JP2005066532A - 生ごみ乾燥処理機 - Google Patents

生ごみ乾燥処理機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005066532A
JP2005066532A JP2003302575A JP2003302575A JP2005066532A JP 2005066532 A JP2005066532 A JP 2005066532A JP 2003302575 A JP2003302575 A JP 2003302575A JP 2003302575 A JP2003302575 A JP 2003302575A JP 2005066532 A JP2005066532 A JP 2005066532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
temperature
substantially cylindrical
predetermined temperature
cylindrical roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003302575A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Kajiura
智彰 梶浦
Hiromi Hirota
弘美 広田
Yoshifumi Takagi
祥史 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003302575A priority Critical patent/JP2005066532A/ja
Publication of JP2005066532A publication Critical patent/JP2005066532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】 加熱乾燥式の生ごみ乾燥処理機において、熱効率が悪く、乾燥時間も長く、生ごみの連続投入ができないという課題があった。
【解決手段】 生ごみ3を貯留する貯留部4内もしくはその下方に設けられた粉砕手段5と、並列に配置されて回転する複数の略円筒状ローラ6で構成された圧送手段7と、略円筒状ローラ6の表面を加熱する加熱手段8と、略円筒状ローラ6の近傍に設けられた温度検知手段9と、温度検知手段9が所定の温度を検知したら、粉砕手段5を動作させる制御手段10とを備える構成とした。これにより、投入された生ごみ3が、十分に乾燥されず、圧送手段7を通過することを防止できる。更に、圧延され、薄い板状となって加熱されることで、生ごみ3内部への熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができる。また、圧送手段7で加熱しながら搬送するので、連続して生ごみ3を加熱乾燥できるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般家庭および食品工場、レストラン、ファーストフード店等で発生する生ごみ等を乾燥させて減量処理する生ごみ乾燥処理機に関するものである。
従来の生ごみを減量または消滅させる装置は、家庭用、業務用とも、乾燥させる方式と、微生物により分解させる2つの方式が一般的に使用されている。
乾燥方式は、加熱手段(燃焼、電気式ヒータ等)を有し、処理容器内の生ごみの温度を上昇させ、生ごみの水分を蒸発させ、乾燥・減量するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、微生物の分解による方式は、撹拌手段を設けた処理槽内に大鋸屑等の菌床となる基材を入れておき、適切な温湿度で制御する事により、生ごみを分解し減量する方法が知られている。微生物分解方式の生ごみ処理機については、本発明とは方式が全く異なるため引用文献を省略する。
上記特許文献1に記載の生ごみ乾燥処理機について図11により説明する。本体14内に配置させた生ごみ収納部15内の生ごみ24を加熱する加熱手段17と、送風手段18と、生ごみ24の撹拌手段19と、生ごみ収納部16を着脱する為に、開閉自在の本体蓋15が設けられている。排出手段20は生ごみ24の乾燥減量時に発生する蒸気や臭気成分等の排気を本体14外に排出するためのファン等から構成されており、排気中の臭気成分を除去できる触媒脱臭装置21を介して本体14外部に排出するようになっている。乾燥検知手段22は、排出手段20の経路に設けられている。制御手段23は、乾燥検知手段22からの情報により、加熱手段17等を制御している。
上記構成において、生ごみ収納部16の生ごみ24は、加熱手段17と送風手段18により加熱され、同時に撹拌手段19により撹拌・粉砕されながら乾燥される。生ごみ24の乾燥過程において発生する蒸気や臭気成分は、排出手段20によって、触媒脱臭装置21内で、触媒反応により臭気成分が脱臭され、本体14外に排出される。このとき、同時に生ごみ収納部16内が減圧されるため、外部より外気が導入される様になっている。
