、すなわちオーガ周囲の視界を良好に確保する。オーガ周囲の視界を良好に確保することで、除雪作業の際に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
しかし、カバーの上部に照明部を取り付けると、照明部が風雨に晒され、そのことが照明部の寿命を高める妨げになっていた。
照明部の寿命を高める方法として、照明部をカバーで覆うことが考えられるが、照明部覆うカバーを新たに用意すると、部品点数が増え、そのことが組付け作業の簡素化を図る妨げになっていた。
本発明は、部品点数を増やさずに照明部を風雨から保護することができる歩行型作業機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、機体に、走行装置、作業装置、エンジンとともに照明部を備え、作業者が機体後方から連れ歩く作業機において、前記エンジンの前に前記照明部を配置し、これらのエンジン及び照明部を共通のカバー体で一括して覆い、このカバー体に照明部の投光する光を通す透光部を設けるとともに、この透光部に若しくは透光部の近傍に熱気を逃がす通孔を開けたことを特徴とする。
エンジンの前に照明部を配置し、これらのエンジン及び照明部を共通のカバー体で一括して覆い、カバー体に照明部が投光する光を通す透光部を設けた。照明部をカバー体で覆うことで、風雨から保護することができる。
さらに、照明部をエンジン用のカバー体で覆うことで、照明部を覆う部材を新たに準備する必要がないので、部品点数の増加を抑えることができる。
ここで、エンジン及び照明部を共通のカバー体で覆うと、照明部から発生した熱がカバー体内に溜まる虞がある。カバー体内に熱が溜まると、その熱で、エンジンに悪影響が及ぶことや、カバー体内の水分を蒸発させて透光部が曇ることが考えられる。
そこで、請求項1において、透光部、若しくは透光部の近傍に熱気を逃がす通孔を開けた。よって、照明部から発生した熱を通孔から逃がすことが可能になり、カバー体内に熱が溜まらないようにすることができる。
請求項2に係る発明は、通孔を、カバー体若しくは透光部から延ばした庇部で覆い、雨水が通孔に侵入しないようにしたことを特徴とする。
通孔を庇部で覆い、雨水が通孔に侵入しないようにしたので、照明部を雨水から保護することができる。
さらに、カバー体若しくは透光部から庇部を延ばすことで、この庇部をカバー体を着脱する際の取手として利用することができる。これにより、カバー体を着脱するための取手を新たに設ける必要がない。
請求項3に係る発明において、庇部は透光部と同一部材で透光部に一体形成するとともに、庇部を作業者から視認可能な位置まで延ばしたことを特徴とする。
庇部を透光部と同一部材で透光部に一体形成することで、照明部から投光した光の一部が、透光部を透光する際に、庇部まで到達して庇部から放散する。このように、庇部から光りを放散することで、庇部を明るくして作業者から見えやすくすることができる。
このように、庇部を明るくして作業者から見えやすくするとともに、庇部を作業者から視認可能な位置まで延ばすことで、作業者は、操作位置から庇部を見るだけで、照明部のオン・オフ状態を簡単に見分けることができる。
請求項1に係る発明では、照明部をカバー体で覆うことで、照明部を風雨から保護して照明部の寿命を延ばし、かつ照明部をエンジン用のカバー体で覆うことで、部品点数の増加を抑えて、組付け工数の簡素化を図ることができるという利点がある。
さらに、カバー体内に熱が溜まらないようにすることで、照明部から発生した熱で、エンジンに悪影響を与えることや、カバー体内の水分を蒸発させて透光部が曇ることを防ぐことができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、通孔を庇部で覆い、雨水が通孔に侵入しないようにしたので、照明部を雨水から保護して、照明部の寿命をさらに延ばすことができるという利点がある。
さらに、庇部をカバー体を着脱する際の取手として利用することで、部品点数の削減を図ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、庇部から光りを放散することで、庇部を明るくして作業者から見えやすくし、加えて庇部を作業者から視認可能な位置まで延ばすことで、操作位置から庇部を見るだけで、照明部のオン・オフ状態を簡単に見分けることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。以下、歩行型作業機として除雪機を例に説明するが、歩行型作業機はこれに限定するものではない。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る除雪機(歩行型作業機)を示す側面図である。
