JP4277632B2 - 生ごみ乾燥処理機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭および食品工場、レストラン、ファーストフード店等で発生する生ごみ等を乾燥させて減量処理する生ごみ乾燥処理機に関するものである。
従来の生ごみを減量または消滅させる装置は、家庭用、業務用とも、乾燥させる方式と、微生物により分解させる2つの方式が一般的に使用されている。
乾燥方式は、加熱手段(燃焼、電気式ヒータ等)を有し、処理容器内の生ごみの温度を上昇させ、生ごみの水分を蒸発させ、乾燥・減量するものが良く知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の生ごみ乾燥処理機について図12により説明する。本体31内に配置させた生ごみ収納部33内の生ごみ41を加熱する加熱手段34と、送風手段35と、生ごみ41の撹拌手段36と、生ごみ収納部33を着脱する為に、開閉自在の本体蓋32が設けられている。排出手段37は生ごみ41の乾燥減量時に発生する蒸気や臭気成分等の排気を本体31外に排出するためのファン等から構成されており、排気中の臭気成分を除去できる触媒脱臭装置38を介して本体31外部に排出するようになっている。乾燥検知手段39は、排出手段37の経路に設けられている。制御手段40は、乾燥検知手段39からの情報により、加熱手段34等を制御している。
上記構成において、生ごみ収納部33の生ごみ41は、加熱手段34と送風手段35により加熱され、同時に撹拌手段36により撹拌、粉砕されながら乾燥される。生ごみ41の乾燥過程において発生する蒸気や臭気成分は、排出手段37によって、触媒脱臭装置38内で、触媒反応により臭気成分が脱臭され、本体31外に排出される。このとき、同時に生ごみ収納部33内が減圧されるため、外部より外気が導入される様になっている。
そして、生ごみ41の乾燥終了は、乾燥検知手段39を設け、排気温度を検知し、終了時間を判断しているのが一般的である。そして、乾燥終了検知後も、触媒脱臭装置38や排出手段37を一定時間運転し、生ごみ収納部33を冷却し、全行程終了後には、やけどすることなく生ごみ収納部33を取り出して、乾燥した生ごみ41を捨てることができるようになっている。
特開平8−014749号公報
しかしながら、前記従来の乾燥方式の生ごみ乾燥処理機では、攪拌手段36の能力によっては、投入された生ごみ41を十分に攪拌できず、加熱手段34と対向する生ごみ41の表面のみが乾燥する、あるいは、加熱手段34と送風手段35による温風と、生ごみ41の攪拌のタイミングが悪くなり、乾燥むらが生じるおそれがある。
更に、ほとんどの場合、加熱手段により水分を含む生ごみ全体を加熱する方法のため、水分への熱の伝達が悪くなり、水分の蒸発に最低限必要な熱エネルギ以上の熱量を加熱手段により供給しなければならない。そのため、乾燥時間が延び、消費電力量が多くなる。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、乾燥むらを無くし、また、少ない消費電力量(電気代)で、生ごみを短時間に乾燥できる生ごみ乾燥処理機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ乾燥処理機は、生ごみを投入する投入部と、3つ以上の略円筒状ローラを有し隣接する前記略円筒状ローラは互いに逆回転する圧送手段と、前記各略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、前記各略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後に前記圧送手段を動作させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後、前記各温度検知手段の一部が更に第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知すると、第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知しなかった残りの温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段の電力を下げると共に、前記第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知した温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段へ電力を集中投入する構成としたものである。
