JP2005066154A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用時間によらず集塵室内の視認性に優れた電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 透明な部材で構成された集塵室33の内壁面に付着した塵埃を、集塵室壁面押圧部35と集塵室壁面押圧部駆動手段36とからなる集塵室壁面塵埃剥離手段34を用いて剥離するので、集塵室内の視認性の維持が継続可能な電気掃除機が提供できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭用の電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機としては、吸込み口が送風機の吸引部に連通し、吸込み口から送風機への吸引経路は塵埃を蓄積する集塵室が設けられており、さらに集塵室の送風機の吸引側にはフィルターが配設され、フィルターを介して集塵室と送風機の吸引側とはつながっていた。そして、送風機を運転するとその圧力で吸込み口から床面等の上にある塵埃を空気と共に本体内に吸い込み、送風機の吸引側前段のフィルターが塵埃成分を捕獲するので塵埃と空気が分離され、空気のみが送風機に吸引されて本体外に排気され、フィルターに捕獲された塵埃成分は、フィルターが配設されている集塵室に蓄積され、掃除機使用者が必要に応じて集塵室に溜まった塵埃を捨てるフィルターを用いたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、使い捨ての集塵用紙パックを用いずに、掃除機の本体の吸引経路に着脱自在に装着され、内部で渦巻き状の空気の流れ(いわゆるサイクロン)を発生させる集塵ケース内に筒状のフィルターを備えて、このフィルターにより濾過された塵埃を集塵ケース内に蓄積できるようにしたサイクロン式の掃除機もあった(例えば、特許文献2参照)。
図11は特許文献1に記載のフィルター式掃除機のフィルターを示すもので、粗塵を捕捉するためのネットより構成される一次フィルター2と不織布からなる二次フィルター3を具え同一枠4により成形され中央部5より二つ折りした状態でフィルター1を構成している。
さらに図12は特許文献1に記載のフィルター式掃除機の構成を示すもので、集塵ケース6内面のガイドリブ7間に前記フィルター1が挿入され、電動送風機8の吸引力で塵埃を多量に含んだ空気流が流入し、一次フィルター2で綿綿等の粗塵が、二次フィルター3で細塵が分離濾過され、清浄な空気のみが本体外へ排出される構成となっていた。
図13は特許文献2に記載のサイクロン式掃除機の集塵ケースの構成を示すもので、略円筒状の透明な合成樹脂などで形成された透明または半透明の集塵室本体9の内側にそれぞれ略円筒状の外側フィルター10および内側フィルター11が集塵室本体9と同心状に配されている。集塵室本体9内に入った塵埃を含む空気は、集塵室本体9の内壁の沿って旋回する。サイクロン空間12内部において旋回しながら外側フィルター10内部へ流れ、大きな塵埃(粗塵)は、集塵室本体9底部の空間部13に堆積する。同様に外側フィルター10内部へ流れた空気も更に旋回する。サイクロン空間14内部において空気は旋回しながら内側フィルター11内部へ流れ、内側フィルター11を通過できない大きさの塵埃は空間部15に堆積する。集塵室本体9の底部には、取手16の下部に設けられたヒンジ17により開閉自在に構成された底蓋18が取り付けられている。この底蓋18は、吸気管19の下方に設けられたレバー20の上部を押すことにより、レバー20の下端に形成されたクランプ21が底蓋18の係止爪22より外れて、集塵室本体9の下端開口を開放するようになっている。
特開昭63−50820号公報 特開2003−180587号公報
しかしながら前記従来の構成では、フィルター表面に付着した塵埃の量が増すに従って、フィルターでの圧力損失が大きくなり、吸込み口からの吸引力が低下し集塵性能が悪化してしまう。つまり集塵性能は集塵室のゴミが全くないときをピークにして使用時間が長くなレバーなるほど低くなってしまうという課題を有していた。
そして、集塵性能をピーク時に戻そうとすると、フィルターを掃除したり水洗いしたりする必要があり非常に煩わしいものであった。またこの際、電気掃除機使用者の手にゴミが付着したり、部屋内にゴミを落としたりするなど非常に使い勝手が悪かった。