歩行型作業機としての除雪機10は、伝動ケース(機体)11の下部左右側にそれぞれ走行用の電動モータ(図示せず)を取り付け、左右の電動モータに走行装置13を連結し、伝動ケース11の上部にエンジン14を取り付け、エンジン14で駆動する除雪装置(作業装置)15を伝動ケース11の前部に取り付け、除雪装置15の後部およびエンジン14をカバー体18で覆い、伝動ケース11の上部から後上方へ向けて左右の操作ハンドル21,22を延ばし、これら左右の操作ハンドル21,22間に操作盤23を取り付け、作業者が左右の操作ハンドル21,22のグリップ24,25を握った状態で操作盤23の後から連れ歩く、自力走行式の歩行型作業機である。
走行装置13は、左側の電動モータ(図示せず)の外側に左側走行部26を備え、右側の電動モータ(図示せず)の外側に右側走行部26を備える。なお、左右の走行部26,26は同じ構成部材なので同一符合を付して、左側走行部26の説明を省略する。
右側走行部26は、右側の電動モータに連結する右側の駆動輪27を備え、この駆動輪27の後方に右側の遊転輪28を回転自在に備え、右側の駆動輪27および遊転輪28に右側のクローラベルト29を巻き掛けたものである。
また、除雪装置15は、オーガ部16、ブロア部17およびシュータ19などで構成したものである。
この除雪機10によれば、左右の電動モータを駆動して、左右の駆動モータで左右の駆動輪27,27を駆動することにより、左右のクローラベルト29,29を回転する。左右のクローラベルト33を回転することで除雪機10が走行する。
この状態で、エンジン14で除雪装置15、すなわちオーガ部16およびブロア部17を駆動して除雪作業をおこなう。
カバー体18は、上カバー部31と下カバー部32とからなり、下カバー部32でエンジン14の底面を覆い、上カバー部31でエンジン14の上方を覆うことで、エンジン14を全体に覆うように構成したものである。
図2は本発明に係る除雪機の要部を示す拡大図である。
伝動ケース11の上部にエンジン14を搭載し、エンジン14の上部にエアダクト(シュラウド)35を設け、伝動ケース11の前部にブロア部17およびオーガ部16を設ける。
ブロア部17の上部17aにバッテリ37を設け、バッテリ37の上方でエンジン14の前に照明部38を設ける。
カバー体18の下カバー部32を伝動ケース11の上部に設けることで、下カバー部32をエンジン14の下方に配置し、下カバー部32でエンジン14の底面を覆う。
カバー体18の上カバー部31を下カバー部32に取り付けることで、共通の上カバー部31でエンジン14、エアダクト35、バッテリ37および照明部38を一括して覆う。
上カバー部32は、上カバー本体41を有し、上カバー本体41の前部41aからサブカバー部42を隆起させ、サブカバー部42に照明部38を収納し、サブカバー部42の前面に透光部43および庇部44を備える。
さらに、上カバー本体41の後部41bにリヤカバー部45を備え、リヤカバー部45の後部45aに取手46を備える。
なお、透光部43については図3で詳しく説明し、リヤカバー部45については図4で詳しく説明する。
エンジン14は、クランクシャフト48を縦置きにした形式のバーチカルエンジンであり、シリンダブロック49を後方に向けて配置したものである。
縦置きにしたクランクシャフト48の上端部48aにフライフォイール51を取り付け、フライフォイール51の上部に冷却ファン52を取り付ける(図6も参照)。
フライフォイール51の外周にギヤ(図示せず)を形成し、このギヤにスタータモータのピニオン(図示せず)を噛み合わせる。
このスタータモータのピニオンでフライフォイール51を回転して、フライフォイール51と一体にクランクシャフト48および冷却ファン52を回転する。
一方、エンジン14が駆動してクランクシャフト48を回転すると、クランクシャフト48とともにフライフォイール51が回転し、フライフォイール51と一体に冷却ファン52が回転する。
図3は本発明に係る除雪機の透光部を示す斜視図である。
上カバー部31(図2も参照)の前部にはサブカバー部42を備え、サブカバー部42の前面42aに略矩形状の開口部55を形成し、この開口部55を照明部38の前面38aに臨ませる。