これによって、投入された生ごみは、十分に加熱された略円筒状ローラの表面で順次加熱されながら搬送されるので、乾燥にむらが生じ難くなるものである。また、無駄な放熱を防ぎ、水分が多い生ごみでも短時間で処理することができ熱効率が向上するとともに、生ごみを圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。また、投入された生ごみは、圧延され、薄い板状となって加熱される。この状態の生ごみは、圧延時に、生ごみ内部に含まれる水分が生ごみ表面に浮き出し、その水分を加熱手段により直接加熱できる。
また、生ごみ自体も薄くなることで、生ごみ内部への熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができる。また、所定の温度T1以上の圧送手段で加熱しながら搬送するので、連続して生ごみを加熱乾燥できる。
本発明の生ごみ乾燥処理機によれば、生ごみの乾燥にむらが生じ難くなるものである。また生ごみの水分の蒸発に必要な熱エネルギーを効果的に与えることができるので、消費電力量も低減できる。
の発明は、生ごみを投入する投入部と、3つ以上の略円筒状ローラを有し隣接する
前記略円筒状ローラは互いに逆回転する圧送手段と、前記各略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、前記各略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後に前記圧送手段を動作させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後、前記各温度検知手段の一部が更に第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知すると、第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知しなかった残りの温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段の電力を下げると共に、前記第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知した温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段へ電力を集中投入する構成とした。これにより、無駄な放熱を防ぎ、水分が多い生ごみでも短時間で処理することができ熱効率が向上するとともに、生ごみを圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。また、略円筒状ローラが所定の温度T1に充分加熱され、投入された生ごみは、前記T1の温度に充分加熱された略円筒状ローラの表面で順次加熱されながら搬送されるので、乾燥にむらが生じ難くなるものである。また、生ごみ内部に含まれる水分が生ごみ表面に浮き出し、その水分を加熱手段により加熱できるため、熱効率が向上する。また、生ごみ自体も薄くなることで、生ごみ内部での熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができるため乾燥時間を短縮でき、消費電力量を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における生ごみ乾燥処理機の断面図を示すものである。図1において、生ごみ乾燥処理機本体1上部に蓋2を設け、生ごみ3を投入する投入部4が設けられている。図示したように、投入部4内もしくはその下方には、生ごみ3と熱源との接触面積を増やすため、生ごみ3を粉砕する粉砕手段5を設けてもよい。粉砕手段5は、シュレッダー(裁断機)のような構成、またミキサー(ブレンダー)、ミンチャー(挽肉機)のような様々な構成をとることができる。
略円筒状ローラ6は、投入部4と連通しており、少なくとも1対で、所定の間隔で並列にならべてある。加熱手段8は、略円筒状ローラ6に内装されている。加熱手段8の熱源は図示したような面状ヒータ等の電熱線や、誘導加熱するための高周波電流を流すコイルなどでもよい。
また、本実施の形態においては、加熱手段8を略円筒状ローラ6の内に設けているが、これに限定されるものではなく、略円筒状ローラ6の外部等に設けても支障のないものである。
また、加熱手段8の熱源は、図示したような略円筒状ローラ6の表面全体を加熱してもよいし、例えば、図2に示すように、生ごみ3が搬送される部分を局所的に加熱してもよい。局所的に加熱する場合は、加熱手段8を、生ごみ3が搬送される部分付近に設けることにより熱効率を向上できる。
また、この際、局所的に設けられた加熱手段8が略円筒状ローラ6と供回りしないように、固定しておくことが好ましいことは言うまでもない。なお、図1では2個の略円筒状ローラ6を設けているが、図3のように、3個以上あってもよい。