一方集塵室内の塵埃を廃棄したとしても集塵室壁面に付着した細かい塵埃は除去できず、布や紙などで集塵室壁面を掃除する必要があり非常に煩わしいものであった。
掃除を繰り返すと集塵室壁面に細かい塵埃が付着していくので、透明または半透明の集塵室であっても、集塵室の内部がよく見えず塵埃の量や様子を確認しにくいという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用時間によらず安定した集塵性能を有すると共に使用時間によらず集塵室内の視認性に優れた掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸込み口と、前記吸込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記集塵室壁面に付着した塵埃を集塵室壁面から剥離する集塵室壁面塵埃剥離手段とを有する構成としたものである。
これによって、集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去され、集塵室内の視認性の安定した掃除機の実現が可能となる。
本発明の電気掃除機は、集塵室壁面の自動クリーニングと塵埃と空気を分離するフィルターの自動クリーニングを実現することにより、使用時間によらず集塵室内の視認性の安定した掃除機を実現できる。
第1の発明は、吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸込み口と、前記吸込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記集塵室壁面に付着した塵埃を集塵室壁面から剥離する集塵室壁面塵埃剥離手段とを有する電気掃除機とすることにより、集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去され、安定した集塵室内の視認性の発揮が可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明の集塵室壁面塵埃剥離手段は集塵室壁面に摩擦力を加える集塵室壁面押圧部と、前記集塵室壁面押圧部を駆動する集塵室壁面押圧部駆動手段とを有することにより、集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去され、安定した集塵室内の視認性の発揮が可能となる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のフィルターに付着した塵埃をフィルターから剥離するフィルター塵埃剥離手段を備え、前記フィルター塵埃剥離手段はフィルター表面に摩擦力を加えるフィルター押圧部を有することにより、フィルター表面の塵埃を除去するので安定した集塵性能が発揮できる。
第4の発明は、特に、第3の発明の集塵室壁面塵埃剥離手段およびフィルター塵埃剥離手段を一定のタイミングで動作させることにより、集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去されると共に、フィルター表面の塵埃を除去するので、安定した集塵室内の視認性と安定した集塵性能の発揮が可能となる。
第5の発明は、特に、第4の発明の送風機への電力の供給を入切する電源スイッチと、時間を測定するタイマーとを有し、前記電源スイッチを切にした後一定時間集塵室壁面塵埃剥離手段およびフィルター塵埃剥離手段を動作させることにより、自動で集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去されると共に、フィルター表面の塵埃を除去するので、安定した集塵室内の視認性と安定した集塵性能の発揮が可能となる。
第6の発明は、特に、第5の発明のフィルター塵埃剥離手段を動作させた後、集塵室壁面塵埃剥離手段を動作させることにより、フィルター表面の塵埃を除去した後、集塵室壁面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去されるので確実に集塵室内の視認性を確保することが可能となる。
第7の発明は、特に、第1または第2の発明の集塵室は本体から着脱自在であると共に、前記集塵室を本体から取り外す際一定時間集塵室壁面塵埃剥離手段を動作させることにより、ゴミ捨て直前にフィルター表面の塵埃と集塵室壁面に付着した塵埃を除去するので安定した集塵性能が発揮できるとともに、確実に集塵室内の視認性を確保することが可能となる。
