JP2005065993A - 医療用針 - Google Patents

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Mataichiro Matami
又一郎 又見
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Abstract

【課題】衝撃が血管に伝わりにくいとともに内針の先端で血管内壁を傷つける虞がない医療用針を提供すること。
【解決手段】本体(2)と、回動体(6)と、内針(8)及び外針(10)とから構成され、前記本体(2)は、基部(3)と固定体(2a)と筒体(4)とから構成され、当該筒体(4)は外周に螺旋状の凸部または凹部(5)を形成し、前記回動体(6)は内周に螺旋状の凹部または凸部(7)を形成するとともに後方に接続体(12)を装着し、前記外針(10)を前記基部(3)に装着し、前記内針(8)を前記本体(2)内に配置するとともに後端を前記接続体(12)に装着し、前記筒体(4)の外周に前記回動体(6)を螺合した医療用針(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬液注入用、血液透析用等に使用され、内針及び外針を有する留置針、翼付(留置)針等の医療用針の改良に関する。
例えば特許文献1に記載の翼付留置針は、保持筒と針を装着したハブを係合手段により係合し、係合手段を解除してハブを後方に引くことにより針が保持筒に収納される構造に形成されている。
また特許文献2に記載の翼付I.V.装置は、針を前方に露出して配置し、ハウジング前方に、針を装着した本体部と圧縮したバネを配置し、翼状の係脱ラッチによりバネの圧縮を保持して、係脱ダッチを解除することにより、バネが伸張しハウジング内に針が収納される構造に形成されている。
また特許文献3に記載の翼付医療用針は、筒状体に縦長の切り込みを形成し、切り込みを開くことによって筒状体内腔を拡張して、針管を筒状体内に収納することができるように形成している。
しかしながら特許文献1、2、3に記載の針の出し入れの機構を用いて、内針の出し入れを行う場合、次の課題が懸念される。
特許文献1の発明は、針を保持筒内に収納するには、ハブを針の長さ方向の後方に真直ぐ且つゆっくり引かなければならない。このため引く力の加減が難しく、急に引っ張った場合、強い衝撃が血管に伝わってしまうので好ましくない。
特許文献2の発明は、バネの伸張衝撃が血管に伝わりやすいので好ましくない。
特許文献3の発明は、筒状体内腔を拡張しかつ筒状体を前方に真直ぐ移動させながら、針を収納させるので操作が煩わしくかつ特許文献1と同様の課題がある。
特許文献1、2、3の発明のように、鋭利な針を血管内に留置する場合は、患者が動いた場合、針の先端で血管内壁を傷つける虞があるので、ゆっくりと安定した状態で、行うことが望ましい。
特開平7−204267号公報(第1〜4図) 特表2002−539897号公報(第1、5図) 特開2000−288087号公報(第1、2図)
針を出し入れないし留置(穿刺)するときに衝撃が血管に伝わりやすい点、ゆっくりと安定した状態で、操作を行うことができない点である。
そこで本発明者は以上の課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
[1]本発明は、本体(2)と、回動体(6)と、内針(8)及び外針(10)とから構成され、
前記本体(2)は、基部(3)と固定体(2a)と筒体(4)とから構成され、当該筒体(4)は外周に螺旋状の凸部または凹部(5)を形成し、
前記回動体(6)は内周に螺旋状の凹部または凸部(7)を形成するとともに後方に接続体(12)を装着し、
前記外針(10)を前記基部(3)に装着し、前記内針(8)を前記本体(2)内に配置するとともに後端を前記接続体(12)に装着し、
前記筒体(4)の外周に前記回動体(6)を螺合した医療用針(1)を提供する。