温度検知手段9は、サーミスタなどで構成されており、略円筒状ローラ6の近傍に設けてある。図1に示したように、略円筒状ローラ6に内装し、その略円筒状ローラ6の表面裏側と接触させて、温度を検知してもよいし、表側と接触させてもよい。また、一定の距離を設けて、輻射熱を検知してもよい。また、本体1内の略円筒状ローラ6近傍部の温度を検知してもよい。
また、図1では、複数の略円筒状ローラ6に、各々温度検知手段9を設けているが、一部のみに設けてもよい。
制御手段10は、本体1内に設置されており、温度検知手段9からの温度情報により、圧送手段7を動作させる。圧送手段7は、少なくとも1対の略円筒状ローラ6で構成されている。また、圧送手段7は略円筒状ローラ6と平面状や曲面状の板などで構成されていてもよい。
スクレーパ11は、略円筒状ローラ6の表面に付着した生ごみ3をかきとるために設けられている。スクレーパ11は、弾性的に略円筒状ローラ6に押圧されており、ステンレスやメッキ鋼鈑などの金属や、ABS、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアセタールなどの樹脂で構成された爪状のものかブラシ状のもの、もしくは、シリコンゴムやハイバロン、クロロプレンゴム等の弾性材料で形成されたものである。
収納部12は、圧送手段7と連通しており、圧送手段7で加熱され、乾燥した生ごみ3が収納される。また、吸排気手段13は、吸気口と排気口と送風部で構成され、本体1の内部、つまり投入部4から収納部12までの吸排気を行う。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理機について、以下その動作、作用を図1と、図4の動作シーケンスのフローチャートにより説明する。まず、蓋2を開き、投入部4に生ごみ3を投入し、S1で電源を投入する。S2で、加熱手段8及び吸排気手段13が動作する。S3で、温度検知手段9によって、略円筒状ローラ6の表面温度を検知し、そのデータを制御手段10に取りこむ。S4で、制御手段10は、略円筒状ローラ6の表面が、第1の所定温度T1に達したか判断する。
S5で、加熱手段8によって、略円筒状ローラ6の表面温度が上昇して、第1の所定温度T1に達すると、制御手段10により、略円筒状ローラ6及び粉砕手段5が動作する。つまり、圧送手段7が動作する。投入部4に投入された生ごみ3は、粉砕手段5がある場合には、粉砕され、圧送手段7に搬送される。また、粉砕手段5は、S2で動作してもよい。この場合、粉砕された生ごみ3は、粉砕手段5と圧送手段7の間で滞留する。
ここで、略円筒状ローラ6は、駆動装置(図示せず)により互いに逆回転し、隣接する略円筒状ローラ6の隙間方向へ回転駆動する。投入部4から排出された生ごみ3は、略円筒状ローラ6の表面の摩擦力と回転によって順次かみ込まれていく。生ごみ3は、隣接する略円筒状ローラ6の隙間を通過する際、圧延され、薄い板状となり、更に、加熱手段8により加熱乾燥され、圧送手段7と連通した収納部12に送られていく。
また、略円筒状ローラ6の表面に付着した生ごみ3は、略円筒状ローラ6の表面に付勢されたスクレーパ11によりかきとられ、収納部12に落下するようになっている。
圧送手段7により蒸発した水分は、吸排気手段13により、排気口から本体1外部へ放出される。排気口には、脱臭装置(図示せず)を設置し、本体1内の臭気を脱臭する。脱臭装置には、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材や、白金、パラジウム等の触媒を用いている。
吸排気手段13の排気口側には、図示していないサーミスタなどの温度検知手段もしくは、温湿度検知手段が設けられており、S6で、排気温度データもしくは温湿度データにより、制御手段10が終了条件に達したか判断する。終了条件を確認すれば、S7で加熱手段8の電源をオフし、S8で略円筒状ローラ6の電源をオフする。
以上のように、本実施の形態においては、略円筒状ローラ6が十分に加熱されてから回転動作を開始することになり、投入された生ごみ3は、乾燥むらが生じず、投入された生ごみ3は、圧延され、薄い板状となって加熱される。
また、いつでも生ごみ3の連続投入が可能で、使い勝手がいいものである。
更に、生ごみ3内部に含まれる水分が生ごみ3表面に浮き出し、その水分を加熱手段8により加熱できるため、熱効率が向上する。
また、生ごみ3自体も薄くなることで、生ごみ3内部の熱伝達が向上し、瞬間的に昇温する事ができるため乾燥時間を短縮でき、消費電力量を低減できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態の生ごみ乾燥処理機における略円筒状ローラ6の表面温度と経過時間との関係を表す図である。本実施の形態において、温度検知手段9が第1の所定温度T1以上になったことを検知した後、更に、前記第1の所定温度T1よりも低い温度である第2の所定温度T2以下になったことを検知すると、制御手段10が、加熱手段8の投入電力を上げるもので、各部の構成については、実施の形態1と同様である。