そして、生ごみ24の乾燥終了は、乾燥検知手段22を設け、排気温度を検知し、終了時間を判断しているのが一般的である。そして、乾燥終了検知後も、触媒脱臭装置21や排出手段20を一定時間運転し、生ごみ収納部16を冷却し、全行程終了後には、やけどすることなく生ごみ収納部16を取り出して、乾燥した生ごみ24を捨てることができるようになっている。
特開平10−309558号公報
しかしながら、前記従来の乾燥方式の生ごみ乾燥処理機では、マグネトロンによる生ごみが含有する水分への直接加熱の場合を除いて、ほとんどの場合、加熱手段により水分を含む生ごみ全体を加熱する方法のため、水分への熱の伝達が悪くなり、水分の蒸発に最低限必要な熱エネルギ以上の熱量を加熱手段により供給しなければならない。そのため、乾燥時間が延びたり、消費電力量が多くなったりする。また、マグネトロンのような水分への直接加熱の場合には、マグネトロン自体の損失や、生ごみ中に金属片等が混入されたときの安全性等の問題、また、電波漏れ等の安全対策等が必要になってくる。
また、これらの加熱手段による乾燥方式は、生ごみを処理する場合、バッチ処理となり、一度乾燥処理が開始されると、処理が終了するまで次の生ごみを投入できず、使い勝手が悪いという問題もあった。
また、微生物分解方式(通称バイオ方式)での減量方式は、加熱手段による乾燥方式に比べエネルギーは少なく、電気代も安価と言われているが、分解処理に時間がかかり、また、大きな処理槽が必要で、設置場所に困る等の問題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、少ない消費電力量(電気代)で、生ごみを短時間に乾燥させ、しかも、乾燥の終了を待たずに連続的に生ごみを投入できる生ごみ乾燥処理機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ乾燥処理機は、生ごみを粉砕する粉砕手段と、並列に配置されて回転する複数の略円筒状ローラで構成された圧送手段と、略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、温度検知手段が所定の温度以上を検知したら、粉砕手段を動作させる制御手段とを備えたものである。
これによって、投入された生ごみが、粉砕手段により粉砕された後、十分に乾燥されずに、圧送手段を通過することを防止するとともに、投入された生ごみは、圧延され、薄い板状となって加熱される。この状態の生ごみは、圧延時に、生ごみ内部に含まれる水分が生ごみ表面に浮き出し、その水分を加熱手段により加熱できる。
また、生ごみ自体が薄くなることで、生ごみ内部への熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができる。また、所定の温度以上の圧送手段で加熱しながら搬送するので、連続して生ごみを加熱乾燥できる。
本発明の生ごみ乾燥処理機は、生ごみの連続処理が可能で、生ごみの水分の蒸発に必要な熱エネルギーを効果的に与えることができ、消費電力量を低減できる。
第1の発明は、生ごみを貯留する貯留部と、前記貯留部内もしくは貯留部下方に設けられた粉砕手段と、並列に配置されて回転する複数の略円筒状ローラで構成された圧送手段と、前記略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、前記略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、前記温度検知手段が所定の温度以上を検知したら粉砕手段を動作させる制御手段とを備える構成とすることにより、投入された生ごみが、粉砕手段により、粉砕された後、十分に乾燥されずに、圧送手段を通過することを防止するとともに、投入された生ごみは、圧延され、薄い板状となって加熱される。
したがって、略円筒状ローラが十分に加熱されているので、いつでも生ごみの連続投入が可能で、使い勝手がいいものである。
更に、生ごみ内部に含まれる水分が生ごみ表面に浮き出し、その水分を加熱手段により加熱できるため、熱効率が向上する。
また、生ごみ自体も薄くなることで、熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができるため乾燥時間を短縮でき、消費電力量を低減できる。
第2の発明は、第1の発明の制御手段が、あらかじめ略円筒状ローラを回転させ、加熱手段を動作させ、温度検知手段が所定の温度以上を検知したら、粉砕手段を動作させることにより、略円筒状ローラを均一に予熱することができ、粉砕された生ごみに一定の熱量を均一に加えることで、乾燥むらをなくし、熱効率が向上する。
第3の発明は、第1または第2の発明の制御手段が、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段の動作を遅くすることにより、圧送手段に送られる生ごみの量を略円筒状ローラの表面温度により調整でき、生ごみへの熱効率が向上する。