第8の発明は、特に、第2〜7のいずれか1つの発明の集塵室壁面押圧部の少なくとも集塵室壁面当接部表面または集塵室壁面に潤滑剤をコーティングすることにより、集塵室壁面押圧部の集塵室壁面当接部表面または集塵室壁面は塵離れの良いものとなり、著しく安定した集塵室内の視認性を確保することが可能となる。
第9の発明は、特に、第2〜8のいずれか1つの発明の集塵室壁面押圧部または集塵室壁面に帯電防止加工を施したことにより、集塵室壁面押圧部の集塵室壁面当接部表面または集塵室壁面は塵離れの良いものとなり、著しく安定した集塵室内の視認性を確保することが可能となる。
第10の発明は、特に、第3〜9のいずれか1つの発明のフィルター押圧部の少なくともフィルター当接部表面またはフィルター表面に潤滑剤をコーティングすることにより、フィルター当接部表面またはフィルター表面は塵離れの良いものとなり、著しく優れた集塵性能を維持し続ける掃除機を実現できる。
第11の発明は、特に、第3〜10のいずれか1つの発明のフィルターまたはフィルター押圧部に帯電防止加工を施すことによりフィルターまたはフィルター押圧部は塵離れの良いものとなり、著しく優れた集塵性能を維持し続ける掃除機を実現できる。
第12の発明は、特に、第1〜11のいずれか1つの発明の集塵室は、その一部または全部を、透明または半透明としたことにより、集塵室内の視認性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の構成を、図2に床上にある吸込み31の外観をそれぞれ示す。送風機23はモータ部24、及びファン部25より構成されている。ファン部25の中央には吸引部26が設けられている。排気口27はモータ部24に設けられている。送風機23は本体28にシールを兼ねた防振ゴム前29及び防振ゴム後30を介して本体28に支持されている。吸込み口31は、フィルター32を有した集塵室33を介して送風機23の吸引部26に連通している。集塵室33は透明または半透明な部材で構成され、集塵室33内の様子は集塵室33外より目視により確認可能である。
図3および4に示す様に、集塵室壁面塵埃剥離手段34は、集塵室壁面押圧部35、集塵室壁面押圧部駆動手段36である集塵室壁面用モータ37、集塵室壁面用モータ動力伝達軸38とで構成され、集塵室33内上方に設けられている。また、集塵室壁面用モータ動力伝達軸38外形はネジ形状になっている。集塵室壁面押圧部35はブラシ39、ブラシ支え40から成り、ブラシ39先端は、集塵室壁面45を付勢するように取り付けられていて常に集塵室壁面45に接触しつつ押圧している。ブラシ支え40には集塵室壁面用モータ動力伝達軸38の外形のネジと同じ呼び径のネジ41と、集塵室壁面用モータ動力伝達軸38の外径よりわずかに大きな径の孔42が設けられている。
ブラシ39表面はステンレス等の金属が蒸着されているため、蒸着しない場合に比べて表面の接触抵抗が著しく低下している。ブラシ39およびブラシ支え40は帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。同様に集塵室壁面も表面に潤滑剤を塗布してあり著しく表面抵抗が低下している。さらに集塵室壁面45は帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。
図5および図6を用いて集塵室壁面塵埃剥離手段34の動作を説明する。集塵室壁面押圧部35はネジ41を集塵室壁面用モータ動力伝達軸38に締結されると共に、孔42にブラシガイド43(集塵室壁面用モータ動力伝達軸38と同じ外径)が貫通した状態で静止している。集塵室壁面用モータ37に通電されると、集塵室壁面用モータ動力伝達軸38が回転する。集塵室壁面用モータ動力伝達軸38はモータ回転軸(図示せず)に結合されているので上下方向には移動しないが、集塵室壁面押圧部35はその回転に伴い矢印44方向に平行移動する。このとき、孔42がブラシガイド43に接しながら移動するのでブラシ39先端が集塵室壁面45を付勢した状態を維持したまま集塵室壁面押圧部35は移動する事になる。これによりブラシ39が集塵室壁面45を一方向に擦り集塵室壁面45の塵埃を剥離する事ができる。一定時間集塵室壁面用モータ37を回転させると集塵室壁面押圧部35は初期位置46から終端位置47まで直線移動する。次に同じ時間集塵室壁面45用モータ37を逆回転させると集塵室壁面押圧部35は矢印48方向に平行移動し初期位置46までもどり、ブラシ39が集塵室壁面45を直線運動で往復した事になる。