以下その動作、作用を図1と図5により説明する。
加熱手段8の電源をオンすると、略円筒状ローラ6の表面が加熱される。略円筒状ローラ6の表面温度が、第1の所定温度T1に達すると、温度検知手段9からの温度情報により、制御手段10は、略円筒状ローラ6を動作させる。投入部4内の生ごみ3は、直接圧送手段7へ搬送されるか、粉砕手段5により、粉砕され、圧送手段7に搬送される。圧送手段7で、生ごみ3は、圧延、圧縮され、水分が蒸発する。その際、略円筒状ローラ6の表面温度は、熱エネルギーを奪われるため、温度が下がる。略円筒状ローラ6の表面温度が第2の所定温度T2以下になると、制御手段10は、第2の所定温度T2より高くなるまで、加熱手段8の投入電力を上げる。
以上のように、本実施の形態においては、略円筒状ローラ6の表面温度を高温で一定に保つことができ、乾燥むらをなくし、熱効率が向上する。また、生ごみ3を、圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態の生ごみ乾燥処理機における動作シーケンスのフローチャート図、図7は同、略円筒状ローラ6の表面温度と経過時間との関係を表す図である。本実施の形態において、温度検知手段9が第1の所定温度T1以上になったことを検知した後、更に、前記第1の所定温度T1よりも低い温度である第2の所定温度T2以下になったことを検知すると、制御手段10が、略円筒状ローラ6の回転速度を遅くするもので、各部の構成については、実施の形態1と同様である。
以下その動作、作用を図1と図6、図7により説明する。
図6に示したS9からS12までは、実施の形態1と同様なので、その説明を省略する。略円筒状ローラ6の表面が、第1の所定温度T1に達すると、S13で、略円筒状ローラ6を所定の回転速度で動作させる。略円筒状ローラ6が動作するとともに、生ごみ3は、圧延、圧縮されて、つまり、収納部12の方へ圧送されながら加熱される。その際、略円筒状ローラ6の表面温度は、生ごみ3の水分を蒸発させるため、熱エネルギーを奪われ、温度が下がる。図7にも示したように、S14で、略円筒状ローラ6の表面温度が第2の所定温度T2以下になると、S15で、制御手段10は、略円筒状ローラ6の回転速度を遅くする。回転速度を遅くすることで、加熱手段8と、略円筒状ローラ6を介した生ごみ3との接触時間が長くなる。加熱手段8から熱エネルギーを長く受けることで、生ごみ3の水分は蒸発するとともに、略円筒状ローラ6の表面温度も上がる。略円筒状ローラ6の表面温度が、再度、第2の所定温度T2に達すると、S16で終了条件に達していなければ、略円筒状ローラ6を所定の回転速度で動作させる。
以上のように、本実施の形態においては、加熱手段8と、略円筒状ローラ6を介した生ごみ3との接触時間が長くなり、乾燥むらをなくし、熱効率が向上する。また、生ごみ3を、圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
また、本実施の形態では、略円筒状ローラ6の表面温度が、第2の所定温度T2以下になると、制御手段10は、略円筒状ローラ6の回転を停止してもよい。更に、無駄な放熱を防ぎ、略円筒状ローラの表面温度を、生ごみの乾燥に適した温度T1〜T2に保つことができ、加熱手段8と、略円筒状ローラ6を介した生ごみ3との接触時間が更に長くなり、乾燥むらをなくして、熱効率が向上する。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態の生ごみ乾燥処理機における略円筒状ローラ6の表面温度と経過時間との関係を表す図である。本実施の形態において、温度検知手段9が第1の所定温度T1以上になったことを検知した後、更に、前記第1の所定温度T1よりも高い温度である第3の所定温度T3以上になったことを検知すると、制御手段10が、加熱手段8の投入電力を下げるもので、各部の構成については、実施の形態1と同様である。
以下その動作、作用を図1と図8により説明する。
投入される生ごみ3が少ない場合、つまり、圧送手段7に搬送される生ごみ3が少ないと、蒸発される水分が少なくなり、加熱手段8から、過剰に熱エネルギーを受け、略円筒状ローラ6の表面温度は上昇する。略円筒状ローラ6の表面温度が、温度検知手段9で検知された温度情報により、第3の所定温度T3以上になると、制御手段10は、加熱手段8の投入電力を下げる。加熱手段8からの熱エネルギーの供給が少なくなることで、略円筒状ローラ6の表面温度は下がる。表面温度がT3以下になると、終了条件に達していなければ、加熱手段8の投入電力を所定の電力に戻す。