第4の発明は、第1または第2の発明の制御手段が、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段を停止することにより、略円筒状ローラの表面の温度が下がった状態で、新たに粉砕された生ごみが投入されないものである。したがって、新たに投入される生ごみに熱を奪われることなく、略円筒状ローラの表面温度を再度上げることができるため、乾燥むらがなくなり、熱効率が向上するものである。
第5の発明は、第1または第2の発明の制御手段が、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段の動作を遅くし、第3の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段を停止することにより、圧送手段に送られる生ごみの量を略円筒状ローラの表面温度により調整でき、生ごみへの熱効率が向上する。
第6の発明は、第1〜5のいずれか1つの発明の制御手段は、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以上を検知すると、粉砕手段の動作を速くすることにより、圧送手段へ粉砕生ごみが投入される量が増し、処理時間が短縮されることで、連続投入できる生ごみの量が増え、使い勝手も良いものである。更に、生ごみの水分へ、効率よく熱エネルギーを伝えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における生ごみ乾燥処理機の断面図を示すものである。図1において、生ごみ乾燥処理機本体1上部に蓋2を設け、生ごみ3を投入する貯留部4が設けられている。貯留部4内もしくはその下方には、生ごみ3と熱源との接触面積を増やすため、生ごみ3を粉砕する粉砕手段5を設けている。粉砕手段5は、シュレッダー(裁断機)のような構成、またミキサー(ブレンダー)、ミンチャー(挽肉機)のような様々な構成をとることができる。
略円筒状ローラ6は、貯留部4もしくは粉砕手段5と連通しており、所定の間隔で並列にならべてある。加熱手段8は、略円筒状ローラ6に内装されている。加熱手段8の熱源は図示したような面状ヒータ等の電熱線や、誘導加熱するための高周波電流を流すコイルなどでもよい。
また、加熱手段8の熱源は、図示したような略円筒状ローラ6の表面全体を加熱してもよいし、例えば、図2に示すように、生ごみ3が搬送される部分を局所的に加熱してもよい。局所的に加熱する場合は、加熱手段8を、生ごみ3が搬送される部分付近に設けることにより熱効率を向上できる。
また、本実施の形態においては、加熱手段8を略円筒状ローラ6の内に設けているが、これに限定されるものではなく、ローラの外部等に設けても支障のないものである。
また、この際、局所的に設けられた加熱手段8が略円筒状ローラ6と共回りしないように、固定しておくことが好ましいことは言うまでもない。なお、図1では2個の略円筒状ローラ6を設けているが、3個以上あってもよい。
温度検知手段9は、サーミスタなどで構成されており、略円筒状ローラ6の近傍に設けてある。図1に示したように、略円筒状ローラ6に内装し、その略円筒状ローラ6の表面裏側と接触させて、温度を検知してもよいし、一定の距離を設けて、輻射熱を検知してもよい。また、本体1内の略円筒状ローラ6近傍部の温度を検知してもよい。
制御手段10は、本体1内に設置されており、温度検知手段9からの温度情報により、粉砕手段5を動作させる。圧送手段7は、複数の略円筒状ローラ6で構成されている。また、圧送手段7は略円筒状ローラ6と平面状や曲面状の板などで構成されていてもよい。
スクレーパ11は、略円筒状ローラ6の表面に付着した生ごみ3をかきとるために設けられている。スクレーパ11は、弾性的に略円筒状ローラ6に押圧されており、ステンレスやメッキ鋼鈑などの金属や、ABS、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアセタールなどの樹脂で構成された爪状のものかブラシ状のもの、もしくは、シリコンゴムやハイバロン、クロロプレンゴム等の弾性材料で形成されたものである。
収納部12は、圧送手段7と連通しており、圧送手段7で加熱され、乾燥した生ごみ3が収納される。また、吸排気手段13は、吸気口と排気口と送風部で構成され、本体1の内部、つまり貯留部4から収納部12までの吸排気を行う。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理機について、以下その動作、作用を、図1と図3の動作シーケンスのフローチャートにより説明する。まず、蓋2を開き、貯留部4に生ごみ3を投入し、S1で電源を投入する。S2で、加熱手段8及び吸排気手段13が動作する。S3で、温度検知手段9によって、略円筒状ローラ6の表面温度を検知し、そのデータを制御手段10に取りこむ。S4で、制御手段10は、略円筒状ローラ6の表面が、所定の温度に達したか判断する。