フィルター塵埃剥離手段49は、フィルター押圧部50、フィルター用モータ51、フィルター用モータ動力伝達部52とで構成されている。図7に示すようにフィルター押圧部50はブラシ53、ブラシ回転軸50aから成り、ブラシ53先端は、フィルター表面を付勢するように取り付けられていて常にフィルター32の表面に接触しつつ押圧している。フィルター用モータ動力伝達部52はタイミングベルト65、プーリー66とから成り、フィルター用モータ51の回転トルクを減速してブラシ回転軸50aに伝達するようになっている。
フィルター32表面はステンレス等の金属が蒸着されているため、蒸着しない場合に比べて著しく表面抵抗が低下している。フィルター32はフィルター支持部材55により集塵室33に固定されているが、フィルター32及びフィルター支持部材55は帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。
集塵室壁面用モータ37およびフィルター用モータ51の駆動制御は、まずフィルター用モータ51のみに一定時間電力を供給した後その電力供給を停止する。続いて集塵室壁面用モータ37のみに一定時間電力を供給し、集塵室壁面用モータ37への電力供給を停止するようになっている。
図8に集塵室壁面用モータ37およびフィルター用モータ51への電力供給のオンオフ制御の構成を示している。送風機23への電力供給のオンオフを行う掃除機の電源スイッチ56が遮断されると、今まで送風機23に供給されている電力が0に変化したことを、電力変化検出部57が検出する。次に電力変化検出部57からの信号により電力制御部58が電源59からフィルター用モータ51へ電流を流すと同時に電力制御部58からの信号によりタイマー等の時間測定部60が、電力制御部58から信号を受けてからの経過時間を測定し始める。さらに時間測定部60が測定した時間があらかじめ定められた時間になると、時間測定部60からの信号により電力制御部58が電源59からフィルター用モータ51への電流を遮断する。
続いて電力制御部58が電源59からモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37へ電流を流すと同時に電力制御部58からの信号により時間測定部60が、電力制御部58から信号を受けてからの経過時間を測定し始める。時間測定部60が測定した時間があらかじめ定められた時間になると、時間測定部60からの信号によりモータ駆動手段61が集塵室壁面用モータ37を逆回転させる。さらに時間測定部60が測定した時間があらかじめ定められた時間を超えると時間測定部60からの信号により、電力制御部58が電源59から集塵室壁面用モータ37への電流を遮断するようになっている。
以上の構成で動作について説明する。掃除機使用者が本体28から出ている電源プラグを家庭内にある電源コンセントに差し込んで、電源スイッチ56を投入し送風機23を駆動すると吸引力が発生し、矢印62で示すよう床面63の塵埃が吸込み口31から吸引され、塵埃交じりの空気が集塵室33に入り、塵埃成分がフィルター32で分離されて清浄な気流のみが矢印64で示すように本体28の本体排気口26より排気される。これにより床面63の吸引清掃ができる。
この清掃によりフィルター32表面には塵埃が堆積していくと共に、集塵室33の内壁面と塵埃交じりの空気が接触することで粉末や砂などの細かい塵埃が集塵室33の内壁面に付着する。
掃除機使用者が清掃終了後電源スイッチ56を切ると送風機23が停止する。同時に電力変化検出部57が送風機23に供給される電力が0に変化したこと検出し、電力制御部58に信号を送る。電力変化検出部57からの信号を受けた電力制御部58は電源59からフィルター用モータ51へ電流を流すと同時に、時間測定部60に信号を送る。
電力が供給されたフィルター用モータ51は回転し、その回転力がタイミングベルト65、プーリー66を介して減速されブラシ回転軸50aに伝えられる。これによりブラシ53がフィルター32表面へ押さえつけられながら回転し続けて、フィルター32で分離されフィルター32表面に堆積した塵埃はブラシ53により剥離され、集塵室33(下部)に蓄積される。
一方電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はフィルター用モータ51への電流を遮断し、フィルター塵埃剥離手段49の動作を停止する。