[2]本発明は、基部(3)または外針(10)に翼部(14)を装着した[1]に記載の医療用針(11)を提供する。
(1)内針8の出し入れを回動体6を回動することにより、ゆっくり安定した状態で行うことができるので、衝撃が血管に伝わりにくく、内針8の先端9で血管内壁を傷つける虞がない。
(2)翼14を設けることにより、内針8の出し入れないし医療用針1の留置(穿刺)操作を安定して行うことができる。
図1は本発明の医療用針1の一例を示す断面図で、図2は図1の医療用針1を操作して内針8を外針10内に収納した時の断面図である。
[医療用針1]
本発明の医療用針1は、図1及び図2に例示するように少なくとも本体2と、回動体6と、内針8及び外針10とから構成される。
[本体2]
本体2は、基部3と固定体2aと筒体4とから構成される。これらは前方から後方に亘って、基部3、固定体2a、筒体4の順に配置されている。
さらに詳述すれば、基部3は円錐状に形成され、先端に可撓性の外針10が装着されている。外針10は基部3の外周または内周のどちらに装着しても良い。
固定体2aは鍔状に形成され、基部3と筒体4よりも大径に形成されている。
筒体4は外周に螺旋状の凸部または凹部5が形成されている。
[回動体6]
回動体6は筒状に形成され、内周には前記筒体4の凸部または凹部5と螺合する螺旋状の凹部または凸部7が形成されている。回動体6の後端には接続体12が装着されている。接続体12の外周には鍔12aが形成されている。
さらに詳述すれば、回動体6の後端には接続体12を装着する溝(符号記載せず)が形成され、当該溝に接続体12が装着される。
接続体12は回動体6と密着固定しないように装着することにより、回動体6を回動しても接続体12は一緒に回転することはない。これにより接続体12に装着しているチューブ13が捩れることはない。
[内針8と外針10]
内針8は金属製で先端を鋭利に形成し、後端は接続体12に接続される。
外針10は合成樹脂製で可撓性を有し、先端は非鋭利に形成されている。
[接続体12]
接続体12に鍔12aを形成し、回動体6に密着固定することなく装着することにより、内針8を回転させることなく、回動体6と内針8を一緒に前後に移動させることができる。鍔12aを形成した接続体12は、図1及び図2の例示では、内針8と別部品として形成しているが、内針8の構成部材として内針8の後端に一体に形成しても良い。
本発明の医療用針1は、図1に例示するように、固定体2a後端に回動体6先端が当接している状態では、内針8の先端9が外針10先端より突出した状態となる。また図2に例示するように、回動体6を後方に回動させることにより、内針8の先端9を外針10内に収納することができる。内針8の先端9を外針10先端より突出させる長さは、筒体4と回動体6の長さ、凸部または凹部のピッチ等を適宜調整することにより自由に設定することができる。
次に本発明の医療用針1を薬液注入針として使用する場合の一例について説明する。
(1)患者の穿刺部位をアルコール綿で消毒し、固定体2aを一方の手で摘んで内針8と外針10を穿刺部位に穿刺する。(医療用針1は図1の状態のまま)
(2)穿刺した内針8の位置が動かないように固定体2aを一方の手で固定し、他方の手で回動体6を回動し後方に移動させる。これに伴い回動体6の後端に装着した接続体12が後方に移動するので、内針8の先端9が外針10内に収納される。(医療用針1は図2の状態になる)回動体6に接続体12は密着固定していないので、回動体6を回動しても接続体12は回転しない。このためチューブ13は捩れることはない。
(3)本体2及び回動体6を穿刺した腕にテープで貼り固定し、チューブ13より薬液を注入する。内針8の先端9は外針10内に収納されているので、患者が動いても血管を傷つける心配はない。
(4)穿刺した医療用針1(内針8と外針10)を抜く場合は、テープを剥し、一方の手で穿刺部位にアルコール綿を当て他方の手で固定体2aを摘み引き抜く。