S5で、加熱手段8によって、略円筒状ローラ6の表面温度が上昇して、所定の温度に達すると、制御手段10により、粉砕手段5が動作する。同時に、略円筒状ローラ6も回転を開始する。貯留部4に投入された生ごみ3は、粉砕手段5により、粉砕され、圧送手段7に搬送される。
ここで、略円筒状ローラ6は、駆動装置(図示せず)により互いに反対方向に、隣接する略円筒状ローラ6の隙間方向へ回転駆動する。排出された生ごみ3は、略円筒状ローラ6の回転と表面の摩擦力によって順次かみ込まれていく。生ごみ3は、隣接する略円筒状ローラ6の隙間を通過する際、圧延され、薄い板状となり、更に、加熱手段8により加熱乾燥され、圧送手段7と連通した収納部12に送られていく。
また、略円筒状ローラ6の表面に付着した生ごみ3は、略円筒状ローラ6の表面に付勢されたスクレーパ11によりかきとられ、収納部12に落下するようになっている。
圧送手段7により蒸発した水分は、吸排気手段13により、排気口から本体1外部へ放出される。排気口には、脱臭装置(図示せず)を設置し、本体1内の臭気を脱臭する。脱臭装置には、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材や、白金、パラジウム等の触媒を用いている。
吸排気手段13の排気口側には、図示していないサーミスタなどの温度検知手段もしくは、温湿度検知手段が設けられており、S6で、排気温度データもしくは温湿度データにより、制御手段10が終了条件に達したか判断する。終了条件を確認すれば、S7で加熱手段8の電源をオフし、S8で略円筒状ローラ6及び粉砕手段5の電源をオフする。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみ3の粉砕手段5と、並列に配置されて回転する複数の略円筒状ローラ6で構成された圧送手段7と、略円筒状ローラ6に内装された加熱手段8と、略円筒状ローラ6の近傍に設けられた温度検知手段9を備え、温度検知手段9が所定の温度以上を検知したら、粉砕手段5を動作させる制御手段10を設ける構成とすることにより、投入された生ごみ3が、粉砕手段5により、粉砕された後、十分に乾燥されずに、圧送手段7を通過することを防止するとともに、投入された生ごみ3は、圧延され、薄い板状となって加熱される。
したがって、略円筒状ローラ6が十分に加熱されているので、いつでも生ごみ3の連続投入が可能で、使い勝手がいいものである。
更に、生ごみ3内部に含まれる水分が生ごみ3表面に浮き出し、その水分を加熱手段8により加熱できるため、熱効率が向上する。
また、生ごみ3自体も薄くなることで、熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができるため乾燥時間を短縮でき、消費電力量を低減できる。
また、本実施の形態では、あらかじめ略円筒状ローラ6を回転させ、加熱手段8を動作し、温度検知手段9が所定の温度以上を検知したら、粉砕手段5を動作させる制御手段10を設けている。図4の動作シーケンスに示したように、S10で、略円筒状ローラ6が所定の温度に達する前に、あらかじめ略円筒状ローラ6を回転させる。つまり、略円筒状ローラ6を均一に予熱することができる。したがって、粉砕された生ごみ3に常に一定の熱量を均一に加えることで、乾燥むらをなくし、更に、圧送手段7で、圧延、加熱することで、熱効率が向上する。
また、本実施の形態では、温度検知手段9が第1の所定の温度以上を検知した後、粉砕手段5を動作して、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段5の動作を遅くする制御手段10を設けた構成とすることで、以下のような作用と効果を有する。ここで、第1の所定の温度と、第2の所定の温度が同一でもよい。
その動作、作用を図5の動作シーケンスのフローチャートと、図6のローラ表面温度のグラフで説明する。図5に示したように、まず、貯留部4に生ごみ3を投入し、S17で電源を投入する。S18で、加熱手段8及び吸排気手段13が動作する。S19で、温度検知手段9によって、略円筒状ローラ6の表面温度を検知し、そのデータを制御手段10に取りこむ。S20で、図6にも示したように、制御手段10は、略円筒状ローラ6の表面が、所定の温度T1に達したか判断する。
S21では、加熱手段8によって、略円筒状ローラ6の表面温度が上昇して、所定の温度T1に達すると、制御手段10により、粉砕手段5が所定の速度で動作する。同時に、略円筒状ローラ6も回転を開始する。略円筒状ローラ6は、S18で回転を開始していてもよい。貯留部4に投入された生ごみ3は、粉砕手段5により、粉砕され、圧送手段7に搬送される。
排出された生ごみ3は、略円筒状ローラ6の回転と表面の摩擦力によって順次かみ込まれていく。生ごみ3は、隣接する略円筒状ローラ6の隙間を通過する際、圧延され、薄い板状となり、更に、加熱手段8により加熱乾燥される。図6に示したように、加熱手段8から供給される熱エネルギー以上に、生ごみ3の水分を気化させるのに、略円筒状ローラ6の持つ熱エネルギーが奪われると、ローラの表面温度がさがる。