この塵埃剥離の時、フィルター32及びブラシ53の表面接触抵抗が著しく低いため塵離れが容易であり、それぞれに剥離されずに残る塵はない。さらにフィルター32及びブラシ53は帯電防止処理が施され静電気を帯びることが無いので、塵埃が静電気によりフィルター32及びブラシ53に付着することが無い。
電力制御部58はフィルター用モータ51への電力供給を停止した後、引き続き電源59からモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37へ電流を流すと同時に電力制御部58は時間測定部60に信号を送る。
電力が供給された集塵室壁面用モータ37は回転し、集塵室壁面押圧部35はブラシ39先端が集塵室壁面45を不整下状態を維持したまま矢印44方向に平行移動するので、ブラシ39が集塵室壁面45表面を一方向に擦り集塵室壁面45の塵埃を剥離する事ができる。
一方電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37の回転方向を逆転させる。この時先程と同じ時間集塵室壁面用モータ37を逆回転させるとブラシ39が集塵室壁面45を直線運動で往復しブラシ39の初期位置46まで戻ることになる。
この塵埃剥離の時、集塵室壁面45及びブラシ39の表面接触抵抗が著しく低いため塵離れが容易であり、それぞれに剥離されずに残る塵はない。さらに集塵室壁面45及びブラシ39は帯電防止処理が施され静電気を帯びることが無いので、塵埃が静電気により集塵室壁面45及びブラシ39に付着することが無い。
以上説明したように、掃除終了後にはまず集塵室33内のフィルター32表面の塵埃はフィルター塵埃剥離手段49により剥離されるので、フィルター32が塵埃で目詰まりを起こすなどにより圧力損失が大きく変動することが無い。このことにより吸込み口31からの吸い込み力の変化も少なく安定した集塵性能を発揮する事ができる。更にその後集塵室壁面45に付着した塵埃が集塵室壁面塵埃剥離手段34により剥離されるので、掃除終了後には集塵室33内の塵埃の量や塵埃の様子を目視で集塵室33外より確認することができる。この時フィルター塵埃剥離手段49を動作させた後、集塵室壁面塵埃剥離手段34を動作させるので、フィルター塵埃剥離手段49により剥離された後集塵室壁面45に付着した塵埃も確実に剥離することができ、集塵室33内の視認性改善効果を確実なものとしている。
また集塵室33表面の塵埃が自動的に剥離され続けるので、電気掃除機使用者が集塵室壁面45を掃除したり水洗いしたりと言った集塵室壁面45のメンテナンスが一切不要である。さらに、集塵室壁面塵埃剥離手段34のブラシ39の塵離れが良いのでこのブラシ39のメンテナンスも不要である。
同様に、集塵室33内のフィルター32表面の塵埃が自動的に剥離され続けるので、電気掃除機使用者がフィルター32を掃除したり水洗いしたりと言ったフィルターメンテナンスが一切不要である。さらに、フィルター塵埃剥離手段49のブラシ53の塵離れが良いのでこのブラシ53のメンテナンスも不要である。
なお本実施の形態では、送風機23に供給されている電力が0に変化したことを、電力変化検出部57が検出した後フィルター用モータ51、集塵室壁面用モータ37の順にそれぞれ単体で駆動する様な電力供給のオンオフ制御を行ったが、電力検出部が送風機23に供給されている電力を検出するとフィルター用モータ51、集塵室壁面用モータ37の順にそれぞれ単体で駆動する様な電力供給のオンオフ制御を行っても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における電気掃除機を図9および図10を用いて説明する。実施の形態1と同様な部分は同番号を付してその説明を省略する。
図9に集塵室33と本体28との関係を示している。集塵室固定部67の先端が集塵室壁面45の角穴68に嵌まった状態では本体28から取り外す事はできないが、集塵室固定部67が矢印69方向に移動すると集塵室33はフリーな状態となり本体28より取り外し可能になる。また、掃除機使用者が集塵室取り外しボタン70を押すと、フィルター塵埃剥離手段49、集塵室壁面塵埃剥離手段34の順にそれぞれ単体で駆動した後、集塵室取り外し制御手段71が電磁石等のアクチュエータ72を駆動し集塵室固定部67を矢印69方向に移動するようになっている。