開口部55の下辺55aには一対のL形受け片56,56を設け、それぞれのL形受け片56,56の下面に受入孔57,57を形成する。
一方、開口部55の上辺55bには一対の突片58,58を設け、それぞれの突片58,58に取付孔59,59を形成する。
サブカバー部42は、開口部55に嵌め込み可能な透光部43を備える。透光部43は、略矩形状に形成した部材であって、照明部38から投光した光を通す(透過する)ものである。
透光部43は、下辺43aから一対の係止片61,61を下向きに突出し、上辺43bに一対のボス62,62を後方に向けて突出し、それぞれのボス62,62にねじ孔63,63を形成し、一対のボス62,62の内側の上辺43bに一対の通孔61,61を形成する。
この透光部43の上辺43bから庇部44を前方に向けて延ばすことで、庇部44を透光部43と同一部材で透光部43に一体形成した構成とする。
さらに、庇部44を前方に向けて延ばし、この庇部44を一対の通孔61,61の上方に配置することで、一対の通孔61,61を庇部44で覆う(図5も参照)。
透光部43を開口部55に嵌め込む際には、透光部43の係止片61,61をL形受け片56,56の受入孔57,57に差し込み、透光部43のボス62,62を突片58,58に当接する。
突片58,58取付孔59,59にボルト65,65を差し込み、差し込んだボルト65,65をボス62,62のねじ孔63,63にねじ込むことにより、開口部55に透光部43を嵌め込んだ状態に取り付ける(図5も参照)。
開口部55に透光部43を取り付けた状態で、透光部43のレンズ部66を照明部38の前部38aに臨ませる。
図4は本発明に係る除雪機のリヤカバー部を示す斜視図である。
リヤカバー部45は、後部45aにビス孔71・・・を3個形成し、後部45aの上部45bに略矩形状の凹部72を形成するとともに、凹部72の上部から後方に張出部73を形成し、凹部72および張出部73で取手46を形成し、前部45cの上部45dから差込部74を前方に向けて突出したものである。
差込部74は、断面略コ字形に形成した部材で、上カバー本体41の受入口75に差し込み可能な部材である。
上カバー本体41の後部41bにリヤカバー部45を取り付ける際には、リヤカバー部45の差込部74を上カバー本体41の受入口75に差し込み(図6も参照)、ビス孔71・・・にビス76・・・を差し込み、差し込んだビス76・・・を上カバー本体41のねじ孔77・・・にねじ込み、上カバー本体41の後部41bにリヤカバー部45を取り付ける。
なお、ねじ孔77・・・は、上カバー本体41の後部41bに形成されている。
上カバー本体41の後部41bにリヤカバー部45を取り付けることで、上カバー本体41の後部41bとリヤカバー部45とで、上カバー本体41(上カバー部31)内に外気(空気)を吸い込むための吸込口78(図6参照)を形成する。
この吸込口78から吸い込んだ空気を上カバー本体41内に導入し、上カバー本体41内に導入した空気を、エンジン14の冷却や、エアクリーナ81(図7参照)に導く空気として使用する。
図5は本発明に係る除雪機の要部を示す断面図である。
ブロア部17の上部17aにバッテリ37を搭載し、バッテリ37の上方に照明部38を備え、照明部38の前面38aに透光部43のレンズ部66を臨ませる。
照明部38の前面38aから光82を投光すると、投光した光82は透光部43のレンズ部66を透過して除雪機10の前方を照射する。
透光部43に設けた庇部44は、作業者(図示せず)が左右の操作ハンドル21,22のグリップ24,25(図1参照)を握った状態で操作盤23の後から連れ歩く際に、作業者の目83で視認可能な位置まで延ばしたものである。庇部44の庇幅をWとする。
さらに、この庇部44を一対の通孔64,64(図3も参照)の上方に配置し、通孔64,64を庇部44で覆うことで、通孔64,64に雨水が侵入することを防止する。
ここで、図2に示すように、エンジン14(図2参照)、バッテリ37および照明部38をカバー体18の上カバー部31で覆っているので、エンジン14や照明部38から発生した熱(熱気)を逃がす工夫が必要になる。
そこで、庇部44の下に一対の通孔64,64を形成して、エンジン14や照明部38から発生した熱を一対の通孔64,64から逃がすことにした。
加えて、庇部44の下方に一対の通孔64,64を形成することで、バッテリ37から発生したガス(水素)を一対の通孔64,64から逃がすことも可能になる。