S22で、略円筒状ローラ6の表面温度が、第2の所定温度T2以下なると、S23で制御手段10により、粉砕手段5の粉砕速度を遅くする。つまり、圧送手段7へ送られる生ごみ3が減ることで、略円筒状ローラ6が、生ごみ3に与える気化エネルギーより、加熱手段8から供給される熱エネルギーが増し、ローラの表面温度が上昇するものである。ローラの表面温度が所定の温度T1になったら、再度、粉砕手段5を所定の速度で動作させる。
したがって、圧送手段7に送られる生ごみ3の量を、略円筒状ローラ6の表面温度状態により調整できることで、乾燥むらを無くし、連続投入も可能で、生ごみ3への熱効率が向上する。
また、本実施の形態では、温度検知手段9が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段5を停止する制御手段10を設けた構成にすることで、以下のような作用と効果を有する。ここで、第1の所定の温度と、第2の所定の温度が同一でもよい。その動作、作用を図7の動作シーケンスのフローチャートと、図8のローラ表面温度のグラフで説明する。図7に示したように、S27〜S32までは、図5と同様の動作シーケンスである。S32で、温度検知手段9が、第2の所定温度T2を検知すると、制御手段10は、粉砕手段5の電源をオフし、停止させる。
つまり、生ごみ3が、圧送手段7へ送られないので、略円筒状ローラ6が、生ごみ3に与える気化エネルギーより、加熱手段8から供給される熱エネルギーが増し、ローラの表面温度が上昇するものである。ローラの表面温度が所定の温度T1になったら、再度、粉砕手段5を所定の速度で動作させる。
したがって、圧送手段7に送られる生ごみ3の量を、略円筒状ローラ6の表面温度状態により調整できることで、乾燥むらを無くし、連続投入も可能で、生ごみ3への熱効率が向上する。
また、本実施の形態では、温度検知手段9が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段5の動作を遅くし、第3の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段5を停止する制御手段10を設けた構成にすることで、以下のような作用と効果を有する。ここで、第1の所定の温度と、第2の所定の温度が同一でもよい。
その動作、作用を図1と、図9のローラ表面温度のグラフで説明する。貯留部4に生ごみ3を投入し、電源を入れる。加熱手段8により、略円筒状ローラ6の表面温度が上昇する。温度検知手段9が、第1の所定の温度T1を検知すれば、制御手段10は、粉砕手段5を動作させる。粉砕手段5で、粉砕された生ごみ3は、圧送手段7に搬送され、略円筒状ローラ6で圧延されながら、加熱される。
この際、圧送手段7に搬送される生ごみ3の量が多いと、気化させる水分が増え、気化エネルギーが奪われることで、略円筒状ローラ6の表面温度は下がってくる。表面温度が下がり、第2の所定の温度T2以下になれば、粉砕速度を遅くする。粉砕速度を遅くすることで、圧延手段7に搬送される生ごみ3の量、つまり、気化させる水分量が減る。この時、加熱手段8から供給される熱エネルギーが、水分を蒸発させる気化エネルギーを上回れば、略円筒状ローラ6の表面温度は上昇し、所定の温度T1に達すれば、最初に運転していた所定の速度に戻す。
また、粉砕速度を遅くしても、略円筒状ローラ6の表面温度が下がり、第3の所定の温度T3に達すれば、制御手段10は、粉砕手段5の電源をオフ、停止してしまう。生ごみ3が、圧送手段7に搬送されないため、再度、略円筒状ローラ6の表面温度は、上昇する。第2の所定の温度T2に達すれば、粉砕速度を遅くした状態で、粉砕手段5を動作させる。
したがって、圧送手段7に送られる生ごみ3の量を、略円筒状ローラ6の表面温度状態により調整できることで、乾燥むらを無くし、連続投入も可能で、生ごみ3への熱効率が向上する。
また、本実施の形態では、温度検知手段9が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以上を検知すると、粉砕手段5の動作を速くする制御手段10を設けた構成にすることで、以下のような作用と効果を有する。
その動作、作用を図1と、図10のローラ表面温度のグラフで説明する。貯留部4に生ごみ3を投入し、電源を入れる。加熱手段8により、略円筒状ローラ6の表面温度が上昇する。温度検知手段9が、第1の所定の温度T1を検知すれば、制御手段10は、粉砕手段5を動作させる。粉砕手段5で、粉砕された生ごみ3は、圧送手段7に搬送され、略円筒状ローラ6で圧延されながら、加熱される。
この際、圧送手段7に搬送される生ごみ3が少なく、水の気化エネルギーに比べて、加熱手段8から供給される熱エネルギーが大きいと、略円筒状ローラ6の表面温度は上がってくる。略円筒状ローラ6の表面温度が第2の所定の温度T2に達すれば、制御手段10は、粉砕速度を速くする。