図10を用いて集塵室取り外し制御手段71と集塵室壁面用モータ37およびフィルター用モータ51への電力の供給のオンオフ制御について説明する。集塵室取り外しボタン70がおされると、集塵室取り外し制御手段71から電力制御部58に信号が送られる。その信号を受けた電力制御部58は電源59からフィルター用モータ51へ電流を流すと同時に、時間測定部60に信号を送る。電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はフィルター用モータ51への電流を遮断し、フィルター塵埃剥離手段49の動作を停止する。電力制御部58はフィルター用モータ51への電力供給を停止した後、引き続き電源59からモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37へ電流を流すと同時に電力制御部58は時間測定部60に信号を送る。電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37の回転方向を逆転させて先程と同じ時間駆動する。その後電力制御部58からの信号により集塵室取り外し制御手段71がアクチュエータ72を駆動し集塵室固定部67を矢印方向に移動させ、集塵室33の本体28へのロックが解除されて集塵室33が本体28より着脱自在な状態になる。
以上の構成で動作について説明する。掃除機は清掃によりフィルター32表面には塵埃が堆積していくと共に、集塵室33の内壁面と塵埃交じりの空気が接触することで粉末や砂などの細かい塵埃が集塵室33の内壁面に付着している。掃除機使用者が集塵室33内の塵埃を捨てようと集塵室取り外しボタン70を押すと、集塵室取り外し制御手段71から電力制御部58に信号が送られる。その信号を受けた電力制御部58は電源59からフィルター用モータ51へ電流を流すと同時に、時間測定部60に信号を送る。
電力が供給されたフィルター用モータ51は回転し、ブラシ53がフィルター32表面へ押さえつけられながら回転し続けて、フィルター32で分離されフィルター32表面に堆積した塵埃はブラシ53により剥離され、集塵室33(下部)に蓄積される。
一方電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はフィルター用モータ51への電流を遮断し、フィルター塵埃剥離手段49の動作を停止する。
電力制御部58はフィルター用モータ51への電力供給を停止した後、引き続き電源59からモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37へ電流を流すと同時に電力制御部58は時間測定部60に信号を送る。
電力が供給された集塵室壁面用モータ37は回転し、ブラシ39先端が集塵室壁面45を付勢したまま平行移動し、集塵室壁面45の塵埃を剥離する。
一方電力制御部58から信号を受けた時間測定部60は、その時点からの経過時間を測定しており、その時間があらかじめ定められた時間を超えると、時間測定部60が電力制御部58に信号を送り、その信号により電力制御部58はモータ駆動手段61を介して集塵室壁面用モータ37の回転方向を逆転させてブラシ39を初期位置46まで戻す。その後電力制御部58からの信号により集塵室取り外し制御手段71が集塵室固定部67を矢印方向に移動させ、集塵室33の本体28へのロックが解除されて集塵室33が本体28より着脱自在な状態になる。
以上説明したように、集塵室33を本体28より取り外す際には、まず集塵室33内のフィルター32表面の塵埃はフィルター塵埃剥離手段49により剥離されるので、フィルター32が塵埃で目詰まりを起こすなどにより圧力損失が大きく変動することが無い。このことにより吸込み口31からの吸い込み力の変化も少なく安定した集塵性能を発揮する事ができる。更にその後集塵室壁面45に付着した塵埃が集塵室壁面塵埃剥離手段34により剥離されるので、集塵室33が掃除機本体28より取り外された後には集塵室33内を目視で集塵室33外より確認することができる。この時フィルター塵埃剥離手段49を動作させた後、集塵室壁面塵埃剥離手段34を動作させるので、フィルター塵埃剥離手段49により剥離された後集塵室壁面45に付着した塵埃も確実に剥離することができ、集塵室33内の視認性改善効果を確実なものとしている。
また集塵室33表面の塵埃が自動的に剥離されるので、電気掃除機使用者が集塵室壁面45を掃除したり水洗いしたりと言った集塵室壁面45のメンテナンスが一切不要である。さらに、集塵室壁面塵埃剥離手段34のブラシ39の塵離れが良いのでこのブラシ39のメンテナンスも不要である。