この除雪機10によれば、エンジン14(図2参照)の前に照明部38を配置し、これらのエンジン14及び照明部38を共通の上カバー部31(カバー体18)で一括して覆い、上カバー部31に照明部31が投光する光を通す透光部43を設けた。照明部38を上カバー部31で覆うことで、風雨から保護することができる。
さらに、照明部38を、エンジン14を覆うエンジン用の上カバー部31で覆うことで、照明部38を覆うカバー部材を新たに準備する必要がないので、部品点数の増加を抑えることができる。
図6は本発明に係る除雪機のエアダクトを示す断面図である。
伝動ケース11(図2参照)の上部に、クランクシャフト48を縦置きにしてエンジン14を設け、このエンジン14の上部にエアダクト35を配置することで、エアダクト35で冷却ファン52を覆う。
エアダクト35は、ダクト本体85と、このダクト本体85の上部に取り付けたプレート86とからなる。ダクト本体85は、略矩形状の箱形に形成した部材である(図8も参照)。
このダクト本体85は、略矩形状に形成した周壁87(図8も参照)を備え、周壁87の上端開口87aをプレート86で塞ぎ、下端開口87bから冷却ファン52を収納し、上端開口85aと下端開口85bとの間に仕切り板91を略水平に形成し、仕切り板91とプレート86で形成した空間を第1吸気通路92とし、仕切り板91の下方の空間を第2吸気通路93としたものである。
さらに、このエアダクト35は、第2吸気通路93の後部(下流側)93aに迷路部95を形成し、第2吸気通路93の前部(上流側)93aに冷却ファン52およびフライホイール51を収納し、第1吸気通路92の後部(上流側)92aに第1吸気通路92に臨む開口96を形成し、この開口96にシール材97を取り付け、仕切り板91の前部に冷却ファン52に臨む連通口98を形成したものである。
仕切り板91に連通口98を形成することで、連通口98を介して第1吸気通路92を第2吸気通路93に連通する。
このエアダクト35に上カバー部31を被せることで、リヤカバー部45の差込部74の先端部をエアダクト35のシール材97に当接する。
これにより、上カバー本体41の後部41bとリヤカバー部45とで形成した吸込口78を、差込部74を介して第1吸気通路92に連通する。
この状態で、冷却ファン52を回転することにより、吸込口78から外気(空気)を矢印aの如く吸い込み、吸込口78に吸い込んだ空気を、差込部74および開口96を介して第1吸気通路92に矢印bの如く導く。
第1吸気通路92に導いた空気を、連通口98を介して矢印cの如く第2吸気通路93に導く。
第2吸気通路93に導いた空気の一部を迷路部95を介してエアクリーナ81(図7参照)に導き、残りの空気を矢印dの如く下方に導くことでエンジン14を冷却する。
そして、エアクリーナ81に導いた空気を、気化器101(図7参照)を介してエンジン14へ供給する。
すなわち、除雪機10は、伝動ケース11にエンジン14を搭載し、このエンジン14のクランクシャフト48の上端部(クランクシャフト端)に設けた冷却ファン(ファン)で空気(外気)を導入し、導入した空気の一部をエアクリーナ81(図7参照)を介してエンジン14へ供給するとともに残りの空気でエンジン14を冷却し、エンジン14を駆動源として除雪をおこなうものである。
さらに、エンジン14及びエアクリーナ81を上カバー部31(カバー体18)で覆うとともに、この上カバー部31に開けた吸気口78から冷却ファン(ファン)52まで第1吸気通路92を延ばし、冷却ファン52からエアクリーナ81まで第2吸気通路93を延ばし、この第2吸気通路93に雪粉等異物の通過を抑える迷路部95を介在させたものである。
図7は本発明に係る除雪機のエアダクトとエアクリーナとの関係を示す分解斜視図である。
エンジン14の右側後部14aに一対のボルト102,102を介して気化器101を取り付け、気化器101に一対のボルト102,102を介してエアクリーナ81を取り付け、ボルト102,102にナット103,103を締め付ける。
これにより、エアダクト35を構成する周壁87の右側後部位87cにエアクリーナ81を当接して、第2吸気通路93の導入口105(図6も参照)をエアクリーナ81の給気口106に連通する。
第2吸気通路93の導入口105をエアクリーナ81の給気口106に連通することで、給気口106からエアクリーナ81に導いた空気をフィルタ(図示せず)を通して導入口107から矢印の如く気化器101の給気口108に導く。
図8は本発明に係る除雪機のエアダクトを示す分解斜視図である。