粉砕速度を速くすることで、圧送手段7に搬送される生ごみ3が増え、気化エネルギーを奪われ、略円筒状ローラ6の表面温度は、下がる。ここで、更に、表面温度が上昇すれば、加熱手段8を停止する。
したがって、圧送手段7に送られる生ごみ3を、略円筒状ローラ6の表面温度状態により調整できることで、乾燥むらを無くし、生ごみ3への熱効率が向上する。
更に、粉砕速度が速くなることで、処理時間が短縮し、連続投入できる生ごみの量が増え、使い勝手もいいものである。
以上のように、本発明にかかる生ごみ乾燥処理機は、生ごみを連続で、消費電力量を少なく、効率よく処理することが可能となるので、調理における食品への加熱や、衣類乾燥等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理機の縦断面図 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態における要部断面図 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態における動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態における動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態における動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態におけるローラ表面温度のグラフ 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態における動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態におけるローラ表面温度のグラフ 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態におけるローラ表面温度のグラフ 同、生ごみ乾燥処理機の他の実施の形態におけるローラ表面温度のグラフ 従来の生ごみ乾燥処理機の縦断面図
符号の説明
1 本体
2 蓋
3 生ごみ
4 貯留部
5 粉砕手段
6 略円筒状ローラ
7 圧送手段
8 加熱手段
9 温度検知手段
10 制御手段
11 スクレーパー
12 収納部
13 吸排気手段
14 本体
15 本体蓋
16 生ごみ収納部
17 加熱手段
18 送風手段
19 攪拌手段
20 排出手段
21 触媒脱臭装置
22 乾燥検知手段
23 制御手段
24 生ごみ

Claims (6)

  1. 生ごみを貯留する貯留部と、前記貯留部内もしくは貯留部下方に設けられた粉砕手段と、並列に配置されて回転する複数の略円筒状ローラで構成された圧送手段と、前記略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、前記略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、前記温度検知手段が所定の温度以上を検知したら粉砕手段を動作させる制御手段とを備えた生ごみ乾燥処理機。
  2. 制御手段は、あらかじめ略円筒状ローラを回転させ、加熱手段を動作させ、温度検知手段が所定の温度以上を検知したら、粉砕手段を動作させる請求項1に記載の生ごみ乾燥処理機。
  3. 制御手段は、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段の動作を遅くする請求項1または2に記載の生ごみ乾燥処理機。
  4. 制御手段は、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段を停止する請求項1または2に記載の生ごみ乾燥処理機。
  5. 制御手段は、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段の動作を遅くし、第3の所定の温度以下を検知すると、粉砕手段を停止する請求項1または2に記載の生ごみ乾燥処理機。
  6. 制御手段は、温度検知手段が第1の所定の温度以上を検知した後、第2の所定の温度以上を検知すると、粉砕手段の動作を速くする請求項1〜5のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理機。
JP2003302575A 2003-08-27 2003-08-27 生ごみ乾燥処理機 Pending JP2005066532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302575A JP2005066532A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 生ごみ乾燥処理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302575A JP2005066532A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 生ごみ乾燥処理機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005066532A true JP2005066532A (ja) 2005-03-17