同様に、集塵室33内のフィルター32表面の塵埃が自動的に剥離され続けるので、電気掃除機使用者がフィルター32を掃除したり水洗いしたりと言ったフィルターメンテナンスが一切不要である。さらに、フィルター塵埃剥離手段49のブラシ53の塵離れが良いのでこのブラシ53のメンテナンスも不要である。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、集塵室壁面の自動クリーニングと塵埃と空気を分離するフィルターの自動クリーニングを実現することにより、使用時間によらず集塵室内の視認性を確保することが可能となるので、家庭用や業務用の掃除機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵部の構成を示す図 同床上にある吸込み口の外観図 同集塵室壁面と集塵室壁面塵埃剥離手段の位置を示す平面図 同集塵室壁面と集塵室壁面塵埃剥離手段の位置を示す断面図 同集塵室壁面塵埃剥離手段の動作を示す図 同集塵室壁面塵埃剥離手段の動作を示す図 同フィルターの外観図 同集塵室壁面用モータおよびフィルター用モータへの電力の供給のオンオフ制御の構成を示す図 本発明の実施の形態2における集塵室と本体の関係を示す図 同集塵室取り外し制御手段と集塵室壁面用モータおよびフィルター用モータへの電力の供給のオンオフ制御の構成を示す図 従来の掃除機のフィルターを示す図 従来の掃除機の構成を示す図 従来のサイクロン方式掃除機の集塵ケースの構成を示す図
符号の説明
23 送風機
26 排気口
27 吸引部
28 本体
31 吸込み口
32 フィルター
33 集塵室
34 集塵室塵埃剥離手段
35 集塵室壁面押圧部
36 集塵室壁面押圧部駆動手段
49 フィルター塵埃剥離手段
50 フィルター押圧部
56 電源スイッチ
60 時間測定部

Claims (12)

  1. 吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸込み口と、前記吸込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記集塵室壁面に付着した塵埃を集塵室壁面から剥離する集塵室壁面塵埃剥離手段とを有する電気掃除機。
  2. 集塵室壁面塵埃剥離手段は集塵室壁面に摩擦力を加える集塵室壁面押圧部と、前記集塵室壁面押圧部を駆動する集塵室壁面押圧部駆動手段とを有する請求項1記載の電気掃除機。
  3. フィルターに付着した塵埃をフィルターから剥離するフィルター塵埃剥離手段を備え、前記フィルター塵埃剥離手段はフィルター表面に摩擦力を加えるフィルター押圧部を有する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 集塵室壁面塵埃剥離手段およびフィルター塵埃剥離手段を一定のタイミングで動作させる請求項3記載の電気掃除機。
  5. 送風機への電力の供給を入切する電源スイッチと、時間を測定するタイマーとを有し、前記電源スイッチを切にした後一定時間集塵室壁面塵埃剥離手段およびフィルター塵埃剥離手段を動作させる請求項4記載の電気掃除機。
  6. フィルター塵埃剥離手段を動作させた後、集塵室壁面塵埃剥離手段を動作させる請求項5記載の電気掃除機。
  7. 集塵室は本体から着脱自在であると共に、前記集塵室を本体から取り外す際一定時間集塵室壁面塵埃剥離手段を動作させる請求項1または2に記載の電気掃除機。
  8. 集塵室壁面押圧部の少なくとも集塵室壁面当接部表面または集塵室壁面に潤滑剤をコーティングした請求項2〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 集塵室壁面押圧部または集塵室壁面に帯電防止加工を施した請求項2〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  10. フィルター押圧部の少なくともフィルター当接部表面またはフィルター表面に潤滑剤をコーティングした請求項3〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  11. フィルターまたはフィルター押圧部に帯電防止加工を施した請求項3〜10のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  12. 集塵室は、その一部または全部を、透明または半透明とした請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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