エアダクト35を、略矩形状に形成した箱形のダクト本体87と、このダクト本体87の上部にボルト109・・・で取り付けたプレート86とから構成する。
ダクト本体87の周壁87を略矩形状に形成し、仕切り板91に連通口98を形成し、この連通口98に冷却ファン52を臨ませる。
ダクト本体87の上部にプレート86を取り付けることで、周壁87、仕切り板91およびプレート86で第1吸気通路92(図6も参照)を形成し、第1吸気通路92の下流側92bに冷却ファン52を配置する。
なお、仕切り板91の上面には、空気の流れを円滑にするためのガイド111・・・が形成されている。
図9は本発明に係る除雪機のエアダクトを上下に破断した状態を示す斜視図である。
エアダクト35をエンジン14の上部に設けることで、第2吸気通路93の前部(上流側)93bに冷却ファン52を収納し、エアダクト35を構成する周壁87の下端開口87bをエンジン14の上部で覆う。
これにより、第1吸気通路92の下方に、周壁87、仕切り板91およびエンジン14の上部で第2吸気通路93(図6も参照)を形成し、第2吸気通路93の上流側93bに冷却ファン52を配置する。
第2吸気通路93の下流側93aには、ガイド部113を形成するとともに、導入口105に臨ませて迷路部95を形成する。
ガイド部113は、冷却ファン52で送られた空気(冷却風)を、迷路部95に好適に案内するものである。
迷路部95は、ガイド部113で案内された空気(冷却風)を当てることで、空気に含まれている雪粉等異物を取り除くものである。
なお、迷路部95およびガイド部113は、上辺が仕切り板91の裏面に一体に形成されている(迷路部95は図6参照)。
図10は本発明に係る除雪機のエアダクトを示す断面図である。
第2吸気通路93のガイド部113は、周壁87の後端部位87dに対して所定間隔をおいて後ガイド片116を平行に形成し、この後ガイド片116の左端部116aから、周壁87の左側後部位87eに対して左ガイド片117を略平行に上流側に向けて延ばし、左ガイド片117の上流側端部118を外側に折り曲げて左側後部位87eに当接する。
一方、左ガイド片117の下流側端部117a近傍から後ガイド片116に向けて斜めに傾斜ガイド片119を延ばしたものである。
後ガイド片116および右側後部位87cに迷路部95を備える。この迷路部95は、エアクリーナ81の給気口106(図7参照)、具体的には第2吸気通路93の導入口105に臨ませて第1遮蔽板121を配置するとともに、冷却ファン52側の端部を導入口105側に斜めに折り曲げて折曲部122とし、この折曲部122に所定間隔をおいて第2遮蔽板123を配置し、この第2遮蔽板123と折曲部122とで、冷却風の進行方向と異なる向きの導通路124を形成し、この導通路124を導入口105に連通させたものである。
この迷路部95の近傍に前記ガイド部113を設けることで、迷路部95に向けて冷却風を好適に案内することが可能になる。
迷路部95の第1遮蔽板121は、後ガイド片116の右端部116bから、右側後部位87cに対して所定間隔をおいて、右側後部位87cと略平行に導入口105の後辺105aまで延ばした部材である。
折曲部122は、第1遮蔽板121の上流側端部121aから、導入口105の前辺105bに向けて外向きに傾斜させた部材である。折曲部122と導入口105の前辺105bとの間に空気が通過する流路126を形成する。
第2遮蔽板123は、右側後端部87cから折曲部122に向けて、折曲部122と平行に延ばすとともに、先端部位123aを折曲部122に対して所定間隔離して配置する。
第2遮蔽板123の先端部位123aと折曲部122とで導通路124を形成し、第1、第2遮蔽板121,123および右側後部位87cで予備室127を形成する。
エアダクト35によれば、冷却ファン52で第2吸気通路93に矢印eの空気を導き、第2吸気通路93に導いた空気をガイド部113で矢印fの如く導いて折曲部122に当て、折曲部122に当てた空気を、導通路124を介して矢印gの予備室127に導き、予備室127に導いた空気を矢印hの如く導入口105に導き、導入口105から矢印iの如くエアクリーナ81(図7参照)に導く。
このように、迷路部95の近傍にガイド部113を設けることで、空気を迷路部95の折曲部122に当て、迷路部95で空気内に含んでいる雪粉等異物を好適に取り除く。
また、迷路部95の下流側に予備室127を設けた。この予備室127内に空気を導くことで、空気の流速や風速を良好に調整し、さらにエンジン14(図9参照)の熱を利用して空気を良好に加熱する。これにより、エアクリーナ81に好適な空気を供給することが可能になる。