Family

ID=34406810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003302575A Pending JP2005066532A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 生ごみ乾燥処理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005066532A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107726735A (zh) * 2017-10-19 2018-02-23 安徽壹隆羽毛股份有限公司 一种羽毛加工用干燥杀菌装置
CN115406192A (zh) * 2022-08-31 2022-11-29 盐城师范学院 一种新能源电池回收用的干燥设备
CN117722836A (zh) * 2024-02-07 2024-03-19 安宁戴科生物科技有限公司 一种具有智能调节风量功能的紫胶生产用烘干设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107726735A (zh) * 2017-10-19 2018-02-23 安徽壹隆羽毛股份有限公司 一种羽毛加工用干燥杀菌装置
CN115406192A (zh) * 2022-08-31 2022-11-29 盐城师范学院 一种新能源电池回收用的干燥设备
CN117722836A (zh) * 2024-02-07 2024-03-19 安宁戴科生物科技有限公司 一种具有智能调节风量功能的紫胶生产用烘干设备
CN117722836B (zh) * 2024-02-07 2024-05-10 安宁戴科生物科技有限公司 一种具有智能调节风量功能的紫胶生产用烘干设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006255550A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP3611318B2 (ja) マイクロ波回転乾燥機
KR200390966Y1 (ko) 마이크로파를 이용한 음식물 쓰레기 건조기
JP2005066532A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2000193368A (ja) 乾燥装置の制御方法
JPH0768239A (ja) 高速発酵処理機
JP4779319B2 (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP4277632B2 (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2005034691A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2005218886A (ja) 生ごみ乾燥処理機
KR20050101530A (ko) 마이크로웨이브를 이용한 음식물 쓰레기 처리기
JP2001033158A (ja) バッチ式回転乾燥機
KR20060116598A (ko) 마이크로파를 이용한 음식물 쓰레기 건조기
JP2005211700A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2005021735A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2005246330A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2005205360A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2630525B2 (ja) 有機廃棄物処理装置
JP2610203B2 (ja) 有機廃棄物処理装置
JP2005296915A (ja) 生ごみ処理装置および生ごみ処理方法
JPH0889929A (ja) 有機廃棄物処理装置
JP2005040718A (ja) 生ごみ処理機
KR20050079981A (ko) 마이크로웨이브를 이용한 음식물 쓰레기 처리기
JP2005125224A (ja) 生ごみ乾燥処理機
JP2002119938A (ja) 厨芥処理機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060728

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090217