以上のように、本実施の形態においては、無駄な放熱を防ぎ、こげなどの過乾燥を防止でき、少ない消費電力量で、略円筒状ローラの表面温度を、生ごみの乾燥に適した温度T1〜T3に保つことができる。したがって、乾燥むらがなくなるものである。更に、熱効率が向上するとともに、生ごみを圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
また、本実施の形態では、略円筒状ローラ6の表面温度が、第3の所定温度T3以上になると、制御手段10は、加熱手段8を停止することにより、更に、無駄な放熱を防ぎ、少ない消費電力量で、略円筒状ローラ6の表面温度を、生ごみ3の乾燥に適した温度T1〜T3に保つことができる。したがって、乾燥むらが無くなり、熱効率が向上するとともに、生ごみ3を圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
(実施の形態5)
図9は、本発明の第5の実施の形態の生ごみ乾燥処理機における動作シーケンスのフローチャート図、図10は、同、略円筒状ローラ6の表面温度と経過時間との関係を表す図である。本実施の形態において、制御手段10は、温度検知手段9が第1の所定温度T1以上になったことを検知した後、更に、前記第1の所定温度T1よりも高い温度である第3の所定温度T3以上になったことを検知すると、略円筒状ローラの回転速度を速くするもので、各部の構成については、実施の形態1と同様である。
以下その動作、作用を図1と図9、図10により説明する。S19〜S23までは、実施例1〜4と同様である。投入される生ごみ3が少ない場合、つまり、圧送手段7に搬送される生ごみ3が少ないと、蒸発する水分が少なくなり、加熱手段8から、過剰に熱エネルギーを受け、略円筒状ローラ6の表面温度は上昇する。S24で、略円筒状ローラ6の表面温度が第3の所定温度T3に達すると、制御手段10は、S25で、略円筒状ローラ6の回転速度を速くする。回転速度が速くなることで、単位時間あたりに、圧送手段7に搬送される生ごみ3の量が増加し、それに伴い、気化される水分の量も増加する。水分の気化に熱エネルギーを奪われることで、略円筒状ローラ6の表面温度は下がる。表面温度がT3以下になると、S26で終了条件に達していなければ、略円筒状ローラ6を所定の回転数に戻す。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥処理時間を短縮し、無駄な放熱を防ぎ、こげなどの過乾燥を防止でき、少ない消費電力量で、略円筒状ローラ6の表面温度を、生ごみ3の乾燥に適した温度T1〜T3に保つことができる。したがって、乾燥むらが無くなり、熱効率が向上するとともに、生ごみ3を圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の第6の実施の形態の生ごみ乾燥処理機における圧送手段29の断面図である。圧送手段29以外の各部の構成については、実施の形態1と同様である。
図11において、第1の略円筒状ローラ20と、第2の略円筒状ローラ21と、第3の略円筒状ローラ22は、実施の形態1〜5と同様に、それぞれ第1の加熱手段23と、第2の加熱手段24と、第3の加熱手段25により、加熱される。図11では、それぞれ加熱手段が略円筒状ローラに内装されているが、外部から加熱してもよい。また、それぞれの略円筒状ローラの表面温度もしくはローラ周辺部の温度を検知する第1の温度検知手段26、第2の温度検知手段27、第3の温度検知手段28を有し、温度情報を制御手段30に伝達している。図11では、それぞれの温度検知手段も、略円筒状ローラに内装されているが、外部から温度を検知してもよいことは言うまでもない。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理機において、以下その動作、作用を説明する。
それぞれの温度検知手段において、略円筒状ローラの表面の温度が第1の所定温度T1に到達したことを検知すると、圧送手段29が動作を開始する。
投入された生ごみ3が、圧送手段29に搬送されると、第1の略円筒状ローラ20と第2の略円筒状ローラ21の間で、圧延、圧縮され加熱される。更に、搬送されて、第2の略円筒状ローラ21と第3の略円筒状ローラ22の間で、再度、圧延、圧縮され加熱される。
生ごみ3を投入して、第1の略円筒状ローラ20と第2の略円筒状ローラ21の間を生ごみ3が通過する時、水分量が多いと、熱エネルギーを奪われ、略円筒状ローラの表面温度は低下する。
この際、第1の温度検知手段26と第2の温度検知手段27が、それぞれのローラ表面温度が第2の所定温度T2以下になったことを検知する。