なお外針10内に収納した内針8を再び外針10の先端に突出させる(医療用針1を図2から図1の状態にもどす)場合は、片方の手で固定体2aを摘み他方の手で回動体6を前方に回動することにより、回動体6が前方に移動し、これに伴い回動体6の後端に装着した接続体12も前方に移動するので、内針8の先端9が外針10の先端より突出する。
また図1の状態の医療用針1は、血液透析にも使用することができる。すなわち前記(1)、(2)、(3)のように患者に穿刺して、内針8の先端9を外針10内に収納して患者に固定した後、チューブ13(事前に血液回路に連結される)を経て患者の血液を、血液回路内に搬出することができる。内針8の先端9付近が段差となり、血液の澱み等が懸念されるが、血液の搬出速度(流速)を速くすることにより、血液の澱み等は防止することができる。
また図1の状態の医療用針1は、人工透析に使用した血液回路内に残った血液を患者に戻す操作(返血操作)の時にも使用することができる。
すなわち医療用針1をチューブ13を介して血液回路と接続しておき、生理食塩水溶液を充填した容器の口部に、内針8と外針10を穿刺し、チューブ13を経て生理食塩水溶液を血液回路内に導入する。血液回路内に残った血液は生理食塩水溶液と置換されながら、患者に接続された側の血液回路を経て患者に戻される。
図3は本発明のその他の実施例を示す医療用針11の平面図である。
医療用針11は前記医療用針1の基部3に翼部14を装着したものであり、その他の構造は医療用針1と実質的に同じなので詳細な説明は省略する。
なお翼部14は外針10の途中に装着することもできる。
本発明の医療用針11を薬液注入針として使用する場合の使用方法の一例について説明する。
(1)患者の穿刺部位をアルコール綿で消毒し、一方の手で翼部14の両翼を挟んで上に向けて両翼を重ね合わせ内針8と外針10を穿刺部位に穿刺する。
(2)穿刺した内針8の位置が動かないように一方の手で固定体2aを固定し、他方の手で回動体6を回動し、後方に移動させる。これに伴い回動体6の後端に装着された接続体12が後方に移動するので、内針8の先端9は、外針10の内部に収納される。
(3)翼部14にテープを貼り腕に固定する。
(4)穿刺した医療用針11を抜く場合は、テープを剥ぎ取り穿刺部に消毒綿をあて、一方の手で消毒綿の上から穿刺部を押さえ、翼部14を一方の手で挟み翼部14の両翼を挟んで上に向けて両翼を重ね合わせて抜く。
翼部14を利用して穿刺、抜去を行う以外の操作は実質的に医療用針1と同様なので詳細な説明は省略する。
医療用針11は、翼14を設けることにより、医療用針1と比較して、内針8の出し入れないし医療用針11の留置(穿刺)操作を安定して行うことができる。
本発明の医療用針1の断面図。 本発明の医療用針1を操作し内針8を外針10内に収納した時の断面図。 本発明のその他の実施例を示す医療用針11の平面図。
符号の説明
1、11 医療用針
2 本体
2a 固定体
3 基部
4 筒体
5 凸部
6 回動体
7 凹部
8 内針
9 内針先端
10 外針
12 接続体
12a 鍔
13 チューブ
14 翼部

Claims (2)

  1. 本体(2)と、回動体(6)と、内針(8)及び外針(10)とから構成され、
    前記本体(2)は、基部(3)と固定体(2a)と筒体(4)とから構成され、当該筒体(4)は外周に螺旋状の凸部または凹部(5)を形成し、
    前記回動体(6)は内周に螺旋状の凹部または凸部(7)を形成するとともに後方に接続体(12)を装着し、
    前記外針(10)を前記基部(3)に装着し、前記内針(8)を前記本体(2)内に配置するとともに後端を前記接続体(12)に装着し、
    前記筒体(4)の外周に前記回動体(6)を螺合した、ことを特徴とする医療用針(1)。
  2. 基部(3)または外針(10)に翼部(14)を装着したことを特徴とする請求項1に記載の医療用針(11)。
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