さらに、第2吸気通路93に迷路部95を介在させることで、エンジン14(図2参照)を高回転領域で使用する際に、エアクリーナ81内に過度の空気を供給することを防ぐ。
図11(a)は本発明に係る除雪機の透光部および庇部の作用について説明した図、図11(b)は本発明に係る除雪機の上カバー部を着脱する例を説明した図である。
(a)において、照明部38の前面38aから光82を投光する。投光した光82は、透光部43のレンズ部66を透過して除雪機10の前方を照射する。
庇部44を透光部43と同一部材で透光部43に一体形成することで、照明部38から投光した光の一部が、透光部43を透光する際に、庇部44まで到達して庇部44から放散する。
庇部44から光りを放散することで、庇部44を明るくして作業者(図示せず)の目83で見えやすくすることができる。
さらに、庇部44を作業者の目83で視認可能な位置まで延ばした。作業者は、操作位置から庇部44を見るだけで、照明部38のオン・オフ状態を簡単に見分けることができる。
ところで、エンジン14(図2参照)及び照明部38を共通の上カバー部31で覆うと、照明部38から発生した熱(熱気)が上カバー部31内に溜まる虞がある。上カバー部31内に熱が溜まると、その熱で、エンジン14に悪影響が及ぶことや、上カバー部31内の水分を蒸発させて透光部43が曇ることが考えられる。
そこで、庇部44の下に一対の通孔64,64(図3も参照)を形成して、エンジン14や照明部38から発生した熱を一対の通孔64,64から逃がすことにした。
加えて、庇部44の下方に一対の通孔64,64を形成することで、バッテリ37から発生したガス(水素)を一対の通孔64,64から逃がすことも可能になる。
まら、庇部44を一対の通孔64,64(図3も参照)の上方に配置した。通孔64,64を庇部44で覆い、通孔64,64に雨水が侵入することを防止する。これにより、照明部38やバッテリ37などの電装部品を雨水から保護することができる。
(b)に示すように、透光部43から庇部44を延ばし、かつリヤカバー部45の後部45aに取手46を設けた。これにより、作業者は両手131,131で庇部44と取手46を掴んで、上カバー部31を簡単に着脱することができる。
加えて、庇部44を上カバー部31を着脱する際の取手として利用することで、上カバー部31を着脱するための取手を新たに設ける必要がない。
図12(a),(b)は本発明に係る除雪機のエアダクトに設けた第1吸気通路内の空気の流れについて説明した図である。
(a)において、冷却ファン52を回転することにより、吸込口78から外気(空気)を矢印aの如く吸い込む。吸込口78に吸い込んだ空気を、差込部74および開口96を介して第1吸気通路92に矢印bの如く導く。
第1吸気通路92に導いた空気を、連通口98を介して矢印cの如く第2吸気通路93に導く。
第2吸気通路93に導いた空気の一部を迷路部95側に導き、一方、残りの空気を矢印dの如く下方に導くことで、残りの空気でエンジン14を冷却する。
(b)において、第1吸気通路92を形成する仕切り板91の表面にガイド111・・・を形成する。ガイド111・・・を形成することで、第1吸気通路92内に空気を矢印bの如く円滑に導く、さらに、ガイド111・・・を形成することで、第1吸気通路92内の空気を冷却ファン52に向けて矢印cの如く円滑に導く。
図13(a),(b)は本発明に係る除雪機のエアダクトに設けた第2吸気通路内の空気の流れについて説明した図である。
(a)において、第2吸気通路93に矢印cの如く導いた空気の一部を、第2吸気通路93の下流側に矢印eの如く導く。
第2吸気通路93の下流側に導いた空気を、ガイド部113で迷路部95に向けて矢印fの如く導く。
(b)において、ガイド部113で矢印fの如く導いた空気を折曲部122に当て、折曲部122に当てた空気を、導通路124を介して矢印gの予備室127に導く。予備室127に導いた空気を矢印hの如く導入口105に導き、導入口105から矢印iの如くエアクリーナ81(図7参照)に導く。
このように、迷路部95の近傍にガイド部113を設けることで、空気を迷路部95の折曲部122に当て、迷路部95で空気内に含んでいる雪粉等異物を好適に取り除く。
ここで、迷路部95を、第1遮蔽板121の折曲部122と第2遮蔽板123とで導通路124を形成し、この導通路124を、冷却風の進行方向と異なる方向に向けるとともに、エアクリーナ81の給気口106に連通させて形成した。