また、第2の略円筒状ローラ21と第3の略円筒状ローラ22の間に、生ごみ3が、通過していない場合や、乾燥した生ごみ3が通過している場合など、温度が高くて、第3の温度検知手段28が、ローラの表面温度をT2以上で検知すると、制御手段30は、それぞれの温度検知手段より検知したローラの表面温度により、生ごみ3が通過している場所、つまり水分の多い場所を認識して、第3の略円筒状ローラ22の第3の加熱手段25に、投入すべき電力を第1の加熱手段23もしくは、第2の加熱手段24に集中投入する。
更に、生ごみ3が、第2の略円筒状ローラ21と、第3の略円筒状ローラ22の間を通過する際には、温度検知手段からの温度情報により、第1の略円筒状ローラ20と第2の略円筒状ローラ21の間に生ごみ3が少ないか、もしくは存在しないことを判断して、第1の略円筒状ローラ20の第1の加熱手段23に投入すべき電力を第2の加熱手段24もしくは第3の加熱手段25に集中投入する。
なお、図11では、3つの略円筒状ローラを示しているが、4つ以上あってもよい。
以上のように、本実施の形態では、無駄な放熱を防ぐことができ、水分が多い生ごみでも短時間で処理することができる。したがって、乾燥むらを無くし、熱効率が向上するとともに、生ごみ3を圧送しながら一定の熱量を加えることができ、連続処理が可能となる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ乾燥処理機は、乾燥むらを生じ難くし、また消費電力量も少なく、効率よく処理することが可能となるので、調理における食品への加熱や、衣類乾燥等の用途にも適用の可能性を有するものである。
本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理機の縦断面図 同、生ごみ乾燥処理機の要部断面図 同、生ごみ乾燥処理機の他の要部断面図 同、生ごみ乾燥処理機の動作シーケンスのフローチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ乾燥処理機のローラ表面温度と経過時間との関係を表す図 本発明の実施の形態3における生ごみ乾燥処理機の動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機のローラ表面温度と経過時間との関係を表す図 本発明の実施の形態4における生ごみ乾燥処理機のローラ表面温度と経過時間との関係を表す図 本発明の実施の形態5における生ごみ乾燥処理機の動作シーケンスのフローチャート 同、生ごみ乾燥処理機のローラ表面温度と経過時間との関係を表す図 本発明の実施の形態5における生ごみ乾燥処理機の要部断面図 従来の生ごみ乾燥処理機の縦断面図
符号の説明
1 本体
2 蓋
3 生ごみ
4 投入部
5 粉砕手段
6 略円筒状ローラ
7 圧送手段
8 加熱手段
9 温度検知手段
10 制御手段
11 スクレーパー
12 収納部
13 吸排気手段
14 第1の略円筒状ローラ
15 第2の略円筒状ローラ
16 第3の略円筒状ローラ
17 第1の加熱手段
18 第2の加熱手段
19 第3の加熱手段
26 第1の温度検知手段
27 第2の温度検知手段
28 第3の温度検知手段
31 本体
32 本体蓋
33 生ごみ収納部
34 加熱手段
35 送風手段
36 攪拌手段
37 排出手段
38 触媒脱臭装置
39 乾燥検知手段
40 制御手段
41 生ごみ

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  1. 生ごみを投入する投入部と、3つ以上の略円筒状ローラを有し隣接する前記略円筒状ローラは互いに逆回転する圧送手段と、前記各略円筒状ローラの表面を加熱する加熱手段と、前記各略円筒状ローラの近傍に設けられた温度検知手段と、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後に前記圧送手段を動作させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記各温度検知手段が第1の所定温度T1以上であることを検知した後、前記各温度検知手段の一部が更に第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知すると、第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知しなかった残りの温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段の電力を下げると共に、前記第2の所定温度T2(<T1)以下であることを検知した温度検知手段に対応する略円筒状ローラの加熱手段へ電力を集中投入する生ごみ乾燥処理機。
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