よって、第1遮蔽板121の折曲部122に空気を当てることで、この折曲部122に雪粉を効率よく付着させることができる。
これにより、空気に含まれている雪粉を迷路部95で好適に取り除いて、エアクリーナ81内にクリーンな空気のみを導入する。
さらに、第2吸気通路93に迷路部95を介在させることで、エンジン14(図2参照)を高回転領域で使用する際に、エアクリーナ81内に過度の空気を供給することを防ぐことができる。
また、迷路部95の下流側に予備室127を設けた。この予備室127内に空気を導くことで、空気の流速や風速を良好に調整し、さらにエンジン14(図9参照)の熱を利用して空気を良好に加熱する。これにより、エアクリーナ81に好適な空気を供給することが可能になる。
なお、前記実施の形態では、透光部43に一対の通孔64を形成した例について説明したが、これに限らないで、透光部43の近傍に通孔64を形成することも可能である。さらには、通孔64の個数は一対に限らないで、1個または3個以上の複数個備えることも可能である。
また、前記実施の形態では、庇部44を透光部43から前方に延ばした例について説明したが、これに限らないで、庇部44を、上カバー部のサブカバー部42から前方に延ばすように構成することも可能である。
さらに、前記実施形態では、歩行型作業機として除雪機10を例に説明したが、歩行型作業機はこれに限定するものではなく、例えば耕耘機などの他の歩行型作業機に適用することもできる。
また、前記実施形態では、作業装置として除雪装置15を用いた例について説明したが、作業装置はこれに限らないで耕耘用のロータリを用いることも可能である。
本発明は、作業機の前方を照射するための照明部などを備えた歩行型作業機に好適である。
本発明に係る除雪機(歩行型作業機)を示す側面図である。 本発明に係る除雪機の要部を示す拡大図である。 本発明に係る除雪機の透光部を示す斜視図である。 本発明に係る除雪機のリヤカバー部を示す斜視図である。 本発明に係る除雪機の要部を示す断面図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトを示す断面図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトとエアクリーナとの関係を示す分解斜視図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトを示す分解斜視図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトを上下に破断した状態を示す斜視図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトを示す断面図である。 (a)は本発明に係る除雪機の透光部および庇部の作用について説明した図、(b)は本発明に係る除雪機の上カバー部を着脱する例を説明した図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトに設けた第1吸気通路内の空気の流れについて説明した図である。 本発明に係る除雪機のエアダクトに設けた第2吸気通路内の空気の流れについて説明した図である。
符号の説明
10…除雪機(歩行型作業機)、11…伝動ケース(機体)、13…走行装置、14…エンジン、15…除雪装置(作業装置)、18…カバー体、31…上カバー部、32…下カバー部、38…作業部、43…透光部、44…庇部、48…クランクシャフト、64…通孔、82…光。

Claims (3)

  1. 機体に、走行装置、作業装置、エンジンとともに照明部を備え、作業者が機体後方から連れ歩く作業機において、
    前記エンジンの前に前記照明部を配置し、これらのエンジン及び照明部を共通のカバー体で一括して覆い、このカバー体に照明部の投光する光を通す透光部を設けるとともに、この透光部に若しくは透光部の近傍に熱気を逃がす通孔を開けたことを特徴とする歩行型作業機。
  2. 前記通孔を、カバー体若しくは透光部から延ばした庇部で覆い、雨水が通孔に侵入しないようにしたことを特徴とする請求項1記載の歩行型作業機。
  3. 前記庇部は前記透光部と同一部材で透光部に一体形成するとともに、庇部を前記作業者から視認可能な位置まで延ばしたことを特徴とする請求項2の歩行型作業機。
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